JP2003174509A - ディジタル交換装置およびその試験回線接続制御方法 - Google Patents

ディジタル交換装置およびその試験回線接続制御方法

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JP2003174509A
JP2003174509A JP2001370964A JP2001370964A JP2003174509A JP 2003174509 A JP2003174509 A JP 2003174509A JP 2001370964 A JP2001370964 A JP 2001370964A JP 2001370964 A JP2001370964 A JP 2001370964A JP 2003174509 A JP2003174509 A JP 2003174509A
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Yuji Oyamada
裕治 小山田
Masahiro Nagumo
正浩 南雲
Masahiro Takeyama
昌弘 武山
Katsuhiko Honda
克彦 本多
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Comtec Ltd
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Oki Comtec Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロスコネクト機能を用いたディジタル交換
における試験にて確実なループ接続および回線復旧の時
間短縮化の少なくとも一方を実現するディジタル交換装
置およびその試験回線接続制御方法の提供。 【解決手段】 ディジタル交換機10は、制御部14により
クロスコネクト部12に接続させる接続元と接続先のさせ
方をタイムスロット毎に検索し、テストポート接続を有
効にし、既存回線の接続を解除して試験用の伝送路によ
るループを形成して試験パケット監視部16で監視を行
い、監視終了後に、制御部14によりクロスコネクト情報
を用いて試験前の接続に設定を戻して、接続を復旧させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル交換装
置およびその試験回線接続制御方法に関し、たとえば広
帯域ISDN(Broadband aspects of Integrated Services
Digital Network:以下、B-ISDNという)においてクロ
スコネクト機能を有するディジタル交換機等に用いて好
適な装置に関するものであり、このディジタル交換機に
おいて試験回線を設定して接続の確保等を行う際に用い
て好適な試験回線接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネットの普及にともな
い、画像やデータ等といった大量の情報を高速に通信す
る要求が非常に高まってきている。このような要求に対
応すべく、より高速化なサービスの提供を行う通信網と
してたとえば、B-ISDNが研究されてきている。B-ISDNに
おけるディジタル交換機は、電子化されたディジタルス
イッチを用いて、クロスコネクト機能を発揮させてい
る。クロスコネクト機能は、第1に、伝送路の利用効率
を高めるため伝送路相互間を接続して伝送路からの信号
分離や伝送路への信号多重を行ったり、第2に、ある区
間の伝送路が故障したとき予備伝送路にパスを切り換え
て通信網の信頼性を高める機能を有している。
【0003】ディジタル交換機は、入力ハイウェイから
のパケットをディジタルスイッチのクロスコネクト機能
により通話先に応じた出力ハイウェイにのせる。この際
に交換機に配設するディジタルスイッチは、通話の行先
に応じて伝送する順番を変更する時間スイッチおよび通
話の行先に応じてのせるハイウェイを決める空間スイッ
チを用いている。ディジタル交換機は、上述した時間ス
イッチ、空間スイッチおよび時間スイッチの順に配して
供給される信号列の時間順序を入れ換えている。
【0004】また、ディジタル交換機は、クロスコネク
ト機能を適用して既存回線に対する試験回線(テストポ
ート接続)にてモニタ接続/インサート接続やドロップ
接続を行うように制御部で接続を管理している。ディジ
タル交換機が、たとえば、対象機器を挟んで、対象機器
間にモニタ接続を行う場合を考える。ディジタル交換機
は、対象機器との双方向接続でクロスコネクトした状態
では、送信側の対象機器からのパッキングデータを受信
側の対象機器に供給し、かつ試験パケット監視部(TeST
PacKaGe、以下、単にTSTPKGという)にもパッキングデ
ータを供給している。
【0005】ディジタル交換機は、上述したと同様にク
ロスコネクトした状態で送信側の対象機器からのパッキ
ングデータを受信側の対象機器に供給するとともに、受
信側の対象機器から送信側の対象機器への接続をディジ
タル交換機で切断し、TSTPKGから送信側の対象機器に試
験パッキングデータを供給するインサート接続も行って
いる。
【0006】さらに、ドロップ接続は、クロスコネクト
した状態で送信側の対象機器から受信側の対象機器への
信号接続をディジタル交換機で切断しながら、この交換
機を介してTSTPKGに送信側の対象機器からのパッキング
データを供給し、かつ受信側の対象機器から送信側の対
象機器には、通常のようにパッキングデータを供給する
ようにディジタル交換機を制御して行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テストポー
ト接続には、上述した接続の他に、ラウンドロビン接続
がある。この接続は、たとえば、TSTPKGから送出した試
験パッキングデータ(試験信号)を送信側の対象機器に
供給して折り返し、送信側の対象機器からディジタル交
換機を介して受信側の対象機器に供給し、さらに、受信
側の対象機器で折り返した試験パッキングデータをディ
ジタル交換機に送出し、ディジタル交換機を介してTSTP
KGに戻すループ接続である。TSTPKGは、戻った試験パケ
ットデータからループに用いた伝送路間の状態や交換機
の状態に対する試験監視を行っている。
【0008】しかしながら、クロスコネクト機能による
既存回線に対するテストポート接続には、現在、前述し
たモニタ接続、インサート接続およびドロップ接続しか
ない。ディジタル交換機は、ラウンドロビン接続を行う
接続手順を行っても、インサート接続やドロップ接続で
は、片側のループが切断されてしまうことから実現でき
なかった。
【0009】なお、モニタ接続が、TSTPKGを経由してい
ないことおよび巡回していないことから、ラウンドロビ
ン接続に対応していないことは明らかである。
【0010】また、前述した接続に応じてテストポート
接続を行い、監視した後に、ディジタル交換機は、テス
トポート接続を解除し、既存回線に対して再びクロスコ
ネクト登録を行って、回線を復旧させていた。しかしな
がら、この回線復旧には、多くの時間がかかっていた。
【0011】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、クロスコネクト機能を用いたディジタル交換におけ
る試験にて確実なループ接続および回線復旧の時間短縮
化の少なくとも一方を実現するディジタル交換装置およ
びその試験回線接続制御方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、一定周期に供給されるビット群で表され
るタイムスロットを伝送する複数の伝送路との相互接続
においてタイムスロットの位置を時分割によって入れ換
える時間スイッチおよび複数の伝送路から供給されるタ
イムスロットをゲートの開閉により交換させる空間スイ
ッチの少なくとも一方を用いて各伝送路の切換えおよび
接続を行うクロスコネクト手段と、伝送路の切換えおよ
び接続の情報を基に複数の伝送路に含まれる既存の伝送
路の有無を検索し、この検索結果が既存の伝送路の有り
に対応したこの既存の伝送路に対して伝送路の接続解除
および伝送路の試験接続を行う第1制御を施し、第1制
御により前記伝送路のループを形成させる接続制御手段
と、伝送路の状態を調べる試験信号を生成し、この試験
信号をクロスコネクト手段を介して形成したループの伝
送路に出力し、戻った試験信号からループした伝送路の
状態を判定する監視手段とを含むことを特徴とする。
【0013】本発明のディジタル交換装置は、接続制御
手段によりクロスコネクト手段に接続させる接続元と接
続先のさせ方をタイムスロット毎に検索し、テストポー
ト接続を有効にし、既存回線の接続を解除して試験用の
伝送路によるループを形成して監視手段で監視を行い、
監視終了後に、接続制御手段でクロスコネクト情報を用
いて試験前の接続に設定を戻して、接続を復旧させるこ
とができる。
【0014】また、本発明は上述の課題を解決するため
に、一定周期に供給されるビット群で表されるデータを
伝送する複数の伝送路との相互接続においてデータの位
置を時間的に入れ換えたり、複数の伝送路から供給され
るデータを空間的に多重化されたまま交換して各伝送路
の切換えおよび接続をクロスコネクトとして行うディジ
タル交換装置に対してこのディジタル交換装置にデータ
を供給する接続元およびこのディジタル交換装置から出
力する接続先の対象を含む伝送路の試験に際して、デー
タ毎に接続元および接続先とディジタル交換装置との接
続を規定するクロスコネクト情報および試験を行う伝送
路の接続を規定するテストポート接続情報のうち、指定
されたテストポート接続の位置を検索する第1の工程
と、この検索により得られたテストポート接続に関する
接続情報を設定する第2の工程と、ディジタル交換装置
から接続先の対象への接続がすでに配線設定されていた
既存回線かを判定する第3の工程と、この判定した接続
のうち、既存回線の存在を示すクロスコネクト情報を取
得する第4の工程と、クロスコネクト情報のすべてに対
する検索が完了したか否かを判断する第5の工程と、こ
の検索の完了後、テストポート接続情報に応じてテスト
ポート接続を行う第6の工程と、接続のうち、取得した
クロスコネクト情報のクロスコネクトか否かを判断し、
該当するクロスコネクトに対する取得したクロスコネク
ト情報に基づいて該当する回線の接続を解除する第7の
工程とを含むことを特徴とする。
【0015】さらに、本発明は上述の課題を解決するた
めに、一定周期に供給されるビット群で表されるデータ
を伝送する複数の伝送路との相互接続においてデータの
位置を時間的に入れ換えたり、複数の伝送路から供給さ
れるデータを空間的に多重化されたまま交換して各伝送
路の切換えおよび接続をクロスコネクトとして行うディ
ジタル交換装置に対してこのディジタル交換装置にデー
タを供給する接続元およびこのディジタル交換装置から
出力する接続先の対象を含む伝送路に対して試験を行っ
た後、データ毎に接続元および接続先とディジタル交換
装置との接続を規定するクロスコネクト情報および試験
を行う伝送路の接続を規定するテストポート接続情報の
うち、指定されたテストポート接続の位置を検索する第
1の工程と、ディジタル交換装置から接続先の対象への
接続がすでに配線設定されていた既存回線かを判定する
第2の工程と、この判定した接続のうち、既存回線の存
在を示すクロスコネクト情報を取得する第3の工程と、
クロスコネクト情報のすべてに対する検索が完了したか
否かを判断する第4の工程と、この検索の完了後、テス
トポート接続情報を基にテストポート接続を解除する第
5の工程と、この解除された接続に対応したクロスコネ
クト情報か否かを基に既存回線との再接続に用いるクロ
スコネクトを設定する第6の工程と、テストポート接続
情報を初期の設定に戻す第7の工程とを含むことを特徴
とする。
【0016】本発明のディジタル交換装置の試験回線接
続制御方法は、前者の方法が試験回線接続を行うにあた
りテストポート接続情報およびクロスコネクト情報を検
索し、既存回線が断状態となる関係箇所を調べてテスト
ポート接続し、クロスコネクトの接続を解除して、伝送
路のループを形成することにより、試験回線接続が任意
の場所でも自由に伝送路によるループを形成させて試験
信号を挿入して監視することができる。
【0017】後者の方法は、形成した伝送路のループ状
態から試験前のクロスコネクトの情報を求め、既存回線
の有無に応じてクロスコネクトの接続を復旧させること
により、試験回線から既存回線への復旧時間を短縮化し
ている。
【0018】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるディジタル交換機の一実施例を詳細に説明する。
【0019】本実施例は、本発明のディジタル交換装置
を試験機能およびクロスコネクト機能付きディジタル交
換機(以後、単にディジタル交換機という)10に適用し
た場合である。ディジタル交換機10は、クロスコネクト
装置ともいう。本発明と直接関係のない部分について図
示および説明を省略する。ここで、信号の参照符号はそ
の現れる接続線の参照番号で表す。ディジタル交換機10
には、図2に示すように、クロスコネクト部12、制御部
14および試験パケット監視部16が含まれている。
【0020】クロスコネクト部12には、時間スイッチ
(以下、Tスイッチという)のみおよびTSTスイッチ、す
なわち時間スイッチ-空間スイッチ-時間スイッチ(Time
switch-Space switch-Time switch:以下、TSTスイッ
チという)のいずれか一方が備えられている。Tスイッ
チは、通話の行先に応じて供給されるタイムスロットの
伝送する順番を変更する時分割交換機能を有し、メモリ
スイッチとも呼ばれている。Tスイッチは、図示しない
が通話メモリ、制御メモリおよびカウンタ回路を有す
る。また、空間スイッチ(以下、Sスイッチという)
は、LSI(Large ScaleIntegrated circuit)等のゲート
マトリクスを形成する。Sスイッチは、高速に時分割で
開閉することにより、タイムスロット単位でハイウェイ
を交換する。
【0021】本実施例のクロスコネクト部12は、図示し
たようにTSTスイッチの構成を用いている。クロスコネ
クト部12は、多重化されるチャネル数の増大に応じて選
択できる経路数が増加し、通話路網の使用効率が高くで
きることが知られている。また、クロスコネクト部12
は、Sスイッチ120に対して複数のTスイッチ122, 124, 1
26, 128を配設してもよい。
【0022】クロスコネクト部12は、これらディジタル
スイッチを用いることにより、伝送路(ハイウェイ)の
相互間を切換接続して伝送路の利用するクロスコネクト
を行っている。クロスコネクト部12には、図示しないが
対象の端末装置間で双方向のデータ通信を行わせるため
回線10a, 10b, 10c, 10dが接続されている。回線10a〜1
0dにそれぞれ付けられた矢印は、信号の流れる方向を示
している。
【0023】制御部14は、クロスコネクト部12および試
験パケット監視部16を出力する制御信号18により制御す
る。すなわち、制御部14は、試験時にクロスコネクト部
12のクロスコネクト機能を適用し、試験パケット監視部
16にドロップ接続することによりラウンドロビン接続を
実現するように既存回線に対する試験回線の設定を制御
する機能を有するファームウェアである。図2に示す試
験回線の一部が信号線16a, 16bである。
【0024】図1に戻って、制御部14は、データ記憶部
14aおよびデータ処理部14bを含んでいる。制御部14に
は、図示しないがデータ記憶部14aに対するデータの書
込み制御や読出し制御を行い、データ処理部14bの処理
動作を制御するCPU(Central Processing Unit)が配設
されている。データ記憶部14aは、クロスコネクト状態
テーブル140およびテストポート接続状態テーブル142を
備えている。
【0025】クロスコネクト状態テーブル140は、接続
相手の対象を特定するクロスコネクト情報をタイムスロ
ット毎に記憶している。テーブル140は、後述するよう
にブロック単位、パッケージ単位およびタイムスロット
単位と階層的なデータ構造を有する。ボトムアップ的に
見ると、テーブル140では、複数のタイムスロットをま
とめて一つのパッケージとして扱う。さらに、このパッ
ケージを複数個集めたものがブロックとなる。パッケー
ジやブロックは、それぞれに付された番号で表す。
【0026】クロスコネクト状態テーブル140には、接
続相手対象のACM(Address ControlMemory)の計算に用
いる情報として接続相手対象情報140a、接続の種別を示
す情報140b、接続相手の情報がまとめて格納されている
テーブルの位置を示す位置情報140cおよび通信する回線
速度の情報140dがタイムスロット毎に記憶されている
(図3を参照)。また、テストポート接続状態テーブル
142には、上述したクロスコネクト情報に対応する接続
先対象情報142a、接続種別情報142b、接続相手テーブル
位置情報142cおよび回線速度142dに加えて、接続元の対
象に関する位置情報が接続元対象情報142eとして書き込
まれている(図4を参照)。
【0027】このようにデータ記憶部14aは、クロスコ
ネクト状態テーブル140とテストポート接続状態テーブ
ル142の中に共通する情報140a-142a, 140b-142b, 140c-
142c,140d-142dが含まれている。ここで、クロスコネク
ト状態テーブル140は、一つのタイムスロットに対する
管理情報として、たとえば図5に示すデータ構造にする
とよい。この管理情報として、図5において上述した共
通する項目の情報140a-142a, 140b-142b, 140c-142c, 1
40d-142dの内、たとえば、一方の参照符号で表してい
る。これらの情報の内、接続種別情報140b、接続相手テ
ーブル位置情報140cおよび回線速度情報140dが後段に配
され、接続相手対象情報140a、接続元対象情報142aおよ
びクロスコネクトにおける属性を表す情報20, 50, 52が
設定されている。
【0028】接続対象情報140aには、接続先ACMオフセ
ットアドレス24、冗長性を持たせた接続先ACMオフセッ
トアドレス情報26、接続先ブロックNo.(34)、接続先パ
ッキングNo.(36)、接続先管理ユニット(AU: Administ
ration Unit)No.と接続先トリビュタリユニット(Trib
utary Unit)No.のビットで表す情報38、接続先パスNo.
(40)、接続先タイムスロットNo.(42)、ならびに接続
先ACM設定データ48が含まれている。また、接続元対象
情報142aには、接続元ブロックNo.(22)、接続元ACM設
定データ28、SスイッチACMオフセットアドレス30、Sス
イッチ設定データ32、接続元ACMオフセットアドレス4
4、ならびに冗長性を持たせた接続元ACMオフセットアド
レス46が含まれている。
【0029】属性情報20は、接続元か接続先かを示す接
続元/接続先フラグである。このフラグによりクロスコ
ネクト登録時にどの接続に対して行ったかを判断する。
属性情報50は、各クロスコネクトに対する識別子として
付されているクロスコネクトID(IDentifier)でXCIDと
記す。属性情報52は、一つのタイムスロットにおける境
界を示し、この一つのタイムスロットに関する情報の数
が総計偶数個の関係になるように調整するためのダミー
情報である。これらの情報は、すべて8ビットで表され
ている。
【0030】前述した各情報について簡単に説明する。
接続元/接続先フラグ20は、クロスコネクト登録時の指
定が接続元か接続先のいずれで行われたかを示すフラグ
である(第17情報)。接続元ブロックNo.(22)は、接続
元において該当する状態テーブルが属するブロック番号
である(第11情報)。ブロックは、階層構造をなす状態
テーブルの最も大きい階層である。状態テーブルは、複
数個のブロックで構成されている。一つのブロックに
は、後述するパッケージが複数個含まれている。
【0031】接続先ACMオフセットアドレス0(24)は、
ユニットを跨らないクロスコネクト登録時に接続相手の
データを基に算出されたTスイッチACMオフセットアドレ
スである(第1情報)。オフセットアドレスは、接続先
のACMに対して埋め合わせてずらすアドレス分である。
また、クロスコネクト登録時にユニットを跨いでいる場
合、接続先ACMオフセットアドレス0(24)は、Sスイッチ
への出力領域として使用するTスイッチACMオフセットア
ドレスを示す。このオフセットアドレスの算出に用いる
データは、ブロック番号、パッケージ番号、AU番号とTU
番号のビット情報、パス番号およびタイムスロット番号
である。
【0032】接続先ACMオフセットアドレス1(26)は、
接続相手が冗長構成を採用している場合、クロスコネク
ト登録時に上述した接続相手のデータと冗長先データを
基に算出されたTスイッチACMオフセットアドレスである
(第2情報)。冗長先データとは、冗長先パッケージ番
号または冗長先パス番号である。
【0033】接続元ACM設定データ28は、接続元におい
て該当する状態テーブルが属する接続データである(第
12情報)。この接続データは、ブロック番号、パッケー
ジ番号、AU番号とTU番号のビット情報、パス番号および
タイムスロット番号を基に算出される実アドレスデータ
である。
【0034】SスイッチACMオフセットアドレス30は、TS
T構成でユニットを跨ぐクロスコネクトを行う場合のACM
オフセットアドレスである(第13情報)。Sスイッチ設
定データ32は、同様に、ユニットを跨ぐクロスコネクト
を行う場合のSスイッチACMに設定する実データ(ユニッ
ト番号)である(第14情報)。
【0035】接続先ブロックNo.(34)は、クロスコネク
ト登録時に接続相手(接続先)として指定されたブロッ
ク番号を示す(第3情報)。接続先パッケージNo.(36)
は、クロスコネクト登録時に接続相手(接続先)として
指定されたパッケージ番号を示す(第4情報)。パッケ
ージは、前述したようにブロック内にブロックの下位構
造として複数個有している。一つのパッケージには、タ
イムスロットが複数個ずつ含まれている。
【0036】接続先AU No.+TU No.(38)は、クロスコ
ネクト登録時に接続相手(接続先)として指定された管
理ユニット番号(AU No.)とトリビュタリユニット番号
(TUNo.)のビット情報を示す(第5情報)。この情報38
は、SDH使用時に有用な情報である。AU No.は、上位2
ビット、TU No.は、下位6ビットの計8ビットで表して
いる。
【0037】接続先パスNo.(40)は、クロスコネクト登
録時に接続相手(接続先)として指定されたパス番号を
示す(第6情報)。パスは、タイムスロットを通すため
にあらかじめ設定した帯域をたとえば、等分割した際の
各経路であり、パス番号は、その経路を特定する識別番
号である。接続先タイムスロットNo.(42)は、クロスコ
ネクト登録時に接続相手(接続先)として指定されたタ
イムスロット番号を示す(第7情報)。タイムスロット
は、最下位層のデータで、タイムスロット番号は一つの
パッケージ内のタイムスロットの位置を特定する識別情
報である。
【0038】接続元ACMオフセットアドレス0(44)は、
ユニットを跨ぐクロスコネクトを行う場合に接続相手
(接続元)のデータを基に算出されたTスイッチACMオフ
セットアドレスである(第15情報)。また、接続元ACM
オフセットアドレス1(46)は、ユニットを跨ぐクロスコ
ネクトを行う際に接続相手(接続元)が冗長構成を採用
している場合に接続元のデータと冗長先データを基に算
出されたTスイッチACMオフセットアドレスである(第16
情報)。このアドレスの算出は、接続先ACMオフセット
アドレス1(26)の場合と同じである。接続先ACM設定デ
ータ48は、ユニットを跨ぐクロスコネクトを行う場合の
TスイッチACMへの設定データを示す(第8情報)。
【0039】クロスコネクトID(50)は、クロスコネク
ト登録時に指定された識別番号である(第18情報)。接
続種別140bは、クロスコネクト登録時に指定された接続
種別で、片方向や双方向を規定する(第9情報)。接続
相手テーブル位置140cは、接続相手の状態テーブルが存
在する位置を示す(位置情報)。回線速度140dは、クロ
スコネクト登録時に指定された経路を通す回線速度を示
す(第10情報)。そして、ダミー52は、状態テーブルの
境界を示すとともに、扱う状態テーブルに含まれる情報
がダミー52を含めて情報数が偶数になるように調整する
ように配設している。ダミー52を設けることによって、
デバッを効率的に行うことができるようになる。
【0040】図2に戻って、データ処理部14bは、テス
トポート接続機能部1400、既存回線検索機能部1402、既
存回線解除機能部1404、既存回線設定機能部1406および
テストポート接続解除機能部1408を含んでいる。テスト
ポート接続機能部1400は、テストポート接続状態テーブ
ル142が有する情報の検索および設定ならびにテストポ
ート接続の設定を行う機能を備えている。
【0041】既存回線検索機能部1402には、テストポー
ト接続状態テーブル142の接続先対象情報142aと同じ項
目の情報を持つ接続相手対象情報140aをクロスコネクト
状態テーブル140の中から検索する機能がある。既存回
線解除機能部1404は、既存回線検索機能部1402で検出し
たクロスコネクト状態テーブル140の情報を用いて既存
回線の解除を行う機能を持つ。
【0042】既存回線設定機能部1406は、既存回線検索
機能部1402で検出したクロスコネクト状態テーブル140
の情報を用いて既存回線の設定を行う機能がある。ま
た、テストポート接続解除機能部1408は、テストポート
接続状態テーブル142の検索および消去ならびにテスト
ポート接続の解除機能を備えている。
【0043】試験パケット監視部16は、挿入する位置に
応じて試験回線16a, 16bが設定される。この設定は、制
御信号18に応動させて回線接続の解除や回線の再設定を
行っている。試験パケット監視部16は、試験回線が設定
され、既存回線が断された状態によって実現されたラウ
ンドロビン接続状態において各タイムスロット毎に生成
した試験信号を回線に送信挿入し、一巡した試験信号を
受信して監視を行う。
【0044】このようにデータ記憶部14aの情報を基に
データ処理部14bで既存と試験における接続をどのよう
に行うか各タイムスロット毎に検索処理および接続解除
処理を行うことにより、ラウンドロビン接続状態を実現
させることができ、この接続にてループしてきた試験信
号の監視を行う。そして、ディジタル交換機10は、デー
タ記憶部14aの情報に対応させた回線の再設定を行い、
ループの接続解除および既存回線への復帰を行わせるこ
とにより、ディジタル交換機10における回線復旧までの
所要時間を短縮化することができる。
【0045】次にディジタル交換機10における試験監視
の手順を説明する(図6〜図13を参照)。この試験監視
は、テストポート接続によるドロップ接続を行い、ラウ
ンドロビン接続を実現する一例である(図6を参照)。
ディジタル交換機10がループ試験を行うか否かを判断す
る(ステップS10)。試験の判断条件は、テストポート接
続を行うモードであり、かつドロップ接続を行うモード
であることである。この試験を行わない場合(NO)、デ
ィジタル交換機10を他の処理に移行させる。この試験を
行う場合(YES)、クロスコネクト状態テーブル140の設
定が済んでいるか否かの判断に進む(ステップS12)。
【0046】状態テーブル140が未設定の場合(NO)、
状態テーブル140の設定を行う(サブルーチンSUB1)。
状態テーブル140が設定済みの場合(YES)や上述の状態
テーブル140の設定後、クロスコネクト状態テーブル140
に格納されているデータの読出しを行い、読出し応答デ
ータを作成する(サブルーチンSUB2)。
【0047】データ処理部14bでは、テストポート状態
テーブル142の設定を行い、既存回線に対する試験回線
の設定を行う。すなわち、クロスコネクト接続を解除す
る(サブルーチンSUB3)。試験パケット監視部16は、解
除により形成されたラウンドロビン接続状態のループ伝
送路に試験信号を出力する。試験パケット監視部16は、
この伝送路から戻ってくる試験信号を検出して伝送路を
監視している(ステップS14)。
【0048】この後、試験監視が終了したか否かの判断
を行う(ステップS16)。試験監視を継続する場合(N
O)、試験監視処理を継続する(ステップS14)。試験監
視を終了する場合(YES)、テストポート接続を解除し
て、既存回線を復旧させる(サブルーチンSUB4)。この
処理により、一つのタイムスロットに対する試験監視が
終了する。他のタイムスロットに対して試験監視を行う
場合、図示していないが新たな対象のクロスコネクト状
態テーブル140の設定が完了しているか否かの判断(ス
テップS14)まで戻って前述した一連の処理を繰り返すと
よい。
【0049】次に前述した各サブルーチンの処理につい
て説明する。図7に示すように、クロスコネクト状態テ
ーブル140の設定(SUB1)は、まず、クロスコネクト登
録コマンド中の接続元/接続先データを用いて各タイム
スロット毎のクロスコネクト状態テーブル140の位置を
算出する(サブステップSS10)。次にクロスコネクト登
録コマンド中の接続元/接続先データからTスイッチACM
オフセットアドレスを算出する(サブステップSS12)。
TスイッチACMオフセットアドレスは、接続相手のデータ
(ブロックNo., パッキングNo., AU No.とTU No., パス
No.,およびタイムスロットNo.)を基に算出する。
【0050】次にユニットを跨ぐ接続か否かを判断する
(サブステップSS14)。ユニットを跨がない接続の場合
(NO)、図5に示すデータの内、接続相手、すなわち接
続元/接続先それぞれの状態テーブルを作成する(サブ
ステップSS16)。状態テーブルには、接続元/接続先フ
ラグ20、接続元ブロックNo.(22)、接続先ACMオフセッ
トアドレス0(24)、接続先ACMオフセットアドレス1(2
6)、接続元ACM設定データ28、接続先ブロックNo.(3
4)、接続先パッキングNo.(36)、接続先AU No.+TUNo.
(38)、接続先パスNo.(40)、接続先タイムスロットNo.
(42)、クロスコネクトID 50、接続種別140b、接続相手
テーブル位置140cおよび回線速度140dを設定する。
【0051】ユニットを跨ぐ接続の場合(YES)、Sスイ
ッチACMデータを算出する(サブステップSS18)。そし
て、次に接続相手である接続元/接続先それぞれの状態
テーブルを作成する(サブステップSS20)。状態テーブ
ルには、接続元/接続先フラグ20、接続元ブロックNo.
(22)、接続先ACMオフセットアドレス0(24)、接続先AC
Mオフセットアドレス1(26)、接続元ACM設定データ28、
SスイッチACMオフセットアドレス30、Sスイッチ設定デ
ータ32、接続先ブロックNo.(34)、接続先パッキングN
o.(36)、接続先AU No.+TU No.(38)、接続先パスNo.
(40)、接続先タイムスロットNo.(42)、接続元ACMオフ
セットアドレス0(44)、接続元ACMオフセットアドレス1
(46)、接続先設定データ48、クロスコネクトID 50、接
続種別140b、接続相手テーブル位置140cおよび回線速度
140dを設定する。これらの設定後、リターンに進んでサ
ブルーチンSUB1を終了する。複数のタイムスロットに対
する状態テーブルを作成する場合、前述した作成処理を
繰り返すとよい。
【0052】このようにクロスコネクト情報を状態テー
ブル140で管理することにより、回線束での読出しを可
能にすることができる。
【0053】次にクロスコネクトの読出し手順を説明す
る(サブルーチンSUB2:図8を参照)。読出し対象のク
ロスコネクト状態テーブル140のテーブル位置を算出す
る(サブステップSS200)。この算出により、該当する状
態テーブル140の接続相手のテーブル位置を取得する
(サブステップSS202)。取得した位置を示すデータは試
験モード期間中、一時的に記憶するようにしてもよい。
【0054】次に状態テーブルから接続先の接続情報を
読み出す(サブステップSS204)。読み出す接続情報は、
接続元/接続先フラグ20、接続先ブロックNo.(34)、接
続先パッキングNo.(36)、接続先AU No.+TU No.(3
8)、接続先パスNo.(40)、および接続先タイムスロット
No.(42)を読み出す。この後、状態テーブルから接続元
の接続情報を読み出す(サブステップSS206)。接続情報
は、接続種別140bおよび回線速度140dである。これらか
ら読出し応答データが作成される。
【0055】上述した読出し応答データは、一つのタイ
ムスロットに対して作成される。装置で持っている全ク
ロスコネクト情報を読み出す処理も回線束毎の応答が可
能である。TスイッチACMの設定データを読み出さないで
済ませることができるので、読出しコマンドのレスポン
ス時間を短縮化することができる。
【0056】なお、実施例は、TSTスイッチの接続構成
を適用した伝送装置に対する状態テーブルの管理につい
て示したが、Tスイッチのみの接続構成を採用する伝送
装置にも状態テーブルを適用できることは言うまでもな
い。
【0057】次にサブルーチンSUB3の動作を説明する
(図9、図10および図11を参照)。ドロップ接続時に一
つのタイムスロットについてテストポート接続機能部14
00を用いてテストポート接続状態テーブル142を検索す
る(サブステップSS300)。この検索は、指定されたテス
トポート接続に対応するテストポート接続状態テーブル
142の位置を検出することである。そして、テストポー
ト接続状態テーブル142の設定を行う(サブステップSS3
02)。
【0058】この設定は、ドロップ接続においてクロス
コネクトを経てもラウンドロビン接続を実現させる接続
する関係を保つように行われる。この設定処理は、図4
に示したように、該当するテストポート接続状態テーブ
ル142に接続先対象情報142a、接続元対象情報142e、接
続種別142b、接続相手テーブル位置142cおよび回線速度
142dを設定する。
【0059】次に試験を行うために行うドロップ接続に
ともなって断状態にする既存回線(または現用回線)の
有無を判断する(サブステップSS304)。判断は、テスト
ポート接続状態テーブル142の接続先対象情報142aとク
ロスコネクト状態テーブル140の接続先対象情報140aと
を既存回線検索機能部1402での比較によって行う。この
比較結果が一致した場合に既存回線ありと判断する。ま
た、比較結果が不一致の場合には、既存回線なしと判断
する。
【0060】既存回線ありの場合、ただちにクロスコネ
クト情報(データ)の取得を行う(サブステップSS30
6)。このデータの取得では、一致したクロスコネクト状
態テーブル140から接続相手のテーブル位置140cを得
る。
【0061】次に既存回線の有無に関わらず、クロスコ
ネクトデータの検索が完了したか否かの判断を行う(サ
ブステップSS308)。判断は、クロスコネクト状態テーブ
ル140の数すべてが検索されたかによって行われる。す
べて検索されていないとき(NO)、既存回線の有無の判
断処理(サブステップSS304)に戻って処理を繰り返す。
このとき、既存回線の検出時に取得するテーブル位置14
0cを一時的に保存するようにしてもよい。また、判断
は、単一回線だけが念頭にあるとき、既存回線が検出さ
れるまで繰り返すようにしてもよい。検索完了と判断さ
れたとき(YES)、テストポート接続処理に進む(サブス
テップSS310へ)。
【0062】テストポート接続処理は、テストポート接
続機能部1400によりテストポート接続を行う。この接続
後、接続子Aを介して図10のクロスコネクトデータの取
得の有無を判断する(サブステップSS312)。テストポー
ト接続のデータに対応するクロスコネクトデータが存在
するとき、クロスコネクトデータを取得し、クロスコネ
クト解除処理に進む(サブステップSS314へ)。
【0063】クロスコネクト解除処理は、既存回線解除
機能部1404によって行われる。既存回線解除機能部1404
は、取得したクロスコネクトデータ(接続相手テーブル
位置140c)を基にクロスコネクトの既存回線を遮断す
る。この遮断は、実際に回線を切断するのではなく、対
応する箇所のデータをたとえば、「000」にすることで
実現させている。
【0064】この処理を図11で説明する。通常、ディジ
タル交換機10のクロスコネクト部12は、図11(a)に示す
ように対象機器100からの出力信号104aを出力信号104b
として対象機器102に供給し、対象機器102からの出力信
号106aを出力信号106bとして対象機器100に供給し、双
方向にクロスコネクトさせて通信している。試験モード
でドロップ接続させると、クロスコネクト部12は、対象
機器100から供給される出力信号104aを受けて接続切換
によって出力信号108を試験パケット監視部16に供給す
る。しかしながら、出力信号104bの接続が断状態になる
(図11(b)を参照)。
【0065】図1の制御部14は、テストポート接続にて
クロスコネクト部12と対象機器102との接続、対象機器1
00および対象機器102でそれぞれループさせる接続を行
う。また、制御部14は、通常の接続でつながっている既
存回線の有無を判断してクロスコネクト部12での回線接
続を既存回線解除により断状態(破線)にする。図11
(c)のドロップ接続の場合、クロスコネクト部12は、試
験パケット監視部16への接続および対象機器100への接
続をそれぞれ断状態にする。そして、試験ポート監視部
16は、断状態にある箇所とそれぞれ接続してテストポー
ト接続する。これによりクロスコネクト機能を有するデ
ィジタル交換機10でもラウンドロビン接続を実現させて
いる。
【0066】一方、これまでの接続は、対象機器102に
インサート接続およびモニタ接続を行い、試験パケット
監視部16から制御して対象機器102における信号にルー
プをかけていた。このとき、対象機器102からのループ
応答信号106aがモニタ接続のためクロスコネクト部12を
介して対象危機100にまで届いてしまう。この応答はル
ープ解除制御になっているため対象機器100側でのルー
プが断状態になる。したがって、ラウンドロビン接続が
できなかった。
【0067】このようにドロップ接続を行うことによ
り、インサート接続およびモニタ接続の状態のように片
側のループが切れることをなくすことができ、ラウンド
ロビン接続を実現させることができる。
【0068】なお、上述した実施例は、単一回線におけ
るテストポート接続にてドロップ接続させ、ラウンドロ
ビン接続のループ接続を行わせたが、複数回線に対する
ドロップ接続でも実現させることができる。既存回線の
有無判断処理(サブステップSS304)を既存回線の検出で
終了させずに、クロスコネクト状態テーブル140の数分
繰り返し、既存回線の検出時に取得するテーブル位置14
0cを一時的に保存する。後のクロスコネクト解除処理
(サブステップSS314)にて保存した接続相手のテーブル
位置すべてについてクロスコネクトを解除させるとよ
い。
【0069】最後にディジタル交換機10を自動復旧させ
る手順を説明する(サブルーチンSUB4:図12および図13
を参照)。テストポート接続状態テーブル検索処理をテ
ストポート接続解除機能部1408により行う(サブステッ
プSS400)。テストポート接続解除機能部1408は、解除指
定されたテストポート接続のテストポート接続状態テー
ブル142の接続相手テーブル位置142cを検出する(図4
を参照)。テストポート接続解除機能部1408は、検出し
た位置142cから接続先対象情報142aを取得する。
【0070】次に既存回線有無の判定処理を行う(サブ
ステップSS402)。この判定処理は、前述したように先に
取得したテストポート接続状態テーブル142の接続先情
報142aとクロスコネクト状態テーブル140の接続先情報1
40aとを比較する。比較結果が一致した場合、既存回線
ありとし、不一致の場合、既存回線なしとする。既存回
線を検出した場合、検出したクロスコネクト状態テーブ
ル140から接続相手テーブル位置140cを取得する(サブ
ステップSS404)。これにより、既存回線の接続元と接続
先のクロスコネクト状態テーブル140の位置が明らかに
なる。この後、クロスコネクトデータの取得における検
索処理が完了したか否かの判断を行う(サブステップSS
406)。検索が未完の場合(NO)、既存回線有無の判定処
理に戻る(サブステップSS402へ)。検索が完了した場合
(YES)、テストポート接続解除処理に進む(サブステッ
プSS408へ)。
【0071】ここで、先のサブルーチンSUB3で取得した
状態テーブルの接続対応関係を保持しておくことができ
るならば、サブステップSS400〜SS406の処理を省くこと
ができる。
【0072】テストポート接続解除処理は、テストポー
ト接続解除機能部1408で行う(サブステップSS408)。試
験モードに対応して接続したテストポート接続を解除し
て断状態にする。接続子Bを介して図13のクロスコネク
トデータの取得有無における判断処理に進む(サブステ
ップSS410)。この判断処理は、クロスコネクトデータの
有無を判断し、クロスコネクトデータを取得する。取得
したクロスコネクトデータは、接続元と接続先のクロス
コネクト状態テーブルの位置を示すデータである。この
後、クロスコネクトの設定に進む(サブステップSS412
へ)。
【0073】クロスコネクトの設定は、既存回線設定機
能部1406で行う。この設定は、取得したクロスコネクト
データから既存回線の接続関係になるように回線の接続
を再設定し直す処理である(サブステップSS412)。これ
により、試験モード前の回線接続状態になる。このよう
にクロスコネクト設定とクロスコネクトデータのない場
合の以後の処理はテストポート接続のクリア処理に進む
(サブステップSS414へ)。
【0074】テストポート接続のクリア処理は、該当す
るテストポート接続状態テーブル142のデータを初期値
にする(サブステップSS414)。この処理後、リターンに
移行してサブルーチンSUB4を終了する。
【0075】このような手順によりテストポート接続を
解除し、既存回線を設定して復旧させることにより、回
線断状態の時間を短縮化することができる。サブルーチ
ンSUB4も単一回線に限定されるものでなく、複数回線に
対するテストポート接続解除も行うことができることは
言うまでもない。既存回線の検出をクロスコネクト状態
テーブルの数分繰り返して、検出時に取得した既存回線
の接続元と接続先のクロスコネクト状態テーブル140の
接続相手テーブル位置140cを保存する。ここで保存した
位置のデータに対応するクロスコネクト状態テーブル14
0についてクロスコネクトを設定するとよい。
【0076】以上のように構成することにより、ドロッ
プ接続を行いながらもクロスコネクト機能を有するディ
ジタル交換機10において従来接続できなかったラウンド
ロビン接続を実現することができる。この接続が可能に
なることから、試験モードでの監視も行うことができ、
ディジタル交換機の監視を容易にし、保守管理に大きく
貢献することができる。
【0077】
【発明の効果】このように本発明のディジタル交換装置
によれば、接続制御手段によりクロスコネクト手段に接
続させる接続元と接続先のさせ方をタイムスロット毎に
検索し、テストポート接続を有効にし、既存回線の接続
を解除して試験用の伝送路によるループを形成して監視
手段で監視を行い、監視終了後に、接続制御手段でクロ
スコネクト情報を用いて試験前の接続に設定を戻して、
接続を復旧させることにより、従来クロスコネクト機能
を有するディジタル交換装置で接続できなかったラウン
ドロビン接続を実現させることができ、試験モードでの
監視も行うことができる。これにより、ディジタル交換
機の監視を容易にし、保守管理に大きく貢献することが
できる。
【0078】また、ディジタル交換装置の試験回線接続
制御方法によれば、試験回線接続を行うにあたりテスト
ポート接続情報およびクロスコネクト情報を検索し、既
存回線が断となる関係箇所を調べてテストポート接続
し、クロスコネクトの接続を解除して、伝送路のループ
を形成することにより、試験回線接続が任意の場所でも
自由に伝送路によるループを形成させて試験信号を挿入
して監視することができる。これにより、ディジタル交
換機の監視を容易にし、保守管理に大きく貢献すること
ができる。
【0079】さらに、試験回線接続制御方法は、形成し
た伝送路のループ状態から試験前のクロスコネクトの情
報を求め、既存回線の有無に応じてクロスコネクトの接
続を復旧させることにより、試験回線から既存回線への
復旧時間を短縮化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル交換装置を適用したディジ
タル交換機における制御部の概略的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の制御部を適用したクロスコネクト機能を
有する試験におけるディジタル交換機の構成および接続
関係を示すブロック図である。
【図3】図1の制御部が有するクロスコネクト状態テー
ブルの概略構成を示す図である。
【図4】図1の制御部が有するテストポート接続状態テ
ーブルの概略構成を示す図である。
【図5】図3のクロスコネクト状態テーブルのより具体
的なテーブルの構造を示す図である。
【図6】ディジタル交換機における試験の動作手順を示
すメインフローチャートである。
【図7】図6の動作手順の内、サブルーチンSUB1の動作
手順を説明するフローチャートである。
【図8】図6の動作手順の内、サブルーチンSUB2の動作
手順を説明するフローチャートである。
【図9】図6の動作手順の内、サブルーチンSUB3の動作
手順を説明するフローチャートである。
【図10】図9の動作手順の続きを説明するフローチャ
ートである。
【図11】ディジタル交換装置に適用される各種の接続
とその接続関係を説明する図である。
【図12】図6の動作手順の内、サブルーチンSUB4の動
作手順を説明するフローチャートである。
【図13】図12の動作手順の続きを説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 ディジタル交換機 12 クロスコネクト部 14 制御部 14a データ記憶部 14b データ処理部 16 試験パケット監視部 140 クロスコネクト状態テーブル 142 テストポート接続状態テーブル 1400 テストポート接続機能部 1402 既存回線検索機能部 1404 既存回線解除機能部 1406 既存回線設定機能部 1408 テストポート接続解除機能部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山田 裕治 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 南雲 正浩 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 武山 昌弘 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖通信 システム株式会社内 (72)発明者 本多 克彦 東京都港区芝浦三丁目20番2号 株式会社 沖コムテック内 Fターム(参考) 5K019 AB05 AB06 BA02 BB31 CB10 CC14 CC16 5K030 GA14 HA02 HC06 JA10 KA16 KX30 MA01 MB01 MC02

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定周期に供給されるビット群で表され
    るタイムスロットを伝送する複数の伝送路との相互接続
    において前記タイムスロットの位置を時分割によって入
    れ換える時間スイッチおよび前記複数の伝送路から供給
    されるタイムスロットをゲートの開閉により交換させる
    空間スイッチの少なくとも一方を用いて各伝送路の切換
    えおよび接続を行うクロスコネクト手段と、 前記伝送路の切換えおよび接続の情報を基に前記複数の
    伝送路に含まれる既存の伝送路の有無を検索し、該検索
    結果が前記既存の伝送路の有りに対応した該既存の伝送
    路に対して前記伝送路の接続解除および前記伝送路の試
    験接続を行う第1制御を施し、第1制御により前記伝送
    路のループを形成させる接続制御手段と、 前記伝送路の状態を調べる試験信号を生成し、該試験信
    号を前記クロスコネクト手段を介して前記形成したルー
    プの伝送路に出力し、戻った試験信号から前記ループし
    た伝送路の状態を判定する監視手段とを含むことを特徴
    とするディジタル交換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記接
    続制御手段は、前記伝送路の試験接続の解除および前記
    伝送路の復帰接続を行う第2制御を施すことを特徴とす
    るディジタル交換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、前記接続制御手段は、前記クロスコネクト手段にお
    ける各接続を規定するクロスコネクト情報および前記試
    験信号を供給する伝送路の接続を規定するテストポート
    接続情報を前記タイムスロットのそれぞれに対して記憶
    するデータ記憶手段と、 該記憶したデータを基に前記タイムスロット毎の前記既
    存の伝送路の検索および解除ならびに前記ループさせる
    伝送路の接続先であるテストポート接続情報の算出を行
    うデータ処理手段とを含むことを特徴とするディジタル
    交換装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、前記デ
    ータ処理手段は、前記クロスコネクト情報が含む前記タ
    イムスロット毎に既存の伝送路の存在を調べる検索機能
    ブロックと、 該検索結果により存在する既存の伝送路を解除する既存
    解除機能ブロックと、 前記テストポート接続情報を基にテストポート接続を行
    わせる試験接続機能ブロックとを含むことを特徴とする
    ディジタル交換装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の装置におい
    て、前記データ処理手段は、前記検索結果により該試験
    前に存在した既存の伝送路における接続を再設定する接
    続再設定機能ブロックと、 前記テストポート接続情報を基にテストポート接続の解
    除を行わせる試験接続解除機能ブロックとを含むことを
    特徴とするディジタル交換装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の装置において、前記デ
    ータ記憶手段は、前記クロスコネクト情報として前記ク
    ロスコネクト手段と接続する対象の接続相手を示す情
    報、該接続相手の種別、および該接続相手との通信速度
    を記憶することを特徴とするディジタル交換装置。
  7. 【請求項7】 請求項3または6に記載の装置におい
    て、前記データ記憶手段は、前記対象の接続相手に対す
    る情報が格納されている位置を示す位置情報を含むこと
    を特徴とするディジタル交換装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の装置において、前記デ
    ータ記憶手段は、前記対象の接続相手に対する情報のう
    ち、前記クロスコネクト手段から直接的にアクセスすべ
    き接続先の書込み順序や読出し順序を変える制御をもた
    らす第1のアドレスに加えて前記クロスコネクト手段と
    接続先を直接的に接続する場合の第1のオフセットアド
    レス分および前記クロスコネクト手段と接続先との間に
    ある装置との接続を避けて該装置を跨る場合の第2のオ
    フセットアドレス分の少なくとも一方が算出された前記
    時間スイッチ用の第1情報、 前記対象の接続先の冗長性を考慮して直接的にアクセス
    すべき接続先の書込み順序や読出し順序を変える制御を
    もたらす第3のアドレスに加える第3のオフセットアド
    レス分を示す前記時間スイッチ用の第2情報、 前記クロスコネクト手段との接続先における前記データ
    に割り当てられた時間位置を示すタイムスロットを複数
    個まとめたパッケージをさらに複数個集めて登録された
    ブロック番号を示す第3情報、 前記クロスコネクト手段との接続先における前記ブロッ
    ク内の前記パッケージに関して登録されたパッケージ番
    号を示す第4情報、 前記クロスコネクト手段との接続が同期ディジタルハイ
    アラーキ(SDH: Synchronous Digital Hierarchy)で、
    該SDHにおける接続先を示す管理ユニットの番号および
    トリビュタリユニットの番号を表す第5情報、 前記クロスコネクト手段から接続先への経路を指定する
    パス番号を示す第6情報、 前記クロスコネクト手段との接続先での前記タイムスロ
    ットの位置を番号で示す第7情報、および前記クロスコ
    ネクト手段と接続先との間にある装置との接続を避けて
    該装置を跨り、前記クロスコネクト手段が間接的にアク
    セスすべき接続先の書込み順序や読出し順序を変える制
    御をもたらすアドレスに対して設定するデータを示す第
    8情報を含み、 前記接続相手の種別および前記接続相手との通信速度
    は、それぞれあらかじめ登録された第9情報および第10
    情報として用いることを特徴とするディジタル交換装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の装置において、前記デ
    ータ記憶手段は、前記クロスコネクトおよび前記テスト
    ポート接続の状態を表す情報において前記クロスコネク
    ト手段と接続する対象の接続相手を示す情報、該接続相
    手の種別、および該接続相手との通信速度を記憶して、
    さらに、前記テストポート接続の状態を記憶する場合に
    前記クロスコネクト手段と接続する接続元の対象を示す
    情報も記憶することを特徴とするディジタル交換装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の装置において、前記
    データ記憶手段は、前記接続元の対象を示す情報とし
    て、前記クロスコネクト手段に対する接続元における前
    記データに割り当てられた時間位置を示すタイムスロッ
    トを複数個まとめたパッケージをさらに複数個集めて登
    録されたブロック番号を示す第11情報、 前記接続元の対象から直接的にアクセスすべき前記クロ
    スコネクト手段に対する書込み順序や読出し順序を変え
    る制御をもたらす第5のアドレスとして算出される前記
    時間スイッチ用の第12情報、 前記接続元と前記クロスコネクト手段との間にある装置
    を跨る接続において追加する第4のオフセットアドレス
    分を示す前記空間スイッチ用の第13情報、 第13情報に設定するデータを示す前記空間スイッチ用の
    第14情報、 前記接続元と前記クロスコネクト手段との間にある装置
    を跨る接続において対象からアクセスすべき前記クロス
    コネクト手段に対する書込み順序や読出し順序を変える
    制御をもたらす第6のアドレスに加える第5のオフセッ
    トアドレス分として算出される前記時間スイッチ用の第
    15情報、および前記接続元と前記クロスコネクト手段と
    の間にある装置を跨る接続において前記対象の接続元の
    冗長性を考慮してアクセスすべき接続元の書込み順序や
    読出し順序を変える制御をもたらす第7のアドレスに加
    える第7のオフセットアドレス分を示す前記時間スイッ
    チ用の第16情報を含むことを特徴とするディジタル交換
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の装置において、前記
    データ記憶手段は、該データ記憶手段への登録が前記接
    続元および前記接続先のいずれか一方で行われたかを示
    す第17情報、 前記クロスコネクト手段に対して登録された識別情報を
    示す第18情報、および前記データ記憶手段において一つ
    のタイムスロットに対してひとまとめに扱う、前記クロ
    スコネクト情報および前記テストポート接続情報の境界
    調節用に挿入する第19情報を含むことを特徴とするディ
    ジタル交換装置。
  12. 【請求項12】 一定周期に供給されるビット群で表さ
    れるデータを伝送する複数の伝送路との相互接続におい
    て前記データの位置を時間的に入れ換えたり、複数の伝
    送路から供給されるデータを空間的に多重化されたまま
    交換して各伝送路の切換えおよび接続をクロスコネクト
    として行うディジタル交換装置に対して該ディジタル交
    換装置に前記データを供給する接続元および該ディジタ
    ル交換装置から出力する接続先の対象を含む伝送路の試
    験に際して、前記データ毎に前記接続元および前記接続
    先と前記ディジタル交換装置との接続を規定するクロス
    コネクト情報および前記試験を行う伝送路の接続を規定
    するテストポート接続情報のうち、指定されたテストポ
    ート接続の位置を検索する第1の工程と、 該検索により得られたテストポート接続に関する接続情
    報を設定する第2の工程と、 前記ディジタル交換装置から前記接続先の対象への接続
    がすでに配線設定されていた既存回線かを判定する第3
    の工程と、 該判定した接続のうち、前記既存回線の存在を示すクロ
    スコネクト情報を取得する第4の工程と、 前記クロスコネクト情報のすべてに対する検索が完了し
    たか否かを判断する第5の工程と、 該検索の完了後、前記テストポート接続情報に応じてテ
    ストポート接続を行う第6の工程と、 前記接続のうち、前記取得したクロスコネクト情報のク
    ロスコネクトか否かを判断し、該当するクロスコネクト
    に対する前記取得したクロスコネクト情報に基づいて該
    当する回線の接続を解除する第7の工程とを含むことを
    特徴とするディジタル交換装置の試験回線接続制御方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の方法において、第7
    工程の後、前記テストポート接続に際して求めたテスト
    ポート接続情報を基に前記テストポート接続を解除する
    第8の工程と、 該解除された接続に対応する前記クロスコネクト情報か
    否かを基に前記既存回線との再接続に用いるクロスコネ
    クトを設定する第9の工程と、 前記テストポート接続情報を初期の設定に戻す第10の工
    程とを含むことを特徴とするディジタル交換装置の試験
    回線接続制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法において、第8
    の工程の前に、再確認として、前記データ毎に前記接続
    元および前記接続先と前記ディジタル交換装置との接続
    を規定するクロスコネクト情報および前記試験を行う伝
    送路の接続を規定するテストポート接続情報のうち、指
    定されたテストポート接続の位置を検索する第1の工程
    と、 前記ディジタル交換装置から前記接続先の対象への接続
    がすでに配線設定されていた既存回線かを判定する第3
    の工程と、 該判定した接続のうち、前記既存回線の存在を示すクロ
    スコネクト情報を取得する第4の工程と、 前記クロスコネクト情報のすべてに対する検索が完了し
    たか否かを判断する第5の工程とを動作させることを特
    徴とするディジタル交換装置の試験回線接続制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項12または13に記載の方法におい
    て、該方法は、複数の回線に対して一つのタイムスロッ
    ト毎に前記試験回線の接続制御を行うことを特徴とする
    ディジタル交換装置の試験回線接続制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項12ないし15のいずれか一項に記
    載の方法において、前記クロスコネクト情報は、前記ク
    ロスコネクトを行って接続する対象の接続相手を示す情
    報、該接続相手の種別、および該接続相手との通信速度
    を記憶することを特徴とするディジタル交換装置の試験
    回線接続制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法において、前記
    対象の接続相手に対する情報は、該情報を格納する位置
    を示す位置情報を含むことを特徴とするディジタル交換
    装置の試験回線接続制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の方法において、前記対
    象の接続相手の情報が前記接続先の場合、該接続先の情
    報は、前記クロスコネクトを行い、直接的にアクセスす
    べき接続先の書込み順序や読出し順序を変える制御をも
    たらす第1のアドレスに加えて前記接続先と直接的に接
    続する場合の第1のオフセットアドレス分および前記接
    続先への迂回に用いる場合の第2のオフセットアドレス
    分の少なくとも一方が算出された第1情報、 前記対象の接続先の冗長性を考慮して直接的にアクセス
    すべき接続先の書込み順序や読出し順序を変える制御を
    もたらす第3のアドレスに加える第3のオフセットアド
    レス分を示す第2情報、 前記クロスコネクトした接続先における前記データに割
    り当てられた時間位置を示すタイムスロットを複数個ま
    とめたパッケージをさらに複数個集めて登録されたブロ
    ック番号を示す第3情報、 前記クロスコネクトした接続先における前記ブロック内
    の前記パッケージに関して登録されたパッケージ番号を
    示す第4情報、 前記クロスコネクトした接続が同期ディジタルハイアラ
    ーキ(SDH)で、該SDHにおける接続先を示す管理ユニッ
    トの番号およびトリビュタリユニットの番号で表す第5
    情報、 前記クロスコネクトした接続先への経路を指定するパス
    番号を示す第6情報、 前記クロスコネクトした接続先での前記タイムスロット
    の位置を番号で示す第7情報、および前記クロスコネク
    トの経路を迂回させながら、アクセスすべき接続先の書
    込み順序や読出し順序を変える制御をもたらすアドレス
    に対して設定するデータを示す第8情報を含み、 前記接続先の種別および前記接続先との通信速度は、そ
    れぞれあらかじめ登録された第9情報および第10情報と
    して用いることを特徴とするディジタル交換装置の試験
    回線接続制御方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の方法において、該方
    法は、前記テストポート接続の状態を表す際に前記クロ
    スコネクトの状態を表す情報である前記クロスコネクト
    手段と接続する対象の接続相手を示す情報、該接続相手
    の種別、および該接続相手との通信速度に加えて、さら
    に、前記データの供給元である接続元の対象を示す情報
    を用いることを特徴とするディジタル交換装置の試験回
    線接続制御方法。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の方法において、前記接
    続元の対象を示す情報は、前記接続元における前記デー
    タに割り当てられた時間位置を示すタイムスロットを複
    数個まとめたパッケージをさらに複数個集めて登録され
    たブロック番号を示す第11情報、 前記接続元の対象から直接的にアクセスして、クロスコ
    ネクトする書込み順序や読出し順序を変える制御をもた
    らす第5のアドレスとして算出される第12情報、 前記接続元からの経路を迂回させる接続において追加す
    る第4のオフセットアドレス分を示す第13情報、 第13情報に設定するデータを示す第14情報、 前記接続元からの経路を迂回させる接続において前記対
    象の接続元からアクセスして、クロスコネクトする書込
    み順序や読出し順序を変える制御をもたらす第6のアド
    レスに加える第5のオフセットアドレス分として算出さ
    れる第15情報、および前記接続元からの迂回接続におい
    て前記対象の接続元の冗長性を考慮してアクセスすべき
    接続元の書込み順序や読出し順序を変える制御をもたら
    す第7のアドレスに加える第6のオフセットアドレス分
    を示す第16情報を含むことを特徴とするディジタル交換
    装置の試験回線接続制御方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の方法において、前記
    登録が前記接続元および前記接続先のいずれか一方で行
    われたかを示す第17情報、 前記クロスコネクトに対して登録された識別情報を示す
    第18情報、および前記データ記憶手段において一つのタ
    イムスロットに対してひとまとめに扱う、前記クロスコ
    ネクト情報および前記テストポート接続情報の境界調節
    用に挿入する第19情報を含むことを特徴とするディジタ
    ル交換装置の試験回線接続制御方法。
  22. 【請求項22】 請求項16ないし21のいずれか一項に記
    載の方法において、該方法は、前記対象の接続相手に対
    する情報を生成する場合、該対象の接続相手として情報
    がまとめて格納されている位置を算出する工程と、 前記対象の接続相手に対する時間スイッチとしての制御
    メモリのアドレスに付加するオフセットアドレスを算出
    する工程と、 前記対象の接続相手に迂回して接続するか否かを判定す
    る工程と、 該判定結果が前記迂回接続を示す場合、前記対象の接続
    相手に対する空間スイッチとしての制御メモリのアドレ
    スに付加するオフセットアドレスを算出する工程と、 前記判定結果が前記対象の接続相手との直接的な接続を
    示す場合、第1から第7情報、第9から第12情報、第17
    情報、第19情報および前記位置情報を状態テーブルとし
    て設定する工程と、 前記判定結果が前記対象の接続相手と迂回接続を示す場
    合、第1情報、第3から第9情報、第11から第17情報お
    よび前記位置情報を前記状態テーブルとして設定する工
    程とを用いて作成することを特徴とするディジタル交換
    装置の試験回線接続制御方法。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載の方法において、該方
    法は、前記対象の接続相手に対する情報を読み出す場
    合、前記状態テーブルに格納した情報を用いて、該対象
    の接続相手として情報がまとめて格納されている位置を
    算出する工程と、 前記接続相手の存在する前記状態テーブルの位置を取得
    する工程と、 該取得した位置にある前記状態テーブルから前記接続元
    および前記接続先について前記状態テーブルに設定され
    た情報を順次読み出し、該情報を応答データとする工程
    とを用いて読み出すことを特徴とするディジタル交換装
    置の試験回線接続制御方法。
  24. 【請求項24】 一定周期に供給されるビット群で表さ
    れるデータを伝送する複数の伝送路との相互接続におい
    て前記データの位置を時間的に入れ換えたり、複数の伝
    送路から供給されるデータを空間的に多重化されたまま
    交換して各伝送路の切換えおよび接続をクロスコネクト
    として行うディジタル交換装置に対して該ディジタル交
    換装置に前記データを供給する接続元および該ディジタ
    ル交換装置から出力する接続先の対象を含む伝送路に対
    して試験を行った後、前記データ毎に前記接続元および
    前記接続先と前記ディジタル交換装置との接続を規定す
    るクロスコネクト情報および前記試験を行う伝送路の接
    続を規定するテストポート接続情報のうち、指定された
    テストポート接続の位置を検索する第1の工程と、 前記ディジタル交換装置から前記接続先の対象への接続
    がすでに配線設定されていた既存回線かを判定する第2
    の工程と、 該判定した接続のうち、前記既存回線の存在を示すクロ
    スコネクト情報を取得する第3の工程と、 前記クロスコネクト情報のすべてに対する検索が完了し
    たか否かを判断する第4の工程と、 該検索の完了後、前記テストポート接続情報を基に前記
    テストポート接続を解除する第5の工程と、 該解除された接続に対応した前記クロスコネクト情報か
    否かを基に前記既存回線との再接続に用いるクロスコネ
    クトを設定する第6の工程と、 前記テストポート接続情報を初期の設定に戻す第7の工
    程とを含むことを特徴とするディジタル交換装置の試験
    回線接続制御方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の方法において、該方
    法は、複数の回線に対する前記クロスコネクトの再設定
    に用いることを特徴とするディジタル交換装置の試験回
    線接続制御方法。
  26. 【請求項26】 請求項24または25に記載の方法におい
    て、前記クロスコネクト情報は、前記クロスコネクトを
    行って接続する対象の接続相手に対する情報、該接続相
    手の種別、および該接続相手との通信速度を記憶するこ
    とを特徴とするディジタル交換装置の試験回線接続制御
    方法。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の方法において、前記
    対象の接続相手に対する情報は、該情報を格納する位置
    を示す位置情報を含むことを特徴とするディジタル交換
    装置の試験回線接続制御方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の方法において、前記
    対象の接続相手の情報が前記接続先の場合、該接続先の
    情報は、前記クロスコネクトを行い、直接的にアクセス
    すべき接続先の書込み順序や読出し順序を変える制御を
    もたらす第1のアドレスに加えて前記接続先と直接的に
    接続する場合の第1のオフセットアドレス分および前記
    接続先への迂回に用いる場合の第2のオフセットアドレ
    ス分の少なくとも一方が算出された第1情報、 前記対象の接続先の冗長性を考慮して直接的にアクセス
    すべき接続先の書込み順序や読出し順序を変える制御を
    もたらす第3のアドレスに加える第3のオフセットアド
    レス分を示す第2情報、 前記クロスコネクトした接続先における前記データに割
    り当てられた時間位置を示すタイムスロットを複数個ま
    とめたパッケージをさらに複数個集めて登録されたブロ
    ック番号を示す第3情報、 前記クロスコネクトした接続先における前記ブロック内
    の前記パッケージに関して登録されたパッケージ番号を
    示す第4情報、 前記クロスコネクトした接続が同期ディジタルハイアラ
    ーキ(SDH)で、SDHにおける接続先を示す管理ユニット
    の番号およびトリビュタリユニットの番号を示す第5情
    報、 前記クロスコネクトした接続先への通路を指定するパス
    番号を示す第6情報、 前記クロスコネクトした接続先での前記タイムスロット
    の位置を番号で示す第7情報、および前記クロスコネク
    トの経路を迂回させながら、アクセスすべき接続先の書
    込み順序や読出し順序を変える制御をもたらすアドレス
    に対して設定するデータを示す第8情報を含み、 前記接続相手の種別および前記接続相手との通信速度
    は、それぞれあらかじめ登録された第9情報および第10
    情報を用いることを特徴とするディジタル交換装置の試
    験回線接続制御方法。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の方法において、該方
    法は、前記テストポート接続の状態を表す際に前記クロ
    スコネクトの状態を表す情報である前記クロスコネクト
    手段と接続する対象の接続相手を示す情報、該接続相手
    の種別、および該接続相手との通信速度に加えて、さら
    に、前記データの供給元である接続元の対象を示す情報
    を用いることを特徴とするディジタル交換装置の試験回
    線接続制御方法。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の方法において、前記
    接続元の対象を示す情報は、前記接続元における前記デ
    ータに割り当てられた時間位置を示すタイムスロットを
    複数個まとめたパッケージをさらに複数個集めて登録さ
    れたブロック番号を示す第11情報、 前記接続元の対象から直接的にアクセスして、クロスコ
    ネクトする書込み順序や読出し順序を変える制御をもた
    らす第5のアドレスとして算出される第12情報、 前記接続元からの経路を迂回させる接続において追加す
    る第4のオフセットアドレス分を示す第13情報、 第13情報に設定するデータを示す第14情報、 前記接続元からの経路を迂回させる接続において前記対
    象の接続元からアクセスして、クロスコネクトする書込
    み順序や読出し順序を変える制御をもたらす第6のアド
    レスに加える第5のオフセットアドレス分として算出さ
    れる第15情報、および前記接続元からの迂回接続におい
    て前記対象の接続元の冗長性を考慮してアクセスすべき
    接続元の書込み順序や読出し順序を変える制御をもたら
    す第7のアドレスに加える第7のオフセットアドレス分
    を示す第16情報を含むことを特徴とするディジタル交換
    装置の試験回線接続制御方法。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の方法において、該方
    法は、前記登録が前記接続元および前記接続先のいずれ
    か一方で行われたかを示す第17情報、 前記クロスコネクトに対して登録された識別情報を示す
    第18情報、および前記データ記憶手段において一つのタ
    イムスロットに対してひとまとめに扱う、前記クロスコ
    ネクト情報および前記テストポート接続情報の境界調節
    用に挿入する第19情報を用いることを特徴とするディジ
    タル交換装置の試験回線接続制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004102846A1 (ja) * 2003-05-15 2004-11-25 Fujitsu Limited 回線接続変更方法及び装置
JP2006343162A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Fujitsu Ltd 伝送路の試験方法及び装置
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