JP2003192038A - 小物袋 - Google Patents

小物袋

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JP2003192038A
JP2003192038A JP2001397580A JP2001397580A JP2003192038A JP 2003192038 A JP2003192038 A JP 2003192038A JP 2001397580 A JP2001397580 A JP 2001397580A JP 2001397580 A JP2001397580 A JP 2001397580A JP 2003192038 A JP2003192038 A JP 2003192038A
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JP
Japan
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bag
plastic
film
layer
small
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JP2001397580A
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English (en)
Inventor
Hajime Kawakami
肇 川上
Ayaka Sugiyama
彩香 杉山
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Kawakami Sangyo KK
Original Assignee
Kawakami Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小型で薄手の物品を緩衝的に保護した
状態で収容できる小物用の袋であって、物品の出し入れ
が円滑に行えるもの、とくに、腰が強く、空の袋に物品
を入れるのが容易であり、また、袋を逆さにしたときに
内容物が簡単に滑り落ちることのないものを提供するこ
と。 【解決手段】 プラスチックフィルムの真空成形により
多数のキャップを成形したキャップフィルム(1)の、
キャップの底にプラスチックの平坦なバックフィルム
(2)を貼り合わせて多数の密閉された空気室を形成
し、キャップの頂を連ねてプラスチックの平坦なライナ
ーフィルム(3)を貼り合わせてなる、三層構成のプラ
スチック気泡シートを素材とする。袋の内面となる側の
フィルムとして、収容される物品に対する摩擦が小さい
プラスチック、たとえば高密度ポリエチレンの層(3
2)を有する積層材を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的小型で薄手
の物品を収容する小物袋に関する。収容される対象物に
は、FD、MO、CDあるいはメモリーカードのよう
な、ある程度の緩衝的な保護を必要とするもの、さらに
はテレフォンカード、メトロカード、各種クレジットカ
ードなどの、折れたり傷つけたりしてはならないものが
含まれる。
【0002】
【従来の技術】上に挙げたような、小型で薄手の物品を
容器に入れて保護し、かつその容器から容易に取り出
し、また再度容器に入れることが容易である容器として
は、プラスチック気泡シート(以下、単に「気泡シー
ト」という)で製造した封筒状のものが好適である。一
般に、プラスチック気泡シートは、ポリエチレンのよう
なプラスチックのフィルムを真空成形して多数のキャッ
プをもつキャップフィルムをつくり、キャップの底にプ
ラスチックの平坦なバックフィルムを貼り合わせて多数
の密閉された空気室を形成したものであり、緩衝包装材
として、そのまま、または袋に製袋して、広く使用され
ている。紙封筒と組み合わせた緩衝封筒は、製袋品の一
例である。気泡シートには、上記の二層品のほか、二層
品のキャップの頂を連ねてプラスチックの平坦なライナ
ーフィルムを貼り合わせて三層構成とした製品もあり、
袋の材料としては三層品の気泡シートが適切である。
【0003】気泡シート製の袋は、緩衝機能は通常足り
るが、三層品を用いたとしても、空気室の存在が平坦な
フィルムに反映して内面に凹凸が生じているから、収容
される物品の出し入れは、必ずしも円滑に行なえるとは
限らない。加えて、袋全体があまり柔軟であると、空の
袋に物品を入れるのに具合が悪い。出し入れが容易であ
っても、その一方で、袋を逆さにしたときに内容物が簡
単に滑り落ちるようでも困る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような問題、基本的には物品の出し入れを円滑にすると
いう要求に応え、小型で薄手の物品を緩衝的に保護した
状態で収容できる小物用の袋を提供することにある。本
発明の付加的な目的は、上記の小物用の袋において、腰
が強く、空の袋に物品を入れるのが容易であるもの、ま
た、袋を逆さにしたときに内容物が簡単に滑り落ちるこ
とのないものを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の小物袋は、基本的な態様は、図1AおよびBに示
すような構造であり、その材料とする気泡シートの層構
成の例は、図2に示すとおりである。すなわち、プラス
チックフィルムの真空成形により多数のキャップを成形
したキャップフィルム(1)の、キャップの底にプラス
チックの平坦なバックフィルム(2)を貼り合わせて多
数の密閉された空気室を形成し、キャップの頂を連ねて
プラスチックの平坦なライナーフィルム(3)を貼り合
わせてなるプラスチック気泡シートを材料とする、比較
的小さく平たい物品を収容するための袋であって、袋の
内面に、収容される物品に対する摩擦が小さいプラスチ
ックの層、たとえば高密度ポリエチレンの層(32)を
有することによって、物品の出し入れが容易に行なえる
ように構成した小物袋である。
【0006】
【発明の実施形態】摩擦が小さいプラスチックの層とし
ては、高密度ポリエチレンのほか、延伸ポリプロピレン
の層が有用である。これらの層は、バックフィルムまた
はライナーフィルムとして直接キャップフィルムに貼り
付けることも可能であるが、図2に例示したように、キ
ャップフィルムとの融着性がより高い低密度ポリエチレ
ンの層(31)と、あらかじめ積層材にした形で使用す
るのが、袋の製造上は好都合である。延伸ポリプロピレ
ンの層として、その表面に特殊な印刷処理を施して合成
紙としたもの(たとえば、王子油化製紙から「ユポ」の
名で販売されているもの)を用いてもよい。
【0007】本発明の小物袋において、腰が強く、空の
袋に物品を入れるのが容易であるものを製造するには、
材料とする気泡シートとして、比較的厚手のものを選択
すればよい。厚手の気泡シートは、それを構成する各層
の厚さの合計がおおよそ100μm以上であれば、腰の
強さが確保できる。腰の強い気泡シートでこの小物袋を
製造すれば、物品を入れたときに、いわゆる「バネ効
果」によって袋がもとの平坦な形に復元しようとするか
ら、袋の内面が物品に押しつけられる結果、摩擦が大き
くなって、逆さにしても滑り落ちる心配が少なくなる。
この滑り落ち防止の効果は、袋の内寸が、収容される物
品の寸法に対してわずかに大きいという関係にあると
き、最もよく発揮される。
【0008】そのほか本発明の小物袋には、さまざまな
態様が可能である。図に例示した袋は、開口部を覆う折
り返しがないが、折り返しを設けた、いわゆる「ベロ付
き」にすることはもちろん可能であるし、必要であれ
ば、折り返しに粘着剤を塗ったり、さらにはマジックテ
ープ(登録商標)を取り付けたりして、開閉可能なもの
にすることもできる。所望であれば、袋の外側に位置す
るフィルム、つまりバックフィルムまたはライナーフィ
ルムとして、適宜のベタ印刷やパターン印刷を施したも
のを使用することもできる。美粧のために必要であれ
ば、また直射日光や紫外線を遮る必要があれば、金属蒸
着を施したフィルムを用いることもできる。
【0009】本発明の小物袋の製造は、気泡シートを材
料としてヒートシールおよび溶断を行なう製袋技術に従
って、容易に実施できる。素材となる気泡シートの製造
は、これもその分野で確立された技術に従えばよい。具
体的には、T−ダイから溶融押出したプラスチック、代
表的にはポリエチレンのフィルムを真空成形ロールによ
り連続的に成形してキャップフィルムとし、ただちにバ
ックフィルムを貼り、さらにライナーフィルムを貼る。
このとき、バックフィルムおよびライナーフィルムは、
溶融押出によってその場で用意してもよいが、前述のよ
うに、あらかじめ積層材としたものを用いることもでき
る。
【0010】
【実施例】低密度ポリエチレンを材料とし、キャップフ
ィルム(キャップの径6.5mm、高さ2.0mm、ピッチ
7.5mmの千鳥配置)とバックフィルムとを溶融押出
し、真空成形ロール上でキャップの成形と貼り合わせと
を行なって、気泡シートの二層品を得た。フィルムの厚
さは、キャップフィルム50μm、バックフィルム30
μmである。別に、上記低密度ポリエチレンのフィルム
(厚さ15μm)と、高密度ポリエチレンのフィルム
(厚さ30μm)とを、押出ラミネート法により貼り合
わせた積層材を用意した。これを、高密度ポリエチレン
の側から加熱ロールで加熱して軟化させ、低密度ポリエ
チレンの側が上記二層製品のキャップの頂を連ねるよう
に貼り、三層品とした。
【0011】この気泡シート原反を幅20cmにスリット
し、真ん中で二つに折って7cm間隔でヒートシールおよ
び溶断を行なった。幅7cm、深さ10cmの長方形で、内
面を高密度ポリエチレンが覆っている、ベロなしの小物
袋が得られた。この小物袋は、種々のカード類を収容す
るのに好適で、カードの出し入れは円滑にでき、あまり
過大な枚数を入れない限り、逆さにしても内容物が落下
することはなかった。
【0012】
【発明の効果】本発明の小物袋は、気泡シートでできて
いるため、内部に収容した薄手で小型の物品を、緩衝能
力を伴って保護することができ、折れ曲がったり、表面
にスリキズが発生することを防止できる。内面に摩擦の
小さい高密度ポリエチレンなどの層を設けたことによ
り、物品の出し入れが容易である。厚手の気泡シートを
素材として使用したものは、腰が強く、空の袋でも取り
扱いやすいから、物品を入れるとき好都合である。袋の
内寸と、収容しようとする物品の大きさとの関係が適切
な場合には、袋を逆さにしても物品が滑り落ちる心配が
ない。このようにして、本発明の小物袋は、各種のメモ
リー装置や種々のカード類であって、頻繁に出し入れす
る必要のあるものの容れものとして好適である。材料に
なる気泡シートは廉価に供給されており、その製袋も容
易であるから、この小物袋のコストはごく低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の小物袋の基本的な構造を示す図であ
って、Aは平面図、Bは縦断面図。
【図2】 図1の小物袋の材料である気泡シートの層構
成について、その一例を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1 キャップフィルム 2 バックフィルム 3 ライナーフィルム 31 低密度ポリエチレン層 32 高密度ポリエチレン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E036 AA01 CA04 3E064 AA05 BA27 BA28 BA30 BB03 BC14 BC18 EA30 FA01 HC10 HN03 HN24 HN62 3E066 AA22 CA01 GA20 HA01 JA21 KA02 NA60 4F100 AK01A AK01B AK01C AK05B AK06 AK06D AK07B BA03 BA04 BA07 BA10B BA10C DA02 DD02A DD22 EJ37B GB16 HB31B JK07 JK11 JK16 JK16B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムの真空成形により
    多数のキャップを成形したキャップフィルムの、キャッ
    プの底にプラスチックの平坦なバックフィルムを貼り合
    わせて多数の密閉された空気室を形成し、キャップの頂
    を連ねてプラスチックの平坦なライナーフィルムを貼り
    合わせてなるプラスチック気泡シートを材料とする、比
    較的小型で平たい物品を収容するための袋であって、袋
    の内面に、収容される物品に対する摩擦が小さいプラス
    チックの層を有することによって、物品の出し入れが容
    易に行なえるように構成した小物袋。
  2. 【請求項2】 プラスチック気泡シートが、それを構成
    する各層の厚さの合計が100μm以上である厚手のも
    のであることにより、腰が強く、かつ、袋の内寸が、収
    容される物品の寸法に対してわずかに大きいことによ
    り、収容された物品が不用意に滑り落ちることのない請
    求項1の小物袋。
  3. 【請求項3】 収容された物品に対する摩擦が小さいプ
    ラスチックの層として、高密度ポリエチレンまたは延伸
    ポリプロピレンの層を有する請求項1の小物袋。
  4. 【請求項4】 高密度ポリエチレンまたは延伸ポリプロ
    ピレンの層が、低密度ポリエチレンの層との積層材であ
    って、この積層材が、プラスチック気泡シートのライナ
    ーフィルムまたはバックフィルムである請求項3の小物
    袋。
  5. 【請求項5】 延伸ポリプロピレンの層が、その表面に
    印刷処理を施して合成紙としたものである請求項3の小
    物袋。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009279917A (ja) * 2008-04-24 2009-12-03 Kawakami Sangyo Co Ltd 気泡シート体
JP2010241448A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Kawakami Sangyo Co Ltd 収納袋
JP2011057278A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Kawakami Sangyo Co Ltd 容器
JP2011084280A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Kawakami Sangyo Co Ltd 収納容器
US11305928B2 (en) 2015-12-24 2022-04-19 Toppan Printing Co., Ltd. Packaging bag

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JP2011084280A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Kawakami Sangyo Co Ltd 収納容器
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