JP2003203789A - 非常用照明装置 - Google Patents

非常用照明装置

Info

Publication number
JP2003203789A
JP2003203789A JP2002002766A JP2002002766A JP2003203789A JP 2003203789 A JP2003203789 A JP 2003203789A JP 2002002766 A JP2002002766 A JP 2002002766A JP 2002002766 A JP2002002766 A JP 2002002766A JP 2003203789 A JP2003203789 A JP 2003203789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power failure
time
secondary battery
charging
power source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002002766A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsumoto
弘之 松本
Yasunori Kawase
靖憲 河瀬
Jun Matsuzaki
純 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2002002766A priority Critical patent/JP2003203789A/ja
Publication of JP2003203789A publication Critical patent/JP2003203789A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】常時は二次電池を充電し、非常時は二次電池を
電源として照明負荷を点灯させる非常用照明装置におい
て、瞬時の停電や点検等で二次電池が過充電になること
を防止し、また、復電時には急速に容量を回復させる。 【解決手段】商用電源の通電時には二次電池を初期は満
充電になるまで略一定電流で充電しその後は間欠的に充
電を行う間欠充電方式を用いた非常用照明装置におい
て、停電時に停電時間を計測する計測タイマー手段を備
え、計測タイマー手段により計測された停電時間が所定
の時間以下ならば復電時には停電前の動作に応じて再充
電時の充電時間又は充電休止時間を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二次電池を電源とし
て照明負荷を点灯させる非常用照明装置に関する発明で
あり、例えば非常灯・誘導灯のように、商用電源から二
次電池を充電し、停電などの非常時に二次電池を電源と
して照明負荷を点灯させる非常用照明装置の過充電防止
等に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、非常用照明装置の瞬時停電に対す
る過充電防止対策としては特開2000−341873
がある。この従来例では、非常灯・誘導灯などで間欠充
電方式を用いたバックアップ用の非常用照明装置におい
て、瞬時や短時間の停電に対して過充電にならないレベ
ルで再充電を行うことが出来るので、二次電池の過充電
は防止できるが、再充電に数時間を必要としてしまう。
非常灯や誘導灯等のバックアップ用の非常用照明装置は
安全の為に設けられており、瞬時停電や点検等により減
少した容量をできるだけ早く回復し、必要なバックアッ
プ時間が確保できる状態にすることが安全性の向上につ
ながることを考えると、バックアップ状態までの回復時
間は出来るだけ短い方が良い。
【0003】また、図17に示すように放電が開始され
ると電池の自己温度上昇やランプなどの負荷による発熱
のために電池温度が上昇してしまう。一般的にバックア
ップ用の二次電池は図16に示すように比較的高温(4
5℃)においても充電効率が低下しないように設計され
ているが、45℃を越えると蓄電池の充電効率が極端に
低下してしまい、そのような状態で所定の時間、再充電
を行っても電池の容量が回復しない状態で間欠充電が繰
り返され、容量が殆ど戻らないという可能性がある。
【0004】更に、実際の配電系統では自家発電設備へ
の切替や力率改善装置への切替などによる非常に短時間
(1秒以下)の停電が施設の設備によっては1日2回等
の頻度で発生する可能性がある。このような頻繁な瞬時
停電に対して再充電を繰り返していると二次電池が過充
電になり、劣化が促進されてしまうという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、常時は二次
電池を充電し、非常時は二次電池を電源として照明負荷
を点灯させる非常用照明装置において、瞬時の停電や点
検等で二次電池が過充電になることを防止し、復電時に
は急速に容量を回復させることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の非常用照明装
置は、上記の課題を解決するために、商用電源を降圧し
直流電源に変換するAC−DC変換手段と、商用電源の
停電を検出する停電検出手段と、前記直流電源に接続さ
れ通電時には二次電池を初期は満充電になるまで略一定
電流で充電しその後は間欠的に充電を行う充電回路と、
二次電池に接続されて停電時には二次電池を電源として
動作する照明負荷と、停電時に停電時間を計測する計測
タイマー手段とを備え、計測タイマー手段により計測さ
れた停電時間が所定の時間以下ならば復電時には停電前
の動作に応じて再充電時の充電時間又は充電休止時間を
変化させることを特徴とするものである。
【0007】請求項2の非常用照明装置は、商用電源を
降圧し直流電源に変換するAC−DC変換手段と、商用
電源の停電を検出する停電検出手段と、前記直流電源に
接続され通電時には二次電池を初期は満充電になるまで
略一定電流で充電しその後は間欠的に充電を行う充電回
路と、二次電池に接続されて停電時には二次電池を電源
として動作する照明負荷と、停電時に停電時間を計測す
る計測タイマー手段とを備え、計測タイマー手段により
計測された停電時間が所定の時間以下ならば停電時間に
応じた再充電時間だけ連続して充電する再充電機能を有
する非常用照明装置であって、再充電時の充電電流を停
電前の充電電流よりも高くしたことを特徴とする。請求
項3の非常用照明装置は、請求項1または2において、
所定の時間が5分以下であることを特徴とする。請求項
4の非常用照明装置は、請求項1〜3のいずれかにおい
て、停電時間が所定の時間を超えると初期充電から充電
を行うことを特徴とする。
【0008】請求項5の非常用照明装置は、商用電源を
降圧し直流電源に変換するAC−DC変換手段と、商用
電源の停電を検出する停電検出手段と、前記直流電源に
接続され通電時には二次電池を間欠的に充電する充電回
路と、停電時に二次電池に接続されて二次電池を電源と
して動作する照明負荷と、停電時に停電時間を計測する
計測タイマー手段とを備え、放電開始時に一定時間放電
を遅延させることを特徴とする。請求項6の非常用照明
装置は、商用電源を降圧し直流電源に変換するAC−D
C変換手段と、商用電源の停電を検出する停電検出手段
と、前記直流電源に接続され通電時には二次電池を間欠
的に充電する充電回路と、停電時に二次電池に接続され
て二次電池を電源として動作する照明負荷と、停電時に
停電時間を計測する計測タイマー手段とを備え、放電開
始時に一定時間光出力を低減させた状態で照明負荷を点
灯させ、一定時間経過後光出力を正常出力にすることを
特徴とする。
【0009】本発明はこのように構成されているので、
二次電池の充電開始後の初期に比較的大きな充電電流で
充電でき、且つ瞬時の停電等の後に二次電池が過充電と
なることを防止でき、確実にかつ急速に充電容量が回復
できる非常用照明装置を提供できるものであるから、非
常灯や誘導灯の信頼性を損なうことなく、安全性を向上
させることができる。特に、二次電池がニッケル水素電
池のように過充電や過放電に弱い電池である場合には有
効である。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1に本発明の実
施形態1を示す。以下、その回路構成について説明す
る。商用電源Vsを降圧して所定の直流電圧を出力する
AC−DC変換手段たる降圧回路1を備え、降圧回路1
の両端間に限流要素たる抵抗R1とトランジスタよりな
るスイッチング素子Q1との直列回路を介して二次電池
EBに接続される。二次電池EBは例えばニッケル−水
素電池である。スイッチング素子Q1は該スイッチング
素子Q1のベースに接続された充電制御回路3の出力信
号S1によりオンオフされる。商用電源Vsと降圧回路
1の間には点検用のスイッチSWが挿入されており、点
検時にはスイッチSWをオフとすることで擬似的に停電
状態を作り出すことが出来る。二次電池EBの両端間に
はトランジスタよりなるスイッチング素子Q3を介して
負荷5が接続されている。負荷5は例えば白熱灯でもよ
いし、インバータ回路と放電灯の組み合わせでも良い。
スイッチング素子Q3は、該スイッチング素子Q3のベ
ースに接続された放電制御回路4の出力信号S3により
オンオフされる。また、商用電源Vsの停電を検出する
停電検出回路2を備え、商用電源Vsの電圧が所定電圧
よりも小さければ停電と判断して充電制御回路3、放電
制御回路4へ停電検出信号S4を出力する。
【0011】充電制御回路3がスイッチング素子Q1を
オンオフさせることで降圧回路1から二次電池EBへの
充電電流を制御できるようになっている。抵抗R1は充
電電流が1/20CmA〜1/5CmAとなるように抵
抗値が設定されている。充電制御回路3はCPUなどに
より構成されており、時間を計時する計時手段(タイマ
ー機能)を有している。図3のタイムチャートに示され
るように、充電初期にはT1時間の間、スイッチング素
子Q1がオンして初期充電が行われ、その後、スイッチ
ング素子Q1がオフしてT2時間充電が行われない充電
休止状態となり、T2時間の経過後には再度スイッチン
グ素子Q1がオンしてT3時間の補充電を行う。その後
は充電休止と補充電が交互に行われる。
【0012】充電制御回路3の停電時の動作を図2のフ
ローチャートに示す。商用電源Vsが停電検出回路2に
より停電と判断されると、スイッチング素子Q1をオフ
して充電を停止させる。また、停電フラグをセットして
停電タイマーを動作させて停電時間Tの計時を開始す
る。停電後、商用電源Vsが所定時間TT以内に復電し
た場合には、停電時間Tが所定時間TT以下と判断さ
れ、停電時間判定フラグがセットされる。復電後、停電
前の動作モードが充電モードであれば充電時間タイマー
に一定時間TT1を加算して各フラグをクリアして終了
し、トータルの補充電をT3+TT1時間行う。停電前
の動作モードが充電休止モードであれば充電休止時間タ
イマーをTT2時間減算する処理を行い、各フラグをク
リアして終了し、充電休止とする。充電休止期間はT2
−TT2となる。
【0013】停電時間Tが所定時間TTよりも長い場合
には、停電時間判定フラグをクリアし、また、充電タイ
マー、充電休止タイマーをクリアして、充電タイマーに
初期充電の時間T1をセットする。その後、商用電源V
sが復電すると、初期充電が行われる。商用電源Vsが
停電しない場合にはその時々の充電モードを継続する。
【0014】充電の加算時間TT1、充電休止の減算時
間TT2は所定時間TTに放出される電気量が回復でき
る時間に設定されている。所定時間TTは例えば代表的
な非常灯である図19のようなダウンライト型の器具7
で、内部に二次電池が内蔵されているような場合には、
図18のように充電状態から放電を開始して二次電池の
温度が45℃になるまでの時間(5分程度)である。
【0015】(実施形態2)図4は本発明の実施形態2
の動作を示すフローチャートである。回路構成は図1と
同様である。本実施形態のタイムチャートを図5に示
す。本例では停電時間Tが所定時間TT以下であれば復
電直後に再充電を行い、電池の容量を回復させることが
可能である。
【0016】図4のフローチャートを用いて動作を説明
すると、商用電源Vsが停電検出回路2により停電と判
断されると、充電制御回路3はスイッチング素子Q1を
オフして充電を停止させる。停電フラグをセットして停
電タイマーを動作させて停電時間Tの計時を開始すると
ともに、停電時間判定フラグをセットする。停電時間T
が所定時間TT以下である場合、つまり停電後、商用電
源Vsが所定時間TT以内に復電した場合には停電時間
判定フラグはセットされたままである。その後、停電前
の動作モードが充電モードであるか、充電休止モードで
あるかに関わりなく、復電後には一定時間TT1の間だ
けスイッチング素子Q1がオンして二次電池EBが充電
される。その他の動作は実施形態1と同様である。
【0017】(実施形態3)図6は本発明の実施形態3
の動作を示すフローチャートである。回路構成は図1と
同様である。本実施形態のタイムチャートを図7に示
す。本例では、充電休止中に停電を検出した場合には充
電休止終了直前の停電では自己放電による容量の低下と
放電による容量低下が重なるために充電電気量を増やさ
なければ容量が回復できないので、充電時に充電電気量
を増やした例である。図6のフローチャートを用いて動
作を説明すると、充電休止時に充電休止時間タイマーを
減算した結果、充電休止時間が0時間以下になると、復
電後には補充電から始まり、その補充電時間は本来の補
充電時間T3に対して一定の時間TT3だけ充電時間が
加算される。その他の動作は実施形態1と同様である。
【0018】以上の実施形態1,2,3では、短時間の
停電や点検などの容量低下に対して、二次電池が過充電
になることがなく、また放電時の二次電池の温度状態に
より二次電池の容量不足が生じることもない。
【0019】(実施形態4)図8に本発明の実施形態4
を示す。以下、その回路構成について説明する。商用電
源Vsを降圧して所定の直流電圧を出力するAC−DC
変換手段たる降圧回路1を備え、降圧回路1の両端間に
限流要素たる抵抗R1とトランジスタよりなるスイッチ
ング素子Q1との直列回路を介して二次電池EBに接続
される。二次電池EBは例えばニッケル−水素電池であ
る。抵抗R1と並列に、抵抗R2とトランジスタよりな
るスイッチング素子Q2が直列に接続されている。スイ
ッチング素子Q1,Q2は該スイッチング素子Q1,Q
2のベースに接続された充電制御回路3の出力信号S
1,S2によりそれぞれオンオフされる。商用電源Vs
と降圧回路1の間には点検用のスイッチSWが挿入され
ており、点検時にはスイッチSWをオフとすることで擬
似的に停電状態を作り出すことが出来る。二次電池EB
の両端間にはトランジスタよりなるスイッチング素子Q
3を介して負荷5が接続されている。負荷5は例えば白
熱灯でもよいし、インバータ回路と放電灯の組み合わせ
でも良い。スイッチング素子Q3は、該スイッチング素
子Q3のベースに接続された放電制御回路4の出力信号
S3によりオンオフされる。また、商用電源Vsの停電
を検出する停電検出回路2を備え、商用電源Vsの電圧
が所定電圧よりも小さければ停電と判断して充電制御回
路3、放電制御回路4へ停電検出信号S4を出力する。
【0020】充電制御回路3がスイッチング素子Q1,
Q2をオンオフさせることで降圧回路1から二次電池E
Bへの充電電流を制御できるようになっており、抵抗R
1を介して充電電流が流れている時には充電電流は1/
20〜1/5CmAに設定され、さらにスイッチング素
子Q2がオンして抵抗R2を介して充電電流が流れてい
る時には1/10〜1CmAの充電電流となるように抵
抗R2の抵抗値は設定されている。充電制御回路3はC
PUなどにより構成されており、時間を計時する計時手
段(タイマー機能)を有している。
【0021】図10のタイムチャートに示すように、充
電初期にはT1時間の間、スイッチング素子Q1がオン
して初期充電が行われ、その後、スイッチング素子Q1
がオフしてT2時間は充電が行われない充電休止状態と
なり、T2時間の経過後には再度スイッチング素子Q1
がオンしてT3時間の補充電を行う。その後は充電休止
と補充電が交互に行われる。
【0022】充電制御回路3の停電時の動作を図9のフ
ローチャートで説明する。商用電源Vsが停電検出回路
2により停電と判断されると、充電制御回路3はスイッ
チング素子Q1をオフして充電を停止させる。また、停
電フラグをセットして停電タイマーを動作させて計時を
開始するとともに、停電時間Tが所定時間TT以下の場
合には、停電時間判定フラグをセットする。停電後、商
用電源Vsが所定時間TT以内に復電した場合には、停
電時間が所定時間TT以下と判断され、停電時間判定フ
ラグはセットされたままである。復電後、停電前の動作
モードが充電モードであれば、一定時間TT1の間だけ
スイッチング素子Q2をオンさせて、各フラグはクリア
して終了する。スイッチング素子Q2がオンするので復
電直後は充電電流が多く流れる。停電前の動作モードが
充電休止モードであれば、充電休止時間をTT2時間減
算する処理を行い、各フラグはクリアして休止を行う。
【0023】停電時間が所定時間TTより長い場合に
は、停電時間判定フラグをクリアし、かつ、充電タイマ
ー、充電休止タイマーをクリアして、充電タイマーに初
期充電の時間T1をセットする。その後、商用電源Vs
が復電すると、初期充電が行われる。商用電源が停電し
ない場合にはその時々の充電モードを継続する。スイッ
チング素子Q2がオンする時間TT1は所定時間TTの
設定と抵抗R2により加算された充電電流により決定さ
れ、所定時間TTに放出される電気量が回復できる時間
に設定される。その他の動作は実施形態1と同様であ
る。
【0024】(実施形態5)図11は本発明の実施形態
5の動作を示すフローチャートである。回路構成は図8
と同様である。本実施形態のタイムチャートを図12に
示す。本例では、停電時間Tが所定の時間TT以下であ
れば復電直後に再充電を行い、電池の容量を回復させ
る。図11のフローチャートを用いて動作を説明する
と、商用電源Vsが停電検出回路2により停電と判断さ
れると、充電制御回路3はスイッチング素子Q1をオフ
して充電を停止させる。停電フラグをセットして停電タ
イマーを動作させて停電時間Tの計時を開始するととも
に、停電時間Tが所定時間TT以下の場合には、停電時
間判定フラグをセットする。停電後、商用電源Vsが所
定時間TT以内に復電した場合には停電時間判定フラグ
はセットされたままである。
【0025】その後、停電前の動作モードが充電モード
であるか、充電休止モードであるかに関わりなく、復電
後には一定時間TT1の間だけスイッチング素子Q1,
Q2がオンして二次電池EBには停電前よりも大きな充
電電流が流れるので、早急に容量が回復する。停電時間
Tが所定時間TTよりも長い場合には、停電時間判定フ
ラグをクリアし、また、充電タイマー、充電休止タイマ
ーをクリアして、充電タイマーに初期充電の時間T1を
セットする。その後、商用電源Vsが復電すると、初期
充電が行われる。
【0026】このように実施形態4,5では、短時間の
停電や、点検などにより二次電池が過充電になることが
防止出来ると共に、復電直後に充電電流を高くすること
で二次電池の容量を早く回復できるという効果がある。
【0027】(実施形態6)図13に本発明の実施形態
6を示す。ここでは、電球Laなどの負荷を用いた場合
の例を示す。充電制御用のトランジスタQ1と放電制御
用トランジスタQ3がそれぞれのベースに接続されたC
PUからなる充電・放電制御回路6に接続されている。
充電時の動作は実施形態1と同じである。本実施形態の
停電時の動作を図14に示す。
【0028】停電時には停電検出回路2が停電を検出
し、停電検出回路2の出力信号S4がLOWとなり、こ
れが充電・放電制御回路6に入力されることにより充電
・放電制御回路6は出力信号S1を反転させて充電制御
用トランジスタQ1をオフし、充電を停止する。しかし
ながら、放電制御用トランジスタQ3は停電を検出して
もすぐにはオンせずに、所定の期間T4はオフ状態を維
持し、その後に放電制御用トランジスタQ3がオンする
ように充電・放電制御回路6は動作する。その後、停電
時間が約1秒を経過すると放電制御用トランジスタQ3
をオンさせ、停電時間に応じて実施形態1で記載してい
るのと同じような動作を行う。このように本実施形態で
は非常に短時間の停電に対しては電池を放電させないの
で、二次電池を再充電する必要が無く、二次電池が過充
電になることが無い。
【0029】(実施形態7)図15に本発明の実施形態
7の停電時の動作を示す。回路構成は図13と同じであ
り、また、充電時の動作は実施形態1と同じである。停
電検出回路2の出力信号S4がLOWとなり、これが充
電・放電制御回路6に入力されることにより充電・放電
制御回路6は出力信号S1を反転させて充電制御用トラ
ンジスタQ1をオフし、充電を停止すると共に、放電制
御用トランジスタQ3をオンして放電を開始する。放電
を開始するときに充電・放電制御回路6は放電制御用ト
ランジスタQ3を所定の期間T4(1秒以下)はオンオ
フさせることで消費電力を低減させる。例えばオンオフ
のデューティをオンデューティ10%にすると所定の期
間T4では消費電力を10%にすることが可能である。
その後、停電時間が1秒を経過すると放電制御用トラン
ジスタQ3を完全にオンさせ、停電時間に応じて実施形
態1で記載しているのと同じような動作を行う。本実施
形態では実施形態6と同じ効果が得られると共に、負荷
であるランプが調光状態で点灯することで使用者に違和
感を与えることがない。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、短時間の停電
や点検などの容量低下に対して二次電池が過充電になる
ことがなく、また放電時の二次電池の温度状態により二
次電池の容量不足が生じることもない。請求項2の発明
によれば、請求項1の発明と同様な効果が得られると共
に、充電電流を高くすることで二次電池の容量を早く回
復できるという効果がある。請求項5の発明によれば、
例えば1秒以下等の瞬時の停電に対しては再充電を行わ
ないので二次電池が過充電になることが無い。請求項6
の発明によれば、請求項5の発明と同様な効果が得られ
ると共に請求項5の発明ではランプが直ぐに点灯しない
のに対して、請求項6の発明ではランプは調光状態で点
灯しているので、ユーザーに対して安心感を与えること
ができ、安全性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示すブロック回路
図である。
【図2】本発明の実施形態1の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の実施形態1の動作を示すタイムチャー
トである。
【図4】本発明の実施形態2の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の実施形態2の動作を示すタイムチャー
トである。
【図6】本発明の実施形態3の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明の実施形態3の動作を示すタイムチャー
トである。
【図8】本発明の実施形態4の構成を示すブロック回路
図である。
【図9】本発明の実施形態4の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】本発明の実施形態4の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図11】本発明の実施形態5の動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】本発明の実施形態5の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図13】本発明の実施形態6の構成を示すブロック回
路図である。
【図14】本発明の実施形態6の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図15】本発明の実施形態7の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図16】従来例における二次電池の電池温度と充電効
率の関係を示す特性図である。
【図17】従来例における二次電池の放電時間と電池温
度の関係を示す特性図である。
【図18】本発明における二次電池の放電時間と電池温
度の関係を示す特性図である。
【図19】本発明の非常用照明装置の外観を一例として
示す斜視図である。
【符号の説明】
Vs 商用電源 EB 二次電池 1 降圧回路 2 停電検出回路 3 充電制御回路 4 放電制御回路 5 負荷
フロントページの続き (72)発明者 松崎 純 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 3K082 AA17 AA34 AA45 BA02 BD03 BD15 BD22 BD28 BD32 BD37 CA37 EA02 EA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を降圧し直流電源に変換する
    AC−DC変換手段と、商用電源の停電を検出する停電
    検出手段と、前記直流電源に接続され通電時には二次電
    池を初期は満充電になるまで略一定電流で充電しその後
    は間欠的に充電を行う充電回路と、二次電池に接続され
    て停電時には二次電池を電源として動作する照明負荷
    と、停電時に停電時間を計測する計測タイマー手段とを
    備え、計測タイマー手段により計測された停電時間が所
    定の時間以下ならば復電時には停電前の動作に応じて再
    充電時の充電時間又は充電休止時間を変化させることを
    特徴とする非常用照明装置。
  2. 【請求項2】 商用電源を降圧し直流電源に変換する
    AC−DC変換手段と、商用電源の停電を検出する停電
    検出手段と、前記直流電源に接続され通電時には二次電
    池を初期は満充電になるまで略一定電流で充電しその後
    は間欠的に充電を行う充電回路と、二次電池に接続され
    て停電時には二次電池を電源として動作する照明負荷
    と、停電時に停電時間を計測する計測タイマー手段とを
    備え、計測タイマー手段により計測された停電時間が所
    定の時間以下ならば停電時間に応じた再充電時間だけ連
    続して充電する再充電機能を有する非常用照明装置であ
    って、再充電時の充電電流を停電前の充電電流よりも高
    くしたことを特徴とする非常用照明装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、所定の時
    間が5分以下であることを特徴とする非常用照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、停
    電時間が所定の時間を超えると初期充電から充電を行う
    ことを特徴とする非常用照明装置。
  5. 【請求項5】 商用電源を降圧し直流電源に変換する
    AC−DC変換手段と、商用電源の停電を検出する停電
    検出手段と、前記直流電源に接続され通電時には二次電
    池を間欠的に充電する充電回路と、停電時に二次電池に
    接続されて二次電池を電源として動作する照明負荷と、
    停電時に停電時間を計測する計測タイマー手段とを備
    え、放電開始時に一定時間放電を遅延させることを特徴
    とする非常用照明装置。
  6. 【請求項6】 商用電源を降圧し直流電源に変換する
    AC−DC変換手段と、商用電源の停電を検出する停電
    検出手段と、前記直流電源に接続され通電時には二次電
    池を間欠的に充電する充電回路と、停電時に二次電池に
    接続されて二次電池を電源として動作する照明負荷と、
    停電時に停電時間を計測する計測タイマー手段とを備
    え、放電開始時に一定時間光出力を低減させた状態で照
    明負荷を点灯させ、一定時間経過後光出力を正常出力に
    することを特徴とする非常用照明装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、二
    次電池がニッケル水素電池であることを特徴とする非常
    用照明装置。
JP2002002766A 2002-01-09 2002-01-09 非常用照明装置 Withdrawn JP2003203789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002766A JP2003203789A (ja) 2002-01-09 2002-01-09 非常用照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002766A JP2003203789A (ja) 2002-01-09 2002-01-09 非常用照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003203789A true JP2003203789A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27642532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002002766A Withdrawn JP2003203789A (ja) 2002-01-09 2002-01-09 非常用照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003203789A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047704A1 (fr) 2006-10-13 2008-04-24 Omron Corporation Procédé de fabrication d'un dispositif électronique utilisant un système de traitement à réacteur à plasma
JP2016139509A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 非常用照明装置および照明器具
CN109640479A (zh) * 2018-12-18 2019-04-16 苏州科思尼克照明科技有限公司 一种兼恒功率输出的应急驱动的照明装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047704A1 (fr) 2006-10-13 2008-04-24 Omron Corporation Procédé de fabrication d'un dispositif électronique utilisant un système de traitement à réacteur à plasma
JP2016139509A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 非常用照明装置および照明器具
CN109640479A (zh) * 2018-12-18 2019-04-16 苏州科思尼克照明科技有限公司 一种兼恒功率输出的应急驱动的照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2372933C (en) Rapid battery charging method and apparatus
TWI436549B (zh) 先進可充電式電池系統,具有其之汽車,以及其之充電方法
JP5884072B2 (ja) 二次電池の制御装置
US20050225299A1 (en) Rapid battery charging method and apparatus
US20080297118A1 (en) Battery charging circuit
JP2003203789A (ja) 非常用照明装置
JP2002058175A (ja) 独立型電源システム
JP2003134690A (ja) 充電制御方法および装置並びに照明装置
JP4379283B2 (ja) 充電回路、非常用点灯装置及び照明装置
JP4064580B2 (ja) 充電システム
JP5178137B2 (ja) 電子機器
JP2006340578A (ja) 太陽光発電装置および充電制御装置
JP3642105B2 (ja) 電池パック
JP4092606B2 (ja) 非常用点灯装置および非常用照明装置
JP4278260B2 (ja) エレベータのバッテリ保護装置
JP2000341873A (ja) 充電装置
JP2024008651A (ja) 照明装置および照明制御システム
JP2024106227A (ja) 非常用照明装置
JP2000308270A (ja) 蓄電制御装置
JPH05146087A (ja) 充電装置
JPH01321827A (ja) 充電装置
JPH06141475A (ja) 非水電解液電池充電器の電池有無検出方法
JP2023173550A (ja) 二次電池使用システム
JPS6084928A (ja) 非常灯点灯装置
JPH09261881A (ja) 充電制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041124

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20070725

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761