JP2003174849A - 鮮度液供給養豚方法及び養豚用飲料水 - Google Patents
鮮度液供給養豚方法及び養豚用飲料水Info
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Abstract
或いは井戸水を利用するのみで、ミネラル分を有する飲
料水は高価であり、又、大量に消費することもあって供
給対象とはなっていなかった。 【解決手段】本発明は、海洋深層水と天然水とをブレン
ドした鮮度液を少なくとも0.005vol%以上含有
させた養豚用飲料水を継続して供給すると、脂肪厚が薄
く、体重が一定な生体を得ることができることを見出
し、本発明である鮮度液供給養豚方法及び養豚用飲料水
を提供するものである。
Description
方法及び養豚用飲料水に関するものであり、更に詳しく
は、海洋深層水からなる鮮度液を養豚の飲料水として供
給する養豚方法と、該鮮度水を水道水等で希釈した養豚
用飲料水に関するものである。
育方法が主流であったが、近年は量よりも脂質等を調整
した品質主体の生育方法が開発されるようになり、各地
で固体品種、飼料、飼育法統の研究が成されるようにな
った。
るための生産は、単に品種のみの研究だけでなく総合的
な技術の開発の上に成り立っているものであり、その技
術の一つとして、活性水による飼育方法も研究され、特
に飲料水が重要な要因であることが注目されてきた。
なり、光と空気に並び「水」が注目を集めるように成っ
ていることは周知の通りであるが、海洋深層水は、グリ
ーンランド近辺から約2000年かけて循環してきたと
いわれ、200m以上の深海の水がミネラルバランスが
良いとされている。
他、我が国では高知沖、富山沖、沖縄その他の深層水が
市販されているが、特に沖縄の場合、1400mと60
0mという深海から採取しているのが特徴である。
何れはハワイ沖で採取されているように大量生産されな
ければ安価な飲料水とは成りがたいものである。
水は高価であるため、通常は養豚場における飲料水とし
ては、水道水や近くの地下水等を用いるのがほとんど
で、大量な飲料水を使用するために高価なミネラル飲料
である深層海洋水等を用いることはできなかった。
で、養豚の肉質改良を行える手段を長らく追求してきた
ところ、海洋深層水と天然水をブレンドした鮮度液を水
道水等で希釈した飲料水を供給すると、体重及び脂肪厚
のバランスの良い生体が得ることを見出し、本発明を提
供することができた。
は減塩処理した鮮度液を養豚の飲料水の一部として用い
ることを特徴とする鮮度液供給養豚方法である。
水と天然水とをブレンドし、更に水道水又は井戸水で希
釈して成ることを特徴とする請求項1記載の鮮度液供給
養豚方法である。
水中に少なくとも0.005vol%以上含まれるよう
に用いて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の
鮮度液供給養豚方法である。
理した鮮度液を養豚の飲料水の一部として用いることを
特徴とする養豚用飲料水である。
水と天然水とをブレンドし、更に水道水又は井戸水で希
釈して成ることを特徴とする請求項1記載の養豚用飲料
水である。
水中に少なくとも0.005vol%以上含まれるよう
に用いて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の
養豚用飲料水である。
(ランドレース・ラージホワイト・デュロック)三元交
配の40日令の同腹の子豚10頭を用い、実験区5頭、
対象区5頭に分けて同一豚舎で飼育した。
0mと600mの地点から採取した深層海洋水を富士山
麓の地下水をブレンドして鮮度液とし、これを通常の水
道水で10倍に希釈して飲料水としたものを、1頭当た
り10リットル給水して生体の体重及び脂質厚を検査し
た。
0.005vol%以上含まれるように調整して、供給
することにした。
ラージホワイト・デュロック)三元交配の40日令の同
腹の子豚10頭を用い、実験区5頭、対象区5頭に分け
てN県農業大学校の同一豚舎で飼育した。
飼育を開始し、同11月9日に上記生体を解体したが、
この生育期間中、表1に示すように4回の体重測定を行
った他、表2に解体後の体重を示す。
23日はショートンB、9月23日から11月9日まで
はスペシャルハイを用いたが、生体が成豚となってから
は同一豚舎ながら別の区に移動させて生育した。
所の消費者に賞味を依頼したほか、中華料理店であるチ
ャーシュー麺屋で加工した加工品を味見した。また他の
中華料理店で味付けをしない料理を試食して味見した。
区は水道水を飲ませた対象区に比較し、平均体重がやや
少なかったことは判明した。ただ、この場合、頭数が少
ないので両群に有意さがあるとは言い難いが、外観上は
数値以上に実験群の豚が引き締まった印象を得ることが
できた。
〜80kg以外のものは、規格外として認定されるた
め、表1に示すように実験区の1頭、及び対象区の3頭
は規格外とされ、これらの価格は規格品の445円/k
gに対して20〜40円安い価格で取引されるものであ
る。
度液を供給した実験区の各付けが「上」であり、また解
体現場でみた肉の色、霜降り様の肉相も実験区のものに
軍配が上がっていた。
側の脂肪層の厚みが目に見えて実験区の方が薄く、対象
区の方が厚いことが判明した。
体重差については、全体の頭数が少ないので統計処理に
値しない点も考慮すべきであるが、仮に体重が余り変わ
らずに深層水を与えた群の皮下脂肪層が薄く、厚みも比
較的均一であったとすれば、その脂肪層減少分は、筋肉
内への分散、或いは筋肉質の増量によって補われたもの
といえる。
を得られた原因として、整腸作用による均質の改善、消
化効率の向上と飲料水の増加によって飼料の筋質の改
善、消化効率の向上と飲水量の増加による飼料の摂取量
がいくらか抑制されたことに帰因するものと考えられ
る。
析を行わなければならないが、本実施例においても、体
重測定や体脂肪率の測定が簡便に、かつ瞬間的に行える
工夫が必要があると考えられる。
ある代表的なミネラル分として、カルシウム、マグネシ
ウム、ナトリウム、鉄、亜鉛、セレンが豊富に含有され
ているため、細胞・組織など体を構成する重要な物質と
して、酸素やホルモンの産出・代謝調整に寄与する者で
ある。
ラル成分のバランスを保ち、より細胞になじみやすい
(吸水性の高い)活性度の高い水として使用されてい
る。
なくとも0.005vol%以上含有する養豚用飲料水
を定期的に供給することによって筋質に優れ、脂肪厚が
薄く、体重が規定内の生体を得ることができるため、従
来の飼育法に比較すると飼料代等のコスト削減に寄与す
るものである。
ように豚舎外での運動をさせる手間が少なくなり、飼育
法としてより簡便な者に成るという効果を併せて有する
ものである。
Claims (6)
- 【請求項1】脱塩処理もしくは減塩処理した鮮度液を養
豚の飲料水の一部として用いることを特徴とする鮮度液
供給養豚方法。 - 【請求項2】前記鮮度液は、海洋深層水と天然水とをブ
レンドした液であって、更に水道水又は井戸水で希釈し
て成ることを特徴とする請求項1記載の鮮度液供給養豚
方法。 - 【請求項3】前記鮮度液は、養豚飲料水中に少なくとも
0.005vol%以上含まれるように用いて成ること
を特徴とする請求項1又は2に記載の鮮度液供給養豚方
法。 - 【請求項4】脱塩処理もしくは減塩処理した鮮度液を養
豚の飲料水の一部として用いることを特徴とする養豚用
飲料水。 - 【請求項5】前記鮮度液は、海洋深層水と天然水とをブ
レンドし、更に水道水又は井戸水で希釈して成ることを
特徴とする請求項1記載の養豚用飲料水。 - 【請求項6】前記鮮度液は、養豚飲料水中に少なくとも
0.005vol%以上含まれるように用いて成ること
を特徴とする請求項1又は2に記載の養豚用飲料水。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001377370A JP2003174849A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 鮮度液供給養豚方法及び養豚用飲料水 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001377370A JP2003174849A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 鮮度液供給養豚方法及び養豚用飲料水 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003174849A true JP2003174849A (ja) | 2003-06-24 |
Family
ID=19185357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001377370A Pending JP2003174849A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 鮮度液供給養豚方法及び養豚用飲料水 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003174849A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009291151A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 家畜又は伴侶動物用の飼料組成物及び飲用水 |
KR100958848B1 (ko) | 2007-02-23 | 2010-05-24 | 서희동 | 해양 심층수 또는 해저 심층암반수로부터 사료첨가제를 제조하는 방법과 이를 이용하는 방법 |
-
2001
- 2001-12-11 JP JP2001377370A patent/JP2003174849A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100958848B1 (ko) | 2007-02-23 | 2010-05-24 | 서희동 | 해양 심층수 또는 해저 심층암반수로부터 사료첨가제를 제조하는 방법과 이를 이용하는 방법 |
JP2009291151A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 家畜又は伴侶動物用の飼料組成物及び飲用水 |
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