JP2003202533A - 有機導波路型光変調器および有機導波路型光変調器の製造方法 - Google Patents

有機導波路型光変調器および有機導波路型光変調器の製造方法

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JP2003202533A
JP2003202533A JP2001402026A JP2001402026A JP2003202533A JP 2003202533 A JP2003202533 A JP 2003202533A JP 2001402026 A JP2001402026 A JP 2001402026A JP 2001402026 A JP2001402026 A JP 2001402026A JP 2003202533 A JP2003202533 A JP 2003202533A
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organic
optical modulator
type optical
waveguide type
polishing
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Yukie Suzuki
幸栄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速性と低電圧駆動を可能にし、他のデバイ
スへのノイズ源とならず、低コストで信頼性の高い光変
調器を提供すること。 【解決手段】 入射光を外部からの電界の強さに応じて
出射光の位相または強度を変調する有機導波路型光変調
器であって、4−dimethylamino−N−m
ethylstylbazolium−tosylat
e(DAST)の有機結晶をコア層103にもつ光導波
路の一部または全領域を外部からの電界により制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光インタコネクシ
ョンに用いられ、電気光学効果を応用し、特に低電圧で
駆動する有機導波路型光変調器および有機導波路型光変
調器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今のインターネットに代表されるよう
にIT(情報技術)の急速な進展によって、より多くの
情報をやり取りするために、大容量で高速の光通信の実
現が要求されている。このような社会環境では、幹線系
のネットワークばかりでなくLAN(ローカルエリアネ
ットワーク)、ネットワーク端末や電子機器間、ボード
間、LSIチップ間においても光を用いた情報伝達が提
案されている。特に、機器間やボード間、LSIチップ
間を結ぶインタコネクションにおいては、そこに搭載さ
れているLSIチップの電源電圧は、低電圧の一途をだ
どっており、それらにノイズを与えないためにも、光イ
ンタコネクションに用いられるデバイスは一層の低電圧
化が要求されている。また、電気信号に応じて光を変調
するドライバも低電圧化されており、システム全体の低
消費電力の要求ともあいまって低電圧化の要求が高い。
【0003】さて、このような低電圧化を実現する構成
要素の一つに電気光学効果を用いた導波路型光変調器が
知られている。電気光学効果(electro−opt
iceffect)は、光学媒体に電界を印加した場
合、電界の強さに応じて媒体の屈折率が変化する現象で
あり、電界に比例する屈折率変化であるポッケルス効果
(Pockels effect)と電界の2乗に比例
するカー効果(Kerr efect)とがある。一般に
は、ポッケルス効果のほうがカー効果より大きいため
に、ポッケルス効果が用いられている。
【0004】光源とは別に独立させて変調器を設ける従
来の外部変調器(externalmodulator)
の例として、無機強誘電性結晶であるニオブ酸リチウム
LiNbO3(LN)を用いたマッハツェンダ型光変調
器の構成を図4に示す。図において、符号10は光導波
路、符号11は制御用電極、符号12はLN結晶、符号
13は終端抵抗、符号14は高周波電源である。
【0005】図4において、光導波路10の部分は、適
当な方位で切り出されたLN結晶に、Tiイオンなどを
拡散させることで、屈折率の大きな領域をコア層とし、
Tiの拡散のないLN結晶やシリコン酸化膜のバッファ
層をクラッド層としている。また、外部からの電場は、
AuやCuなどの金属からなる進行波電極で、対称ある
いは非対称平面ストリップラインの変調用電極(制御用
電極11)に印加される。入射光は、入口側のY分岐で
2つのポートに分岐され、ポートを伝搬する光は、電極
に印加されたマイクロ波と相互作用して位相変調を起こ
す。この位相変調を生じた光は、他方を伝搬してきた光
と出口側のY分岐でプラスに合成され、合成波は位相変
調に起因して強度変調光となる。
【0006】しかし、このような光変調器では、結晶の
誘電率が約28と大きいために、マイクロ波の等価屈折
率が結晶の屈折率に対して大きくなり、マイクロ波と光
波の位相速度差により帯域制限を受ける。したがって、
より高帯域化、つまり高速変調するには、電極長さを大
きくし、マイクロ波と光波の相互作用長を大きくする必
要がある。ところが、電極の長さを大きくすると、変調
のための駆動電圧が高くなるので、高速化と低電圧化の
両立が難しいものとなる。実際に、現状のLN変調器の
一例を示すと10Gbpsで5V駆動と、LSIチップ
の電源電圧に比べて2、3倍の大きさになっている。
【0007】一方、有機結晶や有機高分子材料は、誘電
率が無機材料に比べて小さく、薄膜化が可能で大きな電
気光学定数をもつため、低電圧で高速な光変調器として
期待されている。有機高分子材料は、高分子中に二次光
非線形材料を溶解したもの、あるいは二次光非線形材料
を直接またはスペーサー原子団を介して高分子鎖に結合
したものである。これらの高分子材料は、中心対称構造
をなし、電気光学効果を発現させるために直流電圧印加
やコロナ帯電などによる分極処理が必要である。これら
の一例として、ポリメチルメタクリレート(PMMA)
にアゾ色素をドープしたもの(Journal of
Optical Society ofAmeric
a,B4(1987)968)がある。しかし、これら
の高分子材料のガラス転移点は低く、分極が温度や経時
変化によって緩和してしまうため、光変調器として信頼
性が低くなる。
【0008】他方、有機結晶に関しては、化1の構造式
に示す4−dimethylamino−N−meth
ylstylbazolium−tosylate(以
下、DASTという)が、東北大学中西研究室において
開発された。
【0009】
【化1】
【0010】このDASTは、極めて大きな非線形光学
定数D11=1010pm/V(λ=1.3μm)と電気
光学定数r11=75pm/V(λ=820nm)を有
し、有機結晶特有の低い誘電率(ε1=5.2)である
ために、低電圧、高速の光変調や検波、ミリ波(または
サブミリ波)発生など関心を集めている。有機結晶であ
るため、有機高分子のように分極処理を必要とせず、分
極緩和のような経時変化がなく安定している。実際に改
良シェア法によってDAST結晶の薄膜を形成し、光変
調を行なった報告(M.Thakur他、Appl.P
hys.Lett.,Vol.74(1999)63
5)や、DASTの電気光学効果を用いてその屈折率変
化から信号線を伝搬する電気信号を計測する装置が特開
平8−262117号公報に開示されている。
【0011】DASTは、イオン性結晶のため、トルエ
ンやヘキサンなどの一部の無極性有機溶媒を除いて、水
やメタノール、エタノール、プロパノール、アセトンな
どの溶媒に可溶であるために、フォトリソグラフィーを
用いたパターニングが困難で導波路形成が課題となって
いる。
【0012】唯一、戎能らによって、DAST結晶上に
PMMAリフトオフ層を設けた導波路形成が報告されて
いる(応用物理、69巻(2000)532)。その従
来例を図5に示す。バルク結晶(DAST20)を樹脂
21に埋め込み、Si基板22に固定した後、リフトオ
フ層であるPMMA23を塗布とベークによって形成
し、その上層に、同様にバッファ層25とレジスト24
の塗布を行なう。その後、マスクを用いて露光、現像を
行なうことにより、レジスト24を導波路パターンに加
工する。さらに、酸素を用いたドライエッチングによ
り、下層のバッファ層25、リフトオフ層、DAST結
晶の加工を行ない、DAST結晶が可溶しないトルエン
溶媒を用いてPMMAからなるリフトオフ層を除去する
ことで、水や現像液に可溶なDAST結晶を溶かすこと
なく、リッジ型DAST導波路構造を形成している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示されるように従来の光変調器にあっては、高速化と低
電圧化とを両立させるためには、有機結晶のDASTを
用いることが有効であるが、図5に示すようなDAST
結晶の製造プロセスでは、リフトオフ層やバッファ層な
ど最終的には除去される層の形成があるため、プロセス
が複雑になり、製造コストが高くなってしまう。また、
上部クラッド層は空気であるので、屈折率差が大きく、
大気中の湿度を吸湿することによるDAST結晶の劣化
が懸念され、信頼性の面で問題があった。
【0014】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、高速性と低電圧駆動を可能にし、他のデバイスへ
のノイズ源とならず、低コストで信頼性の高い光変調器
を提供することを第1の目的とする。
【0015】また、電気光学効果をもつ有機媒体を導波
路コアにもつ光変調器に関して、フォトリソグラフィや
エッチング、異物による有機媒体の劣化を防止し、かつ
低コストの有機導波路型光変調器の製造方法を提供する
ことを第2の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる有機導波路型光変調器にあって
は、入射光を外部からの電界の強さに応じて出射光の位
相または強度を変調する有機導波路型光変調器であっ
て、4−dimethylamino−N−methy
lstylbazolium−tosylate(DA
ST)の有機結晶をコア層にもつ光導波路の一部または
全領域を外部からの電界により制御するものである。
【0017】この発明によれば、電気光学効果に優れた
有機媒体であるDASTをコア層に用いた有機導波路型
光変調器を形成し、光導波路の一部または全領域を外部
からの電界により制御することにより、光変調特性が高
く、低電圧駆動が可能な光変調器が実現する。
【0018】また、請求項2にかかる有機導波路型光変
調器にあっては、前記有機結晶を水分から隔離するパッ
シベーション層を設けたものである。
【0019】この発明によれば、請求項1において、イ
オン性結晶のDASTが水に可溶する性質を考慮し、D
ASTを水分から隔離するパッシベーション層を設ける
ことにより、吸湿によるデバイスの劣化を防止する。
【0020】また、請求項3にかかる有機導波路型光変
調器にあっては、パッシベーション層は、光導波路のク
ラッド層を兼ねるものである。
【0021】この発明によれば、請求項2において、イ
オン性結晶のDASTが水に可溶する性質を考慮し、D
ASTを水分から隔離するパッシベーション層とクラッ
ド層を兼ねる層を設けることにより、吸湿によるデバイ
スの劣化を防止する。
【0022】また、請求項4にかかる有機導波路型光変
調器の製造方法にあっては、入射光を外部からの電界の
強さに応じて出射光の位相または強度を変調する有機導
波路型光変調器の製造方法であって、導波路保持基板上
にクラッド層を形成する第1の工程と、前記第1の工程
で形成されたクラッド層にコア層となる溝をパターニン
グする第2の工程と、前記第2の工程でパターニングさ
れた溝部分に、電気光学効果をもつ有機媒体を形成する
第3の工程と、研磨によって不要な電気光学効果をもつ
有機媒体を除去し、コア層を形成する第4の工程と、上
部クラッド層を形成する第5の工程と、外部からの電圧
制御のための電極を形成する第6の工程と、を含むもの
である。
【0023】この発明によれば、電気光学効果を示す有
機媒体(有機分子あるいは有機結晶)をコア層に用いた
有機導波路型光変調器であって、下層クラッド部にコア
溝を形成し、そのコア溝に、優れた電気光学効果を示す
有機媒体(DAST)を埋め込み、有機媒体の特性を劣
化させない溶媒を用いて化学的機械研磨を行ない、上記
溝以外の有機媒体を除去し、コア部分に有機媒体を形成
することにより、フォトリソグラフィやエッチングによ
る有機媒体の劣化を防止した有機導波路型光変調器の製
造方法が実現する。
【0024】また、請求項5にかかる有機導波路型光変
調器の製造方法にあっては、前記第4の工程は、微粒子
を含む研磨剤を用いる研磨する第1の研磨工程と、前記
第1の研磨工程の後に、微粒子を含む研磨剤を用いない
第2の研磨工程と、からなるものである。
【0025】この発明によれば、請求項4において、微
粒子を含む研磨剤を用いる第1の研磨工程と、これに引
き続く微粒子を含む研磨剤を用いない第2の研磨工程の
2段階の研磨工程とすることにより、コア層およびクラ
ッド層の研磨面における研磨剤の残留を防止し、異物に
よる光損失を解消することが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる有機導波路
型光変調器および有機導波路型光変調器の製造方法の好
適な実施の形態について添付図面を参照し、詳細に説明
する。なお、本発明はこの実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0027】本発明は、電気光学効果を示す有機媒体
(有機分子あるいは有機結晶)をコア層に用いた有機導
波路型光変調器であって、下層クラッド部にコア溝を形
成し、そのコア溝に、電気光学効果を示す有機媒体を埋
め込み、有機媒体の特性を劣化させない溶媒を用いて化
学的機械研磨を行ない、上記溝以外の有機媒体を除去
し、コア部分に有機媒体を形成することにより、特にバ
ルクとしての光変調特性は高いが加工が困難であったD
ASTによる有機導波路型光変調器の製造を実現するも
のである。以下、その具体例について説明する。
【0028】図1は、本発明の実施の形態にかかる有機
導波路型光変調器の製造工程を示す説明図である。光変
調器を形成するために、まず、(a)に示すように、基
板100として、SiO2やSi、GaAs(ガリウム
・ヒ素)などの有機材料またはポリイミド樹脂などの有
機材料、およびプリント基板に用いられるガラス入りエ
ポキシ樹脂などのハイブリッド材料を用いる。この基板
100上に、メッキやスパッタリング(sputter
ing)、真空蒸着などの公知の薄膜製造方法によって
接地電極101を形成する。さらに、接地電極101の
上に、ポリイミド樹脂やエポキシ樹脂、アクリル酸エス
テル系樹脂、シリコン樹脂、シアヌレート樹脂などのコ
ア層より屈折率の小さな樹脂を用いてクラッド層102
を形成する。
【0029】続いて、(b)に示すように、上記クラッ
ド層102に、マッハツェンダなどの導波路パターンに
したがったコア溝103aを形成する。なお、ここでは
マッハツェンダ型を例にとっているがこれに限定される
ものではなく、方向性結合型であってもよい。パターニ
ングの方法としては、フォトリソグラフィとエッチング
による半導体微細加工を用いたもの、インプリンティン
グやスタンパーなどの型成形によるもの、クラッド層を
感光性樹脂によるものなどがある。さらに、(c)に示
すように、コア溝103aに、電気光学効果を示す有機
媒体106を埋め込む。
【0030】DASTにおいては、徐冷法やシェアー
法、PVD(Physical Vapor Depo
sition:物理気相法)などの方法で結晶成長を行
なう。特にDASTに関しては、b軸伝搬においてもっ
とも電気光学効果が大きくなることから、導波路方向が
結晶のb軸になるように結晶成長させるのが望ましい。
【0031】一方、有機高分子の場合は、電気光学効果
を示す媒体として、アゾ化合物やスチルベン化合物、ア
ゾメチン化合物、ポリジアセチレン、ポリアセチレン、
金属フタロシアンなどの有機化合物を、アクリル酸エス
テル系樹脂、ポリスチレン系樹脂およびこれらの重水素
化樹脂、あるいはフッ素化樹脂などの基材に分散もしく
は高分子側鎖に結合させた材料を用いることができる。
これらの材料は、スピンコート法に代表される塗布法に
よって容易に形成される。
【0032】ところで、DASTの場合、水に溶ける性
質があり、また、吸湿すると非線形性が消失するため、
通常のシリカやアルミナを研磨剤として含むスラリーを
用いることはできない。そこで、DASTが不溶な溶
媒、たとえばヘキサンを用い、発泡ウレタンパッドを使
って化学的機械研磨を行ったところ、コア溝103a部
分にのみDASTを残すことができた。また、上述の貧
溶媒とシリカやアルミナを研磨剤として用い、(d)に
示すように、研磨することによって、より短時間に研磨
することができ、コア層103を形成することができ
る。この場合、研磨剤を用いた研磨の後に、貧溶媒のみ
で研磨する2段階の研磨工程によって、研磨面に残留す
る研磨剤を効果的に除去することができる。
【0033】また、研磨剤を用いず、貧溶媒を用いた研
磨に、少量のDASTが可溶の溶媒を滴下することによ
っても、研磨速度が向上することも検証された。貧溶媒
としては、ジエチルエーテル、n−ヘキサン、トルエ
ン、酢酸エチルなどであり、少量滴下する可溶性溶媒と
しは、エタノール、プロパノール、クロロホルム、ジメ
チルスルホキシド、酢酸、ブタノンなどがある。
【0034】有機高分子の場合は、研磨剤として、シリ
カやアルミナを含むスラリーと発泡ウレタンなどからな
る研磨パッドを用い、化学的機械研磨を行うことによ
り、コア溝103aに有機高分子を残すことで、コア層
103を形成することができる。この後に、公知技術に
よって、有機高分子基材のガラス転移点以上に加熱しな
がら、コロナ放電などにより分極処理を行ない、冷却し
て配向を固定化し、電気光学効果が発生するように処理
を行なう。分極処理に関しては、最終的な電極を形成し
た後に、直流電界を印加する方法もある。
【0035】続いて、上述した(d)の工程の後、
(e)に示すように、上層のクラッド層102を形成す
る。この工程でも、先に述べたと同様にコア層103よ
り屈折率の小さな樹脂を用いる。また、DASTの場
合、融点が256℃であるため、加熱して膜形成を行な
う場合は、これより低温で形成する必要がある。同様
に、有機高分子の場合は、コロナ帯電による分極を起こ
らないように、クラッド層102より先に形成した場合
は、分極緩和が起こらないように、少なくとも基材のガ
ラス転移点以下で形成する必要がある。また、紫外線樹
脂を用いてもよい。最後に、(f)に示すように、接地
電極101と同様に、公知技術によってコプレーナ型の
変調用電極105を形成する。
【0036】このように、接地電極101と変調用電極
105でコア層103を挟み込む構成とすることによ
り、変調用電気信号の電界の閉じ込めが大きく、より低
電圧動作に対して有効となる。また、接地電極101を
コア層103の下にしているが、コア層103に対し
て、接地電極101と変調用電極105とを逆の配置に
しても効果は同じである。また、構成を簡単にするた
め、従来のようにコア層103の一方側にのみ電極を形
成してもよい。
【0037】導波路に関しては、周囲のクラッド層10
2とコア層103の屈折率差を最適化することによっ
て、単一モード導波路が形成されるので、上下の電極間
隔を小さくしても、電極を構成する金属による光損失の
効果を小さくすることができ、実用上支障のないレベル
でより有効に電圧印加できるため、低電圧動作が可能に
なる。
【0038】また、電界がかかる部分、つまり電気光学
効果による変調に寄与する部分だけ溝パターンを形成
し、その部分にのみDASTを形成してもよい。この場
合、導波路の一部のみをDASTで形成する。特に、チ
ップ間などの光インタコネクションのように、変調器を
光配線としての光導波路や回析格子などのマイクロ光学
素子と集積化する場合に有効であり、低損失な光導波路
と光変調器部分の機能が分離され、より高性能な集積デ
バイスが実現する。
【0039】上述した製造方法では、基板100上に多
数の変調器を同時に、少ない工数で、有機材料を用いて
形成するので、低コストの変調器を提供することができ
る。また、先に述べたようにチップ間光インタコネクシ
ョンの集積化にも、光配線としての導波路と一体化する
ことができるため、低コスト化が実現する。
【0040】この実施の形態では、DASTの吸湿性を
防止するためのパッシベーション膜は、SiO2、Si
N、SiONなどの無機質やポリイミド、エポキシ樹
脂、シリコン樹脂を用いることができる。
【0041】つぎに、以上説明した有機導波路型光変調
器の製造方法によって実現される有機導波路型光変調器
の具体的な構成例について説明する。
【0042】(構成例1)図2は、本発明の実施の形態
にかかる有機導波路型光変調器の第1の構成例を示す断
面図である。図2において、基板100としてポリイミ
ド基板を用い、その基板100上に、金からなる接地電
極101をメッキ法で形成する。その上層に、光導波路
用PMMA樹脂をスピンコートし、クラッド層102を
形成する。さらに、マッハツェンダ干渉計の導波路パタ
ーンマスクを用い、フォトリソグラフィと酸素ガスを用
いた反応性イオンエッチングを行ない、コア溝を形成す
る。コア溝のサイズは、幅6μm、深さ6μmとする。
【0043】さらに、メタノールを溶媒に用いた徐冷法
によって、DASTを結晶成長させる。結晶方位につい
ては種結晶によって導波路方向をb軸となるようにす
る。このときコア溝以外にも、結晶成長したDASTが
存在する。そこで、発泡ウレタンパッドIC−1000
/SUBAIV(ローデル製)を用い、貧溶媒としてヘ
キサンを、DASTが可溶する溶媒としてジメチルスル
ホキシドを滴下しながら研磨を行ない、コア溝以外のD
ASTを除去し、DASTからなるコア層103を形成
する。さらに、この上に、PMMAをスピンコートし、
上部クラッド層を形成する。
【0044】さらに、この上層に、SiH4とNH3ガス
を原料に、プラズマCVD(Chemical Vap
or Deposition:化学気相成長法)によっ
て、SiN膜を形成する。また、変調用電極105とし
て、コプレーナ型導波路をスパッタ法で形成する。この
ようにして、マッハツェンダ型のチャネル型導波路をも
つ光変調器を作製する。
【0045】したがって、このように作製された有機導
波路型光変調器において、波長1.3μmのレーザ光を
入射しながら同軸ケーブルを介して電極間の変調信号を
入力したところ、約1.5Vと低い駆動電圧で光強度変
調ができることが確認された。また、パッシベーション
の効果によって特性の劣化は見られなかった。なお、こ
こでは、パッシベーション層104を上部のクラッド層
102と変調用電極105の間に形成したが、変調用電
極105上でもかまわない。クラッド層102とパッシ
ベーション層104をそれぞれ形成しているため、最適
化した材料を用いることができる。
【0046】(構成例2)図3は、本発明の実施の形態
にかかる有機導波路型光変調器の第2の構成例を示す断
面図である。図3において、基板100として表面を熱
酸化したシリコンウェハーを用い、その基板100上
に、金からなる接地電極101をメッキ法で形成する。
【0047】上記接地電極101の上層に、エポキシ系
紫外線硬化樹脂をスピンコートし、クラッド層102を
形成する。さらに、マッハツェンダ干渉計の導波路パタ
ーンマスクを用い、フォトリソグラフィと酸素ガスを用
いた反応性イオンエッチングを行ない、コア溝を形成す
る、コア溝のサイズは、幅6μm、深さ6μmとする。
【0048】さらに、メタノールを溶媒に用いた徐冷法
によって、DASTを結晶成長させる。結晶方位につい
ては種結晶によって導波路方向をb軸となるようにす
る。このときコア溝以外にも、結晶成長したDASTが
存在する。そこで、発泡ウレタンパッドIC−1000
/SUBAIV(ローデル製)を用い、粒径0.3μm
のアルミナ研磨剤とヘキサンを使って研磨を行ない、そ
の後、不織布パッドSupremeIV(ローデル製)
とヘキサンのみを用いて仕上げの研磨を行ない、コア溝
以外のDASTを除去し、コア層103を形成する。
【0049】さらに、コア層103の上に、ポリイミド
膜(東芝ケミカル製CT4112A1、焼成温度180
℃)をスピンコートし、厚さ8μmの上層クラッド層兼
パッシベーション層110を形成する。この上層クラッ
ド層兼パッシベーション層110の上に、変調用電極1
05として、コプレーナ線路型金属極をスパッタ法で形
成する。このようにして、マッハツェンダ型のチャネル
型導波路をもつ光変調器を作製する。
【0050】したがって、このように作製された有機導
波路型光変調器において、波長1.3μmのレーザ光を
入射しながら同軸ケーブルを介して電極間の変調信号を
入力したところ、約1.5Vと低い駆動電圧で光強度変
調ができることが確認された。また、パッシベーション
の効果によって特性の劣化は見られなかった。さらに、
クラッド層とパッシベーション層を兼用することによっ
て、プロセス工程が少なくなり、低コストの光変調器を
提供することができる。
【0051】(構成例3)ここでは、前述した構成例1
(図2参照)と同一構造で、コア層が有機高分子からな
る有機導波路型光変調器を作製する。基板100とし
て、表面を熱酸化したシリコンウェハーを用い、その基
板100上に金からなる接地電極101をメッキ法で形
成する。さらに、接地電極101の上層に、エポキシ系
紫外線硬化樹脂をスピンコートし、構成例1と同様にし
てマッハツェンダ導波路パターンのコア溝を形成する。
PMMAに4−N,Nジエチルアミノ−4−ニトロスチ
ルベンを2%溶解した高分子材料を、コア溝を形成した
クラッド層102上にスピンコートし、コア溝を埋め込
む。
【0052】続いて、発泡ウレタンパッドIC−100
0/SUBAIV(ローデル製)を用い、シリカを含ん
だスラリーSS−12(キャボット製)を使って研磨す
る。その後、不織布パッドSupremeIV(ローデ
ル製)と純水のみを用いて仕上げ研磨を行ない、コア溝
以外の有機高分子を除去し、コア層103を形成する。
【0053】ここで、150℃に加熱しながらコロナ帯
電により分極処理を行ない、冷却して配向を固定する。
この上に、エポキシ系紫外線硬化樹脂をスピンコート
し、上層クラッド層を形成する。この上に、変調用電極
105としてコプレレーナ線路型金属極をメッキ法で形
成する。このようにして、有機材料を用いて塗布や研磨
により、簡単なプロセスで、低コストのマッハツェンダ
型のチャネル型導波路をもつ光変調器を提供することが
できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる有
機導波路型光変調器(請求項1)によれば、電気光学効
果に優れた有機媒体であるDASTをコア層に用いた有
機導波路型光変調器を形成し、光導波路の一部または全
領域を外部からの電界により制御することにより、光変
調特性が高く、低電圧駆動が可能になるので、他のデバ
イスへのノイズ源とならない低コストで信頼性の高い光
変調器を提供することができる。
【0055】また、本発明にかかる有機導波路型光変調
器(請求項2)によれば、請求項1において、イオン性
結晶のDASTが水に可溶する性質を考慮し、DAST
を水分から隔離するパッシベーション層を設けることに
より、吸湿によるデバイスの劣化を防止するため、低コ
ストで信頼性の高い光変調器が実現する。
【0056】また、本発明にかかる有機導波路型光変調
器(請求項3)によれば、請求項2において、イオン性
結晶のDASTが水に可溶する性質を考慮し、DAST
を水分から隔離するパッシベーション層とクラッド層を
兼ねる層を設けることにより、吸湿によるデバイスの劣
化を防止するため、プロセス工程が削減され、より低コ
ストで信頼性の高い光変調器が実現する。
【0057】また、本発明にかかる有機導波路型光変調
器の製造方法(請求項4)によれば、電気光学効果を示
す有機媒体(有機分子あるいは有機結晶)をコア層に用
いた有機導波路型光変調器であって、下層クラッド部に
コア溝を形成し、そのコア溝に、優れた電気光学効果を
示す有機媒体(DAST)を埋め込み、有機媒体の特性
を劣化させない溶媒を用いて化学的機械研磨を行ない、
上記溝以外の有機媒体を除去し、コア部分に有機媒体を
形成するので、従来において加工困難であったフォトリ
ソグラフィやエッチングによる有機媒体の劣化を防止し
た低コストの有機導波路型光変調器の製造方法を実現す
ることができる。
【0058】また、本発明にかかる有機導波路型光変調
器の製造方法(請求項5)によれば、請求項4におい
て、微粒子を含む研磨剤を用いる第1の研磨工程と、こ
れに引き続く微粒子を含む研磨剤を用いない第2の研磨
工程の2段階の研磨工程とすることにより、コア層およ
びクラッド層の研磨面における研磨剤の残留を防止し、
異物による光損失を解消することが可能になるため、低
コストの有機導波路型光変調器の製造方法を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる有機導波路型光変
調器の製造工程を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる有機導波路型光変
調器の第1の構成例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる有機導波路型光変
調器の第2の構成例を示す断面図である。
【図4】従来のLiNbO3を用いたマッハツェンダ型
光変調器の構成を示す断面図である。
【図5】従来におけるDAST結晶の光導波路プロセス
を示す説明図である。
【符号の説明】
100 基板 101 接地電極 102 クラッド層 103 コア層 103a コア溝 105 変調用電極 104 パッシベーション層 106 有機媒体 110 クラッド層兼パッシベーション層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を外部からの電界の強さに応じて
    出射光の位相または強度を変調する有機導波路型光変調
    器であって、 4−dimethylamino−N−methyls
    tylbazolium−tosylate(DAS
    T)の有機結晶をコア層にもつ光導波路の一部または全
    領域を外部からの電界により制御することを特徴とする
    有機導波路型光変調器。
  2. 【請求項2】 前記有機結晶を水分から隔離するパッシ
    ベーション層を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の有機導波路型光変調器。
  3. 【請求項3】 前記パッシベーション層は、光導波路の
    クラッド層を兼ねることを特徴とする請求項2に記載の
    有機導波路型光変調器。
  4. 【請求項4】 入射光を外部からの電界の強さに応じて
    出射光の位相または強度を変調する有機導波路型光変調
    器の製造方法であって、 導波路保持基板上にクラッド層を形成する第1の工程
    と、 前記第1の工程で形成されたクラッド層にコア層となる
    溝をパターニングする第2の工程と、 前記第2の工程でパターニングされた溝部分に、電気光
    学効果をもつ有機媒体を形成する第3の工程と、 研磨によって不要な電気光学効果をもつ有機媒体を除去
    し、コア層を形成する第4の工程と、 上部クラッド層を形成する第5の工程と、 外部からの電圧制御のための電極を形成する第6の工程
    と、 を含むことを特徴とする有機導波路型光変調器の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第4の工程は、 微粒子を含む研磨剤を用いる研磨する第1の研磨工程
    と、 前記第1の研磨工程の後に、微粒子を含む研磨剤を用い
    ない第2の研磨工程と、 からなることを特徴とする請求項4に記載の有機導波路
    型光変調器の製造方法。
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