JP2003198830A - 電子透かし挿入方法、電子透かし挿入装置、電子透かし挿入プログラム及び電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム記憶媒体 - Google Patents
電子透かし挿入方法、電子透かし挿入装置、電子透かし挿入プログラム及び電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム記憶媒体Info
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- JP2003198830A JP2003198830A JP2001394108A JP2001394108A JP2003198830A JP 2003198830 A JP2003198830 A JP 2003198830A JP 2001394108 A JP2001394108 A JP 2001394108A JP 2001394108 A JP2001394108 A JP 2001394108A JP 2003198830 A JP2003198830 A JP 2003198830A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は電子透かし挿入方法、電子透かし挿
入装置、電子透かし挿入プログラム及び電子透かし挿入
プログラムを記憶したプログラム記憶媒体を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】 付加的な情報が挿入されたディジタルデ
ータから付加的な情報を抽出してディジタルデータから
分離する透かし抽出手段を備える電子透かし挿入装置に
おいて、ディジタルデータの空間座標を変換する座標変
換手段30と、ディジタルデータを量子化処理する量子
化手段31と、量子化処理されたディジタルデータを変
換することにより、前記付加的な情報を前記ディジタル
データに挿入する透かし挿入手段33と、該透かし挿入
手段33に係数変換テーブルを与える係数変換テーブル
生成手段32と、前記透かし挿入手段33の出力を受け
て量子化処理の逆の変換を行なう逆量子化手段34、と
を備えて構成する。
入装置、電子透かし挿入プログラム及び電子透かし挿入
プログラムを記憶したプログラム記憶媒体を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】 付加的な情報が挿入されたディジタルデ
ータから付加的な情報を抽出してディジタルデータから
分離する透かし抽出手段を備える電子透かし挿入装置に
おいて、ディジタルデータの空間座標を変換する座標変
換手段30と、ディジタルデータを量子化処理する量子
化手段31と、量子化処理されたディジタルデータを変
換することにより、前記付加的な情報を前記ディジタル
データに挿入する透かし挿入手段33と、該透かし挿入
手段33に係数変換テーブルを与える係数変換テーブル
生成手段32と、前記透かし挿入手段33の出力を受け
て量子化処理の逆の変換を行なう逆量子化手段34、と
を備えて構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタルデータに
それとは異質のディジタル情報を挿入する電子透かし挿
入方法、電子透かし挿入装置、電子透かし挿入プログラ
ム及び電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム
記憶媒体に関する。
それとは異質のディジタル情報を挿入する電子透かし挿
入方法、電子透かし挿入装置、電子透かし挿入プログラ
ム及び電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム
記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在では、様々なコンテンツ(内容、中
身)がディジタル化されて商品となっている。動画、静
止画、音楽、プログラム、データ情報等がディジタルデ
ータとして記憶媒体に記憶されたり、ネットワークを介
したりして売買されている。映画を録画したDVDや写
真集を記憶したCD−ROMが店頭で販売され、歌謡曲
のネット配信やゲームプログラムのインターネットを介
したダウンロードが特定ユーザ向けに開始されつつあ
る。
身)がディジタル化されて商品となっている。動画、静
止画、音楽、プログラム、データ情報等がディジタルデ
ータとして記憶媒体に記憶されたり、ネットワークを介
したりして売買されている。映画を録画したDVDや写
真集を記憶したCD−ROMが店頭で販売され、歌謡曲
のネット配信やゲームプログラムのインターネットを介
したダウンロードが特定ユーザ向けに開始されつつあ
る。
【0003】ディジタルデータとしての商品が抱える問
題の一つに複製がある。ディジタルデータはパーソナル
コンピュータを用いれば容易に複製することができる。
完全な複製であることから、たとえ世代複製が行われた
としてもそのコンテンツの質の劣化は極めて少ない。従
って、膨大な複製品が瞬時にかつ広範囲に広がる可能性
がある。そうなると、コンテンツの著作者がもつ著作権
は侵害され、販売権をもつ販売代理店は正当な利益が出
せなくなる。
題の一つに複製がある。ディジタルデータはパーソナル
コンピュータを用いれば容易に複製することができる。
完全な複製であることから、たとえ世代複製が行われた
としてもそのコンテンツの質の劣化は極めて少ない。従
って、膨大な複製品が瞬時にかつ広範囲に広がる可能性
がある。そうなると、コンテンツの著作者がもつ著作権
は侵害され、販売権をもつ販売代理店は正当な利益が出
せなくなる。
【0004】著作権を保護して不正な複製を防止するた
めには、元コンテンツと複製品とを区別できなくてはな
らない。そこで、利用される手法が電子透かし技術であ
る。電子透かしとは、ディジタルコンテンツにそれとは
異質のディジタルデータを挿入する技術である。著作者
や使用者IDや製造方法等をディジタル化してコンテン
ツに挿入することによって元コンテンツであることを証
明する。
めには、元コンテンツと複製品とを区別できなくてはな
らない。そこで、利用される手法が電子透かし技術であ
る。電子透かしとは、ディジタルコンテンツにそれとは
異質のディジタルデータを挿入する技術である。著作者
や使用者IDや製造方法等をディジタル化してコンテン
ツに挿入することによって元コンテンツであることを証
明する。
【0005】電子透かし技術に要求される要件は、コン
テンツに異質の情報を挿入することによるコンテンツの
質の劣化を抑えることと、挿入した情報を正確に抽出で
きることである。コンテンツの質を保つには情報の挿入
量を少なくすればよい。一方、挿入されている情報を過
不足なく抽出するには、情報の挿入量は多いほどよい。
このように、電子透かし技術は相反する問題に応えなけ
ればならない。
テンツに異質の情報を挿入することによるコンテンツの
質の劣化を抑えることと、挿入した情報を正確に抽出で
きることである。コンテンツの質を保つには情報の挿入
量を少なくすればよい。一方、挿入されている情報を過
不足なく抽出するには、情報の挿入量は多いほどよい。
このように、電子透かし技術は相反する問題に応えなけ
ればならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した問題に応える
ため、既に様々な方法が考案されている。例えば、画像
データをフーリエ変換して同心円状の同一周波数領域の
フーリエ変換係数に情報を挿入する方法や、イエローイ
ンクを使用した特定形状を印刷画像に挿入する方法等が
ある。しかしながら、何れも出力装置の色再現性に依存
するために特化した方法である。つまり、前述の方法
は、CRT等のディスプレイに表示される映像には有効
であるが、プリンタで印刷された画像では情報を抽出す
ることが困難となる。逆に、後述の方法はプリンタで印
刷された画像には有効であるが、ディスプレイに表示し
た時の画質の劣化が視覚できてしまう。
ため、既に様々な方法が考案されている。例えば、画像
データをフーリエ変換して同心円状の同一周波数領域の
フーリエ変換係数に情報を挿入する方法や、イエローイ
ンクを使用した特定形状を印刷画像に挿入する方法等が
ある。しかしながら、何れも出力装置の色再現性に依存
するために特化した方法である。つまり、前述の方法
は、CRT等のディスプレイに表示される映像には有効
であるが、プリンタで印刷された画像では情報を抽出す
ることが困難となる。逆に、後述の方法はプリンタで印
刷された画像には有効であるが、ディスプレイに表示し
た時の画質の劣化が視覚できてしまう。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、ディスプレイに表示されたり、プリンタ
で印刷されたり、様々な出力装置で表現されながらも画
質の劣化を抑えて挿入した情報を正確に抽出することが
できる電子透かし挿入方法、電子透かし挿入装置、電子
透かし挿入プログラム及び電子透かし挿入プログラムを
記憶したプログラム記憶媒体を提供することを目的とし
ている。
ものであって、ディスプレイに表示されたり、プリンタ
で印刷されたり、様々な出力装置で表現されながらも画
質の劣化を抑えて挿入した情報を正確に抽出することが
できる電子透かし挿入方法、電子透かし挿入装置、電子
透かし挿入プログラム及び電子透かし挿入プログラムを
記憶したプログラム記憶媒体を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1記載の発
明は、付加的な情報が挿入されたディジタルデータから
付加的な情報を抽出してディジタルデータから分離する
透かし抽出処理ステップを備える電子透かし挿入方法に
おいて、ディジタルデータの空間座標を変換する座標変
換処理ステップと、ディジタルデータを量子化処理する
量子化処理ステップと、量子化処理されたディジタルデ
ータを変換することにより、前記付加的な情報を前記デ
ィジタルデータに挿入する透かし挿入処理ステップと、
量子化処理の逆の変換を行なう逆量子化処理ステップ、
とを備えることを特徴とする。
明は、付加的な情報が挿入されたディジタルデータから
付加的な情報を抽出してディジタルデータから分離する
透かし抽出処理ステップを備える電子透かし挿入方法に
おいて、ディジタルデータの空間座標を変換する座標変
換処理ステップと、ディジタルデータを量子化処理する
量子化処理ステップと、量子化処理されたディジタルデ
ータを変換することにより、前記付加的な情報を前記デ
ィジタルデータに挿入する透かし挿入処理ステップと、
量子化処理の逆の変換を行なう逆量子化処理ステップ、
とを備えることを特徴とする。
【0009】このように構成すれば、画質の劣化を抑え
て挿入した情報を正確に抽出することができる。 (2)請求項2記載の発明は、付加的な情報が挿入され
たディジタルデータから付加的な情報を抽出してディジ
タルデータから分離する透かし抽出手段を備える電子透
かし挿入装置において、ディジタルデータの空間座標を
変換する座標変換手段と、ディジタルデータを量子化処
理する量子化手段と、量子化処理されたディジタルデー
タを変換することにより、前記付加的な情報を前記ディ
ジタルデータに挿入する透かし挿入手段と、該透かし符
号挿入手段に係数変換テーブルを与える係数変換テーブ
ル生成手段と、前記透かし挿入手段の出力を受けて量子
化処理の逆の変換を行なう逆量子化手段、とを備えるこ
とを特徴とする電子透かし挿入装置。
て挿入した情報を正確に抽出することができる。 (2)請求項2記載の発明は、付加的な情報が挿入され
たディジタルデータから付加的な情報を抽出してディジ
タルデータから分離する透かし抽出手段を備える電子透
かし挿入装置において、ディジタルデータの空間座標を
変換する座標変換手段と、ディジタルデータを量子化処
理する量子化手段と、量子化処理されたディジタルデー
タを変換することにより、前記付加的な情報を前記ディ
ジタルデータに挿入する透かし挿入手段と、該透かし符
号挿入手段に係数変換テーブルを与える係数変換テーブ
ル生成手段と、前記透かし挿入手段の出力を受けて量子
化処理の逆の変換を行なう逆量子化手段、とを備えるこ
とを特徴とする電子透かし挿入装置。
【0010】このように構成すれば、画質の劣化を抑え
て挿入した情報を正確に抽出することができる。 (3)請求項3記載の発明は、付加的な情報が挿入され
たディジタルデータから付加的な情報を抽出してディジ
タルデータから分離する透かし抽出処理ステップを備え
る電子透かし挿入プログラムにおいて、ディジタルデー
タの空間座標を変換する座標変換ステップと、ディジタ
ルデータを量子化処理する量子化処理ステップと、量子
化処理されたディジタルデータを変換することにより、
前記付加的な情報を前記ディジタルデータに挿入する透
かし挿入処理ステップと、量子化処理の逆の変換を行な
う逆量子化処理ステップ、とを備えることを特徴とす
る。
て挿入した情報を正確に抽出することができる。 (3)請求項3記載の発明は、付加的な情報が挿入され
たディジタルデータから付加的な情報を抽出してディジ
タルデータから分離する透かし抽出処理ステップを備え
る電子透かし挿入プログラムにおいて、ディジタルデー
タの空間座標を変換する座標変換ステップと、ディジタ
ルデータを量子化処理する量子化処理ステップと、量子
化処理されたディジタルデータを変換することにより、
前記付加的な情報を前記ディジタルデータに挿入する透
かし挿入処理ステップと、量子化処理の逆の変換を行な
う逆量子化処理ステップ、とを備えることを特徴とす
る。
【0011】このように構成すれば、画質の劣化を抑え
て挿入した情報を正確に抽出することができる。 (4)請求項4記載の発明は、付加的な情報が挿入され
たディジタルデータから付加的な情報を抽出してディジ
タルデータから分離する透かし抽出処理ステップを備え
る電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム記憶
媒体において、ディジタルデータの空間座標を変換する
座標変換ステップと、ディジタルデータを量子化処理す
る量子化処理ステップと、量子化処理されたディジタル
データを変換することにより、前記付加的な情報を前記
ディジタルデータに挿入する透かし挿入処理ステップ
と、量子化処理の逆の変換を行なう逆量子化処理ステッ
プ、とを備えることを特徴とする。
て挿入した情報を正確に抽出することができる。 (4)請求項4記載の発明は、付加的な情報が挿入され
たディジタルデータから付加的な情報を抽出してディジ
タルデータから分離する透かし抽出処理ステップを備え
る電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム記憶
媒体において、ディジタルデータの空間座標を変換する
座標変換ステップと、ディジタルデータを量子化処理す
る量子化処理ステップと、量子化処理されたディジタル
データを変換することにより、前記付加的な情報を前記
ディジタルデータに挿入する透かし挿入処理ステップ
と、量子化処理の逆の変換を行なう逆量子化処理ステッ
プ、とを備えることを特徴とする。
【0012】このように構成すれば、画質の劣化を抑え
て挿入した情報を正確に抽出することができる。 (5)請求項5記載の発明は、前記ディジタルデータ
は、個々のディジタルデータを所定の数だけ結合したブ
ロックデータの一連であることを特徴とする。
て挿入した情報を正確に抽出することができる。 (5)請求項5記載の発明は、前記ディジタルデータ
は、個々のディジタルデータを所定の数だけ結合したブ
ロックデータの一連であることを特徴とする。
【0013】このように構成すれば、個々のディジタル
データを所定の数だけ結合したブロックデータとするこ
とにより、ブロックデータ毎に透かし情報を挿入するこ
とができる。
データを所定の数だけ結合したブロックデータとするこ
とにより、ブロックデータ毎に透かし情報を挿入するこ
とができる。
【0014】(6)請求項6記載の発明は、前記ディジ
タルデータは、個々のディジタルデータの一連であるこ
とを特徴とする。このように構成すれば、個々のディジ
タルデータ毎に透かし情報を挿入することができる。
タルデータは、個々のディジタルデータの一連であるこ
とを特徴とする。このように構成すれば、個々のディジ
タルデータ毎に透かし情報を挿入することができる。
【0015】(7)請求項7記載の発明は、前記座標変
換処理ステップは、色座標空間を変換するものであるこ
とを特徴とする。このように構成すれば、ディジタルデ
ータの色座標空間を変換することにより、画像処理を行
ないやすくすることができる。
換処理ステップは、色座標空間を変換するものであるこ
とを特徴とする。このように構成すれば、ディジタルデ
ータの色座標空間を変換することにより、画像処理を行
ないやすくすることができる。
【0016】(8)請求項8記載の発明は、前記量子化
処理ステップは、ウェーブレット変換又は離散コサイン
変換又はフーリエ変換の何れか1つであることを特徴と
する。
処理ステップは、ウェーブレット変換又は離散コサイン
変換又はフーリエ変換の何れか1つであることを特徴と
する。
【0017】このように構成すれば、ウェーブレット変
換又は離散コサイン変換又はフーリエ変換を用いてディ
ジタルデータを量子化することができる。 (9)請求項9記載の発明は、前記量子化処理されたデ
ィジタルデータは、ウェーブレット係数又は離散コサイ
ン係数又はフーリエ係数の何れか1つであることを特徴
とする。
換又は離散コサイン変換又はフーリエ変換を用いてディ
ジタルデータを量子化することができる。 (9)請求項9記載の発明は、前記量子化処理されたデ
ィジタルデータは、ウェーブレット係数又は離散コサイ
ン係数又はフーリエ係数の何れか1つであることを特徴
とする。
【0018】このように構成すれば、量子化されたディ
ジタルデータとして、ウェーブレット係数又は離散コサ
イン係数又はフーリエ係数を用いることにより、画像処
理を行ないやすくすることができる。
ジタルデータとして、ウェーブレット係数又は離散コサ
イン係数又はフーリエ係数を用いることにより、画像処
理を行ないやすくすることができる。
【0019】(10)請求項10記載の発明は、前記付
加的な情報は、ディジタル化されたディジタルデータで
あることを特徴とする。このように構成すれば、前記付
加的な情報としてディジタル化されたディジタルデータ
を用いることができる。
加的な情報は、ディジタル化されたディジタルデータで
あることを特徴とする。このように構成すれば、前記付
加的な情報としてディジタル化されたディジタルデータ
を用いることができる。
【0020】(11)請求項11記載の発明は、前記透
かし挿入処理ステップは、量子化されたディジタルデー
タを縮合させることによって付加的な情報を前記ディジ
タルデータに挿入することを特徴とする。
かし挿入処理ステップは、量子化されたディジタルデー
タを縮合させることによって付加的な情報を前記ディジ
タルデータに挿入することを特徴とする。
【0021】このように構成すれば、縮合されたディジ
タルデータに付加的な情報を挿入することができる。 (12)請求項12記載の発明は、前記縮合は、量子化
処理されたディジタルデータの量子化ステップの数が変
換後減少することであることを特徴とする。
タルデータに付加的な情報を挿入することができる。 (12)請求項12記載の発明は、前記縮合は、量子化
処理されたディジタルデータの量子化ステップの数が変
換後減少することであることを特徴とする。
【0022】このように構成すれば、ディジタルデータ
を縮合したものに対して、画像処理を行なうことができ
る。 (13)請求項13記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、m個の所定
の量子化処理されたディジタルデータをそれぞれ2通り
に増加させる変換テーブルを(m+1)個使用すること
によって、前記透かし挿入処理ステップは1個のディジ
タルデータブロックに1個の付加的な情報を挿入するこ
とを特徴とする。
を縮合したものに対して、画像処理を行なうことができ
る。 (13)請求項13記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、m個の所定
の量子化処理されたディジタルデータをそれぞれ2通り
に増加させる変換テーブルを(m+1)個使用すること
によって、前記透かし挿入処理ステップは1個のディジ
タルデータブロックに1個の付加的な情報を挿入するこ
とを特徴とする。
【0023】このように構成すれば、1個のディジタル
データブロックに1個の付加的な情報を挿入することが
できる。 (14)請求項14記載の発明は、前記変換テーブル
は、前記透かし挿入処理ステップが行なう量子化処理さ
れたディジタルデータの変換の処理方法を示した表であ
ることを特徴とする。
データブロックに1個の付加的な情報を挿入することが
できる。 (14)請求項14記載の発明は、前記変換テーブル
は、前記透かし挿入処理ステップが行なう量子化処理さ
れたディジタルデータの変換の処理方法を示した表であ
ることを特徴とする。
【0024】このように構成すれば、前記変換テーブル
に従ってディジタルデータの変換を行なうことができ
る。 (15)請求項15記載の発明は、前記ディジタルデー
タブロックは、個々のディジタルデータを所定の数だけ
結合したブロックデータの一連であることを特徴とす
る。
に従ってディジタルデータの変換を行なうことができ
る。 (15)請求項15記載の発明は、前記ディジタルデー
タブロックは、個々のディジタルデータを所定の数だけ
結合したブロックデータの一連であることを特徴とす
る。
【0025】このように構成すれば、ディジタルデータ
ブロックに対して透かし画像を挿入することができる。 (16)請求項16記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、m個の所定
の量子化処理されたディジタルデータをそれぞれ2通り
に増加させる変換テーブルを(2のm乗)個使用するこ
とによって、前記透かし挿入処理ステップは、1個のデ
ィジタルデータブロックにm個の付加的な情報を挿入す
ることを特徴とする。
ブロックに対して透かし画像を挿入することができる。 (16)請求項16記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、m個の所定
の量子化処理されたディジタルデータをそれぞれ2通り
に増加させる変換テーブルを(2のm乗)個使用するこ
とによって、前記透かし挿入処理ステップは、1個のデ
ィジタルデータブロックにm個の付加的な情報を挿入す
ることを特徴とする。
【0026】このように構成すれば、1個のディジタル
データブロックにm個の付加的な情報を挿入することが
できる。 (17)請求項17記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、量子化処理
されたディジタルデータを判別する判別処理ステップを
備え、m個の所定の量子化処理されたディジタルデータ
をそれぞれ2通りに増加させる変換テーブルをm個使用
することによって、前記透かし挿入処理ステップは1個
のディジタルデータブロックに1個の付加的な情報を挿
入することを特徴とする。
データブロックにm個の付加的な情報を挿入することが
できる。 (17)請求項17記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、量子化処理
されたディジタルデータを判別する判別処理ステップを
備え、m個の所定の量子化処理されたディジタルデータ
をそれぞれ2通りに増加させる変換テーブルをm個使用
することによって、前記透かし挿入処理ステップは1個
のディジタルデータブロックに1個の付加的な情報を挿
入することを特徴とする。
【0027】このように構成すれば、1個のディジタル
データブロックに1個の付加的な情報を挿入することが
できる。 (18)請求項18記載の発明は、前記判別処理ステッ
プは、量子化処理されたディジタルデータがm個の所定
の量子化処理されたディジタルデータの何れかであるか
又は否かを判別することを特徴とする。
データブロックに1個の付加的な情報を挿入することが
できる。 (18)請求項18記載の発明は、前記判別処理ステッ
プは、量子化処理されたディジタルデータがm個の所定
の量子化処理されたディジタルデータの何れかであるか
又は否かを判別することを特徴とする。
【0028】このように構成すれば、量子化処理された
ディジタルデータがm個の所定の量子化処理されたディ
ジタルデータの何れかであるか否かを判別することがで
きる。
ディジタルデータがm個の所定の量子化処理されたディ
ジタルデータの何れかであるか否かを判別することがで
きる。
【0029】(19)請求項19記載の発明は、前記挿
入する付加的な情報が1個の時、1個の所定の量子化処
理されたディジタルデータを2通りに増加させる変換テ
ーブルを2個使用することによって、前記透かし挿入処
理ステップは1個のラスタデータに1個の付加的な情報
を挿入することを特徴とする。
入する付加的な情報が1個の時、1個の所定の量子化処
理されたディジタルデータを2通りに増加させる変換テ
ーブルを2個使用することによって、前記透かし挿入処
理ステップは1個のラスタデータに1個の付加的な情報
を挿入することを特徴とする。
【0030】このように構成すれば、1個のラスタデー
タに1個の付加的な情報を挿入することができる。 (20)請求項20記載の発明は、前記ラスタデータ
は、所定の順番に並んだ個々のディジタルデータの一連
であることを特徴とする。
タに1個の付加的な情報を挿入することができる。 (20)請求項20記載の発明は、前記ラスタデータ
は、所定の順番に並んだ個々のディジタルデータの一連
であることを特徴とする。
【0031】このように構成すれば、前記ラスタデータ
を所定の順番に並んだディジタルデータの一連とするこ
とができる。 (21)請求項21記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、量子化処理
されたディジタルデータを判別する判別処理ステップを
備え、m個の所定の量子化処理されたディジタルデータ
をそれぞれ2通りに増加させる変換テーブルを(m+
1)個を使用することによって、前記透かし挿入処理ス
テップは1個のラスタデータに1個の付加的な情報を挿
入することを特徴とする。
を所定の順番に並んだディジタルデータの一連とするこ
とができる。 (21)請求項21記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、量子化処理
されたディジタルデータを判別する判別処理ステップを
備え、m個の所定の量子化処理されたディジタルデータ
をそれぞれ2通りに増加させる変換テーブルを(m+
1)個を使用することによって、前記透かし挿入処理ス
テップは1個のラスタデータに1個の付加的な情報を挿
入することを特徴とする。
【0032】このように構成すれば、1個のラスタデー
タに1個の付加的な情報を挿入することができる。 (22)請求項22記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、量子化処理
されたディジタルデータを判別する判別処理ステップを
備え、(m+1)個の所定の量子化処理されたディジタ
ルデータをそれぞれ2通りに増加させる変換テーブルを
(m+2)個を使用することによって、前記透かし挿入
処理ステップは指定された領域内の1個のラスタデータ
に1個の付加的な情報を挿入することを特徴とする。
タに1個の付加的な情報を挿入することができる。 (22)請求項22記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、量子化処理
されたディジタルデータを判別する判別処理ステップを
備え、(m+1)個の所定の量子化処理されたディジタ
ルデータをそれぞれ2通りに増加させる変換テーブルを
(m+2)個を使用することによって、前記透かし挿入
処理ステップは指定された領域内の1個のラスタデータ
に1個の付加的な情報を挿入することを特徴とする。
【0033】このように構成すれば、1個のラスタデー
タに1個の付加的な情報を挿入することができる。 (23)請求項23記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、ラスタデー
タと付加的な情報の位置を判別する位置判別処理ステッ
プを備え、m個の所定の量子化処理されたディジタルデ
ータをそれぞれ2通りに増加させる変換テーブルを(2
のm乗)個を使用することによって、前記透かし挿入処
理ステップは指定された領域内の1個のラスタデータに
1個の付加的な情報を挿入することを特徴とする。
タに1個の付加的な情報を挿入することができる。 (23)請求項23記載の発明は、前記挿入する付加的
な情報がm個(mは任意の正の整数)の時、ラスタデー
タと付加的な情報の位置を判別する位置判別処理ステッ
プを備え、m個の所定の量子化処理されたディジタルデ
ータをそれぞれ2通りに増加させる変換テーブルを(2
のm乗)個を使用することによって、前記透かし挿入処
理ステップは指定された領域内の1個のラスタデータに
1個の付加的な情報を挿入することを特徴とする。
【0034】このように構成すれば、1個のラスタデー
タに1個の付加的な情報を挿入することができる。 (24)請求項24記載の発明は、前記位置判別処理ス
テップは、ラスタデータと付加的な情報の位置が異なる
か否かを判別することを特徴とする。
タに1個の付加的な情報を挿入することができる。 (24)請求項24記載の発明は、前記位置判別処理ス
テップは、ラスタデータと付加的な情報の位置が異なる
か否かを判別することを特徴とする。
【0035】このように構成すれば、画像データをラス
タデータとして処理して、透かし情報をウェーブレット
係数に挿入することができる。
タデータとして処理して、透かし情報をウェーブレット
係数に挿入することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明を含んだ画
像処理システムの構成例を示すブロック図である。図に
おいて、1は本発明に係る画像処理(電子透かし挿入処
理)を行なう画像処理装置である。画像処理装置1を動
作させるパーソナルコンピュータ2に、スキャナ3、デ
ィスプレイ4、プリンタ5が備わり、パーソナルコンピ
ュータ2はネットワーク6に接続されている。
施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明を含んだ画
像処理システムの構成例を示すブロック図である。図に
おいて、1は本発明に係る画像処理(電子透かし挿入処
理)を行なう画像処理装置である。画像処理装置1を動
作させるパーソナルコンピュータ2に、スキャナ3、デ
ィスプレイ4、プリンタ5が備わり、パーソナルコンピ
ュータ2はネットワーク6に接続されている。
【0037】スキャナ3は、原稿を読み取って所定のビ
ット幅のディジタル画像データを出力する。ディスプレ
イ4は、ディジタル画像データをCRT又は液晶等に表
示して視覚できる画像を形成する。プリンタ5は、ディ
ジタル画像データを紙面等の上に印刷して画像を形成す
る。ネットワーク6は、イーサネット(登録商標)(I
EEEによって定められた通信方式の規格)、インター
ネット等の施設であって、パーソナルコンピュータ2
は、所定の規格と規定に従うことによって、ネットワー
ク6を介したディジタル画像データの送信と受信を行な
うことができる。
ット幅のディジタル画像データを出力する。ディスプレ
イ4は、ディジタル画像データをCRT又は液晶等に表
示して視覚できる画像を形成する。プリンタ5は、ディ
ジタル画像データを紙面等の上に印刷して画像を形成す
る。ネットワーク6は、イーサネット(登録商標)(I
EEEによって定められた通信方式の規格)、インター
ネット等の施設であって、パーソナルコンピュータ2
は、所定の規格と規定に従うことによって、ネットワー
ク6を介したディジタル画像データの送信と受信を行な
うことができる。
【0038】本発明を含む画像処理装置1は、パーソナ
ルコンピュータ2に接続されて、ディジタル画像の入出
力が行なわれる。パーソナルコンピュータ2は、スキャ
ナ3、ディスプレイ4、プリンタ5、ネットワーク6及
び画像処理装置1間のディジタル画像データの転送を統
括的に制御する。
ルコンピュータ2に接続されて、ディジタル画像の入出
力が行なわれる。パーソナルコンピュータ2は、スキャ
ナ3、ディスプレイ4、プリンタ5、ネットワーク6及
び画像処理装置1間のディジタル画像データの転送を統
括的に制御する。
【0039】スキャナ3又はネットワーク6から入力さ
れたディジタル画像データは、パーソナルコンピュータ
2内に記憶される。ディジタル画像データは、ディスプ
レイ4又はプリンタ5によって、人間が視覚できる有意
義な画像として形成される。ディジタル画像データに
は、著作者や使用者ID等のそのディジタル画像データ
の価値を保証する情報が挿入されているが、人間には視
覚できない。
れたディジタル画像データは、パーソナルコンピュータ
2内に記憶される。ディジタル画像データは、ディスプ
レイ4又はプリンタ5によって、人間が視覚できる有意
義な画像として形成される。ディジタル画像データに
は、著作者や使用者ID等のそのディジタル画像データ
の価値を保証する情報が挿入されているが、人間には視
覚できない。
【0040】ディスプレイ4上に再現された映像と同じ
画像がプリンタ5から紙面に印刷されて出力される。色
再現性の異なる出力装置いずれにおいても画像の劣化は
なく、挿入されている透かし情報を視覚することはでき
ない。パーソナルコンピュータ2は、画像処理装置1に
本発明に係る処理をディジタル画像データに対して行わ
せて、それぞれの出力装置に最適な透かし入り画像デー
タを提供する。
画像がプリンタ5から紙面に印刷されて出力される。色
再現性の異なる出力装置いずれにおいても画像の劣化は
なく、挿入されている透かし情報を視覚することはでき
ない。パーソナルコンピュータ2は、画像処理装置1に
本発明に係る処理をディジタル画像データに対して行わ
せて、それぞれの出力装置に最適な透かし入り画像デー
タを提供する。
【0041】図2は本発明を含んだ画像処理装置の一実
施の形態例を示すブロック図である。画像処理装置1
は、画像処理装置の外部と画像データの入出力を行なう
入出力部10、画像データを記憶する記憶部11、画像
処理装置内部の画像データの転送を統括的に制御する制
御部12、透かし入り画像データから透かし情報を抽出
する透かし情報抽出部13、画像データに透かし情報を
挿入する透かし情報挿入部14を備え、入出力部10、
記憶部11、制御部12、透かし情報抽出部13、透か
し情報挿入部14は相互にバスライン15で接続されて
いる。
施の形態例を示すブロック図である。画像処理装置1
は、画像処理装置の外部と画像データの入出力を行なう
入出力部10、画像データを記憶する記憶部11、画像
処理装置内部の画像データの転送を統括的に制御する制
御部12、透かし入り画像データから透かし情報を抽出
する透かし情報抽出部13、画像データに透かし情報を
挿入する透かし情報挿入部14を備え、入出力部10、
記憶部11、制御部12、透かし情報抽出部13、透か
し情報挿入部14は相互にバスライン15で接続されて
いる。
【0042】入出力部10は、画像処理装置と、画像処
理装置に接続された外部とのインタフェース処理を行な
う。そして、画像処理装置1の処理速度に合わせて画像
データの入力速度を制御したり、外部の動作速度に合わ
せて画像データの出力速度を制御する。記憶部11は、
ランダムアクセスメモリ(RAM)を備え、画像データ
及び透かし情報を任意のメモリ領域に記憶する。任意の
領域を指定することにより、記憶されているディジタル
データを読み出すことができる。
理装置に接続された外部とのインタフェース処理を行な
う。そして、画像処理装置1の処理速度に合わせて画像
データの入力速度を制御したり、外部の動作速度に合わ
せて画像データの出力速度を制御する。記憶部11は、
ランダムアクセスメモリ(RAM)を備え、画像データ
及び透かし情報を任意のメモリ領域に記憶する。任意の
領域を指定することにより、記憶されているディジタル
データを読み出すことができる。
【0043】制御部12は、バスライン15を介した画
像処理装置内部のディジタルデータの転送を統括的に制
御する。画像処理動作に従って、画像データ又は透かし
情報等のディジタルデータを送信する側と、受信する側
を適宜指定してディジタルデータの送受信を過不足なく
行なう。
像処理装置内部のディジタルデータの転送を統括的に制
御する。画像処理動作に従って、画像データ又は透かし
情報等のディジタルデータを送信する側と、受信する側
を適宜指定してディジタルデータの送受信を過不足なく
行なう。
【0044】透かし情報抽出部13は、透かし入り画像
データから透かし情報を抽出して、画像データと透かし
情報を分離する。そして、分離された画像データと透か
し情報をそれぞれ個別に出力する。透かし情報挿入部1
4は、画像データに透かし情報を挿入して透かし入り画
像データを生成する。バスライン15は、データバスと
制御バスからなる。制御バス信号に従って、画像データ
と透かし情報はデータバス上を指定された送信側から受
信側に転送される。
データから透かし情報を抽出して、画像データと透かし
情報を分離する。そして、分離された画像データと透か
し情報をそれぞれ個別に出力する。透かし情報挿入部1
4は、画像データに透かし情報を挿入して透かし入り画
像データを生成する。バスライン15は、データバスと
制御バスからなる。制御バス信号に従って、画像データ
と透かし情報はデータバス上を指定された送信側から受
信側に転送される。
【0045】図3は画像処理装置の動作を示すフローチ
ャートである。入出力部10は、情報変換コードと透か
し入り画像データを画像処理装置の処理速度に合わせて
入力する(S1)。画像処理装置内部に入力された情報
変換コードと透かし入り画像データは記憶部11に一時
的に記憶される(S2)。制御部12は、記憶部11か
ら所定の領域の透かし入り画像データを区分けしながら
読み出して透かし情報抽出部13に転送する(S3)。
ャートである。入出力部10は、情報変換コードと透か
し入り画像データを画像処理装置の処理速度に合わせて
入力する(S1)。画像処理装置内部に入力された情報
変換コードと透かし入り画像データは記憶部11に一時
的に記憶される(S2)。制御部12は、記憶部11か
ら所定の領域の透かし入り画像データを区分けしながら
読み出して透かし情報抽出部13に転送する(S3)。
【0046】透かし情報抽出部13は、透かし入り画像
データを入力して画像データと透かし情報を分離させて
それぞれ個別に出力する(S4)。分離された画像デー
タと透かし情報は記憶部11に一時的に記憶される(S
5)。全ての透かし入り画像データに対する画像データ
と透かし情報の分離が終了した後、制御部12は記憶部
11から情報変換コードと所定の領域の画像データと透
かし情報を読み出して透かし情報挿入部14に転送する
(S6)。
データを入力して画像データと透かし情報を分離させて
それぞれ個別に出力する(S4)。分離された画像デー
タと透かし情報は記憶部11に一時的に記憶される(S
5)。全ての透かし入り画像データに対する画像データ
と透かし情報の分離が終了した後、制御部12は記憶部
11から情報変換コードと所定の領域の画像データと透
かし情報を読み出して透かし情報挿入部14に転送する
(S6)。
【0047】透かし情報挿入部14は、情報変換コード
に従って、画像データに透かし情報を挿入して透かし入
り画像データを生成する(S7)。透かし情報挿入部1
4が生成した透かし入り画像データは、記憶部11に一
時的に記憶される(S8)。全ての画像データに対する
透かし情報の挿入が終了した時、制御部12は記憶部1
1から所定の領域の透かし入り画像データを読み出して
入出力部10に転送する(S9)。
に従って、画像データに透かし情報を挿入して透かし入
り画像データを生成する(S7)。透かし情報挿入部1
4が生成した透かし入り画像データは、記憶部11に一
時的に記憶される(S8)。全ての画像データに対する
透かし情報の挿入が終了した時、制御部12は記憶部1
1から所定の領域の透かし入り画像データを読み出して
入出力部10に転送する(S9)。
【0048】入出力部10は、透かし入り画像データを
外部の動作速度に合わせて出力する(S10)。画像処
理装置1は、入力した透かし入り画像データを一時的に
画像データと透かし情報に分離して、改めて情報変換コ
ードに従って画像データに透かし情報を挿入して新しい
透かし入り画像データを出力する。
外部の動作速度に合わせて出力する(S10)。画像処
理装置1は、入力した透かし入り画像データを一時的に
画像データと透かし情報に分離して、改めて情報変換コ
ードに従って画像データに透かし情報を挿入して新しい
透かし入り画像データを出力する。
【0049】図4は透かし情報抽出部13の構成例を示
すブロック図である。透かし情報抽出部13は、色変換
部20、ウェーブレット変換部21、透かし情報検出部
22及び透かし情報分離部23より構成されている。透
かし情報抽出部13には、所定のデータブロックを形成
する透かし入り画像データが入力される。所定のデータ
ブロックとは、主走査方向にm画素幅(mは任意の正の
整数)、副走査方向にn画素(nは任意の正の整数)の
m×n矩形領域を単位とする。
すブロック図である。透かし情報抽出部13は、色変換
部20、ウェーブレット変換部21、透かし情報検出部
22及び透かし情報分離部23より構成されている。透
かし情報抽出部13には、所定のデータブロックを形成
する透かし入り画像データが入力される。所定のデータ
ブロックとは、主走査方向にm画素幅(mは任意の正の
整数)、副走査方向にn画素(nは任意の正の整数)の
m×n矩形領域を単位とする。
【0050】色変換部20は、色変換処理を行なう。こ
の色変換は、RGB空間の透かし入り画像データをYC
rCbの色差系色空間に変換して、色差成分Cbを出力
する。ここで、RGBからYCrCbへの色空間変換を
行なうのは、後の画像処理のしやすさを考慮したもので
ある。ウェーブレット変換部21は、ウェーブレット変
換処理を行なう。色変換部20から出力された色差成分
Cbの透かし入り画像データをウェーブレット変換処理
して、ウェーブレット係数を出力する。
の色変換は、RGB空間の透かし入り画像データをYC
rCbの色差系色空間に変換して、色差成分Cbを出力
する。ここで、RGBからYCrCbへの色空間変換を
行なうのは、後の画像処理のしやすさを考慮したもので
ある。ウェーブレット変換部21は、ウェーブレット変
換処理を行なう。色変換部20から出力された色差成分
Cbの透かし入り画像データをウェーブレット変換処理
して、ウェーブレット係数を出力する。
【0051】透かし情報検出部22は、透かし情報が挿
入されている特定のウェーブレット係数を求め、挿入さ
れている透かし情報を抽出する。透かし情報検出部22
は、透かし情報が挿入されている特定のウェーブレット
係数の絶対値と所定の閾値を比較する。
入されている特定のウェーブレット係数を求め、挿入さ
れている透かし情報を抽出する。透かし情報検出部22
は、透かし情報が挿入されている特定のウェーブレット
係数の絶対値と所定の閾値を比較する。
【0052】ウェーブレット係数の絶対値が所定の閾値
より大きいか又は等しい場合には、0が、それ以外の場
合には1が所定の画像データブロックに挿入されている
と判断して、判断された透かし情報を出力する。透かし
情報分離部23は、透かし入り画像データから、透かし
情報を分離させて、画像データを出力する。ここで、透
かし情報分離部23に入力された透かし入り画像データ
と透かし情報検出部22から入力された透かし情報の差
分をとることによって、透かし情報が挿入されていない
元の画像データを出力する。
より大きいか又は等しい場合には、0が、それ以外の場
合には1が所定の画像データブロックに挿入されている
と判断して、判断された透かし情報を出力する。透かし
情報分離部23は、透かし入り画像データから、透かし
情報を分離させて、画像データを出力する。ここで、透
かし情報分離部23に入力された透かし入り画像データ
と透かし情報検出部22から入力された透かし情報の差
分をとることによって、透かし情報が挿入されていない
元の画像データを出力する。
【0053】透かし情報検出部22から出力された電子
透かし情報と、透かし情報分離部23から出力された画
像データは、制御部12によって透かし情報抽出部13
から出力されて、それぞれ個別に記憶部11に記憶され
る。
透かし情報と、透かし情報分離部23から出力された画
像データは、制御部12によって透かし情報抽出部13
から出力されて、それぞれ個別に記憶部11に記憶され
る。
【0054】図5は透かし情報抽出部13(図2、図4
参照)の動作を示すフローチャートである。色変換部2
0は、RGB色空間の透かし入り画像データを色差系色
空間YCrCbに変換して色差成分Cbを抽出する(S
1)。ここで、RGB色空間から色差系色空間YCrC
bに変換するのは、後の処理に都合がよいからである。
ウェーブレット変換部21は、色変換部20から入力さ
れた色差成分の透かし入り画像データをウェーブレット
変換処理してウェーブレット係数を出力する(S2)。
参照)の動作を示すフローチャートである。色変換部2
0は、RGB色空間の透かし入り画像データを色差系色
空間YCrCbに変換して色差成分Cbを抽出する(S
1)。ここで、RGB色空間から色差系色空間YCrC
bに変換するのは、後の処理に都合がよいからである。
ウェーブレット変換部21は、色変換部20から入力さ
れた色差成分の透かし入り画像データをウェーブレット
変換処理してウェーブレット係数を出力する(S2)。
【0055】透かし情報検出部22は、透かし情報が挿
入されている特定のウェーブレット係数を求めて、挿入
されている透かし情報を抽出する(S3)。透かし情報
分離部23は、透かし情報抽出部13に入力された透か
し入り画像データと、透かし情報検出部22から入力さ
れた透かし情報の差分をとることによって、透かし情報
が挿入されていない元の画像データを出力する(S
4)。
入されている特定のウェーブレット係数を求めて、挿入
されている透かし情報を抽出する(S3)。透かし情報
分離部23は、透かし情報抽出部13に入力された透か
し入り画像データと、透かし情報検出部22から入力さ
れた透かし情報の差分をとることによって、透かし情報
が挿入されていない元の画像データを出力する(S
4)。
【0056】図6は、透かし情報挿入部14(図2参
照)の構成例を示すブロック図である。透かし情報挿入
部は、色変換部30、ウェーブレット変換部31、係数
変換テーブル生成部32、透かし符号挿入部33及び逆
ウェーブレット変換部34を備えている。透かし情報挿
入部14には、所定のデータブロックを形成する画像デ
ータが入力される。ここで、所定のデータブロックと
は、主走査方向にm画素(mは任意の正の整数)、副走
査方向にn画素(nは任意の正の整数)のm×n矩形領
域を単位とする。
照)の構成例を示すブロック図である。透かし情報挿入
部は、色変換部30、ウェーブレット変換部31、係数
変換テーブル生成部32、透かし符号挿入部33及び逆
ウェーブレット変換部34を備えている。透かし情報挿
入部14には、所定のデータブロックを形成する画像デ
ータが入力される。ここで、所定のデータブロックと
は、主走査方向にm画素(mは任意の正の整数)、副走
査方向にn画素(nは任意の正の整数)のm×n矩形領
域を単位とする。
【0057】色変換部30は、色変換処理を行なう。具
体的には、RGB色空間の画像データを色差系色空間Y
CrCbに変換して、色差成分Cbを出力する。ウェー
ブレット変換部31は、ウェーブレット変換処理を行な
う。色変換部30から入力された色差成分Cbの画像デ
ータをウェーブレット変換処理して、ウェーブレット係
数を出力する。
体的には、RGB色空間の画像データを色差系色空間Y
CrCbに変換して、色差成分Cbを出力する。ウェー
ブレット変換部31は、ウェーブレット変換処理を行な
う。色変換部30から入力された色差成分Cbの画像デ
ータをウェーブレット変換処理して、ウェーブレット係
数を出力する。
【0058】係数変換テーブル生成部32は、情報変換
コードと透かし情報を入力してウェーブレット係数を変
換する方法を示した係数変換テーブルを出力する。情報
変換コードに従って生成された透かし情報を挿入する色
座標位置を示した係数変換テーブルは、指定された色再
現性に優れた透かし情報の挿入方法である。
コードと透かし情報を入力してウェーブレット係数を変
換する方法を示した係数変換テーブルを出力する。情報
変換コードに従って生成された透かし情報を挿入する色
座標位置を示した係数変換テーブルは、指定された色再
現性に優れた透かし情報の挿入方法である。
【0059】透かし符号挿入部33は、透かし情報が挿
入される特定のウェーブレット係数を求め、前記係数変
換テーブルに従って透かし情報を挿入する。ここで、係
数変換テーブルは、透かし情報を挿入する色座標位置を
指定している。
入される特定のウェーブレット係数を求め、前記係数変
換テーブルに従って透かし情報を挿入する。ここで、係
数変換テーブルは、透かし情報を挿入する色座標位置を
指定している。
【0060】逆ウェーブレット変換部34は、逆ウェー
ブレット変換処理を行なう。透かし符号挿入部33から
入力された透かし入りウェーブレット係数を逆ウェーブ
レット変換することにより、画像データを出力する。
ブレット変換処理を行なう。透かし符号挿入部33から
入力された透かし入りウェーブレット係数を逆ウェーブ
レット変換することにより、画像データを出力する。
【0061】図7は透かし情報挿入部14の動作を示す
フローチャートである。色変換部30は、RGB色空間
の画像データを色差系色空間YCrCbに変換して色差
成分Cbを出力する(S1)。次に、ウェーブレット変
換部31は、色変換部30から入力された色差成分Cb
の画像データをウェーブレット変換処理してウェーブレ
ット係数を出力する(S2)。
フローチャートである。色変換部30は、RGB色空間
の画像データを色差系色空間YCrCbに変換して色差
成分Cbを出力する(S1)。次に、ウェーブレット変
換部31は、色変換部30から入力された色差成分Cb
の画像データをウェーブレット変換処理してウェーブレ
ット係数を出力する(S2)。
【0062】係数変換テーブル生成部32は、情報変換
コードと透かし情報を入力する。そして、透かし情報を
挿入する色座標位置を示した係数変換テーブルを、情報
変換コードに従って生成する(S3)。透かし符号挿入
部33は、透かし情報が挿入される特定のウェーブレッ
ト係数を求めて、係数変換テーブルに従って透かし情報
を挿入する(S4)。逆ウェーブレット変換部34は、
透かし符号挿入部33から入力された透かし入りウェー
ブレット係数を逆ウェーブレット変換処理することによ
って透かし入り画像データを出力する(S5)。
コードと透かし情報を入力する。そして、透かし情報を
挿入する色座標位置を示した係数変換テーブルを、情報
変換コードに従って生成する(S3)。透かし符号挿入
部33は、透かし情報が挿入される特定のウェーブレッ
ト係数を求めて、係数変換テーブルに従って透かし情報
を挿入する(S4)。逆ウェーブレット変換部34は、
透かし符号挿入部33から入力された透かし入りウェー
ブレット係数を逆ウェーブレット変換処理することによ
って透かし入り画像データを出力する(S5)。
【0063】次に、係数変換テーブルと透かし符号挿入
部33について説明する。色変換部30における色変換
処理によって、ウェーブレット係数には2つの変化が現
れる。変調処理前の複数のウェーブレット係数が変調処
理後に1つのウェーブレット係数に変調される縮合と、
変調処理前の1つのウェーブレット係数が変調処理後に
複数のウェーブレット係数に変調される増加である。
部33について説明する。色変換部30における色変換
処理によって、ウェーブレット係数には2つの変化が現
れる。変調処理前の複数のウェーブレット係数が変調処
理後に1つのウェーブレット係数に変調される縮合と、
変調処理前の1つのウェーブレット係数が変調処理後に
複数のウェーブレット係数に変調される増加である。
【0064】ウェーブレット係数に透かし情報を挿入す
る処理手順の第1例を説明する。第1例は、変調処理に
よるウェーブレット係数が縮合に変調される場合であ
る。図8は係数変換テーブル生成部32の第1の構成例
を示すブロック図である。符号化コード生成部40は、
透かし情報を符号化するための符号化コードを生成す
る。符号化部41は透かし情報と符号化コードを入力す
る。該符号化部41は、符号化コードに従って透かし情
報を符号化して透かし符号を生成する。
る処理手順の第1例を説明する。第1例は、変調処理に
よるウェーブレット係数が縮合に変調される場合であ
る。図8は係数変換テーブル生成部32の第1の構成例
を示すブロック図である。符号化コード生成部40は、
透かし情報を符号化するための符号化コードを生成す
る。符号化部41は透かし情報と符号化コードを入力す
る。該符号化部41は、符号化コードに従って透かし情
報を符号化して透かし符号を生成する。
【0065】テーブル生成部42は、透かし符号に対応
する係数変換テーブルを生成する。透かし符号挿入部3
3は、ウェーブレット係数と係数変換テーブルを入力す
る。係数変換テーブルは、透かし符号を挿入する前と後
でのウェーブレット係数の変化を示している。
する係数変換テーブルを生成する。透かし符号挿入部3
3は、ウェーブレット係数と係数変換テーブルを入力す
る。係数変換テーブルは、透かし符号を挿入する前と後
でのウェーブレット係数の変化を示している。
【0066】ウェーブレット係数PmとPnが係数変換
テーブルに従って同じウェーブレット係数Qaとなるこ
とによって、透かし符号がウェーブレット係数に挿入さ
れる。この時、透かし符号を挿入する前と後でのウェー
ブレット係数の差分は全て最小である。挿入された透か
し情報を抽出するには、透かし符号の挿入前のウェーブ
レット係数と、透かし符号を挿入する前と後のウェーブ
レット係数の差分を検出して求めた係数変換テーブル
と、符号化コードが必要になる。
テーブルに従って同じウェーブレット係数Qaとなるこ
とによって、透かし符号がウェーブレット係数に挿入さ
れる。この時、透かし符号を挿入する前と後でのウェー
ブレット係数の差分は全て最小である。挿入された透か
し情報を抽出するには、透かし符号の挿入前のウェーブ
レット係数と、透かし符号を挿入する前と後のウェーブ
レット係数の差分を検出して求めた係数変換テーブル
と、符号化コードが必要になる。
【0067】ウェーブレット係数に透かし情報を挿入す
る処理手順の第2例を説明する。この例は、変調処理に
よるウェーブレット係数が増加に変調された場合であ
る。図9は係数変換テーブル生成部32の第2の構成例
を示すブロック図である。図8と同一のものは、同一の
符号を付して示す。この実施の形態例は、第1例の構成
例に加えて、テーブル変換部43を新たに設けたもので
ある。この実施の形態例においては、テーブル生成部4
2の出力がテーブル変換部43に入るようになってお
り、該テーブル変換部43は第1の係数変換テーブルを
変調して第2の係数変換テーブルを生成するようになっ
ている。透かし符号挿入部33(図6参照)は、2種類
の係数変換テーブルを入力する。そして、透かし符号挿
入部33は、それぞれの係数変換テーブルを交互に使い
分けて透かし符号をウェーブレット係数に挿入して透か
し入りウェーブレット係数を生成する。
る処理手順の第2例を説明する。この例は、変調処理に
よるウェーブレット係数が増加に変調された場合であ
る。図9は係数変換テーブル生成部32の第2の構成例
を示すブロック図である。図8と同一のものは、同一の
符号を付して示す。この実施の形態例は、第1例の構成
例に加えて、テーブル変換部43を新たに設けたもので
ある。この実施の形態例においては、テーブル生成部4
2の出力がテーブル変換部43に入るようになってお
り、該テーブル変換部43は第1の係数変換テーブルを
変調して第2の係数変換テーブルを生成するようになっ
ている。透かし符号挿入部33(図6参照)は、2種類
の係数変換テーブルを入力する。そして、透かし符号挿
入部33は、それぞれの係数変換テーブルを交互に使い
分けて透かし符号をウェーブレット係数に挿入して透か
し入りウェーブレット係数を生成する。
【0068】変調前のウェーブレット係数Pmが変調後
に第1の係数変換テーブルによってウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレ
ット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換テ
ーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部4
3において変調処理することによって求める。この時、
ウェーブレット係数QaとQa+1は排他的である。つ
まり、PmがQaに変調される時、PmはQa+1には
変調されないし、PmがQa+1に変調される時、Pm
はQaには変調されない。
に第1の係数変換テーブルによってウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレ
ット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換テ
ーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部4
3において変調処理することによって求める。この時、
ウェーブレット係数QaとQa+1は排他的である。つ
まり、PmがQaに変調される時、PmはQa+1には
変調されないし、PmがQa+1に変調される時、Pm
はQaには変調されない。
【0069】本発明では、全画像データを所定の領域の
ブロックに分割する。そして、それぞれのブロックに対
して使用する係数変換テーブルを変えることによって透
かし符号を挿入する。透かし符号が0の時、第1の係数
変換テーブルを、透かし符号が1の時、第2の係数変換
テーブルを使用することで、ブロック毎に透かし符号ビ
ットを挿入することができる。透かし符号ビット0が挿
入された画像データブロックには、ウェーブレット係数
Qaは存在するが、Qa+1は存在しない。また、透か
し符号ビット1が挿入された画像データブロックにはウ
ェーブレット係数Qa+1は存在するが、Qaは存在し
ない。
ブロックに分割する。そして、それぞれのブロックに対
して使用する係数変換テーブルを変えることによって透
かし符号を挿入する。透かし符号が0の時、第1の係数
変換テーブルを、透かし符号が1の時、第2の係数変換
テーブルを使用することで、ブロック毎に透かし符号ビ
ットを挿入することができる。透かし符号ビット0が挿
入された画像データブロックには、ウェーブレット係数
Qaは存在するが、Qa+1は存在しない。また、透か
し符号ビット1が挿入された画像データブロックにはウ
ェーブレット係数Qa+1は存在するが、Qaは存在し
ない。
【0070】次に、ウェーブレット係数に透かし情報を
挿入する処理手順の第3例を説明する。図10は係数変
換テーブル生成部の第3の構成例を示すブロック図であ
る。図9と同一のものは、同一の符号を付して示す。こ
の実施の形態例は、第1例の構成に加えて、テーブル変
換部44を備え、第1の係数変換テーブルを変調して第
2の係数変換テーブル、第3の係数変換テーブル、第4
の係数変換テーブルを生成する。透かし符号挿入部33
は、4種類の係数変換テーブルを入力する。透かし符号
挿入部33は、それぞれの係数変換テーブルを使い分け
て2種類の透かし符号をウェーブレット係数に挿入して
透かし入りウェーブレット係数を生成する。
挿入する処理手順の第3例を説明する。図10は係数変
換テーブル生成部の第3の構成例を示すブロック図であ
る。図9と同一のものは、同一の符号を付して示す。こ
の実施の形態例は、第1例の構成に加えて、テーブル変
換部44を備え、第1の係数変換テーブルを変調して第
2の係数変換テーブル、第3の係数変換テーブル、第4
の係数変換テーブルを生成する。透かし符号挿入部33
は、4種類の係数変換テーブルを入力する。透かし符号
挿入部33は、それぞれの係数変換テーブルを使い分け
て2種類の透かし符号をウェーブレット係数に挿入して
透かし入りウェーブレット係数を生成する。
【0071】変調前のウェーブレット係数Pmが第1の
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレ
ット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換テ
ーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部4
4において変調処理することによって求める。
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレ
ット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換テ
ーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部4
4において変調処理することによって求める。
【0072】また、変調前のウェーブレット係数Pnが
第1の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレッ
ト係数Qbに変調される時、変調前のウェーブレット係
数Pnが第3の係数変換テーブルによって変調後に、ウ
ェーブレット係数Qb+1に変調されるような第3の係
数変換テーブルを第1の係数変換テーブルをテーブル変
換部44において変調処理することによって求める。
第1の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレッ
ト係数Qbに変調される時、変調前のウェーブレット係
数Pnが第3の係数変換テーブルによって変調後に、ウ
ェーブレット係数Qb+1に変調されるような第3の係
数変換テーブルを第1の係数変換テーブルをテーブル変
換部44において変調処理することによって求める。
【0073】第2の係数変換テーブルによって、変調前
のウェーブレット係数Pnが変調後にウェーブレット係
数Qbに変調される。第3の係数変換テーブルによっ
て、変調前のウェーブレット係数Pmが変調後にウェー
ブレット係数Qaに変調される。また、第4の係数変換
テーブルによって、変調前のウェーブレット係数Pmが
変調後にウェーブレット係数Pa+1に変調され、変調
前のウェーブレット係数Pnが変調後にウェーブレット
係数Qb+1に変調される。この時、ウェーブレット係
数QaとQa+1及びQbとQb+1はそれぞれ排他的
である。
のウェーブレット係数Pnが変調後にウェーブレット係
数Qbに変調される。第3の係数変換テーブルによっ
て、変調前のウェーブレット係数Pmが変調後にウェー
ブレット係数Qaに変調される。また、第4の係数変換
テーブルによって、変調前のウェーブレット係数Pmが
変調後にウェーブレット係数Pa+1に変調され、変調
前のウェーブレット係数Pnが変調後にウェーブレット
係数Qb+1に変調される。この時、ウェーブレット係
数QaとQa+1及びQbとQb+1はそれぞれ排他的
である。
【0074】つまり、PmがQaに変調される時、Pm
はQa+1には変調されないし、PmがQa+1に変調
される時、PmはQaには変調されない。同様に、Pn
がQbに変調される時、PnはQb+1には変調されな
いし、PnがQb+1に変調される時、PnはQbには
変調されない。
はQa+1には変調されないし、PmがQa+1に変調
される時、PmはQaには変調されない。同様に、Pn
がQbに変調される時、PnはQb+1には変調されな
いし、PnがQb+1に変調される時、PnはQbには
変調されない。
【0075】ここで、3種類の係数変換テーブルを使用
して、2種類の透かし情報を混合して1つの画像データ
に挿入する場合について説明する。全画像データを所定
の領域のブロックに分割する。各ブロックに対して使用
する係数変換テーブルを変えることによって、2種類の
透かし符号を挿入する。画像データブロックは第1の透
かし符号が挿入されるブロックと第2の透かし符号が挿
入されるブロックに分けられる。
して、2種類の透かし情報を混合して1つの画像データ
に挿入する場合について説明する。全画像データを所定
の領域のブロックに分割する。各ブロックに対して使用
する係数変換テーブルを変えることによって、2種類の
透かし符号を挿入する。画像データブロックは第1の透
かし符号が挿入されるブロックと第2の透かし符号が挿
入されるブロックに分けられる。
【0076】第1の透かし符号が0の時、第1の係数変
換テーブルを、第1の透かし符号が1の時、第2の係数
変換テーブルを使用することで、ブロック毎に第1の透
かし符号ビットをウェーブレット係数に挿入することが
できる。第2の透かし符号が0の時、第1の係数変換テ
ーブルを、第2の透かし符号が1の時、第3の係数変換
テーブルを使用することで、ブロック毎に第2の透かし
符号ビットをウェーブレット係数に挿入することができ
る。
換テーブルを、第1の透かし符号が1の時、第2の係数
変換テーブルを使用することで、ブロック毎に第1の透
かし符号ビットをウェーブレット係数に挿入することが
できる。第2の透かし符号が0の時、第1の係数変換テ
ーブルを、第2の透かし符号が1の時、第3の係数変換
テーブルを使用することで、ブロック毎に第2の透かし
符号ビットをウェーブレット係数に挿入することができ
る。
【0077】ウェーブレット係数に挿入する透かし符号
が第1の時、第2の係数変換テーブルを、透かし符号が
第2の時、第3の係数変換テーブルを選択して使用する
ことによって、2種類の透かし符号をそれぞれ個別にウ
ェーブレット係数に挿入することができる。
が第1の時、第2の係数変換テーブルを、透かし符号が
第2の時、第3の係数変換テーブルを選択して使用する
ことによって、2種類の透かし符号をそれぞれ個別にウ
ェーブレット係数に挿入することができる。
【0078】第1の透かし符号ビット0が挿入された画
像データブロックには、ウェーブレット係数Qaは存在
するが、Qa+1は存在しない。また、第1の透かし符
号ビット1が挿入された画像データブロックには、ウェ
ーブレット係数Qa+1は存在するが、Qaは存在しな
い。
像データブロックには、ウェーブレット係数Qaは存在
するが、Qa+1は存在しない。また、第1の透かし符
号ビット1が挿入された画像データブロックには、ウェ
ーブレット係数Qa+1は存在するが、Qaは存在しな
い。
【0079】同様に、第2の透かし符号ビット0が挿入
された画像データブロックにはウェーブレット係数Qb
は存在するが、Qb+1は存在しない。また、第2の透
かし符号ビット1が挿入された画像データブロックに
は、ウェーブレット係数Qb+1は存在するが、Qbは
存在しない。
された画像データブロックにはウェーブレット係数Qb
は存在するが、Qb+1は存在しない。また、第2の透
かし符号ビット1が挿入された画像データブロックに
は、ウェーブレット係数Qb+1は存在するが、Qbは
存在しない。
【0080】次に、4種類の係数変換テーブルを使用し
て、2種類の透かし情報を混合して1つの画像データに
挿入する場合について説明する。全画像データを所定の
領域のブロックに分割する。そして、各ブロックに対し
て使用する係数変換テーブルを変えることによって、2
種類の透かし符号を挿入する。画像データブロックに
は、第1の透かし符号と第2の透かし符号が共に挿入さ
れる。
て、2種類の透かし情報を混合して1つの画像データに
挿入する場合について説明する。全画像データを所定の
領域のブロックに分割する。そして、各ブロックに対し
て使用する係数変換テーブルを変えることによって、2
種類の透かし符号を挿入する。画像データブロックに
は、第1の透かし符号と第2の透かし符号が共に挿入さ
れる。
【0081】第1の透かし符号が0かつ第2の透かし符
号が0の時、第1の係数変換テーブルを、第1の透かし
符号が1かつ第2の透かし符号が0の時、第2の係数変
換テーブルを、第1の透かし符号が0かつ第2の透かし
符号が1の時、第3の係数変換テーブルを、第1の透か
し符号が1かつ第2の透かし符号が1の時、第4の係数
変換テーブルをそれぞれ使用することで、ブロック毎に
第1と第2の透かし符号をウェーブレット係数に挿入す
ることができる。
号が0の時、第1の係数変換テーブルを、第1の透かし
符号が1かつ第2の透かし符号が0の時、第2の係数変
換テーブルを、第1の透かし符号が0かつ第2の透かし
符号が1の時、第3の係数変換テーブルを、第1の透か
し符号が1かつ第2の透かし符号が1の時、第4の係数
変換テーブルをそれぞれ使用することで、ブロック毎に
第1と第2の透かし符号をウェーブレット係数に挿入す
ることができる。
【0082】第1の透かし符号ビット0と第2の透かし
符号ビット0が挿入された画像データブロックには、ウ
ェーブレット係数QaとQbは存在するが、Qa+1と
Qb+1は存在しない。第1の透かし符号ビット1と第
2の透かし符号ビット0が挿入された画像データブロッ
クには、ウェーブレット係数Qa+1とQbは存在する
が、QaとQb+1は存在しない。第1の透かし符号ビ
ット0と、第2の透かし符号ビット1が挿入された画像
データブロックには、ウェーブレット係数QaとQb+
1は存在するが、Qa+1とQbは存在しない。第1の
透かし符号ビット1と第2の透かし符号ビット1が挿入
された画像データブロックには、ウェーブレット係数Q
a+1とQb+1は存在するが、QaとQbは存在しな
い。
符号ビット0が挿入された画像データブロックには、ウ
ェーブレット係数QaとQbは存在するが、Qa+1と
Qb+1は存在しない。第1の透かし符号ビット1と第
2の透かし符号ビット0が挿入された画像データブロッ
クには、ウェーブレット係数Qa+1とQbは存在する
が、QaとQb+1は存在しない。第1の透かし符号ビ
ット0と、第2の透かし符号ビット1が挿入された画像
データブロックには、ウェーブレット係数QaとQb+
1は存在するが、Qa+1とQbは存在しない。第1の
透かし符号ビット1と第2の透かし符号ビット1が挿入
された画像データブロックには、ウェーブレット係数Q
a+1とQb+1は存在するが、QaとQbは存在しな
い。
【0083】次に、2種類の係数変換テーブルを使用し
て、2種類の透かし情報を混合して1つの画像データに
挿入する場合について説明する。先ず、全画像データを
所定のブロックに分割する。使用する係数変換テーブル
を第1と第4とする。各ブロックに対して使用する係数
変換テーブルを変えることによって2種類の透かし符号
を挿入する。
て、2種類の透かし情報を混合して1つの画像データに
挿入する場合について説明する。先ず、全画像データを
所定のブロックに分割する。使用する係数変換テーブル
を第1と第4とする。各ブロックに対して使用する係数
変換テーブルを変えることによって2種類の透かし符号
を挿入する。
【0084】各ブロック内のウェーブレット係数がQa
であるかQbであるか又はそれら以外であるかの3通り
の何れかに判別する。若し、Qaであれば、第1の透か
し符号を挿入する。第1の透かし符号が0の時第1の係
数変換テーブルを、第1の透かし符号が1の時、第4の
係数変換テーブルを使用する。また、ウェーブレット係
数がQbであれば第2の透かし符号を挿入する。第2の
透かし符号が0の時第1の係数変換テーブルを、第2の
透かし符号が1の時第4の係数変換テーブルを使用す
る。
であるかQbであるか又はそれら以外であるかの3通り
の何れかに判別する。若し、Qaであれば、第1の透か
し符号を挿入する。第1の透かし符号が0の時第1の係
数変換テーブルを、第1の透かし符号が1の時、第4の
係数変換テーブルを使用する。また、ウェーブレット係
数がQbであれば第2の透かし符号を挿入する。第2の
透かし符号が0の時第1の係数変換テーブルを、第2の
透かし符号が1の時第4の係数変換テーブルを使用す
る。
【0085】ウェーブレット係数がQaでもQbでもな
い時、第1又は第4の係数変換テーブルのどちらも使用
できる。特定のウェーブレット係数を判断して、第1と
第4の係数変換テーブルを交互に変えて使用すること
で、ブロック毎に第1と第2の透かし符号ビットをウェ
ーブレット係数に挿入することができる。
い時、第1又は第4の係数変換テーブルのどちらも使用
できる。特定のウェーブレット係数を判断して、第1と
第4の係数変換テーブルを交互に変えて使用すること
で、ブロック毎に第1と第2の透かし符号ビットをウェ
ーブレット係数に挿入することができる。
【0086】第1の透かし符号ビット0が挿入された画
像データブロックには、ウェーブレット係数Qaは存在
するが、Qa+1は存在しない。第1の透かし符号ビッ
ト1が挿入された画像データブロックには、ウェーブレ
ット係数Qa+1は存在するが、Qaは存在しない。同
様に、第2の透かし符号ビット0が挿入された画像デー
タブロックには、ウェーブレット係数Qbは存在する
が、Qb+1は存在しない。第2の透かし符号ビット1
が挿入された画像データブロックには、ウェーブレット
係数Qb+1は存在するが、Qbは存在しない。
像データブロックには、ウェーブレット係数Qaは存在
するが、Qa+1は存在しない。第1の透かし符号ビッ
ト1が挿入された画像データブロックには、ウェーブレ
ット係数Qa+1は存在するが、Qaは存在しない。同
様に、第2の透かし符号ビット0が挿入された画像デー
タブロックには、ウェーブレット係数Qbは存在する
が、Qb+1は存在しない。第2の透かし符号ビット1
が挿入された画像データブロックには、ウェーブレット
係数Qb+1は存在するが、Qbは存在しない。
【0087】ウェーブレット係数に透かし情報を挿入す
る処理手順の第4例を説明する。この実施の形態例で
は、画像データを複数のブロックに分割することなく、
個々の画像データをラスタデータとして処理する場合で
ある。全画像データの主走査方向の画像データ数がx、
副走査方向の画像データ数がyの時、画面左上に位置す
る画像データは、[0,0]、画像右下に位置する画像デ
ータは[x,y]と表す。ここで、ラスタデータとは、
[0,0]、[1,0]、……[x,0]、[0,1]、[1,1]、
……[x,1]、[0,y]、[1,y]、……[x,y]の順番で
の一連のデータストリームである。
る処理手順の第4例を説明する。この実施の形態例で
は、画像データを複数のブロックに分割することなく、
個々の画像データをラスタデータとして処理する場合で
ある。全画像データの主走査方向の画像データ数がx、
副走査方向の画像データ数がyの時、画面左上に位置す
る画像データは、[0,0]、画像右下に位置する画像デ
ータは[x,y]と表す。ここで、ラスタデータとは、
[0,0]、[1,0]、……[x,0]、[0,1]、[1,1]、
……[x,1]、[0,y]、[1,y]、……[x,y]の順番で
の一連のデータストリームである。
【0088】この実施の形態例は、前記第1例の構成に
加えて、テーブル変換部43を備え、第1の係数変換テ
ーブルを変調して第2の係数変換テーブルを生成する。
透かし符号挿入部33は、2種類の係数変換テーブルを
入力する。透かし符号挿入部33は、それぞれの係数変
換テーブルを交互に使い分けて透かし符号をウェーブレ
ット係数に挿入して透かし入りウェーブレット係数を生
成する。
加えて、テーブル変換部43を備え、第1の係数変換テ
ーブルを変調して第2の係数変換テーブルを生成する。
透かし符号挿入部33は、2種類の係数変換テーブルを
入力する。透かし符号挿入部33は、それぞれの係数変
換テーブルを交互に使い分けて透かし符号をウェーブレ
ット係数に挿入して透かし入りウェーブレット係数を生
成する。
【0089】変調前のウェーブレット係数Pmが第1の
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後に、ウェーブ
レット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換
テーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部
43において変調処理することにより求める。この時、
ウェーブレット係数QaとQa+1は排他的である。つ
まり、PmがQaに変調される時、PmはQa+1には
変調されないし、PmがQa+1に変調される時、Pm
はQaには変調されない。
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後に、ウェーブ
レット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換
テーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部
43において変調処理することにより求める。この時、
ウェーブレット係数QaとQa+1は排他的である。つ
まり、PmがQaに変調される時、PmはQa+1には
変調されないし、PmがQa+1に変調される時、Pm
はQaには変調されない。
【0090】全画像データは、ラスタデータとして色変
換部30(図6参照)に入力される。色変換後のウェー
ブレット係数がQaであるか否かで判別する。Qaであ
れば透かし符号を挿入する。透かし符号が0の時、第1
の係数変換テーブルを、第1の透かし符号が1の時、第
2の係数変換テーブルを使用する。ウェーブレット係数
がQaでない時、第1又は第2のどちらの係数変換テー
ブルも使用できる。特定のウェーブレット係数を判断し
て、透かし符号のビット値に従って、第1と第2の係数
変換テーブルを交互に使用することで、透かし符号ビッ
トをウェーブレット係数に挿入することができる。
換部30(図6参照)に入力される。色変換後のウェー
ブレット係数がQaであるか否かで判別する。Qaであ
れば透かし符号を挿入する。透かし符号が0の時、第1
の係数変換テーブルを、第1の透かし符号が1の時、第
2の係数変換テーブルを使用する。ウェーブレット係数
がQaでない時、第1又は第2のどちらの係数変換テー
ブルも使用できる。特定のウェーブレット係数を判断し
て、透かし符号のビット値に従って、第1と第2の係数
変換テーブルを交互に使用することで、透かし符号ビッ
トをウェーブレット係数に挿入することができる。
【0091】透かし符号ビット0が挿入された画像デー
タには、ウェーブレット係数Qaは存在するが、Qa+
1は存在しない。透かし符号1が挿入された画像データ
にはウェーブレット係数Qa+1は存在するがQaは存
在しない。
タには、ウェーブレット係数Qaは存在するが、Qa+
1は存在しない。透かし符号1が挿入された画像データ
にはウェーブレット係数Qa+1は存在するがQaは存
在しない。
【0092】ウェーブレット係数に透かし情報を挿入す
る処理手順の第5例を説明する。この実施の形態例は、
画像データを複数のブロックに分割させることなく、個
々の画像データをラスタデータとして処理して、2種類
の透かし情報をウェーブレット係数に挿入する場合であ
る。この実施の形態例は、第1例の構成に加えて、テー
ブル変換部44を備え、第1の係数変換テーブルを変調
して第2の係数変換テーブル、第3の係数変換テーブル
を生成する。
る処理手順の第5例を説明する。この実施の形態例は、
画像データを複数のブロックに分割させることなく、個
々の画像データをラスタデータとして処理して、2種類
の透かし情報をウェーブレット係数に挿入する場合であ
る。この実施の形態例は、第1例の構成に加えて、テー
ブル変換部44を備え、第1の係数変換テーブルを変調
して第2の係数変換テーブル、第3の係数変換テーブル
を生成する。
【0093】透かし符号挿入部33は、3種類の係数変
換テーブルを入力する。透かし符号挿入部33は、それ
ぞれの係数変換テーブルを使い分けて2種類の透かし符
号をウェーブレット係数に挿入して、透かし入りウェー
ブレット係数を生成する。
換テーブルを入力する。透かし符号挿入部33は、それ
ぞれの係数変換テーブルを使い分けて2種類の透かし符
号をウェーブレット係数に挿入して、透かし入りウェー
ブレット係数を生成する。
【0094】変調前のウェーブレット係数Pmが第1の
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後に、ウェーブ
レット係数Q+1に変調されるような第2の係数変換テ
ーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部4
3において変調処理することによって求める。また、変
調前のウェーブレット係数Pnが第1の係数変換テーブ
ルによって変調後にウェーブレット係数Qbに変調され
る時、変調前のウェーブレット係数Pnが第3の係数変
換テーブルによって変調後にウェーブレット係数Qb+
1に変調されるような第3の係数変換テーブルを第1の
係数変換テーブルをテーブル変換部44において変調処
理することによって求める。
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後に、ウェーブ
レット係数Q+1に変調されるような第2の係数変換テ
ーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部4
3において変調処理することによって求める。また、変
調前のウェーブレット係数Pnが第1の係数変換テーブ
ルによって変調後にウェーブレット係数Qbに変調され
る時、変調前のウェーブレット係数Pnが第3の係数変
換テーブルによって変調後にウェーブレット係数Qb+
1に変調されるような第3の係数変換テーブルを第1の
係数変換テーブルをテーブル変換部44において変調処
理することによって求める。
【0095】第2の係数変換テーブルによって、変調前
のウェーブレット係数Pnが変調後にウェーブレット係
数Qbに変調される。第3の係数変換テーブルによっ
て、変調前のウェーブレット係数Pmが変調後にウェー
ブレット係数Qaに変調される。この時、ウェーブレッ
ト係数QaとQa+1及びQbとQb+1はそれぞれ排
他的である。つまり、PmがQaに変調される時、Pm
はQa+1には変調されないし、PmがQa+1に変調
される時、PmはQaには変調されない。同様に、pn
がQbに変調される時、PnはQb+1に変調されない
し、PnがQb+1に変調される時、PnはQbには変
調されない。
のウェーブレット係数Pnが変調後にウェーブレット係
数Qbに変調される。第3の係数変換テーブルによっ
て、変調前のウェーブレット係数Pmが変調後にウェー
ブレット係数Qaに変調される。この時、ウェーブレッ
ト係数QaとQa+1及びQbとQb+1はそれぞれ排
他的である。つまり、PmがQaに変調される時、Pm
はQa+1には変調されないし、PmがQa+1に変調
される時、PmはQaには変調されない。同様に、pn
がQbに変調される時、PnはQb+1に変調されない
し、PnがQb+1に変調される時、PnはQbには変
調されない。
【0096】次に、3種類の係数変換テーブルを使用し
て、2種類の透かし情報を混合して1つの画像データに
挿入する場合について説明する。全画像データは、ラス
タデータとして色変換部30に入力される。色変換後の
データはウェーブレット変換部31により変換され、ウ
ェーブレット係数となる。色変換後のウェーブレット係
数に対して使用する係数変換テーブルを変えることによ
って2種類の透かし符号を挿入する。
て、2種類の透かし情報を混合して1つの画像データに
挿入する場合について説明する。全画像データは、ラス
タデータとして色変換部30に入力される。色変換後の
データはウェーブレット変換部31により変換され、ウ
ェーブレット係数となる。色変換後のウェーブレット係
数に対して使用する係数変換テーブルを変えることによ
って2種類の透かし符号を挿入する。
【0097】ウェーブレット係数がQaであるかQbで
あるか又はそれら以外であるかの3通りの何れかに判別
する。Qaであれば、第1の透かし符号を挿入する。こ
こで、第1の透かし符号が0の時、第1の係数変換テー
ブルを、第1の透かし符号が1の時第2の係数変換テー
ブルを使用する。また、ウェーブレット係数がQbであ
れば第2の透かし符号を挿入する。第2の透かし符号が
0の時、第1の係数変換テーブルを、第2の透かし符号
が1の時第3の係数変換テーブルを使用する。ウェーブ
レット係数がQaでもQbでもない時、第1又は第2の
どちらの変換係数テーブルも使用できる。
あるか又はそれら以外であるかの3通りの何れかに判別
する。Qaであれば、第1の透かし符号を挿入する。こ
こで、第1の透かし符号が0の時、第1の係数変換テー
ブルを、第1の透かし符号が1の時第2の係数変換テー
ブルを使用する。また、ウェーブレット係数がQbであ
れば第2の透かし符号を挿入する。第2の透かし符号が
0の時、第1の係数変換テーブルを、第2の透かし符号
が1の時第3の係数変換テーブルを使用する。ウェーブ
レット係数がQaでもQbでもない時、第1又は第2の
どちらの変換係数テーブルも使用できる。
【0098】特定のウェーブレット係数を判断して、第
1と第2の係数変換テーブルを交互に変えて使用するこ
とで、第1の透かし符号ビットをウェーブレット係数に
挿入することができる。同様に、第1と第3の係数変換
テーブルを交互に変えて使用することで、第2の透かし
符号ビットをウェーブレット係数に挿入することができ
る。
1と第2の係数変換テーブルを交互に変えて使用するこ
とで、第1の透かし符号ビットをウェーブレット係数に
挿入することができる。同様に、第1と第3の係数変換
テーブルを交互に変えて使用することで、第2の透かし
符号ビットをウェーブレット係数に挿入することができ
る。
【0099】第1の透かし符号ビット0が挿入された画
像データにはウェーブレット係数Qaは存在するが、Q
a+1は存在しない。第1の透かし符号ビット1が挿入
された画像データにはウェーブレット係数Qa+1は存
在するがQaは存在しない。同様に、第2の透かし符号
ビット0が挿入された画像データにはウェーブレット係
数Qbは存在するが、Qb+1は存在しない。第2の透
かし符号ビット1が挿入された画像データにはウェーブ
レット係数Qb+1は存在するが、Qbは存在しない。
像データにはウェーブレット係数Qaは存在するが、Q
a+1は存在しない。第1の透かし符号ビット1が挿入
された画像データにはウェーブレット係数Qa+1は存
在するがQaは存在しない。同様に、第2の透かし符号
ビット0が挿入された画像データにはウェーブレット係
数Qbは存在するが、Qb+1は存在しない。第2の透
かし符号ビット1が挿入された画像データにはウェーブ
レット係数Qb+1は存在するが、Qbは存在しない。
【0100】次に、ウェーブレット係数に透かし情報を
挿入する処理手順の第6例を説明する。画像データを複
数のブロックに分割することなく、個々の画像データを
ラスタデータとして処理して、特定の画像領域に対して
透かし情報をウェーブレット係数に挿入する場合であ
る。
挿入する処理手順の第6例を説明する。画像データを複
数のブロックに分割することなく、個々の画像データを
ラスタデータとして処理して、特定の画像領域に対して
透かし情報をウェーブレット係数に挿入する場合であ
る。
【0101】この実施の形態例は、第1例の構成に加え
て、テーブル変換部44を備え、第1の係数変換テーブ
ルを変調して第2の係数変換テーブル、第3の係数変換
テーブルを生成する。透かし符号挿入部33は、3種類
の係数変換テーブルを入力する。透かし符号挿入33
は、それぞれの係数変換テーブルを使い分けて特定の画
像領域に対して透かし符号をウェーブレット係数に挿入
して透かし入りウェーブレット係数を生成する。
て、テーブル変換部44を備え、第1の係数変換テーブ
ルを変調して第2の係数変換テーブル、第3の係数変換
テーブルを生成する。透かし符号挿入部33は、3種類
の係数変換テーブルを入力する。透かし符号挿入33
は、それぞれの係数変換テーブルを使い分けて特定の画
像領域に対して透かし符号をウェーブレット係数に挿入
して透かし入りウェーブレット係数を生成する。
【0102】変調前のウェーブレット係数Pmが第1の
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレ
ット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換テ
ーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部4
3において変調処理することにより、求める。
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレ
ット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換テ
ーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部4
3において変調処理することにより、求める。
【0103】また、変調前のウェーブレット係数Pnが
第1の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレッ
ト係数Pbに変調される時、変調前のウェーブレット係
数Pnが第3の係数変換テーブルによって変調後にウェ
ーブレット係数Qb+1に変調されるような第3の係数
変換テーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変
換部44において変調処理することによって求める。
第1の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレッ
ト係数Pbに変調される時、変調前のウェーブレット係
数Pnが第3の係数変換テーブルによって変調後にウェ
ーブレット係数Qb+1に変調されるような第3の係数
変換テーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変
換部44において変調処理することによって求める。
【0104】第2の係数変換テーブルによって、変調前
のウェーブレット係数Pnが変調後にウェーブレット係
数Qbに変調される。第3の係数変換テーブルによっ
て、変調前のウェーブレット係数Pmが変調後にウェー
ブレット係数Qaに変調される。この時、ウェーブレッ
ト係数QaとQa+1及びQbとQb+1はそれぞれ排
他的である。つまり、PmがQaに変調される時、Pm
はQa+1には変調されないし、PmがQa+1に変調
される時、PmはQaには変調されない。同様に、Pn
がQbに変調される時、PnはQb+1には変調されな
いし、PnがQb+1に変調される時、PnはQbには
変調されない。
のウェーブレット係数Pnが変調後にウェーブレット係
数Qbに変調される。第3の係数変換テーブルによっ
て、変調前のウェーブレット係数Pmが変調後にウェー
ブレット係数Qaに変調される。この時、ウェーブレッ
ト係数QaとQa+1及びQbとQb+1はそれぞれ排
他的である。つまり、PmがQaに変調される時、Pm
はQa+1には変調されないし、PmがQa+1に変調
される時、PmはQaには変調されない。同様に、Pn
がQbに変調される時、PnはQb+1には変調されな
いし、PnがQb+1に変調される時、PnはQbには
変調されない。
【0105】3種類の係数変換テーブルを使用して、透
かし情報を特定の画像領域の画像データに挿入する場合
について説明する。全画像データは、ラスタデータとし
て色変換部30(図6参照)に入力される。色変換後の
ウェーブレット係数に対して使用する係数変換テーブル
を変えることによって透かし符号を挿入する。ウェーブ
レット係数がQaであるかQbであるか、又はそれら以
外であるかの3通りの何れかに判別する。
かし情報を特定の画像領域の画像データに挿入する場合
について説明する。全画像データは、ラスタデータとし
て色変換部30(図6参照)に入力される。色変換後の
ウェーブレット係数に対して使用する係数変換テーブル
を変えることによって透かし符号を挿入する。ウェーブ
レット係数がQaであるかQbであるか、又はそれら以
外であるかの3通りの何れかに判別する。
【0106】ウェーブレット係数がQaであれば、透か
し符号を挿入するか否かを決める。透かし符号を挿入す
る時、第1又は第3の係数変換テーブルを使用する。次
に、ウェーブレット係数がQaであることが検出される
まで、ウェーブレット係数がQbであれば、透かし符号
を挿入する。ウェーブレット係数がQbであれば、透か
し符号が0の時第1の係数変換テーブルを、透かし符号
が1の時第3の係数変換テーブルを使用する。
し符号を挿入するか否かを決める。透かし符号を挿入す
る時、第1又は第3の係数変換テーブルを使用する。次
に、ウェーブレット係数がQaであることが検出される
まで、ウェーブレット係数がQbであれば、透かし符号
を挿入する。ウェーブレット係数がQbであれば、透か
し符号が0の時第1の係数変換テーブルを、透かし符号
が1の時第3の係数変換テーブルを使用する。
【0107】次に、ウェーブレット係数がQaであるこ
とが検出されると、透かし符号を挿入するか否かを決め
る。透かし符号を挿入しない時、第2の係数変換テーブ
ルを使用する。次に、ウェーブレット係数がQaである
ことが検出されるまで、ウェーブレット係数がQbであ
っても第1又は第3の係数変換テーブルを使用して透か
し符号は挿入しない。ウェーブレット係数がQaでもQ
bでもない時、第1又は第2のどちらの係数変換テーブ
ルも使用できる。特定のウェーブレット係数を判断し
て、第1と第2と第3の係数変換テーブルを交互に変え
て使用することで、透かし符号ビットを特定の画像領域
のウェーブレット係数に挿入することができる。
とが検出されると、透かし符号を挿入するか否かを決め
る。透かし符号を挿入しない時、第2の係数変換テーブ
ルを使用する。次に、ウェーブレット係数がQaである
ことが検出されるまで、ウェーブレット係数がQbであ
っても第1又は第3の係数変換テーブルを使用して透か
し符号は挿入しない。ウェーブレット係数がQaでもQ
bでもない時、第1又は第2のどちらの係数変換テーブ
ルも使用できる。特定のウェーブレット係数を判断し
て、第1と第2と第3の係数変換テーブルを交互に変え
て使用することで、透かし符号ビットを特定の画像領域
のウェーブレット係数に挿入することができる。
【0108】ウェーブレット係数Qaを検出後、次のQ
a+1が検出されるまで、透かし符号ビット0が挿入さ
れた画像データにはウェーブレット係数Qbは存在する
が、Qb+1は存在しない。透かし符号ビット1が挿入
された画像データにはウェーブレット係数Qb+1は存
在するが、Qbは存在しない。ウェーブレット係数Qa
+1を検出後、次のQaが検出されるまで、ウェーブレ
ット係数Qbは存在するが、Qb+1は存在しない。
a+1が検出されるまで、透かし符号ビット0が挿入さ
れた画像データにはウェーブレット係数Qbは存在する
が、Qb+1は存在しない。透かし符号ビット1が挿入
された画像データにはウェーブレット係数Qb+1は存
在するが、Qbは存在しない。ウェーブレット係数Qa
+1を検出後、次のQaが検出されるまで、ウェーブレ
ット係数Qbは存在するが、Qb+1は存在しない。
【0109】ウェーブレット係数に透かし情報を挿入す
る処理手順の第7例を説明する。この実施の形態例は、
符号化部41から出力されるパターン形状の透かし符号
を画像データに挿入する場合である。この実施の形態例
は、第1例の構成に加えてテーブル変換部44を備え、
第1の係数変換テーブルを変調して第2の係数変換テー
ブルを生成する。透かし符号挿入部33は、2種類の係
数変換テーブルを入力する。透かし符号挿入部33は、
それぞれの係数変換テーブルを交互に使い分けて透かし
符号をウェーブレット係数に挿入して、透かし入りウェ
ーブレット係数を生成する。
る処理手順の第7例を説明する。この実施の形態例は、
符号化部41から出力されるパターン形状の透かし符号
を画像データに挿入する場合である。この実施の形態例
は、第1例の構成に加えてテーブル変換部44を備え、
第1の係数変換テーブルを変調して第2の係数変換テー
ブルを生成する。透かし符号挿入部33は、2種類の係
数変換テーブルを入力する。透かし符号挿入部33は、
それぞれの係数変換テーブルを交互に使い分けて透かし
符号をウェーブレット係数に挿入して、透かし入りウェ
ーブレット係数を生成する。
【0110】変調前のウェーブレット係数Pmが第1の
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後に、ウェーブ
レット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換
テーブルをテーブル変換部44において変調処理するこ
とによって求める。この時、ウェーブレット係数Qaと
Qa+1は排他的である。つまり、PmがQaに変調さ
れる時、PmはQa+1には変調されないし、PmがQ
a+1に変調される時、PmはQaには変調されない。
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後に、ウェーブ
レット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換
テーブルをテーブル変換部44において変調処理するこ
とによって求める。この時、ウェーブレット係数Qaと
Qa+1は排他的である。つまり、PmがQaに変調さ
れる時、PmはQa+1には変調されないし、PmがQ
a+1に変調される時、PmはQaには変調されない。
【0111】全画像データは、ラスタデータとして色変
換部30に入力される。色変換後のウェーブレット係数
に対して使用する係数変換テーブルを変えることによっ
て、パターン形状の透かし符号を挿入する。画像データ
と透かし情報とのそれぞれの画素位置を対応させる。画
像データと透かし情報が異なる画素位置においては、第
2の変換テーブルを、それ以外の画素位置においては、
第1の係数変換テーブルを使用することで、ウェーブレ
ット係数に透かし符号ビットを挿入することができる。
換部30に入力される。色変換後のウェーブレット係数
に対して使用する係数変換テーブルを変えることによっ
て、パターン形状の透かし符号を挿入する。画像データ
と透かし情報とのそれぞれの画素位置を対応させる。画
像データと透かし情報が異なる画素位置においては、第
2の変換テーブルを、それ以外の画素位置においては、
第1の係数変換テーブルを使用することで、ウェーブレ
ット係数に透かし符号ビットを挿入することができる。
【0112】透かし符号ビット0が挿入された画像デー
タには、ウェーブレット係数Qaが存在するが、Qa+
1は存在しない。また、透かし符号ビット1が挿入され
た画像データにはウェーブレット係数Qa+1は存在す
るが、Qaは存在しない。
タには、ウェーブレット係数Qaが存在するが、Qa+
1は存在しない。また、透かし符号ビット1が挿入され
た画像データにはウェーブレット係数Qa+1は存在す
るが、Qaは存在しない。
【0113】次に、ウェーブレット係数に透かし情報を
挿入する処理手順の第8例について説明する。この実施
の形態例は、符号化部41から出力される複数のパター
ン形状の透かし符号を画像データに挿入する場合を示
す。この実施の形態例は、第1例の構成に加えてテーブ
ル変換部44を備え、第1の係数変換テーブルを変調し
て第2の係数変換テーブル、第3の係数変換テーブル、
第4の係数変換テーブルの4つの係数変換テーブルを生
成する。透かし符号挿入部33は、4種類の係数変換テ
ーブルを入力する。透かし符号挿入部33は、それぞれ
の係数変換テーブルを交互に使い分け、透かし符号をウ
ェーブレット係数に挿入して透かし入りウェーブレット
係数を生成する。
挿入する処理手順の第8例について説明する。この実施
の形態例は、符号化部41から出力される複数のパター
ン形状の透かし符号を画像データに挿入する場合を示
す。この実施の形態例は、第1例の構成に加えてテーブ
ル変換部44を備え、第1の係数変換テーブルを変調し
て第2の係数変換テーブル、第3の係数変換テーブル、
第4の係数変換テーブルの4つの係数変換テーブルを生
成する。透かし符号挿入部33は、4種類の係数変換テ
ーブルを入力する。透かし符号挿入部33は、それぞれ
の係数変換テーブルを交互に使い分け、透かし符号をウ
ェーブレット係数に挿入して透かし入りウェーブレット
係数を生成する。
【0114】変調前のウェーブレット係数Pmが第1の
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレ
ット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換テ
ーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部4
4において変調処理することによって求める。
係数変換テーブルによって変調後にウェーブレット係数
Qaに変調される時、変調前のウェーブレット係数Pm
が第2の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレ
ット係数Qa+1に変調されるような第2の係数変換テ
ーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変換部4
4において変調処理することによって求める。
【0115】また、変調前のウェーブレット係数Pnが
第1の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレッ
ト係数Qbに変調される時、変調前のウェーブレット係
数Pnが第3の係数変換テーブルによって変調後にウェ
ーブレット係数Qb+1に変調されるような第3の係数
変換テーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変
換部44において変調処理することによって求める。
第1の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレッ
ト係数Qbに変調される時、変調前のウェーブレット係
数Pnが第3の係数変換テーブルによって変調後にウェ
ーブレット係数Qb+1に変調されるような第3の係数
変換テーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変
換部44において変調処理することによって求める。
【0116】また、変調前のウェーブレット係数Plが
第1の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレッ
ト係数Qcに変調される時、変調前のウェーブレット係
数Plが第4の係数変換テーブルによって変調後にウェ
ーブレット係数Qc+1に変調されるような第4の係数
変換テーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変
換部44において変調処理することによって求める。こ
の時、ウェーブレット係数QaとQa+1、QbとQb
+1、QcとQc+1はそれぞれ排他的である。
第1の係数変換テーブルによって変調後にウェーブレッ
ト係数Qcに変調される時、変調前のウェーブレット係
数Plが第4の係数変換テーブルによって変調後にウェ
ーブレット係数Qc+1に変調されるような第4の係数
変換テーブルを、第1の係数変換テーブルをテーブル変
換部44において変調処理することによって求める。こ
の時、ウェーブレット係数QaとQa+1、QbとQb
+1、QcとQc+1はそれぞれ排他的である。
【0117】つまり、PmがQaに変調される時Pmは
Qa+1には変調されないし、PmがQa+1に変調さ
れる時PmはQaには変調されない。同様に、PnがQ
bに変調される時、PnはQb+1には変調されない
し、PnがQb+1に変調される時、PnはQbには変
調されない。同様に、PlがQcに変調される時Plは
Qc+1には変調されないし、PlがQc+1に変調さ
れる時、PlはQcには変調されない。
Qa+1には変調されないし、PmがQa+1に変調さ
れる時PmはQaには変調されない。同様に、PnがQ
bに変調される時、PnはQb+1には変調されない
し、PnがQb+1に変調される時、PnはQbには変
調されない。同様に、PlがQcに変調される時Plは
Qc+1には変調されないし、PlがQc+1に変調さ
れる時、PlはQcには変調されない。
【0118】全画像データは、ラスタデータとして色変
換部30に入力される。色変換後のウェーブレット係数
に対して使用する係数変換テーブルを変えることによっ
て3種類のパターン形状の透かし符号を挿入する。画像
データと透かし情報とのそれぞれの画素位置を対応させ
る。画像データと第1の透かし情報が重なる画素位置に
おいては第2の係数変換テーブルを、画像データと第2
の透かし情報が重なる画素位置においては第3の係数変
換テーブルを、画像データと第3の透かし情報が重なる
画素位置においては第4の係数変換テーブルを、それ以
外の画素位置においては、第1、第2、第3、第4の何
れかの係数変換テーブルを使用することでウェーブレッ
ト係数に透かし符号ビットを挿入することができる。
換部30に入力される。色変換後のウェーブレット係数
に対して使用する係数変換テーブルを変えることによっ
て3種類のパターン形状の透かし符号を挿入する。画像
データと透かし情報とのそれぞれの画素位置を対応させ
る。画像データと第1の透かし情報が重なる画素位置に
おいては第2の係数変換テーブルを、画像データと第2
の透かし情報が重なる画素位置においては第3の係数変
換テーブルを、画像データと第3の透かし情報が重なる
画素位置においては第4の係数変換テーブルを、それ以
外の画素位置においては、第1、第2、第3、第4の何
れかの係数変換テーブルを使用することでウェーブレッ
ト係数に透かし符号ビットを挿入することができる。
【0119】第1の透かし符号ビット0が挿入された画
像データには、ウェーブレット係数Qaは存在するがQ
a+1は存在しない。また、第1の透かし符号ビット1
が挿入された画像データにはウェーブレット係数Qa+
1は存在するがQaは存在しない。第2の透かし符号ビ
ット0が挿入された画像データにはウェーブレット係数
Qbは存在するがQb+1は存在しない。
像データには、ウェーブレット係数Qaは存在するがQ
a+1は存在しない。また、第1の透かし符号ビット1
が挿入された画像データにはウェーブレット係数Qa+
1は存在するがQaは存在しない。第2の透かし符号ビ
ット0が挿入された画像データにはウェーブレット係数
Qbは存在するがQb+1は存在しない。
【0120】また、第2の透かし符号ビット1が挿入さ
れた画像データにはウェーブレット係数Qb+1は存在
するがQbは存在しない。また、第3の透かし符号ビッ
ト0が挿入された画像データにはウェーブレット係数Q
cは存在するが、Qc+1は存在しない。また、第3の
透かし符号ビット1が挿入された画像データにはウェー
ブレット係数Qc+1は存在するがQcは存在しない。
れた画像データにはウェーブレット係数Qb+1は存在
するがQbは存在しない。また、第3の透かし符号ビッ
ト0が挿入された画像データにはウェーブレット係数Q
cは存在するが、Qc+1は存在しない。また、第3の
透かし符号ビット1が挿入された画像データにはウェー
ブレット係数Qc+1は存在するがQcは存在しない。
【0121】上述した本発明で説明した電子透かし挿入
方法は、その挿入シーケンスをプログラム化することが
できる。このプログラム化した電子透かし挿入プログラ
ムは、プログラム記憶媒体に記憶させておくこともでき
る。
方法は、その挿入シーケンスをプログラム化することが
できる。このプログラム化した電子透かし挿入プログラ
ムは、プログラム記憶媒体に記憶させておくこともでき
る。
【0122】以上、説明した本発明の実施の形態例で
は、静止画像を形成するディジタルデータの場合である
が、本発明で処理される対象のディジタルデータは、静
止画像を形成するとは限らない。動画像、音声等のディ
ジタルデータ一般に本発明は適用することができる。
は、静止画像を形成するディジタルデータの場合である
が、本発明で処理される対象のディジタルデータは、静
止画像を形成するとは限らない。動画像、音声等のディ
ジタルデータ一般に本発明は適用することができる。
【0123】このように、本発明によれば、ディジタル
データの座標空間の変換に伴う色差成分をウェーブレッ
ト変換することによって求められるウェーブレット係数
に対して、ディジタルデータの表現方法に適するように
符号化された透かし情報を挿入することによって、出力
装置の再現性に有効に働き、かつ挿入されている透かし
情報の耐久性に優れた電子透かしディジタル信号を提供
することができる。
データの座標空間の変換に伴う色差成分をウェーブレッ
ト変換することによって求められるウェーブレット係数
に対して、ディジタルデータの表現方法に適するように
符号化された透かし情報を挿入することによって、出力
装置の再現性に有効に働き、かつ挿入されている透かし
情報の耐久性に優れた電子透かしディジタル信号を提供
することができる。
【0124】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、以下の効果が得られる。 (1)請求項1記載の発明によれば、画質の劣化を抑え
て挿入した情報を正確に抽出することができる。
ば、以下の効果が得られる。 (1)請求項1記載の発明によれば、画質の劣化を抑え
て挿入した情報を正確に抽出することができる。
【0125】(2)請求項2記載の発明によれば、画質
の劣化を抑えて挿入した情報を正確に抽出することがで
きる。 (3)請求項3記載の発明によれば、画質の劣化を抑え
て挿入した情報を正確に抽出することができる。
の劣化を抑えて挿入した情報を正確に抽出することがで
きる。 (3)請求項3記載の発明によれば、画質の劣化を抑え
て挿入した情報を正確に抽出することができる。
【0126】(4)請求項4記載の発明によれば、画質
の劣化を抑えて挿入した情報を正確に抽出することがで
きる。 (5)請求項5記載の発明によれば、個々のディジタル
データを所定の数だけ結合したブロックデータとするこ
とにより、ブロックデータ毎に透かし情報を挿入するこ
とができる。
の劣化を抑えて挿入した情報を正確に抽出することがで
きる。 (5)請求項5記載の発明によれば、個々のディジタル
データを所定の数だけ結合したブロックデータとするこ
とにより、ブロックデータ毎に透かし情報を挿入するこ
とができる。
【0127】(6)請求項6記載の発明によれば、個々
のディジタルデータ毎に透かし情報を挿入することがで
きる。 (7)請求項7記載の発明によれば、ディジタルデータ
の色座標空間を変換することにより、画像処理を行ない
やすくすることができる。
のディジタルデータ毎に透かし情報を挿入することがで
きる。 (7)請求項7記載の発明によれば、ディジタルデータ
の色座標空間を変換することにより、画像処理を行ない
やすくすることができる。
【0128】(8)請求項8記載の発明によれば、ウェ
ーブレット変換又は離散コサイン変換又はフーリエ変換
を用いてディジタルデータを量子化することができる。 (9)請求項9記載の発明によれば、量子化されたディ
ジタルデータとして、ウェーブレット係数又は離散コサ
イン係数又はフーリエ係数を用いることにより、画像処
理を行ないやすくすることができる。
ーブレット変換又は離散コサイン変換又はフーリエ変換
を用いてディジタルデータを量子化することができる。 (9)請求項9記載の発明によれば、量子化されたディ
ジタルデータとして、ウェーブレット係数又は離散コサ
イン係数又はフーリエ係数を用いることにより、画像処
理を行ないやすくすることができる。
【0129】(10)請求項10記載の発明によれば、
前記付加的な情報としてディジタル化されたディジタル
データを用いることができる。 (11)請求項11記載の発明によれば、縮合されたデ
ィジタルデータに付加的な情報を挿入することができ
る。
前記付加的な情報としてディジタル化されたディジタル
データを用いることができる。 (11)請求項11記載の発明によれば、縮合されたデ
ィジタルデータに付加的な情報を挿入することができ
る。
【0130】(12)請求項12記載の発明によれば、
ディジタルデータを縮合したものに対して、画像処理を
行なうことができる。 (13)請求項13記載の発明によれば、1個のディジ
タルデータブロックに1個の付加的な情報を挿入するこ
とができる。
ディジタルデータを縮合したものに対して、画像処理を
行なうことができる。 (13)請求項13記載の発明によれば、1個のディジ
タルデータブロックに1個の付加的な情報を挿入するこ
とができる。
【0131】(14)請求項14記載の発明によれば、
前記変換テーブルに従ってディジタルデータの変換を行
なうことができる。 (15)請求項15記載の発明によれば、ディジタルデ
ータブロックに対して透かし画像を挿入することができ
る。
前記変換テーブルに従ってディジタルデータの変換を行
なうことができる。 (15)請求項15記載の発明によれば、ディジタルデ
ータブロックに対して透かし画像を挿入することができ
る。
【0132】(16)請求項16記載の発明によれば、
1個のディジタルデータブロックにm個の付加的な情報
を挿入することができる。 (17)請求項17記載の発明によれば、1個のディジ
タルデータブロックに1個の付加的な情報を挿入するこ
とができる。
1個のディジタルデータブロックにm個の付加的な情報
を挿入することができる。 (17)請求項17記載の発明によれば、1個のディジ
タルデータブロックに1個の付加的な情報を挿入するこ
とができる。
【0133】(18)請求項18記載の発明によれば、
量子化処理されたディジタルデータがm個の所定の量子
化処理されたディジタルデータの何れかであるか否かを
判別することができる。
量子化処理されたディジタルデータがm個の所定の量子
化処理されたディジタルデータの何れかであるか否かを
判別することができる。
【0134】(19)請求項19記載の発明によれば、
1個のラスタデータに1個の付加的な情報を挿入するこ
とができる。 (20)請求項20記載の発明によれば、前記ラスタデ
ータを所定の順番に並んだディジタルデータの一連とす
ることができる。
1個のラスタデータに1個の付加的な情報を挿入するこ
とができる。 (20)請求項20記載の発明によれば、前記ラスタデ
ータを所定の順番に並んだディジタルデータの一連とす
ることができる。
【0135】(21)請求項21記載の発明によれば、
1個のラスタデータに1個の付加的な情報を挿入するこ
とができる。 (22)請求項22記載の発明によれば、1個のラスタ
データに1個の付加的な情報を挿入することができる。
1個のラスタデータに1個の付加的な情報を挿入するこ
とができる。 (22)請求項22記載の発明によれば、1個のラスタ
データに1個の付加的な情報を挿入することができる。
【0136】(23)請求項23記載の発明によれば、
1個のラスタデータに1個の付加的な情報を挿入するこ
とができる。 (24)請求項24記載の発明によれば、画像データを
ラスタデータとして処理して、透かし情報をウェーブレ
ット係数に挿入することができる。
1個のラスタデータに1個の付加的な情報を挿入するこ
とができる。 (24)請求項24記載の発明によれば、画像データを
ラスタデータとして処理して、透かし情報をウェーブレ
ット係数に挿入することができる。
【0137】このように、本発明によれば、ディスプレ
イに表示されたり、プリンタで印刷されたり、様々な出
力装置で表現されながらも画質の劣化を抑えて挿入した
情報を正確に抽出することができる電子透かし挿入方
法、電子透かし挿入装置、電子透かし挿入プログラム及
び電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム記憶
媒体を提供することができる。
イに表示されたり、プリンタで印刷されたり、様々な出
力装置で表現されながらも画質の劣化を抑えて挿入した
情報を正確に抽出することができる電子透かし挿入方
法、電子透かし挿入装置、電子透かし挿入プログラム及
び電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム記憶
媒体を提供することができる。
【図1】本発明を含んだ画像処理システムの構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】画像処理装置の一実施の形態例を示すブロック
図である。
図である。
【図3】画像処理装置の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】透かし情報抽出部の構成例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】透かし情報抽出部の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図6】透かし情報挿入部の構成例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】透かし情報挿入部の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図8】係数変換テーブル生成部の第1の構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図9】係数変換テーブル生成部の第2の構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図10】係数変換テーブル生成部の第3の構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
30 色変換部
31 ウェーブレット変換部
32 係数変換テーブル生成部
33 透かし符号挿入部
34 逆ウェーブレット変換部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月8日(2002.1.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】このように構成すれば、画質の劣化を抑え
て挿入した情報を正確に抽出することができる。 (2)請求項2記載の発明は、付加的な情報が挿入され
たディジタルデータから付加的な情報を抽出してディジ
タルデータから分離する透かし抽出手段を備える電子透
かし挿入装置において、ディジタルデータの空間座標を
変換する座標変換手段と、ディジタルデータを量子化処
理する量子化手段と、量子化処理されたディジタルデー
タを変換することにより、前記付加的な情報を前記ディ
ジタルデータに挿入する透かし挿入手段と、前記透かし
挿入手段の出力を受けて量子化処理の逆の変換を行なう
逆量子化手段、とを備えることを特徴とする。
て挿入した情報を正確に抽出することができる。 (2)請求項2記載の発明は、付加的な情報が挿入され
たディジタルデータから付加的な情報を抽出してディジ
タルデータから分離する透かし抽出手段を備える電子透
かし挿入装置において、ディジタルデータの空間座標を
変換する座標変換手段と、ディジタルデータを量子化処
理する量子化手段と、量子化処理されたディジタルデー
タを変換することにより、前記付加的な情報を前記ディ
ジタルデータに挿入する透かし挿入手段と、前記透かし
挿入手段の出力を受けて量子化処理の逆の変換を行なう
逆量子化手段、とを備えることを特徴とする。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5B057 BA29 CA01 CA08 CA12 CA16
CB01 CB08 CB12 CB19 CE06
CE08 CE18 CG01 CH07 DA08
DA17 DB02 DB06 DB09 DC25
DC36
5C076 AA14 BA06 CA10
Claims (24)
- 【請求項1】 付加的な情報が挿入されたディジタルデ
ータから付加的な情報を抽出してディジタルデータから
分離する透かし抽出処理ステップを備える電子透かし挿
入方法において、 ディジタルデータの空間座標を変換する座標変換処理ス
テップと、 ディジタルデータを量子化処理する量子化処理ステップ
と、 量子化処理されたディジタルデータを変換することによ
り、前記付加的な情報を前記ディジタルデータに挿入す
る透かし挿入処理ステップと、 量子化処理の逆の変換を行なう逆量子化処理ステップ、
とを備えることを特徴とする電子透かし挿入方法。 - 【請求項2】 付加的な情報が挿入されたディジタルデ
ータから付加的な情報を抽出してディジタルデータから
分離する透かし抽出手段を備える電子透かし挿入装置に
おいて、 ディジタルデータの空間座標を変換する座標変換手段
と、 ディジタルデータを量子化処理する量子化手段と、 量子化処理されたディジタルデータを変換することによ
り、前記付加的な情報を前記ディジタルデータに挿入す
る透かし挿入手段と、 該透かし符号挿入手段に係数変換テーブルを与える係数
変換テーブル生成手段と、 前記透かし挿入手段の出力を受けて量子化処理の逆の変
換を行なう逆量子化手段、とを備えることを特徴とする
電子透かし挿入装置。 - 【請求項3】 付加的な情報が挿入されたディジタルデ
ータから付加的な情報を抽出してディジタルデータから
分離する透かし抽出処理ステップを備える電子透かし挿
入プログラムにおいて、 ディジタルデータの空間座標を変換する座標変換ステッ
プと、 ディジタルデータを量子化処理する量子化処理ステップ
と、 量子化処理されたディジタルデータを変換することによ
り、前記付加的な情報を前記ディジタルデータに挿入す
る透かし挿入処理ステップと、 量子化処理の逆の変換を行なう逆量子化処理ステップ、
とを備えることを特徴とする電子透かし挿入プログラ
ム。 - 【請求項4】 付加的な情報が挿入されたディジタルデ
ータから付加的な情報を抽出してディジタルデータから
分離する透かし抽出処理ステップを備える電子透かし挿
入プログラムを記憶したプログラム記憶媒体において、 ディジタルデータの空間座標を変換する座標変換ステッ
プと、 ディジタルデータを量子化処理する量子化処理ステップ
と、 量子化処理されたディジタルデータを変換することによ
り、前記付加的な情報を前記ディジタルデータに挿入す
る透かし挿入処理ステップと、 量子化処理の逆の変換を行なう逆量子化処理ステップ、
とを備える電子透かし挿入プログラムを記憶したプログ
ラム記憶媒体。 - 【請求項5】 前記ディジタルデータは、個々のディジ
タルデータを所定の数だけ結合したブロックデータの一
連であることを特徴とする請求項1記載の電子透かし挿
入方法。 - 【請求項6】 前記ディジタルデータは、個々のディジ
タルデータの一連であることを特徴とする請求項1記載
の電子透かし挿入方法。 - 【請求項7】 前記座標変換処理ステップは、色座標空
間を変換するものであることを特徴とする請求項1記載
の電子透かし挿入方法。 - 【請求項8】 前記量子化処理ステップは、ウェーブレ
ット変換又は離散コサイン変換又はフーリエ変換の何れ
か1つであることを特徴とする請求項1記載の電子透か
し挿入方法。 - 【請求項9】 前記量子化処理されたディジタルデータ
は、ウェーブレット係数又は離散コサイン係数又はフー
リエ係数の何れか1つであることを特徴とする請求項1
記載の電子透かし挿入方法。 - 【請求項10】 前記付加的な情報は、ディジタル化さ
れたディジタルデータであることを特徴とする請求項1
記載の電子透かし挿入方法。 - 【請求項11】 前記透かし挿入処理ステップは、量子
化されたディジタルデータを縮合させることによって付
加的な情報を前記ディジタルデータに挿入することを特
徴とする請求項1記載の電子透かし挿入方法。 - 【請求項12】 前記縮合は、量子化処理されたディジ
タルデータの量子化ステップの数が変換後減少すること
であることを特徴とする請求項11記載の電子透かし挿
入方法。 - 【請求項13】 前記挿入する付加的な情報がm個(m
は任意の正の整数)の時、m個の所定の量子化処理され
たディジタルデータをそれぞれ2通りに増加させる変換
テーブルを(m+1)個使用することによって、前記透
かし挿入処理ステップは1個のディジタルデータブロッ
クに1個の付加的な情報を挿入することを特徴とする請
求項1記載の電子透かし挿入方法。 - 【請求項14】 前記変換テーブルは、前記透かし挿入
処理ステップが行なう量子化処理されたディジタルデー
タの変換の処理方法を示した表であることを特徴とする
請求項13記載の電子透かし挿入方法。 - 【請求項15】 前記ディジタルデータブロックは、個
々のディジタルデータを所定の数だけ結合したブロック
データの一連であることを特徴とする請求項13記載の
電子透かし挿入方法。 - 【請求項16】 前記挿入する付加的な情報がm個(m
は任意の正の整数)の時、m個の所定の量子化処理され
たディジタルデータをそれぞれ2通りに増加させる変換
テーブルを(2のm乗)個使用することによって、前記
透かし挿入処理ステップは、1個のディジタルデータブ
ロックにm個の付加的な情報を挿入することを特徴とす
る請求項1記載の電子透かし挿入方法。 - 【請求項17】 前記挿入する付加的な情報がm個(m
は任意の正の整数)の時、量子化処理されたディジタル
データを判別する判別処理ステップを備え、m個の所定
の量子化処理されたディジタルデータをそれぞれ2通り
に増加させる変換テーブルをm個使用することによっ
て、前記透かし挿入処理ステップは1個のディジタルデ
ータブロックに1個の付加的な情報を挿入することを特
徴とする請求項1記載の電子透かし挿入方法。 - 【請求項18】 前記判別処理ステップは、量子化処理
されたディジタルデータがm個の所定の量子化処理され
たディジタルデータの何れかであるか又は否かを判別す
ることを特徴とする請求項17記載の電子透かし挿入方
法。 - 【請求項19】 前記挿入する付加的な情報が1個の
時、1個の所定の量子化処理されたディジタルデータを
2通りに増加させる変換テーブルを2個使用することに
よって、前記透かし挿入処理ステップは1個のラスタデ
ータに1個の付加的な情報を挿入することを特徴とする
請求項1記載の電子透かし挿入方法。 - 【請求項20】 前記ラスタデータは、所定の順番に並
んだ個々のディジタルデータの一連であることを特徴と
する請求項19記載の電子透かし挿入方法。 - 【請求項21】 前記挿入する付加的な情報がm個(m
は任意の正の整数)の時、量子化処理されたディジタル
データを判別する判別処理ステップを備え、m個の所定
の量子化処理されたディジタルデータをそれぞれ2通り
に増加させる変換テーブルを(m+1)個を使用するこ
とによって、前記透かし挿入処理ステップは1個のラス
タデータに1個の付加的な情報を挿入することを特徴と
する請求項1記載の電子透かし挿入方法。 - 【請求項22】 前記挿入する付加的な情報がm個(m
は任意の正の整数)の時、量子化処理されたディジタル
データを判別する判別処理ステップを備え、(m+1)
個の所定の量子化処理されたディジタルデータをそれぞ
れ2通りに増加させる変換テーブルを(m+2)個を使
用することによって、前記透かし挿入処理ステップは指
定された領域内の1個のラスタデータに1個の付加的な
情報を挿入することを特徴とする請求項1記載の電子透
かし挿入方法。 - 【請求項23】 前記挿入する付加的な情報がm個(m
は任意の正の整数)の時、ラスタデータと付加的な情報
の位置を判別する位置判別処理ステップを備え、m個の
所定の量子化処理されたディジタルデータをそれぞれ2
通りに増加させる変換テーブルを(2のm乗)個を使用
することによって、前記透かし挿入処理ステップは指定
された領域内の1個のラスタデータに1個の付加的な情
報を挿入することを特徴とする請求項1記載の電子透か
し挿入方法。 - 【請求項24】 前記位置判別処理ステップは、ラスタ
データと付加的な情報の位置が異なるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項23記載の電子透かし挿入方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001394108A JP2003198830A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 電子透かし挿入方法、電子透かし挿入装置、電子透かし挿入プログラム及び電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001394108A JP2003198830A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 電子透かし挿入方法、電子透かし挿入装置、電子透かし挿入プログラム及び電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003198830A true JP2003198830A (ja) | 2003-07-11 |
Family
ID=27600933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001394108A Pending JP2003198830A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 電子透かし挿入方法、電子透かし挿入装置、電子透かし挿入プログラム及び電子透かし挿入プログラムを記憶したプログラム記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003198830A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010109486A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Seiko Instruments Inc | 画像処理装置、及び画像処理プログラム |
JP2011500393A (ja) * | 2007-10-31 | 2011-01-06 | バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト | 電子透かし情報を用いたドキュメントのセキュリティー保護 |
-
2001
- 2001-12-26 JP JP2001394108A patent/JP2003198830A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011500393A (ja) * | 2007-10-31 | 2011-01-06 | バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト | 電子透かし情報を用いたドキュメントのセキュリティー保護 |
US8478080B2 (en) | 2007-10-31 | 2013-07-02 | Bayer Material Science Ag | Securing of documents by means of digital watermark information |
JP2010109486A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Seiko Instruments Inc | 画像処理装置、及び画像処理プログラム |
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