JP2003190257A - ニードルレス・プラスチックアンプル - Google Patents
ニードルレス・プラスチックアンプルInfo
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- JP2003190257A JP2003190257A JP2001403091A JP2001403091A JP2003190257A JP 2003190257 A JP2003190257 A JP 2003190257A JP 2001403091 A JP2001403091 A JP 2001403091A JP 2001403091 A JP2001403091 A JP 2001403091A JP 2003190257 A JP2003190257 A JP 2003190257A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 注射針不要で薬液をシリンジに直接吸い上げ
たり、透析のニードルレス血液回路の自動弁に直接セッ
ト出来るプラスチックアンプルを提供する。 【構成】 軟質プラスチックからなる本体2に基板5を
形成し、保持板6の縮径部先端7に第1スリーブ8,第
2スリーブ9を形成し、ノッチ状の溝,11,13,1
5を形成して第1捩じ切り部16,第2捩じ切り部18
を形成する。第1スリーブ8の外径及び第2スリーブ9
の内径をシリンジの筒先の外径と略等しく設定する。
たり、透析のニードルレス血液回路の自動弁に直接セッ
ト出来るプラスチックアンプルを提供する。 【構成】 軟質プラスチックからなる本体2に基板5を
形成し、保持板6の縮径部先端7に第1スリーブ8,第
2スリーブ9を形成し、ノッチ状の溝,11,13,1
5を形成して第1捩じ切り部16,第2捩じ切り部18
を形成する。第1スリーブ8の外径及び第2スリーブ9
の内径をシリンジの筒先の外径と略等しく設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液等を収納する
プラスチック・アンプルに関する。
プラスチック・アンプルに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は公用のプラスチック・アンプルで
ある。軟質プラスチックからなるアンプル状の中空容器
本体aは、底bと対向する端部を延長するとともに縮径
し、容器の対向する側壁c,c′の一部は短冊状に張り
出させるとともに、前記底bと対向する軸線方向に延長
して基板dを形成している。
ある。軟質プラスチックからなるアンプル状の中空容器
本体aは、底bと対向する端部を延長するとともに縮径
し、容器の対向する側壁c,c′の一部は短冊状に張り
出させるとともに、前記底bと対向する軸線方向に延長
して基板dを形成している。
【0003】基板dの端部中央は更に縮径して他端の底
eを形成するとともに、基板dを延長して保持板d′を
形成し、さらに延長して捩じり板fを形成する。保持板
d′と捩じり板fとの境界が底eより若干底bよりに位
置するように、延長方向と交又する方向に断面が対向し
たノッチ状の溝gを形成するとともに、該溝gに隣接す
る縮径部の外周にノッチ状の溝hを形成して捩じ切り部
iを設け、本体a内に薬液が満たされている。
eを形成するとともに、基板dを延長して保持板d′を
形成し、さらに延長して捩じり板fを形成する。保持板
d′と捩じり板fとの境界が底eより若干底bよりに位
置するように、延長方向と交又する方向に断面が対向し
たノッチ状の溝gを形成するとともに、該溝gに隣接す
る縮径部の外周にノッチ状の溝hを形成して捩じ切り部
iを設け、本体a内に薬液が満たされている。
【0004】なお、従来例では中空容器を円筒状とした
が、中空の四角柱でも六角柱でも良いことは言うまでも
ない。また、基板dと保持板d′との境界の溝jは、断
面が対向したノッチ状の溝で自動機で製造する場合、薬
液を注入した後封口処理する為の溝である。
が、中空の四角柱でも六角柱でも良いことは言うまでも
ない。また、基板dと保持板d′との境界の溝jは、断
面が対向したノッチ状の溝で自動機で製造する場合、薬
液を注入した後封口処理する為の溝である。
【0005】従来のプラスチック・アンプルを使用する
には、本体aを上向きに保持しながら、本体a及び基板
dを手で持ち他方の手で捩じり板fを捩じり、溝gを捩
じ切るとともに縮径部の溝hをも捩じ切りるのである。
には、本体aを上向きに保持しながら、本体a及び基板
dを手で持ち他方の手で捩じり板fを捩じり、溝gを捩
じ切るとともに縮径部の溝hをも捩じ切りるのである。
【0006】次いで、注射器の針を先に捩じ切った溝h
内の開口部からプラスチック・アンプルの本体a内に挿
入して薬液を注射器に吸い上げるのである。即ち、従来
例のプラスチック・アンプルは、ガラス製のアンプルの
ように、やすりでアンプルの根元を傷つける必要が無い
利点と、持ち運ぶ途中でやや乱暴に取り扱っても割れる
心配がないという利点のみが有る。
内の開口部からプラスチック・アンプルの本体a内に挿
入して薬液を注射器に吸い上げるのである。即ち、従来
例のプラスチック・アンプルは、ガラス製のアンプルの
ように、やすりでアンプルの根元を傷つける必要が無い
利点と、持ち運ぶ途中でやや乱暴に取り扱っても割れる
心配がないという利点のみが有る。
【0007】しかし、プラスチック・アンプルから注射
器で薬液を吸入する場合、注射針を経由するのはガラス
製のアンプルと同様である。
器で薬液を吸入する場合、注射針を経由するのはガラス
製のアンプルと同様である。
【0008】また、近年人工腎臓透析中の採血,薬液注
入は血液回路のゴム・スリーブより注射針を差し込んで
行われているが、誤穿刺事故(注射針がゴム・スリーブ
を貫通して人体に刺さったり、引き抜いた時の反動で自
分の手を突き刺したりする事故)があとを絶たない、し
かし従来例はこれらの事故防止には何等役立つことは無
い。
入は血液回路のゴム・スリーブより注射針を差し込んで
行われているが、誤穿刺事故(注射針がゴム・スリーブ
を貫通して人体に刺さったり、引き抜いた時の反動で自
分の手を突き刺したりする事故)があとを絶たない、し
かし従来例はこれらの事故防止には何等役立つことは無
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、注射針を使用せずプラスチック・アンプルから
薬液を直接シリンジに吸い上げることにより時間を節約
するとともに、粉末状の薬剤をも薬液を注入しながら混
合,溶解液状にして吸い上げ可能にし、ひいては誤穿刺
事故の危険をも防止出来るニードルレス・プラスチック
アンプルを提供することを目的とする。
に鑑み、注射針を使用せずプラスチック・アンプルから
薬液を直接シリンジに吸い上げることにより時間を節約
するとともに、粉末状の薬剤をも薬液を注入しながら混
合,溶解液状にして吸い上げ可能にし、ひいては誤穿刺
事故の危険をも防止出来るニードルレス・プラスチック
アンプルを提供することを目的とする。
【0010】さらに、本発明によるニードルレス・プラ
スチックアンプルに直接注射針をセットすることにより
注射可能ともなり、シリンジを省略出来るニードルレス
・プラスチックアンプルを提供することを目的とする。
スチックアンプルに直接注射針をセットすることにより
注射可能ともなり、シリンジを省略出来るニードルレス
・プラスチックアンプルを提供することを目的とする。
【0011】又、最近人工腎臓透析等に使用されるニー
ドルレス血液回路に薬液を注入する場合、注射針を介せ
ずに回路中の瞼式自動弁(系統の内圧が若干でもかかっ
ていると軟質プラスチックからなる瞼式自動弁は自力で
閉じて系統の液は外へ漏れず、この弁にシリンジの筒先
を挿入して圧力を外からかけるとシリンジの薬液が系統
内へ注入される)に直接薬液を注入することが出来るプ
ラスチック・アンプルを提供することを目的とする。
ドルレス血液回路に薬液を注入する場合、注射針を介せ
ずに回路中の瞼式自動弁(系統の内圧が若干でもかかっ
ていると軟質プラスチックからなる瞼式自動弁は自力で
閉じて系統の液は外へ漏れず、この弁にシリンジの筒先
を挿入して圧力を外からかけるとシリンジの薬液が系統
内へ注入される)に直接薬液を注入することが出来るプ
ラスチック・アンプルを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、軟質プラスチックからなるアンプル状の中空容器
本体の底と対向する端部を延長するとともに縮径し、容
器の延長方向と交叉する方向の対向する側壁の一部を短
冊状に張り出させて基板を形成するとともに、
めに、軟質プラスチックからなるアンプル状の中空容器
本体の底と対向する端部を延長するとともに縮径し、容
器の延長方向と交叉する方向の対向する側壁の一部を短
冊状に張り出させて基板を形成するとともに、
【0013】基板を前記底と対向する方向に延長して保
持板を形成し、保持板の中央は更に縮径して他方の底を
形成するとともに、保持板を更に延長して捩じり板を形
成し、保持板と捩じり板との境界に延長方向と交又する
方向に溝を形成するとともに、該溝に隣接する縮径部の
外周に溝を形成して捩じ切り部を設けたプラスチック・
アンプルにおいて、
持板を形成し、保持板の中央は更に縮径して他方の底を
形成するとともに、保持板を更に延長して捩じり板を形
成し、保持板と捩じり板との境界に延長方向と交又する
方向に溝を形成するとともに、該溝に隣接する縮径部の
外周に溝を形成して捩じ切り部を設けたプラスチック・
アンプルにおいて、
【0014】本体の縮径部先端を円筒状に延長して第1
スリーブを形成するとともに、更に延長して先端に底を
設けた第2スリーブを形成し、第1スリーブ両側面の保
持板を切り落とすとともに第2スリーブの両側面に第2
保持板を形成し、該第2保持板の両翼端のみを前記保持
板に肉薄部にて連結し、第2保持板を延長して捩じり板
を形成し、第2保持板と捩じり板との境界に延長方向と
交又する方向に溝を
スリーブを形成するとともに、更に延長して先端に底を
設けた第2スリーブを形成し、第1スリーブ両側面の保
持板を切り落とすとともに第2スリーブの両側面に第2
保持板を形成し、該第2保持板の両翼端のみを前記保持
板に肉薄部にて連結し、第2保持板を延長して捩じり板
を形成し、第2保持板と捩じり板との境界に延長方向と
交又する方向に溝を
【0015】形成するとともに、該溝と隣接する第2ス
リーブ端部外周に溝を形成して第1捩じ切り部を形成
し、第1スリーブと第2スリーブとの境界外周に溝を形
成して第2捩じ切り部を形成し、一方のスリーブの外径
をシリンジ筒先の外径に略等しく設定するとともに、他
方のスリーブの内径をシリンジ筒先の外径に略等しく設
定した構成を採用した。
リーブ端部外周に溝を形成して第1捩じ切り部を形成
し、第1スリーブと第2スリーブとの境界外周に溝を形
成して第2捩じ切り部を形成し、一方のスリーブの外径
をシリンジ筒先の外径に略等しく設定するとともに、他
方のスリーブの内径をシリンジ筒先の外径に略等しく設
定した構成を採用した。
【0016】また、請求項1記載のニードルレス・プラ
スチックアンプルにおいて、本体,縮径部,基板及び保
持板を基板の中心面にて縦に2分割される一方の側面体
及び第1スリーブ,第2スリーブ,第2保持板及び捩じ
り板をやや硬質のプラスチックで形成した構成を採用し
た。
スチックアンプルにおいて、本体,縮径部,基板及び保
持板を基板の中心面にて縦に2分割される一方の側面体
及び第1スリーブ,第2スリーブ,第2保持板及び捩じ
り板をやや硬質のプラスチックで形成した構成を採用し
た。
【0017】さらに、請求項1及び2記載のニードルレ
ス・プラスチックアンプルおいて、第1スリーブよりの
第2スリーブの外周に軟質プラスチックからなる傘状片
を第1スリーブを覆うように付設した構成を採用した。
ス・プラスチックアンプルおいて、第1スリーブよりの
第2スリーブの外周に軟質プラスチックからなる傘状片
を第1スリーブを覆うように付設した構成を採用した。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による第1形態の
ニードルレス・プラスチックアンプル1の斜視図であ
る。 ポリエチレン等の軟質プラスチックからなるアン
プル状の中空容器本体2の底3と対向する端部4を延長
するとともに縮径し、容器の対向する側壁の一部は短冊
状に張り出させて基板5を形成する。
ニードルレス・プラスチックアンプル1の斜視図であ
る。 ポリエチレン等の軟質プラスチックからなるアン
プル状の中空容器本体2の底3と対向する端部4を延長
するとともに縮径し、容器の対向する側壁の一部は短冊
状に張り出させて基板5を形成する。
【0019】基板5を底3と対向する軸線方向に延長し
て保持板6を形成し、保持板6の中央は更に縮径した縮
径部先端7を円筒状に延長して第1スリーブ8を形成す
るとともに、第1スリーブ8を延長して先端に底を設け
た第2スリーブ9を形成する。
て保持板6を形成し、保持板6の中央は更に縮径した縮
径部先端7を円筒状に延長して第1スリーブ8を形成す
るとともに、第1スリーブ8を延長して先端に底を設け
た第2スリーブ9を形成する。
【0020】第1スリーブ8の両側面の第2保持板10
を若干切り落とすとともに、第2スリーブの両側面に第
2保持板10を形成し、第2保持板10の両翼端のみを
後退させて保持板6に断面が対向したノッチ状の肉薄部
たる溝11にて連結する。
を若干切り落とすとともに、第2スリーブの両側面に第
2保持板10を形成し、第2保持板10の両翼端のみを
後退させて保持板6に断面が対向したノッチ状の肉薄部
たる溝11にて連結する。
【0021】第2保持板10を更に延長して捩じり板1
2を形成し、第2保持板10と捩じり板12との境界
に、延長方向と交又する方向に断面が対向したノッチ状
の溝13を形成する。溝13と隣接する第2スリーブ端
部14の外周にノッチ状の溝15を形成して第1捩じ切
り部16を形成する。
2を形成し、第2保持板10と捩じり板12との境界
に、延長方向と交又する方向に断面が対向したノッチ状
の溝13を形成する。溝13と隣接する第2スリーブ端
部14の外周にノッチ状の溝15を形成して第1捩じ切
り部16を形成する。
【0022】第1スリーブ8と第2スリーブ9との境界
外周にノッチ状の溝17を形成して第2捩じ切り部18
を形成する。第2スリーブ9の内径IDをシリンジ筒先
(注射針の根元を挿入する部分)の外径に略等しく設定
するとともに、第1スリーブ8の外径ODをシリンジ筒
先の外径に略等しく設定する(図2参照)。
外周にノッチ状の溝17を形成して第2捩じ切り部18
を形成する。第2スリーブ9の内径IDをシリンジ筒先
(注射針の根元を挿入する部分)の外径に略等しく設定
するとともに、第1スリーブ8の外径ODをシリンジ筒
先の外径に略等しく設定する(図2参照)。
【0023】なお、第1スリーブの内径をシリンジ筒先
の外径に略等しく設定し、第2スリーブの外径をシリン
ジ筒先の外径に略等しく設定しても良い。さらに、第1
形態では中空容器を円筒状にしたが、中空の四角柱でも
六角柱でも良いことは改めて言うまでもない。
の外径に略等しく設定し、第2スリーブの外径をシリン
ジ筒先の外径に略等しく設定しても良い。さらに、第1
形態では中空容器を円筒状にしたが、中空の四角柱でも
六角柱でも良いことは改めて言うまでもない。
【0024】また、断面が対向したノッチ状の溝19
は、自動機でブロー成形,薬液の注入及び封口を行う場
合のもので、必須要件ではない。第1形態は上記のよう
に構成されているので、以下のように使用することが出
来る。
は、自動機でブロー成形,薬液の注入及び封口を行う場
合のもので、必須要件ではない。第1形態は上記のよう
に構成されているので、以下のように使用することが出
来る。
【0025】即ち、本体2及び第2保持板10を片手で
保持しながら捩じり板12を他方の手で捩じると、第2
スリーブ9の先端は溝15から捩じ切れ開口する。次い
で空のシリンジの筒先を第2スリーブ9内に挿入してシ
リンジのピストンを引くと本体2に充填されていた薬液
は、その負の圧力で挿入箇所から漏れることなくシリン
ジ内に移送される。
保持しながら捩じり板12を他方の手で捩じると、第2
スリーブ9の先端は溝15から捩じ切れ開口する。次い
で空のシリンジの筒先を第2スリーブ9内に挿入してシ
リンジのピストンを引くと本体2に充填されていた薬液
は、その負の圧力で挿入箇所から漏れることなくシリン
ジ内に移送される。
【0026】従って、従来例のプラスチック・アンプル
から注射針を介してシリンジで吸い上げる場合に比較し
て格段に早く薬液の移送が出来るとともに、注射針の用
意及び針装着の手間が省ける。
から注射針を介してシリンジで吸い上げる場合に比較し
て格段に早く薬液の移送が出来るとともに、注射針の用
意及び針装着の手間が省ける。
【0027】また、本体2内に粉末状の薬剤が充填され
ている場合は、予め使用する薬液をシリンジに注入後、
シリンジの筒先を第2スリーブ内に挿入してシリンジの
ピストンを押したり引いたりして、粉末状の薬剤とシリ
ンジの薬液を容易に混合溶解することが出来、その後容
易にシリンジ内に移送する事が出来る。
ている場合は、予め使用する薬液をシリンジに注入後、
シリンジの筒先を第2スリーブ内に挿入してシリンジの
ピストンを押したり引いたりして、粉末状の薬剤とシリ
ンジの薬液を容易に混合溶解することが出来、その後容
易にシリンジ内に移送する事が出来る。
【0028】又、溝17にて第2捩じ切り部18から捩
じ切りると、第1スリーブ8を人工腎臓透析等に使用さ
れるニードルレス血液回路の瞼式自動弁(系統の内圧が
若干でもかかっていると軟質プラスチックからなる瞼式
自動弁は自力で閉じて系統の液は外へ漏れず、この弁に
シリンジの注入口を挿入して圧力を外からかけるとシリ
ンジの薬液が系統内へ注入される)に直接挿入して薬液
を注入することが出来る。
じ切りると、第1スリーブ8を人工腎臓透析等に使用さ
れるニードルレス血液回路の瞼式自動弁(系統の内圧が
若干でもかかっていると軟質プラスチックからなる瞼式
自動弁は自力で閉じて系統の液は外へ漏れず、この弁に
シリンジの注入口を挿入して圧力を外からかけるとシリ
ンジの薬液が系統内へ注入される)に直接挿入して薬液
を注入することが出来る。
【0029】さらに、第2捩じ切り部18から捩じ切っ
た場合、注射針を第1スリーブ8にセットして従来の注
射器として使用しても、従来のアンプルから薬液をシリ
ンジに吸入する手間が省けて極めて効率が良い。
た場合、注射針を第1スリーブ8にセットして従来の注
射器として使用しても、従来のアンプルから薬液をシリ
ンジに吸入する手間が省けて極めて効率が良い。
【0030】図3は、本発明による第2形態のニードル
レス・プラスチックアンプルの縦断面図である。 即
ち、アンプル状の中空容器本体2′の底3′と対向する
端部4′を延長するとともに縮径し、容器の対向する側
壁の一部は短冊状に張り出させて基板5′を形成する。
レス・プラスチックアンプルの縦断面図である。 即
ち、アンプル状の中空容器本体2′の底3′と対向する
端部4′を延長するとともに縮径し、容器の対向する側
壁の一部は短冊状に張り出させて基板5′を形成する。
【0031】その際、基板5′の図上左端から溝11
(図1参照)までのM間の本体2′を基板5′の中心よ
り図上上下に2分割してそれぞれ射出成形する場合、一
方の側面体はポリエチレン等の軟質プラスチックで構成
し、他方の側面体はやや硬質のポリエチレン等のプラス
チックで構成する。
(図1参照)までのM間の本体2′を基板5′の中心よ
り図上上下に2分割してそれぞれ射出成形する場合、一
方の側面体はポリエチレン等の軟質プラスチックで構成
し、他方の側面体はやや硬質のポリエチレン等のプラス
チックで構成する。
【0032】さらに、保持板6′,第2保持板10′,
捩じり板12′(以上図示せず)及び第1スリーブ
8′,第2スリーブ′9′をやや硬質のポリエチレン等
のプラスチックで構成する。なお、記号15′及び1
7′は溝である。
捩じり板12′(以上図示せず)及び第1スリーブ
8′,第2スリーブ′9′をやや硬質のポリエチレン等
のプラスチックで構成する。なお、記号15′及び1
7′は溝である。
【0033】即ち、一方の側面体はポリエチレン等の軟
質プラスチックで成形し、他方の側面体はやや硬質のプ
ラスチックでそれぞれ成形する。次いで、これらを合体
後熔着して本体2′を形成し、以降は第1形態と同様の
工程で薬液の注入と封口を実施する。
質プラスチックで成形し、他方の側面体はやや硬質のプ
ラスチックでそれぞれ成形する。次いで、これらを合体
後熔着して本体2′を形成し、以降は第1形態と同様の
工程で薬液の注入と封口を実施する。
【0034】なお、本第2形態ではそれぞれの側面体を
軟質プラスチックとやや硬質のプラスチックで構成した
が、両方の側面体を共にポリエチレン等の軟質プラスチ
ックで成形し、他方の側面体のみをやや肉厚に成形して
該側面体に剛性を持たせ所期の目的を達することも出来
る。第2形態は上記のように構成されているので、以下
のように使用することが出来る。
軟質プラスチックとやや硬質のプラスチックで構成した
が、両方の側面体を共にポリエチレン等の軟質プラスチ
ックで成形し、他方の側面体のみをやや肉厚に成形して
該側面体に剛性を持たせ所期の目的を達することも出来
る。第2形態は上記のように構成されているので、以下
のように使用することが出来る。
【0035】即ち、本体2′の他方の側面体及びスリー
ブ等が剛性のあるやや硬質のプラスチックで構成されて
いるので、注射器替わりに使用したりする場合、ふにゃ
ふにゃ感が無くなり取扱易い利点がある。図4は、本発
明による第3形態のニードルレス・プラスチックアンプ
ル要部の縦断面図である。
ブ等が剛性のあるやや硬質のプラスチックで構成されて
いるので、注射器替わりに使用したりする場合、ふにゃ
ふにゃ感が無くなり取扱易い利点がある。図4は、本発
明による第3形態のニードルレス・プラスチックアンプ
ル要部の縦断面図である。
【0036】即ち、第1スリーブ20よりの第2スリー
ブ21の外周にポリエチレン等の軟質プラスチックから
なる傘状片22を第1スリーブ20を覆うように熔着し
て付設したもので、その他の構成は第1形態及び第2形
態と同様であるのでその他の説明は省略する。
ブ21の外周にポリエチレン等の軟質プラスチックから
なる傘状片22を第1スリーブ20を覆うように熔着し
て付設したもので、その他の構成は第1形態及び第2形
態と同様であるのでその他の説明は省略する。
【0037】なお、記号15″及び17″はノッチ状の
溝である。第3形態は上記のように構成されているの
で、以下のように使用することが出来る。
溝である。第3形態は上記のように構成されているの
で、以下のように使用することが出来る。
【0038】即ち、第1形態のニードルレス・プラスチ
ックアンプルで、第2保持板10を片手で持ち他方の手
で本体2等を持って捩じ切る場合、不用意に第1スリー
ブ8の外周に接触して汚染してしまうことを防止出来る
利点がある。
ックアンプルで、第2保持板10を片手で持ち他方の手
で本体2等を持って捩じ切る場合、不用意に第1スリー
ブ8の外周に接触して汚染してしまうことを防止出来る
利点がある。
【0039】
【発明の効果】本発明によるニードルレス・プラスチッ
クアンプルは、以下のような効果がある。注射針を使用
せずニードルレス・プラスチックプラスチックアンプル
から薬液を直接シリンジに吸い上げることで時間を節約
出来るともに、粉末状の薬剤をも薬液を注入しながら混
合溶液状にして吸い上げ可能となり、薬液と粉末剤との
混合等が極めて効率よく短時間に実施出来、また注射針
が不要で廃材が少なくなる効果がある。
クアンプルは、以下のような効果がある。注射針を使用
せずニードルレス・プラスチックプラスチックアンプル
から薬液を直接シリンジに吸い上げることで時間を節約
出来るともに、粉末状の薬剤をも薬液を注入しながら混
合溶液状にして吸い上げ可能となり、薬液と粉末剤との
混合等が極めて効率よく短時間に実施出来、また注射針
が不要で廃材が少なくなる効果がある。
【0040】さらに、最近人工腎臓透析等に使用される
ニードルレス血液回路に薬液を注入する場合、注射針を
介せずに回路中の瞼式自動弁に直接薬液を注入すること
が出来るので誤穿刺事故を完全に防止出来る効果があ
る。勿論、注射針を直接セットして、従来の注射器代わ
りに直接使用することも出来て大変便利である。
ニードルレス血液回路に薬液を注入する場合、注射針を
介せずに回路中の瞼式自動弁に直接薬液を注入すること
が出来るので誤穿刺事故を完全に防止出来る効果があ
る。勿論、注射針を直接セットして、従来の注射器代わ
りに直接使用することも出来て大変便利である。
【図1】第1形態のニードルレス・プラスチックアンプ
ルの斜視図である。
ルの斜視図である。
【図2】第1形態のニードルレス・プラスチックアンプ
ルの縦断面図である。
ルの縦断面図である。
【図3】第2形態のニードルレス・プラスチックアンプ
ルの縦断面図である。
ルの縦断面図である。
【図4】第3形態のニードルレス・プラスチックアンプ
ル射器要部の縦断面図である。
ル射器要部の縦断面図である。
【図5】従来例の斜視図である。
1 ニードルレス・
プラスチックアンプル 2,2′ 本体 3,3′ 底 4,4′ 端部 5,5′ 基板 6 保持板 7 縮径先端 8,8′,20 第1スリーブ 9,9′,21 第2スリーブ 10 第2保持板 11,13,15,17,19,15′,17′,1
5″,17″ 溝 12 捩じり板 14 第2スリーブ端
部 16 第1捩じ切り部 18 第2捩じ切り部 22 傘状片
プラスチックアンプル 2,2′ 本体 3,3′ 底 4,4′ 端部 5,5′ 基板 6 保持板 7 縮径先端 8,8′,20 第1スリーブ 9,9′,21 第2スリーブ 10 第2保持板 11,13,15,17,19,15′,17′,1
5″,17″ 溝 12 捩じり板 14 第2スリーブ端
部 16 第1捩じ切り部 18 第2捩じ切り部 22 傘状片
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Fターム(参考) 3E033 AA02 BA15 CA20 DA09 DB01
DD01 FA03 GA02
3E093 AA26 BB13 EE20
Claims (3)
- 【請求項1】 軟質プラスチックからなるアンプル状の
中空容器本体の底と対向する端部を延長するとともに縮
径し、容器の延長方向と交叉する方向の対向する側壁の
一部を短冊状に張り出させて基板を形成するとともに、
基板を前記底と対向する方向に延長して保持板を形成
し、保持板の中央は更に縮径して他方の底を形成すると
ともに、保持板を更に延長して捩じり板を形成し、保持
板と捩じり板との境界に延長方向と交又する方向に溝を
形成するとともに、該溝に隣接する縮径部の外周に溝を
形成して捩じ切り部を設けたプラスチック・アンプルに
おいて、 本体の縮径部先端を円筒状に延長して第1スリーブを形
成するとともに、更に延長して先端に底を設けた第2ス
リーブを形成し、第1スリーブ両側面の保持板を切り落
とすとともに第2スリーブの両側面に第2保持板を形成
し、該第2保持板の両翼端のみを前記保持板に肉薄部に
て連結し、第2保持板を延長して捩じり板を形成し、第
2保持板と捩じり板との境界に延長方向と交又する方向
に溝を形成するとともに、該溝と隣接する第2スリーブ
端部外周に溝を形成して第1捩じ切り部を形成し、第1
スリーブと第2スリーブとの境界外周に溝を形成して第
2捩じ切り部を形成し、一方のスリーブの外径をシリン
ジ筒先の外径に略等しく設定するとともに、他方のスリ
ーブの内径をシリンジ筒先の外径に略等しく設定したこ
とを特徴とするニードルレス・プラスチックアンプル。 - 【請求項2】 本体,縮径部,基板及び保持板を基板の
中心面にて縦に2分割される一方の側面体及び第1スリ
ーブ,第2スリーブ,第2保持板及び捩じり板をやや硬
質のプラスチックで構成したことを特徴とする請求項1
記載のニードルレス・プラスチックアンプル。 - 【請求項3】 第1スリーブよりの第2スリーブの外周
に軟質プラスチックからなる傘状片を第1スリーブを覆
うように付設したことを特徴とする請求項1及び2記載
のニードルレス・プラスチックアンプル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001403091A JP3611818B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | ニードルレス・プラスチックアンプル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001403091A JP3611818B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | ニードルレス・プラスチックアンプル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003190257A true JP2003190257A (ja) | 2003-07-08 |
JP3611818B2 JP3611818B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=27605868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001403091A Expired - Fee Related JP3611818B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | ニードルレス・プラスチックアンプル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3611818B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008513303A (ja) * | 2004-09-21 | 2008-05-01 | ハンゼン,ベルント | 2室アンプル |
JP2015527266A (ja) * | 2012-07-12 | 2015-09-17 | コルゲート・パーモリブ・カンパニーColgate−Palmolive Company | ブレークオフキャップを含む一体ボディを有するパッケージ |
JP2018018964A (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 大日本印刷株式会社 | 薬液チューブおよび薬液チューブの製造方法 |
JP2021070503A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 小林製薬株式会社 | スクイズ容器 |
-
2001
- 2001-12-25 JP JP2001403091A patent/JP3611818B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2021070503A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 小林製薬株式会社 | スクイズ容器 |
WO2021085363A1 (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 小林製薬株式会社 | スクイズ容器 |
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JP3611818B2 (ja) | 2005-01-19 |
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