JP2003184344A - Iron tower demolishing method - Google Patents
Iron tower demolishing methodInfo
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Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄塔の解体工法に
関し、解体のために鉄塔を転倒させる方法に特徴がある
鉄塔の解体方法。
【0002】
【従来の技術】鉄塔の解体作業は、特開2001−15
9249号公報に記載のような方法、例えば、図13に
示すように、大型クレーン等を使用して行われる。すな
わち、鉄塔Tに沿って大型のタワークレーン50を設置
し、鉄塔Tの頂部側から、順次、所定高さ単位のブロッ
クに切断して地上に吊り降ろすことを繰り返すと共に、
地上に吊り降ろした各ブロックを小払し解体することで
行われる。図13中、符号51はタワークレーンの水平
控えを、符号52は小払し荷捌き用クローラクレーンを
指す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鉄塔を解体するために
大型のタワークレーン等の組立・解体作業が要求される
が、当該作業は高所作業となり、安全に対する十分な対
策が要求される。また、上記クレーン等の組立・解体作
業を行うことは、工期が長くなる要因となったりコスト
アップの一因ともなる。
【0004】さらに、組み立てた大型クレーン等を使用
した鉄塔の切断・吊降し作業は、高所で重量物を扱う作
業であることから、切断・吊降し作業についても、安全
に対する配慮を十分に施す必要がある。また、高所作業
となるため、天候等による影響を受け易く、この点から
も工期延長やコストアップの原因となる。本発明は、上
記のような問題点に着目してなされたもので、鉄塔の解
体作業において、安全かつ短工期に鉄塔の解体を実施可
能とする解体方法を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、鉄塔を転倒させてから当該鉄塔を解体す
る鉄塔の解体方法であって、鉄塔を転倒させる側に位置
する各鉄塔支柱の下部を、それぞれ、高さ方向に互いに
離れた3箇所以上で発破切断すると共に、その発破切断
前に、発破切断する鉄塔下部と、発破切断しない鉄塔支
柱との間をケーブルで連結し且つ該ケーブルに引張力を
導入しておくことを特徴とするものである。
【0006】本発明によれば、転倒側の鉄塔下部を発破
切断し、その発破切断により発生するピースが確実に鉄
塔支柱の軸から外れることができる結果、鉄塔を計画し
た方向に確実に倒すことができる。鉄塔を転倒させるこ
とで、鉄塔の解体が地上部での作業となる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施形態につ
いて図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図1
に示すような、4本の鉄塔支柱1を備えた鉄塔Tの解体
を例に挙げて説明する。なお、符号2はエレベータシャ
フト2であるが、煙突などであっても構わない。本実施
形態では、エレベータシャフト2の脚部は、H形鋼材な
どによる仮受け支柱で支持した後ガス切断する。
【0008】まず、鉄塔Tを転倒させる方向を決定し、
転倒させる側の2本の鉄塔支柱1を発破切断する鉄塔支
柱1aとする。本実施形態では、右側に鉄塔Tを転倒さ
せるように設定した場合を例示する。その発破切断する
2本の鉄塔支柱1aの下部にそれぞれ、主柱発破切断箇
所S、エレベータシャフト仮受け支柱発破切断箇所Kを
設定する。各鉄塔支柱1aにそれぞれ設定する発破切断
箇所Sは、高さ方向に所定間隔を開けて3箇所設定す
る。発破切断箇所Sを高さ方向に3箇所設定すること
で、上下の発破切断箇所Sに挟まれた部分は2つの切断
ピース3となり、切断ピース3が2個となることから、
当該切断ピース3は、確実に、各支柱1aの軸(支柱の
延在方向)から離れるようにずれて、図2に示すよう
に、右側の2本の支柱1aにあっては、一番上の発破切
断部が下方に降下し着地することで、鉄塔Tの軸が右側
に傾く。続いて、鉄塔Tの重心が右側に移動したこと
で、図3に示すように、左側の支柱1bの脚部が浮き上
がって、さらに鉄塔Tは右側に傾き、そのまま図4に示
すように、右側に転倒する。図4中符号4は、転倒した
鉄塔Tが着地する際の地盤振動を低減するための盛土で
ある。
【0009】続いて、地上部にて鉄塔Tの解体を行う。
鉄塔Tを転倒させてから解体を行うことで、安定した地
上で鉄塔Tの解体を行うことができる。ここで、仮に、
発破切断した切断ピース3が抜けない場合には、鉄塔T
は不安定な状態、例えば、転倒する方向が不安定な状況
となる。しかし本実施形態では、発破切断する各支柱1
aについて3箇所づつ発破切断することで、切断によっ
て支柱1a本体から分離する切断ピース3がそれぞれ2
本となって、切断間に位置する各切断ピース3が支柱1
aの軸からはずれ易くなる。なお、1本の鉄塔支柱1a
について、切断箇所を2箇所だけとした場合には、切断
部分の外れるべき切断ピース3が一本となっていること
から、当該切断ピース3が支柱1aの軸から外れにくく
なる可能性がある。この点、本発明では2本以上の切断
ピース3に分離することで、切断ピース3が支柱1aの
軸から離れ易くなり、計画した転倒方向に鉄塔Tを転倒
させることができる。
【0010】また、各支柱1aに設定する3箇所の発破
切断のうちの少なくとも一箇所の切断位置の切断面が、
図5に示すように、支柱1aの軸に直交する面との間に
所定の角度が有るように、側面視で切断線が傾斜するよ
うに設定すると、切断位置で切断ピース3が支柱1aの
軸からずれやすくなり、さらに確実に切断ピース3が外
れて、計画する方向に鉄塔Tを転倒しやすくなる。
【0011】なお、符号10は後述で説明するケーブル
である。また、符号11はエレベータシャフト2を受け
仮受支柱である。また、本実施形態では、符号8で示す
部分の斜材について事前に切断して除去してある。ま
た、本実施形態では、発破切断に使用する爆薬量を低減
するために、主柱切断線における円周方向の約50%の
部分をガス切断している。すなわち、図6及び図7に示
すように、各切断位置において、円周方向に傾斜する方
向に切断線Cを設定すると共に、軸対称の2箇所C1を
事前にガス切断する。C2は発破で切断する位置であ
る。符号12はガス切断による開口を示す。また、残り
の切断位置に沿って爆薬13を設定して発破切断を行
う。符号14は電気雷管を示す。
【0012】このようにすることで、上述のように爆薬
13の量が低減できるばかりか、発破騒音の低減に寄与
する。さらに、本実施形態では、発破切断による切断ピ
ース3がより確実に引き抜かれるように、PC鋼線から
なるケーブル10を使用したケーブル緊張法を適用して
いる。
【0013】すなわち、発破切断する前に、図8及び図
9に示すように、発破切断で分離する切断ピース3の一
つと、発破切断しない鉄塔支柱1の下部とをケーブル1
0で連結すると共に、そのケーブル10に対して、ジャ
ッキ15で所定のプレストレスを導入しておく。ジャッ
キ15は、ケーブルに所定のプレストレス導入後、撤去
する。
【0014】このように発破切断前に切断ピース3に対
してケーブル10によって鉄塔Tの内側に引き込む力を
導入しておくことで、図10に示すように、発破切断と
同時に切断された切断ピース3が鉄塔T内に引き込ま
れ、さらに確実に切断後の切断ピース3を支柱1aの軸
から外すことができる。また、ジャッキ15を使用する
ことで、簡便な装置で短時間に確実に所定のプレストレ
スをケーブル10に導入できる。
【0015】ここで、図11に示すように、支柱間をケ
ーブル10で連結することなく、切断しない鉄塔支柱1
側に滑車を取り付け、滑車19を介して重錘20を吊り
下げることでケーブル10に引張力を導入する方法も考
えられる。しかしながら、重錘20としてはコンクリー
トブロックや鋼材塊が想定され、資材の調達や吊り下げ
作業に相当の時間とコストを必要とする。この点、ケー
ブル10で支柱1の間を連結し該ケーブル10にジャッ
キ15でプレストレスを付与する方が、ケーブル緊張の
ための作業が容易となる共に、コスト的にも有利であ
る。
【0016】また、鉄塔転倒反対側の鉄塔支柱1aの脚
部の事前処理方法を、処理前の図12を参照して説明す
る。上述のように、鉄塔転倒過程で、鉄塔転倒反対側の
支柱1bの脚部をスムーズに上方に浮き上がらせる必要
がある。このため、転倒の動きを止めることが無いよう
に、支柱1bの脚部のベースプレート21上部のコンク
リート22のはつり撤去を行い、さらに、アンカーボル
ト23を事前にガス切断する。すなわち、図12中にア
ンカー除去範囲部分と記載されているコンクリート部分
をはつり、露出したアンカー部分を除去する。
【0017】なお、転倒する側の鉄塔支柱1aについて
は、アンカボルトの取り外し等を事前処理を行う必要は
ない。以上のように本実施形態では、転倒側の鉄塔支柱
1aを高さ方向の3箇所で発破切断すると共にその3箇
所のうちの1断面以上について、切断面を傾斜させるこ
とにより、発破切断により分離した切断ピース3を確実
に引き抜くことができる。
【0018】また、発破により切断される支柱1aの切
断ピース3と転倒方向反対側の鉄塔支柱1bの下端部と
の間をPC鋼線からなるケーブル10で連結すると共に
該ケーブル10にプレストレスを導入しておくとこと
で、発破切断後の支柱1aの切断ピース3を確実に引き
抜くことができて、確実に計画した方向に鉄塔Tを転倒
させることができる。
【0019】また、転倒反対側の支柱1bの脚部の抑え
コンクリート、アンカーボルトを撤去することにより、
鉄塔Tの転倒の動きを抑制することも確実に防止され
る。そして、鉄塔Tを発破切断によって転倒させるの
で、高所作業の削減と工期の短縮を図ることができる。
なお、上記説明では4本の支柱からなる鉄塔を例示して
いるが、3本や5本以上であっても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明を採用
すると、大型クレーンなどの組立・解体が必要ないと共
に、高所作業が大幅に削減され且つ鉄塔の解体が地上で
の作業となって作業の安全性が向上するばかりか、解体
作業の工期短縮を図ることができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a method for dismantling a steel tower, and more particularly to a method for dismantling a steel tower which is characterized by a method of turning over a steel tower for dismantling. 2. Description of the Related Art The dismantling work of a steel tower is disclosed in JP-A-2001-15.
This is performed by a method as described in Japanese Patent No. 9249, for example, using a large crane or the like as shown in FIG. That is, a large tower crane 50 is installed along the tower T, and is sequentially cut into blocks of a predetermined height unit from the top side of the tower T and suspended on the ground.
This is done by dismantling each block suspended on the ground. In FIG. 13, reference numeral 51 denotes a horizontal stay of a tower crane, and reference numeral 52 denotes a crawler crane for small-payment handling. [0003] In order to dismantle a steel tower, assembling and dismantling work of a large tower crane and the like are required. However, the work is a high-place work, and sufficient measures for safety are required. You. In addition, the work of assembling and disassembling the above-mentioned crane and the like may be a factor of elongating the construction period or increasing the cost. Further, since the work of cutting and suspending a steel tower using an assembled large crane or the like is a work in which heavy objects are handled at a high place, sufficient consideration for safety is required in the cutting and hanging work. Need to be applied. In addition, since the work is performed at a high place, the work is easily affected by the weather and the like, and this also causes an increase in the construction period and cost. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and has as its object to provide a dismantling method capable of safely disassembling a steel tower in a short period of time in dismantling work of the steel tower. [0005] In order to solve the above-mentioned problems, the present invention relates to a method for dismantling a steel tower in which a steel tower is overturned and then dismantled. Blast the lower part of each tower support to be blasted at three or more places separated from each other in the height direction, and connect a cable between the lower part of the tower to be blasted and the tower support not to be blasted before the blast cut. It is characterized in that the cable is connected and a tensile force is introduced into the cable. According to the present invention, the lower part of the tower on the tipping side is blasted and cut, and the pieces generated by the blasting and cutting can be surely displaced from the axis of the tower support, so that the tower can be reliably tilted in the planned direction. Can be. By dismantling the tower, the dismantling of the tower becomes a work on the ground. An embodiment according to the present invention will be described below with reference to the drawings. In the present embodiment, FIG.
The disassembly of a tower T having four tower columns 1 as shown in FIG. The reference numeral 2 indicates the elevator shaft 2, but may be a chimney or the like. In the present embodiment, the legs of the elevator shaft 2 are gas-cut after being supported by temporary supporting columns made of H-shaped steel or the like. First, a direction in which the tower T is to be turned over is determined.
The two tower columns 1 on the side to be overturned are assumed to be a tower column 1a to be blasted and cut. In the present embodiment, a case where the steel tower T is set to be overturned on the right side is exemplified. A main pole blasting cut-off location S and an elevator shaft temporary receiving support blasting blasting cut-off location K are respectively set below the two tower stanchions 1a to be blasted and cut. The blast cutting locations S to be set on each of the tower supports 1a are set at three locations at predetermined intervals in the height direction. By setting three blasting cuts S in the height direction, the portion sandwiched between the upper and lower blasting cuts S becomes two cutting pieces 3, and the number of the cutting pieces 3 becomes two.
The cutting piece 3 is surely shifted away from the axis of each strut 1a (extending direction of the strut), and as shown in FIG. When the blast cut portion of the steel tower T descends and lands, the axis of the tower T tilts to the right. Subsequently, as the center of gravity of the tower T moves to the right, the leg of the left column 1b rises as shown in FIG. 3, and the tower T tilts to the right, and as shown in FIG. To fall. Reference numeral 4 in FIG. 4 denotes an embankment for reducing ground vibration when the overturned tower T lands. Next, the tower T is dismantled on the ground.
By disassembling the tower T after it is turned over, the tower T can be dismantled on a stable ground. Here, temporarily
If the blast cut piece 3 does not come off, the steel tower T
Is in an unstable state, for example, a situation in which the falling direction is unstable. However, in this embodiment, each strut 1 to be blasted and cut is used.
The cutting pieces 3 that are separated from the main body 1a of the column 1a by the cutting are cut out by blasting and cutting at three places for each of the two pieces.
It becomes a book and each cutting piece 3 located between the cuttings
It is easy to deviate from the axis a. In addition, one tower support 1a
In the case where only two cutting portions are used, since there is only one cutting piece 3 from which the cutting portion should be removed, there is a possibility that the cutting piece 3 is less likely to come off the axis of the column 1a. In this respect, in the present invention, by separating the cutting piece 3 into two or more cutting pieces 3, the cutting piece 3 is easily separated from the axis of the column 1a, and the tower T can be turned over in the planned turning direction. Further, at least one of the three blasting cuts set on each column 1a has a cut surface at a cutting position,
As shown in FIG. 5, when the cutting line is set to be inclined in a side view so that there is a predetermined angle between the column 1a and the plane perpendicular to the axis of the column 1a, the cutting piece 3 It becomes easy to be displaced from the axis, and the cutting piece 3 is detached more reliably, so that the steel tower T is easily turned over in the planned direction. Reference numeral 10 denotes a cable described later. Reference numeral 11 denotes a temporary support column for receiving the elevator shaft 2. In the present embodiment, the diagonal material indicated by reference numeral 8 is cut and removed in advance. In this embodiment, in order to reduce the amount of explosive used for blast cutting, about 50% of the main column cutting line in the circumferential direction is gas cut. That is, as shown in FIGS. 6 and 7, at each cutting position, a cutting line C is set in a direction inclined in the circumferential direction, and gas is cut in advance at two axially symmetric locations C1. C2 is a position to be cut by blasting. Reference numeral 12 denotes an opening formed by gas cutting. Further, the explosive 13 is set along the remaining cutting position to perform the blast cutting. Reference numeral 14 denotes an electric detonator. By doing so, not only the amount of the explosive 13 can be reduced as described above, but also the blast noise can be reduced. Further, in the present embodiment, a cable tensioning method using a cable 10 made of a PC steel wire is applied so that the cutting piece 3 by the blast cutting is more reliably pulled out. More specifically, before blasting and cutting, as shown in FIGS. 8 and 9, one of the cutting pieces 3 separated by blasting and cutting and the lower part of the tower column 1 not to be blasted and cut are connected to the cable 1 as shown in FIG.
In addition to the connection at 0, a predetermined prestress is introduced to the cable 10 by the jack 15. The jack 15 is removed after a predetermined prestress is introduced into the cable. As described above, by introducing a force for pulling the inside of the tower T by the cable 10 into the cutting piece 3 before the blast cutting, the cutting piece cut at the same time as the blast cutting as shown in FIG. The cutting piece 3 is drawn into the steel tower T, and the cut piece 3 after cutting can be more reliably removed from the axis of the column 1a. In addition, by using the jack 15, a predetermined prestress can be surely introduced into the cable 10 in a short time with a simple device. [0015] Here, as shown in FIG.
A method of introducing a pulling force into the cable 10 by attaching a pulley to the side and suspending the weight 20 via the pulley 19 is also conceivable. However, a concrete block or a steel lump is assumed as the weight 20, and a considerable amount of time and cost are required to procure and suspend materials. In this regard, it is more advantageous to connect the columns 1 with the cable 10 and apply prestress to the cable 10 with the jack 15, because the work for tensioning the cable becomes easier and the cost is reduced. A method of pre-processing the legs of the tower support 1a on the opposite side of the tower from overturning will be described with reference to FIG. 12 before the processing. As described above, it is necessary to smoothly lift the leg portion of the column 1b on the opposite side of the tower from overturning during the tower overturning process. For this reason, the concrete 22 on the base plate 21 above the leg of the column 1b is removed and the anchor bolt 23 is gas-cut in advance so as not to stop the overturning movement. That is, the concrete portion described as the anchor removal range portion in FIG. 12 is peeled off, and the exposed anchor portion is removed. It is not necessary to remove the anchor bolts from the tower support 1a on the falling side in advance. As described above, in the present embodiment, the tower column 1a on the falling side is blasted and cut at three places in the height direction, and at least one cross section of the three places is inclined by cutting the cut surface, thereby separating the tower support 1a by blasting and cutting. It is possible to reliably pull out the cut piece 3 thus obtained. A cable 10 made of PC steel wire is connected between the cutting piece 3 of the column 1a to be cut by blasting and the lower end of the steel tower column 1b on the side opposite to the falling direction, and a prestress is applied to the cable 10. With the introduction, the cutting piece 3 of the post 1a after the blasting and cutting can be reliably pulled out, and the steel tower T can be surely turned over in the planned direction. Further, by removing the holding concrete and the anchor bolt of the leg of the column 1b on the side opposite to the fall,
Suppressing the overturning movement of the tower T is also reliably prevented. Since the tower T is turned over by blasting and cutting, it is possible to reduce work at high places and shorten the construction period.
In the above description, a steel tower having four pillars is illustrated, but three or five or more pillars may be used. As described above, when the present invention is employed, assembling and dismantling of a large crane and the like are not required, work at a high place is greatly reduced, and dismantling of a steel tower is performed on the ground. As a result, not only the safety of the work is improved, but also the work period of the dismantling work can be shortened.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施形態に係る鉄塔を示す図で
あり、(a)は側面図を(b)は支柱の配置を示す平面
図である。
【図2】本発明に基づく実施形態に係る発破切断した後
の挙動を説明する図である。
【図3】本発明に基づく実施形態に係る転倒反対側の鉄
塔支柱の脚部が浮き上がった状態を示す図である。
【図4】本発明に基づく実施形態に係る鉄塔が転倒着地
した状態を示す図である。
【図5】本発明に基づく実施形態に係る切断線を示す図
である。
【図6】本発明に基づく実施形態に係る切断を説明する
側面図である。
【図7】本発明に基づく実施形態に係る切断を説明する
平面図である。
【図8】本発明に基づく実施形態に係るケーブル緊張を
示す側面図である。
【図9】本発明に基づく実施形態に係るケーブルの配置
を示す平面図である。
【図10】本発明に基づく実施形態に係るケーブル引張
を説明する図である。
【図11】ケーブル10緊張の参考図である。
【図12】本発明に基づく実施形態に係る転倒反対側の
鉄塔支柱脚部の処理を説明する図であり、(a)は平面
図、(b)は(a)におけるA−A断面図である。
【図13】従来の鉄塔解体を説明する図である。
【符号の説明】
T 鉄塔
S 主柱発破切断箇所
K 発破切断箇所
1 鉄塔支柱
1a 転倒側の支柱
3 切断ピース
10 ケーブル
15 ジャッキBRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a view showing a steel tower according to an embodiment based on the present invention, wherein (a) is a side view and (b) is a plan view showing the arrangement of columns. FIG. 2 is a diagram illustrating a behavior after blast cutting according to the embodiment according to the present invention. FIG. 3 is a view showing a state in which a leg portion of a tower column on the opposite side to overturn according to the embodiment according to the present invention is raised. FIG. 4 is a diagram showing a state in which a steel tower according to an embodiment based on the present invention has fallen and landed. FIG. 5 is a diagram showing a cutting line according to an embodiment according to the present invention. FIG. 6 is a side view illustrating cutting according to the embodiment of the present invention. FIG. 7 is a plan view illustrating cutting according to the embodiment based on the present invention. FIG. 8 is a side view showing cable tension according to an embodiment according to the present invention. FIG. 9 is a plan view showing an arrangement of cables according to the embodiment according to the present invention. FIG. 10 is a diagram illustrating cable pulling according to an embodiment based on the present invention. FIG. 11 is a reference diagram of the tension of the cable 10; FIGS. 12A and 12B are diagrams for explaining the processing of the tower column leg on the side opposite to the fall according to the embodiment according to the present invention, wherein FIG. 12A is a plan view and FIG. 12B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. is there. FIG. 13 is a view for explaining a conventional dismantling of a steel tower. [Description of Signs] T Steel Tower S Main Column Blasting Cut Point K Blasting Cut Point 1 Tower Support 1a Falling Side Support 3 Cutting Piece 10 Cable 15 Jack
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 貴也 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 2E176 AA07 AA11 DD31 ────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page (72) Inventor Takaya Kawada 1-25-1, Nishi Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo Taisei Construction Co., Ltd. F term (reference) 2E176 AA07 AA11 DD31
Claims (1)
る鉄塔の解体方法であって、鉄塔を転倒させる側に位置
する各鉄塔支柱の下部を、それぞれ、高さ方向に互いに
離れた3箇所以上で発破切断すると共に、その発破切断
前に、発破切断する鉄塔下部と、発破切断しない鉄塔支
柱との間をケーブルで連結し且つ該ケーブルに引張力を
導入しておくことを特徴とする鉄塔の解体方法。Claims 1. A method for dismantling a steel tower in which a steel tower is overturned and then the steel tower is disassembled, wherein a lower part of each of the tower pillars located on a side where the steel tower is overturned is moved in a height direction. Blast cutting at three or more places apart from each other, and before the blast cutting, connect a cable between the lower part of the tower to be blasted and cut and the tower support not to be blasted, and introduce a tensile force to the cable. A method for dismantling a steel tower.
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---|---|---|---|
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