JP2003187651A - 高温超電導ケーブル - Google Patents

高温超電導ケーブル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁層とは独立に導体構造自体で熱収縮の吸
収が可能な高温超電導ケーブルを提供する。 【解決手段】 導体21の外側に絶縁層29を有する高温超
電導ケーブルである。この導体21は、複数の導体素線22
を撚り合わせて構成される。各導体素線22は複数の超電
導線材を巻回して構成される。絶縁層29は複数の導体素
線21を一括して形成される。このような導体21は、フレ
キシブル管25内に気密に収納し、このフレキシブル管25
の外側に絶縁層29を形成することが好適である。導体自
身を撚り合わせ構造とすることで、絶縁層29とは独立し
て導体自体に熱収縮の吸収構造を持たせることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高温超電導ケーブル
に関するものである。特に、直流ケーブルに最適な超電
導ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の交流超電導ケーブルとして、3心
一括超電導ケーブルが知られている。このケーブルは、
断熱管内に撚り合わせた3心のケーブルコアを収納した
ものである。各ケーブルコアは、交流送電での単相の電
流を流す単位線状体であり、中心から順にフォーマ、超
電導導体、絶縁層、シールド層を具えている。一般に、
フォーマ内ならびに断熱管とケーブルコアとの間に形成
される空間は冷媒流路となる。このため、超電導導体は
冷媒中に浸漬された状態になっている。また、超電導導
体は超電導線材を多層に撚り合わせて構成され、各層の
インピーダンスを均一にして電流が均一に流れるよう
に、スパイラルピッチおよび巻回方向を調整する。シー
ルド層も超電導線材を用いて超電導導体と同様の構成が
利用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のケーブ
ル構造には、次のような問題があった。 冷却時のケーブルコアの収縮対策が必要である。コア
そのものの収縮代を確保するために、3心撚りコアをあ
らかじめ弛ませたり、あるいは撚り合わせの中心にスペ
ーサーを介在させる等の対策が必要である。ところが、
これらの対策によって3心撚りケーブルコアの外径が大
きくなる問題がある。また、これらの対策は単心ケーブ
ルでは適用できない。一方、コアを弛ませない場合、冷
却時に超電導線に引張り応力が生じ、この応力に耐える
線材を用いる必要がある。
【0004】超電導線材が冷媒に浸漬される場合、超
電導線材としての性能低下を生じることがある。一般
に、酸化物系超電導材料を銀シース材で覆った超電導線
材には、製造時に形成される微小な孔が存在する。超電
導線材が液体窒素などの冷媒に浸漬された場合、この微
小な孔から冷媒が超電導線材内に浸入する。その状態で
急激な温度上昇が生じると、冷媒の急激なガス化が起こ
り、線材内の圧力が上昇して超電導線材に膨れが生じ、
臨界電流値の低下など、超電導線材としての性能が低下
する場合がある。
【0005】従って、本発明の主目的は、絶縁層とは独
立に導体構造自体で熱収縮の吸収が可能な高温超電導ケ
ーブルを提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、単心ケーブル
でも熱収縮の吸収が可能な高温超電導ケーブルを提供す
ることにある。
【0007】さらに、本発明の別の目的は、超電導導体
が冷媒に浸漬されない構造の高温超電導ケーブルを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、導体単独で撚
り合わせ構造とすることで上記の目的を達成する。
【0009】すなわち、本発明高温超電導ケーブルは、
導体の外側に絶縁層を有する高温超電導ケーブルであっ
て、前記導体は複数の導体素線を撚り合わせて構成さ
れ、各導体素線は複数の超電導線材を巻回してなり、前
記絶縁層は複数の導体素線を一括して形成されているこ
とを特徴とする。
【0010】導体自身を撚り合わせ構造とすることで、
導体自体に熱収縮の吸収構造を持たせることができる。
従来、熱収縮分の吸収はケーブルコアの撚り合わせを調
整して行っていたが、各ケーブルコアは絶縁層を具えて
径が大きいため長ピッチでしか撚り合わせることができ
ない。本発明ケーブルを構成する導体素線の各々は絶縁
層を持たずケーブルコアよりもはるかに径が小さいた
め、短ピッチで撚り合わせでき、熱収縮代の確保が容易
になる。
【0011】導体素線は、基本的には絶縁材料を介する
ことなく撚り合わせれば良い。ただし、各導体素線に絶
縁紙を数枚巻回するなどの方法で、導体素線間の素線絶
縁をしたり、クッション性をもたせる等の効果を得るこ
ともできる。本発明ケーブルでは、複数の導体素線を一
括する絶縁層を有するため、前記素線絶縁が導体素線に
かかる電圧に対して耐電圧特性を具えていなくても良
い。
【0012】このように、本発明ケーブルでは、各導体
素線が撚り合わさった状態で導体を構成するため、各導
体素線間が電気的に接続されても構わない。つまり、各
導体素線が同電位となる。そのため、交流ケーブルに用
いる場合、各導体素線には同相の電流が流される。直流
ケーブルに用いる場合、各導体素線には同極の電流が流
される。
【0013】超電導線材を巻回した導体素線は、中実ま
たは中空のフォーマの上にテープ状超電導線材をらせん
状に巻き付けたものが挙げられる。中空のフォーマの場
合、その内部は冷媒の流路となる。テープ状超電導線材
は、ビスマス系超電導体などの酸化物高温超電導体を銀
シースで被覆した材料が好適である。超電導線材の巻き
付けは、全積層数を偶数層とし、各層ごとに巻き付け方
向を逆にして巻き付けることが好ましい。その際、巻き
付け方向の異なる少なくとも1組のペア、例えば巻き付
け方向の異なるペア毎あるいは各層毎の超電導線材の巻
き付けピッチを同じとする。この導体構造により、外部
に生じる磁界を相殺し、外部に磁束が漏れることを防止
することができる。
【0014】吸収構造としては、例えば、導体自体をス
ネーク状に配置したり、各導体素線の撚り合わせに弛み
を持たせたり、各導体素線の間にスペーサを配置するこ
とにより、熱収縮を吸収させることが挙げられる。これ
により、絶縁層をも含む大型のケーブルコアの撚り合わ
せで熱収縮構造を構成する必要がなく、ケーブルの大径
化を抑制することができる。
【0015】導体自体をスネーク状に配置する構成とし
ては、特開平1-309212号公報に示すように、フレキシブ
ル管の内部に突部を形成し、このフレキシブル管内に導
体を挿入してスネーク状に収納することが挙げられる。
【0016】また、導体自体をスネーク状に配置した
り、各導体素線の撚り合わせに弛みを持たせる構成とし
ては、特開平9-134624号公報に示す技術もある。これ
は、導体をフレキシブル管内に収納し、この管内に冷媒
を供給して導体を収縮させる。このとき、フレキシブル
の一端から他端まで導体がほぼ直線状になるように配置
し、フレキシブル管の両端部をキャップで覆う。その
後、このフレキシブル管を昇温するとフレキシブル管内
で導体がスネーク状に蛇行される。
【0017】各導体素線の撚り合わせに弛みを持たせる
構成としては、特開2001-67950号公報に記載の技術があ
る。これは、複数の導体素線を撚り合わされた導体の外
周をフレキシブル管で覆う工程を具え、この被覆形成工
程またはそれより下流工程の進行速度を導体の供給速度
以下として、導体素線の撚りに冷却時の熱収縮分を吸収
できる弛みを生じさせるものである。
【0018】より具体的には、次の2通りが挙げられ
る。 フレキシブル管形成速度を導体の供給速度以下とし
て、導体素線の撚りに冷却時の熱収縮分を吸収できる弛
みを生じさせる。 さらにフレキシブル管をコルゲート成形する工程を具
え、コルゲート成形速度を導体の供給速度以下として、
導体素線の撚りに冷却時の熱収縮分を吸収できる弛みを
生じさせる。
【0019】その他、各導体素線間にスペーサを介在さ
せる技術としては、特開平9-134620号公報に記載の技術
がある。これは、各導体素線の中心に熱収縮量の大きい
スペーサを介在させ、常温時は径の大きいスペーサによ
り各導体素線が弛みを持って撚り合わされた状態に保持
され、冷却時はスペーサの外径が収縮することによって
各導体素線の撚りが締まり、熱収縮分を吸収する。
【0020】本発明超電導ケーブルは、導体自体で撚り
合わせ構造としているため、単心ケーブルにも適用でき
る。従来、単心ケーブルでは撚り合わせ構造により熱収
縮を吸収することができなかったが、本発明では導体自
身で撚り合わせ構造をもつため、確実な熱収縮の吸収が
実現できる。もちろん、多心ケーブルに構成することも
できる。
【0021】このような導体は、フレキシブル管に収納
し、フレキシブル管の外側に絶縁層を設けることが好ま
しい。つまり、導体素線の各々に絶縁層を設けるのでは
なく、導体素線を撚り合わせた導体をフレキシブル管に
収納して、その外周に絶縁層を形成する。特に、フレキ
シブル管で導体を気密に収納した場合、冷媒はフレキシ
ブル管の外側を流通するため、導体は冷媒に接すること
がなく、超電導線材が冷媒を含浸して膨張することに伴
う劣化を抑制することができる。フレキシブル管内に充
填するガスとしては、ヘリウムガスなどが好ましい。冷
媒として液体窒素を用いた場合、フォーマ内とフレキシ
ブル管の外側に冷媒が中通されるが、ヘリウムは液体窒
素温度でも液化しないためである。なお、パイプ状のフ
ォーマを用いた場合はフォーマ内に冷媒を流通させるこ
とが可能となる。この場合も同様の効果が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 (実施例1)ここでは、3心一括型の直流用超電導ケー
ブルを例として説明する。図1は本発明超電導ケーブル
の断面図、図2は導体の概略説明図である。
【0023】<全体構造>このケーブルは断熱管10の内
部に3心の芯材部20を撚り合わせて収納したものであ
る。
【0024】[断熱管]断熱管10は内管11および外管12を
具える2重管からなり、内外管11、12の間に真空断熱層
13が構成される。真空断熱層内には、プラスチック製網
状体と金属箔を積層したいわゆるスーパーインシュレー
ションが配置されている。内管11の内側と芯材部20との
間に形成される空間は冷媒流路となる。また、必要に応
じて、断熱管の外周にポリ塩化ビニルなどで防食層を形
成しても良い。
【0025】[芯材部]この断熱管内に収納される芯材部
20は、導体21と、導体21を収納するフレキシブル管25
と、フレキシブル管25の外周に形成された絶縁層29と、
絶縁層29の外周に形成される遮蔽層30を具える。
【0026】<導体>まず、導体21は3芯の導体素線22
を撚り合わせた構造である。各導体素線22は、中心にフ
ォーマを具え、その外周に超電導線材を多層に巻回して
構成される。一般に、フォーマには撚り線または金属パ
イプが用いられる。ここでは複数の銅素線を撚り合わせ
たものを用いた。パイプを用いた場合、その内部を冷媒
流路にできる。また、超電導線材は、ビスマス系超電導
体などの酸化物高温超電導体を銀シースで被覆したテー
プ線材を用いる。このテープ線材はフォーマ上に多層に
巻かれる。ここでは、全積層数を偶数層とし、各層のテ
ープ線材の巻き付けピッチを同じとし、各層ごとに巻き
付け方向を逆にして巻き付けている。この導体素線構造
により、外部に発生する磁界をキャンセルすることがで
きる。
【0027】このように導体21は、図2(A)に示すよう
に、冷却時の収縮分を吸収できるように、予め弛みをと
って導体素線を撚り合わせることで構成される。冷却
時、各導体素線22が収縮すると、弛みがほぼなくなる程
度に撚りが締まることで収縮量を吸収し、導体素線自体
に過大な張力がかかることを防止する。
【0028】弛みを持って導体素線22を撚り合わせる代
わりに、図2(B)に示すように、各導体素線の中心にス
ペーサ23を介在して撚り合わせを行っても良い。常温
時、スペーサ23により、各導体素線22は弛みを持った状
態と同様な撚り合わせ状態に保持されている。冷却時、
各導体素線22は収縮するがスペーサ23も収縮し、スペー
サ23の外径が小さくなることに伴って導体素線22の撚り
も締まって熱収縮量を吸収する。
【0029】従来、ケーブルコアの許容曲げ径で撚りピ
ッチが制約され、収縮前後に要求されるコア撚り外径の
差が大きくなり、収縮前のコア撚り外径が大きくなると
共に、ケーブル外径が大きくなっていた。本発明では、
コアに比べて径の小さい導体素線22を用いることで短ピ
ッチの撚り合わせができ、熱収縮分の吸収代を容易に確
保することができる。特に、超電導線材の細線化が進め
ば導体素線を撚り合わせた導体の外径を一層小さくで
き、ケーブル全体の外径を小さくすることも期待され
る。
【0030】<フレキシブル管>このように撚り合わさ
れた導体素線はフレキシブル管25内に気密に収納されて
いる。導体素線22をフレキシブル管25内に気密に収納す
ることで、超電導線材は全く冷媒に接触しないため、冷
媒が超電導線材に含浸されて線材の膨張が起こり、超電
導特性が劣化することを防止できる。
【0031】フレキシブル管25はケーブルとしての可撓
性が得られるものであればストレート管でもコルゲート
管でも良いが、通常は可撓性に優れるコルゲート管が好
ましい。材質はステンレス、銅、アルミニウムなどの金
属管が好ましい。
【0032】フレキシブル管25内に充填されるガスとし
ては、超電導線材の冷媒温度でも液化しないガスが好ま
しい。例えば、冷媒に液体窒素を用いる場合、フレキシ
ブル管内に充填されるガスはヘリウムガスが好適であ
る。
【0033】<絶縁層>このようなフレキシブル管25の
外周には絶縁層29が形成される。つまり、本発明ケーブ
ルの芯材部20では、各導体素線22ごとに絶縁層が形成さ
れているのではなく、導体素線22を一括収納するフレキ
シブル管25の外側に絶縁層を29形成している。そのた
め、温度変化に伴って、導体素線22の撚り合わせの締ま
り具合を絶縁層29とは独立して変化させることができ
る。この絶縁層29はクラフト紙や、半合成絶縁紙(例え
ば住友電気工業株式会社製PPLP:登録商標)を巻回して
構成すれば良い。
【0034】<遮蔽層>従来のケーブルコアでは、絶縁
層の外側に超電導線材を巻回してシールド層を形成し、
このシールド層に超電導導体と同じ電流を逆向きに流す
ことで外部への磁界の発生をキャンセルしている。本発
明ケーブルでは、前述したように導体自体における超電
導線材の巻き付け構造で外部磁界の発生をキャンセルし
ており、超電導線材を用いたシールド層を設ける必要は
ない。ただし、絶縁層29の外周に接地の役目としての遮
蔽層30を設けることが好ましい。
【0035】なお、直流双極送電を行う場合、2心構造
としたり、中性線を入れた3心構造としても良い。中性
線を他心と同一構造とすれば予備としても利用できる。
【0036】(実施例2)次に、本発明直流単心ケーブ
ルについて説明する。図3はこの単心ケーブルの断面図
である。図1と同一部分については同一符号を付してい
る。
【0037】この単心ケーブルは、断熱管10内に収納さ
れる芯材部20の本数が1本になった点を除いて実施例1
と同様の構成である。つまり、芯材部20自体は単心だ
が、芯材部内の導体21が撚り構造になっており、この撚
り合わせに弛みを持たせたり、スペーサを介在させるこ
とで熱収縮分を吸収することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明超電導ケー
ブルによれば、ケーブルコア同士の撚りが締まることで
熱収縮分の吸収を行うのではなく、導体自体を撚り構造
にし、導体の撚り合わせが締まることで熱収縮分の吸収
を行うことができる。
【0039】また、導体をフレキシブル管内に気密に収
納することで超電導線材と冷媒を非接触に保持でき、超
電導線材に冷媒が含浸することに伴う超電導特性の劣化
も防止できる。
【0040】従って、単心ケーブルにおいても十分な熱
収縮構造を採ることができ、大容量の直流超電導ケーブ
ルなどでの利用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】3心一括構造の本発明超電導ケーブルの断面図
である。
【図2】導体の概略構造を示す説明図で、(A)は弛み
を持った撚りあわせ、(B)はスペーサを介在させた撚
り合わせを示している。
【図3】単心構造の本発明超電導ケーブルの断面図であ
る。
【符号の説明】
10 断熱管 11 内管 12 外管 13 真空断熱層 20 芯材部 21 導体 22 導体素線 23 スペーサ 25 フレキシブル管 29 絶縁層 30 遮蔽層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体の外側に絶縁層を有する高温超電導
    ケーブルであって、 前記導体は複数の導体素線を撚り合わせて構成され、 各導体素線は複数の超電導線材を巻回してなり、 前記絶縁層は複数の導体素線を一括して形成されている
    ことを特徴とする高温超電導ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記導体は冷却時の収縮量の吸収機構を
    具えることを特徴とする請求項1に記載の高温超電導ケ
    ーブル。
  3. 【請求項3】 前記吸収機構は、導体素線の撚り合わせ
    に弛みを持たせたことを特徴とする請求項2に記載の高
    温超電導ケーブル。
  4. 【請求項4】 前記吸収機構は、各導体素線の中心にス
    ペーサーを介在させることを特徴とする請求項2に記載
    の高温超電導ケーブル。
  5. 【請求項5】 前記導体がフレキシブル管に収納され、
    フレキシブル管の外側に絶縁層が配置されることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の高温超電導ケーブ
    ル。
  6. 【請求項6】 フレキシブル管が導体を気密に収納する
    金属管であることを特徴とする請求項5に記載の高温超
    電導ケーブル。
  7. 【請求項7】 フレキシブル管内にヘリウムガスが充填
    されることを特徴とする請求項6に記載の高温超電導ケ
    ーブル。
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