JP2003178037A - 最適オブジェクトコード選択方法 - Google Patents

最適オブジェクトコード選択方法

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JP2003178037A
JP2003178037A JP2001375900A JP2001375900A JP2003178037A JP 2003178037 A JP2003178037 A JP 2003178037A JP 2001375900 A JP2001375900 A JP 2001375900A JP 2001375900 A JP2001375900 A JP 2001375900A JP 2003178037 A JP2003178037 A JP 2003178037A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メディアプロセッサをより効率良く使用する
ことができる最適オブジェクトコード選択方法を提供す
ること。 【構成】 複数の異なる演算素子を1個若しくは複数個
持つ特定用途向けプロセッサにおいて、特定用途向けプ
ロセッサ自身が自特定用途向けプロセッサの得意とする
処理の種別及び当該処理種別の問い合わせに対する応答
を返すインタフェース手段を有し、当該特定用途向けプ
ロセッサの持つ演算子等の仕様情報がアプリケーション
プログラムから分からない場合に、当該アプリケーショ
ンプログラムから前記特定用途向けプロセッサに対して
当該特定用途向けプロセッサの得意処理種別問い合わせ
要求を実行することにより、当該特定用途向けプロセッ
サが前記インタフェース手段を用いて当該特定用途向け
プロセッサの得意処理種別の応答を返し、アプリケーシ
ョンプログラムは、当該結果の得意処理種別に基づいて
実行プログラムの最適オブジェクトコードを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理や通信制
御に特化した構造を備えた特定用途向けプロセッサ(演
算処理装置)を使用した最適オブジェクトコード選択方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、汎用プロセッサは可成りの速度で
高性能化し、それに伴って当該汎用プロセッサ上で稼動
するアプリケーションプログラムも多機能化が進んでい
る。更に、半導体メモリの低価格化に伴って実メモリ空
間の大きさを気にしないアプリケーションプログラムが
増えている。
【0003】このようなアプリケーションプログラムに
おいての当面の課題は、プログラムサイズの縮小という
よりは、実行時間の短縮の方である。このプログラム実
行時間の短縮の方法として、一般的には計算機アーキテ
クチャの最適化が挙げられる。
【0004】計算機アーキテクチャ最適化の具体的な要
素としては、パイプライン、キャッシュメモリ、多数レ
ジスタ、RISC、ベクトルプロセッサ、マルチプロセ
ッサ、データフロープロセッサ、VLIW(Very Long
Instruction Word)、SIMD(Single Instruction S
tream-Multiple Data Stream)等が挙げられる。これら
の最適化要素等に対応した実実行プログラムを生成する
役割を担っているのはコンパイラである。ここで、コン
パイラとは、高水準プログラミング言語にて記述された
プログラムをプロセッサが実行可能な機械語(アセンブ
リ言語)のプログラムに翻訳する仕事を受け持つもので
ある。
【0005】プロセッサが異なる場合には、当然当該プ
ロセッサ専用のコンパイラが用意されなければならな
い。又、アプリケーションプログラムの実実行時間の最
適化を行う仕事も当該コンパイラの役目である。最近、
アプリケーションプログラムは多機能化・複雑化すると
ともに、汎用的に使用できるようにプロセッサに依存し
た実実行プログラムコード(以下、オブジェクトコード
と呼ぶ)をなるべく含まない作りになってきており、
又、汎用プロセッサは高価なこともあって、より単機能
で専門機能を備えた安価な専用プロセッサ(演算器)を
組み合わせた特定用途向け並列処理プロセッサ(メディ
アプロセッサと呼ぶ)に画像処理等の専門的な仕事を処
理させてアプリケーションプログラム全体の処理速度を
向上させるとともに、システムとしての単価を下げよう
とする傾向がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような専用プロ
セッサ(演算器)を数種類且つ複数個組み合わせた特定
用途向け並列処理プロセッサとしてのメディアプロセッ
サ用の実実行プログラムを最適化するには、従来の1つ
のプロセッサに対応したコンパイラだけでは限界があっ
た。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、メディアプロセッサをより効
率良く使用することができる最適オブジェクトコード選
択方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の異なる演算素子を1個若しくは複
数個持つ特定用途向けプロセッサにおいて、特定用途向
けプロセッサ自身が自特定用途向けプロセッサの得意と
する処理の種別及び当該処理種別の問い合わせに対する
応答を返すインタフェース手段を有し、当該特定用途向
けプロセッサの持つ演算子等の仕様情報がアプリケーシ
ョンプログラムから分からない場合に、当該アプリケー
ションプログラムから前記特定用途向けプロセッサに対
して当該特定用途向けプロセッサの得意処理種別問い合
わせ要求を実行することにより、当該特定用途向けプロ
セッサが前記インタフェース手段を用いて当該特定用途
向けプロセッサの得意処理種別の応答を返し、アプリケ
ーションプログラムは、当該結果の得意処理種別に基づ
いて実行プログラムの最適オブジェクトコードを選択す
ることを特徴とする。
【0009】又、本発明は、或る複数のプロセッサを持
った情報処理システムにおいて、制御プロセッサ上のO
Sが、システム内の自制御プロセッサ以外のプロセッサ
の所有状況の問い合わせに対する応答を返すインタフェ
ース手段を有し、アプリケーションプログラムが当該情
報処理システム内のプロセッサ所有状況を把握していな
い場合に、他プロセッサ所有状況問い合わせを当該OS
に対して実行し、当該制御プロセッサ上のOSは、前記
インタフェース手段を用いて他プロセッサ所有状況を応
答としてアプリケーションプログラムに送信し、当該他
プロセッサ所有状況を受信したアプリケーションプログ
ラムは当該結果である他プロセッサ所有状況に基づいて
実実行オブジェクトコードを選択することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0011】<実施の形態1>図1は情報処理システム
の構成を示すブロック図である。
【0012】ここで、メディアプロセッサ2を主に制御
する制御プロセッサ1は、内部に記憶部110を持ち、
制御対象となるプロセッサとしてのメディアプロセッサ
2は、内部に記憶部210を持つような構成になってい
る。又、制御プロセッサ1及びメディアプロセッサ2は
システムバスにより接続されており、当該システムバス
を介して互いの通信及び外部機器との通信が可能であ
る。尚、システムバスには、主に制御データが流れる制
御バスと主に処理データが流れるデータバスがあるが、
システムバスはそれをとりまとめて図示している。
【0013】図2は図1に示した制御プロセッサ1及び
メディアプロセッサ2の各々の内部記憶部メモリマップ
の概要図である。
【0014】図示のように、制御プロセッサ1は、マル
チタスクをサポートしたOS(Operating System)を動
作させているため、メモリにOS111が常駐してい
る。記憶部110には、OS111の他にアプリケーシ
ョンプログラム113と、当該アプリケーションプログ
ラムに含まれる得意処理種別要求プログラム113.1
及び得意処理種別毎に用意されたオブジェクトコードラ
イブラリ群113.2等がロードされる。
【0015】記憶部210には、得意処理種別要求が来
た場合にロードされて動作する得意処理種別応答プログ
ラム211と、当該メディアプロセッサの持つ演算器
(ALU)等の処理能力に対応した得意処理種別データ
212が予め格納されている。尚、アプリケーションブ
ログラム113が所有する得意処理種別毎のオブジェク
トコードライブラリ群113.2を選択するために使用
されるデータとしての得意処理種別と、メディアプロセ
ッサ2が所有する得意処理種別データ212は対応関係
にある。
【0016】又、アプリケーションプログラム113が
所有する得意処理種別毎のオブジェクトコードライブラ
リ群113.2内のオブジェクトコードは、得意処理種
別に対応する数種類の演算器(ALU)用のネイティブ
コンパイラにてコンパイル済みのコードになっている。
【0017】図3は本発明の実施の形態1を説明する制
御プロセッサ1に関する処理のフローチャート、図4は
メディアプロセッサ2に関する処理のフローチャートで
ある。
【0018】予めOS111は、定期的にシステム内で
稼動している制御プロセッサ1以外のプロセッサの所在
及び種別を検索し、当該プロセッサ種別情報111.0
として記憶部110に保持している。
【0019】最初に、制御プロセッサ1の記憶部110
にアプリケーションプログラム113がプログラムサー
バ等(図示せず)からロードされて実行される(S10
10)。アプリケーションプログラム113は、このシ
ステムが所有する制御プロセッサ1以外のプロセッサ種
別情報を持っていないため、OS111からこのシステ
ムの持つ他プロセッサ種別情報111.0を取得する
(S1020)。
【0020】OS111から当該システムの持つ他プロ
セッサ種別情報111.0を受け取ったアプリケーショ
ンプログラム113は、当該他プロセッサ種別情報11
1.0に基づいてメディアプロセッサ2が存在すること
を認識し、当該メディアプロセッサ2を用いて実行させ
る処理があるか否かを判断するために、得意処理種別要
求プログラム113.1を実行する(S1030)。得
意処理種別要求プログラム113.1は、OS111に
メディアプロセッサ2に対し得意処理種別要求を送るよ
うに指示する。
【0021】OS111は、システムバスを介してメデ
ィアプロセッサ2に得意処理種別要求を送信する。制御
プロセッサ1からの得意処理種別要求を受信したメディ
アプロセッサ2は、記憶部210に得意処理種別応答プ
ログラム211をロードして実行する(S1040)。
【0022】得意処理種別応答プログラム211は、記
憶部210内に格納されている得意処理種別データ21
2をシステムバスを介して制御プロセッサ1に送信する
(S1050)。
【0023】メディアプロセッサ2から得意処理種別デ
ータを得意処理種別要求の応答として受信した制御プロ
セッサ1のOS111は、当該得意処理種別データを得
意処理種別要求の応答としてアプリケーションプログラ
ム113に渡す。
【0024】OS111から得意処理種別データを得意
処理種別要求の応答として受信(S1060)したアプ
リケーションプログラム113は、当該得意処理種別デ
ータと得意処理オブジェクトコードライブラリ群11
3.2を照らし合わせてメディアプロセッサ2を使用す
るか否かを判断し(S1070)、メディアプロセッサ
2を使用することを決定したアプリケーションプログラ
ム113は、当該得意処理種別データに基づいて得意処
理オブジェクトコードライブラリ群113.2から最適
なオブジェクトコードを選択し(S1080)、OS1
11に対して当該最適なオブジェクトコードをメディア
プロセッサ2にて実行させることを指示する(S109
0)。
【0025】前記最適なオブジェクトコードをメディア
プロセッサ2にて実行させることを指示されたOS11
1は、当該最適なオブジェクトコードを必要なデータと
共にシステムバスを介してメディアプロセッサ2に対し
て送信する。制御プロセッサ1から前記オブジェクトコ
ード及びデータをシステムバスを介して受信(S110
0)したメディアプロセッサ2は、当該オブジェクトコ
ードを実行する(S1110)。
【0026】而して、本実施の形態によれば、アプリケ
ーションプログラム113が得意処理種別の応答に基づ
いて得意処理オブジェクトコードをメディアプロセッサ
2に対して実行させる場合にOS111を介して行うた
め、同種のメディアプロセッサ2が複数になってもアプ
リケーションプログラムからは1つの命令で実行でき
る。
【0027】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0028】本実施の形態についてのブロック図は前記
実施の形態1のブロック図(図1)と共通である。図5
は実施の形態1の図1で示した制御プロセッサ1及びメ
ディアプロセッサ2の各々の内部記憶部のメモリマップ
の概要図と同種類の図である。実施の形態1の図2と
は、アプリケーションプログラム113内に存在した処
理種別オブジェクトコードライブラリ群113.2が同
じ記憶部110内のOS111の内部に移動し、処理種
別オブジェクトコードライブラリ群111.2になって
いる点以外は同じである。
【0029】図6は本実施の形態を説明する制御プロセ
ッサ1に関する処理のフローチャート、図7はメディア
プロセッサ2に関する処理のフローチャートである。
【0030】予めOS111は、定期的にシステム内で
稼動している制御プロセッサ1以外のプロセッサの所在
及び種別を検索し、当該プロセッサ種別情報111.0
として記憶部110に保持している。
【0031】最初に、制御プロセッサ1の記憶部110
にアプリケーションプログラム113がプログラムサー
バ等(図示せず)からロードされて実行される(S20
10)。
【0032】アプリケーションプログラム113は、こ
のシステムが所有する制御プロセッサ1以外のプロセッ
サ種別情報を持っていないため、OS111からこのシ
ステムの持つ他プロセッサ種別情報111.0を取得す
る(S2020)。
【0033】OS111から当該システムの持つ他プロ
セッサ種別情報111.0を受け取ったアプリケーショ
ンプログラム113は、当該他プロセッサ種別情報11
1.0に基づいてメディアプロセッサ2が存在すること
を認識し、当該メディアプロセッサ2を用いて実行させ
る処理があるか否かを判断するために、得意処理種別要
求プログラム113.1として以下を実行する(S20
30)。
【0034】得意処理種別要求プログラム113.1
は、OS111にメディアプロセッサ2に対し得意処理
種別要求を送るように指示する。OS111は、システ
ムバスを介してメディアプロセッサ2に得意処理種別要
求を送信する。制御プロセッサ1からの得意処理種別要
求を受信したメディアプロセッサ2は、記憶部210に
得意処理種別応答プログラム211をロードして実行す
る(S2040)。得意処理種別応答プログラム211
は、記憶部210内に格納されている得意処理種別デー
タ212をシステムバスを介して制御プロセッサ1に送
信する(S2050)。
【0035】メディアプロセッサ2から得意処理種別デ
ータを得意処理種別要求の応答として受信した制御プロ
セッサ1のOS111は、当該得意処理種別データを得
意処理種別要求の応答としてアプリケーションプログラ
ム113に渡す。OS111から得意処理種別データを
得意処理種別要求の応答として受信(S2060)した
アプリケーションプログラム113は、OS111から
OS111が持つ得意処理オブジェクトコードライブラ
リ群111.2のリストを取得し(S2070)、当該
得意処理種別データと得意処理オブジェクトコードライ
ブラリ群111.2のリストを照合してメディアプロセ
ッサ2に処理させるか否かを判断し(S2080)、メ
ディアプロセッサ2で処理可能な得意処理オブジェクト
コードがある場合に、当該リストの中から当該得意処理
種別データに基づいた最適なオブジェクトコードを選択
し(S2090)、OS111に対して当該最適なオブ
ジェクトコードをメディアプロセッサ2にて実行させる
ことを指示する(S2100)。
【0036】前記最適なオブジェクトコードをメディア
プロセッサ2にて実行させることを指示されたOS11
1は、当該最適なオブジェクトコードを必要なデータと
共にシステムバスを介してメディアプロセッサ2に対し
送信する。制御プロセッサ1から前記オブジェクトコー
ド及びデータをシステムバスを介して受信(S211
0)したメディアプロセッサ2は、当該オブジェクトコ
ードを実行する(S2120)。
【0037】而して、本実施の形態によれば、得意処理
オブジェクトコードライブラリ群111.2をアプリケ
ーションプログラム113内部で持つのではなく、OS
111内部で持つことによって、他のアプリケーション
プログラムにおいても当該得意処理オブジェクトコード
ライブラリ群111.2を共有して使用することができ
る。
【0038】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3について説明する。
【0039】本実施の形態についてのブロック図は実施
の形態1のブロック図(図)と共通である。図8は実施
の形態1の図2及び実施の形態2の図5で示した制御プ
ロセッサ1及びメディアブロセッサ2の各々の内部記憶
部のメモリマップの概要図と同種類の図である。実施の
形態2の図5とは、アプリケーションプログラム113
内に存在した得意処理種別要求プログラム113.2が
同じ記憶部110内のOS111の内部に移動し、得意
処理種別要求プログラム111.1になっていること及
び他プロセッサ種別情報111.0をアプリケーション
実行時に収集するために削除されたこと以外は同じであ
る。図9は本実施の形態を説明する制御プロセッサ1に
関する処理のフローチャート、図10はメディアプロセ
ッサ2に関する処理のフローチャートである。
【0040】最初に、制御プロセッサ1の記憶部110
にアプリケーションプログラム113がプログラムサー
バ等(図示せず)からロードされ、以下のことが実行さ
れる(S3010)。アプリケーションプログラム11
3は、OS111に制御プロセッサ1に対応したオブジ
ェクトコードと処理種別を渡し、当該処理の実行を依頼
する。
【0041】アプリケーションプログラム113から処
理依頼のオブジェクトコードと処理種別を受信したOS
111は、現在のシステムバス上に接続されている他の
プロセッサの所有状況を把握するために、他プロセッサ
の所有状況収集を実行する(S3020)。他プロセッ
サの所有状況収集により他のプロセッサ(ここでは、メ
ディアプロセッサ2)が存在する(S3030)ことを
認識したOS111は、当該他のプロセッサに対してシ
ステムバスを介して得意処理種別要求を送信するという
得意処理種別要求プログラム111.1を実行する(S
3040)。
【0042】制御プロセッサ1からの得意処理種別要求
を受信した他のプロセッサであるメディアプロセッサ2
は、記憶部210に得意処理種別応答プログラム211
をロードして実行する(S3050)。得意処理種別応
答プログラム211は、記憶部210内に格納されてい
る得意処理種別データ212をシステムバスを介して制
御プロセッサ1に送信する(S3060)。
【0043】メディアプロセッサ2から得意処理種別デ
ータを得意処理種別要求の応答として受信した(S30
70)制御プロセッサ1のOS111は、当該得意処理
種別データを基にアプリケーションプログラム113か
ら処理依頼の処理種別の中に当該メディアプロセッサ2
で処理可能な処理種別が存在するか否かを判定し(S3
080)、当該メディアプロセッサにて処理することが
最適な処理種別が存在する場合に、OS111内に格納
している得意処理オブジェクトコードライブラリ群11
1.2から当該処理種別に対応した最適なオブジェクト
コードを選択し(3090)、当該最適オブジェクトコ
ードの実行依頼と共に当該最適なオブジェクトコードと
必要データをシステムバスを介してメディアプロセッサ
2に対し送信する(S3100)。
【0044】制御プロセッサ1からオブジェクトコード
の実行依頼と、前記オブジェクトコード及び処理データ
をシステムバスを介して受信(S3110)したメディ
アプロセッサ2は、当該オブジェクトコードを実行する
(S3120)。
【0045】而して、本実施の形態によれば、得意処理
種別要求プログラム113.1をアプリケーションプロ
グラム113内部で持つのではなく、OS111内部で
持つことによって、アプリケーションプログラム113
は、システム上に存在する他のプロセッサ(本実施の形
態の場合はメディアプロセッサ)を意識した作りにしな
くても良い。
【0046】尚、本発明は上記各実施の形態に限定され
るものではなく、更に以下のような変形が可能である。
【0047】例えば、制御プロセッサをメディアプロセ
ッサ内に含めても良い。上記実施の形態では、制御プロ
セッサ1のみOSを載せていたが、メディアプロセッサ
2にOSを載せて制御しても良い。処理種別オブジェク
トコードライブラリに含まれるオブジェクトコードは、
1つの処理種別に対してオブジェクトコードは1つでも
良く、複数のコードの集まり(パッケージ)でも良い。
【0048】又、上記実施の形態では、記憶部をプロセ
ッサの内部にあるように説明しているが、プロセッサの
外部にあっても良い。上記実施の形態では、プロセッサ
同士をシステムバスで接続しているが、システムバスを
用いないで直接ラインで接続しても良い。その他、制御
プロセッサ1つに対して制御対象のプロセッサとしての
メディアプロセッサが複数存在しても良い。
【0049】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、複数の異なる演算素子を1個若しくは複数個持
つ特定用途向けプロセッサにおいて、特定用途向けプロ
セッサ自身が自特定用途向けプロセッサの得意とする処
理の種別及び当該処理種別の問い合わせに対する応答を
返すインタフェース手段を有し、当該特定用途向けプロ
セッサの持つ演算子等の仕様情報がアプリケーションプ
ログラムから分からない場合に、当該アプリケーション
プログラムから前記特定用途向けプロセッサに対して当
該特定用途向けプロセッサの得意処理種別問い合わせ要
求を実行することにより、当該特定用途向けプロセッサ
が前記インタフェース手段を用いて当該特定用途向けプ
ロセッサの得意処理種別の応答を返し、アプリケーショ
ンプログラムは、当該結果の得意処理種別に基づいて実
行プログラムの最適オブジェクトコードを選択するよう
にしたため、メディアプロセッサをより効率良く使用す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示された各々の記憶部の詳細図である。
【図3】本発明の実施の形態1を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明の実施の形態1を示すフローチャートで
ある。
【図5】図1に示された各々の記憶部の実施の形態2に
おける詳細図である。
【図6】本発明の実施の形態2を示すフローチャートで
ある。
【図7】本発明の実施の形態2を示すフローチャートで
ある。
【図8】図1に示された各々の記憶部の実施の形態3に
おける詳細図である。
【図9】本発明の実施の形態3を示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明の実施の形態3を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 制御プロセッサ 110 記憶部 111 OS(Operating System) 113 アプリケーションプログラム 2 メディアプロセッサ(他のプロセッサ) 210 記憶部 211 得意処理種別応答プログラム 212 得意処理種別データ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる演算素子を1個若しくは複
    数個持つ特定用途向けプロセッサにおいて、 特定用途向けプロセッサ自身が自特定用途向けプロセッ
    サの得意とする処理の種別及び当該処理種別の問い合わ
    せに対する応答を返すインタフェース手段を有し、当該
    特定用途向けプロセッサの持つ演算子等の仕様情報がア
    プリケーションプログラムから分からない場合に、当該
    アプリケーションプログラムから前記特定用途向けプロ
    セッサに対して当該特定用途向けプロセッサの得意処理
    種別問い合わせ要求を実行することにより、当該特定用
    途向けプロセッサが前記インタフェース手段を用いて当
    該特定用途向けプロセッサの得意処理種別の応答を返
    し、アプリケーションプログラムは、当該結果の得意処
    理種別に基づいて実行プログラムの最適オブジェクトコ
    ードを選択することを特徴とする最適オブジェクトコー
    ド選択方法。
  2. 【請求項2】 自特定用途向けプロセッサの得意とする
    処理の種別をASCII文字列で識別することを特徴と
    する請求項1記載の最適オブジェクトコード選択方法。
  3. 【請求項3】 自特定用途向けプロセッサの得意とする
    処理の種別を数値で識別することを特徴とする請求項1
    記載の最適オブジェクトコード選択方法。
  4. 【請求項4】 或る複数のプロセッサを持った情報処理
    システムにおいて、制御プロセッサ上のOSが、システ
    ム内の自制御プロセッサ以外のプロセッサの所有状況の
    問い合わせに対する応答を返すインタフェース手段を有
    し、アプリケーションプログラムが当該情報処理システ
    ム内のプロセッサ所有状況を把握していない場合に、他
    プロセッサ所有状況問い合わせを当該OSに対して実行
    し、当該制御プロセッサ上のOSは、前記インタフェー
    ス手段を用いて他プロセッサ所有状況を応答としてアプ
    リケーションプログラムに送信し、当該他プロセッサ所
    有状況を受信したアプリケーションプログラムは当該結
    果である他プロセッサ所有状況に基づいて実実行オブジ
    ェクトコードを選択することを特徴とする最適オブジェ
    クトコード選択方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006057130A1 (ja) * 2004-11-29 2006-06-01 Sony Corporation 情報処理システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム。

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