JP2003184763A - スクロール圧縮機および冷凍装置 - Google Patents

スクロール圧縮機および冷凍装置

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JP2003184763A
JP2003184763A JP2001389561A JP2001389561A JP2003184763A JP 2003184763 A JP2003184763 A JP 2003184763A JP 2001389561 A JP2001389561 A JP 2001389561A JP 2001389561 A JP2001389561 A JP 2001389561A JP 2003184763 A JP2003184763 A JP 2003184763A
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JP2001389561A
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Takayuki Hagita
貴幸 萩田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮室への冷媒導入により温度を低下させる
構造を改善し、より少ないエネルギーで高い圧縮効率が
得られるスクロール圧縮機を提供する。 【解決手段】 圧縮室Ca,Cbに低温の冷媒を導入す
ることによって温度を下げる技術を導入したスクロール
圧縮機の固定スクロールに、容積最大の圧縮室Ca,C
bが画成された時点ではラップ部材20の渦巻状端面2
2bに覆われて閉塞され、ラップ部材22が移動すると
閉塞が解かれて圧縮室Ca,Cbへ低温の冷媒の導入を
可能にする開口部30a,30bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に関し、特に固定スクロールの渦巻状ラップ部材と旋回
スクロールの渦巻状ラップ部材との間に画成された圧縮
室に該圧縮室内の流体よりも低温の流体を導入すること
で前記圧縮室内の温度を下げる機能を有するスクロール
圧縮機に関する。
【00002】
【従来の技術】スクロール圧縮機において、固定スクロ
ールの渦巻状ラップ部材と旋回スクロールの渦巻状ラッ
プ部材との間に画成された圧縮室に、凝縮器等にて凝縮
される等して温度が低下した冷媒を導入することによっ
て圧縮室内の温度を低下させる技術がある。圧縮室内の
温度を低下させることでスクロール圧縮機自体の温度を
低下させ、過熱による機の損傷を防止することが目的で
ある。また、圧縮室に、オイルセパレータにて回収され
た潤滑油を導入することによって圧縮室内の温度を低下
させるとともに固定/旋回スクロール間に適量の潤滑油
を供給する技術がある。
【0003】圧縮室への冷媒導入により温度を低下させ
る構造を図8に示す。図において符号110は固定スク
ロール、111は固定スクロール110の端板、112
は端板111上に一体に立設された渦巻状のラップ部
材、120は旋回スクロール、121は旋回スクロール
120の端板、122は端板121上に立設された渦巻
状のラップ部材である。固定スクロール110と旋回ス
クロール120とはお互いかみ合わされ、両ラップ部材
112,122間に冷媒ガスを取り入れて加圧、圧縮す
る圧縮室cが形成されている。圧縮室cは固定/旋回ス
クロール110,120の中心を挟んで同容積のものが
対象に画成される。固定スクロールの中心近傍には、容
積を縮小させて移動してきた圧縮室cに連通して圧縮さ
れた冷媒ガスを吐出する吐出孔110aが形成され、さ
らに吐出孔110aには冷媒ガスの吐出圧を規定する吐
出弁(図示略)が設けられている。
【0004】固定スクロール110の端板111には、
図示しないコンデンサ(凝縮器)において凝縮され、温
度を低下させた冷媒ガスを圧縮室C内に導入する流路1
30が設けられている。流路130は途中で二手に分岐
し、ひとつは対をなす一方の圧縮室caに開口する開口
部130aに連通し、もうひとつは他方の圧縮室cbに
開口する開口部130bに連通している。また、流路1
30に通じる冷媒配管には、冷媒ガスの流通を断続して
圧縮室ca,cbへの冷媒ガスの導入量を規制する弁機
構131が設けられている。
【0005】開口部130a,130bは、旋回スクロ
ール120の旋回運動によって固定スクロール110に
対する旋回スクロール120の配置が変化することによ
り、ある期間では旋回スクロール120のラップ部材1
22の渦巻状端面122aに閉塞されることになる。
【0006】上記のスクロール圧縮機においては、ラッ
プ部材112,122間に冷媒ガスを取り入れて圧縮室
ca,cbが画成されて冷媒ガスの圧縮が始まり、旋回
スクロール120の配置が変化して渦巻状端面122a
による開口部130a,130bの閉塞が解除される
と、適切なタイミングで弁機構131が開放して圧縮室
ca,cbに低温の冷媒ガスが導入され、圧縮室ca,
cb内で圧縮された冷媒ガスと混合して温度を低下させ
る。冷媒ガスを導入する必要のないときは弁機構131
を閉じておく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構造を有するスクロール圧縮機においては、ラップ部
材122の渦巻状端面122aによる開口部130a,
130bの閉塞が解除されると、圧縮室ca,cbの容
積が流路130の容積分(開口部130a,130b〜
弁機構131間の流路容積)だけ増加してしまう。その
ため、スクロール圧縮機は、圧縮室ca,cbだけでな
く流路130に存在する冷媒ガスをも圧縮することにな
るが、旋回スクロール120が旋回し、開口部130
a,130bが再びラップ部材122に閉塞されると、
流路130には圧を高めた冷媒ガスが閉じこめられてし
まう。流路130に閉じこめられた冷媒ガスは、後に続
いてラップ部材112,122間に圧縮室が画成される
際、後続の圧縮室が閉め切られる前に流路130と連通
するために自らの圧を機外に逃してしまい、圧を高める
べくなされた仕事を無駄に棄ててしまうことになる。
【0008】言い換えれば、上記のような構造のスクロ
ール圧縮機は、冷媒ガスのエネルギーを所望のレベルに
高めるためには、流路130から機外に無駄に棄てられ
る圧力の分だけ、冷媒ガスに対して余計に仕事をする必
要がある。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、圧縮室への冷媒導入により温度を低下させる構
造を改善し、より少ないエネルギーで高い圧縮効率が得
られるスクロール圧縮機を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、次のような構成のスクロール圧縮機を
採用する。すなわち請求項1に記載した本発明は、ケー
シング内に、端板上に渦巻状の固定側ラップ部材を有す
る固定スクロールと、端板上に同じく渦巻状の旋回側ラ
ップ部材を有し該旋回側ラップ部材と前記固定側ラップ
部材とを組み合せて両ラップ部材間に圧縮室を画成する
旋回スクロールとを備え、前記圧縮室に該圧縮室内の流
体よりも低温の流体を導入することで前記圧縮室内の温
度を下げるスクロール圧縮機であって、前記固定スクロ
ールの端板の、前記固定側ラップ部材の外周側終端から
渦巻方向内方に1周分に満たない領域に形成され、前記
固定側ラップ部材がその外周側終端を含んで前記旋回側
ラップ部材との間に容積最大の圧縮室を画成した時点で
は前記旋回側ラップ部材の渦巻状端面に覆われて閉塞さ
れ、この時点を過ぎて前記旋回側ラップ部材が移動する
と前記閉塞が解かれて前記圧縮室へ前記低温の流体の導
入を可能にする第1の開口部と;前記固定スクロールの
端板の、前記旋回側ラップ部材の外周側終端から渦巻方
向内方に1周分に満たない領域に形成され、前記旋回側
ラップ部材がその外周側終端を含んで前記固定側ラップ
部材との間に容積最大の圧縮室を画成した時点では前記
旋回側ラップ部材の渦巻状端面に覆われて閉塞され、こ
の時点を過ぎて前記旋回側ラップ部材が移動すると前記
閉塞が解かれて前記圧縮室へ前記低温の流体の導入を可
能にする第2の開口部と;を有することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載した本発明は、ケーシング
内に、端板上に渦巻状の固定側ラップ部材を有する固定
スクロールと、端板上に同じく渦巻状の旋回側ラップ部
材を有し該旋回側ラップ部材と前記固定側ラップ部材と
を組み合せて両ラップ部材間に圧縮室を画成する旋回ス
クロールとを備え、前記圧縮室に該圧縮室内の流体より
も低温の流体を導入することで前記圧縮室内の温度を下
げるスクロール圧縮機であって、前記固定スクロールの
端板に前記固定側ラップ部材の根元から離間して形成さ
れ、前記固定側ラップ部材がその外周側終端を含んで前
記旋回側ラップ部材との間に容積最大の圧縮室を画成し
た時点では前記旋回側ラップ部材の渦巻状端面に覆われ
て閉塞され、この時点を過ぎて前記旋回側ラップ部材が
移動すると前記閉塞が解かれて前記圧縮室へ前記低温の
流体の導入を可能にする第1の開口部と;前記固定スク
ロールの端板に前記固定側ラップ部材の根元から離間し
て形成され、前記旋回側ラップ部材がその外周側終端を
含んで前記固定側ラップ部材との間に容積最大の圧縮室
を画成した時点では前記旋回側ラップ部材の渦巻状端面
に覆われて閉塞され、この時点を過ぎて前記旋回側ラッ
プ部材が移動すると前記閉塞が解かれて前記圧縮室へ前
記低温の流体の導入を可能にする第2の開口部と;を有
することを特徴とする。
【0012】請求項3に記載した本発明は、ケーシング
内に、端板上に渦巻状の固定側ラップ部材を有する固定
スクロールと、端板上に同じく渦巻状の旋回側ラップ部
材を有し該旋回側ラップ部材と前記固定側ラップ部材と
を組み合せて両ラップ部材間に圧縮室を画成する旋回ス
クロールとを備え、前記圧縮室に該圧縮室内の流体より
も低温の流体を導入することで前記圧縮室内の温度を下
げるスクロール圧縮機であって、前記固定スクロールの
端板の、前記固定側ラップ部材の外周側終端から渦巻方
向内方に1周分に満たない領域に存在し、かつ前記固定
側ラップ部材の根元から離間して形成され、前記固定側
ラップ部材がその外周側終端を含んで前記旋回側ラップ
部材との間に容積最大の圧縮室を画成した時点では前記
旋回側ラップ部材の渦巻状端面に覆われて閉塞され、こ
の時点を過ぎて前記旋回側ラップ部材が移動すると前記
閉塞が解かれて前記圧縮室へ前記低温の流体の導入を可
能にする第1の開口部と;前記固定スクロールの端板
の、前記旋回側ラップ部材の外周側終端から渦巻方向内
方に1周分に満たない領域に存在し、かつ前記固定側ラ
ップ部材の根元から離間して形成され、前記旋回側ラッ
プ部材がその外周側終端を含んで前記固定側ラップ部材
との間に容積最大の圧縮室を画成した時点では前記旋回
側ラップ部材の渦巻状端面に覆われて閉塞され、この時
点を過ぎて前記旋回側ラップ部材が移動すると前記閉塞
が解かれて前記圧縮室へ前記低温の流体の導入を可能に
する第2の開口部と;を有することを特徴とする。
【0013】本発明においては、第1の開口部は従来と
比べて固定側ラップ部材の外周側終端寄りに形成され、
第2の開口部は従来と比べて旋回側ラップ部材の外周側
終端寄りに形成されることになり、第1の開口部に通じ
る空間に閉じ込められる流体の圧力、および第2の開口
部に通じる空間に閉じ込められる流体の圧力がともに低
くなる(圧縮が進まないうちに旋回側ラップ部材によっ
て閉塞される)から、第1、第2の開口部が閉塞された
ときに開口部に通じる空間に閉じこめられる流体の圧力
は従来よりも低くなる。この空間に閉じこめられた流体
の圧力はいずれ機外に逃れてしまうが、空間に閉じこめ
られた流体に対してなされた仕事は従来と比較して少な
いので、無駄になる仕事の量は少ない。したがって、流
体のエネルギーを所望のレベルに高めるために必要とな
るスクロール圧縮機の駆動エネルギーが小さくなる。
【0014】請求項4に記載した本発明は、請求項1、
2または3記載のスクロール圧縮機と、該スクロール圧
縮機によって圧縮された前記冷媒を凝縮させる凝縮器
と、凝縮された前記冷媒を減圧する膨張弁と、減圧され
た前記冷媒を蒸発させる蒸発器とを備える冷凍装置であ
って、前記凝縮器によって凝縮された前記冷媒を前記第
1、第2の開口部を通じて前記圧縮室に導入することを
特徴とする。
【0015】本発明においては、上記のごとく高効率化
が図られた圧縮機を採用することで、より少ない駆動エ
ネルギーで高い冷凍能力が得られる。
【0016】請求項5に記載した本発明は、請求項1、
2または3記載のスクロール圧縮機と、該スクロール圧
縮機によって圧縮された前記冷媒を凝縮させる凝縮器
と、凝縮された前記冷媒を減圧する膨張弁と、減圧され
た前記冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記冷媒中に含まれ
る潤滑油を回収するオイルセパレータとを備える冷凍装
置であって、前記オイルセパレータによって回収された
前記潤滑油を前記第1、第2の開口部を通じて前記圧縮
室に導入することを特徴とする。
【0017】本発明においては、上記のごとく高効率化
が図られた圧縮機を採用することで、より少ない駆動エ
ネルギーで高い冷凍能力が得られる。さらに、固定/旋
回スクロール間に適量の潤滑油が供給されるのでスクロ
ール圧縮機の駆動が円滑に行えるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態を図1な
いし図7に示して説明する。図1は例えば自動車の空調
装置を構成する冷凍装置の概略図である。図において、
符号1はスクロール圧縮機、2はスクロール圧縮機1に
よって圧縮された冷媒を凝縮させるコンデンサ(凝縮
器)、3は凝縮された冷媒を減圧する膨張弁、4は減圧
された冷媒を蒸発させるエバポレータ(蒸発器)であ
る。
【0019】符号5はスクロール圧縮機1のケーシング
を示しており、このケーシング5は、カップ状の本体5
aと、本体5aの開口端側に配されるセンタープレート
5b、および本体5aとの間でセンタープレート5bを
挟むエンドプレート5cとから構成されている。本体5
aには、一端にクランク軸6aを備える駆動軸6が貫通
しており、この駆動軸6は、ベアリング7を介して本体
5aに回転自在に支持されている。
【0020】符号10は固定スクロール、11は固定ス
クロール10の端板、12は端板11上に一体に立設さ
れた渦巻状のラップ部材(固定側ラップ部材)、20は
旋回スクロール、21は旋回スクロール20の端板、2
2は端板21上に立設された渦巻状のラップ部材(旋回
側ラップ部材)である。固定スクロール10は端板11
をセンタープレート5bと一体化され、図示しない締結
手段によりエンドプレート5cとともに本体5aに固定
されている。固定スクロール10と旋回スクロール20
とはお互いかみ合わされ、両ラップ部材12,22間に
冷媒ガスを取り入れて加圧、圧縮する圧縮室Cが形成さ
れている。圧縮室Cは、固定/旋回スクロール10,2
0の中心を挟んで同容積のものが対象に画成される。
【0021】本体5aとセンタープレート5bとの間に
は吸入室8が画成され、本体5aには吸入口8aが形成
されており、固定/旋回スクロール10,20からなる
スクロール圧縮機構は、自らのポンプ作用により、エバ
ポレータ4において蒸発、気化した冷媒を吸入口8aを
通じて吸入室8に吸入するようになっている。また、本
体5aには、旋回スクロール20を自転を阻止しながら
旋回可能に支持する自転阻止機構23が設けられてい
る。
【0022】センタープレート5bとエンドプレート5
cとの間には吐出キャビティ9が画成されており、セン
タープレート5bには圧縮室Cと吐出キャビティ9を連
通させる吐出孔10aが形成されている。吐出孔10a
には所定の圧力が作用したら吐出キャビティ9側に開放
する吐出弁9aが取り付けられており、スクロール圧縮
機構によって所定の圧力以上に加圧された冷媒は、吐出
弁9aを押し開いて吐出キャビティ9に流れ出るように
なっている。また、エンドプレート5cには圧縮された
冷媒中に含まれるミスト状の潤滑油を分離回収するオイ
ルセパレータO/Sが一体に形成されている。
【0023】固定スクロール10の端板11には、コン
デンサ2において凝縮されて温度を低下させた冷媒を圧
縮室C内に導入する流路30が設けられている。流路3
0は途中で二手に分岐し、ひとつは対をなす一方の圧縮
室Caに開口する開口部(第1の開口部)30aに連通
し、もうひとつは他方の圧縮室Cbに開口する開口部
(第2の開口部)30bに連通している。流路30に
は、コンデンサ2と膨張弁3との間の冷媒配管Lから分
岐する分岐配管Laが接続されており、分岐配管Laに
は、冷媒の流通を断続して圧縮室Ca,Cbへの冷媒の
導入を規制する弁機構31と、冷媒を減圧して気化を促
進する減圧器32とが設けられている。
【0024】開口部30aは、固定スクロール10の端
板11の、ラップ部材12の外周側終端12aから渦巻
方向におよそ3/4周分内方にあり、かつラップ部材1
2の根元から離間して形成されている(図2参照。内外
のラップ部材12から離間した位置に形成されてい
る)。また、開口部30bは、同じく固定スクロール1
0の端板11の、ラップ部材22の外周側終端22aか
ら渦巻方向におよそ3/4周分内方にあり、かつラップ
部材12の根元から離間して形成されている(同じく図
2参照。内外のラップ部材12から離間した位置に形成
されている)。開口部30a,30bは、旋回スクロー
ル20の旋回運動によって固定スクロール10に対する
旋回スクロール20の配置が変化することにより、ある
期間では旋回スクロール20のラップ部材22の渦巻状
端面22bに閉塞されることになる。
【0025】以下では、固定スクロール10に対する旋
回スクロール20の旋回角をπ/2ずつ変化させて開口
部30a,30bの開閉がどのようになされるかを図2
ないし図5を参照して説明する。図2では、旋回スクロ
ール20は固定スクロール10に対して紙面左側に寄っ
た位置にあり(旋回角;0とする)、固定スクロール1
0のラップ部材12が、その外周側終端12aを含んで
旋回スクロール20のラップ部材22との間に圧縮室C
aを画成している。同様に、旋回スクロール20のラッ
プ部材22がその外周側終端22aを含んで固定スクロ
ール10のラップ部材12との間に圧縮室Cbを画成し
ている。圧縮室Caはラップ部材12の外周側終端12
aに閉め切られ、圧縮室Cbはラップ部材22の外周側
終端22aに閉め切られた直後であり、どちらもともに
容積最大となっている。開口部30a,30bは、この
時点ではともにラップ部材22の渦巻状端面22bに覆
われて閉塞されている。(なお、図中に二点鎖線で記し
た円は従来の開口部である。)
【0026】図2の状態から、旋回スクロール20が固
定スクロール10に対する配置を旋回角π/2だけ変化
させると、図3に示すように、旋回スクロール20は固
定スクロール10に対して紙面上側に移動し、ラップ部
材12はその外周側終端12aから渦巻方向内方にπ/
2だけ移動したところのラップ面を含んで旋回スクロー
ル20のラップ部材22との間に圧縮室Caを画成して
いる。同様に、ラップ部材22はその外周側終端22a
から渦巻方向内方にπ/2だけ移動したところのラップ
面を含んで旋回スクロール10のラップ部材12との間
に圧縮室Cbを画成している。圧縮室Ca,Cbは図2
の状態から渦方向内方に移動し、その過程で容積を縮小
させて内圧を上昇させている。開口部30a,30b
は、旋回スクロール20が配置を変化させたことによ
り、ラップ部材22による閉塞を解かれ、圧縮室Ca,
Cbはともに流路30に連通する。
【0027】図3の状態から、旋回スクロール20が固
定スクロール10に対する配置を旋回角π/2だけさら
に変化させると、図4に示すように、旋回スクロール2
0は固定スクロール10に対して紙面右側に移動し、ラ
ップ部材12はその外周側終端12aから渦巻方向内方
にπだけ移動したところのラップ面を含んで旋回スクロ
ール20のラップ部材22との間に圧縮室Caを画成し
ている。同様に、ラップ部材22はその外周側終端22
aから渦巻方向内方にπだけ移動したところのラップ面
を含んで旋回スクロール10のラップ部材12との間に
圧縮室Cbを画成している。圧縮室Ca,Cbは図3の
状態からさらに渦方向内方に移動し、その過程で容積を
縮小させて内圧をさらに上昇させている。開口部30
a,30bは、旋回スクロール20が配置を変化させた
ことにより、再びラップ部材22によって閉塞され、圧
縮室Ca,Cbは流路30との連通を断たれる。
【0028】図4の状態から、旋回スクロール20が固
定スクロール10に対する配置を旋回角π/2だけさら
に変化させると、図5に示すように、旋回スクロール2
0は固定スクロール10に対して紙面下側に移動し、ラ
ップ部材12はその外周側終端12aから渦巻方向内方
に3π/2だけ移動したところのラップ面を含んで旋回
スクロール20のラップ部材22との間に圧縮室Caを
画成している。同様に、ラップ部材22はその外周側終
端22aから渦巻方向内方に3π/2だけ移動したとこ
ろのラップ面を含んで旋回スクロール10のラップ部材
12との間に圧縮室Cbを画成している。圧縮室Ca,
Cbは図4の状態からさらに渦方向内方に移動し、その
過程で容積を縮小させて内圧をさらに上昇させている。
開口部30a,30bは、旋回スクロール20が配置を
変化させてもラップ部材22による閉塞状態を保たれて
おり、圧縮室Ca,Cbは流路30との連通を断たれて
いる。
【0029】図5の状態から、さらに旋回スクロール2
0を旋回させると、圧縮室Ca,Cbは図2の圧縮室C
a’,Cb’のごとく容積を縮小させ、ついには図3の
圧縮室C’のごとく一体となって吐出孔に連通し、圧縮
された冷媒ガスが吐出弁を押し開いて吐出キャビティに
流れ出る。
【0030】上記図2〜図5における開口部30aの閉
塞の状態を図6に示す。旋回スクロール20の旋回角;
0では、図6(a)に示すように、開口部30aは旋回ス
クロール20のラップ部材22に閉塞されており、圧縮
室Caと流路30とは連通していないが、ラップ部材2
2は紙面に対して右方向に移動しているので、この直後
には開口部30aの閉塞は解かれる。
【0031】旋回角;π/2では、図6(b)に示すよう
に、開口部30aは圧縮室Caにすべて露出し、圧縮室
Caと流路30とが連通している。この後、ラップ部材
22は方向を転じて紙面に対し左方向に移動し始めるの
で、この直後には開口部30aにラップ部材22の縁が
かかって徐々に閉塞されることになる。
【0032】旋回角;πでは、図6(c)に示すように、
開口部30aはラップ部材22によって完全に閉塞され
てしまう。しかも、この後ラップ部材22が紙面に対し
て左方向にさらに移動しても開口部30aの閉塞が解か
れることはない。
【0033】旋回角;3π/2でも、図6(d)に示すよ
うに、開口部30aはラップ部材22によって完全に閉
塞されている。この後、ラップ部材22が方向を転じて
右方向に移動し始めるが、旋回角;0を越えるまで開口
部30aの閉塞が解かれることはない。以上のように、
圧縮室Ca,Cbと流路30との連通は、旋回スクロー
ル20の旋回角が0(図2の状態)〜π(図4の状態)
に変化する間のある期間において実現することになる。
【0034】図7には、圧縮室Ca,Cbへの冷媒のイ
ンジェクションを行わない状態において、旋回スクロー
ル20が旋回角を変化させ、圧縮室Ca(Cbも同様で
あるが、以下では省略する)に取り込まれた冷媒ガスを
吸入圧Pmin(吸入室内のガス圧)から吐出圧Pmax(吐
出孔を通じて押し出されるガス圧)に高めるまでの圧縮
室Caの内圧の変化を示す。なお、図7には従来のスク
ロール圧縮機における内圧の変化についても示してあ
る。
【0035】図7からわかるように、圧縮室Caの内圧
は当初は吸入圧Pminに等しく、閉め切りの時点(旋回
角;0)から上昇し始めるが、開口部30aの閉塞が解
かれた時点(図中のI)で、圧縮室Caが流路30と連
通して容積を拡大することに伴い一時的に低下する。こ
の一時的な内圧の低下は、圧縮室Caと流路30とが均
圧化した時点(図中のII )で止む。以降は再び圧縮室
Caの内圧が上昇に転じ、圧縮室Caが吐出孔10aに
連通するとともに内圧が吐出圧Pmaxにまで上昇した時
点(図中のIII )で吐出弁9aが開き、内圧の上昇が止
む。この一連の内圧変化において、圧縮室Caと流路3
0aとの連通による内圧の低下は、I−II間で起こり、
その圧力の低下分はΔP1と認められる。
【0036】比較のために併記した従来のスクロール圧
縮機における圧縮室cの内圧変化(図中の破線)におい
ては、圧縮室cと流路130との連通による内圧の低下
は図中のIV−V間で起こり、その圧力の低下分はΔP0
と認められる。
【0037】圧力の低下分ΔP1とΔP0とを比較する
と、圧縮室の内圧が比較的低い段階で起こったΔP1の
ほうが、内圧が比較的高い段階で起こったΔP0よりも
小さい。その理由は以下に述べるように、本実施形態の
スクロール圧縮機においては、Iの時点での圧縮室Ca
内の冷媒ガスの保有するエネルギーが、流路30内に残
存していた冷媒ガスの保有するエネルギーとほぼ同レベ
ルであるため、圧縮室Caと流路30とが連通して冷媒
ガスが混じり合っても、圧縮室Ca内の冷媒ガスが保有
するエネルギーはわずかしか低下しない。
【0038】これに対し、従来のスクロール圧縮機にお
いては、IVの時点での圧縮室c内の冷媒ガスの保有する
エネルギーが、スクロールによる圧縮が進んだために流
路130内に残存していた冷媒ガスの保有するエネルギ
ーよりも大きく、かつ圧縮室cの容積も小さくなってい
るため、圧縮室cと流路130とが連通して冷媒ガスが
混じり合うと、圧縮室c内の冷媒ガスが保有するエネル
ギーは大きく低下してしまうのである。
【0039】このことから、冷媒ガスを吸入圧Pminか
ら吐出圧Pmaxに高めようとすると、従来のスクロール
圧縮機では、圧力の低下分ΔP0を補うために余計に仕
事をしなければならないが、本実施形態のスクロール圧
縮機では、圧力の低下分ΔP1(<ΔP0)を補うだけ
の仕事をすればよいことがわかる。これは、冷媒ガスを
吸入圧Pminから吐出圧Pmaxに高めるためにスクロール
圧縮機に与える駆動力を省力化できることを示してい
る。
【0040】上記のような構造のスクロール圧縮機を備
える冷凍装置によれば、より少ない駆動エネルギーで高
い冷凍能力が得られる。例えば自動車に搭載される空調
装置とした場合は、エンジンの駆動力の一部をスクロー
ル圧縮機の駆動力として使用することになるが、その場
合もエンジンの駆動力を無駄にすることなく空調装置を
使用することができる。
【0041】ところで、本実施形態では冷媒の種類につ
いては特に規定していないが、本発明は、代替フロンと
して期待のかかる炭酸ガス(CO2)冷媒を使用するス
クロール圧縮機に好適な技術である。炭酸ガス冷媒を対
象とするスクロール圧縮機は、炭酸ガス冷媒がそれ自体
のエネルギーが高く(冷凍サイクルを構成する冷媒の圧
力が全体的に高く設定される)、圧縮機に求められる押
し退け量(圧縮室が画成されてから冷媒を吐出するまで
の容積の減少分)が小さいことから、インジェクション
ポート(上記の流路30に相当)の容積分の影響を受け
易いためである。上記の技術を、炭酸ガス冷媒を対象と
するスクロール圧縮機に適用すれば、駆動力の無駄をな
くして効率良く炭酸ガスの圧縮を行うことが可能にな
る。
【0042】また、本実施形態では、本発明を、圧縮室
内に低温の冷媒を導入することによって圧縮室内の温度
を低下させる技術、いわゆる液(冷媒)インジェクショ
ンの技術を導入したスクロール圧縮機に適用した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限らず、圧縮室内に
オイルセパレータにて回収された潤滑油を導入すること
によって圧縮室内の温度を低下させるとともに固定/旋
回スクロール間に適量の潤滑油を供給する技術、いわゆ
るオイルインジェクションの技術を導入したスクロール
圧縮機にも適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ロール圧縮機によれば、流体のエネルギーを所望のレベ
ルに高めるために必要となる駆動エネルギーが小さくな
る。すなわち、より少ないエネルギーで高い圧縮効率を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスクロール圧縮機と、これを備
える冷凍装置の概略図である。
【図2】 図1におけるX-X線矢視断面図であって特
に固定スクロールに対する旋回スクロールの旋回角を0
としたときの状態を示す断面図である。
【図3】 図1におけるX-X線矢視断面図であって特
に固定スクロールに対する旋回スクロールの旋回角をπ
/2としたときの状態を示す断面図である。
【図4】 図1におけるX-X線矢視断面図であって特
に固定スクロールに対する旋回スクロールの旋回角をπ
としたときの状態を示す断面図である。
【図5】 図1におけるX-X線矢視断面図であって特
に固定スクロールに対する旋回スクロールの旋回角を3
π/2としたときの状態を示す断面図である。
【図6】 図2〜図5における開口部30aの閉塞の状
態を示す要部断面図である。
【図7】 内圧を吸入圧Pminから吐出圧Pmaxに高める
までの圧縮室Caの内圧の変化を示すグラフである。
【図8】 液インジェクションの技術を導入した従来の
スクロール圧縮機の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スクロール圧縮機 2 コンデンサ(凝縮器) 3 膨張弁 4 エバポレータ(蒸発器) 10 固定スクロール 11 (固定スクロールの)端板 12 ラップ部材(固定側ラップ部材) 20 旋回スクロール 21 (旋回スクロール20)端板 22 ラップ部材(旋回側ラップ部材) 9b 吐出弁 30 流路 30a 開口部(第1の開口部) 30b 口部(第2の開口部) Ca,Cb 圧縮室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に、端板上に渦巻状の固定
    側ラップ部材を有する固定スクロールと、端板上に同じ
    く渦巻状の旋回側ラップ部材を有し該旋回側ラップ部材
    と前記固定側ラップ部材とを組み合せて両ラップ部材間
    に圧縮室を画成する旋回スクロールとを備え、前記圧縮
    室に該圧縮室内の流体よりも低温の流体を導入すること
    で前記圧縮室内の温度を下げるスクロール圧縮機であっ
    て、 前記固定スクロールの端板の、前記固定側ラップ部材の
    外周側終端から渦巻方向内方に1周分に満たない領域に
    形成され、前記固定側ラップ部材がその外周側終端を含
    んで前記旋回側ラップ部材との間に容積最大の圧縮室を
    画成した時点では前記旋回側ラップ部材の渦巻状端面に
    覆われて閉塞され、この時点を過ぎて前記旋回側ラップ
    部材が移動すると前記閉塞が解かれて前記圧縮室へ前記
    低温の流体の導入を可能にする第1の開口部と;前記固
    定スクロールの端板の、前記旋回側ラップ部材の外周側
    終端から渦巻方向内方に1周分に満たない領域に形成さ
    れ、前記旋回側ラップ部材がその外周側終端を含んで前
    記固定側ラップ部材との間に容積最大の圧縮室を画成し
    た時点では前記旋回側ラップ部材の渦巻状端面に覆われ
    て閉塞され、この時点を過ぎて前記旋回側ラップ部材が
    移動すると前記閉塞が解かれて前記圧縮室へ前記低温の
    流体の導入を可能にする第2の開口部と;を有すること
    を特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に、端板上に渦巻状の固定
    側ラップ部材を有する固定スクロールと、端板上に同じ
    く渦巻状の旋回側ラップ部材を有し該旋回側ラップ部材
    と前記固定側ラップ部材とを組み合せて両ラップ部材間
    に圧縮室を画成する旋回スクロールとを備え、前記圧縮
    室に該圧縮室内の流体よりも低温の流体を導入すること
    で前記圧縮室内の温度を下げるスクロール圧縮機であっ
    て、 前記固定スクロールの端板に前記固定側ラップ部材の根
    元から離間して形成され、前記固定側ラップ部材がその
    外周側終端を含んで前記旋回側ラップ部材との間に容積
    最大の圧縮室を画成した時点では前記旋回側ラップ部材
    の渦巻状端面に覆われて閉塞され、この時点を過ぎて前
    記旋回側ラップ部材が移動すると前記閉塞が解かれて前
    記圧縮室へ前記低温の流体の導入を可能にする第1の開
    口部と;前記固定スクロールの端板に前記固定側ラップ
    部材の根元から離間して形成され、前記旋回側ラップ部
    材がその外周側終端を含んで前記固定側ラップ部材との
    間に容積最大の圧縮室を画成した時点では前記旋回側ラ
    ップ部材の渦巻状端面に覆われて閉塞され、この時点を
    過ぎて前記旋回側ラップ部材が移動すると前記閉塞が解
    かれて前記圧縮室へ前記低温の流体の導入を可能にする
    第2の開口部と;を有することを特徴とするスクロール
    圧縮機。
  3. 【請求項3】 ケーシング内に、端板上に渦巻状の固定
    側ラップ部材を有する固定スクロールと、端板上に同じ
    く渦巻状の旋回側ラップ部材を有し該旋回側ラップ部材
    と前記固定側ラップ部材とを組み合せて両ラップ部材間
    に圧縮室を画成する旋回スクロールとを備え、前記圧縮
    室に該圧縮室内の流体よりも低温の流体を導入すること
    で前記圧縮室内の温度を下げるスクロール圧縮機であっ
    て、 前記固定スクロールの端板の、前記固定側ラップ部材の
    外周側終端から渦巻方向内方に1周分に満たない領域に
    存在し、かつ前記固定側ラップ部材の根元から離間して
    形成され、前記固定側ラップ部材がその外周側終端を含
    んで前記旋回側ラップ部材との間に容積最大の圧縮室を
    画成した時点では前記旋回側ラップ部材の渦巻状端面に
    覆われて閉塞され、この時点を過ぎて前記旋回側ラップ
    部材が移動すると前記閉塞が解かれて前記圧縮室へ前記
    低温の流体の導入を可能にする第1の開口部と;前記固
    定スクロールの端板の、前記旋回側ラップ部材の外周側
    終端から渦巻方向内方に1周分に満たない領域に存在
    し、かつ前記固定側ラップ部材の根元から離間して形成
    され、前記旋回側ラップ部材がその外周側終端を含んで
    前記固定側ラップ部材との間に容積最大の圧縮室を画成
    した時点では前記旋回側ラップ部材の渦巻状端面に覆わ
    れて閉塞され、この時点を過ぎて前記旋回側ラップ部材
    が移動すると前記閉塞が解かれて前記圧縮室へ前記低温
    の流体の導入を可能にする第2の開口部と;を有するこ
    とを特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のスクロール
    圧縮機と、該スクロール圧縮機によって圧縮された前記
    冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された前記冷媒を減圧
    する膨張弁と、減圧された前記冷媒を蒸発させる蒸発器
    とを備える冷凍装置であって、 前記凝縮器によって凝縮された前記冷媒を前記第1、第
    2の開口部を通じて前記圧縮室に導入することを特徴と
    する冷凍装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3記載のスクロール
    圧縮機と、該スクロール圧縮機によって圧縮された前記
    冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された前記冷媒を減圧
    する膨張弁と、減圧された前記冷媒を蒸発させる蒸発器
    と、前記冷媒中に含まれる潤滑油を回収するオイルセパ
    レータとを備える冷凍装置であって、 前記オイルセパレータによって回収された前記潤滑油を
    前記第1、第2の開口部を通じて前記圧縮室に導入する
    ことを特徴とする冷凍装置。
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