JP2003203317A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2003203317A
JP2003203317A JP2001397866A JP2001397866A JP2003203317A JP 2003203317 A JP2003203317 A JP 2003203317A JP 2001397866 A JP2001397866 A JP 2001397866A JP 2001397866 A JP2001397866 A JP 2001397866A JP 2003203317 A JP2003203317 A JP 2003203317A
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JP2001397866A
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Isamu Yanagida
勇 柳田
Masakazu Kono
正和 河野
Migaku Hoshino
琢 星野
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は磁気ヘッド間のクロストークによる
S/N比の低下を防止することを課題とする。 【解決手段】 回転ドラムユニット28は、 記録用磁
気ヘッド74,76は、磁気遮蔽効果を有する板金材を
箱型に曲げ加工した磁気シールド部材96により覆われ
ている。この磁気シールド部材96は、記録用磁気ヘッ
ド74,76を収納する空間98を形成するように曲げ
加工されている。、記録用磁気ヘッド74,76は、磁
気シールド部材96に囲まれた空間98の内部に収納さ
れるように取り付けられており、磁気シールド部材96
によって記録時の磁束漏洩が防止される。よって、磁気
テープへの磁気記録を行う際に生じる漏れ磁束が再生用
磁気ヘッド75,77に影響することが防止され、記録
時に発生する漏れ磁束を磁気シールド部材で遮断して再
生信号にクロストークによるノイズが重畳されることを
防止され、S/N比の劣化が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置に
係り、特に記録用磁気ヘッド及び再生用磁気ヘッドを有
する回転ドラムに磁気テープを摺接させて磁気記録再生
を行うよう構成された磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンピュータの記憶手段として
用いられる磁気記録再生装置としては、磁気テープに回
転ヘッドを摺接させて情報をへリカルスキャン方式で磁
気記録するストリーマ装置がある。
【0003】この種の磁気記録再生装置は、複数の磁気
ヘッドが取り付けられた回転ドラム(「上ドラム」とも
言う)と、シャーシ上に固定された固定ドラム(「下ド
ラム」とも言う)とを有しており、回転ドラムは固定ド
ラムの中心部分で軸承された回転軸の上端に結合されて
いる。そして、固定ドラムの下方に配されたモータの回
転は、回転軸を介して回転ドラムに伝達される。
【0004】また、回転ドラムには、一対の記録用磁気
ヘッドと一対の再生用磁気ヘッドとが周方向に対して9
0度間隔で交互に配置されている。そして、一対の記録
用磁気ヘッド及び一対の再生用磁気ヘッドは、夫々aチ
ャンネル用とbチャンネル用として180度間隔で配置
されている。
【0005】従って、例えば、テープ巻き付け角を18
0度とした場合、aチャンネル用の記録用磁気ヘッドが
90度進んだときにaチャンネル用の再生用磁気ヘッド
が磁気テープに摺接開始する。また、aチャンネル用の
記録用磁気ヘッドが180度進んだとき、aチャンネル
用の再生用磁気ヘッドが90度の位置に移動し、同時に
bチャンネル用の記録用磁気ヘッドが磁気テープに摺接
開始する。
【0006】このように、記録用磁気ヘッド及び再生用
磁気ヘッドは、磁気テープに摺接しながら情報の記録と
再生とを同時に行うことが可能になる。
【0007】一方、回転ドラムに設けられた各磁気ヘッ
ドは、ロータリトランスを介して固定側の基板に配され
たアンプなどに接続される。そして、ロータリトランス
は、環状に形成された一対のロータリトランス半体から
なり、ロータ側のロータリトランス半体とステータ側の
ロータリトランス半体とが互いに微小な隙間を介して対
向するように配置される。また、各ロータリトランス半
体に平面には、各磁気ヘッドに対応するトランスコイル
が収納される溝が同心円状に形成されており、記録用ト
ランスコイルと再生用トランスコイルとが接近した状態
で同一平面に取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の磁気記録再生装置では、回転ドラムの下面に4
個の磁気ヘッドが90度間隔で配置され、且つ回転ドラ
ムの外径が規格によって決められているので、記録用磁
気ヘッドと再生用磁気ヘッドとが接近した状態で磁気記
録及び再生を行うため、回転ドラムの外周に巻き付けら
れた磁気テープに対して磁気記録と再生が同時に行われ
る場合、比較的大きな電流が流れる記録用磁気ヘッドか
らの漏れ磁束が再生用磁気ヘッドに影響してクロストー
クが発生してS/N比(信号と雑音との比)の劣化を招
くという問題があった。
【0009】また、このような問題を解消する方法とし
ては、例えば、回転ドラムに取り付けられるヘッド数
を増加して記録用磁気ヘッドと再生用磁気ヘッドとの通
電タイミングが一致しないようにする方法や、クロス
トークの影響を受けにくいダブルアジマスヘッドを使用
する方法などが考えられる。しかしながら、上記の方
法では、ヘッド数の増加により、製造コストが高価にな
るばかりか、回転ドラムの重量が増大して回転ドラム駆
動モータの負荷が増大すると共に、消費電力が上昇して
しまう。
【0010】そこで、本発明は上記課題を解決した磁気
記録再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。上記請求項1記
載の発明は、磁気テープが外周に所定の巻き付け角度で
摺接される回転ドラムに磁気ヘッドを設け、磁気ヘッド
を磁気テープに摺接させて磁気記録再生を行う磁気記録
再生装置において、磁気ヘッドを磁気シールド部材で覆
うものであり、記録時に発生する漏れ磁束を磁気シール
ド部材で遮断して磁気ヘッド間のクロストークを防止す
る。
【0012】また、請求項2記載の発明は、磁気テープ
に摺接して磁気記録を行う記録用磁気ヘッドを磁気シー
ルド部材で覆うものであり、記録時に発生する漏れ磁束
を磁気シールド部材で遮断して再生信号にクロストーク
によるノイズが重畳されることを防止する。
【0013】また、請求項3記載の発明は、磁気シール
ド部材が、磁気ヘッドの形状に応じてシールド板を曲げ
加工され、磁気ヘッドを収納する空間を形成したもので
あり、磁気ヘッドの周囲を囲うことで、記録時に発生す
る漏れ磁束を遮断して再生信号にクロストークによるノ
イズが重畳されることを防止する。
【0014】また、請求項4記載の発明は、磁気シール
ド部材が回転ドラムの外周に対応する縁部が回転ドラム
の外周の半径に応じたR形状に形成されており、磁気テ
ープが摺接する磁気ヘッドの摺接面の近傍まで磁気シー
ルド部材で覆うことが可能になり、記録時に発生する漏
れ磁束を遮断して再生信号にクロストークによるノイズ
が重畳されることを防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。図1は本発明になる磁気記録再生
装置の一実施例を示す斜視図である。図2は本発明にな
る磁気記録再生装置の一実施例を示す平面図である。
【0016】図1及び図2に示されるように、磁気記録
再生装置20は、ストリーマ装置であり、例えば、コン
ピュータの外部記憶装置として用いられる。
【0017】磁気記録再生装置20は、テープカセット
(図示せず)が挿入されるホルダ22と、ホルダ22を
装着位置に搬送する搬送機構24と、テープカセットの
リールに巻回された磁気テープ(図示せず)を引き出す
テープローディング機構26と、テープローディング機
構26により磁気テープを所定角度巻き付けられる回転
ドラムユニット28と、テープカセットのリールを回転
駆動するリール駆動機構30,31と、これらの各機構
を支持するメインシャーシ32とから概略構成されてい
る。
【0018】ここで、本発明の要部を形成する回転ドラ
ムユニット28の構成について説明する。
【0019】図3は回転ドラムユニット28の斜視図で
ある。図4は回転ドラムユニット28の縦断面図であ
る。
【0020】図3及び図4に示されるように、回転ドラ
ムユニット28は、メインシャーシ32上に固定された
固定ドラム34と、固定ドラム34の上方で回転自在に
支持された回転ドラム36と、回転ドラム36の中央孔
36aに結合された回転軸38と、回転軸38を回転駆
動するモータ40とから概略構成されている。
【0021】固定ドラム34の外周には、テープローデ
ィング機構26により巻き付けられた磁気テープ(図示
せず)の走行位置をガイドするための段差34aが螺旋
状に形成されている。また、回転ドラム36の外周に
は、磁気テープが密着することを防止する複数の溝36
bが所定のピッチで形成されている。
【0022】また、回転ドラム36の上部には、回転軸
38の上端に支持される支持部材42が設けられてい
る。さらに、回転軸38の上端に摺接するアース端子4
4は、導電性を有する板バネ材からなる支持アーム46
により回転軸38の上端に押圧されている。尚、アース
端子44は、耐摩耗性を考慮して硬度の高いカーボン材
により形成されている。
【0023】また、支持アーム46より側方に分岐した
ストッパアーム48は、支持部材42の上面に突出する
円錐状の突起50が嵌合する係止孔48aを先端部分に
有する。よって、支持部材42は、ストッパアーム48
により回転を防止された状態で回転軸38の上端に支持
されている。
【0024】回転軸38は、下端に圧入されたブッシュ
52を介してモータケース54が一体的に固定されてお
り、モータケース54の上面には、モータ40のロータ
としてのマグネット56が環状に配設されている。マグ
ネット56の上方には、モータ40のステータとしての
コイル58が基板60上に固着されている。
【0025】また、回転軸38は、固定ドラム34の内
周に設けられた円筒部62の内周に挿入された一対の軸
受64,66により回転自在に軸承されている。尚、軸
受64,66は、内輪がなく外輪64a,66aと回転
軸38との間にボール64b,66bが介在し、ボール
64b,66bが直接回転軸38に当接するダイレクト
方式のボールベアリングである。また、外輪64aと6
6aとの間には、コイルバネ68に押圧されたバネ受け
70,72が当接しており、外輪64aと66aとを互
いに軸方向に押圧している。
【0026】回転ドラム36は、中央孔36aが回転軸
38に結合されているため、回転軸38と一体に回転す
るように支持されている。
【0027】図5は磁気ヘッドの取付構造を示す図であ
り、(A)は回転ドラム36の正面図、(B)は回転ド
ラム36の底面図である。
【0028】図5(A)(B)に示されるように、回転
ドラム36の下面には、記録用磁気ヘッド74,76
と、再生用磁気ヘッド75,77とが周方向に90度間
隔で取り付けられている。そして、記録用磁気ヘッド7
4はaチャンネル用、記録用磁気ヘッド76はbチャン
ネル用である。また、再生用磁気ヘッド75は、aチャ
ンネル用、再生用磁気ヘッド77はbチャンネル用であ
る。
【0029】各磁気ヘッド74〜77は、ヘッドベース
74a〜77aにコア部74b〜77bが固着されてお
り、コア部74b〜77bのヘッド面が回転ドラム36
の外周より僅かに突出するようにヘッドベース74a〜
77aがビス71により回転ドラム36の下面に固着さ
れ、ヘッドベース74a〜77aの高さ方向の取付位置
がビス73により調整されている。また、コア部74b
〜77bは、一対のコア(図示せず)を突き合わせてギ
ャップが形成され、一方のコアにコイルが巻回されてお
り、ギャップを跨ぐように磁界を発生させて磁気テープ
への磁気記録を行う。
【0030】記録用磁気ヘッド74,76は、磁気遮蔽
効果を有する板金材を箱型に曲げ加工した磁気シールド
部材96により覆われている。この磁気シールド部材9
6は、記録用磁気ヘッド74,76を収納する空間98
を形成するように曲げ加工されており、ヘッドベース7
4a,76aに対向する平板部96aと、ヘッドベース
74a,76aの左右側面に対向する左右側板96b,
96cと、左右側板96b,96cより側方に張り出し
た取付部96d,96eとを有する。
【0031】尚、磁気シールド部材96は、ヘッドベー
ス74a,76aを固定するためのビス71やヘッドベ
ース74a,76a上のリード線などと接触しないよう
に空間98を形成する。そして、取付部96d,96e
は、回転ドラム36の下面に固定するための取付孔が設
けられ、取付孔に挿通されたビス99の締め付けにより
回転ドラム36の下面に当接した状態で固定される。
【0032】従って、記録用磁気ヘッド74,76は、
磁気シールド部材96に囲まれた空間98の内部に収納
されるように取り付けられており、磁気シールド部材9
6によって記録時の磁束漏洩が防止される。よって、磁
気テープへの磁気記録を行う際に生じる漏れ磁束が再生
用磁気ヘッド75,77に影響することが防止され、記
録時に発生する漏れ磁束を磁気シールド部材で遮断して
再生信号にクロストークによるノイズが重畳されること
を防止され、S/N比の劣化が防止される。
【0033】また、磁気シールド部材96は、回転ドラ
ム36の外周に対応する平板部96aの縁部が回転ドラ
ム36の外周の半径に応じたR形状に形成されている。
そのため、磁気シールド部材96は、固定ドラム34及
び磁気テープに接触しないように回転ドラム36の外周
近傍の範囲まで記録用磁気ヘッド74,76を覆うこと
が可能になる。
【0034】本実施例では、記録用磁気ヘッド74,7
6のコア部74b,74bが磁気シールド部材96から
はみ出すように設けられているが、磁気シールド部材9
6の平板部96aからコア部74b,74bの下方へ延
在するシールド部を設けることも可能である。その際、
コア部74b,74bの下方へ延在するシールド部は、
固定ドラム34及び磁気テープに接触しないように寸法
及び形状を決める必要がある。
【0035】また、磁気シールド部材96は、厚さ2m
m以下のシールド板が使用され、且つ5mm〜15mm
の範囲をカバーするように形成されており、安価に製作
できると共に、記録用磁気ヘッド74,76からの漏洩
磁束を効果的に遮断することが可能になる。従って、記
録用磁気ヘッド74,76を磁気シールド部材96で覆
うだけの構成で、S/N比の改善及びヘリカリスキャン
方式の磁気記録再生の性能を高めることが可能になる。
【0036】さらに、磁気シールド部材96の内部の空
間98に記録用磁気ヘッド74,76が収納させる構成
により、磁気ヘッド数を増やしたりせず、またダブルア
ジマスヘッドなどの高価な磁気ヘッドを使用せずにS/
N比の改善を図ることが可能になり、回転ドラム駆動用
のモータ40の負荷を軽減できると共に、回転ドラムユ
ニット28の製造コストを安価に抑えられる。
【0037】図4に戻って説明する。上記のように磁気
ヘッド74〜77が取り付けられた回転ドラム36の上
面と支持部材42との間には、記録用ロータリトランス
78が配置され、回転ドラム36の下面と固定ドラム3
4との間には再生用ロータリトランス80が配置されて
いる。このように、記録用ロータリトランス78と再生
用ロータリトランス80とは、軸方向に離間した位置に
分離されているので、例えば、記録用磁気ヘッド74,
76が磁気テープに情報を磁気記録するのと同時に再生
用磁気ヘッド75,77で磁気テープに記録された情報
を再生する際に記録用ロータリトランス78からの漏れ
磁束が再生用ロータリトランス80に影響することを防
止することができ、再生信号にクロストークによるノイ
ズが重畳されることを防止する。
【0038】記録用ロータリトランス78は、例えば、
フェライト材で環状に形成されたロータリトランス半体
78Aと78Bとが微小な隙間を介して対向しており、
ロータリトランス半体78A,78Bの対向面には、夫
々aチャンネル用トランスコイル82a,84aと、b
チャンネル用トランスコイル82b,84bが埋設され
ている。また、ロータリトランス半体78Aの下面に
は、R端子と呼ばれるターミナル基板85が取り付けら
れている。このターミナル基板85は、記録用磁気ヘッ
ド74,76から引き出されたリード線をトランスコイ
ル82a,82bに接続する配線パターン(図示せず)
が形成されている。
【0039】再生用ロータリトランス80は、例えば、
フェライト材で環状に形成されたロータリトランス半体
80Aと80Bとが微小な隙間を介して対向しており、
ロータリトランス半体80A,80Bの対向面には、夫
々aチャンネル用トランスコイル86a,88aと、b
チャンネル用トランスコイル86b,88bが埋設され
ている。また、ロータリトランス半体80Aの上面に
は、R端子と呼ばれるターミナル基板89が取り付けら
れている。このターミナル基板89は、再生用磁気ヘッ
ド75,77から引き出されたリード線をトランスコイ
ル86a,86bに接続する配線パターン(図示せず)
が形成されている。
【0040】そして、記録用ロータリトランス78のロ
ータリトランス半体78Aは、回転ドラム36の上面に
固着されており、再生用ロータリトランス80のロータ
リトランス半体80Aは、回転ドラム36の下面及びタ
ーミナル基板89に固着されている。
【0041】また、記録用ロータリトランス78のロー
タリトランス半体78Bは、回転ドラム36の上方に配
置された支持部材42の下面42bに固着されており、
再生用ロータリトランス80のロータリトランス半体8
0Bは、固定ドラム34の内部に形成された支持部34
bに固着されている。尚、支持部材42は、円盤状に形
成されており、その中央孔42aには、一対の軸受9
0,92が挿入されている。一対の軸受90,92は、
ボールベアリングなどからなり、軸受90,92の内周
には、円筒状のブッシュ94が嵌合され、ブッシュ94
の内周には、回転軸38の上端が嵌合している。
【0042】そのため、支持部材42は、前述したスト
ッパアーム48により回転を防止され、且つ軸受90,
92を介して回転軸38に支持されているので、回転軸
38の回転時も回転力を受けずにロータリトランス半体
78Bを安定的に保持することが可能になる。
【0043】また、再生用ロータリトランス80は、固
定ドラム34の内部に形成された空間94に収納されて
おり、回転ドラム36及び固定ドラム34の寸法を変更
せずに済み、コンパクトな構成になっており、回転ドラ
ムユニット28の大型化を防止しうる。
【0044】尚、上記実施例では、磁気シールド部材9
6を回転ドラム36の下面に固定する手段としては、ビ
ス99をねじ込む方法を一例として挙げたが、これに限
らず、樹脂製のボスを取付部96d,96eの取付孔に
挿通して熱かしめで固着する方法でも良い。
【0045】また、磁気シールド部材96の固定方法の
変形例としては、ターミナル基板89から支柱を起立さ
せ、この支柱により磁気シールド部材96を支える構成
とすることも可能である。
【0046】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、磁気テープが外周に所定の巻き付け角度で摺接され
る回転ドラムに磁気ヘッドを設け、磁気ヘッドを磁気テ
ープに摺接させて磁気記録再生を行う磁気記録再生装置
において、磁気ヘッドを磁気シールド部材で覆うため、
記録時に発生する漏れ磁束を磁気シールド部材で遮断し
て磁気ヘッド間のクロストークを防止できる。また、磁
気シールド部材が安価に製作できると共に、記録用磁気
ヘッドからの漏洩磁束を効果的に遮断することが可能に
なる。よって、記録用磁気ヘッドを磁気シールド部材で
覆うだけの構成で、S/N比の改善及びヘリカリスキャ
ン方式の磁気記録再生の性能を高めることが可能にな
る。さらに、磁気シールド部材の内部の空間に記録用磁
気ヘッドを収納させる構成により、磁気ヘッド数を増や
したりせず、またダブルアジマスヘッドなどの高価な磁
気ヘッドを使用せずにS/N比の改善を図ることが可能
になり、回転ドラム駆動用のモータの負荷を軽減できる
と共に、製造コストを安価に抑えられる。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、磁気
テープに摺接して磁気記録を行う記録用磁気ヘッドを磁
気シールド部材で覆うため、記録時に発生する漏れ磁束
を磁気シールド部材で遮断して再生信号にクロストーク
によるノイズが重畳されることを防止できる。
【0048】また、請求項3記載の発明によれば、磁気
シールド部材が、磁気ヘッドの形状に応じてシールド板
を曲げ加工され、磁気ヘッドを収納する空間を形成した
ため、磁気ヘッドの周囲を囲うことで、記録時に発生す
る漏れ磁束を遮断して再生信号にクロストークによるノ
イズが重畳されることを防止できる。
【0049】また、請求項4記載の発明によれば、磁気
シールド部材が回転ドラムの外周に対応する縁部が回転
ドラムの外周の半径に応じたR形状に形成されているた
め、磁気テープが摺接する磁気ヘッドの摺接面の近傍ま
で磁気シールド部材で覆うことが可能になり、記録時に
発生する漏れ磁束を遮断して再生信号にクロストークに
よるノイズが重畳されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる磁気記録再生装置の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】本発明になる磁気記録再生装置の一実施例を示
す平面図である。
【図3】回転ドラムユニット28の斜視図である。
【図4】回転ドラムユニット28の縦断面図である。
【図5】磁気ヘッドの取付構造を示す図であり、(A)
は回転ドラム36の正面図、(B)は回転ドラム36の
底面図である。
【符号の説明】
20 磁気記録再生装置 22 ホルダ 24 搬送機構 26 テープローディング機構 28,96 回転ドラムユニット 30,31 リール駆動機構 32 メインシャーシ 34 固定ドラム 36 回転ドラム 38 回転軸 40 モータ 42 支持部材 44 アース端子 46 支持アーム 48 ストッパアーム 56 マグネット 58 コイル 64,66,90,92 軸受 74,76 記録用磁気ヘッド 75,77 再生用磁気ヘッド 78 記録用ロータリトランス 80 再生用ロータリトランス 78A,78B,80A,80B ロータリトランス半
体 89,85 ターミナル基板 94 空間 96 磁気シールド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 琢 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内 Fターム(参考) 5D036 AA04 AA19 BB02 BB12 BB22 CC04 CC23 CC66 CC82 GG01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープが外周に所定の巻き付け角度
    で摺接される回転ドラムに磁気ヘッドを設け、該磁気ヘ
    ッドを前記磁気テープに摺接させて磁気記録再生を行う
    磁気記録再生装置において、 前記磁気ヘッドを磁気シールド部材で覆うことを特徴と
    する磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ヘッドは、前記磁気テープに摺
    接して磁気記録を行う記録用磁気ヘッドであることを特
    徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気シールド部材は、前記磁気ヘッ
    ドの形状に応じてシールド板を曲げ加工され、前記磁気
    ヘッドを収納する空間を形成することを特徴とする請求
    項1記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気シールド部材は、前記回転ドラ
    ムの外周に対応する縁部が前記回転ドラムの外周の半径
    に応じたR形状に形成されたことを特徴とする請求項1
    記載の磁気記録再生装置。
JP2001397866A 2001-12-27 2001-12-27 磁気記録再生装置 Pending JP2003203317A (ja)

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