JP2003196526A - 販売支援装置、販売支援システムおよび販売支援方法 - Google Patents

販売支援装置、販売支援システムおよび販売支援方法

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JP2003196526A
JP2003196526A JP2001399730A JP2001399730A JP2003196526A JP 2003196526 A JP2003196526 A JP 2003196526A JP 2001399730 A JP2001399730 A JP 2001399730A JP 2001399730 A JP2001399730 A JP 2001399730A JP 2003196526 A JP2003196526 A JP 2003196526A
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JP
Japan
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product
purchase
sales support
purchaser
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JP2001399730A
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English (en)
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Masahisa Shirai
万佐寿 白井
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Japan Research Institute Ltd
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Japan Research Institute Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くのユーザが希望する値引率で商品の販売
を決定することができるとともに、前記値引率で商品を
販売しても販売者が相応の利益をあげることができる販
売支援装置を提供する。 【解決手段】 各購入者側端末3に、販売支援装置1か
ら販売しようとする商品の情報とこの商品について値引
きをする旨の情報を送信し、購入希望者が希望する値引
率を指定して商品を購入しようとする際に、商品の購入
希望数量を購入者側端末3から販売支援装置1に送信
し、この販売支援装置1の最適値引率算出手段によっ
て、各値引率ごとの購入希望数量を累積して、累積した
購入希望数量に応じた数だけ商品を販売した場合の利益
率が最大となるような最適値引率を算出し、販売決定手
段によって、最適値引率以下の各値引率にて商品をそれ
ぞれ販売することを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の通信ネットワークを利用した販売支援装置、販売支援
システムおよび販売支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットに接続されたサー
バから提供されるサービスを、複数のユーザが、例えば
ブラウザでインターネットを介してアクセスすることで
利用している。このようにインターネット上に提供され
ているサービスの一例としては、インターネットショッ
ピングモールのように、ネット上に一定の商品を提供
し、ユーザに購入する商品を選択させ、その選択させた
ものを特定のユーザに販売するといったものが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザは、
特定の商品に対する購買意欲はあるが、自らの予算を考
慮して商品購入を断念するケースが多い。このとき購入
を希望する商品が、自らの希望する額まで値引きされた
ものであれば購入してもよいといった潜在的なニーズが
ある。一方、商品を販売する販売者側からすれば、特定
の商品に対して一定の購入希望者が集まれば、その商品
に対して値引きを行っても利益をあげることができるの
で、特定の商品について十分な購入希望者があれば相応
の値引きをしても販売したいというニーズがある。した
がって、この両者のニーズを満たすような販売支援方法
があることが望まれる。
【0004】本発明は、多くのユーザ(購入希望者)が
希望する値引率で商品の販売を決定することができると
ともに、前記値引率で商品を販売しても販売者が相応の
利益をあげることができる販売支援装置、販売支援シス
テムおよび販売支援方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、販売しようとする商品に複
数設定された値引率のうち購入希望者が希望する値引率
を指定して前記商品を購入しようとする際に、各値引率
ごとに商品の購入希望数量を記憶する購入希望数量記憶
部と、各値引率ごとの購入希望数量を累積して、累積し
た購入希望数量に応じた数だけ商品を販売した場合の利
益率が最大となるような最適値引率を算出する最適値引
率算出手段と、算出した最適値引率以下の各値引率にて
商品をそれぞれ販売することを決定する販売決定手段と
を備えたことを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明においては、購入希望
数量記憶部が、複数設定された値引率のうち購入希望者
が希望する値引率を指定して前記商品を購入しようとす
る際に各値引率ごとに商品の購入希望数量を記憶し、最
適値引率算出手段が、各値引率ごとの購入希望数量を累
積して、累積した購入希望数量に応じた数だけ商品を販
売した場合の利益率が最大となるような最適値引率を算
出し、販売決定手段により、算出した最適値引率以下の
各値引率にて商品をそれぞれ販売することを決定するの
で、最適値引率以下の値引率を希望する購入希望者に、
該購入希望者が希望する値引率が設定された商品を購入
させることができるとともに、購入者の希望する値引率
が設定されていても利益率の高い商品を販売することが
できる。つまり、最適値引率算出手段により算出される
最適値引率以下の値引率を指定した商品購入希望者への
実際販売値引率は、あくまでも購入希望者が指定した値
引率であり、同一商品であっても実際販売値引率は購入
希望者によって異なることになる。よって、低値引率層
への利益の拡大を図ることができるとともに最適値引率
の増量を図ることができ、商品販売量の増大を図ること
ができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の販
売支援装置において、商品を希望の値引率にて購入しよ
うとする購入希望者に対して通知を行う通知手段を備
え、この通知手段は、算出した最適値引率以下の値引率
を指定した購入希望者には「契約成立」の旨通知し、ま
た、算出した最適値引率を超えた値引率を指定した購入
希望者には「契約不成立」の旨通知することを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の発明においては、通知手段
が、商品を希望の値引率にて購入しようとする購入希望
者に対して、算出した最適値引率以下の値引率を指定し
た購入希望者には「契約成立」の旨通知し、また、算出
した最適値引率を超えた値引率を指定した購入希望者に
は「契約不成立」の旨通知するので、希望した値引率に
て商品を購入可能な購入希望者には、その旨の通知を行
うことができるとともに、希望した値引率にて商品を購
入できない購入希望者には、購入できない旨の通知を行
うことができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の販売支援装置において、商品を希望の値引率にて
購入しようとする購入希望者の登録を受け付ける登録受
付手段を備え、この登録受付手段は、購入希望商品名、
購入希望数量、希望する値引率、決済方法について登録
することを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明においては、登録受付
手段により、商品を希望の値引率にて購入しようとする
購入希望者の登録を受け付ける際に、購入希望商品名、
購入希望数量、希望する値引率、決済方法について登録
することで受け付けるので、前記販売決定手段が、最適
値引率算出手段により算出した最適値引率以下の各値引
率にて商品をそれぞれ販売することを決定した後、迅速
に販売手続に移行することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の販
売支援装置において、前記登録受付手段は、登録の締切
り時以前まで登録を受付け、締切り時以降は登録を拒否
することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明においては、前記登録
受付手段が、登録の締切り時以前まで登録を受付け、締
切り時以降は登録を拒否するので、希望する値引率を指
定して商品を購入しようとする購入希望者への商品販売
の決定を所定の期間内に行うことができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の販
売支援装置において、前記登録受付手段は、登録の締切
り後直ちに、前記最適値引率算出手段に最適値引率の算
出を促すことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明においては、登録締め
切り後直ちに前記最適値引率算出手段により、販売しよ
うとする商品に複数設定された値引率のうち購入希望者
が希望する値引率を指定して前記商品を購入しようとす
る際に、各値引率ごとに商品の購入希望数量を累積し
て、累積した購入希望数量に応じた数だけ商品を販売し
た場合の利益率が最大となるような最適値引率を算出す
ることができる。したがって、算出した最適値引率以下
の値引率を希望した購入希望者に対して商品をそれぞれ
迅速に販売することができる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の販売支援装置が通信ネットワークに接続
されており、この通信ネットワークを介して、複数の購
入者側端末が接続可能であり、各購入者側端末に、販売
支援装置から販売しようとする商品の情報とこの商品に
ついて値引きをする旨の情報を送信し、購入希望者が希
望する値引率を指定して前記商品を購入しようとする際
に、商品の購入希望数量を前記購入者側端末から販売支
援装置に送信し、この販売支援装置の最適値引率算出手
段によって、各値引率ごとの購入希望数量を累積して、
累積した購入希望数量に応じた数だけ商品を販売した場
合の利益率が最大となるような最適値引率を算出し、販
売決定手段によって、最適値引率以下の各値引率にて商
品をそれぞれ販売することを決定することを特徴とす
る。
【0016】請求項6記載の発明においては、複数の購
入者側端末を前記通信ネットワークを介して販売支援装
置に接続すると、前記複数の購入者側端末に、販売支援
装置から販売しようとする商品の情報とこの商品につい
て値引きをする旨の情報が送信され、購入希望者が希望
する値引率を指定して前記商品を購入しようとする際
に、商品の購入希望数量を前記購入者側端末を介して前
記販売支援装置に送信し、この販売支援装置の最適値引
率算出手段によって、各値引率ごとの購入希望数量を累
積して、累積した購入希望数量に応じた数だけ商品を販
売した場合の利益率が最大となるような最適値引率が算
出され、前記販売決定手段によって、最適値引率以下の
各値引率にて商品をそれぞれ販売することが決定される
ので、複数の購入者側端末のうち、前記最適値引率以下
の各値引率を指定した購入者側端末毎に、それぞれの購
入者側端末が指定した値引率で商品を販売することがで
きる。したがって、購入希望者は、定価より安く、該購
入希望者本人が希望する値引率にて希望する商品を購入
することができるとともに、購入希望者が希望する値引
率にて商品を値引きして販売しても利益を上げることが
できる。さらに、同一商品でも実際販売値引率は購入希
望者毎に異なるので、低値引率層への利益の拡大を図る
ことができるとともに、最適値引率の増量を図ることが
でき、よって商品の販売数量を増やすことができる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項6記載の販
売支援システムにおいて、販売支援装置は通知手段を備
え、この通知手段から最適値引率以下の値引率を指定し
た購入者側端末には「契約成立」の旨送信し、また、最
適値引率を超えた値引率を指定した購入者側端末には
「契約不成立」の旨送信することを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明においては、通知手段
が、商品を希望の値引率にて購入しようとする購入希望
者に対して、算出した最適値引率以下の値引率を指定し
た購入希望者には「契約成立」の旨を送信し、また、算
出した最適値引率を超えた値引率を指定した購入希望者
には「契約不成立」の旨を送信することにより、希望し
た値引率にて商品を購入可能な購入希望者には、契約成
立の旨の通知を行うことができるとともに、希望した値
引率にて商品を購入できない購入希望者には、契約不成
立の旨の通知を行うことができる。
【0019】請求項8記載の発明は、商品を複数の購入
希望者に販売する際の支援を行う販売支援方法であっ
て、各購入希望者に、販売しようとする商品の情報とこ
の商品について値引きをする旨の情報を開示し、購入希
望者が希望する値引率を指定して前記商品を購入しよう
とする際に、商品の購入希望数量を購入希望者から受け
付け、各値引率ごとの購入希望数量を累積して、累積し
た購入希望数量に応じた数だけ商品を販売した場合の利
益率が最大となるような最適値引率を算出し、最適値引
率以下の各値引率にて商品をそれぞれ販売することを決
定することを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明においては、各購入希
望者に、販売しようとする商品の情報とこの商品につい
て値引きをする旨の情報を開示し、購入希望者が希望す
る値引率を指定して前記商品を購入しようとする際に、
商品の購入希望数量を購入希望者から受け付け、各値引
率ごとの購入希望数量を累積して、累積した購入希望数
量に応じた数だけ商品を販売した場合の利益率が最大と
なるような最適値引率を算出し、最適値引率以下の各値
引率にて商品をそれぞれ販売することを決定するので、
前記最適値引率以下の各値引率を指定した購入希望者
に、該購入希望者が希望する値引率で値引きして商品を
販売することができるとともに、販売した際の利益を得
ることができる。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項8記載の販
売支援方法において、最適値引率以下の値引率を指定し
た購入希望者には「契約成立」の旨通知し、また、最適
値引率を超えた値引率を指定した購入希望者には「契約
不成立」の旨通知することを特徴とする。
【0022】請求項9記載の発明においては、希望した
値引率にて商品を購入可能な購入希望者には、契約成立
の旨の通知を行うことができるとともに、希望した値引
率にて商品を購入できない購入希望者には、契約不成立
の旨の通知を行うことができる。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項8または
9記載の販売支援方法を実行させるためのプログラムで
ある。
【0024】請求項10記載の発明においては、請求項
8または9記載の方法をコンピュータによって実行する
ことができる。
【0025】請求項11記載の発明は、請求項8または
9記載の販売支援方法を実行させるためのプログラムが
記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り
可能な記録媒体である。
【0026】請求項11記載の発明においては、請求項
8または9記載の方法をコンピュータによって実行する
ことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態
に係る販売支援システムの概略構成を説明するための図
である。本システム100は、商品を複数の購入希望者
に販売する際の支援を行うサービスセンターのコンピュ
ータ(以下、販売支援装置)1を備えている。この販売
支援装置1には、インターネット(通信ネットワーク)2
を通じて一般顧客のパソコン(購入者側端末)3が接続
でき、これにより購入を希望する商品を割引購入するこ
とができるようになっている。また、販売支援装置1
は、販売者7のコンピュータ9にインターネット(通信
ネットワーク)2を通じて接続できるようになってい
る。販売者7は、インターネット2を通じて販売支援装
置1に入札申請を行っても良いが、他の通信手段を使用
して販売支援装置1に商品を提供するようにしてもよ
い。また、販売支援装置1は販売者側のコンピュータと
してもよい。なお、販売者側の端末9は購入者側端末3
と略同様に構成されており、例えばパーソナルコンピュ
ータなどからなる。この実施の形態では通信ネットワー
クとしては、不特定の一般である全ての消費者が利用で
きるようにインターネットを用いているが、これに限ら
ず、特定の購入者側端末を連結するためのLAN(Loca
l Area Network)またはWAN(Wide Area Network)
のような閉鎖型のネットワークであっても良い。また、
インターネットの他、イントラネット(intranet)とし
てもよい。
【0028】前記販売支援装置1は、図2に示すよう
に、複数の購入者側端末からアクセスさせることで商品
に購入者が希望する値引率を設定して購入者に販売する
ために購入希望者が行う商品の落札手続きの申込みを行
ったり、商品に最適値引率を設定して販売する販売支援
装置1(以下、販売支援装置と略称する。)であり、WW
W(World Wide Web)サーバとしての機能を有し、CP
U(Central Processing Unit)10と、RAM(Ran
dom Access Memory)11と、記録装置12と、通信
装置13と等で構成され、それらはバス15や各種イン
ターフェースを介して接続される。また、販売支援装置
1は、前記通信装置13を介してインターネット2と接
続される。
【0029】なお、前記販売支援装置1は、図示は省略
するが、キーボード・マウス等の入力装置、CRT等の
表示装置、プリンタ等を備えている。前記CPU10は
記録装置12に格納されているプログラムや通信装置1
3を介してインターネット2から受信する顧客(購入希
望者)が購入を希望する購入商品名、購入数量、商品購
入希望者の希望値引率、決済方法等のデータをRAM1
1に格納し、この指示および記録データに応じてRAM
11内に格納したアプリケーションプログラムに従って
各種処理を実行し、その処理結果をRAM11に一時的
に格納するとともに、処理結果を通信装置13を介して
端末(購入者側端末3)に送信する。
【0030】RAM11は、CPU10が記録装置12
に格納されたプログラムを実行する際に各種データを展
開するプログラム格納領域を形成するとともに、CPU
10が実行する処理に関わるデータを一時的に記憶する
記憶領域、一般顧客側の端末からの入力指示と入力デー
タとによって処理される作業領域等を形成する。
【0031】記録装置12は、プログラムやデータ等を
記憶するハードディスク装置であり、このハードディス
ク装置12には、プログラム情報記憶部12aと、商品
データ記憶部12bと、購入希望数量記憶部12cが設
けられている。プログラム情報記憶部12aは、本発明
の販売支援装置1における各種処理を行うためのプログ
ラムコードを記憶している。具体的には、各購入者側端
末に、販売支援装置から販売しようとする商品の情報と
この商品について値引きをする旨の情報を送信するステ
ップと、購入希望者が希望する値引率を指定して前記商
品を購入しようとする際に、各値引率ごとに商品の購入
希望数量を購入希望数量記憶部12cに記憶させるステ
ップと、各値引率ごとの購入希望数量を累積して、累積
した購入希望数量に応じた数だけ商品を販売した場合の
利益率が最大となるような最適値引率を算出するステッ
プと、算出した最適値引率以下の各値引率にて商品をそ
れぞれ販売することを決定するステップと、最適値引率
以下の値引率を指定した購入者側端末には「契約成立」
の旨送信し、また、最適値引率を超えた値引率を指定し
た購入者側端末には「契約不成立」の旨送信するステッ
プとを実行可能なプログラムコードを記憶している。
【0032】また、前記プログラム情報記憶部12aに
は、前記購入者側端末3の表示部に、購入希望商品名、
購入希望数量、希望する値引率、決済方法について登録
させる登録欄(図示省略)を表示するステップと、この登
録欄に希望する商品に対する希望値引率等を入力する
と、その入力された情報を購入希望数量記憶部12cに
記憶させるステップとを実行可能なプログラムコードが
記憶されている。なお、決済方法の情報としては一般顧
客の引落口座データ、それに代わり代引きを行う場合の
情報としての住所情報、電話番号情報等が挙げられる。
【0033】商品データ記憶部12bは、販売しようと
する商品についての情報を記憶する。商品についての情
報としては、例えば、商品名、販売会社名、商品の定価
等である。また、商品データ記憶部12bは販売しよう
とする商品に複数設定された値引率も記憶している。
【0034】購入希望数量記憶部12cは、顧客が顧客
側のパソコンを介してサーバにアクセスすることで前記
特定商品の販売情報を閲覧し、この特定商品について複
数設定された値引率のうち希望する値引率を指定し、こ
の指定した前記商品を購入しようとする際の各値引率ご
との商品の購入希望数量を記憶する。
【0035】通信装置13は、モデム(MODEM:MO
dulator/DEModulator)、ターミナルアダプタ(TA:T
erminal Adapter)、あるいはルーター等によって構成
され、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の通
信回線を介して購入者側端末3や販売者側の端末との間
で情報や情報取得請求の信号の送受信を行う。
【0036】そして、上記構成の販売支援装置1は、販
売しようとする商品に複数設定された値引率を商品デー
タ記憶部に記憶させる記憶手段と、各購入者側端末に、
販売支援装置から販売しようとする商品とこの商品につ
いて値引きをする旨の情報を送信する送信手段と、商品
を希望の値引率にて購入しようとする購入希望者の登録
を受け付ける登録受付手段と、購入希望数量記憶部12
cに記憶された各値引率ごとの購入希望数量を累積し
て、累積した購入希望数量に応じた数だけ商品を販売し
た場合の利益率が最大となるような最適値引率を算出す
る最適値引率算出手段と、算出した最適値引率以下の各
値引率にて商品をそれぞれ販売することを決定する販売
決定手段と、商品を希望の値引率にて購入しようとする
購入希望者に対して通知を行う通知手段等とを備える。
【0037】記憶手段は、前記CPU10と、RAM1
1と、記録装置12のプログラム情報記憶部12a及び
商品データ記憶部12b等によって構成され、送信手段
は、CPU10と、RAM11と、記録装置12のプロ
グラム情報記憶部12a等とによって構成されている。
登録受付手段は、前記CPU10と、RAM11と、記
録装置12のプログラム情報記憶部12a等から構成さ
れ、購入希望商品名、購入希望数量、希望する値引率、
決済方法について登録するとともに、登録の締切り時以
前まで登録を受付け、締切り時以降は登録を拒否する。
さらに、前記登録受付手段は、登録の締切り後直ちに、
前記最適値引率算出手段に最適値引率の算出を促す。
【0038】また、最適値引率算出手段は、前記CPU
10と、RAM11と、記録装置12のプログラム情報
記憶部12a等から構成されている。
【0039】この最適値引率算出手段は、前記商品デー
タ記憶部12bに記憶された販売しようとする商品に複
数設定された値引率等と、購入希望数量記憶部12cに
記憶された購入希望者が希望する値引率及び各値引率ご
との購入希望数量とに基づいて、購入希望者が希望する
値引率ごとに購入希望者が購入を希望する商品の購入希
望数量を読み出して累積し、累積した購入希望数量に応
じた数だけ商品を販売した場合の利益率を算出する。こ
のときの算出方法としては、値引率以下にて購入希望が
あった売上総額−同値引率以下にて購入希望があったコ
スト総額を導き出す。この計算を各値引率毎に行って利
益率を算出する。そして、その算出された利益率におい
て利益率が最大となるような最適値引率を算出する。
【0040】販売決定手段は、前記CPU10と、RA
M11と、記録装置12のプログラム情報記憶部12a
等から構成され、通知手段は、前記CPU10と、RA
M11と、記録装置12のプログラム情報記憶部12a
及び通信装置13等とから構成され、最適値引率算出手
段により算出された最適値引率以下の各値引率にて商品
購入を希望する購入希望者への商品の販売を決定する。
通知手段は、算出した最適値引率以下の値引率を指定し
た購入希望者には「契約成立」の旨通知し、また、算出
した最適値引率を超えた値引率を指定した購入希望者に
は「契約不成立」の旨通知する。
【0041】次に購入者側端末について説明する。購入
者側端末3、5は、インターネット2に接続可能な、パ
ーソナルコンピュータであり、その要部構成は、CPU
と、RAMと、記録装置と、入力・操作部と、通信装置
と、表示装置とからなり、それぞれバスや各種インター
フェースを介して接続される。
【0042】CPUは記録装置であるハードディスク装
置に格納されているプログラムや入力された希望商品購
入情報をRAMに一時的に格納し、この処理結果を表示
装置に表示させる処理を行うようになっている。RAM
は、CPUがハードディスク装置に格納されたプログラ
ムを実行する際に各種データを展開するプログラム格納
領域を形成するとともに、CPUが実行する処理に関わ
るデータを一時的に記憶する記憶領域、入力指示と入力
データとによって処理される作業領域等を形成する。ま
た、入力・操作部から入力された特定商品に対する希望
値引率情報は、RAMに一時的に格納され、ハードディ
スク装置に記憶されるようになっている。
【0043】記録装置は、プログラムやデータ等が記憶
されたハードディスク装置であり、プログラム情報記憶
部と特定商品に対する希望値引率情報記憶部と備えてい
る。プログラム情報記憶部は、コンピュータ1にアクセ
スして、コンピュータから得られる、希望する値引率に
より購入可能な商品情報と、該商品情報に対する希望値
引率を設定するため情報とを表示する処理を実行させる
ための必要なプログラムコード等を記憶している。特定
商品に対する希望値引率情報記憶部は、入力・操作部か
ら入力されて、RAMに一時的に格納された特定商品に
対する希望値引率情報を記憶している。
【0044】表示装置は、例えば、CRT(Cathode R
ay Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等に
より構成され、CPUの表示制御に従い、入力画面や選
択画面を表示する。また、この表示装置には、特定商品
情報、入力すべき特定商品に対する希望値引率情報とし
て、購入商品名、購入数量、希望値引率、決済情報など
をそれぞれ選択的に入力する入力欄が表示される。決済
情報は、希望する値引率において商品を購入できる契約
が成立した際に、自動的に販売者側が販売手続に移行で
きるようにするためのものであり、例えば、商品を引き
渡すための購入希望者の住所などの配送先情報や、購入
希望者の引落口座情報または代引き情報等の情報であ
る。
【0045】通信装置は、無線電話回線や一般電話回線
に接続可能でありかつ通信可能な機能を有している、モ
デム(MODEM:MOdulator/DEModulator)で構成さ
れている。入力・操作部はキーボード、テンキー、マウ
ス、タッチペン等のポインティングデバイスなどであ
る。この通信装置を介して購入希望者が入力した情報を
コンピュータ1に送信する。
【0046】また、この通信装置を介して、コンピュー
タ1の通知手段から送信される「契約成立」の旨通知
や、「契約不成立」の旨通知を受信することで表示装置
にさせる。
【0047】次に、本システム100を用いて行う商品
を複数の購入希望者に販売する際の支援を行う販売支援
方法について説明する。このシステム100では、ま
ず、販売会社の入札要請により、コンピュータ1はWE
Bサイト上に、購入者が値引率を設定可能な特定商品の
広告を出す。つまり、購入者側端末3をインターネット
2を介してコンピュータ1に接続させることで、コンピ
ュータ1の商品データ記憶部12bから商品情報を送信
して、購入者側端末の表示装置に、例えば、図3に示す
ように、販売会社名と、販売しようとする特定商品名
と、定価と、「本商品は消費者の希望値引率にて販売す
る」旨の情報と、「値引率を指定しても必要ロット数が
満たない場合は契約不成立の場合がある。」旨の特約条
項、締め切り日等を表示する。なお、前記購入者側端末
3に電子メールを送信し、この電子メールに前記WEB
サイトのアドレスを記載しておき、このアドレスからW
EBサイトに入ってもよい。
【0048】さらに、購入者側端末3の表示装置には、
購入希望商品名、購入希望数量、希望する値引率、決済
方法、決済口座等について登録する登録欄を表示する。
例えば、図3に示すような、「申込み画面」や「お客様
情報確認画面」を表示する。
【0049】そして、コンピュータ1では、購入希望者
が購入者側端末3を介して希望する値引率を指定して商
品を購入しようとする際には、前記購入者側端末3から
送信される購入希望商品名、購入希望数量、希望する値
引率、決済方法等の情報を登録受付手段により受け付け
て、記録装置12の所定の記憶部に格納する。例えば、
図3に示すように、「お客様情報確認画面」において、
「申込みボタン」を押下すると、コンピュータ(申込み
サーバー)1に、上記のような情報が申込明細として送
信されて記憶される。また、コンピュータ1では、登録
受付手段により登録の締切以前以前まで登録を受け付
け、登録締切以降は登録を拒否するとともに、締切後直
ちに、集計処理を行って、申込集計情報に基づいて、最
適値引率算出手段に最適値引率を決定するように促す。
そして、コンピュータ1では最適値引率算出手段によ
り、格納した申込集計情報に基づいて、各値引率ごとの
購入希望数量を累積して、累積した購入希望数量に応じ
た数だけ商品を販売した場合の利益率が最大となるよう
な最適値引率を算出する。
【0050】この一例を図4を参照して説明する。な
お、この図4に示すテーブルは、商品データ記憶部12
bから読み出された、販売しようとする商品に複数設定
された値引率と、購入希望数量記憶部12cから読み出
された、複数設定された値引率のうち購入希望者が希望
する値引率を指定して前記商品を購入しようとする際
に、各値引率ごとに商品の購入希望数量とがCPU10
によりRAM11で展開され、各値引率ごとの購入希望
数量を累積して、累積した購入希望数量に応じた数だけ
商品を販売した場合の利益率が最大となるような最適値
引率を算出するためのものである。
【0051】つまり、図4に示すように、販売しようと
する商品に複数設定された値引率を商品データ記憶部1
2bから読み込むととともに、購入希望数量記憶部12
cから、複数設定された値引率のうち購入希望者が希望
する値引率ごとの商品の購入希望数量を読み込んで、購
入希望者が希望する値引率毎の購入希望数量を累積し、
累積した購入希望数量に応じた数だけ商品を販売した場
合の利益率を算出する。
【0052】つまり、各値引率にて、該値引率以下にて
購入希望があった売上総額−(同、コスト総額)により
利益を算出する。例えば、値引率1%のとき、応募数量
は0、累積数量0、累積売上額0、累積コスト0、コス
ト単価1.00であり、利益は0となっている。ここで
は利益が負の場合、例えば、応募がない値引率1%〜4
%のそれぞれの値引率において、該値引率以下にて購入
希望があった売上総額−該値引率以下にて購入希望があ
った際のコスト総額により算出される利益は「0」とな
っている。そして、購入希望者が指定したもっとも低い
値の値引率である値引率5%のときでは、値引率5%を
希望する購入希望者の応募数量は6となっており、この
ときの累計数量は、5%以下の値引率で商品購入を希望
する購入希望者がいないことから「6」となっている。
【0053】そして、この値引率5%では、定価1の商
品を5%値引きして6個売ると、売上額は0.95×6
=5.7となる。一方、コスト単価が0.95なので、
これを6個作るとコストが5.7になり、売上5.7か
らコスト5.7を差し引くと0となっている。このよう
に各値引率毎の購入希望数量を累積して、累積した購入
希望数量に応じた数だけ商品を販売した際の利益を算出
していくと、利益は累積売上から累積コストを差し引い
たものなので、値引き率20%のところでは、累積売上
が87.2となっているととともに、累積コストが8
1.81であるので、利益は87.2−81.81=
5.39となっている。同様に、値引率21%のところ
では、累積売上88.78となっているとともに累計コ
ストが83.43であるので、利益は88.78−8
3.43=5.35となっている。そして、値引率22
%,23%,24%…と各値引率毎に順に利益を算出し
ていく。
【0054】その結果、各値引率毎の応募数量を累積し
ていき所定の値引率での応募累積数量から累積コストを
引いた値がもっとも大きい値引率、言い換えれば、もっ
とも利益率の高い値引率、つまり最適値引率は20%と
算出される(図5参照)。図4では太線で囲まれた部分
で示される。
【0055】そして、販売決定手段により、算出した値
引率以下の各値引率(図では、値引率20%〜5%)に
て、それぞれの個数分、商品を販売することを決定す
る。このとき、それぞれ購入希望者に販売される商品、
言い換えれば、それぞれの購入希望者により落札された
商品の値引率は、購入希望者がそれぞれ希望した値引率
となっている。よって、同一商品でも、購入希望者毎に
異なる値引率で販売されることになる。ついで、通知手
段により、最適値引率以下の値引率を指定した購入希望
者の購入者側端末には「契約成立」の旨を送信し、ま
た、最適値引率を超えた値引率を指定した購入希望者の
購入者側端末には「契約不成立」の旨を送信する
【0056】このように、上記システムによれば、各購
入者側端末に、販売支援装置から販売しようとする商品
の情報とこの商品について値引きをする旨の情報を送信
し、購入希望者が希望する値引率を指定して前記商品を
購入しようとする際に、商品の購入希望数量を購入者側
端末3を介して購入希望者から受け付け、各値引率ごと
の購入希望数量を累積して、累積した購入希望数量に応
じた数だけ商品を販売した場合の利益率が最大となるよ
うな最適値引率を算出し、最適値引率以下の各値引率に
て商品をそれぞれ販売することを決定するので、前記最
適値引率以下の各値引率を希望する購入希望者に対し
て、該購入希望者の希望する値引率により商品を販売す
ることができるとともに販売者側にはもっとも大きな利
益率を得ることができる値引率により商品を販売するこ
とができる。
【0057】また、最適値引率以下の値引率を指定した
購入者側端末3には「契約成立」の旨通知し、また、最
適値引率を超えた値引率を指定した購入者側端末3には
「契約不成立」の旨通知するので、希望する値引率で商
品を購入できる購入希望者にはその旨を確認させること
ができ、希望する値引率で商品を購入できない購入希望
者にもその旨を確認させることができる。また、上記シ
ステムでは、最適値引率より低い値引率を指定した購入
希望者への実際の販売値引率はあくまでも購入希望者本
人が指定した値引率とする。つまり、この点、従来のロ
ット販売やオークション販売と異なり、同一商品を多数
の購入希望者が落札しても実際の販売値引率は購入希望
者によって異なるものとなる。これにより、低値引率層
への利益の拡大を図ることができるとともに、最適値引
率算出手段により算出される最適値引率の増加も図るこ
とができる。すなわち商品の販売数量の増大を図ること
ができる。
【0058】なお、最適値引率は原則非公開であるが参
加する購入希望者は全て合意のこととなっている。これ
は、販売できた消費者に悪印象を与えないためである
が、仮に何らかの要因で発覚したとしても、消費者に裏
切り行為をしている訳ではないので、問題はない。この
点についても、従来の一般のロット販売や、オークショ
ン販売と相違している。
【0059】また、本発明は、上述した商品を複数の購
入希望者に販売する際の支援を行う販売支援方法を実行
させるためのプログラム、およびこのプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にも適用され
る。この記録媒体としては、上述したハードディスク装
置12のハードディスクの他、CD−ROMやMO等の
過般型の媒体や、半導体メモリ等のCPUで読み取り可
能な媒体を含む。
【0060】
【発明の効果】以上の説明したように、請求項1記載の
発明によれば、購入希望数量記憶部が、複数設定された
値引率のうち購入希望者が希望する値引率を指定して前
記商品を購入しようとする際に各値引率ごとに商品の購
入希望数量を記憶し、最適値引率算出手段が、各値引率
ごとの購入希望数量を累積して、累積した購入希望数量
に応じた数だけ商品を販売した場合の利益率が最大とな
るような最適値引率を算出し、販売決定手段により、算
出した最適値引率以下の各値引率にて商品をそれぞれ販
売することを決定するので、最適値引率以下の値引率を
希望する購入希望者に、該購入希望者が希望する値引率
が設定された商品を購入させることができるとともに、
購入者の希望する値引率が設定されていても利益率の高
い商品を販売することができる。つまり、最適値引率算
出手段により算出される最適値引率以下の値引率を指定
した商品購入希望者への実際販売値引率は、あくまでも
購入希望者が指定した値引率であり、同一商品であって
も実際販売値引率は購入希望者によって異なることにな
る。よって、低値引率層への利益の拡大を図ることがで
きるとともに最適値引率の増量を図ることができ、商品
販売量の増大を図ることができる。
【0061】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、希
望した値引率にて商品を購入可能な購入希望者には、そ
の旨の通知を行うことができるとともに、希望した値引
率にて商品を購入できない購入希望者には、購入できな
い旨の通知を行うことができる。
【0062】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の発明と同様の効果を得ることができるとと
もに、前記販売決定手段が、最適値引率算出手段により
算出した最適値引率以下の各値引率にて商品をそれぞれ
販売することを決定した後、迅速に販売手続に移行する
ことができる。
【0063】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、希
望する値引率を指定して商品を購入しようとする購入希
望者への商品販売の決定を所定の期間内に行うことがで
きる。
【0064】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、登
録締め切り後直ちに前記最適値引率算出手段により、販
売しようとする商品に複数設定された値引率のうち購入
希望者が希望する値引率を指定して前記商品を購入しよ
うとする際に、各値引率ごとに商品の購入希望数量を累
積して、累積した購入希望数量に応じた数だけ商品を販
売した場合の利益率が最大となるような最適値引率を算
出することができる。したがって、算出した最適値引率
以下の値引率を希望した購入希望者に対して商品をそれ
ぞれ迅速に販売することができる。
【0065】請求項6記載の発明によれば、複数の購入
者側端末を前記通信ネットワークを介して請求項1〜5
のいずれかに記載の販売支援装置に接続されるので、複
数の購入者側端末のうち、前記最適値引率以下の各値引
率を指定した購入者側端末毎に、それぞれの購入者側端
末が指定した値引率で商品を販売することができる。し
たがって、購入希望者は、定価より安く、該購入希望者
本人が希望する値引率にて希望する商品を購入すること
ができるとともに、購入希望者が希望する値引率にて商
品を値引きして販売しても利益を上げることができる。
さらに、同一商品でも実際販売値引率は購入希望者毎に
異なるので、低値引率層への利益の拡大を図ることがで
きるとともに、最適値引率の増量を図ることができ、よ
って商品の販売数量を増やすことができる。
【0066】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、希
望した値引率にて商品を購入可能な購入希望者には、契
約成立の旨の通知を行うことができるとともに、希望し
た値引率にて商品を購入できない購入希望者には、契約
不成立の旨の通知を行うことができる。
【0067】請求項8記載の発明によれば、各購入希望
者に、販売しようとする商品の情報とこの商品について
値引きをする旨の情報を開示し、購入希望者が希望する
値引率を指定して前記商品を購入しようとする際に、商
品の購入希望数量を購入希望者から受け付け、各値引率
ごとの購入希望数量を累積して、累積した購入希望数量
に応じた数だけ商品を販売した場合の利益率が最大とな
るような最適値引率を算出し、最適値引率以下の各値引
率にて商品をそれぞれ販売することを決定するので、前
記最適値引率以下の各値引率を指定した購入希望者に、
該購入希望者が希望する値引率で値引きして商品を販売
することができるとともに、販売した際の利益を得るこ
とができる。
【0068】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、希
望した値引率にて商品を購入可能な購入希望者には、契
約成立の旨の通知を行うことができ、希望した値引率に
て商品を購入できない購入希望者には、契約不成立の旨
の通知を行うことができる。
【0069】請求項10記載の発明によれば、請求項8
または9記載の方法をコンピュータによって実行するこ
とができる。
【0070】請求項11記載の発明によれば、請求項8
または9記載の方法をコンピュータによって実行するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る販売支援システムの
一例を示すものであり、該システムの概略構成を説明す
るための図である。
【図2】同、販売支援装置のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る販売支援システムを
説明するための図である。
【図4】最適値引率算出手段により算出される最適値引
率を説明するための図であり、各値引率毎の応募数量、
コスト及び利益の相関関係を示すデータテーブルであ
る。
【図5】図4における値引率と利益推移を示すための図
である。
【符号の説明】
1 販売支援装置 2 インターネット(通信ネットワーク) 3 購入者側端末 10 CPU(最適値引率算出手段、販売決定手段、通
知手段、登録受付手段) 11 RAM(最適値引率算出手段、販売決定手段、通
知手段、登録受付手段) 12 記録装置(記憶手段) 12a プログラム情報記憶部(最適値引率算出手段、
販売決定手段、通知手段、登録受付手段) 12b 商品データ記憶部 12c 購入希望数量記憶部 13 通信装置(通信手段) 100 販売支援システム

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売しようとする商品に複数設定された
    値引率のうち購入希望者が希望する値引率を指定して前
    記商品を購入しようとする際に、各値引率ごとに商品の
    購入希望数量を記憶する購入希望数量記憶部と、 各値引率ごとの購入希望数量を累積して、累積した購入
    希望数量に応じた数だけ商品を販売した場合の利益率が
    最大となるような最適値引率を算出する最適値引率算出
    手段と、 算出した最適値引率以下の各値引率にて商品をそれぞれ
    販売することを決定する販売決定手段とを備えたことを
    特徴とする販売支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の販売支援装置において、 商品を希望の値引率にて購入しようとする購入希望者に
    対して通知を行う通知手段を備え、 この通知手段は、算出した最適値引率以下の値引率を指
    定した購入希望者には「契約成立」の旨通知し、また、
    算出した最適値引率を超えた値引率を指定した購入希望
    者には「契約不成立」の旨通知することを特徴とする販
    売支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の販売支援装置に
    おいて、 商品を希望の値引率にて購入しようとする購入希望者の
    登録を受け付ける登録受付手段を備え、 この登録受付手段は、購入希望商品名、購入希望数量、
    希望する値引率、決済方法について登録することを特徴
    とする販売支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の販売支援装置において、 前記登録受付手段は、登録の締切り時以前まで登録を受
    付け、締切り時以降は登録を拒否することを特徴とする
    販売支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の販売支援装置において、 前記登録受付手段は、登録の締切り後直ちに、前記最適
    値引率算出手段に最適値引率の算出を促すことを特徴と
    する販売支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の販売支
    援装置が通信ネットワークに接続されており、この通信
    ネットワークを介して、複数の購入者側端末が接続可能
    であり、 各購入者側端末に、販売支援装置から販売しようとする
    商品の情報とこの商品について値引きをする旨の情報を
    送信し、 購入希望者が希望する値引率を指定して前記商品を購入
    しようとする際に、商品の購入希望数量を前記購入者側
    端末から販売支援装置に送信し、 この販売支援装置の最適値引率算出手段によって、各値
    引率ごとの購入希望数量を累積して、累積した購入希望
    数量に応じた数だけ商品を販売した場合の利益率が最大
    となるような最適値引率を算出し、 販売決定手段によって、最適値引率以下の各値引率にて
    商品をそれぞれ販売することを決定することを特徴とす
    る販売支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の販売支援システムにおい
    て、 販売支援装置は通知手段を備え、 この通知手段から最適値引率以下の値引率を指定した購
    入者側端末には「契約成立」の旨送信し、また、最適値
    引率を超えた値引率を指定した購入者側端末には「契約
    不成立」の旨送信することを特徴とする販売支援システ
    ム。
  8. 【請求項8】 商品を複数の購入希望者に販売する際の
    支援を行う販売支援方法であって、 各購入希望者に、販売しようとする商品の情報とこの商
    品について値引きをする旨の情報を開示し、 購入希望者が希望する値引率を指定して前記商品を購入
    しようとする際に、商品の購入希望数量を購入希望者か
    ら受け付け、 各値引率ごとの購入希望数量を累積して、累積した購入
    希望数量に応じた数だけ商品を販売した場合の利益率が
    最大となるような最適値引率を算出し、 最適値引率以下の各値引率にて商品をそれぞれ販売する
    ことを決定することを特徴とする販売支援方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の販売支援方法において、 最適値引率以下の値引率を指定した購入希望者には「契
    約成立」の旨通知し、また、最適値引率を超えた値引率
    を指定した購入希望者には「契約不成立」の旨通知する
    ことを特徴とする販売支援方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の販売支援方法
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項8または9記載の販売支援方法
    を実行させるためのプログラムが記録されていることを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100128343A (ko) * 2008-03-27 2010-12-07 아마존 테크놀로지스, 인크. 메시지 기반 구매를 위한 시스템 및 방법
JP2014048757A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理システム、情報処理装置、およびプログラム
JP2014139840A (ja) * 2009-05-04 2014-07-31 Qualcomm Inc 割引の提案を交渉するための装置および方法

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