JP2003202207A - 車載用操舵角算出装置及び白線検出装置 - Google Patents

車載用操舵角算出装置及び白線検出装置

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JP2003202207A
JP2003202207A JP2002000324A JP2002000324A JP2003202207A JP 2003202207 A JP2003202207 A JP 2003202207A JP 2002000324 A JP2002000324 A JP 2002000324A JP 2002000324 A JP2002000324 A JP 2002000324A JP 2003202207 A JP2003202207 A JP 2003202207A
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vehicle
steering angle
color
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English (en)
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Takayuki Tomita
隆之 冨田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の撮像素子で白線が細く縮小されること
なく広視野の景色が撮像できてより正確且つ適切な操舵
角が算出できる車載用操舵角算出装置を提供する。 【解決手段】 この車載用操舵角算出装置1は、カラー
撮像素子7と、各々道路車線を含む複数方向の景色から
の入射光23L,23R,23Fを撮像素子7上に重畳
結像させる光学系9,11,15,19と、各入射光2
3L,23R,23Fの光路上に介装され、各入射光2
3L,23R,23Fから互いに異なる色の光成分を抽
出して撮像素子7に結像させるカラーフィルタ13,1
7段と、撮像素子7で重畳撮像された複数方向の各景色
の画像を各色の画像成分に応じて区別し、個別に各景色
の画像に映る道路車線の白線部分を抽出する白線抽出部
4と、白線抽出部4の抽出結果に基づき自車と白線との
間隔を検出し、該間隔に応じて自車の操舵角を算出する
操舵角演算部6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像した画像に映
る道路車線の白線部分に基づき操舵角を算出する車載用
操舵角算出装置及びこの車載用操舵角演算装置に用いら
れる白線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車載用操舵角算出装置は、例え
ば道路車線の白線に沿って車両を自動走行させる白線追
尾の技術に用いられる。
【0003】従来の車載用操舵角算出装置は、車両の例
えば前部に設置された撮像カメラにより車両の前方景色
だけを撮像し、撮像した画像に映る道路車線の白線部分
(白線画像)に基づき自車と白線との間隔を検出し、検
出した間隔に応じて操舵角を算出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】適切な操舵角を算出す
るには、正確な自車と白線との間隔に基づき、且つ遠方
の白線形状を考慮して操舵角を算出する必要がある。特
に、正確に自車と白線との間隔を検出するには、遠方の
白線画像よりも自車の前方直近の白線画像に基づき自車
と白線との間隔を検出する必要がある。従来の車載用操
舵角算出装置の撮像カメラは広視野のものではない為、
前方景色の画像に映る白線の範囲は、遠方側の範囲しか
映らず前方直近の範囲までは映らなかった。その為、従
来の車載用操舵角算出装置では、あまり正確に自車と白
線との間隔が検出できず、操舵角もあまり正確且つ適切
に算出できなかった。
【0005】この問題を解決する技術として、次の2つ
の技術が提案されている。
【0006】1つは、前方景色を撮像する撮像カメラの
他に、更に前方直近の左右側景色を撮像する撮像カメラ
を設置し、これら複数の撮像カメラで同時に前方景色と
前方直近の左右側景色とを撮像し、これら画像に映る白
線画像に基づき自車と白線との間隔を算出するものであ
る。しかしながら、この技術では、複数の撮像カメラを
必要とし、撮像カメラの設置スペースの確保やコストが
かかる欠点がある。
【0007】もう1つは、前方景色を撮像する撮像カメ
ラとして広視野の撮像カメラを用いることで、前方直近
の左右側景色まで撮像できるようにし、その画像に映る
白線画像に基づき自車と白線との間隔を算出するもので
ある。しかしながら、この技術では、撮像面に広視野の
景色が押し込まれて撮像される為、撮像画像が縮小され
て白線画像が細くなり、白線が検出され損なう(見落と
される)可能性が大きくなる欠点がある。
【0008】そこで、本発明の課題は、単一の撮像素子
により白線画像が細く縮小されることなく広視野の景色
が撮像でき、この撮像した画像に映る白線画像に基づ
き、より正確且つ適切な操舵角が算出できる車載用操舵
角算出装置を提供すること、及びその車載用操舵角算出
装置に用いられる白線検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
には、請求項1に記載の白線検出装置は、カラー撮像を
行う単一の撮像素子と、各々道路車線を含む複数方向の
景色からの入射光を前記撮像素子に重畳して結像させる
光学系と、前記各入射光の光路上に介装され、前記各入
射光から互いに異なる色の光成分を抽出して前記撮像素
子に結像させることで、前記複数方向の各景色を前記各
色の画像成分として撮像させる光成分抽出手段と、前記
撮像素子で撮像された前記複数方向の各景色の画像を前
記各色の画像成分に基づいて区別し、個別に各景色の画
像に映る前記道路車線の白線部分を抽出する白線抽出手
段と、を備えるものである。
【0010】請求項2に記載の白線検出装置は、前記複
数方向の景色は、自車の前方景色と左右側景色とである
ものである。
【0011】請求項3に記載の白線検出装置は、前記光
成分抽出手段は、ダイクロイックフィルタ又はカラーフ
ィルタにより構成されるものである。
【0012】請求項4に記載の車載用操舵角算出装置
は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の白線検出装
置と、前記白線検出装置の前記白線抽出手段の抽出結果
に基づき自車と道路車線の白線との間隔を検出し、該間
隔に応じて自車の操舵角を算出する操舵角演算手段と、
を備えるものである。
【0013】請求項5に記載の車載用操舵角算出装置
は、前記複数方向の景色は自車の前方景色と左右側景色
とを含み、前記操舵角演算手段は、前記前方景色の画像
に基づき検出した自車と白線との間隔と前記左右側景色
の画像に基づき検出した自車と前記白線との間隔との差
違量を検出し、該差違量に応じて前記白線の曲がり具合
を判断し、該判断結果を考慮して操舵角を算出するもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る車載用操舵角算出装置の側面視の模式図であり、図2
は、図1の撮像カメラ部分の平面視の模式図である。
【0015】この実施の形態に係る車載用操舵角算出装
置1は、図1及び図2に示す如く、例えば車両(以後自
車と称す)の前部に設置され、自車の走行する道路車線
が映る様にして例えば自車の前方景色及び前方直近の左
右側景色(以後左右側景色と称す)を同時に撮像する撮
像カメラ3と、撮像カメラ3で撮像された前方景色の画
像と左右側景色の画像との各画像から道路車線の白線部
分を抽出する白線抽出部4と、自車の車速を検出する車
速センサ5と、白線抽出部4の抽出結果と車速センサ5
の検出結果とに基づき自車の操舵角を算出する操舵角演
算部6とを備えて構成される。ここでは、撮像カメラ3
及び白線抽出部4により白線検出装置が構成されてい
る。
【0016】撮像カメラ3は、後側から順に単一の撮像
素子7、撮像レンズ9、ハーフミラー11、第1のカラ
ーフィルタ13及びプリズム15を配置して、左右側景
色からの入射光23L,23Rをプリズム15により撮
像素子7側に光路変換して各要素13,11,9を介し
て撮像素子7に結像させると共に、ハーフミラー11の
下側に順に第2のカラーフィルター17及び反射ミラー
19を配置して、前方景色からの入射光23Fを各要素
19,17,11,9を介して撮像素子7に結像させる
ように構成される。ここでは、撮像レンズ9、ハーフミ
ラー11、プリズム15及び反射ミラー19により光学
系が構成される。
【0017】プリズム15は、二等辺三角柱状に形成さ
れ、その左右のプリズム側面15L,15Rが左右側景
色に向けられ、そのプリズム後面15Bが撮像素子7に
向けられて配置される。
【0018】撮像素子7は、その撮像面7aの各画素に
同じ複数色(例えばRGBの三原色)の色フィルタ(図
示省略)が配設されたカラー撮像素子として構成され
る。
【0019】第1のカラーフィルタ13は、例えば撮像
素子7に使用されるG色フィルタの分光透過特性と同じ
分光透過特性を有し、プリズム15とハーフミラー11
との間に介装される。これにより、プリズム15からの
光23L,23Rのうち、G色の光成分だけが抽出され
て撮像素子7に結像される。
【0020】第2のカラーフィルタ17は、例えば撮像
素子7に使用されるB色フィルタ及びR色フィルタの各
分光透過特性を兼ね備えた分光透過特性を有し、反射ミ
ラー19とハーフミラー11との間に配置される。これ
により、反射ミラー19からの光23Fのうち、B色及
びR色の各光成分だけが抽出されて撮像素子7に結像さ
れる。
【0021】即ち、この構成においては、左右側景色か
らの入射光23L,23Rはそれぞれ、左右のプリズム
側面15L,15Rを透過して反対側のプリズム側面1
5R,15Lで内面反射してプリズム後面15Bから出
射され、ともに第1のカラーフィルタ13を透過してG
色の成分だけが抽出され、ハーフミラー11を透過し撮
像レンズ9を介して、それぞれ撮像素子7の撮像面7a
の左半領域7L,右半領域7Rに結像する。即ち、左側
景色,右側景色は、それぞれ撮像面7aの左半領域7
L,右半領域7Rにて、ともにG色の画像成分として撮
像される。一方、前方景色からの入射光23Fは、反射
ミラー19により第2のカラーフィルタ17側に反射さ
れ、第2のカラーフィルタ17を透過してB色及びR色
の各光成分だけが抽出されてハーフミラー11に入射
し、ハーフミラー11で撮像素子7側に反射され、撮像
レンズ9を介して撮像素子7の撮像面7aの全領域(7
L及び7R)に結像する。即ち、前方景色は、撮像面7
aの全領域にてB色及びR色の画像成分として撮像され
る。
【0022】この様に、撮像面7aの左半領域7Lに
て、左側景色及び前方景色の左半分がそれぞれG色の画
像成分及びB色及びR色の画像成分として同時に撮像さ
れると共に、撮像面7aの右半領域7Rにて、右側景色
及び前方景色の右半分がそれぞれG色の画像成分及びB
色及びR色の画像成分として合成されて同時に撮像され
る。この左右側景色及び前方景色の重畳画像は、各色の
画像成分に基づいて分離されて白線抽出部4に出力さ
れ、白線抽出部4において各色の画像成分に応じて区別
され処理される。
【0023】白線抽出部4は、撮像素子7にてB色及び
R色の画像成分として撮像された前方景色の画像に映る
道路車線の左右両側の白線部分を抽出して、前方景色の
画像に映る道路車線の左右両側の白線の位置を検出する
前方画像白線抽出部4aと、撮像素子7にてG色の画像
成分として撮像された左右側景色の画像に映る道路車線
の左右各側の白線部分を抽出して、左右側景色の画像に
映る道路車線の左右各側の白線の位置を検出する左右画
像白線抽出部4bとを備えて構成される。
【0024】なお、前方画像白線抽出部4aで用いられ
るB色及びR色の画像成分の画像及び左右画像白線抽出
部4bで用いられるG色の画像成分の画像は、RGBの
各色信号の所定の信号レベル以下の部分がカットされ、
その所定の信号レベルを超える部分だけで生成されたも
のが用いられる。これにより、B色及びR色の画像成分
の画像(前方景色の画像)とG色の画像成分の画像(左
右側景色の画像)とが入り交じることが防止される。こ
れは、カラーフィルタ13,17の分光透過特性が、フ
ィルタ特性上、その裾の領域(即ち信号レベルの低い部
分に対応する領域)で互いに重なり合う分布特性を有し
ており、その分布特性に起因する画像の入り交じりを防
止するものである。
【0025】なお、左右側景色及び前方側景色からの入
射光23L,23R,23Fは、自然光であり単色光で
はないので、カラーフィルタ13,17を透過して光成
分が制限されても、画像の形や濃淡の情報は保持され
る。従って、G色の画像成分の画像及びB色及びR色の
画像成分の画像に映る道路車線の白線部分の抽出は十分
に行える。
【0026】操舵角演算部6は、前方画像白線抽出部4
aで検出された左右両側の白線の位置に基づき自車と道
路車線の左右両側の白線との両間隔(以後注目する側に
応じて「前方における自車・左(右)側白線間隔」と称
す)を検出すると共に、左右画像白線抽出部4aで検出
された左右各側の白線の位置に基づき自車と左右各側の
白線との各間隔(以後それぞれ「直近左(右)側におけ
る自車・白線間隔」と称す)を検出する。画像に映る白
線部分から自車と白線との間隔を検出する具体法として
は、例えば、白線部分を直線で近似しその直線の画像上
の配置により自車と白線との間隔を判断するか、若しく
は、画像上に1本の水平(又は垂直)の基準線を設定
し、その基準線と白線部分との交点の位置により自車と
白線との間隔を判断する。ここでは、以下の操舵角の算
出法に備えて、各画像に映る白線部分が実際には直線形
状でなくても直線形状と見なして(即ち直線形状に近似
して)、前方における自車・左(右)側白線間隔及び直
近左(右)側における自車・白線間隔を検出するものと
する。
【0027】そして、操舵角演算部6は、前方における
自車・左(右)側白線間隔が所定間隔より狭くなると
(即ち左(右)側白線に接近し過ぎると)、以下の様に
して操舵角の大きさを調整して操舵角を算出する。
【0028】即ち、直近左(右)側における自車・白線
間隔と前方における自車・左(右)側白線間隔との差違
量(例えば前者から後者を引いた量)を算出し、算出し
た差違量が所定値未満の場合(即ち直近左(右)側にお
ける自車・白線間隔と前方における自車・左(右)側白
線間隔とがほぼ同じ間隔の場合)は、道路車線の左
(右)側の白線は直線状に延びていると判断し、この場
合は、直近左(右)側における自車・白線間隔を用い
て、且つ車速センサからの車速情報を考慮して操舵角を
算出する。例えば、直近左(右)側における自車・白線
間隔が狭いぼど右(左)側により大きく操舵する様に操
舵角を調整し、且つ車速センサから得られる車速が大き
いほど操舵角が大きくなり過ぎない様に操舵角を小さく
調整して算出する(具体的な算出法は、予め設定した演
算式又は対応表等を用いて算出する)。
【0029】そして、算出した差違量が所定値以上の場
合(即ち直近左(右)側における自車・白線間隔は広い
が前方の自車・左(右)側白線間隔は狭い場合)は、道
路車線の左(右)側の白線は右(左)に曲がって延びて
いると判断し、且つ、算出した差違量が大きいほどより
大きく当該白線が右(左)に曲がっていると判断し、こ
の場合は、上記と同様に直近左(右)側における自車・
白線間隔を用いて且つ車速センサからの車速情報を考慮
すると共に、更に白線の右(左)側への曲がり具合を考
慮して操舵角を算出する。例えば、白線の右(左)側へ
の曲がりが大きいほど右(左)側により大きく操舵する
様に操舵角を更に調整する。
【0030】即ち、ここでは、取り敢えず実際の白線は
直線形状である仮定として直近左(右)側における自車
・白線間隔及び前方における自車・左(右)側白線間隔
をそれぞれ検出し、仮定が正しければ双方の間隔はほぼ
一致すると考え、一致しなければ仮定は外れている(即
ち実際の白線は曲がっている)と考え且つ双方の間隔の
差違量が大きいほど実際の白線は大きく曲がっていると
考えている。
【0031】そして、この様に算出された操舵角は、例
えば、自車の操舵装置に出力されてその操舵角に基づき
操舵される。これにより白線追尾される。
【0032】以上のように構成された車載用操舵角算出
装置1によれば、カラーフィルタ13,17により、複
数方向の景色(ここでは左右側景色及び前方景色)から
の各入射光23L,23R,23Fから互いに異なる色
の光成分が抽出されてカラー撮像の単一の撮像素子7に
重畳結像され、複数方向の各景色が各色の画像成分とし
て撮像される為、単一の撮像素子7により複数方向の景
色(即ち広視野の景色)が縮小されずに(従って白線部
分も縮小されずに)撮像でき、しかも、白線抽出部4
(4a,4b)により、各色の画像成分に応じて複数方
向の各景色の画像が区別され、個別に各景色の画像に映
る道路車線の白線部分が抽出される為、混同すること無
く適切に複数方向の各景色の画像に映る白線部分が検出
できる。従って、単一の撮像素子7により広視野の景色
が撮像でき、しかも、白線画像が縮小されていない為、
見落とすことなく正確に広視野の景色に亘る白線部分が
検出できる。そして、操舵角演算部6により、その白線
検出部4の抽出結果に基づき自車と白線との間隔が検出
され、該間隔に応じて自車の操舵角が算出される為、広
視野の景色に亘る白線が考慮でき、より正確且つ適切な
操舵角が算出できるようになる。
【0033】更に、複数方向の景色が自車の前方景色と
左右側景色とである為、効率良く広視野の景色が撮像で
きる。
【0034】更に、操舵角演算部6により、前方景色の
画像に基づき検出された自車と白線との間隔と左右側景
色の画像に基づき検出された自車と前記白線との間隔と
の差違量が検出され、該間隔に応じて前記白線の曲がり
具合が判断される為、比較的簡単な演算処理により白線
の曲がり具合が検出でき、しかも、該白線の曲がり具合
が考慮されて操舵角が算出される為、より正確且つ適切
な操舵角が算出できるようになる。
【0035】更に、カラーフィルタ13,17を用いる
ことで、簡易な手法により各入射光23L,23R,2
3Fから互いに異なる色の光成分が抽出できる。
【0036】更に、単一の撮像素子7により複数方向の
景色が撮像される為、コストの低減及び設置スペースの
省略化が図れる。
【0037】なお、この実施の形態では、カラーフィル
タ13,17を用いることで、複数方向の各景色からの
入射光23L,23R,23Fから互いに異なる色の光
成分を抽出したが、カラーフィルタ13,17の代わり
にダイクロイックフィルタを用いても構わない。ダイク
ロイックフィルタを用いる場合は、図1において、カラ
ーフィルタ13,17が省略され、ハーフミラー11の
代わりに、例えばG色の光成分を透過してR色及びB色
の各光成分を反射する特性を有するダイクロイックフィ
ルタが配置される構成となる。この場合も、カラーフィ
ルタ13,17を用いた場合と同様の効果を得る。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の白線検出装置によれ
ば、光成分抽出手段により、複数方向の景色からの各入
射光から互いに異なる色の光成分が抽出されてカラー撮
像の単一の撮像素子に重畳結像され、複数方向の各景色
が各色の画像成分として撮像される為、単一の撮像素子
により複数方向の景色(即ち広視野の景色)が縮小され
ずに(従って白線部分も縮小されずに)撮像でき、しか
も、白線抽出手段により、各色の画像成分に応じて複数
方向の各景色の画像が区別され、個別に各景色の画像に
映る道路車線の白線部分が抽出される為、混同すること
無く適切に複数方向の各景色の画像に映る白線部分が検
出できる。従って、単一の撮像素子により広視野の景色
が撮像でき、しかも、白線画像が縮小されていない為、
見落とすことなく正確に広視野の景色に亘る白線部分が
検出できるようになる。
【0039】請求項2に記載の白線検出装置によれば、
複数方向の景色が自車の前方景色と左右側景色とである
為、効率良く広視野の景色が撮像できる。
【0040】請求項3に記載の白線検出装置によれば、
光成分抽出手段がダイクロイックフィルタ又は色フィル
タにより構成される為、簡易な手法により構成できる。
【0041】請求項4に記載の車載用操舵角算出装置に
よれば、操舵角演算手段により、請求項1乃至請求項3
の何れかに記載の白線検出装置の白線検出手段の抽出結
果に基づき自車と白線との間隔が検出され、該間隔に応
じて自車の操舵角が算出される為、広視野の景色に亘る
白線が考慮でき、より正確且つ適切な操舵角が算出でき
るようになる。
【0042】請求項5に記載の車載用操舵角算出装置に
よれば、操舵角演算手段により、前方景色の画像に基づ
き検出された自車と白線との間隔と左右側景色の画像に
基づき検出された自車と前記白線との間隔との差違量が
検出され、該差違量に応じて前記白線の曲がり具合が判
断される為、比較的簡単な演算処理により白線の曲がり
具合が検出でき、しかも、該白線の曲がり具合が考慮さ
れて操舵角が算出される為、より正確且つ適切な操舵角
が算出できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車載用操舵角算出装
置の側面視の模式図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る車載用操舵角算出装
置における撮像カメラ部分の平面視の模式図である。
【符号の説明】
1 車載用操舵角算出装置 3 撮像カメラ 4 白線抽出部 4a 前方画像白線抽出部 4b 左右画像白線抽出部 6 操舵角演算部 7 撮像素子 9 撮像レンズ 11 ハーフミラー 13 第1のカラーフィルタ 15 プリズム 17 第2のカラーフィルター 19 反射ミラー 23L,23R 左右側景色からの入射光 23F 前方景色からの入射光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 隆之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 2F065 AA01 AA14 AA20 AA42 AA51 BB05 BB27 CC11 CC40 DD02 DD03 FF04 FF05 FF64 JJ03 JJ26 LL00 LL12 LL22 QQ21 QQ28 QQ31 3D020 BA20 BC02 BC13 BD05 BE03 5B057 BA02 BA15 CA01 CA08 CA12 CA16 CB12 CB16 DA08 5L096 AA02 AA06 BA04 FA15 GA38 GA40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー撮像を行う単一の撮像素子と、 各々道路車線を含む複数方向の景色からの入射光を前記
    撮像素子に重畳して結像させる光学系と、 前記各入射光の光路上に介装され、前記各入射光から互
    いに異なる色の光成分を抽出して前記撮像素子に結像さ
    せることで、前記複数方向の各景色を前記各色の画像成
    分として撮像させる光成分抽出手段と、 前記撮像素子で撮像された前記複数方向の各景色の画像
    を前記各色の画像成分に基づいて区別し、個別に各景色
    の画像に映る前記道路車線の白線部分を抽出する白線抽
    出手段と、を備えることを特徴とする白線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記複数方向の景色は、自車の前方景色
    と左右側景色とであることを特徴とする請求項1に記載
    の白線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記光成分抽出手段は、ダイクロイック
    フィルタ又はカラーフィルタにより構成されることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の白線検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    白線検出装置と、 前記白線検出装置の前記白線抽出手段の抽出結果に基づ
    き自車と道路車線の白線との間隔を検出し、該間隔に応
    じて自車の操舵角を算出する操舵角演算手段と、を備え
    ることを特徴とする車載用操舵角算出装置。
  5. 【請求項5】 前記複数方向の景色は自車の前方景色と
    左右側景色とを含み、前記操舵角演算手段は、前記前方
    景色の画像に基づき検出した自車と白線との間隔と前記
    左右側景色の画像に基づき検出した自車と前記白線との
    間隔との差違量を検出し、該差違量に応じて前記白線の
    曲がり具合を判断し、該判断結果を考慮して操舵角を算
    出することを特徴とする請求項4に記載の車載用操舵角
    算出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9999959B2 (en) 2012-08-22 2018-06-19 Sandvik Intellectual Property Ab Support pad for a drill head and method for designing and manufacturing a support pad

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