JP2003190760A - 合成樹脂供給量制御装置及び制御方法 - Google Patents

合成樹脂供給量制御装置及び制御方法

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JP2003190760A
JP2003190760A JP2001394133A JP2001394133A JP2003190760A JP 2003190760 A JP2003190760 A JP 2003190760A JP 2001394133 A JP2001394133 A JP 2001394133A JP 2001394133 A JP2001394133 A JP 2001394133A JP 2003190760 A JP2003190760 A JP 2003190760A
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synthetic resin
dehydrator
slurry
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flow rate
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JP2001394133A
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English (en)
Inventor
Shiro Nakagaito
司朗 中垣内
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、脱水機に供給されるスラリー中の
合成樹脂量が所定量となるように制御する合成樹脂供給
量制御装置を提供する。 【解決手段】 本発明の合成樹脂供給量制御装置は、脱
水機に供給されるスラリー中の合成樹脂量を、脱水機に
供給されるスラリーの体積流量と脱水機から排出される
水性媒体の体積流量とから算出し、脱水機に供給される
合成樹脂量が所定量となるように制御するものであるか
ら、脱水機への合成樹脂の供給量の変動に起因して脱水
機の動作が不安的になるといったことはなく、脱水機で
の合成樹脂の脱水を安定的に且つ確実に行い、脱水処理
済の合成樹脂に含有される水分量も一定基準に維持する
ことができ、しかも、乾燥機に所定量の合成樹脂を供給
して合成樹脂の乾燥を良好に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱水機に供給され
るスラリー中の合成樹脂量が所定量となるように制御す
る合成樹脂供給量制御装置及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から合成樹脂の製造方法の一つとし
て、重合器内で単量体を懸濁重合法や乳化重合法により
重合させ、この水性媒体中に合成樹脂が分散してなるス
ラリーを脱水機に供給して合成樹脂分と水性媒体とを分
離した後、この分離された合成樹脂を乾燥機に供給、乾
燥させる合成樹脂の製造方法が汎用されている。
【0003】そして、上記重合器における重合は、一度
に所定量の単量体及び水性媒体を重合器内に供給して単
量体を重合させ、合成樹脂が水性媒体中に分散してなる
スラリーを製造し、このスラリーを全て重合器外に排出
した後、重合器内に新たに所定量の単量体及び水性媒体
を一度に供給して単量体の重合を行う、所謂、バッチ式
である一方、脱水機へのスラリーの供給及び乾燥機への
合成樹脂の供給は連続的に行われる。
【0004】従って、重合器と脱水機との間には、通
常、ホールドタンクが設けられ、このホールドタンクに
一端、重合器からのスラリーを貯留すると共にホールド
タンク内に攪拌機を設け、この攪拌機によってホールド
タンク内のスラリーを攪拌した上で、このホールドタン
ク内からスラリーを連続的に上記脱水機に供給してい
る。
【0005】しかしながら、上記攪拌機によるスラリー
の攪拌では、合成樹脂を水性媒体中に均一に分散させる
ことができず、ホールドタンクから脱水機に供給される
スラリー中の合成樹脂量に変動を生じる。
【0006】そして、脱水機に供給されるスラリー中の
合成樹脂量に変動が生じると、脱水機で脱水された後に
乾燥機に供給される合成樹脂量も変動してしまい、乾燥
機に供給される合成樹脂量が少なくなった場合には乾燥
機での乾燥が過度となって合成樹脂が着色してしまい、
逆に、乾燥機に供給される合成樹脂量が多くなった場合
には合成樹脂の乾燥が不十分になってしまうといった問
題点があった。
【0007】又、上記脱水機としてデカンタ脱水機を用
いている場合には、デカンタ脱水機に供給されるスラリ
ー中の合成樹脂量が大きく変動すると振動が発生し、こ
の振動が原因となって脱水機本体や接続配管が破損して
しまうといった問題もあった。
【0008】そこで、上記脱水機に供給されるスラリー
中の合成樹脂量を一定に保持すべく、特開平9−206
583号公報には、ホールドタンクと脱水機とを連結、
連通する流通管内を流通する懸濁液の流量及び該懸濁液
中の合成樹脂濃度を測定し、この懸濁液の流量及び該懸
濁液中の合成樹脂濃度とから合成樹脂量を測定し、この
合成樹脂量と基準合成樹脂量との偏差に応じて、上記流
通管中に介装した制御弁の開放度を制御し、一定量の合
成樹脂量を脱水機に供給する懸濁液供給制御方法及び装
置が提案されている。
【0009】ところが、上記懸濁液供給制御方法及び装
置では、高価な濃度計や制御弁といった部品を必要と
し、設備コストが高くつき、加えて、上記制御弁が、粒
状の合成樹脂との衝突、摩擦によって磨耗、破損しやす
く、メンテナンスコストも高くつくという問題点があっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、脱水機に供
給されるスラリー中の合成樹脂量が所定量となるように
制御することにより、脱水機における合成樹脂の脱水を
確実に行うと共に脱水機での脱水処理の後に行われる乾
燥機への合成樹脂の供給を所定量に維持して合成樹脂を
その品質を落とすことなく確実に乾燥させることがで
き、更に、設備コストやメンテナンスコストが低廉な合
成樹脂供給量制御装置及び制御方法を提供する。
【0011】
【課題を解決する手段】請求項1に記載の合成樹脂供給
量制御装置は、重合器で得られた、水性媒体中に合成樹
脂が分散してなるスラリーを脱水機に供給するに際し、
この脱水機に供給される上記スラリー中の合成樹脂量が
所定量となるように制御する合成樹脂供給量制御装置で
あって、この合成樹脂供給量制御装置は、上記脱水機に
供給されるスラリーの体積流量を測定するスラリー体積
流量測定手段、上記脱水機から排出される水性媒体の体
積流量を測定する水性媒体体積流量測定手段、上記スラ
リー体積流量測定手段により測定されたスラリー体積流
量と上記水性媒体体積流量測定手段により測定された水
性媒体体積流量とから上記脱水機に供給されるスラリー
中の合成樹脂量を算出する合成樹脂量算出手段と、この
合成樹脂量算出手段で算出された合成樹脂量に基づいて
上記脱水器に供給される合成樹脂量が所定量となるよう
に上記脱水機に供給されるスラリーの体積流量を制御す
るスラリー体積流量制御手段とからなることを特徴とす
る。
【0012】又、請求項2に記載の合成樹脂供給量制御
装置は、請求項1に記載の合成樹脂供給量制御装置にお
いて、脱水機へのスラリーの供給をポンプにより行い、
このポンプのスラリー吐出量をスラリー体積流量制御手
段によって制御するように構成していることを特徴とす
る。
【0013】更に、請求項3に記載の合成樹脂供給量制
御方法は、重合器で得られた、水性媒体中に合成樹脂が
分散してなるスラリーを脱水機に供給するに際し、この
脱水機に供給される上記スラリー中の合成樹脂量が所定
量となるように制御する合成樹脂供給量制御方法であっ
て、上記脱水機に供給されるスラリーの体積流量を測定
する一方、上記脱水機から排出される水性媒体の体積流
量を測定し、上記スラリー体積流量と上記水性媒体体積
流量とから上記脱水機に供給されるスラリー中の合成樹
脂量を算出し、この合成樹脂量に基づいて上記脱水器に
供給される合成樹脂量が所定量となるように上記脱水機
に供給されるスラリーの体積流量を制御することを特徴
とする。
【0014】又、請求項4に記載の合成樹脂供給量制御
方法は、請求項3に記載の合成樹脂供給量制御方法にお
いて、脱水機へのスラリーの供給をポンプにより行い、
このポンプのスラリー吐出量を制御することを特徴とす
る。
【0015】
【作用】本発明の合成樹脂供給量制御装置は、脱水機に
供給されるスラリーの体積流量を測定する一方、脱水機
から排出される水性媒体の体積流量を測定し、このスラ
リー体積流量と水性媒体体積流量とからスラリー中の合
成樹脂量を算出し、この合成樹脂量に基づいて脱水機に
供給されるスラリー中の合成樹脂量が所定量となるよう
にスラリーの体積流量を制御していることから、脱水機
に単位時間当たり所定量の合成樹脂を確実に且つ連続的
に供給することができ、合成樹脂を脱水機によって安定
的に且つ確実に脱水することができる。
【0016】そして、上述の如く、脱水機に単位時間当
たり所定量の合成樹脂量を供給していることから、脱水
機から排出される単位時間当たりの合成樹脂量も所定量
に維持することができ、よって、脱水処理された単位時
間当たり所定量の合成樹脂を乾燥機に安定的に且つ連続
的に供給して好適な条件下に品質を損ねることなく確実
に乾燥することができる。
【0017】更に、上記脱水機へのスラリーの供給をポ
ンプにより行い、このポンプのスラリー吐出量の制御を
スラリー体積流量制御手段により行っている場合には、
従来のように、スラリーを脱水機に供給するスラリー流
通管内に濃度計を配設したり、スラリーの体積流量を調
整するために流通管内に開閉弁を設けたりする必要がな
く、ポンプのスラリー吐出量を変化させるだけで脱水機
へ供給される合成樹脂量を制御することができ、合成樹
脂の製造設備におけるメンテナンスコスト等のランニン
グコストや設備コストを低廉なものとすることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の合成樹脂供給量制
御装置の一例について図面を参照しつつ説明する。図1
は、合成樹脂供給量制御装置を用いた合成樹脂の製造装
置Aを示した模式図である。上記製造装置Aは、重合器
(図示せず)において単量体を水性媒体中で重合させる
ことにより得られた、水性媒体中に合成樹脂が分散して
なるスラリーを一端、貯留しておくためのホールドタン
ク1と、スラリー中の合成樹脂分を水性媒体から分離す
る脱水機2と、この脱水機2で分離された合成樹脂を乾
燥する乾燥機3と、上記脱水機2に供給されるスラリー
中の合成樹脂量が所定量となるように制御する合成樹脂
供給量制御装置4とからなる。
【0019】なお、上記脱水機2としては、スラリー中
の合成樹脂と水性媒体とを直ちに且つ連続的に分離、除
去し、分離された合成樹脂を乾燥機3に連続的に供給す
ることができるものであればよく、例えば、デカンタ脱
水機やスクリーン脱水機等が挙げられ、デカンタ脱水機
が好ましい。又、上記乾燥機3としては、合成樹脂を連
続的に乾燥させることができるものであればよく、例え
ば、気流乾燥機、流動乾燥機、真空乾燥機等が挙げられ
る。
【0020】上記ホールドタンク1と上記脱水機2と
は、スラリー流通管5の一端をホールドタンク1に、他
端を脱水機2に連結、連通させることによって連結、連
通されている。
【0021】又、上記脱水機2と上記乾燥機3とは、合
成樹脂流通管6の一端を上記脱水機2の合成樹脂排出口
に、他端を上記乾燥機3に連結、連通させることによっ
て連結、連通されており、上記脱水機2で脱水された合
成樹脂は上記合成樹脂流通管6を通じて上記乾燥機3に
連続的に供給される。
【0022】更に、上記脱水機2の水性媒体排出口に
は、水性媒体流通管7の一端が連結、連通されており、
上記脱水機2において合成樹脂分から分離された水性媒
体は上記水性媒体流通管7を通じて上記脱水機2外に排
出される。なお、上記水性媒体流通管7には、水性媒体
に生じた泡や気泡を除去する脱泡槽71が介装されてお
り、この脱泡槽71で水性媒体中の泡や気泡を除去するこ
とによって、後述する水性媒体体積流量計43により脱水
機2から排出された水性媒体の体積流量を正確に測定す
ることができる。
【0023】そして、上記合成樹脂供給量制御装置4
は、上記スラリー流通管5に介装され且つ上記ホールド
タンク1内のスラリーを上記脱水機2に連続的に供給す
るポンプ41と、上記スラリー流通管5に介装されて該ス
ラリー流通管5内を流通するスラリーの単位時間当たり
の体積流量を測定するスラリー体積流量測定手段である
スラリー体積流量計42と、上記水性媒体流通管7におけ
る脱泡槽71の他端側部分に介装され且つ水性媒体流通管
7内を流通する水性媒体の単位時間当たりの体積流量を
測定する水性媒体体積流量測定手段である水性媒体体積
流量計43と、上記スラリー体積流量計42で測定された単
位時間当たりのスラリー体積流量と上記水性媒体体積流
量計43で測定された単位時間当たりの水性媒体体積流量
とから上記脱水機2に供給される単位時間当たりの合成
樹脂量を算出する合成樹脂量算出手段及びこの合成樹脂
量に基づいて上記脱水機2に供給される単位時間当たり
の合成樹脂量が所定量となるように上記ポンプ41のスラ
リー吐出量を制御するスラリー体積流量制御手段を備え
た調整計44とから構成されている。
【0024】詳細には、上記ポンプ41は、回転数を無段
階的に変化させることができるモータ411 によって駆動
させられており、上記調整計44からの電気信号によりモ
ータの回転数を変化させることによって上記脱水機2へ
の単位時間当たりのスラリー吐出量、即ち、上記脱水機
2に供給する単位時間当たりのスラリー体積流量を変化
させることができるように構成されている。そして、上
記モータとしては、回転数を精度良く且つ正確に制御す
ることができる点からインバータモータが好ましい。
【0025】又、上記スラリー体積流量計42及び上記水
性媒体体積流量計43としては、スラリー流通管5や水性
媒体流通管7内を流通するスラリーや水性媒体の流れを
妨げないものが好ましく、このようなスラリー体積流量
計42及び上記水性媒体体積流量計43としては電磁式流量
計が好ましい。
【0026】更に、上記調整計44は、上記ポンプ41のモ
ータ411 、上記スラリー体積流量計42及び上記水性媒体
体積流量計43に電気的に接続されており、スラリー体積
流量計42及び水性媒体体積流量計43からの測定値を常
時、電気的に受け取り、この受け取ったスラリー体積流
量から水性媒体体積流量を引くことにより脱水機2に供
給されている単位時間当たりのスラリー中の合成樹脂量
を算出し、この合成樹脂量に基づいて上記ポンプ41のモ
ータ411 の回転数を制御して上記ポンプ41のスラリー吐
出量を調節し、上記ホールドタンク1から上記脱水機2
に供給されるスラリー中の合成樹脂量が単位時間当たり
所定量となるように制御する。
【0027】このような調整計44としては、例えば、プ
ロセスコントローラ、ディストリビュートコントローラ
システム、ワンループコントローラ、シーケンサ等が挙
げられる。
【0028】次に、上記合成樹脂の製造装置Aを用いて
合成樹脂を製造する要領について説明する。先ず、重合
器にて所定量の単量体を水性媒体中で重合させて得られ
た、合成樹脂が水性媒体中に分散してなるスラリーをホ
ールドタンク1内にバッチ的に供給する。なお、上記単
量体としては、特に限定されず、スチレン系単量体、ア
クリル系単量体等が挙げられる。
【0029】そして、上記ホールドタンク1内のスラリ
ーを上記ポンプ41によって上記脱水機2にスラリー流通
管5を通じて連続的に供給し、上記脱水機2において、
スラリー中の合成樹脂分から水性媒体分を分離、除去、
即ち、スラリーを脱水し、脱水された合成樹脂分を合成
樹脂流通管6を通じて乾燥機3に連続的に供給する一
方、脱水機2にて合成樹脂分から分離、除去された水性
媒体は脱水機2外に水性媒体流通管7を通じて連続的に
排出される。
【0030】この時、上記合成樹脂供給量制御装置4に
よって上記ホールドタンク1から上記脱水機2に供給さ
れるスラリー中の合成樹脂量が単位時間当たり所定量と
なるように制御されている。
【0031】詳細には、上記合成樹脂供給量制御装置4
のスラリー体積流量計42が常時、上記スラリー流通管5
内を流通するスラリーの単位時間当たりの体積流量を測
定している一方、上記水性媒体体積流量計43が上記脱水
機2から排出された水性媒体流通管7内を流通する水性
媒体の単位時間当たりの体積流量を測定している。
【0032】上記スラリー体積流量計42で測定されたス
ラリー体積流量及び上記水性媒体体積流量計43で測定さ
れた水性媒体体積流量は上記調整計44に送られ、この調
整計44において、上記スラリー体積流量から上記水性媒
体体積流量をひくことにより上記脱水機2に供給された
合成樹脂の単位時間当たりの体積流量を算出し、更に、
この合成樹脂の体積流量に該合成樹脂の比重を乗じて合
成樹脂重量を算出する。一方、調整計44には、上記脱水
機2に供給されるべき合成樹脂の単位時間当たりの基準
重量が予め設定されている。
【0033】そして、上記調整計44は、上記の如くして
算出した脱水機2に供給されている合成樹脂の単位時間
当たりの重量と、上記合成樹脂の単位時間当たりの基準
重量との重量差を算出し、この重量差が小さくなる方向
に上記ポンプ41のモータ411の回転数を制御してポンプ4
1のスラリー吐出量を調整する。
【0034】即ち、脱水機2に供給されている合成樹脂
の単位時間当たりの重量が、合成樹脂の単位時間当たり
の基準重量よりも多い場合には、上記ポンプ41のモータ
411の回転数を低くしてポンプ41のスラリー吐出量を少
なくする一方、脱水機2に供給されている合成樹脂の単
位時間当たりの重量が、合成樹脂の単位時間当たりの基
準重量よりも少ない場合には、上記ポンプ41のモータ41
1 の回転数を高くしてポンプ41のスラリー吐出量を多く
することにより、脱水機2に供給される合成樹脂の単位
時間当たりの重量が基準重量となるように制御する。
【0035】又、上記脱水機2に供給されている合成樹
脂の単位時間当たりの重量と、上記合成樹脂の単位時間
当たりの基準重量との間の重量差が、一定の範囲内にあ
る場合には、現在のポンプ41のスラリー吐出量を維持
し、上記重量差が一定の範囲を越えた時に、脱水機2に
供給されている合成樹脂の単位時間当たりの重量が、合
成樹脂の単位時間当たりの基準重量となるように、上記
調整計44によって上記ポンプ41のスラリー吐出量を制御
するように構成してもよい。
【0036】このように、上記調整計44によって上記ポ
ンプ41のスラリー吐出量を制御し、上記脱水機2に供給
されるスラリー中の合成樹脂量が単位時間当たり所定量
となるように制御するものであるから、上記脱水機2に
おいて、スラリー中の合成樹脂の脱水を円滑に且つ確実
に行った上で適正量の合成樹脂を乾燥機3に連続的に供
給することができ、合成樹脂の品質を損なうことなく合
成樹脂の乾燥を確実に行うことができる。
【0037】しかも、上記合成樹脂供給量制御装置4で
は、上記脱水機2に供給されるスラリー中の合成樹脂量
を、上記脱水機2に供給されるスラリー体積流量と上記
脱水機2から排出される水性媒体体積流量との差から算
出すると共に、ポンプ41のモータ411 の回転数を制御す
ることによってポンプ41のスラリー吐出量を調整してお
り、従来の装置のように、上記スラリー流通管5や上記
水性媒体流通管7内に濃度計や開閉弁を設ける必要はな
く、合成樹脂の製造装置の設備コストやメンテナンスコ
ストを抑えることができる。
【0038】
【実施例】(実施例1)図1に示したような、ホールド
タンク1と、デカンタ脱水機2と、気流乾燥機3と、合
成樹脂供給量制御装置4とからなる合成樹脂の製造装置
Aを用いた。
【0039】具体的には、上記ホールドタンク1と上記
デカンタ脱水機2とは、スラリー流通管5の一端をホー
ルドタンク1に、他端を脱水機2に連結、連通させるこ
とによって連結、連通されている。
【0040】又、上記脱水機2と上記乾燥機3とは、合
成樹脂流通管6の一端を上記脱水機2に、他端を上記乾
燥機3に連結、連通させることによって連結、連通され
ており、上記脱水機2で脱水された合成樹脂分は上記合
成樹脂流通管6を通じて上記乾燥機3に連続的に供給さ
れる。
【0041】更に、上記脱水機2には、水性媒体流通管
7の一端が連結、連通されており、上記脱水機2におい
て合成樹脂分から分離された水性媒体は上記水性媒体流
通管7を通じて上記脱水機2外に排出される。なお、上
記水性媒体流通管7には、水性媒体に生じた泡や気泡を
除去する脱泡槽71が介装されている。
【0042】そして、上記合成樹脂供給量制御装置4
は、上記スラリー流通管5に介装され且つインバータモ
ータ411 により駆動するポンプ41と、上記スラリー流通
管5内を流通するスラリーの単位時間当たりの体積流量
を測定するスラリー体積流量計42と、上記水性媒体流通
管7における脱泡槽71の他端側部分に介装され且つ水性
媒体流通管7内を流通する水性媒体の単位時間当たりの
体積流量を測定する水性媒体流通計43と、上記ポンプの
インバータモータ411 、上記スラリー体積流量計42及び
上記水性媒体流通計43に電気的に接続され、スラリー体
積流量計42で測定されたスラリー体積流量と水性媒体流
量計43で測定された水性媒体体積流量とから単位時間当
たりのスラリー中の合成樹脂量を算出し、この合成樹脂
量に基づいてポンプ41のスラリー吐出量を制御する調整
計44とからなる。
【0043】しかして、重合器においてスチレンモノマ
ーを懸濁重合により重合し、得られたスチレン樹脂が水
性媒体中に分散してなるスラリー(スチレン樹脂濃度:
40重量%)をホールドタンク1内に供給、貯留した。
【0044】そして、上記インバータモータ411 により
ポンプ41を駆動させて上記ホールドタンク1内のスラリ
ーを上記脱水機2に供給し、この脱水機2にてスラリー
中の水性媒体分を合成樹脂分から分離、除去し、脱水さ
れた合成樹脂分を合成樹脂流通管6を通じて乾燥機3に
連続的に供給して乾燥機3にて合成樹脂を乾燥すると共
に、水性媒体分を水性媒体流通管7を通じて脱水機2外
に排出した。
【0045】これと同時に、上記調整計44において、ス
ラリー体積流通計42で測定された単位時間当たりのスラ
リー体積流通量と水性媒体体積流通計43で測定された単
位時間当たりの水性媒体流通量とから、脱水機2に単位
時間当たり供給される合成樹脂重量を算出した。
【0046】そして、上記脱水機2に供給される合成樹
脂の単位時間当たりの基準重量を3ton/hとし、こ
の基準重量を予め上記調整計44に設定しておき、この基
準重量と上記合成樹脂重量との差を算出し、この差が
0.1ton/hを越えた時は、上記調整計44によっ
て、合成樹脂重量が基準重量に合致する方向に上記ポン
プ41のインバータモータ411 の回転数を制御してポンプ
41のスラリー吐出量を調整する一方、差が0.1ton
/hよりも小さい時にはポンプ41のスラリー吐出量をそ
のまま維持、継続した。
【0047】(比較例1)図2に示したような、ホール
ドタンク1と、デカンタ脱水機2と、気流乾燥機3と、
合成樹脂供給量制御装置4'とからなる合成樹脂の製造装
置Aを用いた。
【0048】具体的には、上記ホールドタンク1と上記
デカンタ脱水機2とは、スラリー流通管5の一端をホー
ルドタンク1に、他端を脱水機2に連結、連通させるこ
とによって連結、連通されている。
【0049】又、上記脱水機2と上記乾燥機3とは、合
成樹脂流通管6の一端を上記脱水機2の合成樹脂排出口
に、他端を上記乾燥機3に連結、連通させることによっ
て連結、連通されており、上記脱水機2で脱水された合
成樹脂分は上記合成樹脂流通管6を通じて上記乾燥機3
に連続的に供給される。
【0050】更に、上記脱水機2には、水性媒体流通管
7の一端が連結、連通されており、上記脱水機2におい
て合成樹脂分から分離された水性媒体は上記水性媒体流
通管7を通じて上記脱水機2外に排出される。
【0051】そして、上記合成樹脂供給量制御装置4'
は、上記スラリー流通管5に介装され且つインバータモ
ータ411 により駆動するポンプ41と、上記スラリー流通
管5内を流通するスラリーの単位時間当たりの体積流量
を測定するスラリー体積流量計42と、上記スラリー流通
管5における上記スラリー体積流量計42の他端側部分に
介装された開閉弁45と、上記スラリー体積流量計42及び
上記開閉弁45に電気的に接続し且つ上記スラリー体積流
量計42で測定された単位時間当たりのスラリー体積流量
に基づいてスラリー流通管5内を流通する単位時間当た
りのスラリーの体積流量が一定となるように上記開閉弁
45の開放度を制御する調整計46とからなる。
【0052】しかして、重合器においてスチレンモノマ
ーを懸濁重合により重合し、得られたスチレン樹脂が水
性媒体中に分散してなるスラリー(スチレン樹脂濃度:
40重量%)をホールドタンク1に供給、貯留した。
【0053】そして、上記インバータモータ411 により
ポンプ41を駆動させて上記ホールドタンク1内のスラリ
ーを上記脱水機2に供給し、この脱水機2にてスラリー
中の水性媒体分を合成樹脂分から分離、除去し、脱水さ
れた合成樹脂分を合成樹脂流通管6を通じて乾燥機3に
連続的に供給して合成樹脂を乾燥機3にて乾燥すると共
に、水性媒体分を水性媒体流通管7を通じて脱水機2外
に排出した。
【0054】これと同時に、上記調整計46において、こ
の調整計46に予め設定しておいた単位時間当たりの基準
スラリー体積流量と、上記スラリー体積流量計42で測定
された単位時間当たりのスラリー体積流量とを比較し、
基準スラリー体積流量と測定したスラリー体積流量との
間に差がある場合には、上記調整計46によってスラリー
体積流量が基準スラリー体積流量に合致する方向に上記
開閉弁45の開放度を制御、調整して、上記脱水機2に供
給する単位時間当たりのスラリー体積流量を調整した。
【0055】なお、上記調整計46に予め設定しておいた
単位時間当たりの基準スラリー体積流量は、上記脱水機
2に供給される単位時間当たりのスラリー中の合成樹脂
量が3ton/hとなるように、即ち、7.5m3 /h
に設定した。
【0056】上記合成樹脂の製造装置を一日16時間づ
つ2カ月間に亘って稼働させて合成樹脂を製造し、脱水
機2に供給されるスラリー量の変動及びこのスラリー中
の合成樹脂量の変動、並びに、乾燥機3で乾燥した後の
合成樹脂の状態を下記方法により測定し、その結果を表
1に示した。
【0057】(スラリー量の変動)脱水機2に供給され
るスラリーの体積流量を一時間おきにスラリー体積流量
計42から読み取った。
【0058】(供給樹脂量の変動)実施例1において
は、脱水機2に供給される単位時間当たりのスラリー体
積流量を一時間おきにスラリー体積流量計42から読み取
ると同時に、脱水機2から排出される単位時間当たりの
水性媒体体積流量を水性媒体体積流量計43から読み取
り、読み取ったスラリー体積流量から水性媒体体積流量
を引いて合成樹脂体積流量を算出し、この合成樹脂体積
流量にスチレン樹脂の比重を乗じて、脱水機2に単位時
間当たりに供給される合成樹脂量を一時間毎に算出し
た。
【0059】又、比較例1においては、合成樹脂流通管
6内を単位時間当たりに流通する合成樹脂量を一時間毎
に測定した。
【0060】(乾燥後の合成樹脂の状態)乾燥機3で乾
燥した後の合成樹脂において、乾燥機3への単位時間当
たりの合成樹脂量が少なくて合成樹脂に熱を加え過ぎて
合成樹脂に着色が生じていないか、逆に、乾燥機3への
単位時間当たりの合成樹脂量が多くなって合成樹脂に十
分に熱を与えることができずに合成樹脂が十分に乾燥し
ていないか否かを目視観察により判断した。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】本発明の合成樹脂供給量制御装置及び制
御方法は、脱水機に供給されるスラリー中の合成樹脂量
を、脱水機に供給されるスラリーの体積流量と脱水機か
ら排出される水性媒体の体積流量とから算出し、脱水機
に供給される合成樹脂量が所定量となるように制御する
ものであるから、脱水機への合成樹脂の供給量の変動に
起因して脱水機の動作が不安的になるといったことはな
く、脱水機での合成樹脂の脱水を安定的に且つ確実に行
い、脱水処理済の合成樹脂に含有される水分量も一定基
準に維持することができる。
【0063】更に、脱水機から排出される脱水処理済の
合成樹脂量も所定量に維持して、脱水処理済の合成樹脂
の乾燥機への単位時間当たりの供給量も所定量に維持す
ることができ、しかも、合成樹脂の含水率も一定基準に
維持されていることも相まって、脱水処理済の合成樹脂
を乾燥機にて適度な加熱により品質を損なうことなく安
定的に且つ確実に乾燥させることができる。
【0064】又、脱水機へのスラリーの供給をポンプに
より行い、このポンプのスラリー吐出量をスラリー体積
流量制御手段によって制御している場合には、スラリー
を脱水機に供給するためのスラリー流通管に該スラリー
流通管内を流通するスラリー体積流量を調整する開閉弁
を配設する必要がなく、この開閉弁の配設やメンテナン
スを不要とし、合成樹脂装置の設備コストやメンテナン
スコストの低廉化を図ることができる。
【0065】そして、上記ポンプの駆動をインバータモ
ータにより行い、このインバータモータの回転数を上記
スラリー体積流量制御手段によって制御してポンプのス
ラリー吐出量を制御している場合には、上記インバータ
モータは、その回転数を正確に且つ緻密に制御すること
ができると共に脱水機に所要流量のスラリーを供給する
に足る最低限の出力で運転することから、所定量の合成
樹脂を脱水機にエネルギーコストを抑えつつ緻密にして
正確に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成樹脂供給量制御装置を示した模式
図である。
【図2】比較例1の合成樹脂の製造装置を示した模式図
である。
【符号の説明】
1 ホールドタンク 2 脱水機 3 乾燥機 4 合成樹脂供給量制御装置 41 ポンプ 411 モータ 42 スラリー体積流量計 43 水性媒体体積流量計 44 調整計 5 スラリー流通管 6 合成樹脂流通管 7 水性媒体流通管 71 脱泡槽

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合器で得られた、水性媒体中に合成樹
    脂が分散してなるスラリーを脱水機に供給するに際し、
    この脱水機に供給される上記スラリー中の合成樹脂量が
    所定量となるように制御する合成樹脂供給量制御装置で
    あって、この合成樹脂供給量制御装置は、上記脱水機に
    供給されるスラリーの体積流量を測定するスラリー体積
    流量測定手段、上記脱水機から排出される水性媒体の体
    積流量を測定する水性媒体体積流量測定手段、上記スラ
    リー体積流量測定手段により測定されたスラリー体積流
    量と上記水性媒体体積流量測定手段により測定された水
    性媒体体積流量とから上記脱水機に供給されるスラリー
    中の合成樹脂量を算出する合成樹脂量算出手段と、この
    合成樹脂量算出手段で算出された合成樹脂量に基づいて
    上記脱水器に供給される合成樹脂量が所定量となるよう
    に上記脱水機に供給されるスラリーの体積流量を制御す
    るスラリー体積流量制御手段とからなることを特徴とす
    る合成樹脂供給量制御装置。
  2. 【請求項2】 脱水機へのスラリーの供給をポンプによ
    り行い、このポンプのスラリー吐出量をスラリー体積流
    量制御手段によって制御するように構成していることを
    特徴とする請求項1に記載の合成樹脂供給量制御装置。
  3. 【請求項3】 重合器で得られた、水性媒体中に合成樹
    脂が分散してなるスラリーを脱水機に供給するに際し、
    この脱水機に供給される上記スラリー中の合成樹脂量が
    所定量となるように制御する合成樹脂供給量制御方法で
    あって、上記脱水機に供給されるスラリーの体積流量を
    測定する一方、上記脱水機から排出される水性媒体の体
    積流量を測定し、上記スラリー体積流量と上記水性媒体
    体積流量とから上記脱水機に供給されるスラリー中の合
    成樹脂量を算出し、この合成樹脂量に基づいて上記脱水
    器に供給される合成樹脂量が所定量となるように上記脱
    水機に供給されるスラリーの体積流量を制御することを
    特徴とする合成樹脂供給量制御方法。
  4. 【請求項4】 脱水機へのスラリーの供給をポンプによ
    り行い、このポンプのスラリー吐出量を制御することを
    特徴とする請求項3に記載の合成樹脂供給量制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7562926B2 (en) 2004-09-17 2009-07-21 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Walk-in-device

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