JP2003182107A - インクジェット式記録装置およびインクカートリッジの使用量に応じた特典還元システム - Google Patents

インクジェット式記録装置およびインクカートリッジの使用量に応じた特典還元システム

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JP2003182107A
JP2003182107A JP2001384776A JP2001384776A JP2003182107A JP 2003182107 A JP2003182107 A JP 2003182107A JP 2001384776 A JP2001384776 A JP 2001384776A JP 2001384776 A JP2001384776 A JP 2001384776A JP 2003182107 A JP2003182107 A JP 2003182107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジの使用量に応じてユーザ
に対して特典を還元することができる記録装置の構成お
よび特典還元システムを提供する。 【解決手段】 記録装置Pには、未使用のインクカート
リッジが装着された場合に、未使用のインクカートリッ
ジの装着回数を計数する累積インクカートリッジカウン
タ69が備えられている。前記カウンタ69の計数値が
所定の値となった場合に、ホストコンピュータ60にお
けるプリンタドライバ61により、ユーザに還元する特
典情報が編集される。ユーザはインターネット交信ソフ
ト71を起動して特典情報を運用管理者側に送信するこ
とで、運用管理者側から特典が還元される。ユーザはイ
ンクカートリッジの使用実績に応じた特典を享受するこ
とができると共に、運用管理者側はカートリッジの使用
実績に基づく各種の有益なデータを取得することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクカートリ
ッジの使用個数を計数し、カートリッジの使用個数に応
じてユーザに特典を還元するようにしたインクジェット
式記録装置およびインクカートリッジの使用量に応じた
特典還元システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばシリアルプリンティング方式のイ
ンクジェット式記録装置は、キャリッジに搭載されて記
録用紙の幅方向(主走査方向)に往復移動する記録ヘッ
ドと、記録用紙を記録ヘッドの移動方向に対して直交す
る方向(副走査方向)に搬送させる紙送り手段が備えら
れ、印刷データに基づいて記録ヘッドよりインク滴を吐
出することで記録用紙に対して印刷が行われる。
【0003】前記したインクジェット式記録装置におい
ては、記録ヘッドに対してインクを供給するために、イ
ンクカートリッジが着脱可能となるように配置されてお
り、当該インクカートリッジ内のインクがエンド状態と
なった場合においては、周知のとおり、新たなインクカ
ートリッジに交換することで、引き続き印刷動作を実行
することができるようになされている。
【0004】この場合、比較的印刷量が少ない主にホー
ムユーズとしての記録装置においては、前記インクカー
トリッジはキャリッジ上に着脱可能に装着され、キャリ
ッジに搭載された記録ヘッドに対してインクを供給する
ようになされる。また、比較的印刷量が多い主にオフィ
ス向けまたは業務用として利用される記録装置において
は、前記インクカートリッジは記録装置本体側に着脱可
能に装着され、当該インクカートリッジより、可撓性の
インク供給チューブを介してキャリッジに搭載された記
録ヘッドに対してインクを供給するようになされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな記録装置を利用した場合に使用されるインクカート
リッジの数は、その印刷動作の稼働時間に応じて増大す
る。特に昨今においては、例えばデジタルカメラで撮像
した画像データを顧客から預かり、インクジェット式記
録装置を用いて画像データを印刷して顧客に提供する商
形態も出現している。この様な業務に前記記録装置を用
いるような場合においては、多数のインクカートリッジ
を使用することになる。
【0006】したがって、前記したようなインクカート
リッジの大口ユーザに対しては、例えばインクカートリ
ッジの使用量に応じて特典を還元するような運用方法を
採用しても、十分に採算をとることができる。また、イ
ンクカートリッジの大口ユーザのみならず、記録装置を
主にホームユーズとして使用しているようなカートリッ
ジの小口ユーザにおいても、その使用実態および動向を
把握することで、例えばインクカートリッジの種類やイ
ンクの色等に応じたカートリッジの製造供給計画あるい
は商品企画等に生かすことができる。したがって、前記
した様な情報を取得することは、インクカートリッジの
供給側または記録装置の製造供給側においても、大きな
メリットを見いだすことができる。
【0007】この発明は、前記した点に着目してなされ
たものであり、インクカートリッジの使用量に応じてユ
ーザに対して特典を還元するようにするために、これを
管理することができるインクジェット式記録装置を提供
することを目的とするものであり、また、前記記録装置
より得られるインクカートリッジの使用情報を取得し、
これに応じてユーザに対して特典を還元する特典還元シ
ステムを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされたこの発明にかかるインクジェット式記録
装置は、印刷デ−タに基づく駆動信号によってインク滴
を吐出し、記録用紙に対して印刷を行うインクジェット
式記録ヘッドと、着脱可能に装着され前記記録ヘッドに
対してインクを供給するインクカートリッジを備えたイ
ンクジェット式記録装置であって、前記記録装置に未使
用のインクカートリッジが装着された場合に、未使用の
インクカートリッジの装着回数を計数する累積インクカ
ートリッジカウンタを具備した点に特徴を有する。
【0009】この場合、前記インクカートリッジが装着
された場合に、好ましくは未使用のインクカートリッジ
であるか否かを判別する判別手段と、未使用のインクカ
ートリッジであると判定された場合において、前記累積
インクカートリッジカウンタの計数値をインクリメント
する制御手段をさらに具備した構成とされる。
【0010】そして、好ましい実施の形態においては、
前記判別手段はインクカートリッジに搭載された記憶手
段から読み出される情報に基づいて、未使用のインクカ
ートリッジであるか否かを判別するように構成される。
この場合、前記インクカートリッジに搭載された記憶手
段には、好ましくは記録装置に装着した場合において、
未使用のインクカートリッジではないことを示すフラグ
情報が格納されるように構成される。
【0011】また、前記累積インクカートリッジカウン
タの計数値を必要に応じて表示することができる表示手
段を具備することが望ましく、さらに、前記累積インク
カートリッジカウンタの計数値が、所定の値に達した時
に、その情報を前記表示手段によって表示するように構
成されていることが望ましい。
【0012】この場合、好ましくは前記表示手段とし
て、ホストコンピュータに搭載されたプリンタドライバ
のユーティリティ上おいて表示制御されるディスプレイ
を利用するように構成される。加えて、前記した累積イ
ンクカートリッジカウンタの計数値が所定の値に達し、
その情報を前記表示手段によって表示した場合において
は、前記累積インクカートリッジカウンタの計数値をリ
セットするリセット手段を備えた構成とされる。
【0013】前記した構成の記録装置によると、累積イ
ンクカートリッジカウンタにより、未使用状態のインク
カートリッジの装着回数が計数される。この場合、イン
クカートリッジには、例えばEEPROM等の半導体記
憶素子が搭載されており、この記憶素子には未使用のイ
ンクカートリッジであるか否かを識別する装着フラグが
格納されており、記録装置は前記装着フラグを参照す
る。この装着フラグが未使用であること示す場合(例え
ばフラグがOFFである場合)においては、前記累積イ
ンクカートリッジカウンタの計数値をインクリメントす
る。
【0014】そして、記録装置は前記半導体記憶素子に
対して書き替え信号を送出し、半導体記憶素子に構築さ
れた前記装着フラグを未使用ではないことを示す状態
(フラグをON状態)に更新する。この構成によって、
記録装置は未使用のインクカートリッジが装着された個
数、すなわち記録装置によって使用されたインクカート
リッジの数を計数することができる。また、記録装置は
前記した累積インクカートリッジカウンタの計数値を監
視しており、この計数値が所定の値に達した時に、例え
ばホストコンピュータに接続されたディスプレイによっ
て、その情報を表示するようになされる。
【0015】一方、この発明にかかる特典還元システム
の好ましい形態においては、前記した累積インクカート
リッジカウンタを備えた記録装置が利用され、この記録
装置を用いるユーザに対して、前記累積インクカートリ
ッジカウンタの計数値に応じて特典を与えることができ
るようになされる。この場合、前記累積インクカートリ
ッジカウンタの計数値に応じて特典情報を編集する編集
手段と、前記編集手段により編集された特典情報を印刷
出力することができる印刷制御手段が具備される。
【0016】また、この発明にかかる特典還元システム
の他の好ましい形態においては、同じく累積インクカー
トリッジカウンタを備えた記録装置が利用され、前記累
積インクカートリッジカウンタの計数値に応じて特典情
報を編集する編集手段と、前記編集手段により編集され
た特典情報を通信回線を介して運用管理者側に送信する
ことができる通信手段とが備えられる。
【0017】前記したいずれの形態であっても、前記編
集手段がホストコンピュータに搭載されたプリンタドラ
イバのユーティリティ上おいて構築されていることが望
ましい。この場合、特に前者の特典還元システムにおい
ては、好ましくは前記編集手段により編集された特典情
報は、1回限り印刷出力できるように管理される。
【0018】加えて、前記編集手段により編集する特典
情報には、少なくとも前記累積インクカートリッジカウ
ンタの計数値に対応する情報が含まれる。さらに好まし
くは、前記編集手段により編集する特典情報には、前記
記録装置に固有に割り当てられたプリンタIDコードに
対応する情報と、装着された各インクカートリッジに固
有に割り当てられたカートリッジIDコードに対応する
情報が含まれる。
【0019】前記した前者の特典還元システムによる
と、記録装置に搭載された累積インクカートリッジカウ
ンタの計数値に応じて特典情報が編集され、これが記録
装置によって印刷出力するようになされる。この印刷出
力はいわゆる金券として運用され、契約販売店等におい
て例えばインクカートリッジまたは専用紙などの希望の
商品と引き換えることができる。
【0020】また、前記した後者の特典還元システムに
よると、累積インクカートリッジカウンタの計数値に応
じて編集された特典情報は、例えばインターネット等の
通信回線を介して運用管理者側に送信される。そして、
運用管理者側においては前記特典情報を取得すること
で、前記したようなユーザが希望する商品を配送するよ
うになされる。
【0021】この場合、金券として運用される前記印刷
出力または通信回線を介して運用管理者側に伝送される
データに、累積インクカートリッジカウンタの計数値に
加えて、例えば記録装置に固有に割り当てられたプリン
タIDコード、あるいは使用したインクカートリッジの
IDコード等の情報も加えることで、運用管理者側はユ
ーザが使用した記録装置の種類、インクカートリッジの
種類やインク色等の使用実態を把握することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるインクジ
ェット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づ
いて説明する。図1はこの発明が適用された記録装置本
体の基本構成を斜視図によって示したものである。図1
において符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1
はキャリッジモータ2により駆動されるタイミングベル
ト3を介し、ガイド部材4に案内されて紙送り部材5の
長手方向に沿った主走査方向に往復移動されるように構
成されている。
【0023】前記紙送り部材5には、紙送りローラ6が
配置されており、この紙送りローラ6と図示せぬ従動ロ
ーラとによって挟まれた記録用紙7が、紙送りローラ6
の回転駆動によって前記した主走査方向に直交する副走
査方向に搬送されるように構成されている。この場合、
前記紙送り部材5の上面には、多数の突起部5aが長手
方向に沿って間欠的に形成されており、記録用紙7はこ
の突起部5aの上面に沿って搬送されることにより、後
述する記録ヘッドとの間で所定のギャップが形成される
ようになされる。
【0024】一方、前記キャリッジ1における記録用紙
7に対向する下側面には、破線で示すようにインクジェ
ット式記録ヘッド8が搭載されている。また、その上部
には前記記録ヘッド8にインクを供給するブラックイン
クカートリッジ9B、およびシアン、マゼンタ、イエロ
ーの各インクをそれぞれ封入したカラーインクカートリ
ッジ9C,9M,9Yがそれぞれ主走査方向に隣接する
ようにして着脱可能に装着されている。
【0025】図中符号11は、非印刷領域(ホームポジ
ション)に配置されたキャッピング手段であって、この
キャッピング手段11は前記記録ヘッド8が直上に移動
した時に、上方に移動して記録ヘッドのノズル形成面
(この実施の形態においては、記録ヘッド8の下側面)
を封止することができるように構成されている。そして
キャッピング手段11の下方には、キャッピング手段1
1の内部空間に負圧を与えるための吸引ポンプ12が配
置されている。
【0026】前記キャッピング手段11は、記録装置の
休止期間中において、記録ヘッド8のノズル形成面を封
止してノズル開口からのインク溶媒の蒸発を抑制させる
蓋体として機能すると共に、前記吸引ポンプ12からの
負圧を記録ヘッド8に作用させて、記録ヘッドからイン
クを吸引排出させるクリーニング操作も実行できるよう
に構成されている。
【0027】そして、図1に示すようにキャッピング手
段11に隣接した印刷領域側には、ゴムなどの弾性素材
を短冊状に形成したワイピング部材13が配置されてい
て、キャリッジ1がキャッピング手段11側に往復移動
する際に、必要に応じて記録ヘッドの移動経路に水平方
向に進退し、記録ヘッド8のノズル形成面を払拭して清
掃するワイピング動作がなされるように構成されてい
る。
【0028】図1に示したようにこの実施の形態にかか
る記録装置は、ブラックインクカートリッジ9Bと、シ
アン、マゼンタ、イエローの各カラーインクカートリッ
ジ9C,9M,9Yがキャリッジ1上に着脱可能に装着
されている。そして、図1にも現れているように、この
実施の形態において用いられるブラックインクカートリ
ッジ9Bは、各カラーインクカートリッジ9C,9M,
9Yに比較すると若干その幅が大きく形成されている。
また、各カラーインクカートリッジは、その外形形状は
同一寸法となるように形成されている。
【0029】図2は、前記した記録装置に着脱可能に装
着されるカラーインクカートリッジの構成を示したもの
であり、図2(A)はカートリッジを一面方向から視た
状態の斜視図で示しており、また、図2(B)はカート
リッジを他面方向から視た状態の斜視図で示している。
なお、この図2においては、カラーインクカートリッジ
は符号21として示している。
【0030】前記カラーインクカートリッジ21は、一
方の面が開口した矩形状の有底箱型の容器本体22と、
この開口を封止する平板状の蓋体23とを主体として構
成されている。カートリッジ挿入方向の先端側、すなわ
ち、この実施の形態においてはカートリッジの底面にお
ける長手方向の一端部寄りにインク供給口24が形成さ
れており、このインク供給口24には、後述するインク
供給針の挿通により開弁する図示しない弁体が収容され
ている。
【0031】また、カートリッジ21の長手方向におけ
る側方にはそれぞれ係止部材25,26が容器本体22
と一体に形成されている。そして、インク供給口24側
に位置する係止部材25は、その下端側を回動支点と
し、かつ上部が外側に拡開された状態に形成されてお
り、この係止部材25の外側面には一条の突起部25a
が形成され、後述するキャリッジに形成された係合用の
凹部に係止できるようになされている。また、対向する
他方の係止部材26においても、同様に上部が外側に拡
開された状態に形成されており、この係止部材26の外
側面には同様に一条の突起部26aが形成され、後述す
るキャリッジに形成された係合用の凹部に係止できるよ
うになされている。
【0032】また、カートリッジの外郭を構成する容器
本体22には、その底部のほぼ中央にスリット状の空間
部27が形成されており、これをキャリッジに装着した
場合において、キャリッジ内に形成された後述する位置
決め用の凸片が前記空間部27に相対的に入り込むこと
で、挿入を案内するとともに位置決めがなされるように
構成されている。
【0033】さらに、前記したインク供給口24側に配
置された前記係止部材25の下方部には、記憶手段とし
て機能する不揮発性メモリ、例えばEEPROMを搭載
した回路基板28が配置されており、この基板表面には
キャリッジに装着した場合において、キャリッジ側に配
置された後述する電極端子に対して電気的に接触し得る
複数の端子28aが形成されている。これにより、不揮
発性メモリと記録装置との間でデータの授受がなされ
る。
【0034】なお、この実施の形態においては、前記基
板28に搭載された不揮発性メモリには、各インクカー
トリッジに固有に割り当てられたカートリッジIDコー
ド、あるいは当該カートリッジに収容されたインクの色
データ等が格納されている。また、前記不揮発性メモリ
には、インクカートリッジが未使用であるか否かを示す
装着フラグも格納することができるようになされてい
る。
【0035】次に図3は、前記した記録装置に着脱可能
に装着されるブラックインクカートリッジの構成を示し
たものであり、図3(A)はカートリッジを一面方向か
ら視た状態の斜視図で示しており、また、図3(B)は
カートリッジを他面方向から視た状態の斜視図で示して
いる。なお、ここではブラックインクカートリッジは符
号31として示している。
【0036】このブラックインクカートリッジ31にお
いては、基本的には図2に示したカラーインクカートリ
ッジの構成と同様になされている。ただし、このブラッ
クインクカートリッジの幅Wは、各カラーインクカート
リッジの幅よりも若干大きくなされ、インクの収容量が
増大されている。したがって、図3に示したブラックイ
ンクカートリッジ31においては、図2に示したカラー
インクカートリッジの各部に相当する部分を同一符号で
示し、その符号の末尾にダッシュの符号(′)を追加し
て示している。したがって、このブラックインクカート
リッジにおける各部の構成についての説明は省略する。
【0037】図4は、前記したブラックインクカートリ
ッジおよび3つのカラーインクカートリッジが装着され
るカートリッジホルダ(この実施の形態においては、キ
ャリッジ)の構成を斜視図によって示したものである。
図に示すように、キャリッジ1には、その一側に若干幅
広の第1の装着領域40が設けられ、これに隣り合うよ
うに同一幅の第2乃至第4の装着領域41〜43が、対
向するように形成されたリブ44〜46,47〜49に
より区画されている。
【0038】この実施の形態においては、若干幅広の第
1の装着領域40に前記したブラックインクカートリッ
ジが装着されるようになされる。また、第2乃至第4の
装着領域41〜43には、シアン、マゼンタ、イエロー
の各カラーインクカートリッジが装着されるようになさ
れる。
【0039】各カートリッジの装着領域における奥側の
下底部には、中空状のインク供給針52がそれぞれ直立
状態に配置されており、これら各インク供給針52を介
して各カートリッジからのインクが、記録ヘッド8に供
給できるように構成されている。また、キャリッジ1に
おける下底部のほぼ中央部から、位置決め用の凸片53
がカートリッジの挿抜方向にそれぞれ突出して形成され
ている。
【0040】さらに、キャリッジ1における奥側の側壁
には、各装着領域に臨むように電極端子56が配置され
ており、前記各カートリッジが装着された場合におい
て、各カートリッジに搭載された回路基板28における
端子28aに接触できるように構成されている。これに
より、回路基板28に搭載された不揮発性メモリからの
データの読み出しおよび書き込みを行うことができる。
【0041】一方、前記電極端子56上部には、各カー
トリッジの一方の端面に形成された係止部材25におけ
る突起部25aが係合される凹部57が形成されてい
る。また、図4には現れていないが、キャリッジ1にお
ける手前側の側壁にも、各カートリッジの他方の端面に
形成された係止部材26おける突起部26aが係合され
る同様の凹部が形成されている。
【0042】したがって、インクカートリッジ21,3
1に搭載された回路基板28が、キャリッジ1の奥側に
向くようにして、インクカートリッジをキャリッジ1内
に挿入すると、インクカートリッジに形成されたスリッ
ト状の空間部27内に、キャリッジ1の内底部から起立
した凸片53の先端部が挿入されるようになされる。
【0043】この状態で、カートリッジを押し込むと、
カートリッジ21は、スリット状の空間部27内に相対
的に進入される凸片53にガイドされつつ、キャリッジ
1の内底部に向かって挿入される。そして、カートリッ
ジに形成された一対の係止部材25,26における各突
起部25a,26aが、キャリッジ1に形成された前記
凹部に嵌まり込み、カートリッジ21はキャリッジ1に
対して装着される。この時、カートリッジを押し込む指
先に明確なクリック感が伝わり、ユーザはカートリッジ
がキャリッジ1に確実に装着されたことを認識すること
ができる。
【0044】この状態で、カートリッジの下底部に形成
されたインク供給口24が、キャリッジ1側に配置され
たインク供給針52に接合し、カートリッジより記録ヘ
ッドに対してインクが供給し得る態勢になる。また、こ
の時、カートリッジの側端部に搭載された回路基板28
における端子28aが、キャリッジ1側に配置された電
極端子56に接触し、回路基板28に搭載された不揮発
性メモリからのデータの読み出しおよび書き込みを行う
ことができる。
【0045】一方、カートリッジの交換等によりカート
リッジをキャリッジ1から取り外す場合には、カートリ
ッジに形成された前記係止部材25を容器本体側に引き
戻すようにして押圧すると、係止部材25の突起25a
がキャリッジ1側に形成された前記凹部57から離れ
る。この状態で他方の係止部材26の突起26aとキャ
リッジ1側に形成された図には現れていない前記凹部と
の係合を解かれ、カートリッジ1は図示せぬ板バネの付
勢力により上方に押し出される。これにより、キャリッ
ジよりカートリッジを取り出すことができる。
【0046】次に図5は、前記した構成の記録装置に搭
載された制御回路の一例をブロック図によって示したも
のである。なお図5において、すでに説明した各部に相
当する部分は同一符号で示しており、したがってその詳
細な説明は省略する。図5に示す符号60はホストコン
ピュータであり、このホストコンピュータ60には、プ
リンタドライバ61が搭載されている。そしてプリンタ
ドライバ61のユーティリティ上で、入力装置62およ
びディスプレイ63を利用して、周知の用紙サイズ、モ
ノクロ/カラー印刷の選択、記録モードの選択、フォン
ト等のデータおよび印刷指令等が入力できるように構成
されている。
【0047】さらに、この実施の形態においては、プリ
ンタドライバ61のユーティリティ上において表示制御
されるディスプレイ63によって、後述する累積インク
カートリッジカウンタの計数値を表示させることができ
る。また、後述する累積インクカートリッジカウンタの
計数値が所定の値に達した時には、その情報をディスプ
レイ63によって表示されるようにもなされている。
【0048】前記入力装置62による印刷指令の入力に
より、プリンタドライバ61からは、記録装置Pに搭載
された印刷制御手段64に対して印刷データが送出され
るようになされる。この印刷制御手段64は、前記ホス
トコンピュータ60からの印刷データに基づいてビット
マップデータを生成し、このデータに基づいてヘッド駆
動信号を発生させて、キャリッジ1に搭載された記録ヘ
ッド8からインク滴を吐出させる機能を備えている。
【0049】符号65は中央制御手段であり、この中央
制御手段65は前記したホストコンピュータ60との間
で信号の授受がなされると共に、後述するようにインク
カートリッジの使用量を管理するなどの機能を果たす。
この中央制御手段65には、インクカートリッジ着脱検
出手段66からの情報信号が供給されるように構成され
ており、インクカートリッジ着脱検出手段66よりイン
クカートリッジの交換がなされたことを示す信号が供給
された場合には、読み出し書き込み手段67によって、
インクカートリッジに搭載された不揮発性メモリ68よ
りデータを取得すると共に、不揮発性メモリ68におい
て格納されているカートリッジ装着フラグの書き替え等
を実行する。
【0050】また、中央制御手段65には、累積インク
カートリッジカウンタ69が接続されている。このカウ
ンタ69は、装着されたインクカートリッジにおけるカ
ートリッジ装着フラグが、未使用のカートリッジを示す
場合(装着フラグがOFFである場合)に、その計数値
をインクリメントするようになされる。すなわち、前記
中央制御手段65は、未使用のインクカートリッジであ
ることを判別する判別手段と、累積インクカートリッジ
カウンタ69の計数値をインクリメントする制御手段と
しての機能を果たす。
【0051】さらに、中央制御手段65には、カートリ
ッジID格納部70が接続されている。このカートリッ
ジID格納部70は、装着されたインクカートリッジに
おけるカートリッジ装着フラグが、未使用のカートリッ
ジを示す場合(装着フラグがOFFである場合)に、各
カートリッジに固有に割り当てられたカートリッジID
コードを、不揮発性メモリ68より読み出し、前記格納
部70に格納する機能も備えている。
【0052】一方、前記したホストコンピュータ60に
は、インターネット交信ソフト71が搭載されており、
インターネット網72を介して運用管理者側のコンピュ
ータ73との間で、交信が可能となるようになされてい
る。そして、前記ホストコンピュータ60に搭載された
プリンタドライバ61のユーティリティ上において、前
記累積インクカートリッジカウンタ69の計数値に応じ
た特典情報、カートリッジID格納部70に格納された
カートリッジID等が編集され、インターネット網72
を介して運用管理者側のコンピュータ73に対して、前
記情報が伝送されるように構成されている。
【0053】すなわち、前記ホストコンピュータ60に
搭載されたプリンタドライバ61は、編集手段としての
機能を果たし、またホストコンピュータ60に搭載され
たインターネット交信ソフト71は、通信手段としての
機能を果たす。
【0054】図6は、以上のように構成された記録装置
Pおよびホストコンピュータ60によってなされる特典
還元システムの運用形態を示すフローチャートである。
すなわち、図6に示すフローはインクカートリッジが交
換された場合にスタートする。これは、図5に示すイン
クカートリッジ着脱検出手段66からの情報を中央制御
手段65が受けたことがトリガーとなる。
【0055】まず、ステップS11においては、装着フ
ラグがオンであるか否かが判定される。これは、装着さ
れたインクカートリッジに搭載された前記不揮発性メモ
リ68より、読み出し書き込み手段67によって装着フ
ラグが読み出され、この装着フラグを中央制御手段65
が認識することで判定される。ここで、装着されたイン
クカートリッジが未使用のものである場合には、装着フ
ラグがオフ状態になされており、一度記録装置に装着し
た場合においては、装着フラグがオン状態になされてい
る。
【0056】前記装着フラグを参照した結果、装着フラ
グがオンではない(No)と判定された場合には、ステ
ップS12に進み、装着フラグをオンさせる操作が実行
される。これは、前記読み出し書き込み手段67を介し
て、装着されたインクカートリッジに搭載された前記不
揮発性メモリ68に書き込まれる。これと同時にステッ
プS13に示すように、装着されたインクカートリッジ
のIDコードが、前記読み出し書き込み手段67によっ
て読み出され、このIDコードはカートリッジID格納
部70に格納される。このカートリッジIDコードに
は、例えば各インクカートリッジに固有に割り当てられ
たシリアルコード、カートリッジの種類やインクの色情
報等が含まれている。
【0057】続いてステップS14において、累積イン
クカートリッジカウンタ69における計数値Ctがイン
クリメントされ、これにより新しいカートリッジを利用
した実績数が管理される。そして、ステップS15にお
いて、中央制御手段65は前記カウンタ69における計
数値Ctが所定の値(例えば50)に達したか否かを判
定する。ここで、計数値Ctが所定の値に達した(Ye
s)と判定された場合には、ステップS16に進みユー
ザへの特典情報を編集する。
【0058】これは、中央制御手段65よりホストコン
ピュータ60に指令が出され、ホストコンピュータ60
は、これに搭載されたプリンタドライバ61のユーティ
リティ上において、ユーザに対して伝達する特典情報を
編集する。そして、ステップS17に進みユーザに対し
て特典情報が提供される。なお、前記したステップS1
7の運用ルーチンについては、後で詳細に説明する。
【0059】そして、ステップS18において、累積イ
ンクカートリッジカウンタ69の計数値Ctはゼロリセ
ットされる。これに続いて、ステップS19に示すよう
にインクカートリッジの交換に伴うメンテナンスシーケ
ンスが実行される。このメンテナンスシーケンスは、周
知のように記録ヘッドのノズル形成面をキャッピング手
段によって封止し、吸引ポンプによる負圧を印加するこ
とで、記録ヘッドよりインクを強制的に吸引排出させる
操作がなされる。
【0060】なお、前記ステップS11において、装着
フラグがオンである(Yes)と判定された場合は、装
着したインクカートリッジは既に使用された(一度記録
装置に装着された)のものであることを意味するもので
あり、したがって、前記したステップS19に進み、メ
ンテナンスシーケンスが実行される。また、前記ステッ
プS15において、計数値Ctが所定の値に達していな
い(No)と判定された場合においても、同様に前記し
たステップS19に進み、メンテナンスシーケンスが実
行される。
【0061】図7ないし図9はユーザに対して特典情報
を提供する場合の第1の運用形態を説明するものであ
る。すなわち、図6に示すステップS17に示すユーザ
への特典情報提供方法における第1の形態を示してい
る。すなわち、この第1の運用形態においては、図7に
その概念が示されているように、記録装置Pにおける累
積インクカートリッジカウンタの計数値Ctが、所定の
値に達した場合においては、ユーザに特典を還元する情
報をホストコンピュータ60に伝達する。一方、ホスト
コンピュータ60は、これに応えて金券を証明する画像
を編集し、記録装置Pに対して、これをプリントアウト
させる制御が行われる。
【0062】図8は、その運用の流れを説明するもので
あり、ユーザに特典を還元する情報がホストコンピュー
タ60に伝達された場合には、ホストコンピュータ60
においては、これに搭載されたプリンタドライバ61の
ユーティリティ上において、特典情報の表示画像を編集
し、ステップS21として示すように、これをディスプ
レイ63によって表示する。図9は、この時にディスプ
レイ63によって表示される画像イメージを示してい
る。ここで、ユーザはステップS22に示すように、デ
ィスプレイ上において希望する商品の選択および確認を
実行する。すなわち、希望する商品が描かれたアイコン
をクリックすることで、希望商品が選択される。
【0063】この操作に基づいて、ホストコンピュータ
60は、ステップS23に示すようにプリンタドライバ
61のユーティリティ上において、金券を証明する画像
を編集し、記録装置Pに対してこれをプリントアウトさ
せる指令を出力する。したがって、ステップS24に示
すようにユーザはプリントアウトされた金券を契約販売
店等に持参することで、希望商品と交換することができ
る。
【0064】この場合、前記金券には前記累積インクカ
ートリッジカウンタの計数値に対応する情報、例えばカ
ートリッジをXX個使用した情報、またはこれに対応して
ユーザに還元する商品を示す情報が表示され、また、記
録装置Pに固有に割り当てられたプリンタIDコードに
対応する情報、さらに装着された各インクカートリッジ
に固有に割り当てられたカートリッジIDコードに対応
する情報等が表示される。これらの表示は暗号化されて
いてもよい。そして、前記金券を回収した運用管理者側
は、金券に表示された前記情報を集計することで、ユー
ザが使用した記録装置、インクカートリッジの種類やイ
ンク色等の使用実態を把握することができる。
【0065】なお、前記した金券は無二のものでなけれ
ばならない。これを実現させるためには、前記編集手段
により編集された特典情報は、例えば管理フラグ等を利
用して1回限りプリント出力できるように構成すること
が望ましい。
【0066】次に、図10ないし図12はユーザに対し
て特典情報を提供する場合の第2の運用形態を説明する
ものである。すなわち、図6に示すステップS17に示
すユーザへの特典情報提供方法における第2の形態を示
している。すなわち、この第2の運用形態においては、
図10にその概念が示されているように、記録装置Pに
おける累積インクカートリッジカウンタの計数値Ct
が、所定の値に達した場合において、ユーザに特典を還
元する情報をホストコンピュータ60に伝達する。一
方、ホストコンピュータ60は、これに応えて通信回
線、例えばインターネット網を介してユーザに与える特
典情報を運用管理者側に伝送する。これに基づいて、運
用管理者側よりユーザに対して商品を配送する手続きが
とられる。
【0067】図11は、その運用の流れを説明するもの
であり、ユーザに特典を還元する情報がホストコンピュ
ータ60に伝達された場合には、ホストコンピュータ6
0においては、これに搭載されたプリンタドライバ61
のユーティリティ上において、特典情報の表示画像を編
集し、ステップS31として示すように、これをディス
プレイ63によって表示する。
【0068】図12は、この時にディスプレイ63によ
って表示される画像イメージを示している。ここで、ユ
ーザはステップS32に示すように、ディスプレイ上に
おいて希望する商品の選択および確認を実行する。すな
わち、希望する商品が描かれたアイコンをクリックする
ことで、希望商品が選択される。
【0069】続いて、インターネットを利用して特典情
報を運用管理者側に伝送しようとする場合には、画面上
における“Yes”と表示されたボックスをクリックす
ることで、ステップS34に示すようにインターネット
交信ソフト71が起動され、インターネット網72を介
して運用管理者側に情報が送信される。これにより、ス
テップS35に示すように、運用管理者側よりユーザに
対して商品を配送する手続きがとられる。
【0070】前記したインターネットを利用して、ユー
ザの特典情報を送信する場合においても、同様に前記累
積インクカートリッジカウンタの計数値に対応する情
報、例えばカートリッジをXX個使用した情報、またはこ
れに対応してユーザに還元する商品を示す情報、これに
加えて、記録装置Pに固有に割り当てられたプリンタI
Dコードに対応する情報、さらに装着された各インクカ
ートリッジに固有に割り当てられたカートリッジIDコ
ードに対応する情報等が、運用管理者側のコンピュータ
73に伝送される。したがって、運用管理者側は、前記
情報をコンピュータ73で集計することで、ユーザが使
用した記録装置、インクカートリッジの種類やインク色
等の使用実態を把握することができる。
【0071】なお、以上説明した特典還元システムにお
いては、記録装置における中央制御手段65が累積イン
クカートリッジカウンタ69の計数値を監視し、この計
数値が所定の値に達したか否かを判定するようにしてい
るが、この計数値の監視と判定は、ホストコンピュータ
に搭載されたプリンタドライバによって実行させてもよ
い。
【0072】また、以上説明した特典還元システムにお
いて、金券を印刷出力する運用形態を採用する場合にお
いては、必ずしもホストコンピュータを使う必要はな
い。例えば、記録装置にドットマトリックス表示装置を
配置し、前記した中央制御手段65内に、ドットマトリ
ックス表示装置に表示させる画像の編集機能を持たせる
ことで、前記した運用を実現させることもできる。
【0073】また、前記した特典還元システムにおいて
は、インクカートリッジの使用個数が所定の値に達した
時に、ユーザに対して特典を還元するような運用形態を
示しているが、インクカートリッジの使用個数に応じ
て、ユーザに対して還元する各種の商品を用意するか、
または商品ではなく他の還元手段を採用するようにして
もよい。
【0074】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、この発明
にかかるインクジェット式記録装置およびこれを用いた
特典還元システムによると、記録装置に未使用のインク
カートリッジが装着された場合に、未使用のインクカー
トリッジの装着回数を計数する累積インクカートリッジ
カウンタが備えられ、このカウンタの計数値に応じて、
ユーザに対して特典を還元するようになされるので、ユ
ーザはインクカートリッジの使用実績に応じた特典を享
受することができる。また、この特典還元システムの運
用管理者側においては、インクカートリッジの使用実績
に基づく各種の有益なデータを取得することができるの
で、これをカートリッジの製造計画あるいは商品企画等
に有効に生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたインクジェット式記録装
置の基本構成を示した斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置に着脱可能に装着されるカ
ラーインクカートリッジの外観構成例を示した斜視図で
ある。
【図3】図1に示す記録装置に着脱可能に装着されるブ
ラックインクカートリッジの外観構成例を示した斜視図
である。
【図4】図1に示す記録装置のキャリッジに形成された
カートリッジホルダの構成例を示した斜視図である。
【図5】図1に示す記録装置に搭載された一部の制御回
路例および外付けのホストコンピュータとの構築例を示
したブロック図である。
【図6】図5に示す制御回路によってなされる動作フロ
ーを示したフローチャートである。
【図7】この発明にかかる特典還元システムの第1の運
用形態を説明する概念図である。
【図8】特典還元システムの第1の運用形態における運
用の流れを説明するフローチャートである。
【図9】特典還元システムの第1の運用形態において利
用される画像表示例を示す概念図である。
【図10】この発明にかかる特典還元システムの第2の
運用形態を説明する概念図である。
【図11】特典還元システムの第2の運用形態における
運用の流れを説明するフローチャートである。
【図12】特典還元システムの第2の運用形態において
利用される画像表示例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 7 記録用紙 8 記録ヘッド 9B〜9Y インクカートリッジ 21 カラーインクカートリッジ 28,28′ 回路基板 31 ブラックインクカートリッジ 56 電極端子 60 ホストコンピュータ 61 プリンタドライバ 62 入力装置 63 ディスプレイ 64 印刷制御手段 65 中央制御手段 66 インクカートリッジ着脱検出手段 67 読み出し書き込み手段 68 不揮発性メモリ(記憶手段) 69 累積インクカートリッジカウンタ 70 カートリッジID格納部 71 インターネット交信ソフト 72 インターネット網 73 運用管理者側コンピュータ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷デ−タに基づく駆動信号によってイ
    ンク滴を吐出し、記録用紙に対して印刷を行うインクジ
    ェット式記録ヘッドと、着脱可能に装着され前記記録ヘ
    ッドに対してインクを供給するインクカートリッジを備
    えたインクジェット式記録装置であって、 前記記録装置に未使用のインクカートリッジが装着され
    た場合に、未使用のインクカートリッジの装着回数を計
    数する累積インクカートリッジカウンタを具備したこと
    を特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インクカートリッジが装着された場
    合に、未使用のインクカートリッジであるか否かを判別
    する判別手段と、未使用のインクカートリッジであると
    判定された場合において、前記累積インクカートリッジ
    カウンタの計数値をインクリメントする制御手段をさら
    に具備してなる請求項1に記載のインクジェット式記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、インクカートリッジに
    搭載された記憶手段から読み出される情報に基づいて、
    未使用のインクカートリッジであるか否かを判別するよ
    うに構成した請求項2に記載のインクジェット式記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記インクカートリッジに搭載された記
    憶手段には、記録装置に装着した場合において、未使用
    のインクカートリッジではないことを示すフラグ情報が
    格納されるように構成した請求項3に記載のインクジェ
    ット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記累積インクカートリッジカウンタの
    計数値を表示する表示手段を具備してなる請求項1ない
    し請求項4のいずれかに記載のインクジェット式記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記累積インクカートリッジカウンタの
    計数値が、所定の値に達した時に、その情報を表示する
    表示手段を具備してなる請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載のインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段として、ホストコンピュー
    タに搭載されたプリンタドライバのユーティリティ上お
    いて表示制御されるディスプレイを利用するように構成
    した請求項5または請求項6に記載のインクジェット式
    記録装置。
  8. 【請求項8】 前記累積インクカートリッジカウンタの
    計数値が所定の値に達し、その情報を前記表示手段によ
    って表示した場合において、前記累積インクカートリッ
    ジカウンタの計数値をリセットするリセット手段を備え
    た請求項6に記載のインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記累積インクカートリッジカウンタを
    備えた請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のイン
    クジェット式記録装置を用いるユーザに対して、前記累
    積インクカートリッジカウンタの計数値に応じて特典を
    与えることができる特典還元システムであって、 前記累積インクカートリッジカウンタの計数値に応じて
    特典情報を編集する編集手段と、前記編集手段により編
    集された特典情報を印刷出力することができる印刷制御
    手段とを備えたことを特徴とする特典還元システム。
  10. 【請求項10】 前記累積インクカートリッジカウンタ
    を備えた請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のイ
    ンクジェット式記録装置を用いるユーザに対して、前記
    累積インクカートリッジカウンタの計数値に応じて、当
    該記録装置のユーザに対して特典を与えることができる
    特典還元システムであって、 前記累積インクカートリッジカウンタの計数値に応じて
    特典情報を編集する編集手段と、前記編集手段により編
    集された特典情報を通信回線を介して運用管理者側に送
    信することができる通信手段とを備えたことを特徴とす
    る特典還元システム。
  11. 【請求項11】 前記編集手段が、ホストコンピュータ
    に搭載されたプリンタドライバのユーティリティ上おい
    て構築されてなる請求項9または請求項10に記載の特
    典還元システム。
  12. 【請求項12】 前記編集手段により編集された特典情
    報は、1回限り印刷出力できるようになされた請求項9
    または請求項11に記載の特典還元システム。
  13. 【請求項13】 前記編集手段により編集する特典情報
    には、少なくとも前記累積インクカートリッジカウンタ
    の計数値に対応する情報が含まれる請求項9ないし請求
    項12のいずれかに記載の特典還元システム。
  14. 【請求項14】 前記編集手段により編集する特典情報
    には、前記記録装置に固有に割り当てられたプリンタI
    Dコードに対応する情報と、装着された各インクカート
    リッジに固有に割り当てられたカートリッジIDコード
    に対応する情報がさらに含まれる請求項13に記載の特
    典還元システム。
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