JP2003175644A - インクジェット式プリンタ - Google Patents

インクジェット式プリンタ

Info

Publication number
JP2003175644A
JP2003175644A JP2001377516A JP2001377516A JP2003175644A JP 2003175644 A JP2003175644 A JP 2003175644A JP 2001377516 A JP2001377516 A JP 2001377516A JP 2001377516 A JP2001377516 A JP 2001377516A JP 2003175644 A JP2003175644 A JP 2003175644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
paper
unit
printed
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001377516A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yamamoto
順一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP2001377516A priority Critical patent/JP2003175644A/ja
Publication of JP2003175644A publication Critical patent/JP2003175644A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷媒体の印刷面に印刷された画像に関する
情報の確認を容易に行えるようにする。 【解決手段】 インクジェット印刷ユニット6による印
刷面とは反対側の面に、用紙2の印刷面に印刷された画
像に関する付加情報を印字するドットインパクト印字ユ
ニット6を配置する。また、ドットインパクト印字ユニ
ットよりも下流側に配置された搬送ガイド4a、圧着ロ
ーラユニット9および排出ローラユニット10には、用
紙2の裏面のドットインパクト印字ユニット6により裏
印字が印字された領域に接触しないように凹部4bおよ
び溝部45、55をそれぞれ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送される印刷媒
体に対して画像を印刷するインクジェット式プリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式プリンタは、液状のイ
ンクを用紙に吹き付けて印刷を行うものである。インク
ジェット式プリンタでは、例えばAPS(Advanced Pho
to System )カメラで撮影されたフィルムから得られた
画像信号に所定の処理が施された画像データを含む印刷
信号に基づいて印刷が行われることが多い。
【0003】また、インクジェット式プリンタでは、高
品質の画像を得るために、さまざまな印刷条件が適正に
設定される。例えば、用紙の搬送方向に垂直な方向に往
復動する印刷ヘッドを有するインクジェット式プリンタ
では、印刷ヘッドが複数回往復動しつつ、用紙上の幅方
向に沿う1ライン(1ラスタ)の印刷を完成させるマル
チパス方式が採用される場合がある。このマルチパス方
式では、パス数、用紙の送り量などが適宜設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述のフィル
ムに基づく画像はフィルム単位で連続して印刷されるの
が一般的であり、用紙に印刷された画像がユーザーによ
って確認された後で、そのなかで選択された画像だけが
再度印刷される場合がある。しかしながら、複数のフィ
ルムに基づいて印刷された画像のなかから、再プリント
をする画像が選択された場合には、その選択した画像が
含まれるフィルム或いはそのフィルムのなかで画像を照
合する作業が非常に煩雑である。また、再プリントをす
る画像に対応する画像データを特定したとしても、その
画像を前回印刷したときの印刷条件が分からなければ、
ユーザーにより確認された用紙に印刷された画像と同じ
画像を再度印刷するのが困難である。
【0005】そこで、本発明の主な目的は、印刷媒体の
印刷面に印刷された画像に関する情報の確認を容易に行
えるようにするインクジェット式プリンタを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のインクジェット式プリンタは、搬送機構
により搬送される印刷媒体の印刷面に対してインクを吐
出することによって画像を印刷するインクジェット式プ
リンタにおいて、印刷媒体の印刷面に印刷された画像に
関する情報を印刷媒体の印刷面と反対の面に対して印字
するための裏印字部が設けられていることを特徴とする
ものである。
【0007】請求項1によると、印刷媒体の印刷面と反
対の面に対して、印刷媒体の印刷面に印刷された画像に
関する情報が印字されるため、印刷媒体の印刷面に印刷
された画像に関する情報の確認を容易に行うことができ
る。従って、印刷媒体の印刷面に印刷された画像に対応
する画像データの照合が容易にできるようになるととも
に、印刷媒体の印刷面に印刷された画像と同じ印刷条件
で再度印刷することが可能となる。これにより、再プリ
ント時の作業効率が向上するとともに、誤って異なる画
像を印刷してしまうミスプリントを低減することができ
る。
【0008】また、請求項2のインクジェット式プリン
タは、前記裏印字部よりも下流側に配置された印刷媒体
の印刷面と反対の面に接触する部材には、前記裏印字部
により印字された領域に接触しないように裏印字逃げ部
が形成されていることを特徴とするものである。
【0009】請求項2によると、裏印字部よりも下流側
に配置された印刷媒体の印刷面と反対の面に接触する部
材には、印刷媒体の印刷面と反対の面の裏印字部により
裏印字が印字された領域に接触しないように裏印字逃げ
部が形成されているため、印刷媒体の印刷面と反対の面
の裏印字が印字された領域に付着したインクが、当該部
材の表面に転写することがほとんどない。従って、当該
部材に裏印字が印字された領域に付着したインクが転写
することに起因して、印刷媒体が汚れるのを抑制するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明
の実施の形態に係るインクジェット式プリンタの概略構
成を示す図である。図2は、図1のインクジェット式プ
リンタに含まれる搬送ガイド、圧着ローラユニットおよ
び排出ローラユニットの概略構成を示す図である。
【0011】図1に示すインクジェット式プリンタ1
は、略直方体の筐体30内に、搬送台4と、搬送ガイド
4aと、インクジェット印刷ユニット5と、ドットイン
パクト印字ユニット6と、切断ユニット7と、搬送ロー
ラユニット8と、圧着ローラユニット9と、排出ローラ
ユニット10とを有している。筐体30内には、ロール
状に巻回された巻回部2aが形成された長尺の用紙2が
配置されている。用紙2の巻回部2aは、軸中心の回り
に回動可能とされたドラム3に保持されている。また、
後述するように、インクジェット式プリンタ1の各部分
の動作は、筐体30内に配置されたコントローラ20に
よって制御される。
【0012】搬送ローラユニット8は、コントローラ2
0により制御されたモータ25によって駆動される駆動
ローラ対であり、切断ユニット7で切断される前の用紙
2を搬送するためのものである。すなわち、搬送ローラ
ユニット8は、用紙2を巻回部2aから巻きほどいて搬
送台4上を下流側へと搬送し、インクジェット印刷ユニ
ット5、ドットインパクト印字ユニット6および切断ユ
ニット7を順次通過させる。
【0013】インクジェット印刷ユニット5は、印刷ヘ
ッド11と、印刷ヘッド11を保持するキャリッジ12
と、吸着ファン13とを有している。印刷ヘッド11
は、イエロー(黄色)、マゼンタ(赤紫)、シアン(青
緑)、黒色などのカラーインクをそれぞれ吐出すること
ができる多数の吐出ノズル(図示しない)を備えてい
る。従って、印刷ヘッド11は、コントローラ20から
の信号に基づいて、搬送されてきた用紙2の表面(図1
では上面)に向かって、多数の吐出ノズルからカラーイ
ンクをそれぞれ吐出することによって所望のカラー画像
を印刷することができる。なお、吐出ノズルの数および
配置は任意に変更することができる。また、印刷ヘッド
11は、黒色のインクだけを吐出する吐出ノズルを有す
るものであって、白黒の画像を印刷するものであっても
よい。また、用紙2に画像を印刷する際には、画像の周
囲に印刷を施さない余白部(縁)を設けてもよいし、或
いは、余白部を設けなくてもよい。
【0014】なお、インクジェット印刷ユニット5は、
ノズルから液状のインクをドットごとに吹き出して用紙
2に印刷を施すものであって、圧電素子を使ってノズル
からインクを吹き出す方式、バブルジェット(登録商
標)方式或いはその他の方式のいずれを採用したもので
あってもよい。
【0015】キャリッジ12は、用紙2の搬送方向に垂
直な方向に印刷ヘッド11とともに往復動可能である。
従って、印刷ヘッド11は、用紙2の搬送方向に垂直な
方向に往復動しつつ、用紙2の表面に向かってインクを
吐出することになる。吸着ファン13は、用紙2の搬送
経路を挟んで印刷ヘッド11と対向する位置に配置され
ており、搬送台4に形成された開口(図示しない)を介
して搬送台4上の用紙を吸着するためのものである。従
って、印刷ヘッド11に対向する用紙2は、用紙2の裏
面(図1では下面)側に配置された吸着ファン13に吸
引されることにより搬送台4に密着して搬送され、印刷
ヘッド11との間隔が一定になるようになっている。こ
れは、用紙2がカールしている場合に、用紙2の一部分
が搬送台4から大きく離れることによって、印刷ヘッド
11との間隔が変化することによる印刷の不具合の発生
を抑制するためである。
【0016】ドットインパクト印字ユニット6は、多数
の細いピンがインクリボンを介して用紙2を選択的に叩
くことによって印字を行うものである。ドットインパク
ト印字ユニット6は、コントローラ20からの信号に基
づいて、インクジェット印刷ユニット6による印刷面と
は反対側の面に、画像番号(コマナンバー)、印刷が行
われた日時、印刷条件、オーダーナンバーや整理番号な
どの付加情報を印字する。なお、本実施の形態では、用
紙2の裏面の幅方向中心位置近傍に印字が施される(図
3参照)。
【0017】搬送ガイド4aは、ドットインパクト印字
ユニット6と圧着ローラユニット9との間に配置されて
おり、両者の間において用紙2を支持するためのもので
ある。なお、搬送ガイド4aの詳細な構成については後
述する。
【0018】圧着ローラユニット9は、ドットインパク
ト印字ユニット6と切断ユニット7との間を搬送される
用紙2を挟持するためのものである。なお、ドットイン
パクト印字ユニット6と切断ユニット8との間に圧着ロ
ーラユニット9が配置されることによって、インクジェ
ット印刷ユニット5による画像の印刷、ドットインパク
ト印字ユニット6による付加情報の印字および切断ユニ
ット7による用紙2の切断を適正に行うことが可能とな
る。なお、圧着ローラユニット9の詳細な構成について
は後述する。
【0019】切断ユニット7は、用紙2に対してインク
ジェット印刷ユニット5と同じ側に配置された移動刃7
aと、用紙2を挟んで移動刃7aと対向するように配置
された固定刃7bとを有している。移動刃7aおよび固
定刃7bは、いずれも用紙2の幅よりも若干大きな幅を
有する矩形刃である。移動刃7aは、コントローラ20
により制御されるモータ27によって、固定刃7bに向
かって近接または離隔することができるようになってお
り、搬送経路を上流側から搬送されてきた印刷済みの用
紙2を、固定刃7bとの相互作用によって幅方向に沿っ
て切断することができる。このように切断されることに
より所定の長さに印刷済みの用紙2が分割される。
【0020】排出ローラユニット10は、コントローラ
20によって制御されたモータ26によって駆動される
駆動ローラ対であり、切断ユニット7で切断された後の
印刷済みの用紙2を搬送し、排出口30aより排出させ
る。なお、排出ローラユニット10の詳細な構成につい
ては後述する。
【0021】コントローラ20は、図示しない入力イン
ターフェイスから供給された画像信号に所定の処理を施
して、印刷される画像に対応する画像データを含む印刷
信号をインクジェット印刷ユニット5に供給する。ま
た、インクジェット印刷ユニット5によって印刷した画
像に関する情報を含む印字信号をドットインパクト印字
ユニット6に供給する。また、コントローラ20は、モ
ータ25、26、27に駆動信号を供給する。
【0022】ここで、搬送ガイド4a、圧着ローラユニ
ット9および排出ローラユニット10の詳細な構成につ
いて、図2を参照して説明する。
【0023】搬送ガイド4aは、用紙2の幅よりも大き
い幅を有する略直方体の部材であり、その上面が搬送台
4の上面とほぼ同じ高さになるように設けられている。
また、搬送ガイド4aの上面には、その幅方向中心位置
に対して対称な所定幅を有する凹部4bが形成されてい
る。なお、本実施の形態では、凹部4bの深さは、0.
1mm以上である。なお、凹部4bの深さは任意に変更
することができる。ここで、凹部4bの幅は、ドットイ
ンパクト印字ユニット6における印字領域よりも若干大
きくなっている。従って、ドットインパクト印字ユニッ
ト6により、その裏面に印字された用紙2が搬送ガイド
4aによって支持されても、用紙2の裏面の印字領域が
搬送ガイド4aの上面に接触することがない。つまり、
用紙2の裏面の印字領域に付着したインクが搬送ガイド
4aの上面に転写することを防止することができる。こ
れにより、搬送ガイド4aの上面にインクが転写するこ
とに起因して、用紙2の裏面が汚れるのを防止すること
ができる。
【0024】圧着ローラユニット9は、図2に示すよう
に、上従動ローラ40と、下従動ローラ41とを有して
いる。上従動ローラ40および下従動ローラ41は、シ
ャフト40a、41aにそれぞれ貫設された用紙2の幅
よりも長い円筒形状のゴム製の部材である。なお、上従
動ローラ40および下従動ローラ41はいずれもほぼ同
じ外径を有している。そして、シャフト40a、41a
は、いずれもその両端が筐体30に回転可能に支持され
ている。また、上従動ローラ40は、用紙2の印刷面側
に配置されており、下従動ローラ41は、上従動ローラ
40に用紙2の搬送経路を挟んで対向するように用紙2
の印刷面とは反対側に配置されている。なお、上従動ロ
ーラ40の表面とその表面に対向する下従動ローラ41
の表面との距離は、適正な圧着力で用紙2を挟持できる
ように設定されている。
【0025】また、下従動ローラ41には、その幅方向
中心位置に対して対称な所定幅を有する溝部45が形成
されている。従って、溝部45の外径は、下従動ローラ
41の外径よりも小さくなっている。なお、本実施の形
態では、溝部45の外径と下従動ローラ41の外径との
差は、0.2mm以上である。なお、溝部45の深さは
任意に変更することができる。ここで、溝部45の幅
は、ドットインパクト印字ユニット6における印字領域
よりも若干大きくなっている。従って、ドットインパク
ト印字ユニット6により、その裏面に印字された用紙2
が圧着ローラユニット9によって挟持されても、用紙2
の裏面の印字領域が下従動ローラ41の表面に接触する
ことがない。つまり、用紙2の裏面の印字領域に付着し
たインクが下従動ローラ41の表面に転写することを防
止することができる。これにより、下従動ローラ41の
表面にインクが転写することに起因して、用紙2の裏面
が汚れるのを防止することができる。
【0026】排出ローラユニット10は、圧着ローラユ
ニット9と同様に、図2に示すように、上従動ローラ5
0と、下従動ローラ51とを有している。上従動ローラ
50および下従動ローラ51は、シャフト50a、51
aにそれぞれ貫設された用紙2の幅よりも長い円筒形状
のゴム製の部材である。なお、上従動ローラ50および
下従動ローラ51はいずれもほぼ同じ外径を有してい
る。そして、シャフト50a、51aは、いずれもその
両端が筐体30に回転可能に支持されている。また、上
従動ローラ50は、用紙2の印刷面側に配置されてお
り、下従動ローラ51は、上従動ローラ50に用紙2の
搬送経路を挟んで対向するように用紙2の印刷面とは反
対側に配置されている。なお、上従動ローラ50の表面
とその表面に対向する下従動ローラ51の表面との距離
は、適正な圧着力で用紙2を挟持できるように設定され
ている。
【0027】また、下従動ローラ51には、その幅方向
中心位置に対して対称な所定幅を有する溝部55が形成
されている。従って、溝部55の外径は、下従動ローラ
51の外径よりも小さくなっている。なお、本実施の形
態では、溝部55の外径と下従動ローラ51の外径との
差は、0.2mm以上である。なお、溝部55の深さは
任意に変更することができる。ここで、溝部55の幅
は、下従動ローラ41の溝部45の幅とほぼ同じであっ
て、ドットインパクト印字ユニット6における印字領域
よりも若干大きくなっている。従って、ドットインパク
ト印字ユニット6により、その裏面に印字された用紙2
が排出ローラユニット10によって挟持されても、用紙
2の裏面の印字領域が下従動ローラ51の表面に接触す
ることがない。つまり、用紙2の裏面の印字領域に付着
したインクが下従動ローラ51の表面に転写することを
防止することができる。これにより、下従動ローラ51
の表面にインクが転写することに起因して、用紙2の裏
面が汚れるのを防止することができる。
【0028】このように、搬送ガイド4aの上面および
下従動ローラ41、51の表面にインクが転写すること
がほとんどないため、搬送ガイド4aの上面および下従
動ローラ41、51の表面にインクが転写するのを防止
するために、例えば速乾性のインク或いは転写しにくい
インクを用いなければならないなどのインクの選択に対
する制限が少なくなって、インクの選択の自由度が大き
くなる。
【0029】次に、上述のように構成されたインクジェ
ット式プリンタ1のプリント動作について、図1〜図3
を参照して説明する。図3は、用紙の裏面に印字される
付加情報の一例を示す図である。
【0030】まず、モータ25により駆動ローラ対であ
る搬送ローラユニット8が駆動されることによって、用
紙2が巻回部2aから巻きほどかれて、インクジェット
印刷ユニット5に供給される。インクジェット印刷ユニ
ット5に供給された用紙2は、吸着ファン13により搬
送台4に吸着されつつ搬送される。そして、用紙2が印
刷ヘッド11に対向する位置に搬送されると、用紙2の
搬送方向に垂直な方向に往復動する印刷ヘッド11から
インクが用紙2の印刷面に対して吐出されて、用紙2上
に所望の画像が印刷される。なお、上述したように、搬
送ローラユニット8における用紙2の搬送タイミング、
インクジェット印刷ユニット5における印刷ヘッド11
の移動タイミングおよび印刷ヘッド11からのインクの
吐出タイミングは、コントローラ20によって制御され
る。
【0031】そして、インクジェット印刷ユニット5に
よって、その印刷面に画像が印刷された用紙2は、引き
続き下流側へと搬送されて、ドットインパクト印字ユニ
ット6に対向する位置に到達する。すると、ドットイン
パクト印字ユニット6によって、用紙2の印刷面に印刷
された画像領域に対応する用紙2の裏面の幅方向中心位
置近傍に、図3に示すように、用紙2の印刷面に印刷さ
れた画像に関する付加情報が印字される。なお、本実施
の形態では、図3に示すように、付加情報として、コマ
ナンバー60、印刷日時61、APSのカートリッジナ
ンバー62、印刷条件63、プリントチャンネル64が
順に印字される。
【0032】そして、ドットインパクト印字ユニット6
によって裏印字が終了した用紙2は、裏印字をするため
に用紙2の裏面に付着されたインクが完全に乾かないう
ちに、搬送ガイド4aによって支持されつつ搬送され
て、圧着ローラユニット9によって挟持される(図2参
照)。つまり、用紙2の裏面の裏印字領域と搬送ガイド
4aの上面(凹部4bを除く)および圧着ローラユニッ
ト9の用紙2の裏面側に配置された下従動ローラ41の
表面(溝部45を除く)とが密着する。ここで、搬送ガ
イド4aおよび下従動ローラ45には、上述したよう
に、用紙2の裏面の裏印字領域と対応する位置に凹部4
b、溝部45がそれぞれ形成されているため、用紙2の
裏面の裏印字領域のインクが搬送ガイド4aおよび下従
動ローラ41の表面に転写することがほとんどない。
【0033】引き続き、インクジェット印刷ユニット6
による印刷およびドットインパクト印字ユニット6によ
る印字が終了した用紙2は、圧着ローラユニット9によ
って挟持されつつ、搬送ローラユニット8によって下流
側へと搬送される。そして、用紙2の先端部が切断ユニ
ット7の移動刃7a下を所定距離通過し、用紙2上の隣
接する2つの画像間の境界まで搬送される毎に、モータ
25を停止させて用紙2を一旦静止させる。これとほぼ
同時に、インクジェット印刷ユニット5による印刷およ
びドットインパクト印字ユニット6による印字は一時中
止される。そして、コントローラ20にモータ27が駆
動されることによって移動刃7aが移動されて、固定刃
7bとの相互作用によって用紙2が切断される。
【0034】このようにして、所定長さに切断された印
刷済みの用紙2は、コントローラ20にモータ26が駆
動されることによって排出ローラユニット10により下
流側へ搬送され、排出口30aから排出される。その
後、移動刃7aが用紙2の搬送経路よりも上方に移動さ
れてから、用紙2の切断時に一時中止させていた印刷お
よび用紙2の搬送が再開される。
【0035】ここで、所定長さに切断された印刷済みの
用紙2は、裏印字をするために用紙2の裏面に付着され
たインクが完全に乾かないうちに、排出ローラユニット
10によって挟持される(図2参照)。つまり、用紙2
の裏面の裏印字領域と排出ローラユニット10の用紙2
の裏面側に配置された下従動ローラ51の表面(溝部5
5を除く)とが密着する。ここで、下従動ローラ55に
は、上述したように、用紙2の裏面の裏印字領域と対応
する位置に溝部55が形成されているため、用紙2の裏
面の裏印字領域のインクが下従動ローラ51の表面に転
写することがほとんどない。
【0036】以上のように、本実施の形態のインクジェ
ット式プリンタ1によると、用紙2の裏面に対して、用
紙2の印刷面に印刷された画像に関する情報が印字され
るため、用紙2の印刷面に印刷された画像に関する情報
の確認を容易に行うことができる。従って、用紙2の印
刷面に印刷された画像に対応する画像データの照合が容
易にできるようになるとともに、用紙2の印刷面に印刷
された画像と同じ印刷条件で再度印刷することが可能と
なる。これにより、再プリント時の作業効率が向上する
とともに、誤って異なる画像を印刷してしまうミスプリ
ントを低減することができる。
【0037】また、ドットインパクト印字ユニット6よ
りも下流側に配置された搬送ガイド4a、圧着ローラユ
ニット9および排出ローラユニット10には、用紙2の
裏面のドットインパクト印字ユニットにより裏印字が印
字された領域に接触しないように凹部4bおよび溝部4
5、55がそれぞれ形成されているため、用紙2の裏面
の裏印字が印字された領域に付着したインクが、搬送ガ
イド4aの上面、圧着ローラユニット9および排出ロー
ラユニット10の表面に転写することがほとんどない。
従って、搬送ガイド4a、圧着ローラユニット9および
排出ローラユニット10に裏印字が印字された領域に付
着したインクが転写することに起因して、用紙2が汚れ
るのを抑制することができる。
【0038】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様
々な設計変更を行うことが可能なものである。例えば、
上述の実施の形態では、溝部が形成された圧着ローラユ
ニットおよび排出ローラユニット若しくは凹部が形成さ
れた搬送ガイドが配置されているが、必ずしも溝部およ
び凹部は形成されていなくてもよい。また、これらを形
成する場合であっても、用紙の印刷面と反対の面におい
てドットインパクト印字ユニットにより裏印字が印字さ
れた領域に接触しないように裏印字逃げ部が形成された
搬送ローラおよび搬送ガイドであれば、どのような構成
のものであってもよい。つまり、搬送ローラおよび搬送
ガイドが、裏印字が印字された領域に接触しないように
用紙の幅方向に分割されていてもよい。このように、搬
送ローラおよび搬送ガイドが分割されている場合には、
例えば分割された隣り合う搬送ローラ間の空隙が裏印字
逃げ部となる。
【0039】また、上述の実施の形態では、ドットイン
パクト印字ユニットの下流側に配置された搬送ガイド、
圧着ローラユニットおよび排出ローラユニットに裏印字
逃げ部である凹部および溝部が形成されている場合につ
いて説明しているが、これに限らず、上記のいずれかに
のみ裏印字逃げ部が形成されていてもよい。また、搬送
ガイド、圧着ローラユニットおよび排出ローラユニット
以外のドットインパクト印字ユニットよりも下流側に配
置された用紙の印刷面と反対の面に接触する部材に裏印
字逃げ部が形成されていてもよい。従って、切断ユニッ
トにおける用紙の支持部材に裏印字逃げ部が形成されて
いてもよい。
【0040】また、上述の実施の形態では、ドットイン
パクト印字ユニットにより裏印字が用紙の幅方向中心位
置近傍に印字されるため、搬送ローラおよび搬送ガイド
の幅方向中心位置近傍に溝部および凹部がそれぞれ形成
されている場合について説明しているが、搬送ローラお
よび搬送ガイドに形成される溝部および凹部のそれぞれ
の幅方向位置は、ドットインパクト印字ユニットにより
裏印字が印字される領域の位置に合わせて変更すること
ができる。
【0041】また、上述の実施の形態では、ドットイン
パクト印字ユニットがインクジェット印刷ユニットの下
流側に配置されている場合について説明しているが、こ
れに限らず、ドットインパクト印字ユニットがインクジ
ェット印刷ユニットの上流側に配置されていてもよい。
この場合には、ドットインパクト印字ユニットにより裏
印字が印字される領域の位置に合わせて、搬送台のドッ
トインパクト印字ユニットよりも下流側に対応する部分
にも裏印字逃げ部を形成することが好ましい。
【0042】また、上述の実施の形態では、用紙に画像
が形成される場合について示しているが、紙以外に薄手
のプラスティックなども用いることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による
と、印刷媒体の印刷面と反対の面に対して、印刷媒体の
印刷面に印刷された画像に関する情報が印字されるた
め、印刷媒体の印刷面に印刷された画像に関する情報の
確認を容易に行うことができる。従って、印刷媒体の印
刷面に印刷された画像に対応する画像データの照合が容
易にできるようになるとともに、印刷媒体の印刷面に印
刷された画像と同じ印刷条件で再度印刷することが可能
となる。これにより、再プリント時の作業効率が向上す
るとともに、誤って異なる画像を印刷してしまうミスプ
リントを低減することができる。
【0044】請求項2によると、裏印字部よりも下流側
に配置された印刷媒体の印刷面と反対の面に接触する部
材には、印刷媒体の印刷面と反対の面の裏印字部により
裏印字が印字された領域に接触しないように裏印字逃げ
部が形成されているため、印刷媒体の印刷面と反対の面
の裏印字が印字された領域に付着したインクが、当該部
材の表面に転写することがほとんどない。従って、当該
部材に裏印字が印字された領域に付着したインクが転写
することに起因して、印刷媒体が汚れるのを抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインクジェット式プ
リンタの概略構成を示す図である。
【図2】図1のインクジェット式プリンタに含まれる搬
送ガイド、圧着ローラユニットおよび排出ローラユニッ
トの概略構成を示す図である。
【図3】用紙の裏面に印字される付加情報の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1 インクジェット式プリンタ 2 用紙(印刷媒体) 4a 搬送ガイド 4b 凹部(裏印字逃げ部) 5 インクジェット印刷ユニット 6 ドットインパクト印字ユニット(裏印字部) 7 切断ユニット 8 搬送ローラユニット(搬送機構) 9 圧着ローラユニット(搬送機構) 10 排出ローラユニット(搬送機構) 11 印刷ヘッド(印刷部) 45、55 溝部(裏印字逃げ部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送機構により搬送される印刷媒体の印
    刷面に対してインクを吐出することによって画像を印刷
    するインクジェット式プリンタにおいて、 印刷媒体の印刷面に印刷された画像に関する情報を印刷
    媒体の印刷面と反対の面に対して印字するための裏印字
    部が設けられていることを特徴とするインクジェット式
    プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記裏印字部よりも下流側に配置された
    印刷媒体の印刷面と反対の面に接触する部材には、前記
    裏印字部により印字された領域に接触しないように裏印
    字逃げ部が形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット式プリンタ。
JP2001377516A 2001-12-11 2001-12-11 インクジェット式プリンタ Pending JP2003175644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001377516A JP2003175644A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 インクジェット式プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001377516A JP2003175644A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 インクジェット式プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003175644A true JP2003175644A (ja) 2003-06-24

Family

ID=19185460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001377516A Pending JP2003175644A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 インクジェット式プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003175644A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018034501A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 富士ゼロックス株式会社 印刷システム、印刷方法及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018034501A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 富士ゼロックス株式会社 印刷システム、印刷方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7093933B2 (en) Ink-jet printer
JP5653245B2 (ja) インクジェット記録装置及び記録ヘッドの回復方法
EP1445112A1 (en) Ink-jet printer
JP2004216651A (ja) インクジェット式プリンタ
US20070165092A1 (en) Ink jet recording apparatus
JP2003127429A (ja) インクジェット式プリンタ
US8240835B2 (en) Inkjet recording apparatus
JP3674577B2 (ja) インクジェット式プリンタ
JP2007283624A (ja) 画像形成装置
US20140146106A1 (en) Image forming apparatus
JP3902490B2 (ja) 画像記録装置
JP2003175644A (ja) インクジェット式プリンタ
JP3772766B2 (ja) 画像記録装置
JP2002127523A (ja) インクジェット式プリンタ
JP2003182053A (ja) インクジェット式プリンタ
JP3741093B2 (ja) インクジェット式プリンタ
JP2010158910A (ja) インクジェット式プリンタ
JP2006027812A (ja) インクジェットプリンタ
JP2005088325A (ja) 画像形成装置
JP5832623B2 (ja) インクジェット記録装置及び記録ヘッドの回復方法
JPH0516476A (ja) ロール紙カートリツジおよび該ロール紙カートリツジを備えた記録装置
JP2003260839A (ja) 画像記録装置
JP2004106384A (ja) インクジェット式プリンタ
JP4186803B2 (ja) プリント装置およびプリント方法
JP2002234143A (ja) インクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20041012

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090203

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02