JP2003191222A - 混練りコンクリートから空気を抜く装置 - Google Patents

混練りコンクリートから空気を抜く装置

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JP2003191222A
JP2003191222A JP2001393171A JP2001393171A JP2003191222A JP 2003191222 A JP2003191222 A JP 2003191222A JP 2001393171 A JP2001393171 A JP 2001393171A JP 2001393171 A JP2001393171 A JP 2001393171A JP 2003191222 A JP2003191222 A JP 2003191222A
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JP
Japan
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concrete
container
drum
power source
shaft
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JP2001393171A
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English (en)
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Koju Matsumoto
幸樹 松本
Eiji Tsuyuki
栄司 露木
Noriaki Tamasaki
典昭 玉崎
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートから混練り時に巻き込まれた空
気を抜く。 【解決手段】 混練りしたコンクリートを収納する容器
と、前記容器の上蓋の中央付近に設けられた連結手段
と、動力源に結合し、該動力源によって駆動されて回転
することができる垂直な回転軸と、前記回転軸と交差し
て水平方向に延びる支持軸と、を備え、前記連結手段
は、前記支持軸の一端に回動可能に連結されており、前
記回転軸が回転するとき、遠心力の作用により、前記容
器が水平方向に持ち上げられて回転し、空気をコンクリ
ートから押し出す。別の形態では、混練りしたコンクリ
ートを収納する容器と、動力源に結合し、該動力源によ
って駆動されて回転することができる垂直な回転軸と、
前記回転軸の上部に設けられ、前記容器を固定するため
の手段を備えた回転フランジと、を備え、前記容器は、
前記回転フランジに固定されて回転し、遠心力の作用に
より、空気をコンクリートから押し出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリートの
混練りに関し、より具体的にはコンクリートの混練り時
に巻き込む空気の除去に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートの混練りにおいては、成分
を均一化するためによく練れば練るほど空気の巻き込み
が多くなり、型枠に注入して施工すると、製品の内外に
空気だまりが発生する。このため、用途によっては製品
の外観を十分満足できるレベルにすることが困難とな
る。また、空気だまりによって強度的にばらつきを生じ
るという問題を含んでいる。
【0003】このような問題に対処するため、混練り
後、コンクリートを型枠に注入する際、型枠を振動させ
て空気を抜くなどの対策がとられている。たとえば、特
開2001-62813号公報には、型枠を構成する上蓋の頂部に
空気を逃がす開口部を設け、上蓋の左右に型枠振動装置
を取り付けて、型枠を振動させ、空気抜きをおこなうこ
とが記載されている。
【0004】このように型枠を振動させて空気抜きを行
うのでは、製品ごとの型枠に適した振動装置を設計する
必要があり、また、騒音を発生するなどの問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
振動を利用することなく、コンクリートの空気抜きを行
うことのできる装置および方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の装置は、一面
によると、混練りしたコンクリートから空気を抜くため
の装置であって、混練りしたコンクリートを収納する容
器と、前記容器の上蓋の中央付近に設けられた連結手段
と、動力源に結合し、該動力源によって駆動されて回転
することができる垂直な回転軸と、前記回転軸と交差し
て水平方向に延びる支持軸と、を備え、前記連結手段
は、前記支持軸の一端に回動可能に連結されており、前
記回転軸が回転するとき、遠心力の作用により、前記容
器が水平方向に持ち上げられて回転し、空気をコンクリ
ートから押し出す。
【0007】この発明の一実施形態によると、この装置
の支持軸の他方の端には前記容器とバランスするバラン
サが取り付けられている。
【0008】この発明は、もう一つの面によると、混練
りしたコンクリートから空気を抜くための装置であっ
て、混練りしたコンクリートを収納する容器と、動力源
に結合し、該動力源によって駆動されて回転することが
できる垂直な回転軸と、前記回転軸の上部に設けられ、
前記容器を固定するための手段を備えた回転フランジ
と、を備え、前記容器は、前記回転フランジに固定され
て回転し、遠心力の作用により、空気をコンクリートか
ら押し出す。
【0009】この発明によると、混練りされたコンクリ
ートに含まれる空気を低減させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、この発明の
一実施例を説明する。図1は、混練りされたコンクリー
トを型枠に注入した状態を模型的に示す図である。コン
クリートを型枠に注入すると、底部に空気だまりが発生
し、コンクリートの内部には混練りによって巻き込まれ
た空気が閉じこめられている。図1では、これらの空気
を参照番号13で示している。
【0011】図2は、この発明の一実施例の全体的な構
造を模型的に示す。ドラム15は、混練り後のコンクリー
トを入れる容器で、たとえばステンレス製で、直径570m
m、高さ600mm程度で、約100リットルのコンクリートを
入れることができる。容器の重さは、たとえば25kg程度
である。ドラム15の下部には、コンクリートを取り出す
ためのバルブ21が設けられている。
【0012】コンクリートの混練りは、図に示さないコ
ンクリートミキサで行い、混練りしたコンクリートをバ
ケツなどの容器を用いてドラム15に移す。または、ドラ
ム15にセメント、骨材、混和剤、水を入れ、ドラム15の
上部に攪拌機を取り付け、ドラム15内でコンクリート材
料を攪拌して混練りを行うこともできる。
【0013】こうして混練りが完了したコンクリートを
入れたドラム15に上蓋17を載せ、トグルクランプ19を上
方向に跳ね上げて上蓋17をドラム15に固定する。ドラム
15への上蓋17の固定方法は、これに限らず、ボルトとナ
ットによる固定その他の固定方法をとることができる。
【0014】上蓋17の頂部にはドラム15とともに上蓋17
をつるための逆U字形状の連結環が設けられている。遠
心分離機30のアーム37の一端にこの連結環をシャックル
18を用いて連結することにより、ドラム15が遠心分離機
30に連結される。
【0015】遠心分離機30は、ベース35の上に設けら
れ、ベース36は、アンカーで床に固定されている。遠心
分離機30は、モータ27、このモータによって駆動される
回転シャフト23、および回転シャフト23から水平方向に
延びるアーム37を備えている。回転シャフト23はプーリ
29を備えており、このプーリは、ベルト33によりモータ
27のプーリ31に連結されている。こうして、回転シャフ
ト23は、モータ27によって駆動される。モータ27は、た
とえばスピードコントローラ付きの1KW、4極モータで
あり、回転シャフト23は、毎分0から90回転の速度で
回転する。回転シャフト23は、ハウジング25の中に配置
されている。
【0016】アーム37のドラム15をつっている一端とは
反対側の端部には、バランスウェイト36を載せるための
バランス台39がシャックル38により連結されている。こ
のバランス台39には、コンクリートを入れたドラム15の
重量とバランスするウェイト36が取り付けられる。
【0017】次に処理手順を説明すると、前述のように
して混練りの完了したコンクリートをドラム15に入れ、
上蓋17をドラム15の上端に載せて、トグルレバー19を上
にはねあげてドラム15と上蓋17とを結合させる。こうし
て結合されたドラム15をリフトを用いてアーム37の一端
に近づけ、シャックル18にシャックルボルトを通すこと
により、上蓋17の頂部に設けられている連結環をアーム
37に連結する。
【0018】次いで、バランス台39にドラム15の重量と
バランスするウェイトを取り付ける。このウェイトは、
アーム37が回転する際に、がたつかないようにしっかり
とバランス台に固定される。アーム37は、天秤構造にな
るように回転軸23にヒンジ結合している。したがって、
ドラム15とウェイト36とが重量的にバランスするとき、
アーム37はほぼ水平になる。
【0019】こうしてバランスがとられると、モータ27
が始動され、回転軸23が回転をはじめる。モータ27の回
転を徐徐にあげていくと、遠心力の作用により、ドラム
15およびウェイトが回転軸23から遠ざかろうとして水平
方向に傾き、さらに回転をあげていくとほぼ水平状態に
なる。このときドラム15の内部では、質量の大きいコン
クリートは、質量が比較的小さい空気よりも大きな力を
遠心方向に受ける。このため、ドラム15の底部にコンク
リートが押しつけられ、押し出された空気がその上にた
まる。このとき、コンクリート中の水の一部も押し出さ
れるので、比較的薄い水の層がコンクリート層の上に形
成される。
【0020】適当な時間、たとえば5分から10分回転さ
せた後、回転を停止すると、ドラム15は、もとの垂直位
置にもどる。このとき、ドラム15の内部には、底部から
順にコンクリート層、薄い水の層、および空気層が形成
されている。ドラム底部のバルブ21を開くと、空気抜き
を完了したコンクリート層を取り出すことができる。コ
ンクリート層を取り出した後、バルブ21を一旦締め、次
いで排気用のバケツで受けながらバルブを開いて水を取
り出す。この水は、廃棄する。
【0021】このように、この発明によると混練りの際
に巻き込まれた空気をコンクリートから抜くことができ
る。
【0022】図3は、この発明のもう一つの実施例を示
す。図2の構成要素と同じ構成要素は、同じ参照番号で
示してある。図2に示した実施例との主要な相違点は、
ドラム15が回転軸23の中心上に配置され、ドラム15がそ
の中心回りに回転する点である。この実施例では、ドラ
ム15の上蓋17は、その頂部から垂直に延びるシャフト43
を備えている。図2の実施例と同様のプロセスによりコ
ンクリート材料の混練りを実行し、混練りの完了したコ
ンクリートをドラム15に収納する。
【0023】図2の実施例の場合と同様にして、上蓋17
をドラム15に固定する。リフトを使用してドラム15を持
ち上げて移動し、回転軸23の真上に位置づける。上蓋17
のシャフト43を遠心分離機40のアーム47に設けられた軸
受けに通し、シャフト43と同心に設けられたストッパー
・リングがアーム47に触れるまでドラム15を上に上げ
る。回転軸23の上部には回転フランジ41が設けられてい
る。このフランジ41に設けられた取り付け用の穴と位置
合わせしながら、ドラム15を下降させ、ドラム15の下部
に設けられたフランジの取り付け穴をフランジ41の取り
付け穴と一致させる。次いで、この穴にボルトを通し、
ナットで締めてドラム15を回転フランジ41に固定する。
【0024】この実施例の変形として、ドラム15の上蓋
17にシャフト43を設けることは省略し、遠心分離装置40
にアーム47およびアーム支持台45を設けることも省略す
ることができる。この場合、ドラム15と回転フランジ41
との結合を十分強固なものとし、回転フランジ41だけで
ドラム15を支持して回転させる。図3では、ドラム15を
1対の回転フランジ41に取り付けているが、回転フラン
ジ41を複数設け、たとえば2対の回転フランジ41にドラ
ム15を固定して回転させることができる。
【0025】次いでモータ27を始動して回転軸23の回転
を始めると、ドラム15が回転を始める。モータの速度を
増していくにつれて遠心力の作用により、コンクリート
がドラム15の側壁に押しつけられ、コンクリートに巻き
込まれていた空気が押し出されドラムの中央部にたま
る。一旦押し出された空気は、コンクリートを再び練り
混ぜないかぎり、再びコンクリート内にもどることはな
い。
【0026】回転軸23の回転を止め、ドラム15をリフト
で支持しながら、回転フランジ41のボルトをはずし、上
蓋17のシャフト43をアーム47から抜く。リフトでドラム
15を移動させて、支持台の上に置き、バルブ21を開けて
コンクリートを取り出す。こうして混練りの際に巻き込
まれた空気を抜くことができる。
【0027】以上にこの発明を具体的な実施例について
説明したが、この発明は、このような実施例に限定され
るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリートに形成される空気だまりの形態を
模型的に示す図。
【図2】この発明の一実施例の遠心分離装置を示す図。
【図3】この発明のもう一つの実施例の遠心分離装置を
示す図。
【符号の説明】
15 ドラム(容器) 17 上蓋 30、40 遠心分離装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉崎 典昭 東京都港区南青山2丁目1番1号 本田技 研工業株式会社内 Fターム(参考) 4G056 AA07 CD00 CD55

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】混練りしたコンクリートから空気を抜くた
    めの装置であって、 混練りしたコンクリートを収納する容器と、 前記容器の上蓋の中央付近に設けられた連結手段と、 動力源に結合し、該動力源によって駆動されて回転する
    ことができる垂直な回転軸と、 前記回転軸と交差して水平方向に延びる支持軸と、を備
    え、 前記連結手段は、前記支持軸の一端に回動可能に連結さ
    れており、前記回転軸が回転するとき、遠心力の作用に
    より、前記容器が水平方向に持ち上げられて回転し、空
    気をコンクリートから押し出すよう構成した前記装置。
  2. 【請求項2】前記支持軸の他方の端には前記容器とバラ
    ンスするバランサが取り付けられている請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】混練りしたコンクリートから空気を抜くた
    めの装置であって、 混練りしたコンクリートを収納する容器と、 動力源に結合し、該動力源によって駆動されて回転する
    ことができる垂直な回転軸と、 前記回転軸の上部に設けられ、前記容器を固定するため
    の手段を備えた回転フランジと、を備え、前記容器は、
    前記回転フランジに固定されて回転し、遠心力の作用に
    より、空気をコンクリートから押し出すよう構成した前
    記装置。
JP2001393171A 2001-12-26 2001-12-26 混練りコンクリートから空気を抜く装置 Withdrawn JP2003191222A (ja)

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