JP2003194554A

JP2003194554A - カーナビゲーション装置及び情報配信システム

Info

Publication number: JP2003194554A
Application number: JP2001393857A
Authority: JP
Inventors: Yuri Izumi; 百合泉
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 2001-12-26
Filing date: 2001-12-26
Publication date: 2003-07-09

Abstract

(57)【要約】【課題】車両内のユーザ（車両の乗員）が基地局のデ
ータベース内に、施設に関する固有情報が存在するか否
かを知ることができるようにし、必要な施設に関する情
報を選択して、取得できるようにする。【解決手段】車両２０に搭載されたカーナビゲーショ
ン装置１が、基地局３０に対して、施設に関する固有情
報（ＣＭ情報）４０が基地局の前記データベース（ＣＭ
情報データベース３１）内に存在するか否かを問い合わ
せる検索要求情報を送信する。基地局は、その問い合わ
せに応じて、施設に関する固有情報がデータベース内に
存在するか否かを検索して、その検索結果をカーナビゲ
ーション装置に送信する。カーナビゲーション装置は、
その検索結果を受信して参照し、施設に関する固有情報
がデータベース内に存在する場合には、カーナビゲーシ
ョン装置の表示手段に固有情報の存在を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
カーナビゲーション装置及び情報配信システムであっ
て、特に、現在地周辺の施設に関する情報を表示するカ
ーナビゲーション装置及び情報配信システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、カーナビゲーション装置では、地
図情報と共に、住所や電話番号などの施設に関する簡単
な情報が、ＣＤ−ＲＯＭやＤＶＤ−ＲＯＭなどの情報格
納手段に格納されており、経路案内中やユーザからの要
求に応じて、この施設に関する簡単な情報を表示画面上
に表示することが可能となっている。

【０００３】また、特開平１１−２４８４８４号公報に
は、現在位置に対応する地域を判定し、さらに、カーナ
ビゲーション装置内の記憶媒体にその地域の広告情報が
用意されているか否かを判定して、用意されていない場
合には、広告情報をダウンロードして表示するナビゲー
ションシステムが開示されている。また、特開平１１−
３２５９２３号公報には、施設に関する情報をＦＭ多重
電波に乗せて車両側に送信するナビゲーションシステム
が開示されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、従来のカーナビゲーション装置を用いて、施
設に関する情報を検索した場合、ユーザは、その施設の
住所、電話番号などを得ることは可能だが、より詳細な
情報を得ることは不可能である。また、カーナビゲーシ
ョン装置の情報格納手段に格納されている情報は、ＣＤ
−ＲＯＭやＤＶＤ−ＲＯＭに記録された時点の情報であ
り、その後、新しく情報を更新することは不可能であ
る。したがって、従来用いられているカーナビゲーショ
ン装置のデータベースに格納された情報だけでは、ユー
ザは十分な情報を得ることができず、また、施設側にと
っても、誘致効果がほとんどない。

【０００５】また、特開平１１−２４８４８４号公報に
開示されている技術では、現在位置に対応する地域を判
定する判定手段が必要であり、さらに、記憶媒体内に広
告情報が存在するか否かを判定して、存在しない場合に
は、インターネットなどのネットワークを利用して広告
情報のダウンロードを行うので、ダウンロードの際に通
信費が発生することになる。

【０００６】また、特開平１１−３２５９２３号公報に
開示されている技術では、基地局から無差別に施設に関
する情報を送信しているので、多数の施設に関する情報
を送信しようとした場合、個々の施設に関する情報のデ
ータ量を小さくする必要があり、施設に関する詳細な情
報を送信することは不可能である。また、全ての施設に
関する情報を送信する必要があり、ユーザは、必要のな
い無駄な情報を受信することになる。

【０００７】上記課題を解決するため、本発明は、車両
側が必要な施設に関する情報を選択し、取得できるよう
にするカーナビゲーション装置及び情報配信システムを
提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明では、車両の進路の案内を行
うカーナビゲーション装置が、情報を表示する表示手段
と、基地局との通信を行い、施設に関する固有情報が、
基地局のデータベース内に存在するか否かを問い合わせ
る検索要求情報を送信する送信手段と、基地局から、施
設に関する固有情報がデータベース内に存在するか否か
を示す検索結果を受信する受信手段とを有し、受信した
検索結果を参照して、施設に関する固有情報がデータベ
ース内に存在する場合には、表示手段に固有情報の存在
を表示するようにしている。この構成により、車両内の
ユーザ（車両の乗員）が基地局のデータベース内に、施
設に関する固有情報が存在するか否かを知ることが可能
となる。

【０００９】また、請求項２に記載の発明では、請求項
１に記載の発明において、施設の選択を行うことを可能
とする操作手段を有し、操作手段によって選択された所
望の施設に関して、所望の施設に関する固有情報が基地
局のデータベース内に存在するか否かを基地局に問い合
わせるようにしている。この構成により、車両内のユー
ザが所望の施設を指定することが可能となり、基地局の
データベース内に、この所望の施設に関する固有情報が
存在するか否かを知ることが可能となる。

【００１０】また、請求項３に記載の発明では、請求項
１又は２に記載の発明において、表示手段に固有情報の
存在を表示するため、表示手段に表示された地図上にお
ける施設の表示方法を変更するようにしている。この構
成により、車両内のユーザが、基地局のデータベース内
に、施設に関する固有情報が存在するか否かを、表示画
面に表示された地図上で知ることが可能となる。

【００１１】また、請求項４に記載の発明では、請求項
１から３のいずれか１つに記載の発明において、前記表
示手段に前記固有情報の存在を表示するため、前記施設
に関する情報を表示する表示画面上に、前記固有情報を
閲覧可能とするスイッチを表示し、前記スイッチが選択
された場合には、前記基地局に前記固有情報を要求する
情報を送信し、前記固有情報を受信して表示するように
している。この構成により、この所望の施設に関する固
有情報が存在する場合、車両側のユーザが、施設に関す
る情報の表示を所望する施設を選択し、この選択が行わ
れた施設に関してのみ、基地局から車両側に施設に関す
る情報が送信されるので、データの送信量を抑えること
が可能となる。

【００１２】また、請求項５に記載の発明では、各施設
に固有であり施設に関する固有情報が格納されたデータ
ベースを有する基地局と、車両に搭載されたカーナビゲ
ーション装置とにより構成される情報配信システムで、
カーナビゲーション装置が基地局に対して、施設に関す
る固有情報が基地局の前記データベース内に存在するか
否かを問い合わせる検索要求情報を送信し、基地局がそ
の問い合わせに応じて、施設に関する固有情報がデータ
ベース内に存在するか否かを検索して、検索結果をカー
ナビゲーション装置に送信し、カーナビゲーション装置
が検索結果を受信してその検索結果を参照し、施設に関
する固有情報がデータベース内に存在する場合には、カ
ーナビゲーション装置の表示手段に固有情報の存在を表
示するようにしている。この構成により、各基地局の通
信可能範囲内に存在する車両内のユーザ（車両の乗員）
が、その基地局のデータベース内に、施設に関する固有
情報が存在するか否かを知ることが可能となる。

【００１３】また、請求項６に記載の発明では、請求項
５に記載の発明において、複数の基地局をネットワーク
で接続し、複数の基地局間で、データベースに格納され
た固有情報の送受信を行うようにしている。この構成に
より、車両内のユーザが、車両が通信可能範囲内に存在
する基地局とは異なる基地局のデータベースに存在する
固有情報に関しても、固有情報の存在の確認及び取得を
行うことが可能となる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明のカーナビゲーション装置及び情報配信システムに係
る実施の形態について説明する。図１は、本発明のカー
ナビゲーション装置を含む情報通信システム全体の一構
成例を示す模式図である。図１に示す情報配信システム
は、カーナビゲーション装置１が搭載された車両２０、
基地局３０、基地局３０に配置されたＣＭ情報データベ
ース３１により構成されている。ＣＭ情報データベース
３１には、その基地局３０周辺に存在する施設に関する
ＣＭ情報４０が格納されており、基地局３０から車両２
０のカーナビゲーション装置１に提供される。

【００１５】なお、ＣＭ情報４０は、施設や商品などを
宣伝するための商業利用を目的とした広告情報など、各
施設に固有でありそれぞれの施設に関する固有情報であ
る。また、ＣＭ情報４０としては、文字、画像、動画、
音声などの情報が利用可能である。本明細書では、便宜
上、ＣＭ（コマーシャル：Commercial）情報４０と呼ん
でいるが、ＣＭ情報４０は、施設や商品などを宣伝する
ための商業利用を目的とした広告情報に限定されず、施
設に関する様々な固有情報を利用することが可能であ
る。

【００１６】次に、本発明のカーナビゲーション装置の
構成について説明する。図２は、本発明のカーナビゲー
ション装置に係る構成を示すブロック図である。図２に
示すカーナビゲーション装置１は、中央処理手段２、Ｖ
ＩＣＳ（道路交通情報通信システム：Vehicle Informat
ion and Communication System）通信手段３、通信手段
４、操作手段５、表示手段６、音声出力手段７、地図情
報格納手段８、ＧＰＳ（グローバル・ポジショニング・
システム：Global Positioning System）受信機９、車
速センサ１０により構成されている。

【００１７】中央処理手段２は、ＣＰＵ（中央処理演算
部：Central Processing Unit）などによって実現され
るものであり、経路案内を行う経路案内部２ａや車両２
０の現在位置や速度などの情報を計算する車両情報計算
部２ｂを含んでいる。また、ＶＩＣＳ通信手段３は、Ｆ
Ｍ多重などを利用したＶＩＣＳによる情報を受信する手
段であり、通信手段４は、基地局３０との通信を行い、
ＣＭ情報４０などを要求するための要求情報を送信する
ための手段である。なお、通信手段４は、車両から基地
局への情報の送信（いわゆる、上り回線の通信）を行う
ためのものであり、例えば、携帯電話回線網や光ビーコ
ンの上り回線など、上り回線の通信が行える通信手段な
らば、どのような通信手段を用いてもよい。

【００１８】また、操作手段５は、ユーザがカーナビゲ
ーション装置の操作や設定を行うための操作パネルやリ
モコンである。また、表示手段６は、経路案内で用いる
地図画面などを表示するための液晶ディスプレイなどで
あり、音声出力手段７は、音声案内出力や警告音出力に
使用されるスピーカなどである。また、地図情報格納手
段８は、経路案内に利用する地図情報を格納する手段で
あり、一般的に、ＣＤ−ＲＯＭやＤＶＤ−ＲＯＭなどが
用いられる。

【００１９】さらに、ＧＰＳ受信機９が受信するＧＰＳ
信号や車速センサ１０によって検出される車両２０の速
度が、中央処理手段２の車両情報計算部２ｂに供給され
る。車両情報計算部２ｂは、これらの情報を基にして、
車両２０の現在位置や、目的地までの推定所要時間など
を計算し、経路案内部２ａは、車両情報計算部２ｂの計
算結果と地図情報格納手段８内の地図情報を参照して、
経路案内に係る処理を行う。

【００２０】次に、上述の図２に示す構成を参照しなが
ら、本発明に係る第１及び第２の実施の形態について説
明する。第１の実施の形態では、ユーザの要求によっ
て、施設に関する情報が存在するか否かの問い合わせが
行われるユーザ受信モードについて説明し、第２の実施
の形態では、ユーザが操作を行わなくても、施設に関す
る情報が存在するか否かの問い合わせが自動的に行われ
る自動受信モードについて説明する。

【００２１】＜第１の実施の形態＞まず、本発明に係る
第１の実施の形態について説明する。図３は、本発明に
係る第１の実施の形態を説明するためのフローチャート
である。まず、ステップＳ１０１において、カーナビゲ
ーション装置１をユーザ受信モードに設定する。

【００２２】このユーザ受信モード中に、例えば、デパ
ートやレストランなどの施設の検索が行われ、さらに、
その施設に関する様々な情報（以下、施設情報と呼ぶ）
の表示が選択された場合、ステップＳ１０２において、
地図情報格納手段８に格納されているその施設に関する
施設情報を表示画面上に表示する。

【００２３】なお、ここで表示される施設情報は地図情
報格納手段８に格納されているため、施設情報は情報量
の少ない極めて簡単な情報である。また、地図情報格納
手段８に格納された日時が最終更新日時であるため、古
い情報となっている可能性もある。

【００２４】ステップＳ１０３において、カーナビゲー
ション装置１は、通信手段４を用いて、現在地周辺の基
地局３０に、その施設に関するＣＭの存在を問い合わせ
るＣＭ検索要求情報を送信する。

【００２５】基地局３０は、このＣＭ検索要求情報を受
けて、ＣＭ情報データベース３１にその施設に関する施
設情報が存在するか否かを検索し、その検索結果（すな
わち、基地局３０のＣＭ情報データベース３１内にその
施設のＣＭ情報４０が存在するか否かを示す情報）をＶ
ＩＣＳのＦＭ多重放送を用いて、カーナビゲーション装
置１に送信する。

【００２６】そして、カーナビゲーション装置１は、ス
テップＳ１０４において、ＶＩＣＳ通信手段３を介し
て、基地局３０からＣＭ検索要求情報の検索結果を受信
し、この検索結果を参照して、ステップＳ１０５におい
て、基地局３０のＣＭ情報データベース３１内に所望の
施設のＣＭ情報４０が存在するか否かを判断する。

【００２７】基地局３０のＣＭ情報データベース３１内
に所望の施設のＣＭ情報４０が存在する場合には、ステ
ップＳ１０６において、表示画面上に『ＣＭを見る』と
いうスイッチを表示する。図５は、スイッチ『ＣＭを見
る』が表示された表示画面の一例である。このスイッチ
『ＣＭを見る』は、表示画面上に表示されている施設情
報に加えて、ＣＭ情報４０が存在することをユーザに通
知することができ、さらに、ユーザが、このスイッチ
『ＣＭを見る』を選択した場合、その施設に関するＣＭ
情報４０を表示できるようにするものである。

【００２８】一方、基地局３０のＣＭ情報データベース
３１内に所望の施設のＣＭ情報４０が存在しない場合に
は、ステップＳ１０７において、『ＣＭを見る』という
スイッチは表示せず、そのまま施設情報を表示し続け
る。

【００２９】ステップＳ１０８において、ユーザの操作
によって、ステップＳ１０６で表示されたスイッチ『Ｃ
Ｍを見る』が選択された場合、ステップＳ１０９におい
て、カーナビゲーション装置１は、通信手段４を用い
て、現在地周辺の基地局３０に、その施設に関するＣＭ
情報４０を要求するＣＭ要求情報を送信する。基地局３
０は、このＣＭ要求情報を受けて、ＣＭ情報データベー
ス３１から、その施設に関する施設情報を読み出し、Ｖ
ＩＣＳのＦＭ多重放送を用いて、カーナビゲーション装
置１に送信する。

【００３０】そして、カーナビゲーション装置１は、ス
テップＳ１１０において、ＶＩＣＳ通信手段３を介し
て、基地局３０からＣＭ情報４０を受信し、表示画面に
表示する。これによって、図６に示すように、例えば、
○○レストランのおすすめメニューや季節限定メニュー
などのＣＭ情報４０が表示される。

【００３１】なお、車両２０の安全な走行を考慮して、
車速センサ１０によって検出される車両２０の速度によ
って、車両２０が走行中か停車中かを判断し、車両２０
が走行中の場合には、音声のみによるＣＭ情報４０を音
声のみで出力したり、ＣＭ情報４０の報知（表示及び音
声出力）を停止したりするよう設定することも可能であ
る。

【００３２】上記の処理によって、ユーザは、デパート
やレストランなどの施設を検索して、その所望の施設に
係る施設情報を見たとき、さらに、基地局３０から受信
できるＣＭ情報４０の存在を知ることができ、スイッチ
『ＣＭを見る』を選択することによって、そのＣＭ情報
４０を受信、閲覧することができるようになる。

【００３３】また、このようにしてカーナビゲーション
装置１に提供されるＣＭ情報４０は、地図情報格納手段
８に格納されている情報とは異なり、広告主の要請など
によって常に最新の情報に更新することが可能であり、
より詳細な情報を用いることが可能である。

【００３４】また、ＣＭ情報４０が複数存在する場合に
は、ステップＳ１０４でＣＭ情報４０の一覧を受信し、
ステップＳ１０８でスイッチ『ＣＭを見る』が選択され
た場合、図７に示すように、各ＣＭ情報４０に対応した
スイッチを表示し、さらなるスイッチの選択によって、
図６に示すようなＣＭ情報４０が表示されるようにす
る。これによって、複数かつ詳細なＣＭ情報４０を提供
することができるようになる。

【００３５】以上、第１の実施の形態によれば、例え
ば、ユーザが車両２０で見知らぬ場所へ行き、施設検索
によって、その場所周辺の名物料理店を検索して、その
飲食店に関する情報を表示画面上に表示させた場合、飲
食店に関する情報と共に、その飲食店のＣＭ情報４０の
存在を示し閲覧を可能とするスイッチ『ＣＭを見る』が
表示される。そして、ユーザがそのスイッチを選択する
ことで、所望の飲食店に関するＣＭ情報４０を閲覧する
ことが可能となり、ユーザは、詳細なＣＭ情報４０を参
照して自分の好みに合った飲食店を探すことが可能とな
る。なお、ＣＭ情報４０として、例えば、スーパーマー
ケットの特売情報やＣＤショップの新作ＣＤ情報、デパ
ートのバーゲン情報など、その施設に関する様々な付加
情報を用いることが可能である。

【００３６】＜第２の実施の形態＞次に、本発明に係る
第２の実施の形態について説明する。図４は、本発明に
係る第２の実施の形態を説明するためのフローチャート
である。まず、ステップＳ２０１において、カーナビゲ
ーション装置１を自動受信モードに設定する。

【００３７】ステップＳ２０２において、カーナビゲー
ション装置１は、通信手段４を用いて、現在地周辺の基
地局３０に、施設に関するＣＭの存在を問い合わせるＣ
Ｍ検索要求情報を送信する。基地局３０は、このＣＭ検
索要求情報を受けて、ＣＭ情報データベース３１に施設
情報が存在する施設を特定する情報（以下、施設特定情
報と呼ぶ）をＶＩＣＳのＦＭ多重放送を用いて、カーナ
ビゲーション装置１に送信する。

【００３８】そして、カーナビゲーション装置１は、ス
テップＳ２０３において、ＶＩＣＳ通信手段３を介し
て、基地局３０から施設特定情報を受信する。カーナビ
ゲーション装置１は、この施設特定情報を参照して、ス
テップＳ２０４において、表示画面上で、施設特定情報
に記載されている施設の表示を変更する。すなわち、施
設情報が存在する施設に関しては、例えば、表示画面上
に表示されているその施設の色を変更したり、施設を点
滅させたりする。また、新たにＣＭ情報４０の存在を検
出した場合には、ＣＭ情報４０の存在を表示画面や音声
（警告音）で通知することも可能である。図８は、自動
受信モードでＣＭ情報の存在を検知した場合に表示され
る表示画面の一例である。

【００３９】なお、あらかじめ、ＣＭ情報４０を受信す
る施設やその施設の種類などを限定することも可能であ
る。すなわち、例えば、ユーザがバーゲンセール中のデ
パートを探したい場合、施設をデパートに限定して設定
しておけば、ＣＭ情報４０が存在するデパートの表示だ
けが、表示画面上で変更される。これによって、ＣＭ情
報４０が存在する多数の施設の中から、特定の施設に関
するＣＭ情報４０のみ、その存在をユーザに通知するこ
とが可能となり、無駄なＣＭ情報４０の通知が行われな
いようにすることができる。

【００４０】また、ＣＭ情報４０が存在する場合には、
カーナビゲーション装置１は、すぐにＣＭ情報４０を受
信し、表示してもよい。これは、特に、上記のように、
ＣＭ情報４０を受信する施設を限定した場合に効果的で
ある。また、ユーザによって施設情報の存在を示す表示
の施設が選択された場合、例えば、図５に示すように、
その施設情報の表示画面上に『ＣＭを見る』というスイ
ッチを表示し、これによって、ユーザによるＣＭ情報４
０の閲覧を可能としてもよい。

【００４１】さらに、第１の実施の形態と同様に、車両
２０の安全な走行を考慮して、車速センサ１０によって
検出される車両２０の速度によって、車両２０が走行中
か停車中かを判断し、車両２０が走行中の場合には、音
声のみによるＣＭ情報４０を音声のみで出力したり、Ｃ
Ｍ情報４０の報知（表示及び音声出力）を停止したりす
るよう設定することも可能である。また、第１の実施の
形態と同様に、ＣＭ情報４０が複数存在する場合には、
ステップＳ２０３で施設特定情報と共にＣＭ情報４０の
一覧を受信し、ユーザによってスイッチ『ＣＭを見る』
が選択された場合、図７に示すように、各ＣＭ情報４０
に対応したスイッチを表示し、さらなるスイッチの選択
によって、ＣＭ情報４０が表示されるようにすることも
可能である。

【００４２】以上、第２の実施の形態によれば、現在地
付近にＣＭ情報４０が存在する施設が現れた場合、その
施設の表示の変更や音声による通知を行って、その施設
にはＣＭ情報４０が存在することをユーザに通知するこ
とが可能となる。また、さらに、ＣＭ情報４０が存在す
る場合に通知を行う施設や施設の種類をあらかじめ限定
しておくことで、ユーザが所望する施設に関するＣＭ情
報４０の存在だけを通知することが可能となる。そし
て、ユーザは、ＣＭ情報４０を閲覧することで、施設に
関するより詳細な情報を得ることが可能となる。なお、
ＣＭ情報４０として、例えば、スーパーマーケットの特
売情報やＣＤショップの新作ＣＤ情報、デパートのバー
ゲン情報など、その施設に関する様々な付加情報を用い
ることが可能である。

【００４３】上記の第１及び第２の実施の形態では、各
基地局３０のＣＭ情報データベース３１に、その周辺に
存在する施設に関するＣＭ情報４０が格納されており、
各基地局３０の通信可能範囲内でのみ、その基地局３０
のＣＭ情報データベース３１内に格納されているＣＭ情
報４０を受信することが可能である。したがって、旅先
などでは、その地方だけで取得可能なローカル情報を得
ることができ、ユーザの旅の面白味を増大させることが
可能となる。

【００４４】一方、各基地局３０間をインターネットや
専用ネットワークで接続して、ネットワークを介して基
地局３０間で情報のやりとりを行うことによって、全国
各地のＣＭ情報４０をユーザに供給することが可能とな
る。また、広告主から施設の広告料を徴収し、車両２０
と基地局３０との間に発生する通信費をこの広告料から
まかなうことにより、ユーザから徴収する通信費を無料
にしたり、安くしたりすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のカーナビゲーション装置を含む情報通
信システム全体の一構成例を示す模式図である。

【図２】本発明のカーナビゲーション装置に係る構成を
示すブロック図である。

【図３】本発明に係る第１の実施の形態を説明するため
のフローチャートである。

【図４】本発明に係る第２の実施の形態を説明するため
のフローチャートである。

【図５】スイッチ『ＣＭを見る』が表示された表示画面
の一例である。

【図６】ＣＭ情報の表示画面の一例である。

【図７】各ＣＭ情報に対応したスイッチが表示された表
示画面の一例である。

【図８】自動受信モードでＣＭ情報の存在を検知した場
合に表示される表示画面の一例である。

【符号の説明】

１カーナビゲーション装置２中央処理手段２ａ経路案内部２ｂ車両情報計算部３ＶＩＣＳ通信手段４通信手段５操作手段６表示手段７音声出力手段８地図情報格納手段９ＧＰＳ受信機１０車速センサ２０車両３０基地局３１ＣＭ情報データベース（データベース）４０ＣＭ情報（施設に関する固有情報）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０９Ｂ 29/00 Ｇ０９Ｂ 29/00 Ｆ 29/10 29/10 ＡＦターム(参考） 2C032 HB02 HB05 HB22 HB23 HB25 HC08 HC13 HC27 HC31 HD03 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC13 AC14 AC18 5B075 KK33 KK37 ND20 5H180 AA01 BB02 BB04 BB05 CC12 EE18 FF05 FF12 FF13 FF14 FF22 FF25 FF27 FF33

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】車両の進路の案内を行うカーナビゲーシ
ョン装置であって、情報を表示する表示手段と、基地局との通信を行い、各施設に固有であり前記施設に
関する固有情報が、前記基地局のデータベース内に存在
するか否かを問い合わせる検索要求情報を送信する送信
手段と、前記基地局から、前記施設に関する前記固有情報が前記
データベース内に存在するか否かを示す検索結果を受信
する受信手段とを有し、受信した前記検索結果を参照して、前記施設に関する前
記固有情報が前記データベース内に存在する場合には、
前記表示手段に前記固有情報の存在を表示するカーナビ
ゲーション装置。
【請求項２】前記施設の選択を行うことを可能とする
操作手段を有し、前記操作手段によって選択された所望の施設に関して、
前記所望の施設に関する固有情報が前記基地局のデータ
ベース内に存在するか否かを前記基地局に問い合わせる
ことを特徴とする請求項１に記載のカーナビゲーション
装置。
【請求項３】前記表示手段に前記固有情報の存在を表
示するため、前記表示手段に表示された地図上における
前記施設の表示方法を変更することを特徴とする請求項
１又は２に記載のカーナビゲーション装置。
【請求項４】前記表示手段に前記固有情報の存在を表
示するため、前記施設に関する情報を表示する表示画面
上に、前記固有情報を閲覧可能とするスイッチを表示
し、前記スイッチが選択された場合には、前記基地局に
前記固有情報を要求する情報を送信し、前記固有情報を
受信して表示することを特徴とする請求項１から３のい
ずれか１つに記載のカーナビゲーション装置。
【請求項５】各施設に固有であり前記施設に関する固
有情報が格納されたデータベースを有する基地局と、車
両に搭載されたカーナビゲーション装置とにより構成さ
れる情報配信システムであって、前記カーナビゲーション装置が、基地局に対して、前記
施設に関する前記固有情報が、前記基地局の前記データ
ベース内に存在するか否かを問い合わせる検索要求情報
を送信し、前記基地局が、前記問い合わせに応じて、前記施設に関
する前記固有情報が前記データベース内に存在するか否
かを検索して、前記検索結果を前記カーナビゲーション
装置に送信し、前記カーナビゲーション装置が、前記検索結果を受信し
て、前記検索結果を参照し、前記施設に関する前記固有
情報が前記データベース内に存在する場合には、前記カ
ーナビゲーション装置の表示手段に前記固有情報の存在
を表示する情報配信システム。
【請求項６】複数の前記基地局をネットワークで接続
し、前記複数の基地局間で、前記データベースに格納さ
れた前記固有情報の送受信を行うことを特徴とする請求
項５に記載の情報配信システム。