JP2003176918A - ドアのヒンジ構造 - Google Patents
ドアのヒンジ構造Info
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- JP2003176918A JP2003176918A JP2002309575A JP2002309575A JP2003176918A JP 2003176918 A JP2003176918 A JP 2003176918A JP 2002309575 A JP2002309575 A JP 2002309575A JP 2002309575 A JP2002309575 A JP 2002309575A JP 2003176918 A JP2003176918 A JP 2003176918A
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Abstract
るピンを固着する必要があるため、部品数が多くなって
組立加工に時間がかかり、コストが上昇するという問題
が生じていた。 【解決手段】 金属板を使用した第1ヒンジ8と第2ヒ
ンジ7とから構成され、これらのヒンジのいずれか一方
を本体側に、そして他方をドア側に溶接固着する。さら
に、第1ヒンジ8はL字状曲げ加工によって第1ヒンジ
8と一体で枢支軸8bを形成すると共に、第2ヒンジに
枢支軸8bを保持する枢支穴7aを形成する。
Description
関し、さらに詳細には、組立作業時間の短縮、部品数の
削減を図ることができると共に、電子レンジ本体に安定
に保持される電子レンジドアのヒンジ構造に関する。
改善することなどを目的として種々の電子レンジのドア
が提案されている。従来の電子レンジのドアを図面を参
照しながら説明する。
開いた時の内部構造を示す斜視図である。図20は従来
の電子レンジのドア1に取り付ける第1ヒンジ8の外観
図である。
部ヒンジを示す。そして、電子レンジ本体3側には、第
2ヒンジ7が加熱室6の前面開口部6aの前板5に形成
した長穴5aから突出し、前板5の側面裏側に溶接固着
される。第2ヒンジ7の端部には第1ヒンジ8のピン1
4を保持する枢支穴(図示せず)により、ドア1が開閉
自在に保持される。
のピン取付板13の一端にドア1を開閉自在にするピン
14が固着されている。なお、ピン14は円筒状で切削
加工または鍛造品等からなる別部品であり、このピン1
4をピン取付板13にカシメ固着している。ピン取付板
13の他端はドアパネル2の上下角近傍のチョーク部4
の前面外壁にそれぞれ溶接固着される。
は、ヒンジ部の第1ヒンジ8のピン取付板13は、別部
品であるピン14を固着する必要があるため、部品数が
多くなって組立加工に時間がかかり、コストが上昇する
という問題が生じていた。
して、組立作業の短縮及び製品コストの低減を図ること
を目的とする。
造は上記課題を解決するために、金属板を使用した第1
ヒンジ8と第2ヒンジ7とから構成され、これらのヒン
ジ部のいずれか一方が本体側に、そして他方がドア側に
溶接固着する。さらに、第1ヒンジ8はL字状曲げ加工
によって第1ヒンジ8と一体で枢支軸8bを形成すると
共に、第2ヒンジに枢支軸8bを保持する枢支穴7aを
形成する。
8と第2ヒンジ7との面接触を防止するために、枢支軸
8bに段部8cを設ける。
切断面を、枢支穴7aの円形に合わせた塑性加工を施
す。枢支軸8bの切断面を塑性加工することにより、枢
支軸8bの板厚面を元の板厚より厚くする。
8fを形成する。図18に示すように、枢支穴7aの中
心方向を頂点とする突起7cを設ける。また、第1ヒン
ジ8の枢支軸8bのL字状曲げ方向を、ドア1の平面に
対して垂直方向に折り曲げる。
子レンジのヒンジ部に適用した各実施の形態を図面を参
照して説明する。なお、以下説明する各実施の形態にお
いては横開きドアに本発明を適用した場合についてのみ
示すが、縦開きドアについても同様に本発明を用いるこ
とは可能である。また、上記従来例と同一部分には同一
符号を付している。
ジ部構造の実施の形態1を図1〜図6を参照にして説明
する。図1(a)は上部ヒンジA及び下部ヒンジBの構造
を示すドア1の側断面図である。図1(b)は上部ヒンジ
及び下部ヒンジの正面図である。
本体3側に取り付けており、この第2ヒンジ7には、第
1ヒンジ8に形成する枢支軸8bを保持する枢支穴7a
を形成する。枢支軸8bを枢支穴7aによって枢支する
ため、ドア1は開閉自在に保持される。ドア1側の第1
ヒンジ8にはL字状の取付板8aの一面がドアパネル2
の上下角近傍のチョーク部4の前面外壁にそれぞれ溶接
固着されている。
アガラス9が透視窓3に温室硬化型もしくは熱硬化型の
シリコンゴムによって密着接合される。次に、フロント
ガラス10は枠状のドアケース11の内周縁に設けられ
た挟着溝に挿入され係合している。ドアケース11は樹
脂成型品であり、その外周縁の内側にチョークカバー1
2を係止させる係止爪が適宜の間隔で設けられている。
なお、ドアケース11にはヒンジ部と反対側に把手(図
示せず)が一体成型されている。
き、かつ、電波が漏れないように複数の孔が設けられた
透視窓3と、外周縁に沿ってドア1の外側面と並行に多
数立設した電波シール用の金属製のチョーク部4とを有
する。チョーク部4は図1(b)に示すように、適宜の間
隔で形成されたコ字状導体の櫛歯4aとスリット4bと
をドア1の内側周防に沿って均等に配列することで、マ
イクロ波の電波漏洩防止構造としている。
属板を使用した第1ヒンジと第2ヒンジとから構成さ
れ、これらのヒンジのいずれか一方を本体側に、そして
他方をドア側に溶接固着する。
分図で、第2ヒンジ7にストッパ7bを設け第1ヒンジ
8の端面に当接させて、120度以上開かないようにし
ている。なお、このストッパ7bは上部ヒンジAまたは
下部ヒンジBのいずれか一方に設けてもよい。
をL字状に屈曲して形成する。また、屈曲した第1ヒン
ジ8の一方の面は取付板8aとする。また、第1ヒンジ
8の他方の面の端部を凸状に削り、さらにこの凸状の部
分をL字状に屈曲加工して、枢支軸8bを形成する。そ
して、第2ヒンジ7に枢支軸8bを保持する枢支穴7a
を形成する。これにより、枢支軸8b及び枢支穴7aの
形状が簡単な構造となり、加工が容易で部品を削減し
て、組立作業の短縮を図り製品コストの低減と共にサー
ビス性の向上を図ることができる。
8bの基部側が幅広くなるように、枢支軸8bに段部8
cを設け、第2ヒンジ7との間に隙間を取り、互いに対
向する第1ヒンジ8と第2ヒンジ7との間で面接触によ
るドア1の回動ムラや異音の発生の防止を図る。なお、
この段部8cは上部ヒンジAまたは下部ヒンジBのいず
れか一方に設けるだけでもよい。
る第1ヒンジ8’は、前記第1ヒンジ8に対してL字状
曲げを180度逆方向に加工することで、ドアパネル2
の前面外壁にそれぞれ溶接固着できる。従って以下の説
明は上部ヒンジAと同様であり省略する。
aに対する枢支軸8bの回動状態を示している。図6に
おいて、(イ)はドアを閉じた状態、(ロ)は約60度
ドア1を開放した状態、(ハ)は約120度ドア1を開
放した状態を示している。なお、図6中、矢印の方向は
ドアの軸支されていない端部が位置する方向を示す。
支軸8bの切断面8eのコーナはエッジが生じ枢支軸8
bの周動により、削り取り枢支穴7aの直径を次第に大
きくしてドア1にガタツキを発生させ、マイクロ波の漏
れの原因ともなる。
面8eは第2ヒンジ7の枢支穴7aの円形に合うように
塑性加工を施して曲面とすることにより、枢支軸8b及
び枢支穴7aが摺動して互いに削り取られることを防
ぎ、ドア1のガタツキを無くすと共にマイクロ波や熱を
速断し、安定した信頼性の向上を図ることができる。ま
たは、枢支軸8bの切断面8eのコーナのエッジ部8d
に0.2〜0.5Rを設けてもよい。
8の枢支軸8bのL字状曲げ方向を、ドア1の平面に対
して垂直方向に折り曲げることにより、水平方向に曲げ
るよりも、万が一枢支軸8a及び枢支穴7aに摩耗が生
じドア1のガタツキが生じたとしても、左右方向のガタ
ツキに比べ本体3側の前板5と、ドア1のドアパネル2
との隙間(ガタツキ)が少なく最小限にすることがで
き、マイクロ波や熱を遮断し、安定した信頼性の向上を
図ることができる。
を、図7、図8、図9に示す。図8に示すように、第1
ヒンジ8の枢支軸8bをその切断面8eの両側から加圧
して塑性加工することにより変形させる。これによっ
て、塑性加工後の枢支軸8bの板厚Hを、塑性加工前の
板厚hより厚く成形すると共に、枢支穴7aの円形に合
わせた塑性加工をする。
のエッジ部8dに0.2〜0.5Rを設ける。図9に示
す下部ヒンジBの第1ヒンジ8’は、前記第1ヒンジ8
に対してL字状曲げを180度逆に加工することで、ド
アパネル2の前面外壁にそれぞれ溶接固着してドア1を
回動自在に軸支できる。従って以下の説明は上部ヒンジ
Aと同様である。
を、図11、図12、図13、図14に示す。図12に
示すように、第1ヒンジ8に断面がV字状となるように
曲げ加工した枢支軸8fを形成すると共に、枢支軸8f
の切断面8eのコーナのエッジ部8dに0.2〜0.5
Rを設ける。なお、枢支軸8fの断面形状は、U字状に
形成してもよい。
を、図15、図16、図17、図18に示す。図16に
示すように、第2ヒンジ7の枢支穴7aに、その中心方
向を頂点とする突起7cを設けると共に、突起7cの先
端には0.2〜0.5Rを設ける。したがって、図18
に示すように、第1ヒンジ8の枢支軸8bの壁面中央部
8gが突起7cの先端に当接し、これを中心として枢支
軸8bは回動する。
形に合わせた前記同様の塑性加工または枢支軸8bの切
断面8eのコーナのエッジ部8dに0.2〜0.5Rを
設けてもよい。これにより枢支軸8a及び枢支穴7aが
削り取られるのを防ぎ、ドア1のガタツキを無くすと共
に、マイクロ波や熱を遮断し、安定した信頼性の向上を
図ることができる。
に構成するため、請求項1によれば、枢支軸及び枢支穴
の形状を簡単な構造で構成でき、加工が容易で子部品を
削減して、組立作業の短縮を図り製品コストの低減と共
にサービス性の向上を図ることができる。また、突起に
より枢支軸を枢支穴内で安定して回動することができ
る。
ジとの接触によるドアの回動ムラや異音の発生の防止を
図ることができる。
動による両者の摩耗を防ぐことにより、長期間使用した
際にもドアのガタツキを防止でき、これによってマイク
ロ波や熱を遮断する安定した信頼性の向上を図ることが
できる。
工により厚くなるため、枢支軸の強度を確保でき、さら
に枢支軸と枢支穴との接触面積を大きくできるため、枢
支軸を枢支穴内でより安定して回動することができる。
又はU字状となるため、枢支軸が枢支穴に内面に接触す
る部分が3個所になるため、枢支軸を枢支穴内でより安
定して回動することができる。
ドアパネルとの隙間(ガタツキ)を最小限にすることが
でき、マイクロ波や熱を遮断し、安定した信頼性の向上
を図ることができる。
正面図である。
る。
である。
(b)正面図、(c)側面図である。
(b)正面図、(c)側面図である。
時、(ロ)約60度開放時、(ハ)約120度開放時の
説明図である。
正面図である。
(b)正面図、(c)側面図である。
(b)正面図、(c)側面図である。
鎖時、(ロ)約60度開放時、(ハ)約120度開放時
の説明図である。
(b)正面図である。
図、(b)正面図、(c)側面図である。
図、(b)正面図、(c)側面図である。
鎖時、(ロ)約60度開放時、(ハ)約120度開放時
の説明図である。
(b)正面図である。
図、(b)正面図、(c)側面図である。
図、(b)正面図、(c)側面図である。
鎖時、(ロ)約60度開放時、(ハ)約120度開放時
の説明図である。
内部構造を示す斜視図である。
面図、(c)側面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 開口を有する本体と、該開口を閉鎖する
ドアとを備え、該ドアをヒンジにて該本体に開閉自在に
保持したドアのヒンジ構造において、 前記ヒンジは、金属板を使用した第1ヒンジと第2ヒン
ジとから構成され、これらのヒンジのいずれか一方を該
本体側に、他方をドア側に取り付けると共に、該第1ヒ
ンジを屈曲して形成する枢支軸と、該第2ヒンジに該枢
支軸を保持するために形成する枢支穴とを備え、 上記枢支穴の中心方向を頂点とする突起を設け、該突起
の先端にはアールを形成し、該突起の先端に当接するよ
う前記第1ヒンジの枢支軸の壁面中央部が回動するよう
に構成したことを特徴とするドアのヒンジ構造。 - 【請求項2】 上記枢支軸の該第1ヒンジと接続される
基部側を幅広く形成する段部を備えることを特徴とする
請求項1記載のドアのヒンジ構造。 - 【請求項3】 上記枢支軸を上記枢支穴の形状に合うよ
うに塑性加工を施すことを特徴とする請求項1記載のド
アのヒンジ構造。 - 【請求項4】 上記塑性加工により、上記枢支軸の板厚
を加工前の板厚より厚く形成することを特徴とする請求
項3記載のドアのヒンジ構造。 - 【請求項5】 上記枢支軸の断面をV字状又はU字状に
形成することを特徴とする請求項1記載のドアのヒンジ
構造。 - 【請求項6】 上記第1ヒンジの枢支軸の屈曲方向を、
上記ドアの平面に対して垂直方向に折り曲げることを特
徴とする請求項1記載のドアのヒンジ構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002309575A JP3647431B2 (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | ドアのヒンジ構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3647431B2 JP3647431B2 (ja) | 2005-05-11 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002309575A Expired - Fee Related JP3647431B2 (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | ドアのヒンジ構造 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3647431B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100376839C (zh) * | 2003-06-30 | 2008-03-26 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 微波炉用门框装配组件 |
US7373692B2 (en) | 2004-06-08 | 2008-05-20 | Amphenol-T&M Antennas | Parallel plane rotation hinge for a portable device |
CN100412448C (zh) * | 2003-12-12 | 2008-08-20 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 微波炉门的制动结构 |
US7645966B2 (en) * | 2002-09-03 | 2010-01-12 | Panasonic Corporation | Attachment structure of storage unit |
-
2002
- 2002-10-24 JP JP2002309575A patent/JP3647431B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7373692B2 (en) | 2004-06-08 | 2008-05-20 | Amphenol-T&M Antennas | Parallel plane rotation hinge for a portable device |
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