JP2003194656A - 遮水工における漏水箇所検知方法 - Google Patents
遮水工における漏水箇所検知方法Info
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Abstract
することなく容易に破損箇所を検知すること。および既
存の管理ホースを有効利用することで、該種超音波受信
による漏水検知の実用化を図る。 【解決手段】 遮水工4を挟んでその裏面側より超音波
を発振する超音波発振手段6と、遮水工4の表面側にあ
って、検査者が携帯する超音波受信手段7とを備え、遮
水工4の表面で超音波受信手段により受信される超音波
の音圧レベルの差により遮水工の破損位置Aを検知限定
する。
Description
水箇所検知方法に関し、特に超音波送受信手段を用いた
方法に関する。
用されている遮水シートの継目部分に施工不良があった
り、施工後であっても外部要因で損傷を受けた場合に
は、遮水工内部に溜められた水がこれら破損箇所を通じ
て地下に浸透し、特に廃棄物処分場などでは地下水汚染
の原因となるため、厳重に管理する必要がある。
用の管理ホースが接続された検知システムがある。この
システムでは、二重の遮水シートの間にホース先端を差
込み、これを真空吸引し、定減圧状態か否かによって施
工不良箇所や損傷のある箇所を特定するものである。
水工の敷設されている区域を何カ所かに区切って、それ
ぞれの区域毎に管理ホースを配置している。
定された後は、目視確認か、減圧時の当該破損箇所から
発生する空気流入音を聞取ることにより、検知限定を行
っているが、これらの方法では、次に述べる問題があっ
た。
不良箇所や損傷箇所が小さいと発見が難しく、特に遮水
シートの表面に遮光とシート保護を兼用した不織布が敷
設されていた場合にはまず発見できない。
ンク修理方法と同様に、探査箇所に石鹸水を塗り、箱を
かぶせて内部を減圧し、泡が発生する場所を特定する方
法があるが、平坦でない場所や不織布が敷設されている
場合には適用できず、さらには遮水工全面を検査するに
は箱が小さすぎて発見までに時間がかかるため、現実的
でない。
では減圧までに時間がかかるうえ、高感度マイクロフォ
ンでピックアップしようとしても他の雑音に紛れやす
く、特に不織布が敷設されていると音が拡散し発見が難
しかった。
り、その目的とするところは、超音波送受信手段を用い
ることにより、減圧することなく容易に破損箇所を検知
できるようにした遮水工における漏水検知方法を提供す
るものである。
利用することにより該種超音波による検知を実用化でき
るようにすることを他の目的とする。
め、本発明方法は、廃棄物処分場や貯水池等の地盤に敷
設される遮水工を挟んでその裏面側より超音波を発振す
る超音波発振手段と、前記遮水工の表面側に配置される
超音波受信手段とを備え、前記遮水工表面で該超音波受
信手段により受信される超音波の音圧レベルの差により
遮水工の破損位置を検知特定することを特徴とするもの
である。
トなどの遮音性の高いシート素材で構成され、送波され
る超音波が遮水工によって透過損失が生じ、受信手段に
よって受波される超音波の音圧レベルが低くなり、その
逆に遮水工のない箇所の音圧レベルはそうでない箇所に
比べて異常に高いこと、および送受信される超音波帯域
が同一であり、指向性も高いことから、他の雑音をピッ
クアップしない点に着目してなされたものである。した
がって本発明では、従来の目視確認方法や聞取り方法に
比べて容易に破損箇所を検知限定できる。
が二重の遮水シート間に先端を差込んだ管理ホースを通
じて超音波を発振するものであることにより、既存の管
理ホースを有効利用し、減圧など手段を用いることなく
超音波による検知を実用化できる。
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は
本発明に係る漏水箇所検知方法を適用した廃棄物処分場
の一部を示すもので、この処分場1は、整地された地盤
Eの上面に不織布などの透水性シート2を敷設し、その
上面に立体網目状体、例えば商品名ヘチマロンなどの厚
手の通気性シート3を内部にサンドイッチした二重の遮
水シート4を敷設し、さらにその上面を不織布などの透
水性シート2で覆った構造である。
連通する一つの管理区域毎に管理ホース5の先端が接続
されている。
位置する図示しない管理棟などに引込まれ、従来ではホ
ース5の端部は排水トラップ、圧力計を介して真空ポン
プに接続され、真空による漏洩検査に供されるが、本発
明方法ではこれら機器類は全て取りはずされ、これに替
えて超音波発振機6の送波器6aが挿通され、検査開始
と同時に超音波を発振している。
4が敷設されている管理区域には、検査員が配置されて
いる。検査員は超音波受信機7を携帯し、かつ長柄8a
のついた集音用ケーシング8を地表に滑らせながら、当
該管理区域をくまなく徘徊するものである。
れた超音波受波器7aが内蔵され、地表近くで超音波発
振音を検知するようになっている。
あると、その位置からは超音波が漏洩する。したがっ
て、検査員がその破損箇所近傍を通過し、受波器7aが
これを検知すると、受信機7は正常な位置における音圧
レベルよりも高い音圧レベルを表示する。
ケーシング8を滑らせ、その最も高い音圧レベルが表示
される位置を補足することにより、この位置を破損箇所
Aとして検知限定することができる。検知後はこの部分
に目印を付けておくことで、補修作業を行うことができ
る。
示は、超音波受信機7に設けた表示計の指針の振れを検
査員が視認することで音圧レベルの上昇を検知できる
が、このほかに、ある音圧レベルを超えた時点で警報音
を発生させたり、インジケータランプを点滅させて、検
査員に対して注意を喚起する機能も付加することができ
る。
のついた集音用ケーシング8に内蔵させ、検査員が長柄
8aを持ち、ケーシング8を地表に滑らせながら検査を
行うようにしてあるが、これら実用上の付帯装備は自由
に変更できる。
明による遮水工における漏水箇所検知方法にあっては、
超音波送受信手段を用いることにより、減圧することな
く容易に破損箇所を検知できる。また本発明では、既存
の管理ホースを有効利用することで、該種超音波受信に
よる漏水検知を実用化できる。
用した場合を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 廃棄物処分場や貯水池等の地盤に敷設さ
れる遮水工を挟んでその裏面側より超音波を発振する超
音波発振手段と、前記遮水工の表面側に配置される超音
波受信手段とを備え、前記遮水工表面で該超音波受信手
段により受信される超音波の音圧レベルの差により遮水
工の破損位置を検知特定することを特徴とする遮水工に
おける漏水箇所検知方法。 - 【請求項2】 前記超音波発振手段が二重の遮水シート
間に先端を差込んだ管理ホースを通じて超音波を発振す
るものであることを特徴とする請求項1に記載の遮水工
における漏水箇所検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001398327A JP2003194656A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 遮水工における漏水箇所検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001398327A JP2003194656A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 遮水工における漏水箇所検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003194656A true JP2003194656A (ja) | 2003-07-09 |
Family
ID=27603787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001398327A Pending JP2003194656A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 遮水工における漏水箇所検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003194656A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101116814B1 (ko) * | 2011-05-12 | 2012-02-22 | 대민산업개발(주) | 농업용수의 배수 제어장치 |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001398327A patent/JP2003194656A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101116814B1 (ko) * | 2011-05-12 | 2012-02-22 | 대민산업개발(주) | 농업용수의 배수 제어장치 |
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