JP2003197016A - 面発光装置 - Google Patents
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Abstract
実現する面発光装置を提供すること。 【解決手段】 面発光装置Aは、導光板2の拡散面2b
が、点状の凹部21が複数施された第1領域と、線状の
溝部22が複数施され、第1領域よりも光源1から離隔
した第2領域と、を有する。すなわち、光量の大きい光
源1の近傍では点パターンを、光量の小さい光源1から
離れた箇所には線パターンを施すことにより、輝度ムラ
の小さい点パターンの利点と、輝度の高い線パターンの
利点と、をうまく活用した。
Description
用いられる面発光装置に関する。
発光装置が提案されている。面発光装置は、フロントラ
イト或いはバックライトとも称され、一般には、透明基
板からなる導光板の側面に光源を設けることにより導光
板に光を導入し、導光板表面に設けた凹凸によってその
光を拡散することにより、面発光を実現するものであ
る。
表面に種々の凹凸を設けることが提案されている。例え
ば、特開平3−6525号公報には、光源から遠ざかる
に従って、密度が高くなるように微小な凹凸を設けた導
光板が開示されている。そして、このような微小凹凸を
設けることにより、均一な輝度分布が得られることが知
られている。
は、光源が配置される導光板の側面に略平行な線状溝を
導光板表面に設け、光源から遠ざかるに従って、溝の間
隔を狭めたり、或いは、溝の深さを深くする技術が開示
されている。そして、このような溝を設けることによ
り、輝度アップが図られることも知られている。
525号公報のように微小な凹凸を設けた場合、その高
密度化に限界があり、光源から離れた位置では十分な輝
度が得られないという問題がある。一方、特開平6−3
13885号公報のように溝を設けた場合、高密度化が
比較的容易であるが、光源が点光源のような場合、光源
から各溝に達する光量の違いにより、輝度ムラが生じや
すいという問題があった。
しつつ比較的高輝度な発光を実現する面発光装置を提供
することにある。
と、該光源からの光を導く導光板と、を備えた面発光装
置において、前記光源からの光を拡散する、前記導光板
の拡散面が、点状の凹部又は凸部の少なくともいずれか
が複数施された第1領域と、線状の溝部が複数施され、
前記第1領域よりも前記光源から離隔した第2領域と、
を有することを特徴とする面発光装置が提供される。
物に対向する表面、裏面、及び、前記光源からの光が導
入される側面、を有する導光板と、を備えた面発光装置
であって、前記導光板の裏面が点状の凹部又は凸部の少
なくともいずれかが複数施された第1領域と、線状の溝
部が複数施され、前記第1領域よりも前記光源から離隔
した第2領域と、を有することを特徴とする面発光装置
が提供される。
について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係る面発光装置Aの概略図である。また、図
2は、図1の線XXに沿う断面図である。本実施形態で
は、液晶表示板Bを照明対象物とし、液晶表示板Bのバ
ックライトとして使用する例を挙げるが、本発明はこれ
に限られず、種々の照明対象物に使用可能である。
下、総称するときは光源1という。)と、導光板2と、
反射シート3と、を備える。
源である。これに代えて、冷陰極管のような線状光源も
勿論採用できるが、本実施形態では、このような点状光
源を採用した場合であっても、後述するように輝度ムラ
を抑制しつつ高輝度な発光を実現することができる。本
実施形態の場合、光源1a及び1bの2つの光源を配置
しているが、その数はこれに限られず、適宜選択可能で
ある。
脂等からなる基板であって、好ましくは、透明な基板か
らなる。本実施形態の場合、導光板2は、光の射出面を
構成する表面2aと、表面2aの反対面であり、光の拡
散面を構成する裏面2bと、光源1からの光が導入され
る側面2cと、を有する方形基板を採用している。導光
板2は、このように角型基板が最適であるが、基板の形
状はこれに限られず、種々の基板を採用できる。
の側面2c近傍に配置した構成を採用している。光源1
の配置箇所は、導光板2の側面2c近傍が好適である
が、これに限られず、導光板2へ光を入射することがで
きれば配置箇所は問われない。
を拡散するためのパターンが設けられている。光源1か
ら導光板2へ入射した光は、導光板2の表面2a又は裏
面2bで反射して伝播し、このパターンに到達して拡散
する。このパターンにより拡散した光は、導光板2の表
面2aから出光して液晶表示板Bを照明することとな
る。図1及び図2において、矢印は光の経路の一例を示
している。導光板2の裏面2bに施されたパターンの詳
細については後述する。
裏面2bから通過した光源1からの光を反射するもので
あり、例えば、その表面が鏡面加工されたものからな
る。
からの光が導光板2から液晶表示板Bへ導かれて、液晶
表示板Bをその背面から照明することとなる。ここで、
本実施形態では、輝度ムラを抑制しつつ比較的高輝度な
発光を実現するため、導光板2の裏面2bに施されたパ
ターンとして以下の構成を採用している。
る図3を参照して、導光板2の裏面2bは、点状の凹部
21が複数施された第1領域と、線状の溝部22が複数
施された第2領域と、を有する。第2領域は第1領域よ
りも光源1から離隔して配置されており、すなわち、溝
部22は凹部21よりも光源1から離れた位置に施され
ている。
へこんだ点状の窪みを形成している。また、溝部22
は、裏面2bの表面から断面三角形状にへこんだ線状の
溝を形成している。溝部22は、導光板2の側面2cに
略平行な方向で導光板2を横断するように設けられてい
る。すなわち、溝部22は、光源1の入射光束に略直交
する方向に延在している。
れ、単位面積あたりの粗密が光源1から離れるに従って
密になるように施されており、凹部21は、第2領域側
で高密度に施され、溝部22は、図の左端側でその間隔
が密になっている。
る拡散光は、それぞれ特性が異なる。図6(a)は、凹
部21に光が照射された場合の光の拡散を示す図であ
り、(b)は、溝部22に光が照射された場合の光の拡
散を示す図である。
ーンが点状の場合、拡散光は放射状となる。これは、輝
度ムラが少なくなるが、輝度が低くなる傾向にあること
を示している。一方、溝部22のようにパターンが線状
の場合、拡散光は略一方向に向くこととなる。これは、
輝度ムラが生じやすい傾向にあるが輝度は高くなる傾向
にあることを示している。
大きい第1領域には、点状の凹部21を設けている。こ
の結果、点状パターンの問題点である輝度の低下を免れ
ると共に、輝度ムラを好適に抑制することができる。ま
た、光源1から離れた光量の小さい第2領域には、線状
の溝部22を設けている。この結果、光源1から遠くな
ると輝度が低下するという問題点が解消される。また、
光源1から離れた箇所では、光量差がある程度解消され
るため、輝度ムラも最小限に抑えられる。
22が、それぞれ、単位面積あたりの粗密が光源1から
離れるに従って密になるように施されているため、光源
1から離れた箇所において輝度の低下を防止すると共
に、第1領域と第2領域との境界での輝度の均一化を図
ることができる。
施形態では、点状のパターンとして、半球状にくぼんだ
凹部21を例に挙げて説明した。しかし、その形状はこ
れに限られず、点状であれば、鐘形状等、種々の形状が
採用できる。また、導光板2の裏面2bからくぼんだ凹
部として形成せずに、裏面2bから突出した凸部として
形成したり、或いは、凹凸が混在していてもよい。この
ような点状のパターンを形成する方法としては、例え
ば、ブラスト加工やシボ加工等を挙げることができる。
積あたりの密度は、輝度を一定にするために、例えば、
その位置における光源1からの光の光量とその密度との
積が一定になるように定めることができる。
として、断面が三角形の溝部22を例に挙げて説明し
た。しかし、その形状はこれに限られず、線状であれ
ば、種々の形状が採用できる。例えば、図6(c)のよ
うに断面が半円状の溝として形成してもよい。この形状
の場合、拡散光は、若干放射した光となり、溝部22の
ように断面が三角形の場合と比べて輝度ムラが小さいと
いう利点がある。
ら溝端部が一部突出するように形成するようにしてもよ
い。
積あたりの密度は、輝度を一定にするために、例えば、
その位置における光源1からの光の光量とその密度との
積が一定になるように定めることができる。また、上記
実施形態では、光源1から離れるに従って、溝部22の
間隔を密にしたが、これに代えて、溝部22の深さを深
くしても同様の効果が得られる。
領域とを直線的に区分けしたが、例えば、図4に示すよ
うに一部曲線的に区分けするようにしてもよい。
の不連続性を防止するために、図5に示すように、第1
領域と第2領域との間に、凹部21と溝部22とが混在
した第3領域を設けるようにしてもよい。
輝度ムラを抑制しつつ比較的高輝度な発光を実現するこ
とができる。
図である。
平面図である。
平面図である。
の拡散を示す図であり、(b)は、溝部22に光が照射
された場合の光の拡散を示す図である。(c)は、溝部
22の断面が半円状である場合の光の拡散を示す図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 光源と、該光源からの光を導く導光板
と、を備えた面発光装置において、 前記光源からの光を拡散する、前記導光板の拡散面が、 点状の凹部又は凸部の少なくともいずれかが複数施され
た第1領域と、 線状の溝部が複数施され、前記第1領域よりも前記光源
から離隔した第2領域と、を有することを特徴とする面
発光装置。 - 【請求項2】 光源と、 照明対象物に対向する表面、裏面、及び、前記光源から
の光が導入される側面、を有する導光板と、を備えた面
発光装置であって、 前記導光板の裏面が点状の凹部又は凸部の少なくともい
ずれかが複数施された第1領域と、 線状の溝部が複数施され、前記第1領域よりも前記光源
から離隔した第2領域と、 を有することを特徴とする面発光装置。 - 【請求項3】 更に、 前記第1領域と前記第2領域との間に介在し、点状の凹
部又は凸部の少なくともいずれかと、線状の溝部と、が
混在して施された第3領域を有することを特徴とする請
求項1又は2に記載の面発光装置。 - 【請求項4】 更に、 前記第1領域における前記凹部又は凸部は、前記光源か
ら離れる程密に施され、 前記第2領域における前記溝部は、前記光源の入射光束
に略直交する方向に延在しており、かつ、各々の前記溝
部間の間隔が、前記光源から離れる程密に施されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の面発光装置。
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2001
- 2001-12-26 JP JP2001395121A patent/JP4203240B2/ja not_active Expired - Fee Related
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