JP2003174922A - 光エネルギーによる脱毛方法および光エネルギー脱毛装置のプローブ - Google Patents
光エネルギーによる脱毛方法および光エネルギー脱毛装置のプローブInfo
- Publication number
- JP2003174922A JP2003174922A JP2001402597A JP2001402597A JP2003174922A JP 2003174922 A JP2003174922 A JP 2003174922A JP 2001402597 A JP2001402597 A JP 2001402597A JP 2001402597 A JP2001402597 A JP 2001402597A JP 2003174922 A JP2003174922 A JP 2003174922A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- irradiation
- probe
- energy
- hair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 毛を１本１本脱毛して行く場合に比べ、広い
範囲を一時に脱毛することが出来るようにする。 【構成】 光源からの照射光を走査して、複数の毛に順
次照射光を当てるようにした。
範囲を一時に脱毛することが出来るようにする。 【構成】 光源からの照射光を走査して、複数の毛に順
次照射光を当てるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザなどのパ
ルス光を走査することによって、毛の１本１本にではな
く、複数本に光エネルギーを照射して一時にたくさん脱
毛することが出来るような、光エネルギーによる脱毛方
法および光エネルギー脱毛装置のプローブに関する。
ルス光を走査することによって、毛の１本１本にではな
く、複数本に光エネルギーを照射して一時にたくさん脱
毛することが出来るような、光エネルギーによる脱毛方
法および光エネルギー脱毛装置のプローブに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、レーザなどのパルス光を身体の不
要な毛に当てて脱毛することが行なわれて来た。殊にレ
ーザ光は指向性が強いため、毛に焦点を当てて集中的に
照射することが出来るという特徴がある。また一般的に
皮膚よりは色が濃い毛の場合、皮膚Ｋには損傷を与えず
に毛のみを選択的に焼くことが出来る。なお毛嚢Ｌ内の
毛Ｈを焼くことも可能である。
要な毛に当てて脱毛することが行なわれて来た。殊にレ
ーザ光は指向性が強いため、毛に焦点を当てて集中的に
照射することが出来るという特徴がある。また一般的に
皮膚よりは色が濃い毛の場合、皮膚Ｋには損傷を与えず
に毛のみを選択的に焼くことが出来る。なお毛嚢Ｌ内の
毛Ｈを焼くことも可能である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのレー
ザ光の照射は、目で確認しながら毛の１本１本に対して
行なわれるため、非常に手間の掛かる作業となってい
る。特に広い範囲を脱毛しなくてはならない場合では根
気が必要であり、また目を凝らしての集中作業となるた
め、眼痛や肩凝りなどの不調を訴えることが多かった。
ザ光の照射は、目で確認しながら毛の１本１本に対して
行なわれるため、非常に手間の掛かる作業となってい
る。特に広い範囲を脱毛しなくてはならない場合では根
気が必要であり、また目を凝らしての集中作業となるた
め、眼痛や肩凝りなどの不調を訴えることが多かった。
【０００４】この発明は、上述したような問題点を解決
して、一度に複数本の毛を脱毛することが出来るよう
な、光エネルギーによる脱毛方法および光エネルギー脱
毛装置のプローブの提供を課題とする。
して、一度に複数本の毛を脱毛することが出来るよう
な、光エネルギーによる脱毛方法および光エネルギー脱
毛装置のプローブの提供を課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題は、光
源からの照射光を走査し、複数の毛に順次照射光を当て
るようにすることにより達成される。照射光を走査する
ことによって、一度に複数本の毛に光を当てることがで
きるように成り、脱毛作業が非常に効率化する。照射光
の走査は、１次元の線上について行なう場合と、２次元
の面上について行なう場合とがある。照射光の走査が１
次元方向に行なわれる場合であっても、走査者がプロー
ブを移動させることで、結果的に２次元方向に行なわれ
ることになる。
源からの照射光を走査し、複数の毛に順次照射光を当て
るようにすることにより達成される。照射光を走査する
ことによって、一度に複数本の毛に光を当てることがで
きるように成り、脱毛作業が非常に効率化する。照射光
の走査は、１次元の線上について行なう場合と、２次元
の面上について行なう場合とがある。照射光の走査が１
次元方向に行なわれる場合であっても、走査者がプロー
ブを移動させることで、結果的に２次元方向に行なわれ
ることになる。
【０００６】前記プローブは、光源からの照射光の走査
部を備えていることを特徴としている。または前記プロ
ーブは、照射口と、走査された照射光をそのまま該照射
口に導くための光通路とを備えていることを特徴として
いる。プローブに、照射光の走査部を備えているもの
と、いないものとがある。後者では、外部で走査された
照射光が光通路によりプローブまで導かれ、この照射口
から走査された光が照射されることになる。なお前記プ
ローブは、光源と皮膚との間を所要の距離に保つスペー
サを備えると共に、光源からの照射光の走査部を備えて
いるものとすることができる。または前記プローブは、
光源と皮膚との間を所要の距離に保つスペーサを備える
と共に、照射口と、走査された照射光をそのまま該照射
口に導くための光通路とを備えているものとすることが
できる。その何れの場合もスペーサを備えることによっ
て光源と皮膚との間を所要の距離に保ち、毛に照射光の
焦点を当てるためである。照射光の照光度が十分に大き
ければ毛に正確に焦点を当てずとも照射光を走査するだ
けで脱毛作業を行なうことが可能であるが、より低い照
光度で脱毛作業を行なう場合にはレンズで集光してパワ
ーアップさせなくてはならないため、スペーサを備えて
光源と皮膚との間の距離を一定に保つ方が好ましいとい
うことになる。従って光エネルギーによる脱毛方法とし
ては、毛嚢から伸びる毛をレーザなどの光エネルギーに
より除去する方法であって、スペーサにより光源と皮膚
との間を所要の距離に保つステップと、光源からの照射
光を走査することにより複数の毛に照射光を当てるステ
ップとを備える。
部を備えていることを特徴としている。または前記プロ
ーブは、照射口と、走査された照射光をそのまま該照射
口に導くための光通路とを備えていることを特徴として
いる。プローブに、照射光の走査部を備えているもの
と、いないものとがある。後者では、外部で走査された
照射光が光通路によりプローブまで導かれ、この照射口
から走査された光が照射されることになる。なお前記プ
ローブは、光源と皮膚との間を所要の距離に保つスペー
サを備えると共に、光源からの照射光の走査部を備えて
いるものとすることができる。または前記プローブは、
光源と皮膚との間を所要の距離に保つスペーサを備える
と共に、照射口と、走査された照射光をそのまま該照射
口に導くための光通路とを備えているものとすることが
できる。その何れの場合もスペーサを備えることによっ
て光源と皮膚との間を所要の距離に保ち、毛に照射光の
焦点を当てるためである。照射光の照光度が十分に大き
ければ毛に正確に焦点を当てずとも照射光を走査するだ
けで脱毛作業を行なうことが可能であるが、より低い照
光度で脱毛作業を行なう場合にはレンズで集光してパワ
ーアップさせなくてはならないため、スペーサを備えて
光源と皮膚との間の距離を一定に保つ方が好ましいとい
うことになる。従って光エネルギーによる脱毛方法とし
ては、毛嚢から伸びる毛をレーザなどの光エネルギーに
より除去する方法であって、スペーサにより光源と皮膚
との間を所要の距離に保つステップと、光源からの照射
光を走査することにより複数の毛に照射光を当てるステ
ップとを備える。
【０００７】なお、前記プローブに照射光の走査部を備
えているものに付いて、走査部が、照射光を偏向するポ
リゴンモータを備えているものとすることができる。照
射光が回転するポリゴンモータの光反射部に当たること
により走査される。このポリゴンモータが１つの場合は
１次元の線上についての走査であり、ポリゴンモータを
２つ好適に組み合わせることで、２次元の面上について
も走査を行なうことができるように成る。
えているものに付いて、走査部が、照射光を偏向するポ
リゴンモータを備えているものとすることができる。照
射光が回転するポリゴンモータの光反射部に当たること
により走査される。このポリゴンモータが１つの場合は
１次元の線上についての走査であり、ポリゴンモータを
２つ好適に組み合わせることで、２次元の面上について
も走査を行なうことができるように成る。
【０００８】また、前記プローブに照射光の走査部を備
えているものに付いて、走査部が、照射光を偏向する光
反射部と、該光反射部の裏面のＸ方向の一側とＹ方向の
一側とにそれぞれ設けた振動子と、から成るものとする
ことができる。各々の振動子が振動する周波数を変える
ことにより、各々の方向への走査速度を調節することが
できる。また照射光の偏向方向は、Ｘ方向とＹ方向との
合成された方向になるため、２次元の面的な走査が可能
である。
えているものに付いて、走査部が、照射光を偏向する光
反射部と、該光反射部の裏面のＸ方向の一側とＹ方向の
一側とにそれぞれ設けた振動子と、から成るものとする
ことができる。各々の振動子が振動する周波数を変える
ことにより、各々の方向への走査速度を調節することが
できる。また照射光の偏向方向は、Ｘ方向とＹ方向との
合成された方向になるため、２次元の面的な走査が可能
である。
【０００９】また、前記プローブに照射光の走査部を備
えているものに付いて、走査部が、照射光の走査部が、
光源を往復運動させるものとすることができる。光源そ
のものを往復運動させれば、そこから出る光が走査され
ることに成る。なおこの運動を面に広げることも可能で
ある。
えているものに付いて、走査部が、照射光の走査部が、
光源を往復運動させるものとすることができる。光源そ
のものを往復運動させれば、そこから出る光が走査され
ることに成る。なおこの運動を面に広げることも可能で
ある。
【００１０】また、前記光源がレーザダイオードである
ものとすることができる。レーザダイオードを利用する
と、小型で取り扱いやすい上、直接的に変調することが
可能であり、また発振効率が良好で、消費電力が少ない
という特性を利用することができる。
ものとすることができる。レーザダイオードを利用する
と、小型で取り扱いやすい上、直接的に変調することが
可能であり、また発振効率が良好で、消費電力が少ない
という特性を利用することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、この発明の幾つかの実施形
態につき、図面を参照しながら説明するが、この発明は
これ等にのみ限定されるものではなく、種々のバリエー
ションを与えることができるものである。なお、図中符
号Ｂはレーザ光、Ｌは毛嚢、Ｈは産毛などの毛、Ｋは皮
膚、Ｐは走査装置を指す。
態につき、図面を参照しながら説明するが、この発明は
これ等にのみ限定されるものではなく、種々のバリエー
ションを与えることができるものである。なお、図中符
号Ｂはレーザ光、Ｌは毛嚢、Ｈは産毛などの毛、Ｋは皮
膚、Ｐは走査装置を指す。
【００１２】（第１実施形態）図１乃至図３はこの発明
の第１の実施形態を表わす。このものは内部に１次元方
向に走査するポリゴンモータ６を備えている。図１に示
すように、プローブ１はその底面部に横に細長いスリッ
ト状の照射口２を備えており、この照射口２が皮膚に対
する部位に、照射口２を囲うようにして透明合成樹脂製
のスペーサ１０が取り付けられている（図２）。またプ
ローブ１の内部には、図３で示すようにレーザダイオー
ド３とポリゴンモータ６とが設けられ、レーザダイオー
ド３の前にレンズ４が、また前記照射口２の手前のレー
ザ光の通路に焦点調節用のレンズ５が設置されている。
の第１の実施形態を表わす。このものは内部に１次元方
向に走査するポリゴンモータ６を備えている。図１に示
すように、プローブ１はその底面部に横に細長いスリッ
ト状の照射口２を備えており、この照射口２が皮膚に対
する部位に、照射口２を囲うようにして透明合成樹脂製
のスペーサ１０が取り付けられている（図２）。またプ
ローブ１の内部には、図３で示すようにレーザダイオー
ド３とポリゴンモータ６とが設けられ、レーザダイオー
ド３の前にレンズ４が、また前記照射口２の手前のレー
ザ光の通路に焦点調節用のレンズ５が設置されている。
【００１３】このポリゴンモータ６の光反射部はミラー
面であるから、レーザダイオード３から発射されたレー
ザ光をレンズ５の方向へ効率良く反射する。この時回転
するミラー面によりレーザ光が走査され、照射口２から
皮膚に向かって照射されるのである。スペーサ１０の長
さ、すなわち照射口２から皮膚までの距離が勘案され
て、ちょうど皮膚の毛の部位にレーザ光の焦点が当たる
ようにレンズ５が設けられている。
面であるから、レーザダイオード３から発射されたレー
ザ光をレンズ５の方向へ効率良く反射する。この時回転
するミラー面によりレーザ光が走査され、照射口２から
皮膚に向かって照射されるのである。スペーサ１０の長
さ、すなわち照射口２から皮膚までの距離が勘案され
て、ちょうど皮膚の毛の部位にレーザ光の焦点が当たる
ようにレンズ５が設けられている。
【００１４】プローブ１を手で持ち、スペーサ１０の先
端部を皮膚に当てるようにすると、線状の範囲が脱毛さ
れる。この後プローブ１を横へ（照射口２の長手方向に
対して略直角の方向に）移動させるようにすれば、脱毛
の範囲を順次平面的に広げて行くことができるのであ
る。この状況は透明なスペーサ１０を透して見ることが
可能である。なおこのようなスペーサは、皮膚と照射口
２との間の距離を正確に取るためのものであるから、ス
ペーサ１０に限定されず、皮膚に突き当てるための単な
る脚状のものなどであってもよい。また消費電力は大き
くなるもののより出力の大きなレーザ光源を用いるので
あれば、スペーサ１０のない実施形態とすることが可能
である。きっちりと焦点を当てる必要が少なくなるため
皮膚と照射口２との間の距離はおおよその目見当を付け
ればよいのである。あるいは操作の慣れによって適切な
焦点距離を保つことが可能になるため、これに合わせた
出力を設定することが可能である。さてこのようにして
脱毛作業に掛かる手間や集中度が従来と比較してずいぶ
ん軽減されており、これがもたらす産業上の価値には極
めて大きいものがある。
端部を皮膚に当てるようにすると、線状の範囲が脱毛さ
れる。この後プローブ１を横へ（照射口２の長手方向に
対して略直角の方向に）移動させるようにすれば、脱毛
の範囲を順次平面的に広げて行くことができるのであ
る。この状況は透明なスペーサ１０を透して見ることが
可能である。なおこのようなスペーサは、皮膚と照射口
２との間の距離を正確に取るためのものであるから、ス
ペーサ１０に限定されず、皮膚に突き当てるための単な
る脚状のものなどであってもよい。また消費電力は大き
くなるもののより出力の大きなレーザ光源を用いるので
あれば、スペーサ１０のない実施形態とすることが可能
である。きっちりと焦点を当てる必要が少なくなるため
皮膚と照射口２との間の距離はおおよその目見当を付け
ればよいのである。あるいは操作の慣れによって適切な
焦点距離を保つことが可能になるため、これに合わせた
出力を設定することが可能である。さてこのようにして
脱毛作業に掛かる手間や集中度が従来と比較してずいぶ
ん軽減されており、これがもたらす産業上の価値には極
めて大きいものがある。
【００１５】（第２実施形態）図４および図５はこの発
明の第２の実施形態を表わす。このものはレーザ光を２
次元方向に走査するために、内部に２つのポリゴンモー
タ６，６０を備えている。図２に示すようにプローブ１
１の底面形状は円形であり、照射口２０も円形であり、
その回りを透明合成樹脂製のスペーサ１２で囲んである
（図５）。なお点線で示した方形のエリアはレーザ光の
走査範囲を示す。
明の第２の実施形態を表わす。このものはレーザ光を２
次元方向に走査するために、内部に２つのポリゴンモー
タ６，６０を備えている。図２に示すようにプローブ１
１の底面形状は円形であり、照射口２０も円形であり、
その回りを透明合成樹脂製のスペーサ１２で囲んである
（図５）。なお点線で示した方形のエリアはレーザ光の
走査範囲を示す。
【００１６】ポリゴンモータ６で１次元方向に走査され
たレーザ光は、次にはこのポリゴンモータ６に対して略
直角に配置されたポリゴンモータ６０により、結果的に
２次元方向に走査されることに成る。従って、図５で点
線で示した方形のエリアからレーザ光が照射されること
に成るので、皮膚を平面状に一時に照射することができ
るのである。
たレーザ光は、次にはこのポリゴンモータ６に対して略
直角に配置されたポリゴンモータ６０により、結果的に
２次元方向に走査されることに成る。従って、図５で点
線で示した方形のエリアからレーザ光が照射されること
に成るので、皮膚を平面状に一時に照射することができ
るのである。
【００１７】（第３実施形態）図６はこの発明の第３の
実施形態を表わす。このものは、レーザ光を走査する機
構に特徴を有する。すなわち振動板７は薄い鏡体で構成
され、その一角を支点７０を以て図示しない筐体内に振
動可能に取り付けられている。この支点７０に対向する
２辺の中央部分には、振動子７１，７２が取り付けられ
ている。従ってこの振動子７１，７２に適宜通電するこ
とにより、振動板７を規則的に振動させることが出来
る。なお振動子７１，７２は各々、コイルとその内部に
挿通された磁石とから成り、磁石部分が振動板７に固定
されているが、この逆のコイル部分を振動板７に固定す
る構成も可能である。なお鏡面は、前記振動子７１，７
２や支点７０が関わる面とは反対側の面にある。
実施形態を表わす。このものは、レーザ光を走査する機
構に特徴を有する。すなわち振動板７は薄い鏡体で構成
され、その一角を支点７０を以て図示しない筐体内に振
動可能に取り付けられている。この支点７０に対向する
２辺の中央部分には、振動子７１，７２が取り付けられ
ている。従ってこの振動子７１，７２に適宜通電するこ
とにより、振動板７を規則的に振動させることが出来
る。なお振動子７１，７２は各々、コイルとその内部に
挿通された磁石とから成り、磁石部分が振動板７に固定
されているが、この逆のコイル部分を振動板７に固定す
る構成も可能である。なお鏡面は、前記振動子７１，７
２や支点７０が関わる面とは反対側の面にある。
【００１８】いま振動子７１に交番電流を印加すると、
図６の状態で状態で鏡面で反射するレーザ光をＸ方向へ
振ることができ、また振動子７２に交番電流を印加する
と、レーザ光をＹ方向へ偏向させることができる。従っ
て各々の方向への走査速度を調節することらよって、恰
かもテレビジョンモニター画面での走査と同じように２
次元の面的な走査が可能である。
図６の状態で状態で鏡面で反射するレーザ光をＸ方向へ
振ることができ、また振動子７２に交番電流を印加する
と、レーザ光をＹ方向へ偏向させることができる。従っ
て各々の方向への走査速度を調節することらよって、恰
かもテレビジョンモニター画面での走査と同じように２
次元の面的な走査が可能である。
【００１９】（第４実施形態）図７はこの発明の第４の
実施形態を表わす。このものは、レーザダイオード３そ
のものを１次元方向に走査させることによって、レーザ
ダイオード３から発せられるレーザ光を走査しようとす
る点に特徴がある。プローブ８にはスリット状の照射口
２１が開口されており、この照射口２１にはレーザダイ
オード３が左右にスライド自在に填め込まれており、こ
のレーザダイオード３をクランクモータ８０に往復杆８
１を介して接続して成る。なお、クランクモータ８０は
一般的な技術であるので、内部のクランク機構は特に図
示しない。
実施形態を表わす。このものは、レーザダイオード３そ
のものを１次元方向に走査させることによって、レーザ
ダイオード３から発せられるレーザ光を走査しようとす
る点に特徴がある。プローブ８にはスリット状の照射口
２１が開口されており、この照射口２１にはレーザダイ
オード３が左右にスライド自在に填め込まれており、こ
のレーザダイオード３をクランクモータ８０に往復杆８
１を介して接続して成る。なお、クランクモータ８０は
一般的な技術であるので、内部のクランク機構は特に図
示しない。
【００２０】クランクモータ８０をＯＮ状態にすると、
往復杆８１が往復運動を行なって、レーザダイオード３
が左右にスライドする。これにより実質的にレーザ光が
走査される。プローブ８を手で持ち、図示しないスペー
サの先端部を皮膚に当てるようにすると、レーザダイオ
ード３がスライドする線状の範囲が脱毛される。この後
プローブ８をレーザダイオード３のスライド方向に対し
て略直角の方向に移動させるようにすれば、脱毛の範囲
を順次平面的に広げて行くことができる。
往復杆８１が往復運動を行なって、レーザダイオード３
が左右にスライドする。これにより実質的にレーザ光が
走査される。プローブ８を手で持ち、図示しないスペー
サの先端部を皮膚に当てるようにすると、レーザダイオ
ード３がスライドする線状の範囲が脱毛される。この後
プローブ８をレーザダイオード３のスライド方向に対し
て略直角の方向に移動させるようにすれば、脱毛の範囲
を順次平面的に広げて行くことができる。
【００２１】（第５実施形態）図８はこの発明の第５実
施形態のプローブ９を模式図で表わしたものである。こ
の実施形態の特徴は、プローブ９に走査部を備えず、外
部の走査装置Ｐで走査されたレーザ光をそのまま光ファ
イバ９１に送り込み、この光ファイバ９１内での全反射
伝達を利用してプローブ９の照射口２２まで導き、ここ
からレーザ光を照射する点に特徴を有する。すなわち、
プローブ９はその底面部にスリット状の照射口２２を備
えており、この照射口２２が皮膚に対する部位に、照射
口２２を囲うようにして透明合成樹脂製のスペーサ９０
が取り付けられている。また前記照射口２２には複数本
の光ファイバ９１の一端部を整列させて配置し、この整
列順序のまま光ファイバ９１をリボン状に束ねて、この
光ファイバ９１の他端部を前記走査装置Ｐに対向させる
ようにしたものである。
施形態のプローブ９を模式図で表わしたものである。こ
の実施形態の特徴は、プローブ９に走査部を備えず、外
部の走査装置Ｐで走査されたレーザ光をそのまま光ファ
イバ９１に送り込み、この光ファイバ９１内での全反射
伝達を利用してプローブ９の照射口２２まで導き、ここ
からレーザ光を照射する点に特徴を有する。すなわち、
プローブ９はその底面部にスリット状の照射口２２を備
えており、この照射口２２が皮膚に対する部位に、照射
口２２を囲うようにして透明合成樹脂製のスペーサ９０
が取り付けられている。また前記照射口２２には複数本
の光ファイバ９１の一端部を整列させて配置し、この整
列順序のまま光ファイバ９１をリボン状に束ねて、この
光ファイバ９１の他端部を前記走査装置Ｐに対向させる
ようにしたものである。
【００２２】従って、走査装置Ｐに対向させた側の光フ
ァイバ９１の端部に図８で表わしたようにレーザ光Ｂを
走査しつつ照射すると、レーザ光はそのまま光ファイバ
９１内を伝ってプローブ９の照射口２２から照射される
ため、照射口２２ではレーザ光Ｂの走査が再現されるこ
とに成る。このようにこの実施形態のプローブ９は、レ
ーザ光の走査部を備えていない。
ァイバ９１の端部に図８で表わしたようにレーザ光Ｂを
走査しつつ照射すると、レーザ光はそのまま光ファイバ
９１内を伝ってプローブ９の照射口２２から照射される
ため、照射口２２ではレーザ光Ｂの走査が再現されるこ
とに成る。このようにこの実施形態のプローブ９は、レ
ーザ光の走査部を備えていない。
【００２３】なおこの発明は上述した実施形態にのみ限
定されないから、例えば光源からの照射光の走査手段に
は、プリズムのような光を屈折させ得る素材を用いるこ
とも可能であって、どのような手段を採用するかは任意
設計事項である。また照射光をパルス状に発振させ、パ
ルス光の適正照射時間を制御するようにしてもよく、こ
の場合でもこの発明では走査ということを行なうため、
複数の毛に均一に照射光を当てることができる。また光
源にはレーザ光源以外のものを利用することも可能であ
る。また光源を複数設けるようにしてもよく、この際同
一の走査手段を利用してもよく、或いは各々別々の走査
手段を利用するようにしてもよい。なおスペーサを設け
る場合、スペーサは皮膚と照射口との間の距離を正確に
取ることができればよく、その材質や形状等は任意であ
る。
定されないから、例えば光源からの照射光の走査手段に
は、プリズムのような光を屈折させ得る素材を用いるこ
とも可能であって、どのような手段を採用するかは任意
設計事項である。また照射光をパルス状に発振させ、パ
ルス光の適正照射時間を制御するようにしてもよく、こ
の場合でもこの発明では走査ということを行なうため、
複数の毛に均一に照射光を当てることができる。また光
源にはレーザ光源以外のものを利用することも可能であ
る。また光源を複数設けるようにしてもよく、この際同
一の走査手段を利用してもよく、或いは各々別々の走査
手段を利用するようにしてもよい。なおスペーサを設け
る場合、スペーサは皮膚と照射口との間の距離を正確に
取ることができればよく、その材質や形状等は任意であ
る。
【００２４】
【発明の効果】以上この発明は、光源からの照射光を走
査して、複数の毛に順次照射光を当てるようにしたもの
である。
査して、複数の毛に順次照射光を当てるようにしたもの
である。
【００２５】この結果、毛を１本１本脱毛して行く場合
に比べ、広い範囲を一時に脱毛することができるという
効果を奏する。
に比べ、広い範囲を一時に脱毛することができるという
効果を奏する。
【図１】第１実施形態の模式図である。
【図２】同実施形態の照射口２の底面図である。
【図３】同実施形態の内部機構の模式図である。
【図４】第２実施形態の内部機構の模式図である。
【図５】同実施形態の照射口２０の底面図である。
【図６】第３実施形態の内部機構の模式図である。
【図７】第４実施形態の照射口２１の底面図である。
【図８】第５実施形態のプローブの模式図である。
１ プローブ
１０ スペーサ
１１ プローブ
１２ スペーサ
２ 照射口
２０ 照射口
２１ 照射口
２２ 照射口
３ レーザダイオード
４ レンズ
５ レンズ
６ ポリゴンモータ
６０ ポリゴンモータ
７ 振動板
７０ 支点
７１ 振動子
７２ 振動子
８ プローブ
８０ クランクモータ
８１ 往復杆
９ プローブ
９０ スペーサ
９１ 光ファイバ
Claims (11)
- 【請求項１】 毛嚢から伸びる毛をレーザなどの光エネ
ルギーにより除去する方法であって、光源からの照射光
を走査することによって複数の毛に照射光を当てる、光
エネルギーによる脱毛方法。 - 【請求項２】 照射光の走査が１次元方向に行なわれる
ものである、請求項１に記載の光エネルギーによる脱毛
方法。 - 【請求項３】 照射光の走査が２次元方向に行なわれる
ものである、請求項１に記載の光エネルギーによる脱毛
方法。 - 【請求項４】 毛嚢から伸びる毛をレーザなどの光エネ
ルギーにより除去する光エネルギー脱毛装置に用いるプ
ローブであって、光源からの照射光の走査部を備えてい
ることを特徴とする、光エネルギー脱毛装置のプロー
ブ。 - 【請求項５】 毛嚢から伸びる毛をレーザなどの光エネ
ルギーにより除去する光エネルギー脱毛装置に用いるプ
ローブであって、照射口と、走査された照射光をそのま
ま該照射口に導くための光通路とを備えていることを特
徴とする、光エネルギー脱毛装置のプローブ。 - 【請求項６】 照射光の走査部が、照射光を１次元方向
に走査するものである、請求項４に記載の光エネルギー
脱毛装置のプローブ。 - 【請求項７】 照射光の走査部が、照射光を２次元方向
に走査するものである、請求項４に記載の光エネルギー
脱毛装置のプローブ。 - 【請求項８】 照射光の走査部が、照射光を偏向するポ
リゴンモータを備えている、請求項４に記載の光エネル
ギー脱毛装置のプローブ。 - 【請求項９】 照射光の走査部が、照射光を偏向する光
反射部と、該光反射部の裏面のＸ方向の一側とＹ方向の
一側とにそれぞれ設けた振動子と、から成る請求項４に
記載の光エネルギー脱毛装置のプローブ。 - 【請求項１０】 照射光の走査部が光源を往復運動させ
るものである、請求項４に記載の光エネルギー脱毛装置
のプローブ。 - 【請求項１１】 前記光源がレーザダイオードである、
請求項４に記載の光エネルギー脱毛装置のプローブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001402597A JP2003174922A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 光エネルギーによる脱毛方法および光エネルギー脱毛装置のプローブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001402597A JP2003174922A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 光エネルギーによる脱毛方法および光エネルギー脱毛装置のプローブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003174922A true JP2003174922A (ja) | 2003-06-24 |
Family
ID=19190349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001402597A Pending JP2003174922A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 光エネルギーによる脱毛方法および光エネルギー脱毛装置のプローブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003174922A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008103654A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-05-01 | Yunitatsuku:Kk | レーザダイオード光ダイレクト発生装置 |
| JP2009534102A (ja) * | 2006-04-20 | 2009-09-24 | セラピー プロダクツ、インク． | 掃引ビームスポット及び汎用キャリッジを備えた走査型治療レーザー |
| JP2010505566A (ja) * | 2006-10-10 | 2010-02-25 | クアンテル デルマ ゲーエムベーハー | 皮膚科的治療装置 |
| US8409264B2 (en) | 2001-03-02 | 2013-04-02 | Erchonia Corporation | Fungal infection therapy method with low level laser |
| US8439959B2 (en) | 2004-10-29 | 2013-05-14 | Erchonia Corporation | Full-body laser scanner and method of mapping and contouring the body |
| US8439927B2 (en) | 2001-03-02 | 2013-05-14 | Erchonia Corporation | Method of using a multi-probe laser device |
| US8814924B2 (en) | 2001-03-02 | 2014-08-26 | Erchonia Corporation | Fungal infection therapy device with low level laser |
| JP2015522338A (ja) * | 2012-06-27 | 2015-08-06 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 消毒装置 |
-
2001
- 2001-12-11 JP JP2001402597A patent/JP2003174922A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8409264B2 (en) | 2001-03-02 | 2013-04-02 | Erchonia Corporation | Fungal infection therapy method with low level laser |
| US8439927B2 (en) | 2001-03-02 | 2013-05-14 | Erchonia Corporation | Method of using a multi-probe laser device |
| US8814924B2 (en) | 2001-03-02 | 2014-08-26 | Erchonia Corporation | Fungal infection therapy device with low level laser |
| US8439959B2 (en) | 2004-10-29 | 2013-05-14 | Erchonia Corporation | Full-body laser scanner and method of mapping and contouring the body |
| JP2009534102A (ja) * | 2006-04-20 | 2009-09-24 | セラピー プロダクツ、インク． | 掃引ビームスポット及び汎用キャリッジを備えた走査型治療レーザー |
| JP2008103654A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-05-01 | Yunitatsuku:Kk | レーザダイオード光ダイレクト発生装置 |
| JP2010505566A (ja) * | 2006-10-10 | 2010-02-25 | クアンテル デルマ ゲーエムベーハー | 皮膚科的治療装置 |
| JP2015522338A (ja) * | 2012-06-27 | 2015-08-06 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 消毒装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5044027B2 (ja) | 走査方法および装置 | |
| US7479137B2 (en) | Laser depilator | |
| JP5213251B2 (ja) | 画像プロジェクタにおける画像の歪みに対する補正 | |
| JP5094719B2 (ja) | 脱毛システム及び方法 | |
| US9229224B2 (en) | Image display apparatus and head-mounted display | |
| US9170422B2 (en) | Image display apparatus and head-mounted display | |
| JP2008546001A (ja) | 特に画像投影装置に対し画質を改善する装置と方法 | |
| JP6997928B2 (ja) | 超解像撮像 | |
| JP2003174922A (ja) | 光エネルギーによる脱毛方法および光エネルギー脱毛装置のプローブ | |
| CN110840559A (zh) | 一种基于计算机视觉的皮肤毛孔识别定位脱毛系统 | |
| JP4681045B2 (ja) | 電気光学的読取り機および画像投影機におけるスキャンミラーの運動をモニタすること | |
| JP2008541193A (ja) | 画素の対称性、特に画像投影装置に対して画素の対称性を上げる装置および方法 | |
| KR20090010096A (ko) | 확장 시야 범위에서 보게 될 화상을 투영하는 장치 및 방법 | |
| JPH05509028A (ja) | 毛切断装置 | |
| US20070273843A1 (en) | Arrangement for, and method of, increasing brightness of a projected image with drive-assisted flyback | |
| JP2008062259A (ja) | レーザ加工装置、レーザ加工方法及びレーザ加工プログラム | |
| CN113579468B (zh) | 一种线阵式激光3d打印装置及方法 | |
| JP2003135484A (ja) | レーザトリートメント装置 | |
| WO2016116962A1 (ja) | 光走査方法及び光走査装置 | |
| CN113749764A (zh) | 多线激光控制方法、装置及脱毛仪 | |
| CN216534237U (zh) | 一种白发切断装置 | |
| JP2003174923A (ja) | 光エネルギーによる脱毛方法および光エネルギー脱毛装置のプローブ | |
| JPS5989480A (ja) | 双出力固体レ−ザ装置 | |
| CN113545589A (zh) | 一种利用激光高速判定以及切断白发的装置 | |
| JP3392225B2 (ja) | レーザ加工方法および装置 |