JP2003178254A - 情報記録媒体と、情報記録媒体の識別情報を読み取る読取装置及び読取システム - Google Patents
情報記録媒体と、情報記録媒体の識別情報を読み取る読取装置及び読取システムInfo
- Publication number
- JP2003178254A JP2003178254A JP2001375840A JP2001375840A JP2003178254A JP 2003178254 A JP2003178254 A JP 2003178254A JP 2001375840 A JP2001375840 A JP 2001375840A JP 2001375840 A JP2001375840 A JP 2001375840A JP 2003178254 A JP2003178254 A JP 2003178254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reading
- recording medium
- mark
- information recording
- identification information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成によってカード上の識別情報を読
み取るようにした低コストの読取システムを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 カード3と、カード3に設けられた識別
情報を読み取る読取装置5とを有し、カードの読み取り
を開始してから終了するまでの時間を計測する計時回路
29と、カード上に配列された1又は2以上のマークを
検出するリーダー部10と、カードの読み取りを開始し
てから終了するまでの時間に対する各マークの検出時間
の比に基づいて識別情報を特定し、特定された識別情報
と対応する情報をROM23から読み出すようにして構
成される。
み取るようにした低コストの読取システムを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 カード3と、カード3に設けられた識別
情報を読み取る読取装置5とを有し、カードの読み取り
を開始してから終了するまでの時間を計測する計時回路
29と、カード上に配列された1又は2以上のマークを
検出するリーダー部10と、カードの読み取りを開始し
てから終了するまでの時間に対する各マークの検出時間
の比に基づいて識別情報を特定し、特定された識別情報
と対応する情報をROM23から読み出すようにして構
成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、カード等の情報
記録媒体と、情報記録媒体に記録された識別情報を読取
る読取装置及び読取システムに関するものである。
記録媒体と、情報記録媒体に記録された識別情報を読取
る読取装置及び読取システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カード等の情報記録媒体に記録さ
れた適宜の色で成る図形等の情報を読み取るようにした
装置が種々提案されている。特開2000−25976
2号には、基準体に光を照射して得られた値を基準値と
し、この基準値と識別対象物から得られた計測データと
の変化量に基づいて識別対象物を識別するようにした読
取システムが示されている。また、特開平8−2635
80号には、単位図形を2種類以上の色調又は色彩で表
示するようにした識別コードマークが示されている。
れた適宜の色で成る図形等の情報を読み取るようにした
装置が種々提案されている。特開2000−25976
2号には、基準体に光を照射して得られた値を基準値と
し、この基準値と識別対象物から得られた計測データと
の変化量に基づいて識別対象物を識別するようにした読
取システムが示されている。また、特開平8−2635
80号には、単位図形を2種類以上の色調又は色彩で表
示するようにした識別コードマークが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来装置は、複数の色の発射光を発射する光センサを用
いているので、光センサから読み取ったデータの処理が
複雑であり、コストが増大するという問題点を有してい
た。また、後者の従来の装置は、識別コードマークであ
る単位図形を2種類以上の色調又は色彩で表示するよう
にしているので、これらの色調や色彩を判別するため
に、高精度なセンサ部を用いなければならず、これに応
じて全体の回路構成も複雑となって、コストが増大する
という問題点を有していた。
従来装置は、複数の色の発射光を発射する光センサを用
いているので、光センサから読み取ったデータの処理が
複雑であり、コストが増大するという問題点を有してい
た。また、後者の従来の装置は、識別コードマークであ
る単位図形を2種類以上の色調又は色彩で表示するよう
にしているので、これらの色調や色彩を判別するため
に、高精度なセンサ部を用いなければならず、これに応
じて全体の回路構成も複雑となって、コストが増大する
という問題点を有していた。
【0004】本願発明は、上記問題点に鑑みて案出され
たもので、簡単な構成によってカード等の情報記録媒体
上の識別情報を読み取るようにした、低コストの読取シ
ステム及びこのシステムに用いられる情報記録媒体及び
読取装置を提供することを目的とする。
たもので、簡単な構成によってカード等の情報記録媒体
上の識別情報を読み取るようにした、低コストの読取シ
ステム及びこのシステムに用いられる情報記録媒体及び
読取装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する請求項
1に係る発明は、上記目的を達成するために、下記の要
件を備えたことを特徴とする。すなわち、情報記録媒体
と、当該情報記録媒体に記録された識別情報を読み取る
読取装置とを有し、前記情報記録媒体には、マークを配
置すべき複数の配置位置が予め設定され、当該複数の配
置位置の内、任意の位置に配置された1または2以上の
マークによって前記識別情報が形成されており、前記読
取装置は、情報記録媒体上に配列された1又は2以上の
マークを検出する検出手段と、情報記録媒体の読み取り
を開始してから各マークを検出するまでの時間及び読み
取りを終了するまでの時間を計測する計測手段と、情報
記録媒体の読み取りを開始してから終了するまでの時間
に対する各マークの検出時間の比に基づいて前記配列さ
れた各マークの位置を判定する判定手段と、当該判定手
段の判定結果に応じて前記識別情報を特定する特定手段
と、情報記録媒体上に設けられる識別情報と、当該識別
情報と対応する情報が記憶された記憶手段と、前記特定
された識別情報と対応する情報を前記記憶手段から読み
出す読出手段と、を備えたことを特徴とする。
1に係る発明は、上記目的を達成するために、下記の要
件を備えたことを特徴とする。すなわち、情報記録媒体
と、当該情報記録媒体に記録された識別情報を読み取る
読取装置とを有し、前記情報記録媒体には、マークを配
置すべき複数の配置位置が予め設定され、当該複数の配
置位置の内、任意の位置に配置された1または2以上の
マークによって前記識別情報が形成されており、前記読
取装置は、情報記録媒体上に配列された1又は2以上の
マークを検出する検出手段と、情報記録媒体の読み取り
を開始してから各マークを検出するまでの時間及び読み
取りを終了するまでの時間を計測する計測手段と、情報
記録媒体の読み取りを開始してから終了するまでの時間
に対する各マークの検出時間の比に基づいて前記配列さ
れた各マークの位置を判定する判定手段と、当該判定手
段の判定結果に応じて前記識別情報を特定する特定手段
と、情報記録媒体上に設けられる識別情報と、当該識別
情報と対応する情報が記憶された記憶手段と、前記特定
された識別情報と対応する情報を前記記憶手段から読み
出す読出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の読取システムについて、下記の要件を付加したこ
とを特徴とする。すなわち、読出手段によって読み出さ
れた情報を表示する表示手段を有することを特徴とす
る。
記載の読取システムについて、下記の要件を付加したこ
とを特徴とする。すなわち、読出手段によって読み出さ
れた情報を表示する表示手段を有することを特徴とす
る。
【0007】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は請求項2のいずれかに記載の読取システムについて、
下記の要件を付加したことを特徴とする。すなわち、前
記情報記録媒体はカードであり、前記マークは周囲とは
コントラストの異なる色で形成された適宜の形状の図形
であることを特徴とする。
は請求項2のいずれかに記載の読取システムについて、
下記の要件を付加したことを特徴とする。すなわち、前
記情報記録媒体はカードであり、前記マークは周囲とは
コントラストの異なる色で形成された適宜の形状の図形
であることを特徴とする。
【0008】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃
至3のいずれかに記載の読取システムについて、下記の
要件を付加したことを特徴とする。すなわち、検出手段
は光学センサであることを特徴とする。
至3のいずれかに記載の読取システムについて、下記の
要件を付加したことを特徴とする。すなわち、検出手段
は光学センサであることを特徴とする。
【0009】また、請求項5に係る発明は、下記の要件
を備えたことを特徴とする。すなわち、情報記録媒体に
はマークを配置すべき複数の配置位置が予め設定され、
当該複数の配置位置の内、任意の位置に配置された1ま
たは2以上のマークによって識別情報が形成されてお
り、この情報記録媒体上の識別情報を読み取る読取装置
において、情報記録媒体上に配列された1又は2以上の
マークを検出する検出手段と、情報記録媒体の読み取り
を開始してから各マークを検出するまでの時間及び読み
取りを終了するまでの時間を計測する計測手段と、情報
記録媒体の読み取りを開始してから終了するまでの時間
に対する各マークの検出時間の比に基づいて前記配列さ
れた各マークの位置を判定する判定手段と、当該判定手
段の判定結果に応じて前記識別情報を特定する特定手段
と、情報記録媒体上に設けられる識別情報と、当該識別
情報と対応する情報が記憶された記憶手段と、前記特定
された識別情報と対応する情報を前記記憶手段から読み
出す読出手段とを備えたことを特徴とする。
を備えたことを特徴とする。すなわち、情報記録媒体に
はマークを配置すべき複数の配置位置が予め設定され、
当該複数の配置位置の内、任意の位置に配置された1ま
たは2以上のマークによって識別情報が形成されてお
り、この情報記録媒体上の識別情報を読み取る読取装置
において、情報記録媒体上に配列された1又は2以上の
マークを検出する検出手段と、情報記録媒体の読み取り
を開始してから各マークを検出するまでの時間及び読み
取りを終了するまでの時間を計測する計測手段と、情報
記録媒体の読み取りを開始してから終了するまでの時間
に対する各マークの検出時間の比に基づいて前記配列さ
れた各マークの位置を判定する判定手段と、当該判定手
段の判定結果に応じて前記識別情報を特定する特定手段
と、情報記録媒体上に設けられる識別情報と、当該識別
情報と対応する情報が記憶された記憶手段と、前記特定
された識別情報と対応する情報を前記記憶手段から読み
出す読出手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項6に係る発明は、下記の要件
を備えたことを特徴とする。すなわち、配列された1又
は2以上のマークを検出する検出手段と、読み取りを開
始してから各マークを検出するまでの時間及び読み取り
を終了するまでの時間を計測する計測手段と、読み取り
を開始してから終了するまでの時間に対する各マークの
検出時間の比に基づいて前記配列された各マークの位置
を判定する判定手段とを有する読取装置によって、前記
配列された1又は2以上のマークが特定される情報記録
媒体であって、この情報記録媒体の特定のエリアにはマ
ークを配置すべき複数の配置位置が予め設定されてお
り、当該複数の配置位置の内、任意の位置に配置された
1または2以上のマークによって固有の識別情報が形成
されることを特徴とする。
を備えたことを特徴とする。すなわち、配列された1又
は2以上のマークを検出する検出手段と、読み取りを開
始してから各マークを検出するまでの時間及び読み取り
を終了するまでの時間を計測する計測手段と、読み取り
を開始してから終了するまでの時間に対する各マークの
検出時間の比に基づいて前記配列された各マークの位置
を判定する判定手段とを有する読取装置によって、前記
配列された1又は2以上のマークが特定される情報記録
媒体であって、この情報記録媒体の特定のエリアにはマ
ークを配置すべき複数の配置位置が予め設定されてお
り、当該複数の配置位置の内、任意の位置に配置された
1または2以上のマークによって固有の識別情報が形成
されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本願発明に係る読取システムを図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る読取システ
ムのブロック図、図2は読取装置の外観図、図3は読取
装置の平面図、図4は各種カードを示した説明図、図5
は読取装置の回路図、図6は読取システムの作用を示し
たフローチャート、図7は各マークの位置判断に関する
基準の値を示した説明図、図8はカードのマークを読み
取ったときの説明図である。
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る読取システ
ムのブロック図、図2は読取装置の外観図、図3は読取
装置の平面図、図4は各種カードを示した説明図、図5
は読取装置の回路図、図6は読取システムの作用を示し
たフローチャート、図7は各マークの位置判断に関する
基準の値を示した説明図、図8はカードのマークを読み
取ったときの説明図である。
【0012】本願発明に係る読取システム1は、図3に
示すように情報記録媒体であるカード3と、このカード
3に設けられた識別情報を読み取る読取装置5とで構成
される。前記カード3は、紙、合成樹脂等の適宜の部材
により形成され、図4に示すように、複数のカード3
a,3b,3c,3d,3e,…が用意される。各カー
ド3には、マークを配置すべき複数の配置位置が予め設
定されており、当該複数の配置位置の内、任意の位置に
配置された1または2以上のマークによって前記識別情
報が形成される。すなわち、各カード3の一側には、識
別情報記録エリア7が設けられ、この識別情報記録エリ
ア7には、マークを配置すべき複数の配置位置7a,7
b,7c,7d,7eが、ほぼ直線上に等間隔で予め設
定されている。例えば、カード3eは、配置位置7a,
7c,7eと対応する位置にマーク3e1,3e3,3
e5が配置されて特定の識別情報を形成する。上記マー
ク3e1,3e3,3e5は、丸、正六角形、星形等の
適宜の形状の図形からなり、周囲とはコントラストの異
なる色で形成される。例えば、識別情報記録エリア7を
黒色で形成すると、マーク3e1,3e3,3e5は、
白色で形成される。このように、マーク3e1,3e
3,3e5を適宜の形状に形成することができるので、
マーク3e1,3e3,3e5を模様としてカード上に
あしらうことができる。
示すように情報記録媒体であるカード3と、このカード
3に設けられた識別情報を読み取る読取装置5とで構成
される。前記カード3は、紙、合成樹脂等の適宜の部材
により形成され、図4に示すように、複数のカード3
a,3b,3c,3d,3e,…が用意される。各カー
ド3には、マークを配置すべき複数の配置位置が予め設
定されており、当該複数の配置位置の内、任意の位置に
配置された1または2以上のマークによって前記識別情
報が形成される。すなわち、各カード3の一側には、識
別情報記録エリア7が設けられ、この識別情報記録エリ
ア7には、マークを配置すべき複数の配置位置7a,7
b,7c,7d,7eが、ほぼ直線上に等間隔で予め設
定されている。例えば、カード3eは、配置位置7a,
7c,7eと対応する位置にマーク3e1,3e3,3
e5が配置されて特定の識別情報を形成する。上記マー
ク3e1,3e3,3e5は、丸、正六角形、星形等の
適宜の形状の図形からなり、周囲とはコントラストの異
なる色で形成される。例えば、識別情報記録エリア7を
黒色で形成すると、マーク3e1,3e3,3e5は、
白色で形成される。このように、マーク3e1,3e
3,3e5を適宜の形状に形成することができるので、
マーク3e1,3e3,3e5を模様としてカード上に
あしらうことができる。
【0013】尚、カード3に設けられる配置位置は上記
5箇所には限定されず、4以下、又は6以上の適宜の数
の配置位置を設定することができる。また、カード3に
設けられるマークの色は上記には限定されず、周囲とコ
ントラストの異なる色であれば適宜の色が用いられる。
例えば、識別情報記録エリア7を赤色で形成し、マーク
3e1,3e3,3e5を青色で形成してもよい。ま
た、マークを配置すべき複数の配置位置7a,7b,7
c,7d,7eは、予め設定された特定の位置で有れ
ば、必ずしも等間隔に設定する必要はなく、それぞれの
配置位置に応じて、読み取りに係る基準値を設定すれば
よい。すなわち、カードの読み取りを開始してから終了
するまでの時間Tに対する各マークの位置判断に関する
基準の割合の値を設定すればよい。
5箇所には限定されず、4以下、又は6以上の適宜の数
の配置位置を設定することができる。また、カード3に
設けられるマークの色は上記には限定されず、周囲とコ
ントラストの異なる色であれば適宜の色が用いられる。
例えば、識別情報記録エリア7を赤色で形成し、マーク
3e1,3e3,3e5を青色で形成してもよい。ま
た、マークを配置すべき複数の配置位置7a,7b,7
c,7d,7eは、予め設定された特定の位置で有れ
ば、必ずしも等間隔に設定する必要はなく、それぞれの
配置位置に応じて、読み取りに係る基準値を設定すれば
よい。すなわち、カードの読み取りを開始してから終了
するまでの時間Tに対する各マークの位置判断に関する
基準の割合の値を設定すればよい。
【0014】次に、図2及び図3を参照して読取装置5
を説明する。図3に示すように、読取装置5には、カー
ド3を通すための溝9が設けられ、溝9に沿って後で説
明する光学センサやカード3検出用のスイッチが設けら
れている。図2に示すように、読取装置5には、液晶表
示装置11と、ワンチップの集積回路で形成される制御
装置13が設けられる。また、読取装置5には、電源表
示用のLED15と、複数のスイッチ17a,17b,
17c,17d,17eが設けられている。スイッチ1
7aは、電源オンオフ用のスイッチであり、スイッチ1
7bは、効果音をオンオフするためのスイッチであり、
スイッチ17cは、選択用のスイッチであり、スイッチ
17dは、決定用のスイッチであり、スイッチ17e
は、キャンセル用のスイッチである。また、読取装置5
には、コネクタ19a,19b,19cが設けられてい
る。コネクタ19aは、電源ケーブル接続用のコネクタ
であり、コネクタ19b,19cは、後で説明するリー
ダー部10と接続するためのコネクタである。尚、読取
装置5内に電池を設けて、この電池からの電源により駆
動するように構成すると、コネクタ19aを削除するこ
とができる。また、リーダー部10と制御装置13とを
読取装置5内で直接的に接続するように構成すると、コ
ネクタ19b,19cを削除することができる。
を説明する。図3に示すように、読取装置5には、カー
ド3を通すための溝9が設けられ、溝9に沿って後で説
明する光学センサやカード3検出用のスイッチが設けら
れている。図2に示すように、読取装置5には、液晶表
示装置11と、ワンチップの集積回路で形成される制御
装置13が設けられる。また、読取装置5には、電源表
示用のLED15と、複数のスイッチ17a,17b,
17c,17d,17eが設けられている。スイッチ1
7aは、電源オンオフ用のスイッチであり、スイッチ1
7bは、効果音をオンオフするためのスイッチであり、
スイッチ17cは、選択用のスイッチであり、スイッチ
17dは、決定用のスイッチであり、スイッチ17e
は、キャンセル用のスイッチである。また、読取装置5
には、コネクタ19a,19b,19cが設けられてい
る。コネクタ19aは、電源ケーブル接続用のコネクタ
であり、コネクタ19b,19cは、後で説明するリー
ダー部10と接続するためのコネクタである。尚、読取
装置5内に電池を設けて、この電池からの電源により駆
動するように構成すると、コネクタ19aを削除するこ
とができる。また、リーダー部10と制御装置13とを
読取装置5内で直接的に接続するように構成すると、コ
ネクタ19b,19cを削除することができる。
【0015】次に、図1を参照して読取装置5の回路構
成を説明する。読取装置5は制御装置13を有し、制御
装置13内には、CPU21と、ROM23と、RAM
25と、EEPROM27と、計時回路29が設けられ
ている。制御装置13は、リーダー部10と接続され、
このリーダー部10は、光センサ12と、発光体14
と、マイクロスイッチなどのスイッチ16を有する。こ
れらのスイッチ16、発光体14、光センサ12は、カ
ード3を通すための溝9に沿って設けられる。マイクロ
スイッチで成るスイッチ16は、溝9のカード挿入口近
傍に設けられており、カード3が溝9に挿入されて、カ
ード3の先端がスイッチ16に当接したときにオンし、
当該カード3が溝9に沿って移動されている状態ではス
イッチ16がオン状態を継続し、カード3の終端がスイ
ッチ16を外れたときにオフするものである。このと
き、カード3の先端がスイッチ16によって検出されて
オンしたときに、カード3のマークの読み取りが開始さ
れる。また、スイッチ16がオフしたときにカード3の
終端が検出されて、カード3のマークの読み取りが終了
される。
成を説明する。読取装置5は制御装置13を有し、制御
装置13内には、CPU21と、ROM23と、RAM
25と、EEPROM27と、計時回路29が設けられ
ている。制御装置13は、リーダー部10と接続され、
このリーダー部10は、光センサ12と、発光体14
と、マイクロスイッチなどのスイッチ16を有する。こ
れらのスイッチ16、発光体14、光センサ12は、カ
ード3を通すための溝9に沿って設けられる。マイクロ
スイッチで成るスイッチ16は、溝9のカード挿入口近
傍に設けられており、カード3が溝9に挿入されて、カ
ード3の先端がスイッチ16に当接したときにオンし、
当該カード3が溝9に沿って移動されている状態ではス
イッチ16がオン状態を継続し、カード3の終端がスイ
ッチ16を外れたときにオフするものである。このと
き、カード3の先端がスイッチ16によって検出されて
オンしたときに、カード3のマークの読み取りが開始さ
れる。また、スイッチ16がオフしたときにカード3の
終端が検出されて、カード3のマークの読み取りが終了
される。
【0016】発光体14は、例えば、赤色の放射光をカ
ード3の識別情報記憶エリア7に向けて放射し、この識
別情報記憶エリア7を反射してきた光は光センサ12で
受光されるものである。このとき、識別情報記憶エリア
7に設けられたマークは、周囲とはコントラストの異な
る色で形成されているので、マークを反射して得られる
光量と、その周囲部分を反射して得られる光量とが異な
るので、各マークを確実に検出することができる。すな
わち、発光体14と、光センサ12とで、カード上に配
列された1又は2以上のマークを検出する検出手段を構
成する。尚、発光体14は、単一の発光体には限定され
ず、例えば、赤色の放射光を放射する発光素子と、緑色
の放射光を放射する発光素子との複数の発光素子を用い
て構成してもよい。
ード3の識別情報記憶エリア7に向けて放射し、この識
別情報記憶エリア7を反射してきた光は光センサ12で
受光されるものである。このとき、識別情報記憶エリア
7に設けられたマークは、周囲とはコントラストの異な
る色で形成されているので、マークを反射して得られる
光量と、その周囲部分を反射して得られる光量とが異な
るので、各マークを確実に検出することができる。すな
わち、発光体14と、光センサ12とで、カード上に配
列された1又は2以上のマークを検出する検出手段を構
成する。尚、発光体14は、単一の発光体には限定され
ず、例えば、赤色の放射光を放射する発光素子と、緑色
の放射光を放射する発光素子との複数の発光素子を用い
て構成してもよい。
【0017】計時回路29は、制御装置13から得られ
るクロックパルスを計数することにより各種時間を計測
するタイマー回路等を有し、スイッチ16がオンしてい
るときに、クロックパルスを計数することにより、カー
ドの読み取りを開始してから終了するまでの時間を計測
するものである。すなわち、計時回路29とスイッチ1
6とで、カードの読み取りを開始してから終了するまで
の時間を計測する計測手段を構成する。また、計時回路
29は、カードの読み取りを開始してから、各マークを
検出するまでの時間を計測する。尚、計時回路29を制
御装置13とは別個に設けて構成してもよい。
るクロックパルスを計数することにより各種時間を計測
するタイマー回路等を有し、スイッチ16がオンしてい
るときに、クロックパルスを計数することにより、カー
ドの読み取りを開始してから終了するまでの時間を計測
するものである。すなわち、計時回路29とスイッチ1
6とで、カードの読み取りを開始してから終了するまで
の時間を計測する計測手段を構成する。また、計時回路
29は、カードの読み取りを開始してから、各マークを
検出するまでの時間を計測する。尚、計時回路29を制
御装置13とは別個に設けて構成してもよい。
【0018】CPU21は、ROM23に記憶された各
種プログラムやデータに基づいて、全体的な制御処理を
行うものである。ROM23には、カード上に設けられ
る識別情報と、当該識別情報と対応する情報が記憶され
る記憶手段である。例えば、ROM23には、特定の識
別情報と対応して特定のキャラクタの画像、ロボットの
画像、絵、記号、模様等の適宜の情報、音声に関する情
報、動作に関する情報等が記憶されている。また、RO
M23には、図7に示すように、カードの読み取りを開
始してから終了するまでの時間Tに対する各マークの位
置判断に関する基準の割合の値が記憶されている。すな
わち、マークが配置される複数の配置位置7a,7b,
7c,7d,7eについて、カードの読み取りを開始し
てから終了するまでの全体の時間Tに対して、各マーク
の検出開始からの値が設定されている。第1番目の配置
位置7aのマークとして検出開始からの時間は、全体の
時間Tに対して10%〜33%の範囲内であることが設
定され、第2番目の配置位置7bのマークとして検出開
始からの時間は、全体の時間Tに対して35%〜50%
の範囲内であることが設定され、第3番目の配置位置7
cのマークとして検出開始からの時間は、全体の時間T
に対して54%〜66%の範囲内であることが設定さ
れ、第4番目の配置位置7dのマークとして検出開始か
らの時間は、全体の時間Tに対して68%〜80%の範
囲内であることが設定され、第5番目の配置位置7eの
マークとして検出開始からの時間は、全体の時間Tに対
して82%〜99%の範囲内であることが設定される。
種プログラムやデータに基づいて、全体的な制御処理を
行うものである。ROM23には、カード上に設けられ
る識別情報と、当該識別情報と対応する情報が記憶され
る記憶手段である。例えば、ROM23には、特定の識
別情報と対応して特定のキャラクタの画像、ロボットの
画像、絵、記号、模様等の適宜の情報、音声に関する情
報、動作に関する情報等が記憶されている。また、RO
M23には、図7に示すように、カードの読み取りを開
始してから終了するまでの時間Tに対する各マークの位
置判断に関する基準の割合の値が記憶されている。すな
わち、マークが配置される複数の配置位置7a,7b,
7c,7d,7eについて、カードの読み取りを開始し
てから終了するまでの全体の時間Tに対して、各マーク
の検出開始からの値が設定されている。第1番目の配置
位置7aのマークとして検出開始からの時間は、全体の
時間Tに対して10%〜33%の範囲内であることが設
定され、第2番目の配置位置7bのマークとして検出開
始からの時間は、全体の時間Tに対して35%〜50%
の範囲内であることが設定され、第3番目の配置位置7
cのマークとして検出開始からの時間は、全体の時間T
に対して54%〜66%の範囲内であることが設定さ
れ、第4番目の配置位置7dのマークとして検出開始か
らの時間は、全体の時間Tに対して68%〜80%の範
囲内であることが設定され、第5番目の配置位置7eの
マークとして検出開始からの時間は、全体の時間Tに対
して82%〜99%の範囲内であることが設定される。
【0019】図7では、カードの読み取りを開始してか
ら終了するまでの全体の時間Tに対する各マークの位置
判断に関する基準の割合の値を設定したが、これは、全
体の時間Tに対して、各マークの位置判断に関する基準
時間を設定すると共に、各基準時間の許容値を設定する
ことにより、各マークの位置を判断するものである。例
えば、第1番目の配置位置7aのマークとして検出され
る基準時間をT1に設定すると共に、基準時間T1の±
20%の許容範囲内であれば、第1番目の配置位置7a
のマークとして判定し、第2番目の配置位置7bのマー
クとして検出される基準時間をT2に設定すると共に、
基準時間T2の±20%の許容範囲内であれば、第2番
目の配置位置7bのマークとして判定し、第3番目の配
置位置7cのマークとして検出される基準時間をT3に
設定すると共に、基準時間T3の±20%の許容範囲内
であれば、第3番目の配置位置7cのマークとして判定
し、第4番目の配置位置7dのマークとして検出される
基準時間をT4に設定すると共に、基準時間T4の±2
0%の許容範囲内であれば、第4番目の配置位置7dの
マークとして判定し、第5番目の配置位置7eのマーク
として検出される基準時間をT5に設定すると共に、基
準時間T5の±20%の許容範囲内であれば、第5番目
の配置位置7eのマークとして判定するものである。結
果的には、図7に示すごとく、カードの読み取りを開始
してから終了するまでの全体の時間Tに対する各マーク
の位置判断に関する基準の割合の値を設定することによ
り、カードを通すスピードにばらつきが生じた場合であ
っても、簡易な処理で確実に各マークを検出することが
できる。このように、カードの読み取りを開始してから
終了するまでの時間Tに対する各マークの検出時間の割
合に基づいて、配列された各マークの位置を判定するの
で、各マークの形状に関係なくそれぞれのマークを認識
することができる。このため、例えば、第1番目の配置
位置のマークの形状を丸とし、第2番目の配置位置のマ
ークの形状を三角形とし、第3番目の配置位置のマーク
の形状を六角形とし、第4番目の配置位置のマークの形
状を四角形とし、第5番目の配置位置のマークの形状を
星形としておくと、これらの形状をも認識しているかの
ごとくに見せかけることができる。
ら終了するまでの全体の時間Tに対する各マークの位置
判断に関する基準の割合の値を設定したが、これは、全
体の時間Tに対して、各マークの位置判断に関する基準
時間を設定すると共に、各基準時間の許容値を設定する
ことにより、各マークの位置を判断するものである。例
えば、第1番目の配置位置7aのマークとして検出され
る基準時間をT1に設定すると共に、基準時間T1の±
20%の許容範囲内であれば、第1番目の配置位置7a
のマークとして判定し、第2番目の配置位置7bのマー
クとして検出される基準時間をT2に設定すると共に、
基準時間T2の±20%の許容範囲内であれば、第2番
目の配置位置7bのマークとして判定し、第3番目の配
置位置7cのマークとして検出される基準時間をT3に
設定すると共に、基準時間T3の±20%の許容範囲内
であれば、第3番目の配置位置7cのマークとして判定
し、第4番目の配置位置7dのマークとして検出される
基準時間をT4に設定すると共に、基準時間T4の±2
0%の許容範囲内であれば、第4番目の配置位置7dの
マークとして判定し、第5番目の配置位置7eのマーク
として検出される基準時間をT5に設定すると共に、基
準時間T5の±20%の許容範囲内であれば、第5番目
の配置位置7eのマークとして判定するものである。結
果的には、図7に示すごとく、カードの読み取りを開始
してから終了するまでの全体の時間Tに対する各マーク
の位置判断に関する基準の割合の値を設定することによ
り、カードを通すスピードにばらつきが生じた場合であ
っても、簡易な処理で確実に各マークを検出することが
できる。このように、カードの読み取りを開始してから
終了するまでの時間Tに対する各マークの検出時間の割
合に基づいて、配列された各マークの位置を判定するの
で、各マークの形状に関係なくそれぞれのマークを認識
することができる。このため、例えば、第1番目の配置
位置のマークの形状を丸とし、第2番目の配置位置のマ
ークの形状を三角形とし、第3番目の配置位置のマーク
の形状を六角形とし、第4番目の配置位置のマークの形
状を四角形とし、第5番目の配置位置のマークの形状を
星形としておくと、これらの形状をも認識しているかの
ごとくに見せかけることができる。
【0020】そして、ROM23には、カードの読み取
りを開始してから終了するまでの時間Tに対する各マー
クの検出時間の割合に基づいて、配列された各マークの
位置を判定するためのプログラム、この判定の結果に応
じて前記識別情報を特定するためのプログラム、特定さ
れた識別情報と対応する情報を読み出すためのプログラ
ムや各種データが記憶されている。RAM25は、いわ
ゆるワーク用のメモリであり、各種作業用のデータが記
憶される。EEPROM27は、不揮発性のメモリであ
り、カードから読み取られた識別情報やこれに対応する
情報が記憶される。したがって、制御装置13は、カー
ドの読み取りを開始してから終了するまでの時間に対す
る各マークの検出時間の比に基づいて、配列された各マ
ークの位置を判定する判定手段と、判定手段の判定結果
に応じて識別情報を特定する特定手段と、特定された識
別情報と対応する情報をROM23から読み出す読出手
段を有する。すなわち、CPU21がROM23に記憶
された各種プログラムやデータに基づいて制御処理を行
うことにより、このCPU21とROM23とで判定手
段、特定手段、読出手段を構成する。
りを開始してから終了するまでの時間Tに対する各マー
クの検出時間の割合に基づいて、配列された各マークの
位置を判定するためのプログラム、この判定の結果に応
じて前記識別情報を特定するためのプログラム、特定さ
れた識別情報と対応する情報を読み出すためのプログラ
ムや各種データが記憶されている。RAM25は、いわ
ゆるワーク用のメモリであり、各種作業用のデータが記
憶される。EEPROM27は、不揮発性のメモリであ
り、カードから読み取られた識別情報やこれに対応する
情報が記憶される。したがって、制御装置13は、カー
ドの読み取りを開始してから終了するまでの時間に対す
る各マークの検出時間の比に基づいて、配列された各マ
ークの位置を判定する判定手段と、判定手段の判定結果
に応じて識別情報を特定する特定手段と、特定された識
別情報と対応する情報をROM23から読み出す読出手
段を有する。すなわち、CPU21がROM23に記憶
された各種プログラムやデータに基づいて制御処理を行
うことにより、このCPU21とROM23とで判定手
段、特定手段、読出手段を構成する。
【0021】制御装置13は、操作部17と接続されて
いる。操作部17は前述の複数のスイッチ17a,17
b,17c,17d,17eを有する。また、制御装置
13は、出力装置30と接続されている。出力装置30
は、モータ31、スピーカ33、LED15、液晶表示
装置11、光通信装置35を有する。モータ31には、
歯車機構部等のアクチュエータが接続され、読取装置5
の一部または全体が動作するようになっている。スピー
カ33は、各種効果音を発生させるものである。このス
ピーカ33として圧電ブザー等を用いて構成してもよ
い。LED15は、制御装置13からの指令に基づいて
明滅する。液晶表示装置11は、LCD等を用いて構成
され、制御装置13からの制御に基づいて各種情報を表
示する。光通信装置35は、光受信部と光送信部を有
し、制御装置13からの制御に基づいて、符号化情報、
例えば断続する光信号を発生させるものである。また、
光通信装置35は、図示しない他の光通信装置と通信す
ることができ、他の光通信装置との間で各種情報を交換
することができる。
いる。操作部17は前述の複数のスイッチ17a,17
b,17c,17d,17eを有する。また、制御装置
13は、出力装置30と接続されている。出力装置30
は、モータ31、スピーカ33、LED15、液晶表示
装置11、光通信装置35を有する。モータ31には、
歯車機構部等のアクチュエータが接続され、読取装置5
の一部または全体が動作するようになっている。スピー
カ33は、各種効果音を発生させるものである。このス
ピーカ33として圧電ブザー等を用いて構成してもよ
い。LED15は、制御装置13からの指令に基づいて
明滅する。液晶表示装置11は、LCD等を用いて構成
され、制御装置13からの制御に基づいて各種情報を表
示する。光通信装置35は、光受信部と光送信部を有
し、制御装置13からの制御に基づいて、符号化情報、
例えば断続する光信号を発生させるものである。また、
光通信装置35は、図示しない他の光通信装置と通信す
ることができ、他の光通信装置との間で各種情報を交換
することができる。
【0022】次に、図5を参照して読取装置5の具体的
な回路構成を説明する。制御装置13の端子PN1に
は、抵抗R1が接続される。端子PN2には抵抗R2及
び光センサ12が接続される。端子PN8には、抵抗R
3を介して発光体14が接続される。端子PN9には、
スイッチ16及び抵抗R4が接続される。端子PN11
には電源が供給され、端子PN12はアースに接続され
ている。端子PN13、PN14には発振器OSCが接
続され、発振器OSCにはコンデンサC1、C2が接続
されている。端子PN16には、抵抗R5及びスイッチ
17cが接続され、端子PN17には、抵抗R6及びス
イッチ17dが接続され、端子PN18には、抵抗R7
及びスイッチ17eが接続される。端子PN27には、
スピーカSPと、スイッチ17bが接続されている。端
子PN28〜PN30及び端子PN33〜PN40には
液晶表示装置11が接続されている。また、バッテリB
Tと、スイッチ17aと、定電圧回路VRと、コンデン
サC3、C4と、抵抗R9と、LED15とで成る電源
回路が設けられ、この電源回路からの電源が各回路部に
供給される。
な回路構成を説明する。制御装置13の端子PN1に
は、抵抗R1が接続される。端子PN2には抵抗R2及
び光センサ12が接続される。端子PN8には、抵抗R
3を介して発光体14が接続される。端子PN9には、
スイッチ16及び抵抗R4が接続される。端子PN11
には電源が供給され、端子PN12はアースに接続され
ている。端子PN13、PN14には発振器OSCが接
続され、発振器OSCにはコンデンサC1、C2が接続
されている。端子PN16には、抵抗R5及びスイッチ
17cが接続され、端子PN17には、抵抗R6及びス
イッチ17dが接続され、端子PN18には、抵抗R7
及びスイッチ17eが接続される。端子PN27には、
スピーカSPと、スイッチ17bが接続されている。端
子PN28〜PN30及び端子PN33〜PN40には
液晶表示装置11が接続されている。また、バッテリB
Tと、スイッチ17aと、定電圧回路VRと、コンデン
サC3、C4と、抵抗R9と、LED15とで成る電源
回路が設けられ、この電源回路からの電源が各回路部に
供給される。
【0023】次に、図6を参照して作用を説明する。ス
テップS1では、各種変数、液晶表示装置11の表示内
容、計時回路29の計時動作を初期化する。続いて、ス
テップS3では、カード3が溝9に挿入されたか否かを
判断しており、挿入されたカード3の先端によってスイ
ッチ16がオンした場合は、カード3の先端を検出した
と判断して、ステップS3からステップS5へ進む。ス
テップS5では計時回路29が計時動作を開始してタイ
マーをスタートさせ、マークの読み取りを開始する。続
いてステップS7では、制御装置13からの制御に基づ
いて発光体14が発光し、光を放射する。ステップS9
では光センサ12からの信号を監視し、マークを検出し
たか否かを判断する。ステップS9において、マークを
検出した場合はステップS11へ進む。ステップS11
では、マークを検出した時間をX回目の配列データとし
てRAM25に記憶する。このXの値はマークを検出す
る毎に順次更新される。続いて、ステップS13では、
タイマーがスタートしてから一定時間、例えば600
(m秒)以上経過しているか否かを判断する。これは、
カードを受け付ける時間を一定時間以内に設定するため
であり、カードを通し始めてから600(m秒)以上が
経過している場合は、カードの移動速度が遅すぎると判
断してステップS15へ進み、液晶表示装置11にエラ
ー内容を表示する。
テップS1では、各種変数、液晶表示装置11の表示内
容、計時回路29の計時動作を初期化する。続いて、ス
テップS3では、カード3が溝9に挿入されたか否かを
判断しており、挿入されたカード3の先端によってスイ
ッチ16がオンした場合は、カード3の先端を検出した
と判断して、ステップS3からステップS5へ進む。ス
テップS5では計時回路29が計時動作を開始してタイ
マーをスタートさせ、マークの読み取りを開始する。続
いてステップS7では、制御装置13からの制御に基づ
いて発光体14が発光し、光を放射する。ステップS9
では光センサ12からの信号を監視し、マークを検出し
たか否かを判断する。ステップS9において、マークを
検出した場合はステップS11へ進む。ステップS11
では、マークを検出した時間をX回目の配列データとし
てRAM25に記憶する。このXの値はマークを検出す
る毎に順次更新される。続いて、ステップS13では、
タイマーがスタートしてから一定時間、例えば600
(m秒)以上経過しているか否かを判断する。これは、
カードを受け付ける時間を一定時間以内に設定するため
であり、カードを通し始めてから600(m秒)以上が
経過している場合は、カードの移動速度が遅すぎると判
断してステップS15へ進み、液晶表示装置11にエラ
ー内容を表示する。
【0024】ステップS13において、タイマーがスタ
ートしてから一定時間(Am秒)、例えば600(m
秒)以内であることを判断した場合は、ステップS13
からステップS17へ進む。ステップS17では、スイ
ッチ16からの信号に基づいて、カードが通し終わって
いるか否かを判断する。カードが通し終わっていない場
合は、再びステップS7へ戻り、前述の動作を繰り返す
ことにより、他のマークを順次検出する(ステップS
9、S11、S13)。ステップS17において、スイ
ッチ16がオフしたことを検出すると、カードが通し終
わった、すなわち、カードの読み取りを終了したと判断
して、カードの読み取りを開始してから終了するまでの
全体の時間TをRAM25に記憶し、ステップS17か
らステップS19へ進む。ステップS19では、タイマ
ーがスタートしてから一定時間(Bm秒)、例えば20
0(m秒)以内であるか否かを判断する。これは、カー
ドを受け付ける時間を一定時間以上に設定するためであ
り、カードを通し始めてから200m以内である場合
は、カードの移動速度が早すぎると判断してステップS
15へ進み、液晶表示装置11にエラー内容を表示す
る。ステップS19において、タイマーがスタートして
から一定時間、例えば200(m秒)以上であることを
判断した場合は、ステップS19からステップS21へ
進む。ステップS21では、ステップS11でRAM2
5に記憶したデータ、すなわち、マークを検出した時間
で成る配列データを、ROM23に記憶されたデータと
比較し、カード3の識別情報を特定する。
ートしてから一定時間(Am秒)、例えば600(m
秒)以内であることを判断した場合は、ステップS13
からステップS17へ進む。ステップS17では、スイ
ッチ16からの信号に基づいて、カードが通し終わって
いるか否かを判断する。カードが通し終わっていない場
合は、再びステップS7へ戻り、前述の動作を繰り返す
ことにより、他のマークを順次検出する(ステップS
9、S11、S13)。ステップS17において、スイ
ッチ16がオフしたことを検出すると、カードが通し終
わった、すなわち、カードの読み取りを終了したと判断
して、カードの読み取りを開始してから終了するまでの
全体の時間TをRAM25に記憶し、ステップS17か
らステップS19へ進む。ステップS19では、タイマ
ーがスタートしてから一定時間(Bm秒)、例えば20
0(m秒)以内であるか否かを判断する。これは、カー
ドを受け付ける時間を一定時間以上に設定するためであ
り、カードを通し始めてから200m以内である場合
は、カードの移動速度が早すぎると判断してステップS
15へ進み、液晶表示装置11にエラー内容を表示す
る。ステップS19において、タイマーがスタートして
から一定時間、例えば200(m秒)以上であることを
判断した場合は、ステップS19からステップS21へ
進む。ステップS21では、ステップS11でRAM2
5に記憶したデータ、すなわち、マークを検出した時間
で成る配列データを、ROM23に記憶されたデータと
比較し、カード3の識別情報を特定する。
【0025】ここで、カード3の識別情報を特定する場
合について詳細に説明する。まず、カード3の各マーク
の位置が判断される。ROM23には、図7に示すよう
に各マークの位置判断に関する基準の値が設定されてい
る。すなわち、マークが配置される複数の配置位置7
a,7b,7c,7d,7eについて、カードの読み取
りを開始してから終了するまでの全体の時間Tに対し
て、各マークの検出開始からの比率が設定されており、
全体の時間Tに対して10%〜33%であれば、第1番
目の配置位置7aのマークであることを判断し、35%
〜50%であれば、第2番目の配置位置7bのマークで
あることを判断し、54%〜66%であれば、第3番目
の配置位置7cのマークであることを判断し、68%〜
80%であれば、第4番目の配置位置7dのマークであ
ることを判断し、82%〜99%であれば、第5番目の
配置位置7eのマークであることを判断する。
合について詳細に説明する。まず、カード3の各マーク
の位置が判断される。ROM23には、図7に示すよう
に各マークの位置判断に関する基準の値が設定されてい
る。すなわち、マークが配置される複数の配置位置7
a,7b,7c,7d,7eについて、カードの読み取
りを開始してから終了するまでの全体の時間Tに対し
て、各マークの検出開始からの比率が設定されており、
全体の時間Tに対して10%〜33%であれば、第1番
目の配置位置7aのマークであることを判断し、35%
〜50%であれば、第2番目の配置位置7bのマークで
あることを判断し、54%〜66%であれば、第3番目
の配置位置7cのマークであることを判断し、68%〜
80%であれば、第4番目の配置位置7dのマークであ
ることを判断し、82%〜99%であれば、第5番目の
配置位置7eのマークであることを判断する。
【0026】例えば、或る操作者が図4に示すカード3
eを読取装置5に通したときに、カード3eの読み取り
を開始してから終了するまでの全体の時間Tが500
(m秒)であり、このときの各マークを検出した時間で
成る配列データの一例が、図8に示すように、101
(m秒)、299(m秒)、451(m秒)である場合
を説明する。データ101(m秒)は、全体の時間Tに
対して10%〜33%の範囲内であるので、第1番目の
配置位置7aのマーク3e1であることを判断する。ま
た、データ299(m秒)は、全体の時間Tに対して5
4%〜66%の範囲内であるので、第3番目の配置位置
7cのマーク3e3であることを判断する。そして、デ
ータ451(m秒)は、全体の時間Tに対して82%〜
99%の範囲内であるので、第5番目の配置位置7eの
マーク3e5であることを判断する。このようにして、
第1番目、第3番目、第5番目の各配置位置に配置され
た3つのマーク3e1,3e3,3e5で成る識別情報
であることを判断する。
eを読取装置5に通したときに、カード3eの読み取り
を開始してから終了するまでの全体の時間Tが500
(m秒)であり、このときの各マークを検出した時間で
成る配列データの一例が、図8に示すように、101
(m秒)、299(m秒)、451(m秒)である場合
を説明する。データ101(m秒)は、全体の時間Tに
対して10%〜33%の範囲内であるので、第1番目の
配置位置7aのマーク3e1であることを判断する。ま
た、データ299(m秒)は、全体の時間Tに対して5
4%〜66%の範囲内であるので、第3番目の配置位置
7cのマーク3e3であることを判断する。そして、デ
ータ451(m秒)は、全体の時間Tに対して82%〜
99%の範囲内であるので、第5番目の配置位置7eの
マーク3e5であることを判断する。このようにして、
第1番目、第3番目、第5番目の各配置位置に配置され
た3つのマーク3e1,3e3,3e5で成る識別情報
であることを判断する。
【0027】上記に示したカード3の識別情報の読み取
りは、他の操作者が操作したときも同様である。例え
ば、他の操作者が図4に示すカード3eを読取装置5に
通したときに、カード3eの読み取りを開始してから終
了するまでの全体の時間Tが400(m秒)である場合
も、カードの読み取りを開始してから終了するまでの全
体の時間Tに対する各マークの検出時間の割合に基づい
て、各マークの位置を判定することができる。このよう
に、カードの読み取りを開始してから終了するまでの全
体の時間Tに対する各マークの検出時間の割合に基づい
て、各マークの位置を判定するように構成したので、操
作者によってカードの移動速度が異なる場合であって
も、確実に識別情報を読み取ることができる。
りは、他の操作者が操作したときも同様である。例え
ば、他の操作者が図4に示すカード3eを読取装置5に
通したときに、カード3eの読み取りを開始してから終
了するまでの全体の時間Tが400(m秒)である場合
も、カードの読み取りを開始してから終了するまでの全
体の時間Tに対する各マークの検出時間の割合に基づい
て、各マークの位置を判定することができる。このよう
に、カードの読み取りを開始してから終了するまでの全
体の時間Tに対する各マークの検出時間の割合に基づい
て、各マークの位置を判定するように構成したので、操
作者によってカードの移動速度が異なる場合であって
も、確実に識別情報を読み取ることができる。
【0028】次に、ステップS23では、3つのマーク
3e1,3e3,3e5で成る識別情報と対応する情
報、例えば、特定のキャラクタの画像をROM23から
読み出して、液晶表示装置11に表示すると同時に、対
応する効果音情報をROM23から読み出して、スピー
カ33から出力する。尚、カードの識別情報と対応する
情報を読み出し、この情報に基づいて読取装置5の一部
又は全体を動作させるようにしてもよい。
3e1,3e3,3e5で成る識別情報と対応する情
報、例えば、特定のキャラクタの画像をROM23から
読み出して、液晶表示装置11に表示すると同時に、対
応する効果音情報をROM23から読み出して、スピー
カ33から出力する。尚、カードの識別情報と対応する
情報を読み出し、この情報に基づいて読取装置5の一部
又は全体を動作させるようにしてもよい。
【0029】尚、図4に示した実施例では、カード3に
記録されたマークとして、周囲とはコントラストの異な
る色で形成された、丸、正六角形、星形等の適宜の形状
の図形を用いて構成したが、本発明はこれに限定され
ず、適宜のマーク、例えば、適宜の直径の孔を開口して
設けてもよい。この場合、発光体14から放射された光
がカード3の孔を通過したときに、これを光センサ12
で検出するように構成するとよい。また、上記の実施例
では、カード3の先端が検出されたときに、カード3の
マークの読み取りが開始され、カード3の終端が検出さ
れたときに、カード3のマークの読み取りを終了するよ
うに構成したが、本発明はこれに限定されず、適宜の位
置に読み取り開始用のマークと、読み取り終了用のマー
クを設けて構成してもよい。例えば、カード3の先端
と、第1番目の配置位置7aとのあいだに読み取り開始
用の孔を設けると共に、カード3の終端と、最終の配置
位置7eとのあいだに読み取り終了用の孔を設け、これ
らの孔を発光体14及び光りセンサ12で検出するよう
に構成してもよい。また、図3に示した実施例では、リ
ーダー部10を読取装置5内に一体に設けて構成した
が、本発明はこれに限定されず、リーダー部10を読取
装置5から分離し、リーダー部10と読取装置5とをケ
ーブルにより接続して構成してもよい。このように構成
すると、カード等の情報記録媒体を固定し、リーダー部
10を移動させてカード上の識別情報を読み取ることが
できる。このように構成すると、情報記録媒体はカード
状の物には限定されず、立体物、本等の適宜の情報記録
媒体を用いることができる。
記録されたマークとして、周囲とはコントラストの異な
る色で形成された、丸、正六角形、星形等の適宜の形状
の図形を用いて構成したが、本発明はこれに限定され
ず、適宜のマーク、例えば、適宜の直径の孔を開口して
設けてもよい。この場合、発光体14から放射された光
がカード3の孔を通過したときに、これを光センサ12
で検出するように構成するとよい。また、上記の実施例
では、カード3の先端が検出されたときに、カード3の
マークの読み取りが開始され、カード3の終端が検出さ
れたときに、カード3のマークの読み取りを終了するよ
うに構成したが、本発明はこれに限定されず、適宜の位
置に読み取り開始用のマークと、読み取り終了用のマー
クを設けて構成してもよい。例えば、カード3の先端
と、第1番目の配置位置7aとのあいだに読み取り開始
用の孔を設けると共に、カード3の終端と、最終の配置
位置7eとのあいだに読み取り終了用の孔を設け、これ
らの孔を発光体14及び光りセンサ12で検出するよう
に構成してもよい。また、図3に示した実施例では、リ
ーダー部10を読取装置5内に一体に設けて構成した
が、本発明はこれに限定されず、リーダー部10を読取
装置5から分離し、リーダー部10と読取装置5とをケ
ーブルにより接続して構成してもよい。このように構成
すると、カード等の情報記録媒体を固定し、リーダー部
10を移動させてカード上の識別情報を読み取ることが
できる。このように構成すると、情報記録媒体はカード
状の物には限定されず、立体物、本等の適宜の情報記録
媒体を用いることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1に係る
発明は、情報記録媒体と、情報記録媒体に設けられた識
別情報を読み取る読取装置とを有し、情報記録媒体には
マークを配置すべき複数の配置位置が予め設定されてお
り、当該複数の配置位置の内、任意の位置に配置された
1または2以上のマークによって前記識別情報が形成さ
れる。読取装置は、情報記録媒体上に配列された1又は
2以上のマークを検出する検出手段と、情報記録媒体の
読み取りを開始してから各マークを検出するまでの時間
及び読み取りを終了するまでの時間を検出するまでの時
間を計測する計測手段と、情報記録媒体の読み取りを開
始してから終了するまでの時間に対する各マークの検出
時間の比に基づいて、前記配列された各マークの位置を
判定する判定手段と、判定手段の判定結果に応じて識別
情報を特定する特定手段と、情報記録媒体上に設けられ
る識別情報と、当該識別情報と対応する情報が記憶され
た記憶手段と、特定された識別情報と対応する情報を記
憶手段から読み出す読出手段とを有して構成したので、
簡単な構成によって情報記録媒体上の識別情報を容易に
読み取ることができ、低コストの読取システムを提供す
ることができるという効果を有する。情報記録媒体の読
み取りを開始してから終了するまでの全体の時間に対す
る各マークの検出時間の割合に基づいて、各マークの位
置を判定するように構成したので、読み取り速度が均一
でない場合であっても、確実に識別情報を読み取ること
ができるという効果を有する。また、情報記憶媒体の読
み取りを開始してから終了するまでの時間に対する各マ
ークの検出時間の割合に基づいて、配列された各マーク
の位置を判定するので、各マークの形状に関係なくそれ
ぞれのマークを確実に認識することができ、このとき、
例えば、第1番目の配置位置のマークの形状を丸とし、
第2番目の配置位置のマークの形状を三角形とし、第3
番目の配置位置のマークの形状を六角形とし、第4番目
の配置位置のマークの形状を四角形とし、第5番目の配
置位置のマークの形状を星形としておくと、これらの形
状をも認識しているかのごとくに見せかけることができ
るという効果を有する。
発明は、情報記録媒体と、情報記録媒体に設けられた識
別情報を読み取る読取装置とを有し、情報記録媒体には
マークを配置すべき複数の配置位置が予め設定されてお
り、当該複数の配置位置の内、任意の位置に配置された
1または2以上のマークによって前記識別情報が形成さ
れる。読取装置は、情報記録媒体上に配列された1又は
2以上のマークを検出する検出手段と、情報記録媒体の
読み取りを開始してから各マークを検出するまでの時間
及び読み取りを終了するまでの時間を検出するまでの時
間を計測する計測手段と、情報記録媒体の読み取りを開
始してから終了するまでの時間に対する各マークの検出
時間の比に基づいて、前記配列された各マークの位置を
判定する判定手段と、判定手段の判定結果に応じて識別
情報を特定する特定手段と、情報記録媒体上に設けられ
る識別情報と、当該識別情報と対応する情報が記憶され
た記憶手段と、特定された識別情報と対応する情報を記
憶手段から読み出す読出手段とを有して構成したので、
簡単な構成によって情報記録媒体上の識別情報を容易に
読み取ることができ、低コストの読取システムを提供す
ることができるという効果を有する。情報記録媒体の読
み取りを開始してから終了するまでの全体の時間に対す
る各マークの検出時間の割合に基づいて、各マークの位
置を判定するように構成したので、読み取り速度が均一
でない場合であっても、確実に識別情報を読み取ること
ができるという効果を有する。また、情報記憶媒体の読
み取りを開始してから終了するまでの時間に対する各マ
ークの検出時間の割合に基づいて、配列された各マーク
の位置を判定するので、各マークの形状に関係なくそれ
ぞれのマークを確実に認識することができ、このとき、
例えば、第1番目の配置位置のマークの形状を丸とし、
第2番目の配置位置のマークの形状を三角形とし、第3
番目の配置位置のマークの形状を六角形とし、第4番目
の配置位置のマークの形状を四角形とし、第5番目の配
置位置のマークの形状を星形としておくと、これらの形
状をも認識しているかのごとくに見せかけることができ
るという効果を有する。
【0031】また、本願の請求項2に係る発明は、読出
手段によって読み取られた情報を表示する表示手段を有
して構成したので、簡単な構成によって情報記録媒体上
の識別情報と対応する情報を容易に表示することのでき
る、低コストの読取システムを提供することができると
いう効果を有する。
手段によって読み取られた情報を表示する表示手段を有
して構成したので、簡単な構成によって情報記録媒体上
の識別情報と対応する情報を容易に表示することのでき
る、低コストの読取システムを提供することができると
いう効果を有する。
【0032】また、本願の請求項3に係る発明は、情報
記録媒体をカードにより構成すると共に、マークを周囲
とはコントラストの異なる色で形成された適宜の形状の
図形により形成したので、マーク自体を模様として配置
することができ、このマークを簡単な構成によって容易
に検出することのできる、低コストの読取システムを提
供することができるという効果を有する。
記録媒体をカードにより構成すると共に、マークを周囲
とはコントラストの異なる色で形成された適宜の形状の
図形により形成したので、マーク自体を模様として配置
することができ、このマークを簡単な構成によって容易
に検出することのできる、低コストの読取システムを提
供することができるという効果を有する。
【0033】また、本願の請求項4に係る発明は、検出
手段を光学センサによって構成したので、簡単な構成に
よって情報記録媒体上の識別情報を読み取ることのでき
る低コストの読取システムを提供することができるとい
う効果を有する。
手段を光学センサによって構成したので、簡単な構成に
よって情報記録媒体上の識別情報を読み取ることのでき
る低コストの読取システムを提供することができるとい
う効果を有する。
【0034】また、本願の請求項5に係る発明は、情報
記録媒体にはマークを配置すべき複数の配置位置が予め
設定され、当該複数の配置位置の内、任意の位置に配置
された1または2以上のマークによって識別情報が形成
されており、この情報記録媒体上の識別情報を読み取る
読取装置において、情報記録媒体上に配列された1又は
2以上のマークを検出する検出手段と、情報記録媒体の
読み取りを開始してから各マークを検出するまでの時間
及び読み取りを終了するまでの時間を計測する計測手段
と、情報記録媒体の読み取りを開始してから終了するま
での時間に対する各マークの検出時間の比に基づいて前
記配列された各マークの位置を判定する判定手段と、当
該判定手段の判定結果に応じて前記識別情報を特定する
特定手段と、情報記録媒体上に設けられる識別情報と、
当該識別情報と対応する情報が記憶された記憶手段と、
前記特定された識別情報と対応する情報を前記記憶手段
から読み出す読出手段とを備えて構成したので、簡単な
構成によって情報記録媒体上の識別情報を容易に読み取
ることができ、低コストの読取装置を提供することがで
きるという効果を有する。情報記録媒体の読み取りを開
始してから終了するまでの全体の時間に対する各マーク
の検出時間の割合に基づいて、各マークの位置を判定す
るように構成したので、読み取り速度が均一でない場合
であっても、確実に識別情報を読み取ることができると
いう効果を有する。
記録媒体にはマークを配置すべき複数の配置位置が予め
設定され、当該複数の配置位置の内、任意の位置に配置
された1または2以上のマークによって識別情報が形成
されており、この情報記録媒体上の識別情報を読み取る
読取装置において、情報記録媒体上に配列された1又は
2以上のマークを検出する検出手段と、情報記録媒体の
読み取りを開始してから各マークを検出するまでの時間
及び読み取りを終了するまでの時間を計測する計測手段
と、情報記録媒体の読み取りを開始してから終了するま
での時間に対する各マークの検出時間の比に基づいて前
記配列された各マークの位置を判定する判定手段と、当
該判定手段の判定結果に応じて前記識別情報を特定する
特定手段と、情報記録媒体上に設けられる識別情報と、
当該識別情報と対応する情報が記憶された記憶手段と、
前記特定された識別情報と対応する情報を前記記憶手段
から読み出す読出手段とを備えて構成したので、簡単な
構成によって情報記録媒体上の識別情報を容易に読み取
ることができ、低コストの読取装置を提供することがで
きるという効果を有する。情報記録媒体の読み取りを開
始してから終了するまでの全体の時間に対する各マーク
の検出時間の割合に基づいて、各マークの位置を判定す
るように構成したので、読み取り速度が均一でない場合
であっても、確実に識別情報を読み取ることができると
いう効果を有する。
【0035】また、本願の請求項6に係る発明は、カー
ド等の情報記録媒体の特定のエリアにはマークを配置す
べき複数の配置位置を予め設定しており、当該複数の配
置位置の内、任意の位置に配置された1または2以上の
マークによって固有の識別情報を形成するようにしたの
で、マーク自体を適宜の形状に形成することができ、し
かもマークを模様としてカード上にあしらうことができ
るという効果を有する。また、任意の位置に配置された
1または2以上のマークによって固有の識別情報を形成
するので、この識別情報と特定の情報とを対応付けるこ
とにより、ゲーム性が向上するという効果を有する、
ド等の情報記録媒体の特定のエリアにはマークを配置す
べき複数の配置位置を予め設定しており、当該複数の配
置位置の内、任意の位置に配置された1または2以上の
マークによって固有の識別情報を形成するようにしたの
で、マーク自体を適宜の形状に形成することができ、し
かもマークを模様としてカード上にあしらうことができ
るという効果を有する。また、任意の位置に配置された
1または2以上のマークによって固有の識別情報を形成
するので、この識別情報と特定の情報とを対応付けるこ
とにより、ゲーム性が向上するという効果を有する、
【図1】本発明に係る読取システムのブロック図であ
る。
る。
【図2】読取装置の外観図である。
【図3】読取装置の平面図である。
【図4】各種カードを示した説明図である。
【図5】読取装置の回路図である。
【図6】読取システムの作用を示したフローチャートで
ある。
ある。
【図7】各マークの位置判断に関する基準の値を示した
説明図である。
説明図である。
【図8】カード上のマークを読み取ったときの説明図で
ある。
ある。
1 読取システム
3 カード
3a カード
3b カード
3c カード
3d カード
3e カード
3e1 マーク
3e3 マーク
3e5 マーク
5 読取装置
7 識別情報記録エリア
7a 配置位置
7b 配置位置
7c 配置位置
7d 配置位置
7e 配置位置
9 溝
11 液晶表示装置
12 光センサ
13 制御装置
14 発光体
15 LED
16 スイッチ
17 操作部
21 CPU
23 ROM
25 RAM
27 EEPROM
31 モータ
33 スピーカ
35 光通信装置
Claims (6)
- 【請求項1】 情報記録媒体と、当該情報記録媒体に記
録された識別情報を読み取る読取装置とを有し、 前記情報記録媒体には、マークを配置すべき複数の配置
位置が予め設定され、当該複数の配置位置の内、任意の
位置に配置された1または2以上のマークによって前記
識別情報が形成されており、 前記読取装置は、情報記録媒体上に配列された1又は2
以上のマークを検出する検出手段と、 情報記録媒体の読み取りを開始してから各マークを検出
するまでの時間及び読み取りを終了するまでの時間を計
測する計測手段と、 情報記録媒体の読み取りを開始してから終了するまでの
時間に対する各マークの検出時間の比に基づいて前記配
列された各マークの位置を判定する判定手段と、 当該判定手段の判定結果に応じて前記識別情報を特定す
る特定手段と、 情報記録媒体上に設けられる識別情報と、当該識別情報
と対応する情報が記憶された記憶手段と、 前記特定された識別情報と対応する情報を前記記憶手段
から読み出す読出手段と、 を備えたことを特徴とする読取システム。 - 【請求項2】 前記読出手段によって読み出された情報
を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1
に記載の読取システム。 - 【請求項3】 前記情報記録媒体はカードであり、前記
マークは周囲とはコントラストの異なる色で形成された
適宜の形状の図形であることを特徴とする請求項1又は
請求項2のいずれかに記載の読取システム。 - 【請求項4】 前記検出手段は、光学センサであること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
読取システム。 - 【請求項5】 情報記録媒体にはマークを配置すべき複
数の配置位置が予め設定され、当該複数の配置位置の
内、任意の位置に配置された1または2以上のマークに
よって識別情報が形成されており、この情報記録媒体上
の識別情報を読み取る読取装置において、情報記録媒体
上に配列された1又は2以上のマークを検出する検出手
段と、情報記録媒体の読み取りを開始してから各マーク
を検出するまでの時間及び読み取りを終了するまでの時
間を計測する計測手段と、情報記録媒体の読み取りを開
始してから終了するまでの時間に対する各マークの検出
時間の比に基づいて前記配列された各マークの位置を判
定する判定手段と、当該判定手段の判定結果に応じて前
記識別情報を特定する特定手段と、情報記録媒体上に設
けられる識別情報と、当該識別情報と対応する情報が記
憶された記憶手段と、前記特定された識別情報と対応す
る情報を前記記憶手段から読み出す読出手段とを備えた
ことを特徴とする読取装置。 - 【請求項6】 配列された1又は2以上のマークを検出
する検出手段と、読み取りを開始してから各マークを検
出するまでの時間及び読み取りを終了するまでの時間を
計測する計測手段と、読み取りを開始してから終了する
までの時間に対する各マークの検出時間の比に基づいて
前記配列された各マークの位置を判定する判定手段とを
有する読取装置によって、前記配列された1又は2以上
のマークが特定される情報記録媒体であって、この情報
記録媒体の特定のエリアにはマークを配置すべき複数の
配置位置が予め設定されており、当該複数の配置位置の
内、任意の位置に配置された1または2以上のマークに
よって固有の識別情報が形成されることを特徴とする情
報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001375840A JP2003178254A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 情報記録媒体と、情報記録媒体の識別情報を読み取る読取装置及び読取システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001375840A JP2003178254A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 情報記録媒体と、情報記録媒体の識別情報を読み取る読取装置及び読取システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003178254A true JP2003178254A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19184146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001375840A Withdrawn JP2003178254A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 情報記録媒体と、情報記録媒体の識別情報を読み取る読取装置及び読取システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003178254A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009508269A (ja) * | 2005-09-13 | 2009-02-26 | ユニロック/ベリロック エルエルシー | 取引のためのセキュリティシステム |
JP2013099676A (ja) * | 2008-08-04 | 2013-05-23 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
-
2001
- 2001-12-10 JP JP2001375840A patent/JP2003178254A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009508269A (ja) * | 2005-09-13 | 2009-02-26 | ユニロック/ベリロック エルエルシー | 取引のためのセキュリティシステム |
JP2013099676A (ja) * | 2008-08-04 | 2013-05-23 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9381439B2 (en) | Interactive video game with visual lighting effects | |
KR870007711A (ko) | 카드 판독응답의 전자 게임장치 | |
JP6163594B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2016195877A (ja) | 遊技機 | |
JP6280173B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6280191B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6280192B2 (ja) | 遊技機 | |
US8187091B2 (en) | Gaming machine that displays instruction image of game input operation on display | |
JP2017039013A (ja) | 遊技機 | |
JP2003178254A (ja) | 情報記録媒体と、情報記録媒体の識別情報を読み取る読取装置及び読取システム | |
JP6118630B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5995778B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6118629B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5995779B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5995776B2 (ja) | 遊技機 | |
KR100382709B1 (ko) | 정보 처리 시스템 및 주변 장치 | |
JP2014213179A (ja) | 遊技機 | |
JP2738100B2 (ja) | マーク読取方法及び装置 | |
JPS626391A (ja) | 板状記憶媒体 | |
JP2005300527A (ja) | 変位センサ | |
RU2799731C1 (ru) | Интерактивные шахматы | |
JP2000259762A (ja) | 電子機器装置 | |
JP6305815B2 (ja) | 走行玩具システム | |
EP0634728A2 (en) | Non-contact reader | |
JP2570069Y2 (ja) | 手持型データ収集装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |