JP2003174523A - Icカードを用いた老齢者支援システム、緊急報知ボックス及び受信装置 - Google Patents

Icカードを用いた老齢者支援システム、緊急報知ボックス及び受信装置

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JP2003174523A JP2001370420A JP2001370420A JP2003174523A JP 2003174523 A JP2003174523 A JP 2003174523A JP 2001370420 A JP2001370420 A JP 2001370420A JP 2001370420 A JP2001370420 A JP 2001370420A JP 2003174523 A JP2003174523 A JP 2003174523A
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一彦 佐藤
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    • G08B25/01Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems characterised by the transmission medium
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 老齢者のプライバシーを確保しつつ、緊急事
態発生を、迅速、且つ、確実に最寄りの関係機関へ報知
することができるようにする。 【解決手段】 ICカード1が緊急報知ボックス101
のICカードリーダ2に挿入されると、老齢者の氏名等
が読み取られ制御部4へ入力され、その情報は、制御部
4により緊急報知信号として通信部6から公衆電話回線
7を介して、予め記憶されている連絡先の受信装置10
2へ送出され、受信部102においては、スピーカ12
から老齢者の氏名等が出力され、さらに、警報灯13の
点灯、バイブレータ14の振動が行われ、緊急事態の報
知がなされるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、老齢者の住居内で
の緊急事態の発生を外部へ報知するようにしたシステム
に係り、特に、迅速性、確実性の向上等を図ったものに
関する。
【0002】
【従来の技術】我が国においては、全人口に対していわ
ゆる老齢者が占める人口比率が、老齢者以外の者が全人
口に占める比率を超えて徐々に拡大しつつあり、いわゆ
る高齢化社会の到来という事が年々現実化の様相を呈し
てきている。かかる社会状況に鑑みて、近年、老齢者の
生活を支援するための種々のサービスが行政、民間など
の様々なレベルで展開されつつある。すなわち、例え
ば、老齢者だけの自宅を、巡回員が定期的に巡回して、
悩みや不自由な事などの相談に乗ると共に、老齢者の生
活に異常が無いことを確認するいわゆる訪問サービスな
どがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなサービスにおいて、十分な人数の巡回員を確保す
ることが種々の理由から難しいことも多く、一般には不
足気味である一方、サービスを望む老齢者の増加と相俟
って十分なサービスを提供することが困難な状況にあ
る。また、上述のような訪問サービスは、巡回員が老齢
者宅を実際に訪問するのが基本であるために、老齢者の
プライバシーの保護に十分配慮する必要があるという問
題があった。さらに、特に、老齢者の一人住まいのなど
の家庭においては、急病の際に即座に医療機関に連絡し
たり、119番通報による救急車の要請を行い難いこと
が多い。また、仮に電話をしても、連絡先が話中であっ
たりした場合には再度電話をかけ直すことが困難になる
ことすらもあり得る。またさらに、仮に電話が通じたと
しても、十分に話せず、連絡を受けた側でも理解が困難
なため、適切、迅速な対応を採ることが難しいこともあ
り得る。
【0004】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、老齢者のプライバシーを確保しつつ、円滑な生活を
支援することができるICカードを用いた老齢者支援シ
ステム、緊急報知ボックス及び受信装置を提供するもの
である。本発明の他の目的は、老齢者宅における緊急事
態発生を、迅速、且つ、確実に最寄りの関係機関へ報知
することができるICカードを用いた老齢者支援システ
ム、緊急報知ボックス及び受信装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態によ
れば、ICカードの情報を読み取り、当該情報を公衆電
話回線を介して緊急報知信号として外部へ送出する緊急
報知ボックスと、前記緊急報知ボックスから送出された
緊急報知信号を公衆電話回線を介して受信し、報知処理
を行う受信装置と、を具備してなるICカードを用いた
老齢者支援システムが提供される。
【0006】かかる構成においては、ICカードを緊急
報知ボックスに挿入することにより、自動的に緊急事態
を知らせるための信号が外部の受信装置へ送出されるた
め、老齢者のプライバシーを確保しつつ、老齢者宅にお
ける緊急事態発生を、迅速、且つ、確実に最寄りの関係
機関へ報知することができることとなるものである。
【0007】本発明の第2の実施の形態によれば、挿入
されたICカードの情報を読み取るICカードリーダ
と、前記ICカードリーダにより取得された前記ICカ
ードの情報を、所定の緊急報知信号に含めて予め記憶さ
れた報知先へ送出可能に処理する制御部と、前記制御部
により出力された緊急報知信号を公衆電話回線を介して
送出する通信部と、を具備してなる緊急報知ボックスが
提供される。
【0008】本発明の第3の実施の形態によれば、公衆
電話回線を介して緊急報知信号が入力された場合、当該
緊急報知信号から必要な情報を抽出し、使用者へ対する
報知を行うよう構成されてなる受信装置が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図3を参照しつつ説明する。なお、以下に
説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。最初に、本発明の実施の形態におけるIC
カードを用いた老齢者支援システムの構成例について、
図1を参照しつつ説明する。本発明の実施の形態におけ
るICカードを用いた老齢者支援システムは、緊急報知
ボックス101と、受信装置102とを主たる構成要素
として構成されたものとなっている。緊急報知ボックス
101は、老齢者の自宅に設置されるものであり、受信
装置102は、最寄りの医療機関、消防署、親族や近隣
の家などに設置されるものである。なお、図1において
は、一つの受信装置102のみが設けられた構成が示さ
れているが、これは、あくまでも構成を理解し易くする
ためであり、実際には、上述したような複数の箇所に設
置されるのが好適である。
【0010】以下、本発明の実施の形態におけるICカ
ードを用いた老齢者支援システムを構成する個々の構成
要素について具体的に説明することとする。まず、本発
明の実施の形態における緊急報知ボックス101は、I
Cカードリーダ(図1においては「CAR」と表記)2
と、音声処理部(図1においては「VPR」と表記)3
と、制御部(図1においては「CON」と表記)4と、
記憶部(図1においては「MEM」と表記)5と、通信
部(図1においては「COM」と表記)6とを主たる構
成要素として構成され、これらが一つの筐体(図示せ
ず)に収納されたものとなっている。ICカードリーダ
2は、ICカード1に記憶された種々の情報を読み取
り、それを制御部4へ入力するためのもので、公知・周
知の構成を有してなるものである。なお、ICカードリ
ーダ2によるICカード1のデータの読み取り方式に
は、いわゆる接触式と非接触式とがあるが本発明の実施
の形態においてはいずれの方式であっても良いものであ
る。
【0011】ここで、ICカード1は、老齢者の個人情
報が記憶されるもので、緊急時には、これを後述する緊
急報知ボックス101の所定の部位に差し込むことで緊
急報知ボックス101の報知動作を起動させて然るべく
連絡先へ緊急報知がなされるようになっている。本発明
の実施の形態において、ICカード1は、具体的には、
スマートカード、インテリジェントカード、チップイン
カード、マイクロサーキット(マイコン)カード、メモ
リカード、スーパーカード、多機能カード、コンビネー
ションカードなど公知・周知の構成を有してなるものを
含むものである。そして、その形状は、いわゆるカード
状媒体に限定される必要はなく、任意の形状、例えば、
切手サイズやそれ以下の超小型で、しかも、コイン等の
形状であってもよく、さらには、環状の紐等の部材を用
いて老齢者が常時首から吊して携帯できるようにしても
よいものである。このようなICカード1に予め記憶さ
れる老齢者の個人情報としては、例えば、老齢者の氏
名、住所などの老齢者を識別するための情報に加えて、
血液型、既往症、薬に対するアレルギー等の医療情報な
どを含むもようにすると好適である。
【0012】音声入力手段としての音声処理部3は、老
齢者がICカード1と共に、又は、ICカード1に代え
て音声による情報を、予め設定されている所定の緊急の
連絡先(報知先)へ送出するためのものである。すなわ
ち、音声処理部3は、マイク3aが接続されており、老
齢者の発した声がこのマイク3aを介して入力される
と、それをディジタル音声信号に変換すると共に、受信
装置102への伝送に適した形式に変換して制御部4へ
入力するよう構成されたものとなっている。
【0013】制御部4は、この緊急報知ボックス101
全体の動作制御を行うと共に、後述するような緊急報知
処理を行うものである。記憶部5は、制御部4で実行さ
れる緊急報知処理のためのプログラムが予め記憶される
と共に、後述するようにこの緊急報知ボックス101に
より緊急報知を行う際の最寄りの医療機関、消防署、親
族や近隣の家などの報知先の電話番号や、動作制御のた
めに必要な種々のデータ等が予め記憶されているもので
ある。通信部6は、例えば、公衆電話回線7に接続され
て、後述するように制御部4から出力された緊急報知信
号の受信装置102への伝送を行うものである。本発明
の実施の形態において、これら制御部4、記憶部5及び
通信部6は、中継装置を構成するものとなっている。こ
のような中継装置としては、具体的には、ハブ、スイッ
チ、ルータ、その他のコンセントレータ、リピータ、ブ
リッジ、ゲートウェイ装置、PC、サーバ、無線中継装
置(例えば、無線LANの中継装置である一般にアクセ
スポイントと称されるもの)がある。すなわち、本発明
の実施の形態における緊急報知ボックス101は、公知
・周知の構成を有してなるハブ等の中継装置に、先に述
べたICカードリーダ2及び音声処理部3を付加し、し
かも、制御部4には、ハブ等の動作制御に加えて、IC
カードリーダ2及び音声処理部3の動作制御及び後述す
る緊急報知処理機能を付加したものであるということが
言えるものである。
【0014】一方、受信装置102は、受信側通信部
(図1においては「R−COM」と表記)8と、データ
処理部(図1においては「DPR」と表記)9と、記憶
部(図1においては「MEM」と表記)10と、駆動部
(図1においては「DRV」と表記)11と、警報機器
としてのスピーカ12、警報灯13及びバイブレータ1
4を主たる構成要素として構成されたものとなってい
る。受信側通信部8は、公衆電話回線7を介して緊急報
知ボックス101から送出された緊急報知信号を受信
し、その信号をデータ処理部9における処理に適した信
号形式へ変換してデータ処理部9へ出力するものとなっ
ており、公衆電話回線7とデータ処理部9とのいわばイ
ンターフェイスを図るものである。データ処理部9は、
受信側通信部8を介して入力された緊急報知信号に基づ
いて、駆動部11を介して、スピーカ12の鳴動、警報
灯13の点灯、バイブレータ14の振動を行うようにな
っているものである。駆動部11は、上述のようにデー
タ処理部9から出力された信号に応じてスピーカ12、
警報灯13及びバイブレータ14の駆動を行うものとな
っている。
【0015】次に、かかる構成における動作について、
図2及び図3に示されたサブルーチンフローチャートを
参照しつつ説明する。最初に、緊急報知ボックス101
において行われる緊急報知処理について図2に示された
サブルーチンフローチャートを参照しつつ説明する。ま
ず、処理が開始されると、ICカード1がICカードリ
ーダ2に挿入されたか否かが判定されることとなる(図
2のステップS100参照)。すなわち、老齢者が体調
の不調などを感じて、医療機関等へ緊急に連絡をしたい
と考え、ICカード1がICカードリーダ2に挿入され
ると、ICカードリーダ2ではこのICカード1の挿入
が検出され、その検出信号が制御部4へ入力されること
となる。そして、制御部4においては、このICカード
リーダ2からの検出信号の有無によって、ICカード1
の挿入が有ったか否かを判定することとなる。
【0016】ステップS100において、ICカード1
の挿入有りと判定された場合(YESの場合)には、次
述するステップS102の処理へ進む一方、ICカード
1は、ICカードリーダ2に挿入されていないと判定さ
れた場合(NOの場合)には、後述するステップS11
0の処理へ進むこととなる。ステップS102において
は、ICカードリーダ2により、ICカード1に記憶さ
れている老齢者の個人情報の読み取りが行われ、その読
み取られた個人情報は、制御部4へ入力されることとな
る。そして、制御部4においては、記憶部5に予め記憶
されている連絡先、すなわち、最寄りの医療機関、消防
署、親族や近隣の家などの電話番号に対して、緊急事態
が発生した旨のメッセージと共に先の個人情報が緊急報
知信号として、通信部6を介して送出されることとなる
(図2のステップS104参照)。この後、音声入力が
有るか否かが判定されることとなる(図2のステップS
106参照)。すなわち、老齢者が緊急報知ボックス1
01に向かって老齢者が声を発すると、その声は、緊急
報知ボックス101に設けられたマイク3aによって集
音されが、この時、音声処理部3によって音声入力が生
じたことが制御部4へ所定の信号によって制御部4へ通
知されるようになっている。したがって、制御部4は、
この音声処理部3からの音声入力に対応した所定の信号
入力の有無によって音声の入力があるか否かを判定する
ことが可能となっている。
【0017】そして、ステップS106において、音声
入力有りと判定された場合(YESの場合)には、マイ
ク3aにより集音された音声が、音声処理部3によりデ
ィジタル信号化されると共に、公衆電話回線7を介した
信号伝送に適宜な予め設定された伝送形式に変換されて
制御部4へ入力されるようになっている。制御部4にお
いては、通信部6を介しての信号送出のタイミングなど
が調整されて、音声データは、通信部6を介して公衆電
話回線7へ送出され、受信装置102へ送られることと
なる(図2のステップ108参照)。なお、このステッ
プS108の処理の後は、図示されないメインルーチン
へ一旦戻り、他の処理が実行された後、再び、このサブ
ルーチン処理が繰り返されるようになっている。また、
ステップS106において、音声入力は無いと判定され
た場合(NOの場合)には、上述したステップS108
の処理を行うことなくこのサブルーチン処理が終了され
ることとなる。
【0018】一方、先のステップS100において、I
Cカードの挿入無しと判定されて、ステップS110へ
進んだ場合には、音声入力が有るか否かが判定されるこ
ととなる。すなわち、この音声入力の有無の判定は、老
齢者がICカードを緊急報知ボックス101のICカー
ドリーダ2へ挿入することが困難な場合等において、声
を出して最寄りの医療機関等へ連絡をした場合などにお
ける音声入力を検出するために行われるものである。そ
して、このステップS110において、音声入力は無い
と判定された場合(NOの場合)には、この一連のサブ
ルーチン処理を終える一方、音声入力有りと判定された
場合(YESの場合)には、先のステップS108の処
理で説明したと同様にしてマイク3aによって集音され
た音声の送出が行われ(図2のステップS112参
照)、一連のサブルーチン処理が終了されることとな
る。なお、特に、ICカード1の挿入がなく、老齢者の
音声入力がなされた場合には、老齢者が辛うじて声を発
したような場合も考慮して、このステップS112にお
いては、予め制御部4又は記憶部5に記憶された老齢者
の氏名(又は老齢者を特定、識別するための所定の符号
等)等の個人情報をディジタル音声信号として送出する
ようにすると好適である。
【0019】次に、受信装置102の動作について、図
3に示されたサブルーチンフローチャートを参照しつつ
説明する。データ処理部9による処理が開始されると、
まず、受信側通信部8を介して外部からの信号入力が生
じたか否かが判定され(図3のステップS200参
照)、信号入力が無いと判定された場合(NOの場合)
には、この一連のサブルーチン処理が終了され、図示さ
れないメインルーチンへ一旦戻り、他の処理が実行され
た後、再び、このサブルーチン処理が繰り返されるよう
になっている。一方、ステップS200において、信号
入力有りと判定された場合(YESの場合)には、入力
された信号が音声データであるか否かが判定されること
となる(図3のステップS202参照)。
【0020】そして、ステップS202において、入力
信号は音声データであると判定された場合(YESの場
合)には、ディジタル音声データをスピーカ12で再生
出力するための処理がデータ処理部9により行われ、そ
の後、駆動部11を介してスピーカ12へ供給される
(図3のステップS204参照)ことにより、受信装置
102の使用者は、老齢者が緊急報知ボックス101の
前で話した内容を聴取することができることとなる。こ
のステップS204の処理が実行された後は、図示され
ないメインルーチンへ一旦戻り、他の処理が実行された
後、再び、このサブルーチン処理が繰り返されるように
なっている。なお、先に、図2のステップS112にお
いて説明したように、老齢者が十分話しができない場合
を考慮して、所定のディジタル音声信号が緊急報知ボッ
クス101から送出される場合には、上述のステップS
204においては、その所定のディジタル音声信号を再
生してスピーカ12から所定の内容(例えば、老齢者の
氏名等の個人情報)を出力するようにすると好適であ
る。
【0021】一方、ステップS202において、入力信
号は音声データではないと判定された場合(NOの場
合)には、緊急報知ボックス101へのICカード1の
挿入によって生じた緊急報知信号であるとして報知処理
が行われることとなる(図3のステップS206参
照)。すなわち、この構成例においては、まず、データ
処理部9においては、受信された緊急報知信号に含まれ
ている所定のメッセージが駆動部11を介してスピーカ
12へ出力できるように再生処理され、スピーカ12に
よってメッセージが流されることとなる。この所定のメ
ッセージは、例えば、「緊急事態発生、××町のA(老
齢者の氏名)です」の如く、少なくとも緊急事態が発生
した老齢者を特定することのできるものであれば良く、
その内容は特定のものに限定される必要はないものであ
る。また、ICカード1から読み取られた医療情報(例
えば、血液型等)も電気的に生成された音声によってス
ピーカ12から出力されるようになっている。
【0022】同時に、データ処理部9によって駆動部1
1を介して警報灯13が点灯されると共に、バイブレー
タ14が振動され、受信装置102の使用者に緊急事態
の発生が報知されることとなる。なお、本発明の実施の
形態における構成例においては、スピーカ12、警報灯
13及びバイブレータ14によって緊急報知を行うよう
になっているが、これら3つのものが全て必要な訳では
ないことは勿論であり、いずれか一つ、又は、任意に組
み合わせで構成しても良いものである。さらに、本発明
の実施の形態における構成例においては、スピーカ1
2、警報灯13及びバイブレータ14と駆動部11との
間は、有線接続となっているが、勿論、無線によって接
続する構成としても良いものである。なお、そのような
構成とすることは、いわゆる当業者にとっては自明のこ
とであるので、ここでの具体的な説明は省略することと
する。
【0023】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
ICカードの挿入又は音声によって、最寄りの医療機関
等へ自動的に緊急事態の発生を報知できるようにしたの
で、老齢者のプライバシーを確保しつつ、老齢者宅にお
ける緊急事態発生を、迅速、且つ、確実に最寄りの関係
機関へ報知することができという効果を奏するものであ
る。また、緊急事態発生の迅速、確実な報知により、適
切な対応を早期に採ることが可能となり、老齢者の生活
の安全を確保することができ、ひいては生活環境の向上
に寄与することができるという効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるICカードを用い
た老齢者支援システムの構成例を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態における緊急報知ボックス
によって実行される緊急報知処理の手順を示すサブルー
チンフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態における受信装置において
緊急報知信号を受信した場合の処理手順を示すサブルー
チンフローチャートである。
【符号の説明】
1…ICカード 2…ICカードリーダ 3…音声処理部 4…制御部 5…記憶部 6…通信部 7…公衆電話回線 8…受信側通信部 9…データ処理部 10…記憶部 11…駆動部 12…スピーカ 13…警報灯 14…バイブレータ 101…緊急報知ボックス 102…受信装置
フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA23 AA37 AA42 AA44 AA51 BB03 BB12 BB74 DD03 DD25 DD26 EE08 EE15 EE18 FF01 FF02 FF04 GG08 GG12 GG19 GG21 GG23 GG31 GG32 GG66 GG67 GG70 GG71 GG83 5K101 KK14 KK19 LL01 NN05 NN12 NN18 RR12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードの情報を読み取り、当該情報
    を公衆電話回線を介して緊急報知信号として外部へ送出
    する緊急報知ボックスと、 前記緊急報知ボックスから送出された緊急報知信号を公
    衆電話回線を介して受信し、報知処理を行う受信装置
    と、 を具備してなることを特徴とするICカードを用いた老
    齢者支援システム。
  2. 【請求項2】 緊急報知ボックスは、ICカードリーダ
    と、中継装置とを具備してなることを特徴とする請求項
    1記載のICカードを用いた老齢者支援システム。
  3. 【請求項3】 中継装置は、ICカードリーダに挿入さ
    れたICカードの情報を、当該ICカードリーダを介し
    て読み込み、当該情報を所定の緊急報知信号に含めて予
    め記憶された報知先へ送出するよう構成されてなること
    を特徴とする請求項2記載のICカードを用いた老齢者
    支援システム。
  4. 【請求項4】 緊急報知ボックスは、音声入力手段を有
    し、中継装置は、音声データを送出するよう構成されて
    なることを特徴とする請求項3記載のICカードを用い
    た老齢者支援システム。
  5. 【請求項5】 中継装置は、音声入力がなされた場合
    に、予め記憶された情報を送出するよう構成されてなる
    ことを特徴とする請求項4記載のICカードを用いた老
    齢者支援システム。
  6. 【請求項6】 挿入されたICカードの情報を読み取る
    ICカードリーダと、 前記ICカードリーダにより取得された前記ICカード
    の情報を、所定の緊急報知信号に含めて予め記憶された
    報知先へ送出可能に処理する制御部と、 前記制御部により出力された緊急報知信号を公衆電話回
    線を介して送出する通信部と、 を具備してなることを特徴とする緊急報知ボックス。
  7. 【請求項7】 音声を公衆電話回線を介して送出可能な
    ディジタル信号に変換処理する音声入力手段を有し、制
    御部は、前記音声入力手段から信号が出力された場合、
    当該出力信号を通信部を介して予め記憶された報知先へ
    送出するよう構成されてなることを特徴とする請求項6
    記載の緊急報知ボックス。
  8. 【請求項8】 制御部は、音声入力手段の出力信号を通
    信部を介して送出すると共に、予め記憶された情報を通
    信部を介して送出するよう構成されてなることを特徴と
    する請求項7記載の緊急報知ボックス。
  9. 【請求項9】 制御部は、音声のみの入力が生じた際
    に、予め記憶された個人情報を音声信号として通信部を
    介して送出するよう構成されてなることを特徴とする請
    求項8記載の緊急報知ボックス。
  10. 【請求項10】 公衆電話回線を介して緊急報知信号が
    入力された場合、当該緊急報知信号から必要な情報を抽
    出し、使用者へ対する報知を行うよう構成されてなるこ
    とを特徴とする受信装置。
  11. 【請求項11】 緊急報知信号が受信された場合、使用
    者へ対する報知としてスピーカの鳴動、警報灯の点灯、
    バイブレータの振動のいずれか一つを行うよう構成され
    てなることを特徴とする請求項10記載の受信装置。
JP2001370420A 2001-12-04 2001-12-04 Icカードを用いた老齢者支援システム、緊急報知ボックス及び受信装置 Pending JP2003174523A (ja)

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