JP2003185282A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

Info

Publication number
JP2003185282A
JP2003185282A JP2001382407A JP2001382407A JP2003185282A JP 2003185282 A JP2003185282 A JP 2003185282A JP 2001382407 A JP2001382407 A JP 2001382407A JP 2001382407 A JP2001382407 A JP 2001382407A JP 2003185282 A JP2003185282 A JP 2003185282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
piston
compressor
check valve
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001382407A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Oshima
恵司 大嶋
Kentaro Toyama
健太郎 外山
Yoshinori Mizoguchi
義則 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2001382407A priority Critical patent/JP2003185282A/ja
Publication of JP2003185282A publication Critical patent/JP2003185282A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/001Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ピストンのリニア駆動に用いられる駆動子コイ
ルの発熱が効果的に除去されて効率よく運転できるもの
を得る。 【解決手段】駆動子コイル12を装着したコイルボビン
13に連通孔40を設け、さらにこの連通孔40にチェ
ック弁50を組み込んで、ピストン6のリニア駆動に伴
って生じるポンプ作用により、外側空間(B空間52)
からチェック弁50を通して内側空間(A空間51)に
入り、内側空間から駆動子コイル12の両面を冷却して
外側空間へと至る一方向に流れる循環ガス流を形成して
駆動子コイル12の発熱を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、極低温冷凍機な
どに用いられる圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、この種の圧縮機の従来例とし
て、特許2785779号に記載されている圧縮機の断
面図を示す。本構成の圧縮機においては、外側継鉄4
a、内側継鉄4b、これらを連結する継鉄4cからなる
継鉄4の内部円筒空間に、両端よりピストン6が挿入さ
れ、二つのピストン6が相対する中央部に作動ガスの圧
縮空間7が形成されている。ピストン6の一端は、スプ
リング14の一端に固定されており、スプリング14の
他の一端は、圧力容器端板3bの取り付け部に固定され
ている。ピストン6の往復駆動に用いられる駆動子コイ
ル12は、ピストン取り付け部21に一体化された円筒
状のボビン本体20に巻回、装着され、外側継鉄4a、
継鉄4c、内側継鉄4b、および永久磁石11によって
構成される磁気回路中に挿入されている。駆動子コイル
12に交流の励磁電流を通電することによって、磁気回
路と駆動子コイル12との間に力が作用し、ピストン6
の往復運動が引き起こされ、圧縮空間7中の作動ガスが
圧縮される。
【0003】図8に、この種の圧縮機の他の従来例とし
て、特願2001−254116号公報に記載されてい
る圧縮機の断面を示す。この従来例の構成においては、
継鉄4の内部円筒空間に両端から挿入されている2個の
ピストン6が、いずれも、その一端(反圧縮空間側端
部)を板ばねからなる支持ばね70によって往復運動自
在に片持ち支持されている。ピストン6に軸方向の往復
運動を作用させる駆動子コイル12は、コイルボビン1
3に巻回、装着され、ピストン6に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき圧縮機に
おいては、稼動の際に、作動ガスの圧縮仕事による発
熱、駆動子コイルのジュール損失による発熱、および継
鉄内の渦電流による発熱が生じる。このうち、作動ガス
の圧縮仕事により生じた発熱は、圧縮室7内の作動ガス
と継鉄を介しての熱伝導とにより圧縮機の外部に排出さ
れる。また、継鉄内の渦電流により生じた発熱も、継鉄
を介しての熱伝導により圧縮機の外部に排出される。
【0005】これに対して、駆動子コイルのジュール損
失による発熱は、作動ガスのヘリウムガスを介して外側
継鉄へと伝達され、外側継鉄から外部へ排出されること
となるが、駆動子コイルは停滞したヘリウムガス中で往
復動しているので、発熱はこのように停滞したヘリウム
ガスへの熱伝達により伝熱されることとなる。このた
め、熱伝導による伝熱に比べて伝熱量が小さく、放出熱
量が不十分となって、駆動子コイルの温度が上昇する可
能性がある。このように駆動子コイルの温度が上昇する
とコイルの抵抗が上昇するので、ジュール損失が更に増
大して駆動子コイルの温度が一層上昇する危険性があ
る。この難点を解消する一方策として、駆動子コイルを
装着するボビンをアルミニウム等の熱の良導体で形成し
て放熱を促進する方策も考えられるが、この方策を用い
ても、放熱が促進される部分は駆動子コイルのボビン側
の一面に限られるので、放熱量の大幅な増大は困難であ
り、逆に、渦電流対策が不十分な構成となれば、渦電流
損が増大して、逆に温度上昇が大きくなるという問題点
があった。
【0006】本発明の目的は、ピストンのリニア駆動に
用いられる駆動子コイルのジュール損失に伴う発熱が効
果的に放熱され、駆動子コイルの温度上昇が抑制され
て、効率よく運転できる圧縮機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、円筒空間を有するシリンダー
と、このシリンダーにクリアランスシールを形成する隙
間を介して挿入され、上記の円筒空間内に作動ガスの圧
縮空間を形成するピストンと、このピストンを反圧縮空
間側の端部において軸方向に往復運動可能に片持ち支持
する支持ばねと、ピストンの圧縮空間側端部の半径方向
外側に配置された、ピストンを軸方向に往復駆動するリ
ニア駆動部と、上記の隙間を介して上記の圧縮空間に通
じるガス室を形成する圧力容器とを備える圧縮機で、リ
ニア駆動部が、継鉄および永久磁石からなる磁気回路
と、ピストンに連結されたコイルボビンに巻回された駆
動子コイルとからなり、駆動子コイルを磁気回路の空隙
の内側継鉄の半径方向外側に反圧縮空間側より軸方向に
挿入して構成されるものにおいて、 (1)上記のコイルボビンとピストンと内側継鉄とによ
って形成される内側空間に外側空間からガスを流入させ
るチェック弁を、少なくとも1個備えることとする。
【0008】(2)あるいは、上記のコイルボビンとピ
ストンと内側継鉄とによって形成される内側空間から外
側空間へとガスを流出させるチェック弁を、少なくとも
1個備えることとする。 (3)さらに、上記(1)または(2)において、コイ
ルボビンに内側空間と外側空間とを連通する連通孔を備
え、この連通孔に上記のチェック弁を組み込むこととす
る。
【0009】(4)あるいは、上記(1)または(2)
において、反圧縮空間側端部に開口する内部空間を有す
るピストンにこの内部空間と上記の内側空間とを連通す
る連通孔を備え、この連通孔に上記のチェック弁を組み
込むこととする。 (5)さらに、上記の(4)において、このチェック弁
とピストンの内部空間の圧縮空間側端部との間に放熱部
材を配することとする。
【0010】上記の(1)あるいは(2)のごとく構成
することとし、例えば、上記の(3)あるいは(4)の
ごとくとすれば、ピストンの往復運動に伴って、コイル
ボビンとピストンと内側継鉄とによって形成される内側
空間に一方向に流れるガスの流れが形成され、コイルボ
ビンに巻回された駆動子コイルの表面は、温度の低い外
側空間との間を一方向に流れるガスと常に接触すること
となるので、熱伝達が促進されて温度上昇が低く抑えら
れる。特に上記の(4)のごとくとすれば、ガスはピス
トンの内部空間の反圧縮空間側端部を経由する長い循環
回路を流れることとなるので、ガスが効果的に冷却さ
れ、駆動子コイルの冷却性能が向上することとなる。ま
た、上記の(5)のごとく放熱部材を組み込めば、圧縮
仕事による発熱の一部がピストンを介して放熱部材へと
伝えられ、さらに、放熱部材より上記の一定方向に流れ
るガスへと伝熱されて除熱されることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施例を用いて
詳しく説明する。 <第1の実施例>本実施例は、本発明の圧縮機の請求項
1および請求項3に係る実施例で、図1は、本実施例の
構成を示す断面図である。
【0012】図示したごとく、本実施例の構成の圧縮機
においては、内側に所定の厚みのリブ31を有する筐体
3の内部に、継鉄4とこの継鉄4の溝部に挿入された円
筒状の永久磁石11とからなる二組の磁気回路を、圧縮
空間7に対して対象に挿入し、継鉄4の内側継鉄4bと
リブ31の内面とによってシリンダー5を形成してい
る。反圧縮空間側端部に開口する内部空間を備えた2個
のピストン6は、支持ばね70により片持ち支持されて
シリンダー5の内部に挿入され、ピストン6とシリンダ
ー5の間隙にクリアランスシール30が形成されてい
る。磁気回路に挿入することによってピストン6のリニ
ア駆動部を構成する駆動子コイル12は、ピストン6に
連結されたコイルボビン13に巻回されており、シリン
ダー5へピストン6を挿入する際に同時に磁気回路に挿
入される。このように固定部に可動部を挿入したのち、
筐体3に両端より端部圧力容器3aを連結して圧力容器
が構成され、圧縮機本体が形成される。なお、本実施例
の圧縮機においては、コイルボビン13とピストン6の
外面と内側継鉄4bによって形成される内側空間(A空
間51)と外側空間(B空間52)とを連通する複数の
連通孔40がコイルボビン13に備えられており、さら
に、これらの連通孔40には、外側空間(B空間52)
から内側空間(A空間51)へとガスを流入させ、内側
空間(A空間51)から外側空間(B空間52)へのガ
スの流出を遮断するチェック弁50が組み込まれてい
る。
【0013】図2は、用いられているチェック弁50の
基本構成図で、(a)は平面図、(b)は弁が閉止時の
縦断面図、(c)は弁が開放時の縦断面図である。図に
見られるように、本チェック弁は、ばね性を有するステ
ンレス鋼、りん青銅等の金属材料の薄板を図2(a)の
ごとき形状に切り出して構成されており、可とう性を有
する内側の舌状部分50aによって対向する連通孔を塞
ぐように配置して、外周部分50bを連通孔を備えた基
材に取り付けて用いられる。連通孔40の上部にこのチ
ェック弁50を取り付けた場合には、上部空間の圧力が
下部空間の圧力より高ければ、図2(b)のごとく内側
の舌状部分50aで連通孔40が塞がれて閉止状態とな
り、上部空間の圧力が下部空間の圧力より低ければ、図
2(c)のごとく内側の舌状部分50aが差圧により押
し上げられて開放状態となる。したがって、ガスは一方
向にのみ流通する。なお、舌状部分の剛性を適切に選定
することによって、小さい差圧で動作するチェック弁を
形成することができる。
【0014】本実施例の構成の圧縮機は、駆動子コイル
12に交流励磁電流を通電することによって運転され
る。すなわち、磁気回路の永久磁石11のN極から出た
磁束は、継鉄4を通り、駆動子コイル12が挿入される
空隙を経てS極へと戻るが、駆動子コイル12に交流励
磁電流を通電すると、永久磁石11による磁界と励磁電
流との間に電磁力が働き、駆動子コイル12、したがっ
て駆動子コイル12にコイルボビン13を介して連結さ
れたピストン6が軸方向に往復運動することとなる。し
たがって、圧縮空間7に対して対象に配された二つのリ
ニア駆動部の駆動子コイル12に180度の位相差を持
つ交流電流を通電することによって、二つのピストン6
が互いに逆方向に往復運動を行い、圧縮空間7の作動ガ
スを圧縮することとなる。
【0015】また、コイルボビン13の往復運動に伴っ
て上記の内側空間(A空間51)と外側空間(B空間5
2)の容積が変化し、二つの空間の間に圧力差が生じる
こととなるが、本圧縮機においては、コイルボビン13
に二つの空間を連通する複数の連通孔40が設けられ、
かつ、これらの連通孔40に外側空間(B空間52)か
ら内側空間(A空間51)へとガスを流入させるチェッ
ク弁50が組み込まれているので、内部のガスにはポン
プ作用が働き、図中に矢印で示したごとく、内側空間か
ら、駆動子コイル12が挿入されている空隙を経て外側
空間に至り、外側空間から連通孔40を経て内側空間に
至る一方向の流れが生じることとなる。したがって、駆
動子コイル12は、その内面、外面に流れる循環流によ
って効果的に冷却され、温度上昇が抑制されることとな
る。
【0016】<第2の実施例>本実施例は、本発明の圧
縮機の請求項2および請求項3に係る実施例で、図3
は、本実施例の構成を示す断面図である。本実施例の構
成と前出の第1の実施例の構成との相違点は、連通孔4
0に対応して組み込まれたチェック弁50の動作にあ
る。すなわち、第1の実施例の構成においては、外側空
間(B空間52)から内側空間(A空間51)へとガス
を流入させ、内側空間から外側空間へのガスの流れを遮
断するチェック弁50が組み込まれていたのに対して、
本実施例の構成では、内側空間(A空間51)から外側
空間(B空間52)へとガスを流入させ、外側空間から
内側空間へのガスの流れを遮断するチェック弁50が組
み込まれている。このため、本実施例の構成では、コイ
ルボビン13の往復運動とともに、図3中に矢印で示し
たように、外側空間(B空間52)から、駆動子コイル
12が挿入されている空隙を経て内側空間(A空間5
1)へと至り、内側空間から連通孔40を経て外側空間
へと至る一方向のガス循環流が形成される。したがっ
て、駆動子コイル12は外側空間(B空間52)からの
温度の低いガスにより冷却されるので、第1の実施例の
構成に比較して、熱伝達がより促進され、温度上昇がよ
り効果的に抑制されることとなる。
【0017】<第3の実施例>本実施例は、本発明の圧
縮機の請求項1および請求項4に係る実施例で、図4
は、本実施例の構成を示す断面図である。本実施例の構
成の特徴は、反圧縮空間側端部に開口する内部空間を有
するピストン6Aにその内部空間を区画する隔壁61が
備えられ、その内部空間の圧縮空間側の空間(C空間5
3)と、コイルボビン13とピストン6Aの外面と内側
継鉄4bとによって形成される内側空間(A空間51)
とを連通する連通孔40がピストン6Aに備えられてい
ること。さらに、上記の隔壁61に、ピストン6Aの内
部空間の圧縮空間側の空間(C空間53)と前出の外側
空間(B空間52)とを連通する連通孔40、およびこ
の連通孔40を流れるガスの流れをB空間52からC空
間53への一方向に制限するチェック弁50が備えられ
ていることにある。したがって、本実施例の構成の圧縮
機においては、ピストン6Aの往復駆動に伴ってポンプ
作用が生じ、図中に矢印で示したごとく、内側空間(A
空間51)から、駆動子コイル12が挿入されている空
隙を経て外側空間(B空間52)へと至り、外側空間
(B空間52)から、ピストン6Aの反圧縮空間側端部
の開口部から内部空間に入り、連通孔40、チェック弁
50、連通孔40を経て内側空間(A空間51)へと至
る一方向のガス循環流が形成されることとなる。このよ
うに循環流を形成すれば、ガスは長い循環路を流れて冷
却されるばかりでなく、温度の低い端部圧力容器3aと
熱交換して冷却されるので、駆動子コイル12の発熱
は、これらの低温のガスにより効果的に除去されること
となり、駆動子コイル12の温度上昇が効果的に抑えら
れる。
【0018】<第4の実施例>本実施例は、本発明の圧
縮機の請求項2および請求項4に係る実施例で、図5
は、本実施例の構成を示す断面図である。本実施例の構
成と前出の第3の実施例の構成との相違点は、ピストン
6Aの内部空間を区画する隔壁61に備えられたチェッ
ク弁50の動作にある。すなわち、第3の実施例の構成
のチェック弁50は連通孔40を流れるガスの流れをB
空間52からC空間53への一方向に制限していたが、
本実施例においては、連通孔40を流れるガスの流れを
C空間53からB空間52への一方向に制限するチェッ
ク弁50が組み込まれている。したがって、本実施例の
構成では、温度の低い端部圧力容器3aとの熱交換によ
り冷却された低温のガスが駆動子コイル12に接触して
熱交換することとなるので、第3の実施例の構成に比べ
て駆動子コイル12の発熱は、さらにより効果的に除熱
され、温度上昇が抑えられることとなる。
【0019】<第5の実施例>本実施例は、本発明の圧
縮機の請求項2、請求項4および請求項5に係る実施例
で、図5は、本実施例の構成を示す断面図である。本実
施例の構成の特徴は、前出の第4の実施例の構成のピス
トン6の内部空間の圧縮空間側の空間(C空間53)
に、金属メッシュよりなる放熱部材54がピストン6A
に一体化して装着されていることにある。したがって、
本構成においては、圧縮空間7における作動ガスの圧縮
仕事に伴って生じた発熱の一部がピストン6Aを介して
放熱部材54へと伝熱され、ピストン6Aの往復駆動に
伴うポンプ作用によってA空間51からC空間53へと
流入した循環ガスとの熱交換によって、循環ガスへと伝
達され、さらに、循環ガスより端部圧力容器へと伝熱さ
れて圧縮機の外部へと取り出される。したがって、本構
成とすれば、駆動子コイル12の発熱が効果的に除去さ
れるばかりでなく、圧縮空間7の温度上昇も抑制される
こととなる。
【0020】なお、本実施例では放熱部材54として金
属メッシュを用いているが、放熱部材54はこれに限定
されるものではなく、フィン構造や多数の子孔を設けた
バンドル等、熱交換を行うための多くの放射経路を有す
るものであればよい。
【0021】
【発明の効果】上記のごとく、この発明によれば、圧縮
機を請求項1あるいは2に記載のごとく構成することと
し、たとえば請求項3あるいは4に記載のごとく構成す
ることとしたので、駆動子コイルが流速の速い循環ガス
流によって効率的に冷却されることとなり、駆動子コイ
ルのジュール発熱による温度上昇が抑制され、効率よく
運転できる圧縮機が得られることとなった。
【0022】また、圧縮機をさらに請求項5に記載のご
とく構成することとすれば、ピストンの放熱経路が増大
して圧縮ガスの温度上昇が抑制されるので、効率の高い
圧縮機として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮機の第1の実施例の構成を示す断
面図
【図2】第1の実施例の圧縮機に用いられているチェッ
ク弁の基本構成図で、(a)は平面図、(b)は弁が閉
止時の縦断面図、(c)は弁が開放時の縦断面図
【図3】本発明の圧縮機の第2の実施例の構成を示す断
面図
【図4】本発明の圧縮機の第3の実施例の構成を示す断
面図
【図5】本発明の圧縮機の第4の実施例の構成を示す断
面図
【図6】本発明の圧縮機の第5の実施例の構成を示す断
面図
【図7】この種の圧縮機の従来例の構成を示す断面図
【図8】この種の圧縮機の他の従来例の構成を示す断面
【符号の説明】
3 筐体(圧力容器) 3a 端部圧力容器 4 継鉄 4b 内側継鉄 5 シリンダー 6,6A ピストン 7 圧縮空間 11 永久磁石 12 駆動子コイル 13 コイルボビン 30 クリアランスシール 31 リブ 40 連通孔 50 チェックバルブ 51 A空間 52 B空間 53 C空間 54 放熱部材 61 隔壁 70 支持ばね
フロントページの続き (72)発明者 溝口 義則 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA02 AB05 AC03 BE09 3H076 AA03 BB05 CC06 CC43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒空間を有するシリンダーと、前記円筒
    空間内に作動ガスの圧縮空間を形成するピストンと、前
    記ピストンを軸方向に往復駆動するリニア駆動部とを有
    し、前記リニア駆動部が、継鉄および永久磁石からなる
    磁気回路と、前記ピストンに連結されたコイルボビンに
    巻回された駆動子コイルとからなるものにおいて、 前記コイルボビンと前記ピストンと前期内側継鉄とによ
    って形成される内側空間に外側空間からガスを流入させ
    るチェック弁が少なくとも1個備えられていることを特
    徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】円筒空間を有するシリンダーと、前記円筒
    空間内に作動ガスの圧縮空間を形成するピストンと、前
    記ピストンを軸方向に往復駆動するリニア駆動部とを有
    し、前記リニア駆動部が、継鉄および永久磁石からなる
    磁気回路と、前記ピストンに連結されたコイルボビンに
    巻回された駆動子コイルとからなるものにおいて、 前記コイルボビンと前記ピストンと前記内側継鉄とによ
    って形成される内側空間から外側空間へとガスを流出さ
    せるチェック弁が少なくとも1個備えられていることを
    特徴とする圧縮機。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の圧縮機におい
    て、コイルボビンが前記内側空間と外側空間とを連通す
    る連通孔を有し、前記チェック弁がこの連通孔に対応し
    て組み込まれていることを特徴とする圧縮機。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の圧縮機におい
    て、ピストンが、反圧縮空間側端部に開口する内部空間
    とこの内部空間と前記内側空間とを連通する連通孔を有
    し、前記チェック弁がこの連通孔に対応して組み込まれ
    ていることを特徴とする圧縮機。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の圧縮機において、前記チ
    ェック弁とピストンの内部空間の圧縮空間側端部との間
    に放熱部材が配されていることを特徴とする圧縮機。
JP2001382407A 2001-12-17 2001-12-17 圧縮機 Pending JP2003185282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001382407A JP2003185282A (ja) 2001-12-17 2001-12-17 圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001382407A JP2003185282A (ja) 2001-12-17 2001-12-17 圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003185282A true JP2003185282A (ja) 2003-07-03

Family

ID=27592758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001382407A Pending JP2003185282A (ja) 2001-12-17 2001-12-17 圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003185282A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006144568A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Fuji Electric Holdings Co Ltd 振動型圧縮機
JP2010200523A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Aisin Seiki Co Ltd 往復移動式モータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006144568A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Fuji Electric Holdings Co Ltd 振動型圧縮機
JP2010200523A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Aisin Seiki Co Ltd 往復移動式モータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2818713B1 (en) Linear compressor
US9695811B2 (en) Linear compressor
US20190107312A1 (en) Linear compressor
US9726164B2 (en) Linear compressor
US11225958B2 (en) Linear compressor
JPH10332214A (ja) リニアコンプレッサ
KR20060081482A (ko) 리니어 압축기
JP3540727B2 (ja) リニアコンプレッサ
KR101981102B1 (ko) 리니어 압축기
JP2003185282A (ja) 圧縮機
WO2011027700A1 (ja) リニア電動式圧縮機
KR20050015685A (ko) 리니어 압축기의 냉각 구조
JP2505140Y2 (ja) 電磁往復動式ポンプ
KR20050078294A (ko) 극저온 냉동기
KR100480094B1 (ko) 듀얼형 리니어 압축기의 냉각장치
KR102043153B1 (ko) 리니어 압축기
JPH11343970A (ja) 電動圧縮機
JP2005073416A (ja) リニアモータ及びリニア圧縮機
KR20060119296A (ko) 리니어 모터의 고정자
JP2005264742A (ja) リニア圧縮機
KR102494485B1 (ko) 리니어 압축기
JP2003139053A (ja) 圧縮機
JP3717316B2 (ja) ガス圧縮機
JP2006105089A (ja) リニア振動型圧縮機
KR20190040429A (ko) 리니어 압축기