JP2003193307A - 作業用エプロン - Google Patents
作業用エプロンInfo
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Details Of Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】快適な着用性を維持しながらカビの発生を効果
的に防止することができる作業用エプロンを提供する。 【解決手段】この作業用エプロンは、表面を合成樹脂の
防水被覆層でコーティングした生地を用いて作られる作
業用エプロンである。エプロン本体1の裾部が裏側に幅
広く折り返されて幅広ヘム部4が形成され、幅広ヘム部
4の縫着部4aに沿って裾部の裏側に帯状シール材10
が溶着される。
的に防止することができる作業用エプロンを提供する。 【解決手段】この作業用エプロンは、表面を合成樹脂の
防水被覆層でコーティングした生地を用いて作られる作
業用エプロンである。エプロン本体1の裾部が裏側に幅
広く折り返されて幅広ヘム部4が形成され、幅広ヘム部
4の縫着部4aに沿って裾部の裏側に帯状シール材10
が溶着される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品の加工工場、
給食を調理する給食用厨房などで作業する作業者が着用
する際のエプロンとして好適な作業用エプロンに関す
る。
給食を調理する給食用厨房などで作業する作業者が着用
する際のエプロンとして好適な作業用エプロンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】食品の加工工場、給食を調理する給食用
厨房などでは、食品の屑などが床に落ちて床を汚しやす
い。そのために、厨房などの床は、頻繁に水を流して床
の汚れを洗い流すようにしている。また、このような厨
房内や食品の加工工場で作業する作業者は、床や作業台
などの水洗いなどを行うために、防水加工を施した作業
用エプロンを着用し、長靴を履いて作業を行っている。
厨房などでは、食品の屑などが床に落ちて床を汚しやす
い。そのために、厨房などの床は、頻繁に水を流して床
の汚れを洗い流すようにしている。また、このような厨
房内や食品の加工工場で作業する作業者は、床や作業台
などの水洗いなどを行うために、防水加工を施した作業
用エプロンを着用し、長靴を履いて作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような厨房内や食
品の加工工場で使用する作業用エプロンは、通常、基布
の表面に防水用の合成樹脂を被覆したコーティング生地
を用いて作られており、水がエプロンの表面についても
内部に浸透しにくいように構成されている。
品の加工工場で使用する作業用エプロンは、通常、基布
の表面に防水用の合成樹脂を被覆したコーティング生地
を用いて作られており、水がエプロンの表面についても
内部に浸透しにくいように構成されている。
【0004】しかし、従来のこの種の防水加工された作
業用エプロンであっても、基布の内側、特に裾部分の内
側にカビが発生しやすいという問題が生じていた。この
理由として、コーティング生地に使用されるコーティン
グは通常防カビ性を有しており、エプロンを濡れたまま
で作業場などに干しておいたとしても、コーティング面
にカビが発生することは殆どないが、コーティングのな
いエプロンの内側に水が付着した場合、基布が水分を吸
収保持するため、水分を吸収した箇所からカビが発生し
やすいという現象が生じる。
業用エプロンであっても、基布の内側、特に裾部分の内
側にカビが発生しやすいという問題が生じていた。この
理由として、コーティング生地に使用されるコーティン
グは通常防カビ性を有しており、エプロンを濡れたまま
で作業場などに干しておいたとしても、コーティング面
にカビが発生することは殆どないが、コーティングのな
いエプロンの内側に水が付着した場合、基布が水分を吸
収保持するため、水分を吸収した箇所からカビが発生し
やすいという現象が生じる。
【0005】また、厨房などの濡れた床の作業場では、
作業者が膝を折り曲げて或いは腰を屈めて作業する場合
があり、その際、作業用エプロンの裾が床面に着くと、
従来のエプロンはその表面が防水コーティングされてい
るものの、裾の部分を含めその裏面は基布がそのまま露
出しているため、作業者が腰を屈めた際にエプロンの裾
が床に着くと、容易に床の水分が基布に吸着される。し
たがって、このようなエプロンをそのままの状態にして
おくと、裾の部分からカビが発生し始め、徐々にカビが
裾から這い上がるように増大していくという問題があっ
た。
作業者が膝を折り曲げて或いは腰を屈めて作業する場合
があり、その際、作業用エプロンの裾が床面に着くと、
従来のエプロンはその表面が防水コーティングされてい
るものの、裾の部分を含めその裏面は基布がそのまま露
出しているため、作業者が腰を屈めた際にエプロンの裾
が床に着くと、容易に床の水分が基布に吸着される。し
たがって、このようなエプロンをそのままの状態にして
おくと、裾の部分からカビが発生し始め、徐々にカビが
裾から這い上がるように増大していくという問題があっ
た。
【0006】そこで、基布の表面と共に裏面も合成樹脂
の防水被覆層をコーティングした両面コーティング布を
生地として、作業用エプロンを作ることが検討された
が、両面を合成樹脂でコーティングした場合、生地の重
量が重くなるため、エプロンを着用した作業者に負担が
かかるという問題が生じる。また、内側を防カビ性の合
成樹脂層でコーティングしたエプロンは、作業者にとっ
ては化学物質が皮膚に接近するために、かぶれの原因と
なり、吸湿性を持たない布が皮膚を覆うことによって
も、作業者に不快感を感じさせる問題があった。
の防水被覆層をコーティングした両面コーティング布を
生地として、作業用エプロンを作ることが検討された
が、両面を合成樹脂でコーティングした場合、生地の重
量が重くなるため、エプロンを着用した作業者に負担が
かかるという問題が生じる。また、内側を防カビ性の合
成樹脂層でコーティングしたエプロンは、作業者にとっ
ては化学物質が皮膚に接近するために、かぶれの原因と
なり、吸湿性を持たない布が皮膚を覆うことによって
も、作業者に不快感を感じさせる問題があった。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、快適な着用性を維持しながらカビの発生を効果的に
防止することができる作業用エプロンを提供することを
目的とする。
り、快適な着用性を維持しながらカビの発生を効果的に
防止することができる作業用エプロンを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の作業用エプロンは、表面を合成樹脂の防水
被覆層でコーティングした生地を用いて作られた作業用
エプロンにおいて、エプロン本体の裾部が裏側に幅広く
折り返されて幅広ヘム部が形成され、幅広ヘム部の縫着
部に沿って裾部の裏側に帯状シール材が溶着されている
ことを特徴とする。
に、本発明の作業用エプロンは、表面を合成樹脂の防水
被覆層でコーティングした生地を用いて作られた作業用
エプロンにおいて、エプロン本体の裾部が裏側に幅広く
折り返されて幅広ヘム部が形成され、幅広ヘム部の縫着
部に沿って裾部の裏側に帯状シール材が溶着されている
ことを特徴とする。
【0009】ここで、幅広ヘム部の幅は、エプロンの丈
の5%〜15%の寸法で形成することができる。また、
エプロン本体は、脚覆い部の上に胸覆い部を一体に延設
して形成し、脚覆い部の裾部に幅広ヘム部を形成し、エ
プロン本体には2本の止め紐を背面で交差するように胸
覆い部の上端に縫着することができる。
の5%〜15%の寸法で形成することができる。また、
エプロン本体は、脚覆い部の上に胸覆い部を一体に延設
して形成し、脚覆い部の裾部に幅広ヘム部を形成し、エ
プロン本体には2本の止め紐を背面で交差するように胸
覆い部の上端に縫着することができる。
【0010】
【作用】上記構成の作業用エプロンは、その裾の部分が
内側に幅広に折り返された幅広ヘム部4が形成されてい
るから、防水被覆コーティングの部分が裾の内側の幅広
なヘム部分に延設された状態となり、着用者が濡れた床
の上で膝を曲げて或いは腰を屈めて作業した際、床の水
がエプロンの裾に着いたとしても、幅広に折り曲げた防
水被覆層で水がはじかれ、エプロンの基布に水が吸収さ
れることは防止される。
内側に幅広に折り返された幅広ヘム部4が形成されてい
るから、防水被覆コーティングの部分が裾の内側の幅広
なヘム部分に延設された状態となり、着用者が濡れた床
の上で膝を曲げて或いは腰を屈めて作業した際、床の水
がエプロンの裾に着いたとしても、幅広に折り曲げた防
水被覆層で水がはじかれ、エプロンの基布に水が吸収さ
れることは防止される。
【0011】したがって、従来のこの種の作業用エプロ
ンのように、エプロンの内側に裾の部分から徐々に上方
にカビが這い上がるように発生することはなく、エプロ
ンを清潔に使用することができる。また、幅広ヘム部の
縁の縫着部に、帯状シール材がその部分を覆うように溶
着されているから、基布の端部や縫着部から水が基布内
に進入することを防止し、カビの発生を防止することが
できる。
ンのように、エプロンの内側に裾の部分から徐々に上方
にカビが這い上がるように発生することはなく、エプロ
ンを清潔に使用することができる。また、幅広ヘム部の
縁の縫着部に、帯状シール材がその部分を覆うように溶
着されているから、基布の端部や縫着部から水が基布内
に進入することを防止し、カビの発生を防止することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は作業用エプロンの正面図を
示し、図2はその背面図を示している。1はエプロン本
体であり、脚覆い部2の上に胸覆い部3が一体に延設さ
れて構成される。脚覆い部2と胸覆い部3とからなるエ
プロン本体1は、基布の表面に防水コーティング層を施
した生地を、所定の形状に裁断し、縁部を内側に折り曲
げそれを縁に沿って縫着して形成される。特に、エプロ
ン本体1の下端の裾部には、裾の縁部を十分に幅広く内
側に折り曲げその縁を縫着して、幅広ヘム部4が形成さ
れている。
に基づいて説明する。図1は作業用エプロンの正面図を
示し、図2はその背面図を示している。1はエプロン本
体であり、脚覆い部2の上に胸覆い部3が一体に延設さ
れて構成される。脚覆い部2と胸覆い部3とからなるエ
プロン本体1は、基布の表面に防水コーティング層を施
した生地を、所定の形状に裁断し、縁部を内側に折り曲
げそれを縁に沿って縫着して形成される。特に、エプロ
ン本体1の下端の裾部には、裾の縁部を十分に幅広く内
側に折り曲げその縁を縫着して、幅広ヘム部4が形成さ
れている。
【0013】このエプロン本体1の裾部の幅広ヘム部4
は、その幅(エプロンにおける高さ方向の折り曲げ幅)
が、エプロン本体1の丈寸法の5%〜15%、望ましく
は7%〜13%になるように形成される。例えば、エプ
ロン本体1の丈が100cmの場合、幅広ヘム部4の幅
は5cm〜15cmの寸法になるように形成される。幅
広ヘム部4の幅がエプロン本体1の丈寸法の5%未満に
なると、エプロンの裾の折り返し幅が少なすぎて、着用
者が屈んだ姿勢をとったような場合、エプロンの裾が床
に着いたとき、床上の水がエプロンの裏側の基布に付着
し、基布が水分を吸収してカビが発生しやすくなる。ま
た、幅広ヘム部4の幅がエプロン本体1の丈寸法の15
%を超えると、それだけエプロンの裾部の折り返し部分
が多くなりすぎて、エプロンの重量が重くなり、着用者
に負担をかける不具合が生じやすい。このような理由か
ら、幅広ヘム部4の幅は、エプロン本体1の丈寸法の5
%〜15%とすることが必要である。
は、その幅(エプロンにおける高さ方向の折り曲げ幅)
が、エプロン本体1の丈寸法の5%〜15%、望ましく
は7%〜13%になるように形成される。例えば、エプ
ロン本体1の丈が100cmの場合、幅広ヘム部4の幅
は5cm〜15cmの寸法になるように形成される。幅
広ヘム部4の幅がエプロン本体1の丈寸法の5%未満に
なると、エプロンの裾の折り返し幅が少なすぎて、着用
者が屈んだ姿勢をとったような場合、エプロンの裾が床
に着いたとき、床上の水がエプロンの裏側の基布に付着
し、基布が水分を吸収してカビが発生しやすくなる。ま
た、幅広ヘム部4の幅がエプロン本体1の丈寸法の15
%を超えると、それだけエプロンの裾部の折り返し部分
が多くなりすぎて、エプロンの重量が重くなり、着用者
に負担をかける不具合が生じやすい。このような理由か
ら、幅広ヘム部4の幅は、エプロン本体1の丈寸法の5
%〜15%とすることが必要である。
【0014】ところで、エプロン本体1の基布には、例
えばナイロン6、ナイロン66などのポリアミド繊維製
織布が使用され、その基布の表面には防カビ剤を配合し
た防水性塗料が被覆層としてコーティングされ、防水コ
ーティング層が基布の表面に形成されている。ポリアミ
ド繊維製織布は軽量で、水分を吸収しても、乾き易い性
質があり、エプロンの基布としては良好な性能を備えて
いる。また、コーティングする防水性塗料としては、例
えばポリアミド繊維との接着性が良好なエステル系ポリ
ウレタンを使用することができ、そこには、防カビ剤が
配合される。
えばナイロン6、ナイロン66などのポリアミド繊維製
織布が使用され、その基布の表面には防カビ剤を配合し
た防水性塗料が被覆層としてコーティングされ、防水コ
ーティング層が基布の表面に形成されている。ポリアミ
ド繊維製織布は軽量で、水分を吸収しても、乾き易い性
質があり、エプロンの基布としては良好な性能を備えて
いる。また、コーティングする防水性塗料としては、例
えばポリアミド繊維との接着性が良好なエステル系ポリ
ウレタンを使用することができ、そこには、防カビ剤が
配合される。
【0015】このように、エプロン本体1は基布の表面
に合成樹脂の防水被覆層をコーティングした生地を使用
して縫製され、特にその裾部には、幅広ヘム部4が十分
に広い幅を持って内側に折り曲げ、縁部を縫着して形成
され、その幅広ヘム部4の内側の縫着部4aには、縫着
後に、その上から帯状シール材10(例えばシールテー
プ)がその部分を覆うように付着される。
に合成樹脂の防水被覆層をコーティングした生地を使用
して縫製され、特にその裾部には、幅広ヘム部4が十分
に広い幅を持って内側に折り曲げ、縁部を縫着して形成
され、その幅広ヘム部4の内側の縫着部4aには、縫着
後に、その上から帯状シール材10(例えばシールテー
プ)がその部分を覆うように付着される。
【0016】帯状シール材10は、耐水性、防水性を有
する基布の上に熱溶着層を被覆したものであり、テープ
状のシール材を幅広ヘム部4の内側の縫着部4aに沿っ
て、その熱溶着層を内側にして載せる。その上から加熱
したアイロンを押し付け、その熱溶着層を溶融させて、
帯状シール材10を熱圧着させる。これにより、幅広ヘ
ム部4の内側の縫着部4aは耐水性、防水性を備えたシ
ール材10で覆われ、エプロンの裾の幅広ヘム部4が床
に着いた際の防水性能を向上させることができる。
する基布の上に熱溶着層を被覆したものであり、テープ
状のシール材を幅広ヘム部4の内側の縫着部4aに沿っ
て、その熱溶着層を内側にして載せる。その上から加熱
したアイロンを押し付け、その熱溶着層を溶融させて、
帯状シール材10を熱圧着させる。これにより、幅広ヘ
ム部4の内側の縫着部4aは耐水性、防水性を備えたシ
ール材10で覆われ、エプロンの裾の幅広ヘム部4が床
に着いた際の防水性能を向上させることができる。
【0017】図2に示すように、エプロン本体1の胸覆
い部3の上部には、左右の止め紐5,6がその端部を縫
着して取り付けられる。左右の止め紐5,6はエプロン
の背後で交差し、その交差部位には、交差止め輪7が左
右の止め紐5,6を両側の斜め方向から挿入して交差さ
せ、その状態で保持するように装着される。さらに、エ
プロン本体1の左右の側部には、止め輪8,9が取り付
けられている。この止め輪8,9はコ字状の止め輪本体
とその止め輪本体の内側に移動可能に係合する係止部材
を嵌めて形成され、止め紐5,6を止め輪本体の内側に
通しさらに係止部材と止め輪本体の間に通して止め紐
5,6を引くと、任意の締め具合で止め紐5,6を止め
ることができる。
い部3の上部には、左右の止め紐5,6がその端部を縫
着して取り付けられる。左右の止め紐5,6はエプロン
の背後で交差し、その交差部位には、交差止め輪7が左
右の止め紐5,6を両側の斜め方向から挿入して交差さ
せ、その状態で保持するように装着される。さらに、エ
プロン本体1の左右の側部には、止め輪8,9が取り付
けられている。この止め輪8,9はコ字状の止め輪本体
とその止め輪本体の内側に移動可能に係合する係止部材
を嵌めて形成され、止め紐5,6を止め輪本体の内側に
通しさらに係止部材と止め輪本体の間に通して止め紐
5,6を引くと、任意の締め具合で止め紐5,6を止め
ることができる。
【0018】このように構成された作業用エプロンは、
例えば、食品の加工工場、給食を調理する給食用厨房な
どで作業する作業者が、図4のように着用して使用す
る。この作業用エプロンは、基布の表面に防水被覆層が
コーティングされているが、基布がポリアミド繊維製織
布を生地にして作られており、また、エプロン本体1の
内側はその裾の幅広ヘム部4のみが防水被覆層をコーテ
ィングされ、内側の殆どの部分が基布となっているか
ら、軽量で、着心地よく、楽に作業をすることができ
る。勿論、表面に防水被覆層を持ったエプロンであるか
ら、水などの液体がかかっても、内側への浸透を防止す
ることができる。
例えば、食品の加工工場、給食を調理する給食用厨房な
どで作業する作業者が、図4のように着用して使用す
る。この作業用エプロンは、基布の表面に防水被覆層が
コーティングされているが、基布がポリアミド繊維製織
布を生地にして作られており、また、エプロン本体1の
内側はその裾の幅広ヘム部4のみが防水被覆層をコーテ
ィングされ、内側の殆どの部分が基布となっているか
ら、軽量で、着心地よく、楽に作業をすることができ
る。勿論、表面に防水被覆層を持ったエプロンであるか
ら、水などの液体がかかっても、内側への浸透を防止す
ることができる。
【0019】さらに、厨房などでは、床が水で濡れてお
り、その上でエプロンを着用した作業者が腰を屈めたり
して作業することがあるが、この種の作業用エプロン
は、図4に示すように、作業者の脚の脛の付近まで覆
う。このために、作業者が腰をおって或いは腰を屈めて
床の上で作業をすると、エプロンの裾が床に着くことに
なる。
り、その上でエプロンを着用した作業者が腰を屈めたり
して作業することがあるが、この種の作業用エプロン
は、図4に示すように、作業者の脚の脛の付近まで覆
う。このために、作業者が腰をおって或いは腰を屈めて
床の上で作業をすると、エプロンの裾が床に着くことに
なる。
【0020】しかしながら、この作業用エプロンは、そ
の裾の部分が内側に幅広に折り返された幅広ヘム部4が
形成されているから、防水被覆コーティングの部分が裾
の内側の幅広なヘム部分に延設された状態となり、床の
水がエプロンの裾に着いたとしても、防水被覆層で水が
はじかれ、エプロンの基布に水が吸収されることは防止
される。
の裾の部分が内側に幅広に折り返された幅広ヘム部4が
形成されているから、防水被覆コーティングの部分が裾
の内側の幅広なヘム部分に延設された状態となり、床の
水がエプロンの裾に着いたとしても、防水被覆層で水が
はじかれ、エプロンの基布に水が吸収されることは防止
される。
【0021】したがって、従来のこの種の作業用エプロ
ンのように、エプロンの内側に裾の部分から徐々に上方
にカビが這い上がるように発生することはなく、エプロ
ンを清潔に使用することができる。また、幅広ヘム部4
の縁の縫着部4aには、帯状シール材10がその部分を
覆うように溶着されているから、基布の端部や縫着部4
aから水が基布内に進入することを防止し、カビの発生
を防止することができる。
ンのように、エプロンの内側に裾の部分から徐々に上方
にカビが這い上がるように発生することはなく、エプロ
ンを清潔に使用することができる。また、幅広ヘム部4
の縁の縫着部4aには、帯状シール材10がその部分を
覆うように溶着されているから、基布の端部や縫着部4
aから水が基布内に進入することを防止し、カビの発生
を防止することができる。
【0022】なお、上記実施形態では、胸覆い部3の付
いたエプロンを例に説明したが、胸覆い部のない脚覆い
部のみのエプロンでも、上記のような幅広ヘム部を形成
すれば、上記と同様に軽量なエプロンとしながら、カビ
の発生を防止することができる。
いたエプロンを例に説明したが、胸覆い部のない脚覆い
部のみのエプロンでも、上記のような幅広ヘム部を形成
すれば、上記と同様に軽量なエプロンとしながら、カビ
の発生を防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の作業用エ
プロンによれば、表面を合成樹脂の防水被覆層でコーテ
ィングした生地を用いて作られた作業用エプロンにおい
て、エプロン本体の裾部が裏側に幅広く折り返されて幅
広ヘム部が形成され、幅広ヘム部の縫着部に沿って裾部
の裏側に帯状シール材が溶着されているから、着用者が
腰や膝を曲げて作業をして、エプロンの裾が床に付いた
としても、従来のこの種の作業用エプロンのように、エ
プロンの内側に裾の部分から徐々に上方にカビが這い上
がるように発生することはなく、エプロンを清潔に使用
することができる。また、幅広ヘム部の縁の縫着部に
は、帯状シール材がその部分を覆うように溶着されてい
るから、基布の端部や縫着部から水が基布内に進入する
ことを防止し、カビの発生を防止することができる。
プロンによれば、表面を合成樹脂の防水被覆層でコーテ
ィングした生地を用いて作られた作業用エプロンにおい
て、エプロン本体の裾部が裏側に幅広く折り返されて幅
広ヘム部が形成され、幅広ヘム部の縫着部に沿って裾部
の裏側に帯状シール材が溶着されているから、着用者が
腰や膝を曲げて作業をして、エプロンの裾が床に付いた
としても、従来のこの種の作業用エプロンのように、エ
プロンの内側に裾の部分から徐々に上方にカビが這い上
がるように発生することはなく、エプロンを清潔に使用
することができる。また、幅広ヘム部の縁の縫着部に
は、帯状シール材がその部分を覆うように溶着されてい
るから、基布の端部や縫着部から水が基布内に進入する
ことを防止し、カビの発生を防止することができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す作業用エプロンの正
面図である。
面図である。
【図2】同エプロンの背面図である。
【図3】幅広ヘム部の部分拡大背面図である。
【図4】エプロンを着用した状態の正面図である。
1−エプロン本体
2−脚覆い部
3−胸覆い部
4−幅広ヘム部
4a−縫着部
5、6−止め紐
7−交差止め輪
8、9−止め輪
10−帯状シール材
Claims (3)
- 【請求項1】 表面を合成樹脂の防水被覆層でコーティ
ングした生地を用いて作られた作業用エプロンにおい
て、 エプロン本体の裾部が裏側に幅広く折り返されて幅広ヘ
ム部が形成され、該幅広ヘム部の縫着部に沿って裾部の
裏側に帯状シール材が溶着されていることを特徴とする
作業用エプロン。 - 【請求項2】 前記幅広ヘム部の幅は、前記エプロンの
丈の5%〜15%の寸法で形成されている請求項1記載
の作業用エプロン。 - 【請求項3】 エプロン本体が脚覆い部の上に胸覆い部
を一体に延設して形成され、脚覆い部の裾部に幅広ヘム
部が形成され、エプロン本体には2本の止め紐が背面で
交差するように、胸覆い部の上端に縫着されている請求
項1記載の作業用エプロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001388038A JP2003193307A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 作業用エプロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001388038A JP2003193307A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 作業用エプロン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003193307A true JP2003193307A (ja) | 2003-07-09 |
Family
ID=27596688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001388038A Withdrawn JP2003193307A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 作業用エプロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003193307A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101442972B1 (ko) | 2013-04-24 | 2014-09-23 | 주식회사 아워홈 | 방수 앞치마 |
KR200490463Y1 (ko) * | 2019-06-07 | 2019-11-15 | 김승규 | 사이즈 조절이 가능한 앞치마 |
KR200491283Y1 (ko) * | 2018-11-30 | 2020-03-16 | 주식회사 준오아카데미 | 에이프런 |
-
2001
- 2001-12-20 JP JP2001388038A patent/JP2003193307A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101442972B1 (ko) | 2013-04-24 | 2014-09-23 | 주식회사 아워홈 | 방수 앞치마 |
KR200491283Y1 (ko) * | 2018-11-30 | 2020-03-16 | 주식회사 준오아카데미 | 에이프런 |
KR200490463Y1 (ko) * | 2019-06-07 | 2019-11-15 | 김승규 | 사이즈 조절이 가능한 앞치마 |
WO2020246757A1 (ko) * | 2019-06-07 | 2020-12-10 | 김승규 | 사이즈 조절이 가능한 앞치마 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |