JP2003174673A - 無線通信システムおよび該無線通信システムにおける移動端末 - Google Patents

無線通信システムおよび該無線通信システムにおける移動端末

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JP2003174673A
JP2003174673A JP2001370943A JP2001370943A JP2003174673A JP 2003174673 A JP2003174673 A JP 2003174673A JP 2001370943 A JP2001370943 A JP 2001370943A JP 2001370943 A JP2001370943 A JP 2001370943A JP 2003174673 A JP2003174673 A JP 2003174673A
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wireless communication
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JP2001370943A
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Yoshitaka Shimizu
芳孝 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動端末の接続時及びハンドオーバ時に、接
続すべき(したい)基地局への接続時間の短縮化及び接
続処理の軽減を行い、かつ、無線リソースの有効利用を
図る、基地局と移動端末との基地局接続方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 基地局を特定する情報である基地局ID情報
および当該基地局ID情報以外の複数の情報からなる基
地局情報を送信する基地局と、前記基地局情報を受信可
能な移動端末とを有する無線通信システムであって、前
記移動端末は、前記基地局から取得した前記基地局情報
をもとに捕捉すべき基地局を選択する基地局選択処理を
実施し、該基地局選択処理により選択した基地局を捕捉
する基地局捕捉処理を実施し、該基地局捕捉処理により
捕捉した基地局と通信を開始するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
および該無線通信システムにおける移動端末に関し、特
に、基地局と移動端末との接続において接続処理の高速
化および軽減化を図りつつ、無線リソースの有効利用お
よび基地局ごとのサービスの差別化を図ることができる
無線通信システムおよび該無線通信システムにおける移
動端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線はブロードバンド時代に相応
しいインフラとして考えられてきている。このため、無
線通信の分野においては、様々な研究・開発が行われて
いる。そして、かかる研究・開発による無線技術の進歩
に伴い、無線というインフラ上で提供されるサービスに
関しても、開発が進んでいる。
【0003】このような状況に鑑み、基地局を管理する
事業者は、基地局が設置されている場所(新宿、渋谷、
駅の中など)に応じて提供するサービスの変更を行った
り、同一のサービスではあるが基地局単位でサービスの
差別化などの更なるサービスの細分化を図ろうとしてい
る。
【0004】また、公衆的なサービスではなく、準公衆
的なサービスを行う場合、基地局を所有する一般ユーザ
は、提供サービスの種類や料金体系により、他の基地局
との優位性を図ろうともしている。
【0005】従来より、基地局と移動端末とを有する無
線通信システムにおける基地局は、移動端末に対し、事
業者を特定する情報である事業者IDを送信している
が、上記のように、基地局単位でサービスの差別化を図
るためには、基地局は、上記事業者IDに加えて、多く
の情報(サービス情報や課金情報など)を基地局情報と
して移動端末に対して送信しなければならない。
【0006】したがって、かかる多くの情報を基地局が
移動端末に対して送信できるようにすべく、無線リソー
スの有効利用および接続処理の高速化を図る必要があ
る。図7は、基地局と移動端末とを有する無線通信シス
テムにおける移動端末が基地局へ接続を行う場合の処理
(基地局接続処理)の従来のフローの一例を示す図であ
る。また、図6は、この無線通信システムにおいて適用
される、従来のフレーム構成の一例を示す図である。
【0007】基地局へ接続する際に移動端末が行う処理
(基地局接続処理)は、移動端末が移動端末の周辺に存
在する基地局(周辺基地局)の検索(基地局検索処理)
を行うことにより、開始される。基地局検索処理におい
て、移動端末は、最初に同期用のブロードキャストチャ
ネルの受信を開始し、該ブロードキャストチャネルによ
り報知されている基地局情報(基地局ID、事業者ID
など)の取得を行う。
【0008】ここで、事業者IDとは、基地局が有する
情報であって、該基地局を運営する事業者を特定する情
報である。次に、移動端末は、該ブロードキャストチャ
ネルの受信に成功した場合、取得した事業者IDとユー
ザが契約している事業者が管理する基地局の事業者ID
との照合を行う。照合の結果、事業者IDがユーザの契
約している事業者を特定していると考えられる場合に
は、該事業者IDを有する基地局の基地局情報を保持す
る。
【0009】このとき、該事業者ID以外の基地局情報
(上述の例では、基地局ID)と、ブロードキャストチ
ャネルの受信レベルと、基地局検索時の周波数とを記憶
し、これらを基地局IDにより特定する形で管理する。
上記基地局IDは、移動端末が後述する基地局捕捉処理
を行う上で、捕捉する基地局を特定するために使用され
る。上記処理を基地局検索タイマがタイムアウトするま
で繰り返し行う。基地局検索処理は、周波数単位で行わ
れ、検索すべき周波数の全てについて上記記載の処理が
実施される。
【0010】全ての周波数において基地局検索処理を実
施した後、移動端末は基地局選択処理を実施する。基地
局選択処理とは、後述する基地局捕捉処理を実施する基
地局を選択する処理である。ただし、事業者IDの照合
のみに基づいて、捕捉する基地局の選択を行う無線通信
システムにおいては、基地局選択処理にて取得される基
地局は、基地局検索処理にて取得した基地局となる。
【0011】また、移動端末が事業者IDの一致する複
数の基地局の中から接続条件の一致する特定の基地局を
選択する無線通信システムにおいては、基地局は、基地
局ID、事業者IDに加え、接続条件を表す情報を基地
局情報として報知しており、移動端末では、基地局選択
処理において、
【0012】基地局検索処理時に取得した基地局情報か
ら接続条件が一致する基地局を後述する捕捉候補の基地
局として選択する。
【0013】基地局を選択することにより基地局選択処
理を終了した後、移動端末は、同期用のブロードキャス
トチャネルの受信レベルの高い順に、選択した捕捉候補
の基地局の該基地局情報を移動端末内に保持し、捕捉処
理を実施する基地局の順序づけを行う。
【0014】そして、移動端末は、同期用のブロードキ
ャストチャネルの受信レベルが高い基地局から順に基地
局捕捉処理を実施していく。移動端末は、捕捉候補の基
地局の基地局IDを保持している。基地局捕捉処理は、
該保持している基地局IDと一致する基地局IDを有す
る基地局に対して同期をとることで完了する。
【0015】捕捉候補の基地局と同期をとることにより
基地局捕捉処理を終了した後、移動端末は、無線制御I
D取得処理を実施する。無線制御ID取得処理とは、捕
捉した基地局に対して、該基地局と移動端末とが無線上
でお互いを識別するために必要となる無線制御IDを該
基地局から取得する処理である。
【0016】無線制御IDの取得により無線制御ID取
得処理は終了する。そして、この無線制御ID取得処理
の終了により、移動端末は基地局との間で認証・暗号化
処理などを実施する接続処理を開始する。基地局接続処
理は、この接続処理に成功すれば、正常に終了する。し
たがって、基地局接続処理が正常に終了すると、移動端
末は通信可能状態となる。
【0017】なお、無線制御IDの取得に失敗した場合
や、基地局接続処理が正常に終了しなかった場合には、
移動端末は、捕捉している基地局の捕捉を解除する基地
局捕捉解除処理を実施し、次の捕捉候補の基地局、すな
わち、次に受信レベルの高い基地局に対して基地局選択
処理から再度、基地局接続処理を開始することになる。
これにより、移動端末は、最終的に通信可能な状態にな
るか、あるいは基地局接続処理失敗(捕捉基地局の候補
なし)の状態となる。
【0018】従来の無線通信システムにおける移動端末
は、以上のような基地局接続処理により基地局との接続
を行っていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の基
地局接続処理において、基地局単位でサービスの差別化
が可能となるように、基地局情報の送信を同期用のブロ
ードキャストチャネルにて行う場合、該チャネルにより
送信される情報は基地局情報の追加分だけ増加すること
になり、基地局検索処理時に移動端末が受信すべきデー
タ量も増加する。
【0020】したがって、基地局単位の差別化を図ろう
とすると、移動端末の一基地局当たりの検索処理に要す
る時間が増加するとともに、検索結果として保持すべき
情報量も増加する。
【0021】よって、上記従来の基地局接続処理では、
検索すべき周波数ごとに複数の基地局が存在するような
場合には、全ての周波数で基地局検索処理が完了するま
での時間が増加するという問題、また、保持すべき検索
結果情報の増大に伴い、移動端末内のメモリ領域も増加
するという問題が発生する。
【0022】かかる問題を考慮して、基地局情報の送信
を同期用とは別のブロードキャストチャネルにより行う
とすれば、移動端末の処理として、次の二つの方法が考
えられる。
【0023】一つは、移動端末が周辺基地局の検索時に
基地局情報を送信しているチャネルのデータ取得までを
行う方法1であり、図8はこのときの基地局検索処理の
接続処理フローを示す図である。もう一つは、従来の基
地局捕捉処理後に基地局情報を取得する方法2であり、
図9はこのときの接続処理フローを示す図である。
【0024】しかし、方法1では、基地局検索処理とし
て、同期用のブロードキャストチャネルに加え、基地局
情報を送信しているブロードキャストチャネルを取得す
る必要があるため、一基地局の検索処理に多くの時間を
要し、
【0025】更に、検索結果として移動端末が記憶する
情報量も増加する。したがって、方法1によっても、検
索すべき周波数ごとに複数の基地局が存在するような場
合には、全ての周波数で基地局検索処理が完了するまで
の時間の増加および検索結果情報の増大に伴う移動端末
内のメモリ領域の増加という問題が発生する。
【0026】また、方法2では、基地局検索処理は従来
通りであるが、捕捉候補となった基地局に対して、該基
地局を捕捉した後、基地局情報を送信しているチャネル
を受信し、取得した基地局情報をもとに該基地局に接続
すべきかとうかを判断することになる。接続判定がNG
である場合には、該基地局の捕捉を解除した後、次の捕
捉侯補の基地局に対して基地局捕捉処理を行うことにな
る。
【0027】したがって、捕捉候補の基地局が複数存在
し、接続すべき(したい)基地局に対する受信レベルが
低い場合には、通信可能状態になるまでに多くの時間を
要することになる。よって、方法2では、接続処理時間
の平均時間を基準にしても、方法1より多くの時間を要
してしまう。
【0028】また、移動端末は、基地局と通信可能状態
にあるとき、該基地局から報知されている同期用のブロ
ードキャストチャネルを毎フレーム受信し、該チャネル
の受信レベルを常に監視している。このとき、通信可能
状態にある基地局に対する該チャネルの受信レベルが低
くなると、
【0029】該基地局との通信を継続することができな
くなる。このため、移動端末は、受信レベルに閾値を設
け、該閾値を下回った場合には、通信状態の継続を試み
るべく、他の基地局への切り替え処理(ハンドオーバ処
理)を起動する。
【0030】ハンドオーバ処理として、周辺基地局の基
地局検索処理から再度実施する場合または基地局捕捉処
理から実施する場合(過去の基地局検索処理の結果から
捕捉基地局を選択する)でも、上記した基地局接続処理
において、複数の基地局から捕捉すべき基地局の選択は
行われる。したがって、上記従来の基地局接続処理で
は、ハンドオーバ処理時においても新規接続時と同様な
問題が生じることになる。
【0031】そこで、本発明は、かかる事情に鑑み、移
動端末の接続時及びハンドオーバ時に、接続すべき(し
たい)基地局への接続時間の短縮化及び接続処理の軽減
を行い、かつ、無線リソースの有効利用を図る、基地局
と移動端末との基地局接続方法を提供することを目的と
する。
【0032】
【課題を解決するための手投】上記課題は、前記特許請
求の範囲に記載の手段により解決される。すなわち、請
求項1に記載の発明は、基地局を特定する情報である基
地局ID情報および当該基地局ID情報以外の複数の情
報からなる基地局情報を送信する基地局と、前記基地局
情報を受信可能な移動端末とを有する無線通信システム
であって、
【0033】前記移動端末は、前記基地局から取得した
前記基地局情報をもとに捕捉すべき基地局を選択する基
地局選択処理を実施し、該基地局選択処理により選択し
た基地局を捕捉する基地局捕捉処理を実施し、該基地局
捕捉処理により捕捉した基地局と通信を開始することを
特徴とする無線通信システムである。
【0034】請求項2に記載の発明は、前記基地局は、
複数の基地局間で構成される前記基地局情報送信用のグ
ループに属し、同一のグループに属する基地局は、同一
の基地局情報を移動端末に対して送信することを特徴と
する請求項1に記載の無線通信システムである。
【0035】請求項3に記載の発明は、前記基地局情報
送信用のグループに属する全ての基地局は、ネットワー
クから一括してデータを受信し、該受信したデータに基
づき基地局情報の更新を行うことを特徴とする請求項2
記載の無線通信システムである。
【0036】請求項4に記載の発明は、前記基地局は、
1または複数のグループに分割された前記同一の基地局
情報を送信するグループと該グループに属する基地局の
基地局ID情報とを対応させた情報を前記基地局情報と
して移動端末に対し送信することを特徴とする請求項2
に記載の無線通信システムである。
【0037】請求項5に記載の発明は、前記基地局情報
の送信は、同期用のブロードキャストチャネルにて行わ
れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
無線通信システムである。
【0038】請求項6に記載の発明は、前記基地局情報
の送信は、同期用とは別のブロードキャストチャネルに
て行われることを特徴とする請求項1または請求項2に
記載の無線通信システムである。
【0039】請求項7に記載の発明は、前記基地局情報
の送信は、移動端末ごとに行われることを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の無線通信システムであ
る。
【0040】請求項8に記載の発明は、前記無線通信シ
ステムにおいて、前記基地局から前記基地局情報を受信
し記憶する受信記憶ステップと、該受信記憶ステップに
より受信し記憶した基地局情報をもとに捕捉すべき基地
局を選択する基地局選択処理ステップと、
【0041】該基地局選択処理ステップにより選択した
基地局を捕捉する基地局捕捉処理ステップと、該基地局
捕捉処理ステップにより捕捉した基地局と通信を開始す
るステップと、を 実行することを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の移動端末である。
【0042】本発明では、移動端末は、基地局から送信
される上述の基地局情報を受信し、かつ保持し、該基地
局情報から接続すべき基地局が属するグループを特定
し、該当するグループに属する1または複数の基地局に
関する基地局ID情報(基地局IDあるいはその一部)
を取得した上で、取得した基地局ID情報により該基地
局への捕捉処理及び接続処理を実施する機能を有する。
【0043】本発明では、基地局情報用のグループに属
する複数の基地局は、同一の基地局情報の送信を行い、
かつ、基地局情報送信用のグループに属する基地局を提
供可能なサービス等でグルーピングし、各グループと該
グループに属する基地局の基地局IDあるいは、
【0044】基地局IDの一部に対応させた情報を基地
局情報として送信する機能を有する。送信する基地局情
報は、各基地局が提供するサービス情報や課金情報など
の情報と基地局IDあるいは該基地局IDの一部である
基地局ID情報とを対応させた情報である。
【0045】該基地局情報を構築する方法としては、同
一の基地局情報を複数の基地局で送信するという本発明
の特徴から、基地局の不揮発性情報エリアに保持されて
いる他の複数基地局の情報から上述の基地局情報を生成
し、該基地局情報を送信する方法1や上述の基地局情報
を送信する基地局に対して、
【0046】グループを形成し、ネットワ−クサイドか
ら該グループに対して送信されるデータを該グループに
属する基地局が受信することにより該基地局情報を生成
し、該基地局情報を送信する方法2などがある。
【0047】方法2では、ネットワークサイドで基地局
をグループ化しているため、送信すべきデータの一括配
信が可能であり、送信すべきデータについても一括管理
できる。このため、基地局の増設/撤去時やある基地局
での情報変更などにより基地局情報の変更が必要な場合
には、基地局毎にデータの修正作業が必要となる方法1
に比べて、柔軟な保守・運用が可能である。
【0048】移動端末では、基地局接続処理中に、基地
局から送信される上述の基地局情報を一度だけ受信する
ことで、接続すべき(したい)基地局の基地局ID情報
を取得できるため、基地局検索処理時に取得した捕捉候
補の基地局の中から接続すべき(したい)基地局を容易
に特定することが可能となる。
【0049】このため、基地局検索処理により取得され
た事業者IDが一致する捕捉候補の基地局に対して、実
際に基地局捕捉処理を行わずに、接続すべき(したい)
基地局に対してのみ基地局捕捉処理、無線制御ID取得
処理、接続処理を試行できるため、接続時間の短縮化が
図れる。
【0050】また、各基地局から送信される上述の基地
局情報は同一であるため、移動端末では、該基地局情報
のみを保持するだけでよく、従来の方法のように基地局
毎に異なる基地局情報を全て保持する必要がない。した
がって、移動端末のメモリ領域の有効利用も図れる。
【0051】なお、ハンドオーバ処理時においても、接
続すべき(したい)基地局を特定する基地局選択処理は
行われるため、上記同様の接続時間の短縮化および移動
端末のメモリ領域の有効利用の効果が期待できる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明の好適な実施の形態を詳細に説明する。基地局から送
信される基地局情報は、基地局情報送信用のグループに
属する基地局に対して、各基地局が提供するサービス情
報や課金情報などの情報と基地局IDあるいは該基地局
IDの一部である基地局ID情報とを対応させたもので
ある。
【0053】図2は、基地局情報の第一の例を示す図で
ある。基地局情報送信用にグループ化された基地局ID
1〜10の基地局は、移動端末当たりの最大許容帯域に
より、さらに6クラスにグループ化されている。最大許
容帯域として6Mbps以上、
【0054】すなわちクラス4〜クラス6を要する移動
端末は、該基地局情報(図2)を取得した場合、基地局
ID情報が7、8、9、10の基地局を接続すべき(し
たい)基地局として選択することになる。なお、図2に
おいては、基地局情報における基地局ID情報として、
基地局IDが使用されている。
【0055】また、図3は、基地局情報の第2の例を示
す図である。基地局情報送信用にグループ化された基地
局は、課金クラス1〜6で定義された課金情報により、
さらにグループ化されている。なお、図3においては、
基地局情報における基地局ID情報として、基地局ID
(1bit〜10bit)の一部(5bit〜7bi
t)が使用されている。
【0056】このように、基地局IDの一部を基地局I
D情報として使用することもでき、課金クラス2を要求
する移動端末が該基地局情報(図3)を取得した場合、
移動端末は、基地局IDの第5〜7bitが[010]
である基地局を接続すべき(したい)基地局として選択
することになる。
【0057】ここでは、基地局情報の例として、図2及
び図3を用いた説明を行ったが、本発明に係る基地局情
報は、これらに限定されるものではない。したがって、
本発明は、図2および図3に記載した提供サービス情報
以外の情報も基地局情報とすることができる。
【0058】また、基地局情報として提供サービス情報
が1つである場合(最大許容帯域または課金情報など)
を示したが、本発明に係る基地局情報は、提供サービス
が1つである場合には限定されない。したがって、本発
明は、提供サービス情報が複数ある場合(最大許容帯域
および課金情報など)でも、これを基地局情報とするこ
とができる。
【0059】その際、移動端末では、要求するサービス
情報(最大許容帯域および課金情報など)が全て合致す
る基地局ID情報を有する基地局を接続すべき(した
い)基地局として選択することになる。
【0060】本発明における該基地局情報は、基地局自
体のシステムデータとして基地局の不揮発情報エリアに
記憶されている情報から構築するだけでなく、ネットワ
ークから受信するデータをもとに構築することもでき
る。
【0061】一般に、前者の場合、すなわち、基地局の
システムデータから構築する場合には、基地局の増設/
撤去時や提供サービスの変更時などに、基地局情報送信
用のグループに属する全ての基地局のシステムデータを
変更する必要が生じるため、柔軟なシステム運用・保守
という面で問題がある。
【0062】そこで、本実施の形態では、複数の基地局
が同一の該基地局情報を送信する点に鑑み、該基地局情
報を送信する基地局間でマルチキャストあるいはブロー
ドキャストグループを形成し、該マルチキャストあるい
はブロードキャストによるデータから該基地局情報を構
築する。
【0063】このように構築すれば、ネットワーク上の
サーバにより該マルチキャストあるいはブロードキャス
トのデータを一括管理することになるため、上記のよう
な該基地局情報の更新時においても、柔軟なシステム運
用・保守が可能となる。
【0064】基地局情報を送信する方法としては、同期
用のブロードキャストチャネルを使用する方法1(図1
−(1))、同期用とは別のブロードキャストチャネル
を使用する方法2(図1−(2))及び無線制御ID取
得後、移動端末ごとの該無線制御IDにより識別する制
御チャネルを使用する方法3(図1一(3))とがあ
る。
【0065】なお、図1−(3)は、基地局情報を移動
端末毎に送信するという方法であり、通信可能状態後
に、該基地局情報をユーザデータとして送信する場合に
も該当する。
【0066】方法3の場合、移動端末は、基地局捕捉処
理後に基地局情報の取得をするため、最初の基地局を捕
捉するまで、または通信可能状態となるまで接続すべき
基地局を特定できない。しかし、基地局情報が移動端末
ごとに制御情報またはユーザデータとして送信されるた
め、常に送信されるブロードキャストチャネルを用いる
場合に比して無線リソースの有効利用が図れる。また、
移動端末ごとの制御情報をハードデコードしていない移
動端末においては、制御ソフトウェアのみの修正で対応
可能である。
【0067】移動端末は、図4及び図5に示す接続フロ
ーにより、接続すべき基地局に対して基地局接続処理を
実施する。以下、図1に記載の基地局情報の送信の方法
1、2及び3を参照しつつ、移動端末の基地局接続処理
を詳細に説明する。
【0068】図4は、方法1及び方法2の場合の接続処
理のフローを示す図である。移動端末は、基地局検索処
理中に、基地局情報の取得処理を行う。基地局情報の取
得処理では、同一の基地局情報が周辺基地局全てにおい
てブロードキャストチャネルにより送信されているた
め、最初に事業者IDが一致した基地局から該基地局情
報の取得を行う。そして、取得した該基地局情報を参照
し、移動端末が接続すべき(したい)基地局を特定し、
該基地局に対する基地局ID情報を保持する。
【0069】基地局情報の取得処理後、移動端末は、全
ての周浪数で基地局検索処理を行い、基地局検索結果と
して、検索された基地局の基地局ID、受信レベルおよ
び周波数を取得する。そして、基地局選択処理におい
て、基地局検索結果と基地局情報取得処理により特定し
た接続すべき(したい)基地局ID情報との照合を行
い、一致するものを捕捉候補の基地局として、受信レベ
ルの高い順に記憶する。その後の動作は従来の方法と同
様である。
【0070】図5は、方法3の場合の接続処理のフロー
を示す図である。移動端末は、全ての周波数で基地局検
索処理を行い、基地局検索結果として、検索された基地
局の基地局ID、受信レベル及び周波数を取得する。そ
して、基地局選択処理において、基地局検索結果をその
まま捕捉候補の基地局として、受信レベルの高い順に記
憶する。
【0071】次に、移動端末は、受信レベルが高い基地
局から順に基地局捕捉処理及び無線制御ID取得処理の
順で実施していく。無線制御ID取得後、移動端末が基
地局情報を取得していない場合には、基地局情報取得処
理を行う。基地局情報取得処理においては、既に無線制
御IDは取得済みであるので、捕捉した基地局に対し
て、基地局情報の送信要求を送信する。
【0072】該基地局では、移動端末からの基地局情報
の送信要求を受信すると、無綿制御IDを使用して該移
動端末に対してのみ基地局情報を送信する。移動端末で
は、取得した該基地局情報を参照し、移動端末が接続す
べき(したい)基地局を特定し、該基地局に対する基地
局ID情報を保持しておく。このとき、接続条件が一致
する基地局に捕捉済である場合、接続処理を継続する。
なお、不一致時は、捕捉解除を行い、取得した基地局情
報を用いて基地局選択処理から再度実施する。
【0073】ハンドオーバ処理の起動時にその処理が周
辺基地局の基地局検索処理から再度実施される場合で
も、また、ハンドオーバ処理の起動時にその処理が基地
局捕捉処理から実施される場合でも、基地局選択処理は
行われる。
【0074】したがって、基地局情報の取得により特定
した接続すべき(したい)基地局ID情報を用いて捕捉
候補の基地局を選択することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基地局を管理する事業者は、基地局ごとに提供するサー
ビスを変更することが可能となり、基地局の差別化を図
ることができる。また、提供するサービスクラスの追加
/サービスカテゴリの分割などが可能となり、これによ
り今以上に多様なサービス形態を、基地局単位で、ユー
ザへ提供することができる。
【0076】一方、移動端末を使用するユーザにとって
は、多様化した基地局ごとのサービスの中から、自分が
接続したいサービスを提供している基地局に瞬時に接続
することが可能となる。
【0077】本発明に係る基地局は、基地局情報送信用
のグループに属し、基地局ごとに提供するサービスを異
にし、そして、提供されるサービス情報や課金情報など
の情報と基地局IDあるいは基地局IDの一部で表され
る基地局ID情報とを対応させた情報を基地局情報とし
て送信する。したがって、本発明に係る基地局を用いれ
ば、多様なサービス形態を移動端末に対して提供するこ
とができる。
【0078】また、本発明に係る移動端末は、上記基地
局情報の受信により、接続すべき(したい)基地局を特
定した上で基地局接続処理を実施する。したがって、本
発明によれば、接続に要する時間の短縮化や接続処理の
簡略化が図れる。
【0079】また、本発明では、複数の基地局が同一の
基地局情報の送信を行うため、該基地局間でマルチキャ
ストあるいはブロードキャストグループを形成できる。
したがって、本発明によれば、基地局情報の一括管理が
できるため、基地局の新設・撤去等に伴う基地局情報の
更新作業の保守業務を柔軟かつ容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における基地局情報の送信タイミングを
示す図である。
【図2】基地局ID情報が基地局IDである基地局情報
を示す図である。
【図3】基地局ID情報が基地局IDの一部である基地
局情報を示す図である。
【図4】基地局検索処理中に基地局情報を取得する場合
の接続処理フローを示す図である。
【図5】基地局捕捉処埋後に基地局情報を取得する場合
の接続処理フローを示す図である。
【図6】従来のフレーム構成の一例を示す図である。
【図7】基地局と移動端末とを有する無線通信システム
における移動端末が基地局へ接続を行う場合の処理(基
地局接続処理)の従来のフローの一例を示す図である。
【図8】検索処理時に基地局情報を取得する場合の従来
の接続処理フローを示す図である。
【図9】基地局捕捉処理後に基地局情報を取得する場合
の従来の接続処理フローを示す図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局を特定する情報である基地局ID
    情報および当該基地局ID情報以外の複数の情報からな
    る基地局情報を送信する基地局と、前記基地局情報を受
    信可能な移動端末とを有する無線通信システムであっ
    て、 前記移動端末は、前記基地局から取得した前記基地局情
    報をもとに捕捉すべき基地局を選択する基地局選択処理
    を実施し、該基地局選択処理により選択した基地局を捕
    捉する基地局捕捉処理を実施し、該基地局捕捉処理によ
    り捕捉した基地局と通信を開始することを特徴とする無
    線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局は、複数の基地局間で構成さ
    れる前記基地局情報送信用のグループに属し、同一のグ
    ループに属する基地局は、同一の基地局情報を移動端末
    に対して送信することを特徴とする請求項1に記載の無
    線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記基地局情報送信用のグループに属す
    る全ての基地局は、ネットワークから一括してデータを
    受信し、該受信したデータに基づき基地局情報の更新を
    行うことを特徴とする請求項2記載の無線通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記基地局は、1または複数のグループ
    に分割された前記同一の基地局情報を送信するグループ
    と該グループに属する基地局の基地局ID情報とを対応
    させた情報を前記基地局情報として移動端末に対し送信
    することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記基地局情報の送信は、同期用のブロ
    ードキャストチャネルにて行われることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記基地局情報の送信は、同期用とは別
    のブロードキャストチャネルにて行われることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の無線通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記基地局情報の送信は、移動端末ごと
    に行われることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 前記無線通信システムにおいて、 前記基地局から前記基地局情報を受信し記憶する受信記
    憶ステップと、 該受信記憶ステップにより受信し記憶した基地局情報を
    もとに捕捉すべき基地局を選択する基地局選択処理ステ
    ップと、 該基地局選択処理ステップにより選択した基地局を捕捉
    する基地局捕捉処理ステップと、 該基地局捕捉処理ステップにより捕捉した基地局と通信
    を開始するステップと、 を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の移動端末。
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