JP2003198425A - 通信システムにおけるマルチコード信号のコンパクトな表現方法 - Google Patents
通信システムにおけるマルチコード信号のコンパクトな表現方法Info
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Abstract
法を提供する。 【解決手段】 マルチコード数とコード・オフセット値
とを確定するステップを含むマルチコード信号処理のコ
ンパクトな表現方法であり、符号群インジケータとオフ
セット・インジケータとを含む符号語が作成され、この
符号語はマルチコード信号処理のコンパクトな表現を表
し、作成され、ルックアップ・テーブルを必要とするこ
となくこの符号語の復号化が可能となる。
Description
理に関し、具体的には、通信システムにおけるマルチコ
ード信号処理のコンパクトな表現に関する。
としてWCDMA(広帯域符号分割多元接続)が利用さ
れている。シングル・ユーザ用データ転送速度の向上を
目的として、このユーザに対していくつかの拡散符号
(マルチコード・オペレーション)の使用が許される。
このマルチコード・オペレーションが利用される1つの
固有エリアはHSDPA(高速下り回線パケット・アク
セス)の中に在り、その場合ユーザの拡散率は16とい
う固定された数にセットされる。
ルチコードが割り当てられているか、及び、どのオフセ
ット値でこのセットのコード(すべて拡散率16のレベ
ルで定義されている)を開始すべきかを示す信号を移動
ノードやユーザ用装置(UE)へ正確に送信する必要が
ある。一度に1人のユーザに対して連続コードから成る
クラスタだけが割り当てられていると仮定されている。
マルチコードのサポートが可能であり、さらに、シング
ル・コードについては、シングル・コード(オフセット
値0)が共通チャネルP−CPICH/CCPCH用と
して予約されているので、生じる可能性のある15まで
の異なるコード・オフセット値が存在する。一般に、マ
ルチコード数を表すために4ビットが使用され、コード
・ツリーのオフセット値を表すために4ビットが使用さ
れる。したがって、十分な柔軟性をもつ信号処理を行う
ためには全体で2×4=8ビットが必要となる。
能にし、それによって(例えば5ビットまで下げた)さ
らに少ないビットによる表現を可能にすることが望まし
いと提案した人がいる。しかし、マルチコードの利用と
関連するさらに多くの柔軟性は、より良好なスペクトル
効率並びにより高いRRMの柔軟性(QoS、コード/
タイムの多重化)につながるので、可能な限り少なくセ
ットしたコードに生じ得るマルチコードを限定すること
が望ましく、好適には全く限定を行わないことが望まし
い。
の組合せの中には生じる可能性がないものもある。例え
ば、15のマルチコードがユーザに対して割り当てられ
ている場合、可能なオフセット値の組合せは1つしかな
い。マルチコード数とコード・オフセット値との組合せ
は全部で120通りの組合せしか存在しない。これらの
可能な組合せを持つルックアップ・テーブルを構築する
ことにより、7ビットを用いて120通りの組合せを表
すことが可能である。しかし、ルックアップ・テーブル
法の主要な欠点として、受信情報の復号化を行うために
UE側で追加メモリを必要とするという欠点が挙げられ
る。
ト数を減らしながら最大の柔軟性を維持する代替手段と
して、コード割当ての可能な組合せの中でコード割当て
情報のみを報告することを提案した人がいる。しかし、
この方法は、可能な場合には避ける方が望ましい条件つ
きの信号処理につながる。例えば1、5、10、15の
マルチコードを利用可能な唯一のオプションとするとい
うような生じる可能性のあるマルチコードの数を減らす
という提案もなされている。この解決策では、信号処理
用として6ビットが必要となるが、コード割当ての際に
柔軟性が少なくなるという代償を払わなければならなく
なる。したがって、パフォーマンスと柔軟性とを維持し
ながら信号処理を行うビット効率のよい方法を用いる信
号処理オーバーヘッドの低減に対する要望が存在する。
ド信号処理のコンパクトな表現方法に関し、前記方法に
は、マルチコード数の確定と、コード・オフセット値の
確定と、符号群インジケータとオフセット・インジケー
タとを含む符号語の作成とが含まれる。符号語とはマル
チコード信号処理のコンパクトな表現を表すものであ
り、この符号語を作成し、ルックアップ・テーブルを必
要とすることなくこの符号語の復号化が可能となる。
チコード数と、[16−マルチコード数]とのうちの最
小値の方に第1項を確定するステップと;第1項から1
を減じることにより符号語の第1の部分を確定して、第
1の部分が符号群インジケータを表すようにするステッ
プと;マルチコード数が7以下ならばゼロに等しく、マ
ルチコード数が7よりも大きければ1に等しくなるよう
に第2項を確定するステップと;第4項を第2項×15
として算出し、[コード・オフセット値−1−第4項]
となるように第3項を確定するステップと;第3項の絶
対値をとることにより符号語の第2の部分を確定して、
第2の部分がオフセット・インジケータを表すようにす
るステップと;符号語の第1の部分を符号語の第2の部
分と連結することにより符号語を形成するステップとを
含むことができる。
符号語の復号化方法に関し、前記方法には、符号群イン
ジケータとオフセット・インジケータとを含む符号語を
特定するステップと;符号語からマルチコード数を確定
するステップと、符号語からコード・オフセット値を確
定するステップとが含まれる。ルックアップ・テーブル
を必要とすることなく、マルチコード値と、対応するコ
ード・オフセット値との確定が可能となる。
は、第1の部分が符号群インジケータを表し、第2の部
分がオフセット・インジケータを表すように符号語の第
1の部分と第2の部分を特定するステップと;第2の部
分が15から第1の部分を減じた値以上ならば1に等し
く、そうでなければ第1項がゼロに等しくなるように第
1項を確定するステップと;第1項に16を乗算して第
2項を確定するステップと;[第1の部分+1−第2
項]の絶対値をとることによりマルチコード数を特定す
るステップと;マルチコード数が8以上ならば1に等し
く、そうでなければゼロに等しくなるように第3項を確
定するステップと;第3項に17を乗算して第4項を確
定するステップと;[第2の部分+1−第4項]の絶対
値をとることによりコード・オフセット値を特定するス
テップとを含むことができる。
のコンパクトな表現を行うためのシステムに関し、前記
システムは、ネットワークと、ネットワークと作動的に
接続された基地局と、ネットワークを介して基地局と作
動的に接続されたネットワーク装置とを備える。基地局
はネットワーク装置が使用するマルチコード数とコード
・オフセット値とを確定する。基地局はマルチコード数
とコード・オフセット値とを符号化して、マルチコード
信号処理のコンパクトな表現を含む符号語に変換する。
この符号語により、ルックアップ・テーブルを必要とす
ることなく、基地局による符号化及び遠隔装置による復
号化が可能となる。
を表す符号語の受信能力を持つ移動通信装置に関し、こ
の場合、前記移動通信装置は、第1の部分が符号群イン
ジケータを表し、第2の部分がオフセット・インジケー
タを表すようにする上記符号語の第1の部分と第2の部
分の特定ステップと;第2の部分が15から第1の部分
を減じた値以上ならば1に等しく、そうでなければゼロ
に等しいものとする第1項の算出ステップと;第1項に
16を乗算する第2項の算出ステップと;[第1の部分
+1−第2項]の絶対値をとることによるマルチコード
数の特定ステップと;マルチコード数が8以上ならば1
に等しく、そうでなければゼロに等しいものとする第3
項の算出ステップと;第3項に17を乗算する第4項の
算出ステップと;[第2の部分+1−第4項]の絶対値
をとることによるコード・オフセット値の特定ステップ
とを実行するハードウェアまたはソフトウェアを備え
る。以下の詳細な説明においては、添付の複数の図面を
参照しながら、本発明の実施態様の非限定的実施例によ
り本発明をさらに詳しく説明する。
するものであり、本発明の実施態様の例示による解説を
目的とするものである。図面を用いて行われる説明は、
本発明を実際に具現化できる方法を当業者に明らかにす
るものである。さらに、本発明の曖昧化を避けることを
目的として、ブロック図の形で構成を示すことが可能で
あり、このようなブロック図による構成の実現に関する
詳細は、本発明がその中で実現されるプラットフォーム
に大きく左右されるという事実、すなわち詳細は当業者
に十分に理解されるという事実を考慮すべきである。本
発明の例示の実施態様の説明を目的として具体的な詳細
(例えば回路、フローチャートなど)が記載されている
場合、これらの具体的な詳細がなくても、本発明が実施
可能であることが当業者にとって明らかであることが望
ましい。最終的に、ハードウェアによる回路構成とソフ
トウェア命令との任意の組合せを用いて、本発明の実施
態様の実現が可能であることが明らかであることが望ま
しい。すなわち、本発明はハードウェアによる回路構成
とソフトウェア命令のいかなる特定の組合せにも限定さ
れるものではない。
・ユニット環境における例示のシステム・ブロック図を
用いて説明できるものであるとはいえ、本発明の実施は
これに限定されるものではない。すなわち、本発明は別
のタイプのシステムを用いても、また、別のタイプの環
境においても実施可能である。本明細書での、“1つの
実施態様”または“実施態様”についての言及は、実施
態様と関連して記載される或る特定の特性、構造あるい
は特徴が本発明の少なくとも1つの実施態様の中に含ま
れることを意味する。本明細書中の様々な場所における
“1つの実施態様では”という語句の出現は、必ずしも
すべてが同じ実施態様を意味するとはかぎらない。
値との信号処理を最適化してコード・ツリーに変える効
率の良い方法に関する。本方法は、符号化効率をそのま
ま維持しながら、拡散率が16であるシステムや、16
とは異なる拡散率を持つシステムに適用可能である。本
発明によれば、通信リンク用としてどのコードとオフセ
ット値を使用するかを信号で送信するために、自己復号
化が可能な構造の中へデータのパックを行うことが可能
であり、このパックが可能であることによりルックアッ
プ・テーブルが不要となる。本発明は、マルチコードの
十分な柔軟性と、オンザフライによる符号化と復号化と
を可能にする信号処理の効率的方法を提供するものであ
る。本発明は、マルチコード数、及び、直接的で一貫し
た信号処理へつながるコード・オフセット値に基づくも
のであってもよい。
域符号分割多元接続)及び具体的にはHSDPA(高速
下り回線パケット・アクセス)のような多くのアプリケ
ーションで実現可能である。これに関連して、高速下り
回線共用チャネル(HS−DSCH)用HS−SCCH
(高速共用制御チャネル)を介するチャネラゼーション
・コード設定情報の送信が可能となる。コード・ツリー
の中に順次位置するように直交可変拡散率(OVSF)
コードを割り当てることも可能となる。したがって、本
発明によれば、オフセット値Pから始まるマルチコード
数Mを所定のHS−DSCHに対して割り当て、HS−
SCCHで信号を受けることが可能である。この場合、
符号群インジケータ用として3ビットだけを用い、コー
ド・オフセット値インジケータ用として4ビットが用い
られる結果合計7ビット(従来の方法よりも1ビット少
ない)でMとPとの符号化が可能となる。
る、マルチコード信号処理のコンパクトな表現を行うた
めのシステムのブロック図を示す。基地局10は、ネッ
トワーク22を介して1以上のネットワーク装置12〜
20と交信することができる。この例示の実施態様で
は、ネットワーク22は無線ネットワークであり、ネッ
トワーク装置12〜20は無線装置であってもよい。し
かし、本発明は、有線または無線のネットワークでの実
現も可能である。これらのネットワーク装置は、移動電
話、携帯用コンピュータ、個人用情報機器(PDA)な
どのような無線装置であってもよいし、あるいは、ワー
クステーション、サーバなどであってもよい。
0と交信する必要があるときはいつでも、通信用として
いくつのマルチコードを割り当てるべきかの確定を行
う。次いで、基地局10は、通信用としていくつのマル
チコードを使用するかをネットワーク装置に通知する情
報と、コード・ツリー内のどのようなコード・オフセッ
ト値でマルチコードを開始するかについての情報をネッ
トワーク装置へ送信することも可能である。基地局10
は、例えば、基地局からユーザへどれだけの量の情報を
転送するか、基地局においてどのような他の活動が行わ
れているか、基地局および/またはネットワーク装置が
どれだけの量の利用可能な電力を持っているか、コード
・ツリーの中でどのようなコードがツリーを成している
か、あるいは、どのようなコードが使用されているかな
どの様々な要因に対応して、いくつのマルチコードを特
定のネットワーク装置もしくはユーザに対して割り当て
ることができるかに関する基地局の確定を行うことも可
能である。基地局10は、符号化機能24を用いてマル
チコード数とコード・オフセット値情報の符号化を行う
ことも可能である。各ネットワーク装置12〜20に
は、基地局10からの符号語を復号化し、マルチコード
数とコード・オフセット値情報とを取り出す復号化機能
26を備えることも可能である。基地局10とネットワ
ーク装置12〜20とは、符号化機能および/または復
号化機能の双方を備えることも可能である。符号化機能
および/または復号化機能は、ハードウェア、ソフトウ
ェア、マイクロコード、または、これらを組み合わせて
実現することも可能である。
コード割当てについての図を示す。コード・ツリー30
は16という拡散率を示す。その場合、15個のマルチ
コードが1以上のユーザに対して割り当てられる。ユー
ザまたはネットワーク装置と交信する基地局は、いくつ
のマルチコードを、そして、どのようなコード・オフセ
ット値でユーザへ与えることができるかを確定する。基
地局はユーザへこの情報を符号語で送信することが可能
である。この例示の実施態様では、オフセット値7〜1
1のコードが1人のユーザへ割り当てられる。これらの
コードはすべて連続している。したがって、ユーザまた
はネットワーク装置には、コード・オフセット値7から
始まる5つのマルチコードが基地局により割り当てられ
ている。本発明によれば、7ビットなどの少ないビット
数を含む符号語でこの情報をユーザへ送信することがで
きる。符号語の第1の部分は符号群インジケータを含む
ものであってもよく、符号語の第2の部分はオフセット
・インジケータを含むものであってもよい。本発明は、
符号群インジケータとオフセット・インジケータとが符
号語の中に出現する順序により限定されるものではな
い。なぜならこの順序は実施構成に左右される場合があ
るからである。
マルチコード割当ての信号処理を行うための符号化マト
リックスの全体図を示す。このマトリックスは、一対の
数を示し、最上部の1つの数はマルチコード数を表し、
最下部の1つの数はコード・ツリー内での左から右への
オフセット値を表す。関連づけられたコード・インジケ
ータはマトリックスの左側に垂直方向に示され、関連づ
けられたオフセット・インジケータはマトリックスの上
部に水平方向に示される。
ンパクトな表現方法では、マルチコードは合計15通り
の生じる可能性のあるオフセット値の組合せを用いてク
ラスタされる。さらに詳細に述べると、1マルチコード
と15マルチコード状況は1つのものとして一緒にグル
ープ化され、2マルチコード状況は14マルチコード・
オペレーションと共にグループ化される、等々。したが
って、合計8個のグループ(1/15、2/14、3/
13、4/12、5/11、6/10、7/9、8/
8)が形成され、これらのグループは3ビットの信号に
より表される。次の問題として、この場合、これら2つ
のコード状況のうちのいずれがアクティブであるか、そ
して、正確なコード・オフセット値は何であるかを特定
するという問題がある。この特定は、4ビット表現を可
能にする各クラスタについてコード・オフセット値の総
数が16であることを利用して実現される。
ンパクトな表現方法は、コード・インジケータ情報とコ
ード・オフセット値情報とを含む符号語を8ビット未満
で達成する多くの方法で実現可能である。以下は、本発
明に基づく可能な符号化処理の例を詳述するものであ
り、この処理で、1つの符号語により、コード・オフセ
ット値Δを持つm個のマルチコードの信号処理を行う必
要がある。符号語の第1部分(CW1)は符号群インジ
ケータを表すことができる。符号語の第2部分(CW
2)はツリー・オフセット・インジケータを表すことが
できる。数式1は符号群インジケータの符号化に利用す
ることができ、数式2はツリー・オフセット・インジケ
ータの符号化に利用することができる:
区切られた)2つの項のうちの最小値の方をとることを
示す。項(m>7)は条件が満たされるか否かに応じて
1または0のいずれかとなる。すなわち、真は1によっ
て示され、偽は0によって示される。記号“*”は乗算
演算を示す。2本のバー(|)は2本のバーの内側の項
の結果値の絶対値をとることを示す。
2個のマルチコードの信号を送るために必要な符号語は
下記のようになる: CW1=min(12,4)−1=3=‘011’ CW2=|2−1−(12>7)*15|=14=‘11
10’ したがって、符号語の合計は‘0111110’(また
は実施構成に応じて‘1110011’)になる。基地
局からネットワーク装置へこの符号語を送信することも
可能である。
る符号化処理のフローチャートを示す。マルチコード数
とコード・オフセット値とを確定する(S1)。符号群
インジケータとオフセット・インジケータとを含む符号
語を作成する(S2)。マルチコード数と、[16−マ
ルチコード数]とのうちの最小値の方を取得する(S
3)。上記取得した最小値から1を減じることにより符
号語の第1の部分を確定する(S4)。この第1の部分
は符号群インジケータを表す。マルチコード数よりも7
の方が大きければ、ゼロに等しく、マルチコード数が7
よりも大きければ、1に等しくなるように第2項を確定
する(S5)。第2項に15を乗算することにより第4
項を確定する(S6)。[コード・オフセット値−1−
第4項]として第3項を確定する(S7)。第3項の絶
対値をとることにより符号語の第2の部分を確定する
(S8)。この第2の部分はオフセット・インジケータ
を表す。符号語の第1の部分を符号語の第2の部分と連
結することにより符号語を形成する(S9)。
号語を復号化してマルチコード数とコード・オフセット
値との確定を行う必要がある。以下は、本発明に基づく
可能な復号化処理の例を詳述するものであり、この処理
で7ビットの符号語(CW1+CW2)からの、マルチ
コード数(m)とコード・オフセット値(0)との抽出
が行われる。数式3を用いて、符号語から符号群インジ
ケータの抽出が可能である。数式4を用いて、符号語か
らツリー・オフセット・インジケータの抽出が可能であ
る: m=|CW1+1−(CW2≧(15−CW1))*16| (3) Δ=CW2+1−(m≧8)*17| (4) 上記の例の場合、 m=|3+1−(14≧12)*16|=12 Δ=|14+1−(12≧7)*17|=2 が得られ、これらは信号で送信された値である。
る復号化処理のフローチャートを示す。符号群インジケ
ータとオフセット・インジケータとを含む符号語を特定
する(S20)。符号語の第1の部分と第2の部分とを
特定する(S21)。第1の部分は符号群インジケータ
を表し、第2の部分はオフセット・インジケータを表す
ものであってもよい。第1項を算出する。但し、第2の
部分が[15−第1の部分]以上ならば第1項は1に等
しく、そうでなければ第1項は0に等しい(S22)。
第1項に16を乗算することにより第2項を確定する
(S23)。[第1の部分+1−第2項]の絶対値をと
ることによりマルチコード数を確定する(S24)。マ
ルチコード数が8以上ならば1に等しく、そうでなけれ
ば、0に等しくなるように第3項を確定する(S2
5)。第3項に17を乗算することにより第4項を確定
する(S26)。[第2の部分+1−第4項]の絶対値
をとることによりコード・オフセット値を確定する(S
27)。
5を用いて符号群インジケータの符号化が可能であり、
また、数式6を用いてツリー・オフセット・インジケー
タの符号化が可能である。 最初の3ビット:CW1=min(m−1,15−m) (5) 最後の4ビット:CW2=|Δ−1−[m/8]*15| (6) 括弧の外側の“min”は括弧の内側の(カンマにより
区切られた)2つの項のうちの最小値の方をとることを
示す。記号“/”は除算を示し、カギ括弧[]は最も近
い小さい方の整数への丸め処理を示す。記号“*”は乗
算演算を示す。2本のバー(|)は2本のバーの内側の
項の結果値の絶対値をとることを示す。この符号化の実
施態様により同じ結果が生じ、符号語(CW1 CW
2)の合計は7ビットにすぎない。
を行うための或る例示のコンピュータ疑似言語を示す。
しかし、本発明に基づく符号化と復号化とはこれらの表
現により限定されるものではない。 Encoding: if (m<8) BEGIN CW1=m-1 CW2=Δ-1 END else BEGIN CW1=15-m CW2=16-Δ END Decoding: m=CW1+1 Δ= CW2+1 if (Δ>16-m) BEGIN Δ = 16-CW2 m = 16-(CW1+1) END
ンパクトな表現方法では、符号化および/または復号化
はそれぞれ、ハードウェアの符号器と復号器での実装、
コンピュータ・ソフトウェアでの実現、ファームウェア
での実現等が可能である。さらに、典型的には、基地局
により符号化が行われ、ネットワーク・ノードにより復
号化が行われるが、基地局とネットワーク・ノードと
が、符号化機能または復号化機能のいずれかを備えてい
てもよく、あるいは、これら双方の機能を備えていても
よい。
ンパクトな表現方法は、高いHS−DSCHスペクトル
効率とRRMの柔軟性とを保持するように、マルチコー
ドの十分な柔軟性の維持が可能であるという点で好適で
ある。さらに、上記符号語は、ネットワーク装置による
自己復号化が可能であり、したがって、コード用ルック
アップ・テーブルが不要となるため、記憶空間が節減さ
れる。したがって、受信した符号語からすべてのパラメ
ータの算出が可能となる。さらに、より少ないビットで
の情報の伝送が可能であるため電力が節減され、別の情
報を伝送するために使用ビットの利用が可能となる。本
発明は、ユーザ拡散率が16という固定された数に設定
されているWCDMA(広帯域符号分割多元分割多元接
続)用HSDPA(高速下り回線パケット・アクセス)
のサポートにとって非常に好適である。
例は、単に説明を行うことを目的として示されたもので
あり、決して、本発明を限定するものと解釈すべきでは
ないという点である。好ましい実施態様と関連して本発
明について説明してきたが、本明細書で使用した文言
は、限定のための文言ではなく、説明と例示のための文
言であることを理解されたい。本発明の態様において本
発明の精神と範囲から逸脱することなく、以下に記載及
び補正されるような添付の請求項の範囲内での変更も可
能である。特定の方法、材料及び実施態様と関連して本
明細書で本発明について説明してきたが、本明細書で開
示した詳細は本発明の限定を意図するものではなく、む
しろ、本発明は、添付の請求項の範囲内に属するような
機能的に等価なすべての構造、方法及び利用にまで拡張
されるものである。
ド信号処理のコンパクトな表現を行うためのシステムを
示すブロック図である。
てを示す図である。
ド割当ての信号処理を行うための符号化用マトリックス
の全体図である。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
Claims (22)
- 【請求項1】 マルチコード信号処理のコンパクトな表
現方法において、 マルチコード数を確定するステップと、 コード・オフセット値を確定するステップと、 符号語であって、符号群インジケータとオフセット・イ
ンジケータとを含む符号語を作成するステップと、を有
し、 前記符号語は、マルチコード信号処理のコンパクトな表
現を含み、作成され、さらに、ルックアップ・テーブル
を必要とすることなく前記符号語を復号化することが可
能であることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 前記符号語を作成するステップが、 第1項であって、前記マルチコード数と、[16−前記
マルチコード数]とのうちの最小値の方を含むように第
1項を確定するステップと、 前記第1項から1を減じることにより符号語の第1の部
分を確定し、前記第1の部分は、前記符号群インジケー
タを表すように成すステップと、 第2項であって、前記マルチコード数が7以下ならばゼ
ロに等しく、前記マルチコード数が7よりも大きけれ
ば、1に等しくなるように第2項を確定するステップ
と、 前記第2項に15を乗算することにより第4項を算出
し、[前記コード・オフセット値−1−前記第4項]と
なるように第3項を確定するステップと、 前記第3項の絶対値をとることにより符号語の第2の部
分を確定し、前記第2の部分は前記オフセット・インジ
ケータを表すように成すステップと、 前記符号語の第1の部分を前記符号語の第2の部分と連
結することにより前記符号語を形成するステップと、を
さらに有することを特徴とする方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、 前記符号群インジケータが、3ビットを有することを特
徴とする方法。 - 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、 前記オフセット・インジケータが、4ビットを有するこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項5】 マルチコード信号処理のための符号語を
復号化する方法であって、 符号語であって、符号群インジケータとオフセット・イ
ンジケータとを含む符号語を特定するステップと、 前記符号語からマルチコード数を確定するステップと、 前記符号語からコード・オフセット値を確定するステッ
プと、を有し、 ルックアップ・テーブルを必要とすることなく、前記マ
ルチコード数と、対応するコード・オフセット値とを確
定することが可能であることを特徴とする方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の方法において、 マルチコード信号処理のための符号語を復号化するステ
ップが、 符号語の第1の部分と、第2の部分とを特定するステッ
プであって、前記第1の部分は前記符号群インジケータ
を表し、前記第2の部分は前記オフセット・インジケー
タを表すように成すステップと、 第1項であって、前記第2の部分が15から前記第1の
部分を減じた値以上ならば1に等しく、そうでなければ
ゼロに等しくなるように第1項を算出するステップと、 前記第1項に16を乗算することにより第2項を算出す
るステップと、 [前記第1の部分+1−前記第2項]の絶対値をとるこ
とによりマルチコード数を特定するステップと、 第3項であって、マルチコード数が8以上ならば1に等
しく、そうでなければゼロに等しくなるように第3項を
算出するステップと、 前記第3項に17を乗算することにより第4項を算出す
るステップと、 [前記第2の部分+1−前記第4項]の絶対値をとるこ
とによりコード・オフセット値を特定するステップと、
を有することを特徴とする方法。 - 【請求項7】 請求項5に記載の方法において、 前記符号群インジケータは、3ビットを有することを特
徴とする方法。 - 【請求項8】 請求項5に記載の方法において、 前記オフセット・インジケータは、4ビットを有するこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項9】 マルチコード信号処理のコンパクトな表
現システムであって、 ネットワークと、 前記ネットワークと作動的に接続された基地局と、 前記ネットワークを介して前記基地局と作動的に接続さ
れたネットワーク装置と、を具備し、 前記基地局は、前記ネットワーク装置が使用するマルチ
コード数とコード・オフセット値とを確定し、前記基地
局は、前記マルチコード数とコード・オフセット値とを
符号化して、マルチコード信号処理のコンパクトな表現
を含む符号語に変換し、ルックアップ・テーブルを必要
とすることなく、前記基地局による前記符号語の符号化
が可能であり、また、遠隔装置による前記符号語の復号
化が可能であることを特徴とするシステム。 - 【請求項10】 請求項9に記載のシステムにおいて、 前記ネットワークは、無線ネットワークを含むことを特
徴とするシステム。 - 【請求項11】 請求項9に記載のシステムにおいて、 前記ネットワーク装置は、無線装置を具備することを特
徴とするシステム。 - 【請求項12】 請求項11に記載のシステムにおい
て、 前記無線装置は、無線電話、携帯用コンピュータ、個人
用情報機器(PDA)のうちの1つを具備することを特
徴とするシステム。 - 【請求項13】 請求項9に記載のシステムにおいて、 前記基地局は符号化機能を備え、前記符号化機能は、 第1項であって、前記マルチコード数と、[16−前記
マルチコード数]とのうちの最小値の方を含むように第
1項を確定するステップと、 前記第1項から1を減じることにより前記符号語の第1
の部分を確定し、前記第1の部分は前記符号群インジケ
ータを表すように成すステップと、 第2項であって、前記マルチコード数が7以下ならばゼ
ロに等しく、前記マルチコード数が7よりも大きけれ
ば、1に等しくなるように第2項を確定するステップ
と、 前記第2項に15を乗算することにより第4項を算出
し、[前記第4項−前記コード・オフセット値−1]に
より第3項を確定するステップと、 前記第3項の絶対値をとることにより符号語の第2の部
分を確定し、前記第2の部分は前記オフセット・インジ
ケータを表すように成すステップと、 前記符号語の第1の部分を前記符号語の第2の部分と連
結することにより前記符号語を形成するステップと、を
実行することを特徴とするシステム。 - 【請求項14】 請求項13に記載のシステムにおい
て、 前記符号化機能は、ハードウェアとソフトウェアのうち
の少なくとも一方を有することを特徴とするシステム。 - 【請求項15】 請求項9に記載のシステムにおいて、 前記遠隔装置は復号化機能を備え、 前記復号化機能は、 前記符号語の第1の部分と第2の部分とを特定するステ
ップであって、前記第1の部分は符号群インジケータを
表し、前記第2の部分はオフセット・インジケータを表
すように成すステップと、 第1項を確定するステップであって、前記第1項は、前
記第2の部分が15から第1の部分を減じた値以上なら
ば1に等しく、そうでなければ前記第1項はゼロに等し
いように成すステップと、 第1項に16を乗算することにより第2項を確定するス
テップと、 [前記第1の部分+1−前記第2項]の絶対値をとるこ
とによりマルチコード数を特定するステップと、 第3項であって、前記マルチコード数が8以上ならば1
に等しく、そうでなければゼロに等しくなるように第3
項を算出するステップと、 第3項に17を乗算することにより第4項を算出するス
テップと、 [前記第2の部分+1−前記第4項]の絶対値をとるこ
とによりコード・オフセット値を特定するステップと、
を実行することを特徴とするシステム。 - 【請求項16】 請求項15に記載のシステムにおい
て、 前記復号化機能は、ハードウェアとソフトウェアのうち
の少なくとも一方を有することを特徴とするシステム。 - 【請求項17】 マルチコード信号処理を表す符号語の
受信能力を有する移動通信装置であって、 前記符号語の第1の部分と第2の部分を特定するステッ
プであって、前記第1の部分は符号群インジケータを表
し、前記第2の部分はオフセット・インジケータを表す
ステップと、 第1項であって、前記第2の部分が15から前記第1の
部分を減じた値以上ならば1に等しく、そうでなければ
ゼロに等しくなるように第1項を算出するステップと、 第1項に16を乗算することにより第2項を算出するス
テップと、 [第1の部分+1−第2項]の絶対値をとることにより
マルチコード数を特定するステップと、 第3項であって、前記マルチコード数が8以上ならば1
に等しく、そうでなければゼロに等しくなるように第3
項を算出するステップと、 第3項に17を乗算することにより第4項を算出するス
テップと、 [第2の部分+1−第4項]の絶対値をとることにより
コード・オフセット値を特定するステップと、を実行す
る能力を有することを特徴とする移動通信装置。 - 【請求項18】 マルチコード信号処理の表現方法であ
って、 マルチコード数(M)とコード・オフセット値(P)と
を割り当てるステップと、 符号語であって、符号群インジケータとオフセット・イ
ンジケータとを含む符号語を作成するステップと、を有
し、 前記符号語は、符号群インジケータとオフセット・イン
ジケータとを含み、前記符号群インジケータはM−1と
15−Mのうちの最小値の方に等しく、前記オフセット
・インジケータは、P−1−([最も近い小さい方の整
数へ丸められたM/8]×15)の絶対値に等しく、そ
の場合、前記符号語は7ビットを有することを特徴とす
る方法。 - 【請求項19】 請求項18に記載の方法において、 高速共用制御チャネル(HS−SCCH)で前記符号語
を送信するステップをさらに有することを特徴とする方
法。 - 【請求項20】 請求項18に記載の方法において、 ルックアップ・テーブルを必要とすることなく前記符号
語を作成するステップをさらに有することを特徴とする
方法。 - 【請求項21】 マルチコード信号処理のコンパクトな
表現システムであって、 ネットワークと、 前記ネットワークと作動的に接続された基地局と、 前記ネットワークを介して前記基地局と作動的に接続さ
れたネットワーク装置と、を具備し、 前記基地局は、前記ネットワーク装置が使用するマルチ
コード数とコード・オフセット値とを確定し、前記基地
局は、前記マルチコード数とコード・オフセット値とを
符号化して、マルチコード信号処理のコンパクトな表現
を含む符号語に変換することを特徴とするシステム。 - 【請求項22】 請求項21に記載のシステムにおい
て、 前記基地局は符号化機能を備え、 前記符号化機能は、 マルチコード数(M)とコード・オフセット値(P)と
を割り当てるステップと、 符号語であって、符号群インジケータとオフセット・イ
ンジケータとを含む符号語を作成するステップと、を実
行し、 前記符号語は、符号群インジケータとオフセット・イン
ジケータとを含み、前記符号群インジケータは、M−1
と15−Mのうちの最小値の方に等しく、前記オフセッ
ト・インジケータは、P−1−([最も近い小さい方の
整数へ丸められたM/8]×15)の絶対値に等しく、
その場合、前記符号語は7ビットを有することを特徴と
するシステム。
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