JP2003186728A - 分散管理データの共有方法 - Google Patents

分散管理データの共有方法

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JP2003186728A
JP2003186728A JP2001381144A JP2001381144A JP2003186728A JP 2003186728 A JP2003186728 A JP 2003186728A JP 2001381144 A JP2001381144 A JP 2001381144A JP 2001381144 A JP2001381144 A JP 2001381144A JP 2003186728 A JP2003186728 A JP 2003186728A
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Taku Tanno
卓 丹野
Keisuke Totsugi
圭介 戸次
Nobuyoshi Kashiwa
信義 柏
Tsuneyuki Motoki
恒行 本木
Norimichi Ishikawa
教道 石川
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ共有による誤更新や破壊を解消し、デ
ータの正確性を保ち、データ管理単位のユーザアクセス
制御が可能な分散管理データの共有方法を得る。 【解決手段】 データ管理サーバにおいて、従来分散し
て管理されることの多い電子データ全般を、ネットワー
クを利用したデータサーバで各クライアントの所在管理
情報を管理することにより、データの正当性とセキュリ
ティを確保したままでデータ共有可能とし、使用者間の
情報格差をなくし作業効率を向上させ、さらには、デー
タの更新、来歴を管理することでことで、強固なセキュ
リティを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上の
複数のコンピュータにより分散して管理されている電子
データを一括管理するデータ管理システムにおけるデー
タの管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークが普及するにつれ
て、1つの情報機器だけではなく、複数の情報機器(装
置)を相互に接続してクライアントサーバシステムを構
成するものが多く知られている。かかる従来のネットワ
ーク上の一般的なデータ管理システムは、管理すべきデ
ータを、サーバで一括管理することでデータの共有を実
現する方法が一般的であり、その場合、サーバにアクセ
スできるユーザは誰でもデータを自由に更新可能であ
る。
【0003】なお、かかる技術の一つが、例えば、特開
平8−190506号公報により知られており、ここで
は、中央処理装置が保管する共用データの一部を、ネッ
トワーク結合された複数の分散処理装置に分散格納する
共用データ分散格納手段と、上記分散格納された共用デ
ータの識別番号と対比して該共用データの属性を保持す
る共用データ属性テーブルと、上記共用データ属性テー
ブルを参照して、指定された識別番号の共用データの所
在と有効性を判定する共用データ所在判定手段とを備え
て構成されている。
【0004】また、例えば、特開2000−10894
号公報によれば、ネットワークに接続された複数の情報
機器に分散された情報にアクセスするための技術が開示
されており、そこでは、ネットワーク上の複数のコンピ
ュータにより分散・管理されている情報それ自体にリン
クデータを記憶することなく、各コンピュータの蓄積部
(メモリ)に、各情報のURT(Universal Resource L
ocator)毎に当該情報とリンクさせたい情報のURTを
対応付けて登録することが提案されている。
【0005】さらに、例えば、特開2001−1010
15号公報によれば、ネットワーク上に相互に接続され
た機器間において、データを共有・操作するための方法
として、ソースデータを複写して分散共有することが提
案されている。また、特開2001−151114号公
報では、共有データの複写物を保有し、変更発生により
ネットワークへ、変更した部分のデータを流して、他の
機器でのデータメンテナンスを行うものが示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、共有による更新内容の管理や不特定多
数がアクセスすることによるセキュリティに関しては配
慮がされておらず、データの誤った更新や破壊が生じて
しまうといった問題があった。
【0007】そこで、本発明では、上記の従来技術にお
ける問題点に鑑み、従来分散して管理されることの多い
電子データ全般を、ネットワークを利用したデータサー
バで各クライアントの所在管理情報のみ管理することに
より、これらデータの更新、来歴を管理することでデー
タの正確性を保ち、かつ、簡便なデータの共有を実現す
るための分散管理データの共有方法を提供することを目
的とする。
【0008】また、本発明では、さらに、データ管理単
位のユーザアクセス制御を可能とすることで、強固なセ
キュリティを備えた分散管理データの共有方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、データ管理サーバにおいて、クライア
ントとの間で登録、貸出、返却、取出しといった単位で
仲介と来歴管理を行うことで、データの正確性を保つよ
うにしたものである。また、データ管理サーバでは各デ
ータの所在情報のみを管理することで、実際のデータに
対するユーザの直接アクセスを抑止することで、セキュ
リティを確保したものである。
【0010】より具体的には、上記目的を達成するた
め、本発明によれば、まず、ネットワークを利用して接
続された複数のコンピュータに分散して管理されたデー
タをクライアントにより共有することを可能にする分散
管理データの共有方法であって、前記複数のコンピュー
タで分散して管理されるデータの所在管理情報を、前記
複数のコンピュータの一つからなるサーバにより管理
し、もって、各クライアントから前記分散して管理され
たデータを共有可能とする分散管理データの共有方法が
提供される。これによれば、従来分散して管理されるこ
との多い電子データ全般を、ネットワークを利用したデ
ータサーバで各クライアントの所在管理情報のみ管理す
ることにより、ネットワーク環境を利用できるすべての
使用者があたかも自分の機器にデータがあるかのように
データ共有を可能とすることで、使用者間の情報格差を
なくし作業効率を向上させることができる。
【0011】さらに、本発明によれば、前記した分散管
理データの共有方法において、前記サーバは、前記複数
のコンピュータで分散して管理されるデータの前記所在
管理情報のみを有することにより、各クライアントのデ
ータに直接アクセスせずにデータを共有することで、デ
ータのセキュリティ確保を可能とする。
【0012】また、本発明によれば、前記した分散管理
データの共有方法において、前記クライアント間で前記
サーバが有する前記所在管理情報を基にしてデータの送
受信を行う際に、送信したデータを貸出中としてロック
することにより、データ更新の同時修正による競合をコ
ントロール可能とする。
【0013】また、本発明によれば、前記した分散管理
データの共有方法において、前記貸出したデータの返却
を行う際に、前記返却されるデータのロックを解除する
こと、及び、前記返却されるデータのロックを解除する
際に、当該返却されたデータに来歴を付加することによ
れば、データの更新来歴管理を可能とする。
【0014】さらに、本発明によれば、前記した分散管
理データの共有方法において、前記サーバが管理する共
有可能なデータの所在管理情報を基に、前記クライアン
トの一は、他のクライアントが有する共有可能なデータ
のコピーを取得することを可能としてもよい。
【0015】そして、本発明によれば、前記した分散管
理データの共有方法において、前記サーバが管理する共
有可能なデータの所在管理情報に、さらに、ユーザ単位
のアクセス許可情報を付加し、それにより各データ管理
単位にアクセス可能なユーザを制限することにより、デ
ータの効率的な共有とセキュリティ確保の両立を可能と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0017】まず、図1(A)は本発明の1の実施の形
態になるデータ管理システムの構成を示す図であり、ま
た、図1(B)は、かかるデータ管理システムにおける
画面構成を示す図である。
【0018】図1(A)においては、符号1は、システ
ム本体を制御する中央処理装置を、2はプログラムを格
納する主記憶装置を、3はデータやファイル等を記憶す
る補助記憶装置を、4はキーボード6やマウス7等の入
力機器の制御を行う入出力コントローラを、5はディス
プレイ8を制御するディスプレイコントローラを示して
いる。なお、本システムのクライアントにおけるディス
プレイ8上には、図1(B)に示すように、データの管
理階層を表示する階層表示10と管理データを表示する
データ表示11を行う、データ管理ウィンドウ9が表示
される。なお、このデータ管理ウィンドウ9では、階層
表示10内の階層12を選択することにより、下位の階
層が表示される。さらに、階層の内容であるデータ13
がデータ表示11に表示される。また、データ表示11
上に表示されるデータ13(ここでは、「データA
2」)を選択し、かつ、データ表示11上の操作ボタン
14(ここでは、「取消」)を押すことにより、各種の
データ管理操作を行うことができる。
【0019】次に、図2により、本発明のデータ管理シ
ステムの全体構成を示す。まず、本システムは、クライ
アントである装置A15、装置B16と、そして、サー
バ21とからなっており、これにより、所謂、クライア
ント−サーバシステムを構成している。
【0020】まず、装置A15は、図示しないデータを
保存する記憶装置とそのデータを管理するデータ管理部
17と、ネットワークのクライアント制御を行うクライ
アント部18とからなる。なお、装置B16も同様の構
成となる。
【0021】一方、サーバ21は、ネットワークのサー
バ制御を行うサーバ部19と、データの所在情報である
分散データの管理を行う分散データ管理部20と、所在
情報データである分散データ管理テーブルを保存する記
憶装置(図示せず)からなる。
【0022】また、上記の装置A15は、Aネットワー
クに存在し、データA1を持つ。そして、本発明によれ
ば、この「データA1を持つ」という情報をサーバ21
に登録することにより、データAの所在情報をシステム
にアクセスするユーザが参照することで、このデータA
を、システム全体で共有するデータとして扱うことを可
能とするものである。上記した装置B16も、同様に、
Bネットワークに存在し、データB1の所在情報をサー
バに登録することで共有が可能となる。なお、サーバ2
1は、これら登録された所在情報を元にしてクライアン
ト間の仲介を行い、もって、各登録データの参照や取出
しを実行するものである。
【0023】次に、図3は、上記の各クライアントがサ
ーバ21内に所在情報を登録するために利用する登録情
報テーブルの一例を示している。この登録情報テーブル
は、図からも明らかなように、データの位置情報となる
「データ情報」、データが存在する装置を示す「装置
名」、同じくデータが存在するネットワークを示す「ネ
ットワーク名」の項目から構成されている。
【0024】図4は、上記図3で登録された情報をサー
バにて管理するための分散データ所在情報管理テーブル
の一例を示している。この分散データ所在情報管理テー
ブルは、図からも明らかなように、データの登録順を示
す「No」、データの位置情報となる「データ情報」、
データが存在する装置を示す「装置名」、同じくデータ
が存在するネットワークを示す「ネットワーク名」の項
目から構成されている。なお、サーバは、この分散デー
タ所在情報管理テーブルの内容を元に、各データの所在
を特定し、該当するデータが存在するクライアントから
データを取得し、該当するデータを要求したクライアン
トに仲介して送信するものである。
【0025】図5は、クライアントからサーバへ所在情
報を登録する際に、クライアント側で登録指示するため
の登録情報入力ウィンドウの一例である。すなわち、ク
ライアント側のディスプレイ上に表示された本ウィンド
ウの「登録対象ファイルパス」欄22に、登録対象とす
るファイルの所在位置であるパス名(この例では、装置
A:/データA/データA1)を入力する。この入力
後、指示ボタン23の「実行」を指示することにより、
該当するデータの所在情報(即ち、登録対象ファイルパ
ス)がサーバ21に登録されることとなる。
【0026】一方、図6は、クライアント側のデータ管
理ウィンドウ上で必要なデータを選択した後、貸出を指
定した場合に表示される貸出情報入力ウィンドウであ
る。本ウィンドウにおいて、貸出に必要な情報である
「貸出先ファイルパス」24、「貸出者名」25、「返
却予定日」26の項目に入力を行った後、指示ボタン2
7の「実行」を指示することにより、選択データ(この
例では、装置B:/temp/work)が自装置の指定階層に貸
出という形でコピーされる。
【0027】なお、この貸出情報入力ウィンドウのこれ
ら情報は、データの更新者(即ち、貸出者名)を明確に
し、さらに期限を付けることにより、データの誤った更
新を抑止する働きをする。さらに、本操作において、該
当するデータが貸出中である場合には、例えば、元のデ
ータをロック更新不可とすることにより、2重に更新す
るといった誤りをなくすることも可能となる。
【0028】次に、図7は、上記図6で貸し出したデー
タを元の装置に戻して、貸出中の状態を解除するための
指示を行うための、返却情報入力ウィンドウを示してい
る。本ウィンドウでは、「返却対象選択」の項目には、
現在貸出中のデータの一覧28が表示され、そのなかか
ら、返却するデータを選択し、指示ボタン29の「実
行」を指示することにより、選択データが元の装置に返
却されることとなる。これにより、元の装置のデータが
更新され、貸出中としてロックされていたものが解除さ
れることとなる。
【0029】続いて、図8は、上記に説明した貸出とい
う形ではなく、指定データのコピーを自装置に取得し
て、加工、編集を行って流用するための、取出し情報入
力ウィンドウを示している。本ウィンドウでは、取出し
に必要な情報(この例では、装置B:/temp/get)を
「取出し先ファイルパス」の項目30に入力し、指示ボ
タン31の「実行」を指示することで、選択データが自
装置の指定階層にコピーされる。なお、この場合は、元
データはロックされることはなく、また、取出したデー
タは、その後に戻す必要もない。
【0030】次に、図9は、登録処理時における処理の
流れを示したものである。この登録処理においては、ま
ず、クライアント側において、登録指示を行う(ステッ
プ32)。これにより、上記図3に示した登録情報入力
ウィンドウを表示する。続いて、この表示ウィンドウに
よって、登録情報入力を行う(ステップ33)。その
後、この登録情報入力により入力された情報を基に、上
記図3に示した登録情報テーブル形式の登録情報生成を
行う(ステップ34)。この登録情報生成の後、この生
成した情報による登録要求送信を、サーバに対して行う
(ステップ35)。
【0031】一方、サーバ側では、クライアントからの
上記登録要求の送信を受信し(ステップ36)、その結
果、受信した情報を基に、上記図4に示した分散データ
所在情報管理テーブルにより登録情報設定を行う(ステ
ップ37)。この登録情報設定の後、登録完了送信をク
ライアントに対して行う(ステップ38)。
【0032】これに対し、クライアント側は、サーバ側
からの登録完了送信を受信して登録の完了を確認し(ス
テップ39)、そして、登録を完了する(ステップ4
0)。
【0033】また、図10は、上記図9に示した登録処
理において、本発明のデータ管理システムでのデータの
流れを、データAを登録する場合を一例として示した、
データのフロー図である。この図において、クライアン
トである装置Aは、データAの登録情報であるデータA
1管理情報41を生成する。この生成したデータは、デ
ータ管理部42がクライアント43での処理に渡す。こ
のクライアント43での処理では、データをサーバ44
での処理に送る。このサーバ44での処理では、受けた
データを分散データ管理部45に渡し、この分散データ
管理部45にて分散データ管理テーブル47に登録す
る。これにより、データA1はシステムで共有状態と認
識される。
【0034】次に、図11は、やはり本発明のデータ管
理システムにおいて、登録されたデータを貸出す貸出処
理における処理の流れを示す。この貸出においては、図
にも示すように、まず、クライアント側にて貸出指示を
行う(ステップ48)。これにより、上記図6に示した
貸出情報入力ウィンドウを表示する。次いで、表示ウィ
ンドウにて、貸出情報入力を行う(ステップ49)。そ
して、その入力情報を基に、貸出情報による貸出要求送
信をサーバに対して行う(ステップ50)。
【0035】一方、サーバでは、上記クライアントから
送信された貸出要求を受信して(ステップ51)その情
報を受け取り、それを基に、上記図4に示した分散デー
タ所在情報管理テーブルから、貸出データを特定する貸
出情報参照を行う(ステップ52)。これにより、特定
した対象データ保存機器に対して対象ファイル送信を依
頼し(ステップ53)、サーバに対して貸出ファイル取
得を行う(ステップ55)。なお、その際、対象データ
保存機器では、貸出したファイルを「対象ファイル貸出
中」に設定することによって、ロックする(ステップ5
4)。この貸出ファイルの取得の後、サーバは、貸出フ
ァイル送信をクライアントに対して行う(ステップ5
6)。
【0036】一方、クライアントは、上記サーバからの
貸出ファイルを受信して貸出ファイルを受け取り(ステ
ップ57)、貸出を完了する(ステップ58)。
【0037】図12は、上記図11に示した貸出処理に
おける本システムのデータの流れを示すものであり、特
に、装置AのデータA1を装置Bに貸出する場合を例と
して示したデータのフロー図である。まず、クライアン
トである装置Bは、データ管理部68にて貸出情報入力
を行い、入力情報をクライアント67での処理に渡す。
クライアント67での処理は、入力情報をサーバ61で
の処理に送る。サーバ61での処理は、受けたデータを
分散データ管理部62に渡し、分散データ管理部62に
て、分散データ管理テーブル64に登録されたデータA
1管理情報65を検索する。これにより、データA1の
所在を特定し、分散データ管理部62からサーバ61、
装置Aのクライアント60を通して、装置Aのデータ管
理部59にデータA1の貸出を要求する。
【0038】一方、この返信63として、データA1が
装置Aからサーバに渡され、データA1は貸出中とな
る。さらに、データA1を取得したサーバは、装置Bに
対して取得したデータを送信66し、装置BはデータA
169の貸出を完了する。
【0039】次に、図13は、登録されたデータを返却
する返却処理における処理の流れを示したものである。
まず、この登録されたデータの返却においては、クライ
アントにて、返却指示を行う(ステップ70)。これに
より、上記図7に示した返却情報入力ウィンドウを表示
する。そして、この表示ウィンドウにて、返却情報入力
を行う(ステップ71)。この入力情報を基に、返却情
報による返却要求送信をサーバに対して行う(ステップ
72)。
【0040】一方、サーバでは、上記クライアントから
の返却要求送信を返却要求受信にて情報を受け取り(ス
テップ73)、それを基に、上記図4の分散データ所在
情報管理テーブルから、返却データを特定する登録情報
参照を行う(ステップ74)。これにより、特定した対
象データ保存機器に対して返却ファイル送信を実施し
(ステップ75)、一方、対象データ保存機器では、返
却ファイル受信を行う(ステップ76)。これにより、
対象データ保存機器では、対象ファイル貸出中を解除す
ることによってロックを解除する(ステップ77)。こ
の返却後、サーバは、返却終了送信をクライアントに対
して行う(ステップ78)。一方、クライアントは、返
却終了受信により返却完了を確認し(ステップ79)、
返却を完了する(ステップ80)。
【0041】図14は、上記図13の返却処理における
本システムのデータの流れを、特に、装置BのデータA
1を装置Aに返却する場合を一例として示した、データ
のフローを示す図である。図にも示すように、クライア
ントである上記の装置Bは、データ管理部90にて上記
の返却情報入力を行い、返却情報及び返却データA1を
クライアント89での処理に渡す。このクライアント8
9での処理では、返却情報をサーバ83での処理に送信
88する。このサーバ83での処理では、受けたデータ
を分散データ管理部84に渡し、一方、分散データ管理
部にて、分散データ管理テーブル86に登録されたデー
タA1管理情報87を検索する。これにより、データA
1の所在を特定し、分散データ管理部84からサーバ8
4、装置Aのクライアント82を通して、装置Aのデー
タ管理部81に送信85する。この結果、データA1が
装置Aに返却され、データA1は貸出中解除となり、デ
ータA1更新が完了する。
【0042】さらに、図15は、登録されたデータの取
り出しを行う取出し処理における処理の流れを示したフ
ローチャート図である。この取出しにおいては、まず、
クライアントにて取出し指示を行う(ステップ91)。
これにより、上記図8に示した取出し情報入力ウィンド
ウを表示する。この表示した表示ウィンドウにて、取出
し情報入力を行う(ステップ92)。そして、この入力
情報を基にして、取出し情報による取出し要求送信をサ
ーバに対して行う(ステップ93)。
【0043】一方、サーバ側では、この送信された取出
し要求を受信し(ステップ94)、それを基にして、上
記図4に示した分散データ所在情報管理テーブルから取
出しデータを特定する処理である、登録情報参照を行う
(ステップ95)。そして、これにより特定した対象デ
ータ保存機器(クライアント側)に対して、取出しファ
イル送信を実施させ(ステップ97)、もって、対象デ
ータ保存機器からの取出しファイル取得を行う(ステッ
プ96)。なお、この場合、対象データ保存機器では、
対象ファイルはコピーを出力したこととなるため、ロッ
クは行われない。また、上記のように、取出しファイル
を取得した後には、クライアントに対して取出しファイ
ル送信を行う(ステップ98)。これに対して、クライ
アント側では、取出しファイルを受信し(ステップ9
9)、これによって、取出しを完了する(ステップ10
0)。
【0044】次に、図16は、上記図15に示したの取
出し処理における本システムのデータの流れを、特に、
装置AのデータA1を装置Bに取出しを行う場合を一例
として示す、データのフローを示す図である。ここで
は、まず、クライアントである装置Bは、データ管理部
110にて取出し情報入力を行い、取出し情報をクライ
アント109での処理に渡す。クライアント109での
処理では、返却情報をサーバ103での処理に送信10
8する。一方、サーバ103での処理では、この受けた
データを分散データ管理部104に渡し、この分散デー
タ管理部にて分散データ管理テーブル106に登録され
たデータA1管理情報107を検索する。これにより、
データA1の所在を特定し、分散データ管理部104か
らサーバ103、装置Aのクライアント102を通し
て、装置Aのデータ管理部101に送信する(矢印10
5)。この結果、データA1が装置Aからサーバに送信
され、サーバを経由して装置Bに送信される。装置Aで
はコピーのため、データA1はロックされない。
【0045】最後に、図17は、データ管理にアクセス
制御の機能を組み込んだアクセス制御分散データ管理テ
ーブルの一例を示している。このデータ管理テーブルに
設定されているデータ単位(データA1、データB1、
データC1…)によって、該当データにアクセスするこ
とを許可するユーザを設定することにより、データ単位
でユーザによるアクセスを制御することが可能となる。
【0046】なお、この設定によれば、ユーザAからデ
ータ管理表示111を見た際に、装置BのデータB階層
のデータは、データB1、データB2が登録されている
が(上記図17のNo.2及び3を参照)、しかしなが
ら、図18にも示すように、ユーザAには、アクセスが
許可されているデータB1のみしか、データ表示112
上には表示されないこととなる。この機能を利用するこ
とによれば、データ単位でのセキュリティの確保が可能
となる。
【0047】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明になる分散管理データの共有方法によれば、
ネットワークを利用して複数のコンピュータを接続して
なるシステムにおける分散管理データの共有を、システ
ムを構成するデータサーバにより各クライアントの所在
管理情報のみを管理することにより、ネットワーク環境
を利用できるすべての使用者が、あたかも、自分の機器
にデータがあるかのようにデータ共有を可能とし、使用
者間の情報格差をなくし作業効率を向上させることがで
きる。また、共用可能なデータ自体を各クライアントの
管理下の元おくことによれば、データ管理システムに
て、そのセキュリティが保たれたまま共有可能であり、
さらに、更新時にはシステムが競合を解決し、更新履歴
を管理することで、より簡便にデータ共有管理を実現で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施例になるデータ管理システム
の構成及びその画面を示す図である。
【図2】上記本発明のデータ管理システムの全体構成を
示す図である。
【図3】上記本発明のデータ管理システムにおける登録
情報テーブルの一例を示す図である。
【図4】上記本発明のデータ管理システムにおける分散
データ管理テーブルの一例を示す図である。
【図5】上記本発明のデータ管理システムにおけるデー
タ登録のための登録情報入力ウィンドウの一例を示す図
である。
【図6】上記本発明のデータ管理システムにおけるデー
タ貸出のための貸出情報入力ウィンドウの一例を示す図
である。
【図7】上記本発明のデータ管理システムにおけるデー
タ返却のための返却情報入力ウィンドウの一例を示す図
である。
【図8】上記本発明のデータ管理システムにおけるデー
タ取出しのための取出し情報入力ウィンドウの一例を示
す図である。
【図9】上記本発明のデータ管理システムにおけるデー
タ登録処理手順(フローチャート)を示す図である。
【図10】上記本発明のデータ管理システムにおけるデ
ータ登録処理におけるデータのフローを示す図である。
【図11】上記本発明のデータ管理システムにおけるデ
ータ貸出処理手順(フローチャート)を示す図である。
【図12】上記本発明のデータ管理システムにおけるデ
ータ貸出処理におけるデータのフローを示す図である。
【図13】上記本発明のデータ管理システムにおけるデ
ータ返却処理手順(フローチャート)を示す図である。
【図14】上記本発明のデータ管理システムにおけるデ
ータ返却処理におけるデータのフローを示す図である。
【図15】上記本発明のデータ管理システムにおけるデ
ータ取出し処理手順(フローチャート)を示す図であ
る。
【図16】上記本発明のデータ管理システムにおけるデ
ータ取出し処理におけるデータフローを示す図である。
【図17】上記本発明のデータ管理システムにおけるア
クセス制御時のアクセス制御分散データ管理テーブルの
一例を示す図である。
【図18】上記本発明のデータ管理システムにおけるア
クセス制御時におけるユーザAの画面構成の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 主記憶装置 3 補助記憶装置 4 入出力コントローラ 5 ディスプレイコントローラ 6 キーボード 7 マウス 8 ディスプレイ 9 データ管理ウィンドウ 17 データ管理部 20 分散管理データ部 21 分散データ管理テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/177 682 G06F 15/177 682F (72)発明者 戸次 圭介 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 (72)発明者 柏 信義 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 本木 恒行 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 石川 教道 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 Fターム(参考) 5B045 DD15 EE06 EE18 5B082 EA01 EA11 FA11 GB03 HA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを利用して接続された複数
    のコンピュータに分散して管理されたデータをクライア
    ントにより共有することを可能にする分散管理データの
    共有方法であって、前記複数のコンピュータで分散して
    管理されるデータの所在管理情報を、前記複数のコンピ
    ュータの一つからなるサーバにより管理し、もって、各
    クライアントから前記分散して管理されたデータを共有
    可能とすることを特徴とする分散管理データの共有方
    法。
  2. 【請求項2】 前記サーバは、前記複数のコンピュータ
    で分散して管理されるデータの前記所在管理情報のみを
    有することを特徴とする請求項1に記載の分散管理デー
    タの共有方法。
  3. 【請求項3】 前記クライアント間で前記サーバが有す
    る前記所在管理情報を基にしてデータの送受信を行う際
    に、送信したデータを貸出中としてロックすることを特
    徴とする請求項1に記載の分散管理データの共有方法。
  4. 【請求項4】 前記貸出したデータの返却を行う際に、
    前記返却されるデータのロックを解除することを特徴と
    する請求項3に記載の分散管理データの共有方法。
  5. 【請求項5】 前記返却されるデータのロックを解除す
    る際に、当該返却されたデータに来歴を付加することを
    特徴とする請求項4に記載の分散管理データの共有方
    法。
  6. 【請求項6】 前記サーバが管理する共有可能なデータ
    の所在管理情報を基に、前記クライアントの一は、他の
    クライアントが有する共有可能なデータのコピーを取得
    することを可能とすることを特徴とする請求項4に記載
    の分散管理データの共有方法。
  7. 【請求項7】 前記サーバが管理する共有可能なデータ
    の所在管理情報に、さらに、ユーザ単位のアクセス許可
    情報を付加したことを特徴とする請求項4に記載の分散
    管理データの共有方法。
JP2001381144A 2001-12-14 2001-12-14 分散管理データの共有方法 Pending JP2003186728A (ja)

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