JP2003194473A - 排ガス循環式焼結装置 - Google Patents

排ガス循環式焼結装置

Info

Publication number
JP2003194473A
JP2003194473A JP2001393388A JP2001393388A JP2003194473A JP 2003194473 A JP2003194473 A JP 2003194473A JP 2001393388 A JP2001393388 A JP 2001393388A JP 2001393388 A JP2001393388 A JP 2001393388A JP 2003194473 A JP2003194473 A JP 2003194473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
raw material
sintering
sintering process
wind box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001393388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4064105B2 (ja
Inventor
Akira Komori
晃 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2001393388A priority Critical patent/JP4064105B2/ja
Publication of JP2003194473A publication Critical patent/JP2003194473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4064105B2 publication Critical patent/JP4064105B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成品全体の歩留まりを向上させる。 【解決手段】 排ガス循環式焼結装置30において焼結
鉱の原料1は焼結パレット3によって搬送され、点火炉
4によって焼結過程が開始される。焼結過程の後半で発
生する排ガスはウィンドボックス12で回収され、熱交
換器14によって焼結過程の前半で原料1に供給される
空気を昇温する。焼結過程の前半で発生する排ガスはウ
ィンドボックス10で回収され、熱交換器14による熱
交換を行った排ガスと共に凝縮器14による水分除去及
び冷却作用を経て、焼結過程の中間及び後半の原料1に
供給される。焼結過程の中間で発生する排ガスはウィン
ドボックス11で回収され、焼結過程開始前の原料1に
供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガスを循環させ
ながら焼結鉱を製造する排ガス循環式焼結装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高炉装入原料の1つである焼結鉱を製造
するには、一般にドワイトロイド式焼結機が用いられ
る。ドワイトロイド式焼結機を用いる場合、鉱石に石灰
石やコークス粒子を添加して水などのバインダで粒子状
に固めた疑似粒子を原料として使用し、その原料を焼結
パレット内に層状に装入して表面から着火する。そして
原料の焼結過程において、焼結パレットの上方からフー
ドを介して大気を供給したり、焼結パレットの下方に設
けられたウィンドボックスから排ガスを下方に回収した
りする。回収された排ガスは、ウィンドボックス、排ガ
ス煙道、集塵機、脱硫装置、ブロア、煙突へと移送さ
れ、大気中に排出される。焼結過程における原料層内の
燃焼帯は漸次上層部から下層部へと移行し、焼結方法や
原料の成分にもよるが、通常全焼結過程は15〜25分
程度で完了する。
【0003】原料の焼結過程において発生する排ガスに
は、SOx,NOx,CO2など、人体に影響を及ぼす
と考えられる有害物質が含まれる。そのため、環境対策
の観点からは排ガス量の削減が求められる。排ガス量削
減のために従来から取られている対策として、排ガスの
一部を循環ガスフードに吸引し、他の焼結帯や点火用空
気に混入させて再度焼結に利用する、所謂「排ガス循環
方式」がある。
【0004】特開昭52−63801号公報には、上記
排ガス循環方式によって焼結鉱を製造する装置が開示さ
れている。この装置は、後半部の比較的酸素濃度の高い
排ガスを焼結前半部へ循環する際、ガスフードを固定せ
ず伸縮自在とすることで、大規模な処理設備を設けるこ
となく排ガス量を逐次調整することを特徴とする。これ
により、ガスフード内に供給すべき排ガス量と循環使用
される排ガス量とを一致させ、有害物質の発生を抑制す
ることができる。
【0005】一方、上記公報による装置は、排ガスは酸
素濃度が空気よりも低いため排ガス循環を行うと焼結時
間が長くなり、成品歩留まりが低下して生産性の悪化に
つながるという欠点を有する。そこで焼結速度を速くし
て生産性を向上させるため、循環する排ガスに酸素含有
ガスを添加し、酸素濃度が18〜25%となった循環ガ
スを焼結層に供給するという技術が、特開平8−291
342号公報で開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術には成品歩留まりを低下させるもう1つの大きな要
因である排ガス中に含まれる水分について考慮されてい
ない。上述したように、原料である疑似粒子にはバイン
ダとしての水分が含まれており、さらに原料焼結の過程
において疑似粒子に含まれるコークスが燃焼により水分
を生成する。これらの水分は、原料焼結の過程において
焼結パレット内に供給される排ガスや空気によって蒸発
する。しかし、供給される排ガス中に多くの水分が含ま
れていると、原料層に含まれる水分の蒸発が阻害されて
しまい、結果として原料の焼結効率が低下してしまう。
また、原料焼結過程において、燃焼帯が到達する前に十
分な水分蒸発が行われないまま原料が燃焼してしまうと
いう現象が起こり、原料溶融に必要なエネルギーが水分
蒸発のために奪われる。これにより、原料層内昇温特性
が悪化し、成品歩留まりの指標となる保熱指数が減少す
る。
【0007】上記問題は、特に保熱指数や歩留まりの低
い原料上層部において顕著となる。一方原料中層部から
下層部にかけては、上層部において略5〜20分燃焼し
て発生した熱が下方への吸引ガスと共に運搬されるた
め、上層部と比較して保熱指数や歩留まり低下の影響が
少ない。
【0008】ここで保熱指数とは、対象となる物質が1
100℃以上となる時間の総計をいう。1100℃とは
鉄鉱石中にカルシウムフェライトが生成され、鉄鉱石が
溶融し始める温度であり、1100℃以上となる時間が
長いほど焼結状態が良好となるといえる。即ち、保熱指
数が大きくなるほど成品歩留まりが向上する。
【0009】また、循環される排ガスは略200〜30
0℃であり、ブロアで焼結パレット内に単位時間に送風
できる量は常温の場合に比べて減少する。従って、焼結
パレット内に供給される酸素量が低下することになり、
成品歩留まりを向上させることは困難である。
【0010】本発明は以上の問題に鑑みてなされたもの
であり、成品全体の歩留まりを向上させることが可能な
排ガス循環式焼結装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の排ガス循環式焼結装置は、焼結鉱の原料を搬送する焼
結パレットと、前記焼結パレットによって搬送されてい
る前記原料の焼結過程を開始させる点火炉と、前記焼結
パレットによる前記原料の搬送経路に沿って配置されて
おり、前記焼結過程で発生する排ガスを回収する第1の
ウィンドボックスと、前記焼結過程において前記原料に
供給される空気と、前記第1のウィンドボックスによっ
て回収された排ガスとの熱交換を行うための熱交換手段
とを備えていることを特徴とする。
【0012】ここで焼結過程とは、原料が点火炉によっ
て着火されてから焼結が終了するまでの過程と定義す
る。
【0013】焼結過程で発生する排ガスは、大きな熱エ
ネルギーを有する。そこでこの排ガスを回収し、排ガス
の熱エネルギーを利用して熱交換手段によって空気を昇
温し、昇温した空気を焼結過程において原料に供給す
る。これにより、原料上層部から中層部にかけての水分
蒸発を促進し、焼結効率を向上させ、さらには成品全体
の歩留まりを向上させることが可能である。
【0014】本発明の請求項2に記載の排ガス循環式焼
結装置は、請求項1において、前記焼結パレットによる
前記原料の搬送経路に沿って配置されており、前記焼結
過程で発生する排ガスを回収する第2のウィンドボック
スと、前記第2のウィンドボックスで回収され且つ前記
焼結過程において前記原料に供給される排ガスから水分
を除去するための水分除去手段とをさらに備えているこ
とを特徴とする。
【0015】焼結過程で回収された排ガス中に含まれる
水分を除去し、その後原料に供給するため、排ガス中に
水分が多量に存在することによって原料に含まれる水分
の蒸発が阻害され、原料の焼結効率が低下するという問
題を軽減することができる。その結果、成品全体の歩留
まりを向上させることができる。
【0016】本発明の請求項3に記載の排ガス循環式焼
結装置は、請求項2において、前記第2のウィンドボッ
クスで回収され且つ前記焼結過程において前記原料に供
給される排ガスを冷却するための冷却手段をさらに備え
ていることを特徴とする。
【0017】焼結過程で回収された排ガスを冷却し、低
温化することで、高温の排ガスの場合と比較して、原料
に対する単位時間送風量が増加する。多量のガスを原料
に供給することができるので、成品全体の歩留まりをさ
らに向上させることできる。
【0018】本発明の請求項4に記載の排ガス循環式焼
結装置は、請求項2において、前記第1のウィンドボッ
クスによって回収されて前記熱交換手段によって熱交換
が行われた排ガスが、前記水分除去手段によって水分を
除去された後に焼結過程において前記原料に供給される
ように構成されていることを特徴とする。
【0019】回収されて熱交換に利用された排ガスは、
熱交換前と比較して温度・熱エネルギー共に低下する。
このような低温度・低エネルギーの排ガスから水分を除
去することで、排ガス中の水分が原料に含まれる水分の
蒸発を阻害するという問題を軽減することができる。即
ち、熱交換のために利用された排ガスを、成品全体の歩
留まりを向上させるために利用することができる。
【0020】本発明の請求項5に記載の排ガス循環式焼
結装置は、請求項3において、前記第1のウィンドボッ
クスによって回収されて前記熱交換手段によって熱交換
が行われた排ガスが、前記水分除去手段によって水分を
除去され且つ前記冷却手段によって冷却された後に焼結
過程において前記原料に供給されるように構成されてい
ることを特徴とする。
【0021】上記構成によると、請求項4の効果に加
え、排ガスを冷却し、さらに低温化することで、高温の
排ガスの場合と比較して、原料に対する単位時間送風量
が増加する。多量のガスを原料に供給することができる
ので、成品全体の歩留まりをより向上させることが可能
である。
【0022】本発明の請求項6に記載の排ガス循環式焼
結装置は、請求項2〜5のいずれか一項において、前記
焼結パレットによる前記原料の搬送経路に沿って配置さ
れており、前記焼結過程で発生する排ガスを回収する第
3のウィンドボックスと、前記第3のウィンドボックス
によって回収された排ガスが、前記点火炉よりも上流に
おいて焼結過程の開始前の前記原料に供給されるように
構成されていることを特徴とする。
【0023】焼結過程で発生する排ガスは、大きな熱エ
ネルギーを有する。その排ガスを回収して焼結過程開始
前の原料に供給することで、排ガスの熱エネルギーを利
用して原料に含まれる水分を焼結過程の開始前に蒸発さ
せ、焼結過程で水分蒸発に費やされるエネルギーを減少
させることができる。これにより、原料上層部における
歩留まりを向上させることができ、成品全体のさらなる
歩留まり向上が期待できる。
【0024】本発明の請求項7に記載の排ガス循環式焼
結装置は、請求項6において、前記第1のウィンドボッ
クスが前記焼結過程の後半で発生する排ガスを回収し、
前記第2のウィンドボックスが前記焼結過程の前半で発
生する排ガスを回収し、前記第3のウィンドボックスが
前記焼結過程の中間で発生する排ガスを回収すると共
に、前記第1のウィンドボックスによって回収された排
ガスと前記熱交換手段によって熱交換された空気が前記
焼結過程の前半において前記原料に供給され、前記第2
のウィンドボックスで回収された排ガスが前記焼結過程
の中間及び後半の少なくともいずれか一方において前記
原料に供給されるように構成されていることを特徴とす
る。
【0025】ここで焼結過程の前半・中間・後半とは、
焼結過程において発生する排ガスの性質から区別される
ものである。焼結過程前半における排ガスは比較的多く
の水分を含み、焼結終了前の後半における排ガスは原料
下層部まで焼結が進んでいるため、焼結過程全体におい
て温度が比較的高い。焼結過程中間は、前半と後半との
間の段階を指す。本発明では、焼結パレットにおいて点
火炉より下流の長さを略3など分し、点火炉から下流方
向に、前半・中間・後半と定義する。
【0026】上記構成によると、焼結過程全体において
温度が比較的高い焼結過程の後半で発生する排ガスを第
1のウィンドボックスで回収し、その大きな熱エネルギ
ーを利用して熱交換手段によって空気を効率良く昇温さ
せることができる。そして昇温された空気を焼結過程前
半の原料に供給することで、原料上層部から中層部にか
けての水分蒸発が促進され、焼結効率を効果的に向上さ
せることができる。
【0027】焼結過程の前半で発生する排ガスは、常温
である中層から下層の原料の水分を蒸発させるために熱
エネルギーを奪われるので、焼結過程全体において温度
・熱エネルギー共に低い。この低温度・低エネルギーの
排ガスを水分除去手段によって水分を除去することで、
排ガスが多くの水分を含有することによって原料に含ま
れる水分の蒸発が阻害され、原料の焼結効率が低下する
という問題を軽減することができる。また、冷却手段に
よって排ガスを冷却することで、低温化して、高温の排
ガスの場合と比較して、原料に対する単位時間送風量が
増加する。また、排ガスを水分除去及び/又は冷却した
後焼結過程の中間及び後半の少なくともいずれか一方に
おいて原料に供給することで、特に焼結過程の後半にお
ける保熱指数が増加し、成品全体の歩留まりを向上させ
ることが可能である。
【0028】また、さらに焼成過程の中間で発生する排
ガスを第3のウィンドボックスで回収し、それを焼結過
程の開始前の原料に供給することで、原料に含まれる水
分を焼結過程の開始前に蒸発させ、焼結過程で水分蒸発
に費やされるエネルギーを減少させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図1を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実
施形態に係る排ガス循環式焼結装置を示す概略構成図で
ある。
【0030】先ず、焼結鉱の原料1である疑似粒子は、
原料投入装置2によって連続的に焼結パレット3内に供
給され、厚さ略600mmの層状となって焼結パレット
3内に配置される。ここで原料1としては、例えば鉱石
に石灰石やコークス粒子を添加してバインダで粒子状に
固めた疑似粒子が用いられる。また、鉱石と石灰石やコ
ークス粒子とを接着するバインダとして水が用いられ
る。しかし焼結の際、このバインダとしての水分は、蒸
発するとき潜熱として発熱エネルギーの一部を奪うた
め、焼結効率を低下させる要因となる。そこで、パルプ
などの潜熱が水に比べて小さい簡易接着剤を水と共にバ
インダとして添加し、水分量を調節するのが好ましい。
【0031】原料1が焼結パレット3内に積載された
後、原料投入側のスプロケット20を図1に示す矢印方
向に回転させると、焼結パレット3内に層状に配置され
た原料1は低速度で排鉱部16側へと搬送されていく。
点火炉4は、焼結パレット3によって搬送されている原
料1を上面から着火し、原料1の焼結過程を開始させ
る。そして焼結過程が進行すると共に、原料1の燃焼帯
は漸次上層部から下層部へと移行し、原料の成分などに
もよるが、全焼成過程は通常15〜25分程度で完了し
て、焼結鉱が完成する。
【0032】焼結パレット3の原料搬送経路の上流から
下流に沿って、焼結過程で発生する排ガスを回収するた
めのウィンドボックス10,11,12が配置されてい
る。これらウィンドボックスは、本実施形態においては
計4つ、焼結パレット3の下方に並設されている。
【0033】なお、焼結パレット3の最上流に設けられ
たウィンドボックス9は、点火炉4よりも上流に位置し
ており、これにより回収された排ガスは、排ガス導入管
を通って、集塵機17、脱硫装置18、ブロア15、及
び煙突19を介して大気中へと排出される。その他3つ
のウィンドボックス10,11,12は、点火炉4で焼
結過程が開始された後の下流側に設置されている。
【0034】また、焼結パレット3内に排ガスや空気を
供給するものとして、複数のフード5,6,7,8が焼
結パレット3の原料搬送経路の上流から下流に沿って、
焼結パレット3上方に並設されている。
【0035】なお、原料1の焼成過程とは、原料1が点
火炉4で着火されてから焼結が終了するまでの過程と定
義する。また焼成過程の前半・中間・後半とは、焼結過
程において発生する排ガスの性質から区別されるもので
ある。前半における排ガスは比較的多くの水分を含み、
焼結終了前の後半における排ガスは原料1下層部まで焼
結が進んでいるため、焼結過程全体において温度が比較
的高い。焼結過程中間は、前半と後半との間の段階を指
す。本実施形態においては、焼結パレット3において点
火炉4より下流の長さを略3等分し、点火炉から下流方
向に、前半・中間・後半と定義する。つまり本実施形態
では、焼結パレット3に沿って、焼成過程の前半にフー
ド6及びウィンドボックス10、焼成過程の中間にフー
ド7及びウィンドボックス11、焼成過程の後半にフー
ド8及びウィンドボックス12が夫々設置されている。
【0036】最も下流側に設置されたウィンドボックス
12は、焼結過程の後半で発生する排ガスを回収する。
回収された排ガスは、熱交換手段としての熱交換器13
によって、焼結過程の前半において原料1に供給される
空気との交換に利用され、空気を昇温させる。熱交換器
13によって昇温された空気は、フード6から焼結パレ
ット3内に上方から送入され、焼結過程前半の原料1に
供給される。
【0037】上記のようにウィンドボックス12によっ
て回収され且つ熱交換に利用された排ガスは、点火炉4
より下流側第1番目に設置されたウィンドボックス10
によって回収された焼結過程の前半で発生する排ガスと
混流され、共に水分除去手段及び冷却手段としての凝縮
器14によって、水分除去及び冷却される。水分除去及
び冷却された排ガスは、ブロア15を介して、フード
7,8から焼結パレット3内に上方から送入される。こ
れらフード7,8は、夫々焼結パレット3において焼結
過程の中間及び後半に相当する位置に設置されており、
これらによって焼結過程中間及び後半における原料1に
排ガスが供給される。
【0038】また、焼結パレット3において、焼成過程
の中間に相当する位置に設置されているウィンドボック
ス11は、焼結過程の中間で発生する排ガスを回収す
る。回収された排ガスは、点火炉4よりも上流側に位置
するフード5によって、上方から焼結パレット3内に送
入される。即ち、焼結過程中間において回収された排ガ
スは、焼結過程が開始する前の原料1に供給される。
【0039】以上のように、焼結パレット3に設置した
フード5,6,7,8やウィンドボックス9,10,1
1,12を用い、焼結パレット3上方から空気や排ガス
を供給したり、下方からガスを回収したりしながら焼結
過程が進行する。そして焼結が終了した焼結鉱は、排鉱
部16に投下される。
【0040】本実施形態の排ガス循環式焼結装置30
は、図1に示すように、焼結過程の後半で発生する排ガ
スをウィンドボックス12で回収し、熱交換器13によ
って焼結過程の前半に供給する空気を昇温する。焼結過
程の後半で発生する排ガスは原料1下層部まで焼結が進
んでいるため、焼結過程全体において温度が比較的高
い。この排ガスの持つ大きな熱エネルギーを利用して、
熱交換手段によって空気を効率良く昇温させることがで
きる。そして昇温した空気を焼結過程前半の原料1に供
給することで、原料1上層部から中層部にかけての水分
蒸発が促進され、焼結効率を効果的に向上させることが
できる。
【0041】また、本実施形態の排ガス循環式焼結装置
30は、ウィンドボックス12によって回収され且つ熱
交換に利用された排ガスを、点火炉4より下流側第1番
目に設置されたウィンドボックス10によって回収され
た焼結過程の前半で発生する排ガスと混流し、凝縮器1
4によって、水分除去及び冷却する。そして水分除去及
び冷却された排ガスを焼結過程中間及び後半において原
料1に供給する。ここで、熱交換に利用された排ガスは
熱交換前と比較して温度・熱エネルギー共に低下する。
一方、焼結過程の前半で発生する排ガスは、原料層の略
60%が常温であり、且つ多くの水分を含有するため上
層から下層へ通過するときに多くの熱エネルギーを奪わ
れる。よって、焼結過程の前半で発生する排ガスはもま
た、焼結過程全体において温度・熱エネルギー共に低
い。そこで、これら低温・低エネルギーの排ガスを混流
し、凝縮器14によって水分除去及び冷却した後、焼結
過程中間及び後半における原料1に供給することで、特
に焼結過程の後半における保熱指数が増加し、成品全体
の歩留まりを向上させることが可能となる。より具体的
には、凝縮器14によって排ガスの水分が除去されるこ
とで、排ガスに含まれる水分が原料1に含まれる水分の
蒸発を阻害し、原料1の焼結効率を低下させるという問
題を軽減することができる。またさらに、凝縮器14に
よって排ガスの温度が低下するので、ブロア15などを
用いて焼結パレット3内の原料1に単位時間に送風でき
る量が、高温の場合に比べて増加する。このように多量
のガスを原料に供給するのは、成品全体の歩留まりを向
上させるのに効果的である。
【0042】また、本実施形態の排ガス循環式焼結装置
30は、焼結過程の中間で発生する排ガスをウィンドボ
ックス11によって回収し、回収した排ガスを焼結過程
が開始する前の原料1に供給する。焼結過程の中間で発
生する熱エネルギーを有する排ガスを焼結過程の開始前
の原料1に供給することで、原料1に含まれる水分を焼
結過程の開始前に蒸発させ、焼結過程で水分蒸発に費や
されるエネルギーを減少させることができる。つまり、
焼結過程で発生する排ガスの持つ熱エネルギーを有効利
用し、原料1に含まれる水分量を焼結過程の開始前に低
減させることで、原料1上層部における歩留まりを向上
させることができ、成品全体のさらなる歩留まり向上を
期待することができる。
【0043】なお、本発明に係る排ガス循環式焼結装置
は上記の形態に限定されるものではなく、以下のような
形態をとることもできる。 (1)本実施形態においては点火炉4から焼結パレット
3の終端にかけて3等分するようにフード6,7,8及
びウィンドボックス10,11,12が3つずつ上方及
び下方に並設されているが、3つずつ並設されていない
場合はそれらを略3等分するようにして考える。こうす
ることで本発明による効果を良好に得ることが可能であ
る。 (2)本実施形態においてはフード5,6,7,8、ウ
ィンドボックス9,10,11,12が夫々独立してい
るが、連結したものであってもよい。 (3)ウィンドボックス12で回収され且つ熱交換器1
3で熱交換が行われた排ガスと、ウィンドボックス10
で回収された排ガスとを混流させなくてもよい。つま
り、夫々をそのまま焼結パレット3内へ循環させてもよ
いし、凝縮器14などを介して原料1に供給させてもよ
い。 (4)熱交換器13で熱交換に利用される排ガスは、ウ
ィンドボックス12から回収されたものに限定されな
い。燃焼過程で発生する大きな熱エネルギーを有する排
ガスであれば、ウィンドボックス10,11などから回
収されたものであってもよい。 (5)本実施形態の凝縮器14は、水分除去機能及び冷
却機能を有するが、凝縮器14の代わりとして、水分除
去機能又は冷却機能のみ有する機器を用いてもよい。た
だし、水分除去機能のみを有する機器を用いる場合は、
排ガス温度を下げることによる送風量増加の効果が得ら
れず、冷却機能のみを有する機器を用いる場合は、排ガ
スを水分除去することによる原料1の水分蒸発阻害を抑
制する効果が得られない。また、凝縮器14を用いず、
即ち回収された排ガスの水分除去及び冷却共に行わず、
そのまま排ガスを原料1に供給してもよいが、この場
合、焼結効率を下げてしまう場合がある。 (6)点火炉4よりも上流側に位置するフード5を設け
なくてもよいが、焼結効率を高めるには設けるのが効果
的である。また、フード5から原料1に供給される排ガ
スは、ウィンドボックス11で回収されたものに限定さ
れず、ウィンドボックス10,12で回収されたもので
あってもよい。 (7)熱交換器13及び冷却器14を適宜排ガス循環経
路に設けてよい。例えば、焼結過程の中間や後半におい
ても原料1に空気を供給し、その空気を熱交換器13に
よって昇温させてよい。 (8)ブロア15、流量調整弁などを適宜必要に応じて
必要な個所に設けてよい。
【0044】
【実施例】以下、本発明に係る排ガス循環式焼結装置を
検証するために行った実験について述べる。図2は、従
来技術による排ガス循環式焼結装置と上記本発明の一実
施形態における排ガス循環式焼結装置10とにおける原
料焼成時間と温度との関係を示す。図3は、従来技術に
よる排ガス循環式焼結装置と上記本発明の一実施形態に
係る排ガス循環式焼結装置10とにおける保熱指数を示
す。
【0045】先ず図2に関しては、焼結パレット3内に
原料1を略600mmの層状に積層して焼成し、原料1
層の表面から100mm,200mm,300mm,4
00mm,500mmと、上層から下層へかけて100
mm毎の位置における温度分布を調べた。X軸は焼成時
間、Y軸は焼成温度であり、実線が本発明に係る排ガス
循環式焼結装置、破線が従来技術による排ガス循環式焼
結装置における結果を示す。
【0046】図2に示すように、原料1層表面から10
0mm,200mm,300mmの位置におけるY軸の
焼成温度分布の範囲は、本発明に係る排ガス循環式焼結
装置の方が従来技術のものよりも広い。このことから、
本発明に係る排ガス循環式焼結装置によると、原料1上
層部から中層部の焼結効率が向上することが判る。これ
は、本発明において熱交換器13によって昇温された空
気を焼結過程前半の原料1に供給するためであると考え
られる。
【0047】また前述のように、本発明では点火前の原
料1上層部の水分蒸発を促進するため、原料装入から点
火までの間の原料1に排ガスを供給する。よって焼結過
程開始前の原料1に排ガスの余剰熱を付与された領域が
存在することになるので、従来のものと比べて焼成が遅
れる。しかしながら、排ガスの熱エネルギーによって原
料1に含まれる水分が焼結過程開始前に除去されるため
焼結効果が高まり、焼成終了時間は従来のものとほぼ同
じである。例えば、表面から500mmの位置に関する
結果に示されているように、原料1における燃焼帯が下
層部まで到達したときの焼成時間は、従来のものと本発
明によるものとは同程度である。つまり、結果的には燃
焼時間に基づく生産性は悪化していないといえる。
【0048】次いで、図3に示すように、保熱指数に関
しては、本発明に係る排ガス循環式焼結装置の方が従来
技術によるものと比較して略6%増加した。これは、本
発明において回収した排ガスを凝縮器14などによって
水分除去するためであると考えられる。またさらに、凝
縮器14などによる冷却作用によって排ガスを低温化す
ることで、原料1に供給する送風量を増加させることが
できるためであると考えられる。また上述のように、保
熱指数の増加は成品全体の歩留まり向上を意味する。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成される
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0050】焼結過程で発生する大きな熱エネルギーを
有する排ガスを回収し、熱交換手段によって空気を昇温
し、焼結過程において高温の空気を原料に供給すること
で、原料上層部から中層部にかけての水分蒸発を促進
し、焼結効率を向上させる。
【0051】また、焼結過程で回収された排ガス中に含
まれる水分を除去し、その後原料に供給するため、排ガ
ス中に水分が多量に存在することによって原料に含まれ
る水分の蒸発が阻害され、原料の焼結効率が低下すると
いう問題を軽減することができる。
【0052】また、焼結過程で回収された排ガスを冷却
し、低温化することで、高温の排ガスの場合と比較し
て、原料に対する単位時間送風量を増加させることがで
きる。
【0053】また、焼結過程で発生する大きな熱エネル
ギーを有する排ガスを回収して焼結過程開始前の原料に
供給することで、原料に含まれる水分を焼結過程の開始
前に蒸発させ、焼結過程で水分蒸発に費やされるエネル
ギーを減少させることができる。
【0054】また、以上の処理を焼結過程において組み
合わせて行うことにより、成品全体における歩留まりを
効果的に向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排ガス循環式焼結装
置を示す概略構成図である
【図2】従来技術による排ガス循環式焼結装置と本発明
の一実施形態に係る排ガス循環式焼結装置とにおける原
料焼成時間と温度との関係を示すグラフである。
【図3】従来技術による排ガス循環式焼結装置と本発明
の一実施形態に係る排ガス循環式焼結装置とにおける保
熱指数を示すグラフである。
【符号の説明】
1 原料 2 原料投入装置 3 焼結パレット 4 点火炉 5,6,7,8 フード 9 ウィンドボックス 10 ウィンドボックス(第2のウィンドボックス) 11 ウィンドボックス(第3のウィンドボックス) 12 ウィンドボックス(第1のウィンドボックス) 13 熱交換器(熱交換手段) 14 凝縮器(水分除去手段・冷却手段) 15 ブロア 16 排鉱部 17 集塵機 18 脱硫装置 19 煙突 20 スプロケット 30 排ガス循環式焼結装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結鉱の原料を搬送する焼結パレット
    と、 前記焼結パレットによって搬送されている前記原料の焼
    結過程を開始させる点火炉と、 前記焼結パレットによる前記原料の搬送経路に沿って配
    置されており、前記焼結過程で発生する排ガスを回収す
    る第1のウィンドボックスと、 前記焼結過程において前記原料に供給される空気と、前
    記第1のウィンドボックスによって回収された排ガスと
    の熱交換を行うための熱交換手段とを備えていることを
    特徴とする排ガス循環式焼結装置。
  2. 【請求項2】 前記焼結パレットによる前記原料の搬送
    経路に沿って配置されており、前記焼結過程で発生する
    排ガスを回収する第2のウィンドボックスと、 前記第2のウィンドボックスで回収され且つ前記焼結過
    程において前記原料に供給される排ガスから水分を除去
    するための水分除去手段とをさらに備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の排ガス循環式焼結装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のウィンドボックスで回収され
    且つ前記焼結過程において前記原料に供給される排ガス
    を冷却するための冷却手段をさらに備えていることを特
    徴とする請求項2に記載の排ガス循環式焼結装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のウィンドボックスによって回
    収されて前記熱交換手段によって熱交換が行われた排ガ
    スが、前記水分除去手段によって水分を除去された後に
    焼結過程において前記原料に供給されるように構成され
    ていることを特徴とする請求項2に記載の排ガス循環式
    焼結装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のウィンドボックスによって回
    収されて前記熱交換手段によって熱交換が行われた排ガ
    スが、前記水分除去手段によって水分を除去され且つ前
    記冷却手段によって冷却された後に焼結過程において前
    記原料に供給されるように構成されていることを特徴と
    する請求項3に記載の排ガス循環式焼結装置。
  6. 【請求項6】 前記焼結パレットによる前記原料の搬送
    経路に沿って配置されており、前記焼結過程で発生する
    排ガスを回収する第3のウィンドボックスと、 前記第3のウィンドボックスによって回収された排ガス
    が、前記点火炉よりも上流において焼結過程の開始前の
    前記原料に供給されるように構成されていることを特徴
    とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の排ガス循環
    式焼結装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のウィンドボックスが前記焼結
    過程の後半で発生する排ガスを回収し、前記第2のウィ
    ンドボックスが前記焼結過程の前半で発生する排ガスを
    回収し、前記第3のウィンドボックスが前記焼結過程の
    中間で発生する排ガスを回収すると共に、 前記第1のウィンドボックスによって回収された排ガス
    と前記熱交換手段によって熱交換された空気が前記焼結
    過程の前半において前記原料に供給され、前記第2のウ
    ィンドボックスで回収された排ガスが前記焼結過程の中
    間及び後半の少なくともいずれか一方において前記原料
    に供給されるように構成されていることを特徴とする請
    求項6に記載の排ガス循環式焼結装置。
JP2001393388A 2001-12-26 2001-12-26 排ガス循環式焼結装置 Expired - Fee Related JP4064105B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393388A JP4064105B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 排ガス循環式焼結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393388A JP4064105B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 排ガス循環式焼結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003194473A true JP2003194473A (ja) 2003-07-09
JP4064105B2 JP4064105B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=27600399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001393388A Expired - Fee Related JP4064105B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 排ガス循環式焼結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4064105B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007270202A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Kobe Steel Ltd 排ガス循環方式焼結操業方法およびその装置
JP2010132946A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Jfe Steel Corp 焼結機
KR101330535B1 (ko) 2011-09-29 2013-11-18 현대제철 주식회사 소결기용 배출가스 처리장치 및 그 처리방법
KR101421896B1 (ko) 2013-05-20 2014-07-22 주식회사 포스코 배가스 순환설비를 이용한 소성풍량 제어 시스템
CN105066702A (zh) * 2015-09-17 2015-11-18 山东钢铁股份有限公司 一种封闭移动环形容器取热风预热烧结点火空气方法
KR101862152B1 (ko) 2016-12-12 2018-05-31 주식회사 포스코 소결광 제조 설비 및 이를 이용한 소결광 제조 방법
CN112944902A (zh) * 2021-02-01 2021-06-11 高帅 一种便于余温再利用的烧结炉及其利用方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007270202A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Kobe Steel Ltd 排ガス循環方式焼結操業方法およびその装置
JP2010132946A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Jfe Steel Corp 焼結機
KR101330535B1 (ko) 2011-09-29 2013-11-18 현대제철 주식회사 소결기용 배출가스 처리장치 및 그 처리방법
KR101421896B1 (ko) 2013-05-20 2014-07-22 주식회사 포스코 배가스 순환설비를 이용한 소성풍량 제어 시스템
CN105066702A (zh) * 2015-09-17 2015-11-18 山东钢铁股份有限公司 一种封闭移动环形容器取热风预热烧结点火空气方法
KR101862152B1 (ko) 2016-12-12 2018-05-31 주식회사 포스코 소결광 제조 설비 및 이를 이용한 소결광 제조 방법
CN112944902A (zh) * 2021-02-01 2021-06-11 高帅 一种便于余温再利用的烧结炉及其利用方法
CN112944902B (zh) * 2021-02-01 2023-05-30 湖北中超化工科技有限公司 一种便于余温再利用的烧结炉及其利用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4064105B2 (ja) 2008-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4536211A (en) Waste gas circulation method and system for sintering apparatus
CN101949650B (zh) 一种烧结矿石物料产生的烟气的处理方法
JP5088919B2 (ja) セメント焼成装置及び廃棄物の処理方法
JP4350765B2 (ja) セメント焼成設備の二酸化炭素の回収方法及び回収装置
US4168951A (en) Method of sintering and apparatus for carrying out the method
JP2009523912A (ja) 焼結装置における焼結のためのプロセス
JP4064105B2 (ja) 排ガス循環式焼結装置
JP2007261886A (ja) セメント焼成設備における排ガスの処理方法及び処理装置
TWI722316B (zh) 污泥之處理方法及水泥製造系統
JP2001323326A (ja) 焼結機の操業方法
JP2005060762A (ja) 鉄鉱石ペレットの製造方法および製造装置
US4371150A (en) Sintering plant
US4321085A (en) Method of sintering pellets
JPH0814763A (ja) 焼結鉱製造方法
JPH1160299A (ja) フライアッシュの改質方法
CN109844435B (zh) 废气处理装置和处理方法
US3653645A (en) Method and furnace for heat treating materials
JP2009243874A (ja) ボイラ装置及びその運転方法
CN108885059A (zh) 具有单独的携带流式煅烧炉的、用于制造水泥熟料的设备
CN106338189A (zh) 烘干系统
CN211823775U (zh) 一种超低排放的链篦机-回转窑-环冷机
RU2274665C1 (ru) Способ термообработки окатышей
JP2016150293A (ja) 水銀回収システム及び水銀回収方法
EP0141890B1 (en) Waste gas circulation method and system for sintering apparatus
JP2010126774A (ja) 焼結鉱の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040401

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Effective date: 20071017

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071226

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees