JP2003193952A - 発電機一体形水車 - Google Patents

発電機一体形水車

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JP2003193952A JP2001393370A JP2001393370A JP2003193952A JP 2003193952 A JP2003193952 A JP 2003193952A JP 2001393370 A JP2001393370 A JP 2001393370A JP 2001393370 A JP2001393370 A JP 2001393370A JP 2003193952 A JP2003193952 A JP 2003193952A
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casing
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rotor yoke
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Akio Shima
昭夫 島
Yuji Tanaka
雄司 田中
Yukihisa Fujita
幸央 藤田
Shinichi Takahashi
伸一 高橋
Hide Watabe
秀 渡部
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転数を上げ、配管中で使用され、ビルで使用
される電力の一部を賄う発電量が得られる発電機一体形
水車を提供する。 【解決手段】円筒形状を有するケーシング1と、ケーシ
ング1の軸心方向に配置したステータ6及びステータ6
を保持するステータ保持部材13a、13bと、ステー
タ保持部材13a、13bをケーシング1に固定するス
テータ保持部固定部材28a、28bと、ステータ6の
外側の円筒状のロータヨーク8と、ロータヨーク8の外
側にあり、ケーシング1を通過する流体22によってロ
ータヨーク8と共に回転される少なくとも一段以上の羽
根14a、…とを備え、一段以上の各羽根の上流側に、
ケーシング1の周方向に複数のガイドベーン11a…を
設けたことを特徴とする発電機一体形水車である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機一体形水車
に係り、ビル建物において空調機に用いられる循環水を
利用し、その循環水の落差を利用して羽根を回転させる
ことにより電力を発生させる発電機一体形水車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発電機一体型水車装置の小型化および構
造の簡素化を図った技術が、特開平5−111216号
公報に開示されている。この場合においては、内部が流
体の通路と連通するケーシングと、ケーシングの内側に
設けたステータと、ステータの内部に羽根を具備したロ
ータヨークが配設され、流体が流れることにより羽根を
具備したロータヨークが回転し、電圧を発生させて発電
するものである。
【0003】また、特開平10−225075号公報に
開示されている技術は、中空軸の外周に複数極の発電子
を軸心と平行に長手に形成して設け、これを固定軸とす
ると共に、前記発電子からの電線を中空軸を通じて引き
出し、該発電子に対応する複数の磁石を内周壁に設ける
と共に、外周壁には一組以上のプロペラを1体化して外
筒を回転させるように軸受を介して設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の特開平5−
111216号公報開示の技術では、ステータの内側に
回転体である羽根を具備したロータヨークが配置されて
いることから、羽根の外径がステータの内径よりも小さ
くなる。このため、羽根が受ける回転力が少なくなり、
回転数を上げることができず、例えば、ビル内部で使用
する電力の一部を賄える有効な発電量が得られないとい
う問題があった。
【0005】特開平10−225075号公報に開示さ
れている技術は、ステータの外側に回転体である羽根を
具備してロータヨークが設けられ、回転数を上げること
ができるが、河川及び海中の流体の流れ中に入れて使用
するもので、流体の流れの方向に正確に、且つ敏速に追
従して作動するように構成されているもので、配管中に
固定して使用することは考慮していないという問題があ
った。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、回転数を十分に上げるこ
とが可能であり、かつ、配管中に固定して使用され、ビ
ル内部で使用される電力の一部を賄える有効な発電量が
得られる発電機一体形水車を提供することをその目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る発電機一体形水車の構成の一つは、内
部が流体通路となっている円筒形状を有するケーシング
と、前記ケーシングの軸心方向に沿わせて配置したステ
ータ及び該ステータを保持するステータ保持部材と、該
ステータ保持部材を前記ケーシングに固定するステータ
保持部固定部材と、前記ステータの外側に水中軸受によ
り回転可能に配設されている円筒状のロータヨークと、
該ロータヨークの外側に設けられ、前記ケーシングの内
部を通過する流体によってロータヨークと一体に回転さ
れる少なくとも一段以上の羽根とを具備し、該一段以上
の各羽根の上流側に、前記ケーシングの周方向に複数の
ガイドベーンを設けたことを特徴とする発電機一体形水
車である。
【0008】前項に記載の発電機一体形水車において、
前記ステータ及びステータ保持部材の前記ケーシングの
軸心方向に中空軸を設け、該中空軸にステータを固着す
ると共に、該中空軸を流体の通路としたことを特徴とす
る発電機一体形水車である。前項に記載の発電機一体形
水車において、前記ステータ保持部材及びステータ保持
部固定部材に中空部を設け、これらの中空部を通じてス
テータからの電線を引き出すようにしたことを特徴とす
る発電機一体形水車である。前項に記載の発電機一体形
水車において、前記ガイドベーンは、前記ケーシングの
軸心に平行な面で二っ割構造とした円筒状のガイドベー
ン保持部に固定されていることを特徴とする発電機一体
形水車である。前項に記載の発電機一体形水車におい
て、前記ケーシングと前記ロータヨークとの間にすべり
軸受を設けたことを特徴とする発電機一体形水車であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態に係る発電
機一体型水車を図1を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施の形態に係る発電機一体型水車の断面図であ
る。図1において、ケーシング1は、その中央部が径大
部となっている円筒状の中間ケーシング部1bと、図示
しない流体配管と接続するため入口部フランジ29aを
有する流入口2を備える入口ケーシング部1aと、流体
配管と接続するための出口部フランジ29bを有する出
口ケーシング部1cとから構成されている。前記ケーシ
ング1の材質は、例えばアルミダイカスト合金を用い
る。
【0010】入口ケーシング部1aは、流体の流れの方
向に拡大され、円筒状の中間ケーシング部1bとほぼ同
一径となり、該同一径部においてフランジ部18aを設
け、該フランジ部18aにおいてOリング状の弾性体1
9aを介して円筒状の中間ケーシング部1bとボルト結
合されている。同様に、出口ケーシング部1bは、流体
の流れと反対方向に向かって拡大され、円筒状の中間ケ
ーシング部1bとほぼ同一径となり、該同一径部におい
てフランジ部18bを設け、該フランジ部18bにおい
てOリング状の弾性体19bを介して円筒状の中間ケー
シング部1bとボルト結合されている。
【0011】また、入口ケーシング部1aの内側には、
ステータ6を保持するステータ保持部材13aが設けら
れ、該ステータ保持部材13aがステータ保持部固定部
材28aにより、前記入口ケーシング部1aに一体的に
結合されている。前記ステータ保持部固定部材28a
は、図示では2本設けられ、そのうち一本は中空となっ
ている。該中空部材の機能については後述する。同様
に、出口ケーシング部1cには、複数本のステータ保持
部固定部材28bが設けられ、該ステータ保持部固定部
材28bによりステータ保持部材13bが一体的に結合
させている。
【0012】ステータ保持部材13aにはケーシング1
の軸方向に連通する流体の連通路24a、ステータ保持
部材13bには前記ケーシング1の軸心方向に連通する
流体の連通路24bが設けられている。前記両連通路2
4a、24bを連通させるため、前記両連通路24a、
24bと同一径の連通路25を内有する固定軸7が前記
ケーシング1の軸方向に設けられている。前記固定軸7
はステータ保持部材13a、13b内に所定の位置にお
いて嵌合させて保持すると共に、前記固定軸7とステー
タ保持部材13a、13bとの隙間をシールし、流体漏
れを防ぐため、弾性体26が配設されている。
【0013】円筒状の中間ケーシング部1bは、その内
側に円筒状のガイドベーン保持部16が配設されてお
り、さらに、該ガイドベーン保持部16の内側にはガイ
ドベーン11a、11b、11cがケーシング1の軸方
向に多段に配設されている。この場合、多段に配設され
ているガイドベーン11a、11b、11cの組立性を
考慮して、前記ガイドベーン保持部16がケーシング1
の軸心に平行な面で二っ割構造となっている。
【0014】円筒状のガイドベーン保持部16の軸方向
端面は、入口部ケーシング1aのフランジ18aに設け
た嵌合部17a、出口部ケーシング1cのフランジ18
aに設けた嵌合部17bに嵌合して、固定されている。
【0015】ステータ6は、円筒状をなすステータコア
4と該ステータコア4に巻線された3相巻線のステータ
コイル5とから成っている。前記ステータ6は、ステー
タ保持部材13a、13b内で固定軸7に所定の位置に
おいて固着されている。なお、ステータコイル5から電
気配線23は、ステータ保持部材13aに中空部分を設
け、該中空部分と前述のステータ保持部固定部材28a
の内、中空となっている1本内を通り、外部と通電させ
るようになっている。
【0016】また、ステータ6の外周には電気を絶縁す
るためのカン20が配設されている。該カン20はステ
ータ保持部材13a、13bにOリング状の弾性体21
を介して嵌合されて保持されている。カン20を用いな
い場合は、前記ステータ6の外表面に電気絶縁用コーテ
ィングをしても差し支えない。
【0017】ロータ10は、ステータ保持部材13a、
13bに水中軸受12により回転可能に支持されている
ロータヨーク8を有し、該ロータヨーク8は、ステータ
6の外側に配設されており、その内側に3相巻線のステ
ータコイル5に回転磁界を与えるロータマグネット9
と、外側に流下する流体によって回転する多段の羽根1
4a、14b、14cとを備えている。
【0018】ロータヨーク8の外周部で、且つ前記ケー
シング1の中間部1bの内周側には、上流側よりみて、
一段目、二段目、三段目の羽根14a、14b、14c
が、それぞれ数枚の板材により構成され、前記羽根14
aの上流側直近に一段目のガイドベーン11aを設置
し、前記羽根14bの上流側直近に二段目のガイドベー
ン11bを設置し、前記羽根14cの上流側直近に三段
目のガイドベーン11cを設置されている。
【0019】ロータマグネット9の材質は、例えばフェ
ライト磁石およびネオジ磁石を用いている。また、ロー
タマグネット9の表面には錆の発生を防止したコーティ
ングが施されている。これらロータヨーク8とロータマ
グネット9により構成されているロータ10は、ステー
タ6の外側にロータ10を設置したアウターロータ方式
構造となっている。
【0020】水中軸受12はシリコンカーバイド等のセ
ラミックを用いたすべり軸受とした。水中軸受12はケ
ーシング1内を通過する流体22により潤滑されてい
る。したがって、カン20とロータヨーク8の間の空間
27は水中軸受12から漏れる流体22で満たされるよ
うになっている。
【0021】図1に示す構成の発電機一体形水車を使用
する場合を説明する。同期発電機の例を説明する。発電
機一体形水車をビル建物における空調設備の配管のう
ち、高い落差のある部分の下部に設置し、配管中の流体
22をケーシング1の流入口2より流し込み、ガイドベ
ーン11a、11b、11cにより整流された流体22
が羽根14a、14b、14cに順次回転エネルギーを
与えてロータ10を回転させる。このとき前記アウター
ロータ方式を採用した本発明に係る水車一体形発電機で
は、羽根14a、14b、14cの外径をケーシング1
の中間ケーシング部1bのほぼ内径ほど大きくなってい
るため、流れる流体22により大きな回転エネルギーを
与えることができる。そして、該ロータ10の回転に基
づきロータマグネット9による回転磁界が生じ、ロータ
10が回転すると、該ロータ10が流体22から受けて
いる機械的動力が変換されてステータ6に電力を発生す
る。すなわち、同期速度の回転磁界がステータコイル5
に作用し、これに伴いステータコイル5に誘起電圧が発
生する。この電圧をステータ保持部材13a及びステー
タ保持部固定材28aの中空部を介して電気配線23に
より取り出すことにより発電機として利用し、ビル建物
において使用する電力の一部を補うことが可能となる。
【0022】ケーシング1の流入口2から入った流体2
2は、ステータ保持部材13aの連通孔24aから固定
軸7の通路25を通って、もう一つのステータ保持部材
13bの連通孔24bからケーシング1から流出口3に
流出する。この時、ロータ10の回転磁界よりステータ
コイル5には電流が流れて発熱が生じるが、この熱は前
記固定軸7にステータコイル5を含むステータ6が固着
されているので、前記固定軸7の通路25を通る流体2
2が冷却する。
【0023】また、ロータヨーク8の回転を支持する水
中軸受12はすべり軸受であり、流体22により水潤滑
される。このため、前記水中軸受12から漏れた流体2
2は、ステータ6のカン20とロータヨーク8とで構成
される空間27内に満たされ、ステータ6の外側からカ
ン20を介して冷却することができる。したがって、ス
テータコイル5の温度上昇が低減され、より多くの電力
を供給することができると共に、ステータコイル5の焼
付きを防止することができる。前記は同期機を使用した
場合について説明したが、誘導発電機についても全く同
様である。
【0024】図2を参照して、本発明に係る発電機一体
形水車の一実施形態の変形例を説明する。図2は、図1
の発電機一体形水車に係る変形例の断面図である。この
変形例では図1に示した実施の形態に比べて固定軸7の
構造において相違し、その他の点については同様であ
る。この相違点を中心に説明する。図2に示す発電機一
体形水車は、ケーシング1の流入口2から入った流体2
2はステータ保持部材の連通孔24aから前記固定軸7
の通路25の一部に流入する。前記通路25は、ステー
タ保持部材13bを貫通せず、その途中の位置にてその
末端が閉塞している。
【0025】このため、ロータ10の回転によりステー
タコイル5には電流が流れて発熱が生じるが、通路25
内の末端まで流入した流体22は、ステータコイル5の
発熱により温度上昇して対流を生じ、通路25および連
通孔24aの内部で循環流を形成して前記ステータ6を
冷却する。したがって、ステータ6の温度上昇が低減さ
れ、ケーシング1の流入口2から入った流体22が羽根
14a、14b、14cを通過せず流出口3に出る物が
なくなるので、より多くの電力を供給することができる
と同時に、ステータコイル5等の焼付きを防止すること
ができる。
【0026】図3を参照して、本発明に係る発電機一体
形水車の一実施形態の変形例を説明する。図3は、図1
の発電機一体形水車に係る他の変形例の説明図である。
この変形例では、図1に示した実施の形態と比べて固定
軸7の構造において相違し、その他の点については同様
である。この相違点を中心に説明する。
【0027】図3に示す発電機一体形水車は、固定軸7
が前記ケーシング1の軸方向に設けられると共に、ステ
ータ保持部材13a、13b内で所定の位置において保
持されている。前記固定軸7はその内部が中空でなく、
前記所定の位置は前記固定軸7にステータ6を固着・保
持させ得れば足りる長さが得られる位置である。
【0028】図3の発電機一体形水車において、ロータ
ヨーク8の回転を支持する水中軸受12はすべり軸受で
あり、流体22により水潤滑される。このため、前記水
中軸受12から漏れた流体22は、ステータ6のカン2
0とロータヨーク8で構成する空間27内に満たされ、
前記ステータ6の外側から前記カン20を介して冷却す
ることができる。したがって、ステータ6の温度上昇が
低減され、より多くの電力を供給することができると同
時に、ステータコイル5等の焼付きを防止することがで
きる。
【0029】次に、本発明に係る発電機一体形水車をポ
ンプとして使用する場合を説明する。図1、2、3にお
いて、発電機一体形水車をポンプとして使用する場合
は、同期発電機をそのまま同期電動機として用いられ
る。ステータ6の3相巻線に3相交流を通じれば回転磁
界を発生する。この回転磁界が同期速度で回転する。ロ
ータヨーク8のロータマグネット9の磁極との間に回転
力を生じ、ロータ10が回転し、それと一体の羽根14
a、14b、14cが回転し、ケーシング1内の流体2
2が送り出されてポンプとして機能する。
【0030】また、本発明に係る発電機一体形水車を水
量計として使用する場合を説明する。図3において、ス
テータコイル5に図示しない電圧計を接続し、ケーシン
グ1内を通過する流体22によって、羽根14a、14
b、14cと一体のロータ10が回転し、そのロータ1
0の回転に基づき、ロータマグネット9による回転磁界
がステータコア4に作用し、これに伴いステータコイル
5に誘起電圧が発生し、この電圧が図示しない電圧計に
表示される。この電圧計に表示される電圧値は羽根14
a、14b、14cの回転速度、ひいてはケーシング1
内を流れる流体22の流量に比例するので、水量計とし
て利用することができる。
【0031】以上詳細に説明した如く、本実施形態の構
成によれば、ステータ6の外側のロータヨーク8に多段
の羽根14a、14b、14cを具備し、該多段の羽根
それぞれの上流側直近に前記ケーシング1の周方向に複
数のガイドベーン11a、11b、11cを設けたの
で、流体22が整流されて該多段の羽根14a、14
b、14cに流入することにより、多段の羽根14a、
14b、14cが流体から受ける回転力が増加して効率
よく羽根を回転させることができ、回転数が上がり、ビ
ル等の電力の一部を補うために有効な電力を発電するこ
とができる。
【0032】また、ケーシング1とロータヨーク8との
間にすべり軸受12を設ける構成とすることにより、す
べり軸受12から漏洩したステータ6の外側に流体22
を存在させることにより、ステータ6の温度上昇を低減
することができる。このため多くの電力を取り出すこと
ができると同時に信頼性も向上できる。
【0033】さらに、ステータ6及びステータ保持部材
13a、13bのケーシング1の軸心方向に設けた中空
軸24a、25、24b中を流体が流れることにより、
前記中空軸24a、25、24bの外側に設けられたス
テータ6の温度上昇を低減することができる。このため
多くの電力を取り出すことができると同時に信頼性も向
上できる。
【0034】また、前記ケーシング1の軸心方向の中空
軸を24a、25の部分にすることにより、中空軸24
a、25内に対流を生じさせてステータ6の温度上昇を
低減させることが出来ると共に、中空軸を通過する流体
の漏れ量を無くすることができる。このため多くの電力
を取り出すことができると同時に信頼性も向上できる。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明に係
る発電機一体形水車の構成によれば、回転数を十分に上
げることが可能であり、かつ、配管中に固定して使用さ
れ、ビル内部で使用される電力の一部を賄える有効な発
電量が得られる発電機一体形水車を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る発電機一体型水車
の断面図である。
【図2】図1の発電機一体形水車に係る変形例の断面図
である。
【図3】図1の発電機一体形水車に係る他の変形例の断
面図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、1a…入口ケーシング部、1b…中間
ケーシング部、1c…出口ケーシング部、2…流入口、
3…流出部、4…ステータコア、5…ステータコイル、
6…ステータ、7…固定軸、8…ロータヨーク、9…ロ
ータマグネット、10…ロータ、11a、11b、11
c…ガイドベーン、12…水中軸受、13a、13b…
ステータ保持部材、14a、14b、14c…羽根、1
6…ガイドベーン保持部、17a、17b…嵌合部、1
8a、18b…フランジ部、19a、19b…弾性体、
20…カン、21…弾性体、22…流体、23…電気配
線、24a、24b…連通孔、25…通路、26…弾性
体、27…空間、28a、28b…ステータ保持部固定
部材、29a、29b…フランジ部
フロントページの続き (72)発明者 藤田 幸央 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立ドライブシステムズ内 (72)発明者 高橋 伸一 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立ドライブシステムズ内 (72)発明者 渡部 秀 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立ドライブシステムズ内 Fターム(参考) 3H072 AA09 AA26 BB31 BB32 CC01 CC10 CC23 CC71 5H607 AA12 BB02 BB14 BB17 CC05 DD02 DD19 EE17 FF04 FF08 FF12 FF36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部が流体通路となっている円筒形状を有
    するケーシングと、前記円筒状のケーシングの軸心方向
    に沿わせて配置したステータ及び該ステータを保持する
    ステータ保持部材と、該ステータ保持部材を前記ケーシ
    ングに固定するステータ保持部固定部材と、前記ステー
    タの外側に水中軸受により回転可能に配設されている円
    筒状のロータヨークと、該ロータヨークの外側に設けら
    れ、前記ケーシングの内部を通過する流体によってロー
    タヨークと一体に回転される少なくとも一段以上の羽根
    とを具備し、 該少なくとも一段以上の各羽根の上流側に、前記ケーシ
    ングの周方向に複数のガイドベーンを設けたことを特徴
    とする発電機一体形水車。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の発電機一体形水車におい
    て、 前記ステータ及びステータ保持部材の前記ケーシングの
    軸心方向に中空軸を設け、該中空軸にステータを固着す
    ると共に、該中空軸を流体の通路としたことを特徴とす
    る発電機一体形水車。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の発電機一体形水車におい
    て、 前記ステータ保持部材及びステータ保持部固定部材に中
    空部を設け、これらの中空部を通じてステータからの電
    線を引き出すようにしたことを特徴とする発電機一体形
    水車。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の発電機一体形水車におい
    て、 前記ガイドベーンは、前記ケーシングの軸心に平行な面
    で二つ割構造とした円筒状のガイドベーン保持部に固定
    されていることを特徴とする発電機一体形水車。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の発電機一体形水車におい
    て、 前記ケーシングと前記ロータヨークとの間にすべり軸受
    を設けたことを特徴とする発電機一体形水車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7235894B2 (en) * 2004-09-01 2007-06-26 Roos Paul W Integrated fluid power conversion system
JP2013520601A (ja) * 2010-02-19 2013-06-06 ボン ソン、キル 求心力動作型水車
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JP2014058944A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Eco holdings co ltd 水力発電装置
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