JP2003173179A - コンピュータ画面符号化装置および復号化装置 - Google Patents

コンピュータ画面符号化装置および復号化装置

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JP2003173179A
JP2003173179A JP2001374258A JP2001374258A JP2003173179A JP 2003173179 A JP2003173179 A JP 2003173179A JP 2001374258 A JP2001374258 A JP 2001374258A JP 2001374258 A JP2001374258 A JP 2001374258A JP 2003173179 A JP2003173179 A JP 2003173179A
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JP2001374258A
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Kenjiro Tsuda
賢治郎 津田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨大な積和演算の繰り返し処理を実施する動
きベクトル検出手段を必要としない、計算資源を節約で
きるコンピュータ画面符号化装置及び復号化装置を提供
する。 【解決手段】 ソフトウェア実行手段と、ソフトウェア
の実行結果描画手段と、表示画面領域のスクロールを制
御する画面スクロール制御手段と、画面スクロール制御
信号に基づいて被符号化領域を抽出する被符号化領域抽
出手段と、画面内/画面間符号化を切り替える符号化方
式切替手段と、画面内符号化手段と、画面スクロールの
方向と変位から動きベクトルを生成する動きベクトル生
成手段と、動きベクトルを用いて、被符号化領域を画面
間符号化する画面間符号化手段と、前記画面内符号化手
段および画面間符号化手段からの符号化ストリームを結
合して符号化ストリームとして出力する符号化ストリー
ム生成手段を備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータや情
報端末等における、特にソフトウェア実行結果の画面表
示においての画面符号化装置および画面復号化装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及に伴い、テレビに
代わる新しい情報参照機器としてコンピュータや情報端
末が利用されている。テレビ放送の場合、視聴者の都合
に合わせて番組視聴時間をずらすことが可能なビデオレ
コーダが発明され、テレビ番組の記録・再生に利用され
ている。テレビ番組、すなわち映像データの記録・再生
に際しては、MPEG1・MPEG2・MPEG4に代
表されるデジタル信号処理に基づく画像符号化/復号化
が行われている。また、MPEG1・MPEG2・MP
EG4など動画像符号化においては、符号化効率の向上
を目的とし、矩形ブロック単位の動き補償に基づく画面
内/画面間ハイブリッド符号化が用いられている。
【0003】ビデオレコーダと同様に、コンピュータに
おいて、アプリケーションソフトウェアの実行、例えば
ウェブブラウジングを記録することができれば、記録後
はいつでも情報を参照することが可能となり便利であ
る。
【0004】コンピュータ画面を符号化する場合、テレ
ビ番組とは異なり表示画面の解像度が固定ではなく、ア
プリケーションソフトウェアやソフトウェアが読み込む
データに応じて情報全体の画像解像度は変化し、情報全
体の画像の解像度は表示画面の解像度を超える場合が多
い。このような場合、画面スクロールにより表示画面を
更新し、表示領域をずらしながら情報全体の画像のどの
部分でも表示できる。
【0005】例えば、特開平09−247600号の
「画像記録装置および画像再生装置」においては、コン
ピュータ画面を符号化し記録、復号化し再生する装置に
関する発明が開示されている。
【0006】図15は、従来のコンピュータ画面符号化
装置の構成を示すブロック図である。図15において、
701はソフトウェア実行手段、702は表示画面描画
手段、703は画面スクロール制御手段、704は符号
化方式切替手段、705は画面内符号化手段、706は
動きベクトル検出手段、707は画面間符号化手段、7
08は参照画面復号化手段、709は参照画面保持手
段、710は符号化ストリーム生成手段である。
【0007】次に、上記のような構成を有する従来のコ
ンピュータ画面符号化装置の動作について説明する。ソ
フトウェア実行手段701は、ソフトウェアを実行し、
実行結果の表示画面を描画するための情報を表示画面描
画手段702に出力する。表示画面は、画面スクロール
制御手段703からスクロールの変位、方向に関する制
御信号により表示画面描画手段702が制御されて決定
される。
【0008】表示画面描画手段702で描画された表示
画面データは符号化方式切替手段704に出力される。
符号化方式切替手段704は、表示画面データを画面内
符号化するか、画面間符号化するかを切り替えて、表示
画面データを画面内符号化手段705、あるいは画面間
符号化手段707及び画面間符号化で必要となる動くベ
クトル検出手段706に出力する。通常、最初に画面内
符号化を行った後、画面間符号化に切り替える。
【0009】最初に画面内符号化について説明する。画
面内符号化手段705では、入力された表示画面データ
を画面内符号化し、画面内符号化ストリームを符号化ス
トリーム生成手段710および参照画面復号化手段70
8に出力する。MPEG1やMPEG2などの符号化方
式では、画面内符号化方式として、矩形ブロック単位
で、離散コサイン変換による周波数変換を行い、係数デ
ータを適当なレベルに量子化を行った上でハフマン符号
化を施す方式が取られる。また、MPEG4では離散コ
サイン変換の代わりにウェーブレット変換を行う方式も
用意されている。
【0010】参照画面復号化手段708は、画面内符号
化ストリームあるいは画面間符号化ストリームを復号化
して、参照画面保持手段709に出力する。復号化され
た画面データは、画面間符号化の際に、動き検出および
動き補償の参照画面として用いられる。参照画面保持手
段709は、画面間符号化の際に、動きベクトル検出手
段706と画面間符号化手段707に参照画面データを
出力する。
【0011】次に画面間符号化について説明する。動き
ベクトル検出手段706は、参照画面データと表示画面
データとから動きベクトルを算出し画面間符号化手段7
07に出力する。動きベクトル算出にあたっては、縦横
16画素のマクロブロック単位で、参照画面内において
誤差や差分を最小にする領域を検出する。画面間符号化
手段707では、表示画面データ、参照画面データ、動
きベクトルを用いて、画面間符号化を行う。表示画面の
各マクロブロック単位で、動きベクトルを用いてずらし
た、対応する参照画面の領域との差分画面を生成し、差
分画面を上記画面内符号化と同様の符号化方式で符号化
し、画面間符号化ストリームとして参照画面復号化手段
708および符号化ストリーム生成手段710に出力す
る。
【0012】符号化ストリーム生成手段710は、入力
される画面内符号化ストリームおよび画面間符号化スト
リームを入力順に結合して符号化ストリームとして出力
する。
【0013】図16は、従来のコンピュータ画面復号化
装置の構成を示すブロック図である。図16において、
801は被復号化ストリーム分離手段、802は復号化
方式切替手段、803は画面間復号化手段、804は画
面内復号化手段、805は参照画面保持手段、806は
画面表示選択手段、807は画面表示手段である。
【0014】次に、上記のような構成を有する従来のコ
ンピュータ画面復号化装置の動作について説明する。被
復号化ストリーム分離手段801は、入力された符号化
ストリームからヘッダ情報を参照し、1画面に対応する
被復号化ストリームを分離して復号化方式切替手段80
2に出力する。復号化方式切替手段802は、入力され
た被復号化ストリームのヘッダ情報を参照し、画面内符
号化ストリームの場合は、画面内復号化手段804へ、
画面間符号化ストリームの場合は、画面間復号化手段8
03へ被復号化ストリームを出力する。
【0015】画面内復号化手段804は、被復号化スト
リームを復号化して画面内復号化データを生成し、画面
表示選択手段806および参照画面保持手段805へ出
力する。画面間復号化手段803は、被復号化ストリー
ムから復号化した動きベクトルを用いて、参照画面保持
手段805から入力された参照画面データに動き補償を
施し、被符号化ストリームから復号化した差分画面を加
算して、画面間復号化データとして画面表示選択手段8
06に出力する。
【0016】画面表示選択手段806は、入力された画
面内復号化データおよび画面間復号化データを表示順に
選択して、表示画面データとして画面表示手段807を
出力し、画面表示手段807で画面表示を行う。通常、
画面内復号化データに続いて、連続して画面間復号化デ
ータが表示される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のコ
ンピュータ画面符号化装置の場合は、図15のように動
きベクトル検出手段706および参照画面復号化手段7
08が必要となる。しかしながら、動きベクトル検出
は、膨大な積和演算の繰り返し処理が必要であり、計算
資源を消費するという問題があった。また、従来のコン
ピュータ画面復号化装置の場合は、入力されたストリー
ムを復号化して表示するのみで、ユーザー入力に応じた
画面表示や逆スクロール表示ができないという問題があ
った。
【0018】本発明は、上記のような課題を解決するた
めに創案されたもので、コンピュータ画面の符号化を行
う際の計算資源の低減及び符号化効率の向上と、ユーザ
ーの要求に応じた復号化を行う際の柔軟な画面スクロー
ルを実現することができるコンピュータ画面符号化装置
及びコンピュータ画面復号化装置を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載のコンピュータ画面符号
化装置は、アプリケーションソフトウェアを実行するソ
フトウェア実行手段と、前記ソフトウェアの実行結果を
描画する実行結果描画手段と、前記実行結果描画手段に
より描画された実行結果画面を保持する実行結果保持手
段と、前記実行結果画面のうち表示画面領域のスクロー
ルを制御する画面スクロール制御手段と、前記画面スク
ロール制御手段からの制御信号に基づき、被符号化領域
を抽出する被符号化領域抽出手段と、画面内符号化か画
面間符号化かを切り替えて被符号化領域を出力する符号
化方式切替手段と、被符号化領域を画面内符号化する画
面内符号化手段と、前記画面スクロール制御手段からの
制御信号に基づき、画面スクロールの方向及び変位から
動きベクトルを生成する動きベクトル生成手段と、前記
動きベクトルを用いて、被符号化領域を画面間符号化す
る画面間符号化手段と、前記画面内符号化手段および画
面間符号化手段からの符号化ストリームを結合して符号
化ストリームとして出力する符号化ストリーム生成手段
と、を備えたものである。
【0020】本発明の請求項2に記載のコンピュータ画
面符号化装置は、請求項1に記載のコンピュータ画面符
号化装置において、前記画面スクロールの変位量及び方
向を決定し、該変位量及び方向に関する制御信号を前記
画面スクロール制御手段へ出力するユーザー入力手段、
を備えたものである。
【0021】本発明の請求項3に記載のコンピュータ画
面符号化装置は、請求項1に記載のコンピュータ画面符
号化装置において、前記実行結果保持手段に保持された
実行結果画面から水平方向及び垂直方向に必要な被符号
化領域を判定し、水平方向及び垂直方向の符号化量と符
号化順序とを決定し、画面スクロール量を決定して前記
画面スクロール制御手段に出力する水平・垂直符号化順
序計算手段を備えたものである。
【0022】本発明の請求項4に記載のコンピュータ画
面符号化装置は、請求項3に記載のコンピュータ画面符
号化装置において、前記実行結果保持手段に保持された
実行結果画面から水平方向と垂直方向との解像度を比較
して符号化優先度を決定し、優先度情報を前記水平・垂
直符号化順序計算手段に出力する水平・垂直符号化優先
度判定手段を備えたものである。
【0023】本発明の請求項5に記載のコンピュータ画
面符号化装置は、請求項1に記載のコンピュータ画面符
号化装置において、前記画面スクロール制御手段からの
画面スクロール変位を所定数のスクロール単位に分割し
てスクロール単位での被符号化領域を抽出して、順次、
前記画面間符号化手段に出力するスクロール単位抽出手
段を備えたものである。
【0024】本発明の請求項6に記載のコンピュータ画
面符号化装置は、請求項5に記載のコンピュータ画面符
号化装置において、前記スクロール単位抽出手段におい
て分割するスクロール単位の解像度が、前記画面間符号
化手段における符号化最小単位ブロックの解像度の整数
倍となるものである。
【0025】本発明の請求項7に記載のコンピュータ画
面符号化装置は、請求項1に記載のコンピュータ画面符
号化装置において、前記実行結果描画手段からの描画情
報に基づき、描画開始位置をもとに符号化開始位置を決
定し、前記画面スクロール制御手段に符号化開始位置に
関する情報を出力する余白部検出手段を備えたものであ
る。
【0026】本発明の請求項8に記載のコンピュータ画
面符号化装置は、請求項7に記載のコンピュータ画面符
号化装置において、前記余白部検出手段は、前記決定し
た符号化開始位置に基づいて、前記画面スクロール制御
手段におけるスクロール変位及び方向を補正するもので
ある。
【0027】本発明の請求項9に記載のコンピュータ画
面復号化装置は、入力した符号化ストリームから、被復
号化ストリームを抽出し分離する、被復号化ストリーム
分離手段と、前記被復号化ストリームから復号化方式を
判定し、復号化方式を切り替える復号化方式切替手段
と、前記被復号化ストリームを画面内復号化する画面内
復号化手段と、前記被復号化ストリームを画面間復号化
する画面間復号化手段と、画面間復号化用のストリーム
から動きベクトルを抽出する動きベクトル抽出手段と、
前記動きベクトル抽出手段から入力された動きベクトル
に応じて、画面間復号化されたデータを記録する位置を
制御する画面記録位置制御手段と、前記画面記録位置制
御手段からの制御信号に基づき、画面内復号化結果ある
いは画面間復号化結果を記録する画面保持手段と、復号
される画面のうち表示画面のスクロールの変位及び方向
を決定する画面スクロール制御手段と、前記画面スクロ
ール制御手段からの制御信号に基づき、前記画面保持手
段から表示領域を抽出する表示領域抽出手段と、抽出さ
れた表示領域を表示する画面表示手段と、を備えたもの
である。
【0028】本発明の請求項10に記載のコンピュータ
画面復号化装置は、請求項9に記載のコンピュータ画面
復号化装置において、ユーザーからの指示を入力するユ
ーザー入力手段を備え、前記画面スクロール制御手段
は、前記ユーザー入力手段からのユーザー入力値に基づ
いて画面スクロールの変位及び方向を決定するものであ
る。
【0029】本発明の請求項11に記載のコンピュータ
画面復号化装置は、請求項9に記載のコンピュータ画面
復号化装置において、前記画面スクロール制御手段よ
り、画面スクロールの変位、方向を取得し、復号化に必
要な領域を判定して復号化に必要なストリーム上の位置
を決定し、前記被符号化ストリーム分離手段を制御す
る、復号化位置決定手段を備えたものである。
【0030】本発明の請求項12に記載のコンピュータ
画面復号化装置は、請求項11に記載のコンピュータ画
面復号化装置において、前記復号化位置決定手段は、復
号化に必要な領域を符号化時のスクロール単位で判定す
るものである。
【0031】本発明の請求項13に記載のコンピュータ
画面復号化装置は、請求項9に記載のコンピュータ画面
復号化装置において、前記画面スクロール制御手段から
の画面スクロールの変位及び方向に関する情報に基づ
き、前記画面保持手段に保持する画面領域を決定する画
面記録域決定手段と、保持しない領域に対応するストリ
ームデータを前記被復号化ストリーム分離手段より取得
して保持するストリーム保持手段と、を備えたものであ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
請求項1に対応するコンピュータ画面符号化装置を実施
の形態1として、図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明の実施の形態1によるコンピュータ画面符号
化装置の構成を示すブロック図である。図1において、
101はアプリケーションソフトウェアを実行するソフ
トウェア実行手段、102は前記ソフトウェアの実行結
果を描画する実行結果描画手段、103は実行結果に基
づいて描画された全画面を保持する実行結果保持手段、
104は画面データのうち符号化を行う領域を抽出する
被符号化領域抽出手段、105は表示したい画面のスク
ロールをコントロールする画面スクロール制御手段、1
06は画面スクロール制御手段からの制御信号に基づい
て画面間の動きベクトルを生成する動きベクトル生成手
段、108は画面内符号化手段、109は画面間符号化
手段、107は画面内符号化手段108もしくは画面間
符号化手段109を選択して被符号化領域を出力する符
号化方式切替手段、110は画面内符号化手段108及
び画面間符号化手段109からの符号化ストリームを入
力の順で結合して符号化ストリームとして出力する符号
化ストリーム生成手段である。
【0033】次に、上記のような構成を有する本実施の
形態1によるコンピュータ画面符号化装置の動作につい
て説明する。ソフトウェア実行手段101は、ソフトウ
ェアを実行し、実行結果の全データを描画するための情
報を実行結果描画手段102に出力する。実行結果描画
手段102で描画された実行結果の全画面は実行結果保
持手段103に保持される。
【0034】画面スクロール制御手段105は、スクロ
ールの変位及び方向に関する制御信号を、被符号化領域
抽出手段104と動きベクトル生成手段106に出力す
る。
【0035】被符号化領域抽出手段104は、画面スク
ロール制御手段105からのスクロールの変位及び方向
に関する制御信号に基づいて、画面データのうち被符号
化領域を抽出し、符号化方式切替手段107へ出力す
る。
【0036】符号化方式切替手段107は、被符号化領
域のデータを画面内符号化するか、画面間符号化するか
を切り替えて、被符号化領域のデータを画面内符号化手
段108あるいは画面間符号化手段109へ出力する。
通常、最初に画面内符号化を行った後、画面間符号化に
切り替える。
【0037】最初に画面内符号化について説明する。画
面内符号化手段108では、入力された被符号化領域の
データを画面内符号化し、画面内符号化ストリームを符
号化ストリーム生成手段110に出力する。MPEG1
やMPEG2などの符号化方式では、画面内符号化方式
として、矩形ブロック単位で、離散コサイン変換による
周波数変換を行い、係数データを適当なレベルに量子化
を行った上でハフマン符号化を施す方式が取られる。ま
た、MPEG4では離散コサイン変換の代わりにウェー
ブレット変換を行う方式も用意されている。
【0038】次に画面間符号化について説明する。動き
ベクトル生成手段706は、画面スクロール制御手段1
05から入力されたスクロールの変位及び方向に関する
制御信号に基づいて動きベクトルを生成し、画面間符号
化手段109に出力する。動きベクトルの生成は、従来
のコンピュータ画面符号化装置における動きベクトル検
出手段とは異なり、積和演算等を行うことなく、画面ス
クロール制御手段105からのスクロールの変位及び方
向から動きベクトル生成する。例えば、垂直方向に変位
p、水平方向に変位qでスクロールさせた場合、動きベ
クトルは(−p,−q)となる。
【0039】画面間符号化手段109では、被符号化領
域のデータ、動きベクトルを用いて、画面間符号化を行
う。画面間符号化に際しては、スクロールにより発生し
た新たに符号化が必要な領域をそのまま符号化し、画面
間符号化ストリームとして符号化ストリーム生成手段1
10に出力する。また、画面間符号化に際しては、差分
信号を計算する処理は行わない。
【0040】図2は、画面スクロールに応じた画面間符
号化を説明する概念図である。同図の左は画面スクロー
ル前の状態で、画面内符号化される場合である。同図の
右は画面スクロールされた状態の一例である。どちらの
場合も、太枠内が被符号化領域である。同図の右に示し
たように、被符号化領域は(a)と(b)との2つの領
域から構成され、(a)は符号化済みのため動きベクト
ルを符号化する領域で、(b)は動きベクトル0で、差
分ではなく画素値をそのまま符号化する領域である。す
なわち、いずれの場合も差分信号を計算する必要はな
い。符号化ストリーム生成手段110は、入力される画
面内符号化ストリームおよび画面間符号化ストリームを
入力順に結合して符号化ストリームとして出力する。
【0041】図3は、符号化ストリームの構成例を示
す。図3において、斜線部分は画面内符号化ストリー
ム、斜線のない部分は画面間符号化ストリームである。
画面間符号化ストリームは図2に対応して、Aの動きベ
クトルのみを符号化した部分とBの動きベクトル0で画
素値を符号化した部分とに分類できる。
【0042】このように、本発明の実施の形態1による
コンピュータ画面符号化装置では、アプリケーションソ
フトウェアの実行結果が描画される画面のうち表示画面
領域のスクロールを制御する画面スクロール制御手段
と、前記画面スクロール制御手段からの制御信号に基づ
き、被符号化領域を抽出する被符号化領域抽出手段と、
画面スクロールの方向と変位から動きベクトルを簡単に
生成する動きベクトル生成手段とを設けるようにしたの
で、従来のコンピュータ画面符号化装置と比較して、画
面間画像データを符号化する際に動きベクトルの検出処
理が不要で計算リソースを低減することが可能となり、
また、画面間符号化における参照画面を生成するための
復号化処理の必要もなくなる。
【0043】(実施の形態2)以下、本発明の請求項2
に対応するコンピュータ画面符号化装置を実施の形態2
として、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明
の実施の形態2によるコンピュータ画面符号化装置の構
成を示すブロック図である。図4において、101はソ
フトウェア実行手段、102は実行結果描画手段、10
3は実行結果保持手段、104は被符号化領域抽出手
段、105は画面スクロール制御手段、106は動きベ
クトル生成手段、107は符号化方式切替手段、108
は画面内符号化手段、109は画面間符号化手段、11
0は符号化ストリーム生成手段、111はユーザー入力
手段である。
【0044】次に、上記のような構成を有する本実施の
形態2によるコンピュータ画面符号化装置の動作につい
て説明する。なお、本実施の形態2によるコンピュータ
画面符号化装置は、前述した実施の形態1の構成に、ユ
ーザー入力手段111のみを追加した構成なので、以下
の装置動作に関する説明は、実施の形態1への追加した
構成部分を中心に行う。
【0045】ユーザー入力手段111は、ユーザーの指
示に基づいて、画面スクロールの変位及び方向を制御す
る信号を画面スクロール制御手段105と逆スクロール
検知手段112へ出力する。なお、ユーザー入力手段1
11はコンピュータで使用される入力手段、例えば、マ
ウス、キーボードのキー、ペン入力、タッチパネル、パ
ッド、音声認識に基づく入力などが適用可能である。ま
た、画面スクロール制御手段105は、前記ユーザー入
力に基づいて、画面スクロールの変位及び方向を決定し
て被符号化領域抽出手段104に出力する。
【0046】このように、本発明の実施の形態2による
コンピュータ画面符号化装置では、画面スクロールの変
位量及び方向を決定し、制御信号を前記画面スクロール
制御信号へ出力するユーザー入力手段を備えるようにし
たので、ユーザー入力に応じた画面スクロール速度での
符号化を実現することが可能となる。
【0047】(実施の形態3)以下、本発明の請求項3
および請求項4に対応するコンピュータ画面符号化装置
を実施の形態3として、図面を参照しながら説明する。
図5は、本発明の実施の形態3によるコンピュータ画面
符号化装置の構成を示すブロック図である。
【0048】図5において、201は実行結果画面から
水平方向と垂直方向との解像度を比較して符号化優先度
を決定し、優先度情報を出力する水平・垂直符号化優先
度判定手段、202は実行結果画面から水平方向及び垂
直方向に必要な被符号化領域を判定し、水平方向及び垂
直方向の符号化量と符号化順序とを決定し、画面スクロ
ール量を決定する水平・垂直符号化順序決定手段であ
る。なお、本実施の形態3によるコンピュータ画面符号
化装置のその他の構成は前述した実施の形態1と同様で
あるため、ここでの再度の説明を省略する。
【0049】次に、上記のような構成を有する本実施の
形態3によるコンピュータ画面符号化装置の動作につい
て説明する。なお、本実施の形態3は前述実施の形態1
の構成に、水平・垂直符号化優先度判定手段201と水
平・垂直符号化順序決定手段202のみを追加した構成
なので、以下は実施の形態1への追加した構成部分を中
心に装置の動作に関する説明を行う。
【0050】ソフトウェア実行手段101は、ソフトウ
ェアを実行し、実行結果の全データを描画するための情
報を実行結果描画手段102に出力する。実行結果描画
手段102で描画された実行結果の全画面は実行結果保
持手段103に保持される。
【0051】水平・垂直符号化優先度判定手段201
は、実行結果保持手段103より保持されている実行結
果画像の水平、垂直方向の解像度を取得し、水平解像度
と垂直解像度とを比較して、大きい方に優先度を高く設
定し、符号化優先度情報として、水平・垂直符号化順序
決定手段202に出力する。一般に、水平方向および垂
直方向のうち、解像度の大きい方に情報が連続して表示
されており、画面スクロールの必要性が高い。例えば、
通常のコンピュータ実行結果で多い、横書きの文書情報
などは、文書データサイズが大きければ、垂直方向に長
い実行結果となる。
【0052】図6は、水平・垂直方向の符号化優先度決
定を説明する概念図である。図6の場合は、垂直方向の
解像度Vが水平方向の解像度Hよりも大きいため、垂直
方向にスクロールする必要性が高いと考えられる。従っ
て、垂直方向の未符号化領域を優先的に符号化すると判
定する。
【0053】上記優先情報をもとに、水平・垂直符号化
順序計算手段202は符号化順序を決め、水平方向及び
垂直方向に必要な被符号化領域を判定すると同時に、水
平方向及び垂直方向の符号化量を決定して画面スクロー
ル量を決定し、そして画面スクロール制御手段に出力す
る。そして、画面スクロール制御手段は、スクロールの
変位及び方向に関する情報を抽出して、被符号化領域抽
出手段104と動きベクトル生成手段106とに出力す
る。
【0054】このように、本発明の実施の形態3による
コンピュータ画面符号化装置では、水平・垂直符号化優
先度判定手段と水平・垂直符号化順序計算手段とを設け
るようにしたので、水平方向、垂直方向の両方にスクロ
ールする必要がある場合でも、スクロールする確率が高
い方向を優先的に符号化することができるため、復号化
時にユーザーがストレスを感じることなく即座にスクロ
ールすることが可能となる。
【0055】(実施の形態4)以下、本発明の請求項5
に対応するコンピュータ画面符号化装置を実施の形態4
として、図面を参照しながら説明する。図7は、本発明
の実施の形態4によるコンピュータ画面符号化装置の構
成を示すブロック図である。図7において、301はス
クロール単位抽出手段である。本実施の形態4によるコ
ンピュータ画面符号化装置のその他の構成は前述した実
施の形態1と同様であるため、ここでの再度の説明を省
略する。
【0056】次に、上記のような構成を有する本実施の
形態4によるコンピュータ画面符号化装置の動作につい
て説明する。なお、本実施の形態4は、前述した実施の
形態1の構成に、スクロール単位抽出手段301のみを
追加した構成なので、以下は実施の形態1への追加した
構成部分を中心に説明を行う。
【0057】実行結果保持手段103は保持している実
行結果画面を被符号化領域抽出手段104に出力する。
そして、被符号化領域抽出手段104は画面スクロール
制御手段105からのスクロールに関する変位及び方向
の制御信号に基づいて、被符号化領域を抽出して符号化
方式切替手段107に出力する。
【0058】スクロール単位抽出手段301は、画面ス
クロール制御手段に制御され、符号化方式切替手段10
7から出力された画面間符号化用の被符号化領域を所定
サイズのスクロール単位に分割し、画面間符号化手段1
09に出力する。動きベクトル生成手段106は、同じ
く画面スクロール制御手段に制御され、スクロール単位
に対応する動きベクトルを生成して、画面間符号化手段
109に出力する。
【0059】画面間符号化手段109は、スクロール単
位毎に順次、符号化方式切替手段107から入力される
被符号化領域、及び動きベクトル生成手段106から入
力される動きベクトルを用いて、画面間符号化を行い、
その結果を符号化ストリーム生成手段110へ出力す
る。符号化ストリーム生成手段110は画面内符号化手
段108と画面間符号化手段109とから入力された符
号化ストリームを入力の順で結合して、符号化ストリー
ムとして出力する。
【0060】ここでは、動きベクトル生成手段106か
ら出力される動きベクトルには、スクロール単位抽出手
段301で用いるスクロール単位分割サイズに応じた変
位が反映されている。例えば、スクロール単位が、垂直
方向に幅20画素分の場合は、動きベクトルは(0,−
20)である。さらに、このスクロール単位を符号化最
小単位ブロックの解像度の整数倍に限定することで符号
化重複領域をなくすこともできる。
【0061】図8は、符号化の重複を説明する概念図で
ある。図8において、(a)は符号化の重複が発生する
場合、(b)は符号化の重複が発生しない場合を示して
いる。小さい矩形ブロックが符号化最小単位ブロックで
ある。斜線部分が画面スクロールにより新たに発生した
被符号化領域である。(a)の場合は、斜線部分が符号
化最小単位ブロックからずれているため、黒く塗りつぶ
された部分については、前の画面と合わせて2回符号化
されることになり符号化の重複が発生する。一方、
(b)の場合は、斜線部分が符号化最小単位ブロックと
一致するため、重複して符号化される領域は発生しな
い。
【0062】このように、本発明の実施の形態4による
コンピュータ画面符号化装置では、画面スクロール制御
手段からの画面スクロール変位を所定数のスクロール単
位に分割してスクロール単位での被符号化領域を抽出し
て、順次、前記画面間符号化手段に出力するスクロール
単位抽出手段を設けるようにしたので、符号化領域をス
クロール単位に分割して符号化することにより、復号化
時に、スクロール単位の数をカウントすればスクロール
量を把握することが可能であり、画面スクロールを管理
することが容易になる。さらに、スクロール単位を符号
化最小単位ブロックの解像度の整数倍に限定すること
で、画面間符号化時に符号化重複領域がなくなり符号化
効率を向上することが可能となる。
【0063】(実施の形態5)以下、本発明の請求項7
および請求項8に対応するコンピュータ画面符号化装置
を実施の形態5として、図面を参照しながら説明する。
図9は、本実施の形態5によるコンピュータ画面符号化
装置の構成を示すブロック図である。図9において、4
01は余白部検出手段である。なお、本実施の形態4に
よるコンピュータ画面符号化装置のその他の構成は前述
した実施の形態1と同様であるため、ここでの再度の説
明を省略する。
【0064】次に、上記のような構成を有する本実施の
形態5によるコンピュータ画面符号化装置の動作につい
て説明する。なお、本実施の形態5は前述した実施の形
態1の構成に、余白部検出手段401のみを追加した構
成なので、以下の装置の動作に関する説明は、実施の形
態1の構成への追加の部分を中心に行う。ソフトウェア
実行手段101は、ソフトウェアを実行し、実行結果の
全データを描画するための情報を実行結果描画手段10
2及び余白部検出手段401に出力する。
【0065】余白部検出手段401は、ソフトウェア実
行手段101から入力された、ソフトウェア実行結果の
全データを描画するための情報に基づき、描画オブジェ
クトの描画位置を取得し、余白部を検出した上で、描画
オブジェクトが被符号化領域の端に重ならないように余
白部を避けて符号化開始位置を決定し、画面スクロール
制御手段105に出力する。また、画面スクロール制御
手段105は、このオフセットした符号化開始位置に基
づいて、画面スクロールを制御し、スクロールに関する
変位及び方向の制御信号を被符号化領域抽出手段104
と動きベクトル生成手段106とに出力する。
【0066】図10は、符号化開始位置の決定を説明す
る概念図である。図10において、(a)は符号化開始
位置をずらさない場合、(b)は余白部を検出した上で
符号化開始位置をずらす場合を示している。一般に文書
データでは、文書データの上端、下端、左端、右端に余
白部が発生する。横書きの文書の場合は垂直方向にスク
ロールする場合が多く、特に左端と右端の余白は常に発
生する。符号化開始位置をずらすことにより余白部を符
号化する必要がなくなる。
【0067】このように、本発明の実施の形態5による
コンピュータ画面符号化装置では、描画情報に基づき、
描画開始位置を把握した上で、符号化開始位置を決定
し、画面スクロール制御手段に符号化開始位置情報を出
力する余白部検出手段を設けるようにしたので、符号化
単位のブロック境界が描画オブジェクトに重なることに
より符号化効率が低下することを避けることができる。
【0068】(実施の形態6)以下、本発明の請求項9
および請求項10に対応するコンピュータ画面復号化装
置を実施の形態6として、図面を参照しながら説明す
る。図11は、本発明の実施の形態6によるコンピュー
タ画面復号化装置の構成を示すブロック図である。
【0069】図11において、501は入力されてくる
符号化ストリームから必要な表示領域の符号化ストリー
ムを抽出して分離する被復号化ストリーム分離手段、5
03は画面内復号化手段、504は画面間復号化手段、
502は画面内復号化手段もしくは画面間復号化手段を
切り替えて選択する復号化方式切替手段、505は符号
化ストリームから画面間の動きベクトルを抽出する動き
ベクトル抽出手段、506は画面記録位置制御手段、5
07は画面保持手段、508はユーザー入力手段、50
9は画面スクロール制御手段、510が表示領域抽出手
段、511は画面表示手段である。
【0070】次に、上記のような構成を有する本実施の
形態6によるコンピュータ画面復号化装置の動作につい
て説明する。被復号化ストリーム分離手段501は、入
力された符号化ストリームからヘッダ情報を参照し、1
画面に対応する被復号化ストリームを分離して復号化方
式切替手段502に出力する。復号化方式切替手段50
2は、入力された被復号化ストリームのヘッダ情報を参
照し、画面内符号化ストリームの場合は、画面内復号化
手段503へ、画面間符号化ストリームの場合は、画面
間復号化手段503へ被復号化ストリームを出力する。
【0071】画面内復号化手段503は、被復号化スト
リームを復号化して画面内復号化データを生成し、画面
保持手段507へ出力する。動きベクトル抽出手段50
5は、画面間符号化の対象である被復号化ストリームか
ら動きベクトルを抽出し、画面スクロールの変位及び方
向の情報を画面記録位置制御手段506へ出力する。画
面記録位置制御手段506では、画面スクロールの変位
及び方向の情報に基づいて、画面間符号化された領域の
全体領域における位置を決定し、画面保持手段507に
おける記録位置として画面保持手段507に出力する。
画面間復号化手段504は、被復号化ストリームのう
ち、動きベクトルが0のストリーム部分を抽出して画素
値を復号化して、画面保持手段507へ出力する。画面
保持手段507は、画面記録位置制御手段506からの
記録位置に基づいて、画面内復号化手段503と画面間
復号化手段504とのそれぞれから出力された復号化デ
ータを組み立てる。以上の動作により、画面保持手段5
07にコンピュータ画面符号化装置において符号化され
たソフトウェア実行結果が再現される。
【0072】ユーザー入力手段508からのユーザーの
指示が入力される画面スクロール制御手段509は、ユ
ーザーの指示した表示画面スクロールの変位及び方向の
情報に基づき、表示すべき領域の位置情報を表示領域抽
出手段510に出力する。表示領域抽出手段510は、
画面スクロール制御手段509からの表示すべき領域の
位置情報に基づき、画面保持手段507より表示領域を
抽出して出力し、画面表示手段511で画面表示を行
う。画面保持手段507には、ソフトウェア実行結果の
全体が再現されいるため、ユーザー入力手段508によ
り符号化時のスクロールとは逆方向のスクロールを指定
した場合でも、表示可能である。
【0073】このように、本発明の実施の形態6による
コンピュータ画面復号化装置では、画面内復号化結果あ
るいは画面間復号化結果を記録する画面保持手段を設け
るようにしたので、実行結果を復号化してメモリに記憶
することにより、順方向のスクロールのみならず、逆ス
クロールをした場合でも実行結果の画面表示を実現でき
る。
【0074】(実施の形態7)以下、本発明の請求項1
1および請求項12によるコンピュータ画面復号化装置
を実施の形態7として、図面を参照しながら説明する。
図12は、本発明の実施の形態7によるコンピュータ画
面復号化装置の構成を示すブロック図である。図12に
おいて、601は復号化位置決定手段である。また、本
実施の形態7によるコンピュータ画面復号化装置のその
他の構成は、前述した実施の形態6と同様なため、ここ
での再度の説明を省略する。
【0075】次に、上記のような構成を有する本実施の
形態7によるコンピュータ画面復号化装置の動作につい
て説明する。なお、本実施の形態7は、前述した実施の
形態6の構成に、復号化位置決定手段601のみを追加
した構成であるため、以下の装置の動作に関する説明
は、実施の形態6への追加の部分を重点に行う。
【0076】復号化位置決定手段601は、画面スクロ
ール制御手段509から、ユーザーの指示に応じた表示
画面スクロールの変位、方向の情報を取得し、復号化に
より画面再構成するために必要な最小限のストリームを
符号化ストリームから抽出する制御信号を被復号化スト
リーム分離手段501に出力する。
【0077】被復号化ストリーム分離手段501は、復
号化位置決定手段601からの再生画面の位置情報に関
する制御情報をもとに、入力された符号化ストリームか
らヘッダ情報を参照し、対応する被復号化ストリームを
分離して、先に復号化方式切替手段502に出力する。
分離された被復号化ストリームに関する復号化処理は、
前述した実施の形態6と同様である。
【0078】すなわち、表示領域抽出手段510は、す
べての符号化ストリームの復号化が完了する以前でも、
ユーザーの指示に応じた表示画面スクロールを満たす最
小限の画面が構成されれば、表示領域の抽出を開始する
ことができる。さらに、本コンピュータ画面復号化装置
に入力される符号化ストリームが、スクロール単位で符
号化されている場合は、復号化位置の検索の際に、スク
ロール単位の数をカウントし、スクロール単位のサイズ
を積算することにより復号化位置を検索することもでき
る。
【0079】以上のように、本発明の実施の形態7によ
るコンピュータ画面復号化装置では、画面スクロール制
御手段より、画面スクロールの変位、方向を取得し、復
号化に必要な領域を判定して、復号化に必要なストリー
ム上の位置を決定し、被復号化ストリーム分離手段を制
御する復号化位置決定手段を設けるようにしたので、符
号化ストリームを検索して、復号化位置を決定すること
により、すべての符号化ストリームが復号化される前
に、ユーザーが見たい領域を即座に表示することが可能
となる。
【0080】(実施の形態8)以下、本発明の請求項1
3に対応するコンピュータ画面復号化装置を実施の形態
8として、図面を参照しながら説明する。図13は、本
発明の実施の形態8によるコンピュータ画面復号化装置
の構成を示すブロック図である。図13において、61
1はストリーム保持手段、612は画面記憶域決定手段
である。また、本実施の形態8によるコンピュータ画面
復号化装置のその他の構成は、前述した実施の形態6と
同様なため、ここでの再度の説明を省略する。
【0081】次に、上記のような構成を有する本実施の
形態8によるコンピュータ画面復号化装置の動作につい
て説明する。なお、本実施の形態8は前述した本実施の
形態6の構成に、ストリーム保持手段611と画面記憶
域決定手段612とを追加したのみなので、以下の装置
の動作に関する説明は、実施の形態6への追加の部分を
中心に行う。
【0082】画面記録域決定手段612は、画面スクロ
ール制御手段509から取得したユーザーの指示した画
面スクロールの変位及び方向の情報に基づき、画面保持
手段507における保持する画面領域を決定する。スト
リーム保持手段611は、画面記憶域決定手段612で
決定した結果に基づき、保持しない領域に対応するスト
リームデータを被復号化ストリーム分離手段501より
取得して保持する。
【0083】被復号化ストリーム分離手段501は、入
力された符号化ストリームからヘッダ情報を参照し、残
りの領域、すなわち画面保持領域に対応する被復号化ス
トリームを分離して復号化方式切替手段502に出力す
る。分離された被復号化ストリームは、画面内復号化手
段503もしくは画面間復号化手段504に出力され、
所定の処理で復号され、画面保持手段507に入力され
る。
【0084】一方、画面記録域決定手段612は、同時
に、ユーザー入力に応じた記録域に関する制御信号を画
面記録位置制御手段506に送り、画面記録位置制御手
段506を制御する。画面記録位置制御手段506は、
さらに、動きベクトル抽出手段505からスクロールの
変位及び方向に基づいて、前記ユーザー入力に応じた記
録域を画面の全体領域における記録位置を決定して、画
面保持手段507に出力する。
【0085】画面保持手段507は、画面記録位置制御
手段506からの記録位置に基づいて、画面内復号化手
段503と画面間復号化手段504とのそれぞれから出
力された復号化データを組み立て記録する。以上の動作
により、画面保持手段507にコンピュータ画面符号化
装置において符号化されたソフトウェア実行結果の再現
したい部分が再現される。
【0086】図14は、復号化画面とストリームの保持
切替を説明する概念図である。図14において、(a)
は復号化画面をすべて保持する場合、(b)は復号化画
面の一部をストリームとして保持する場合を示してい
る。太枠で囲まれた領域が表示領域である。(b)のう
ち、斜線部分は復号化画面を保持する代わりにストリー
ムとして保持する領域である。ストリームとして保持す
ることにより保持すべきデータ量が削減される。また、
図14の(b)のように表示領域以外のすべてをストリ
ームとして保持するのではなく、一部を復号化画面とし
て残すことにより、一定範囲のユーザー入力に伴う画面
スクロールに即時に対応が可能となる。
【0087】また、ユーザー入力手段508からのユー
ザー指示が変更する場合、画面記録域決定手段612で
新しい記録域を決定し、その域に応じた符号化ストリー
ムはストリーム保持手段611から直接に画面間復号化
手段504に出力する。所定の復号化処理が終わると、
画面保持手段507には再び符号化されたソフトウェア
実行結果の再現したい画面部分が再現される。
【0088】このように、本発明の実施の形態8による
コンピュータ画面復号化装置では、再現したい画面領域
を決定する画面記録域決定手段と、その以外の領域の符
号化ストリームデータを保持するストリーム保持手段と
を設けるようにしたので、復号化画面の一部を、画面デ
ータとして保持する代わりにストリームデータとして保
持することにより、保持すべきデータ量を削減し、必要
となるメモリ容量を低減することが可能となる。
【0089】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
コンピュータ画面符号化装置によれば、表示画面のスク
ロールを制御する画面スクロール制御手段と、該画面ス
クロール制御手段からスクロールに関する変位及び方向
情報をもとに画面間の動きベクトルを簡単に生成する動
きベクトル生成手段とを設けることで、従来の画面デー
タを用いて動きベクトルを検出する処理が不要となり、
計算リソースを低減することができ、また、画面間符号
化における参照画面の生成及び参照画面の復号化処理も
不要となるという効果がある。
【0090】また、本発明の請求項2に係るコンピュー
タ画面符号化装置によれば、請求項1に記載のコンピュ
ータ画面符号化装置において、画面スクロールの変位量
及び方向を決定し、該変位量及び方向に関する制御信号
を前記画面スクロール制御手段へ出力するユーザー入力
手段を備えるようにしたので、ユーザーの入力に応じた
画面スクロール速度での符号化を実現でき、且つ、ユー
ザーの入力に応じたスクロールを復号化時に再現するこ
とが可能となるというメリットがある。
【0091】本発明の請求項3に係るコンピュータ画面
符号化装置によれば、実行結果保持手段に保持された実
行結果画面から水平方向及び垂直方向に必要な被符号化
領域を判定し、水平方向及び垂直方向の符号化量と符号
化順序とを決定し、画面スクロール量を決定して前記画
面スクロール制御手段に出力する水平・垂直符号化順序
計算手段を設けるようにしたので、水平方向、垂直方向
の両方にスクロールする必要がある場合でも、スクロー
ルする確率が高い方向を優先的に符号化するので復号化
時にユーザーがストレスを感じることなく即座にスクロ
ールすることが可能となるという効果がある。
【0092】本発明の請求項4に係るコンピュータ画面
符号化装置によれば、請求項3に記載のコンピュータ画
面符号化装置において、前記実行結果保持手段に保持さ
れた実行結果画面から水平方向と垂直方向との解像度を
比較して符号化優先度を決定し、優先度情報を前記水平
・垂直符号化順序計算手段に出力する水平・垂直符号化
優先度判定手段を設けるようにしたので、水平方向、垂
直方向の両方にスクロールする必要がある場合でも、ス
クロールする確率が高い方向を優先的に符号化するので
復号化時にユーザーがストレスを感じることなく即座に
スクロールすることが可能となるという効果がある。
【0093】本発明の請求項5に係るコンピュータ画面
符号化装置によれば、請求項1に記載のコンピュータ画
面符号化装置において、前記画面スクロール制御手段か
らの画面スクロール変位を所定数のスクロール単位に分
割してスクロール単位での被符号化領域を抽出して、順
次、前記画面間符号化手段に出力するスクロール単位抽
出手段を備えるようにしたので、スクロール単位に分割
して符号化することにより、復号化時に、スクロール単
位の数をカウントすればスクロール量を把握することが
可能であり、画面スクロールを管理することが容易にな
るというメリットがある。
【0094】本発明の請求項6に係るコンピュータ画面
符号化装置によれば、請求項5に記載のコンピュータ画
面符号化装置において、前記スクロール単位抽出手段に
おいて分割するスクロール単位の解像度が、前記画面間
符号化手段における符号化最小単位ブロックの解像度の
整数倍となるようにしたので、前記スクロール単位を符
号化最小単位の整数倍に限定することで、画面間符号化
時に符号化重複領域がなくなり符号化効率を向上するこ
とが可能となるという効果がある。
【0095】本発明の請求項7及び請求項8に係るコン
ピュータ画面符号化装置によれば、余白部検出手段によ
り、描画情報に基づき、描画開始位置を把握した上で、
符号化開始位置を決定し、画面スクロール制御手段に符
号化開始位置情報を出力するようにしたので、符号化単
位のブロックの境界が描画オブジェクトに重なることに
より符号化効率が低下することを避けることができると
いう効果がある。
【0096】また、本発明の請求項9に係るコンピュー
タ画面復号化装置によれば、動きベクトルに応じて、画
面間復号化されたデータを記録する位置を制御する画面
記録位置制御手段と、前記画面記録位置制御手段からの
制御信号に基づき、画面内復号化結果あるいは画面間復
号化結果を記録する画面保持手段とを備えることで、符
号化されている実行結果の画面データを復号化してメモ
リに記憶することにより、順方向のスクロールのみなら
ず、逆スクロールの場合でも、実行結果の画面表示を実
現することができるという効果がある。
【0097】また、本発明の請求項10に係るコンピュ
ータ画面復号化装置によれば、請求項9に記載のコンピ
ュータ画面復号化装置において、ユーザーからの指示を
入力するユーザー入力手段を備え、前記画面スクロール
制御手段は、前記ユーザー入力手段からのユーザー入力
値に基づいて画面スクロールの変位及び方向を決定する
ようにしたので、ユーザーの要求に従った画面復号及び
表示ができるという効果がある。
【0098】本発明の請求項11に係るコンピュータ画
面復号化装置によれば、請求項9に記載のコンピュータ
画面復号化装置において、前記画面スクロール制御手段
より、画面スクロールの変位、方向を取得し、復号化に
必要な領域を判定して復号化に必要なストリーム上の位
置を決定し、前記被符号化ストリーム分離手段を制御す
る、復号化位置決定手段を備えるにようしたので、符号
化ストリームを検索して、復号化位置を決定すること
で、すべての符号化ストリームが復号化される前に、ユ
ーザーが見たい領域を即座に表示することが可能となる
という効果がある。
【0099】本発明の請求項12に係るコンピュータ画
面復号化装置によれば、請求項11に記載のコンピュー
タ画面復号化装置において、前記復号化位置決定手段
は、復号化に必要な領域を符号化時のスクロール単位で
判定するようにしたので、スクロール単位で符号化され
ている場合は、復号化位置の検索の際に、スクロール単
位の数をカウントし、スクロール単位のサイズを積算す
ることにより、復号化位置をも検索することができると
いうメリットがある。
【0100】本発明の請求項13に係るコンピュータ画
面復号化装置によれば、請求項9に記載のコンピュータ
画面復号化装置において、前記画面スクロール制御手段
からの画面スクロールの変位及び方向に関する情報に基
づき、前記画面保持手段に保持する画面領域を決定する
画面記録域決定手段と、保持しない領域に対応するスト
リームデータを前記被復号化ストリーム分離手段より取
得して保持するストリーム保持手段と、を備えるように
したので、復号化画面の一部を、画面データとして保持
する代わりにストリームデータとして保持することによ
り、保持すべきデータ量を削減し、必要となるメモリ容
量を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるコンピュータ画面
符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における画面スクロール
に応じた画面間符号化を説明する概念図である。
【図3】符号化ストリームの構成例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2によるコンピュータ画面
符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態3によるコンピュータ画面
符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態3における水平・垂直方向
の符号化優先度決定を説明する概念図である。
【図7】本発明の実施の形態4によるコンピュータ画面
符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態4における、符号化の重複
を説明する概念図である。
【図9】本発明の実施の形態5によるコンピュータ画面
符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態5における、符号化開始
位置の決定を説明する概念図である。
【図11】本発明の実施の形態6によるコンピュータ画
面復号化装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態7によるコンピュータ画
面復号化装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態8によるコンピュータ画
面復号化装置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態8における、復号化画面
とストリームの保持切替を説明する概念図である。
【図15】従来のコンピュータ画面符号化装置の構成を
示すブロック図である。
【図16】従来のコンピュータ画面復号化装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
101 ソフトウェア実行手段 102 実行結果描画手段 103 実行結果保持手段 104 被符号化領域抽出手段 105 画面スクロール制御手段 106 動きベクトル生成手段 107 符号化方式切替手段 108 画面内符号化手段 109 画面間符号化手段 110 符号化ストリーム生成手段 111 ユーザー入力手段 201 水平・垂直符号化優先度判定手段 202 水平・垂直符号化順序決定手段 301 スクロール単位抽出手段 401 余白部検出手段 501 被復号化ストリーム分離手段 502 復号化方式切替手段 503 画面内復号化手段 504 画面間復号化手段 505 動きベクトル抽出手段 506 画面記録位置制御手段 507 画面保持手段 508 ユーザー入力手段 509 画面スクロール制御手段 510 表示領域抽出手段 511 画面表示手段 601 復号化位置決定手段 611 ストリーム保持手段 612 画面記憶域決定手段 701 ソフトウェア実行手段 702 表示画面描画手段 703 画面スクロール制御手段 704 符号化方式切替手段 705 画面内符号化手段 706 動きベクトル検出手段 707 画面間符号化手段 708 参照画面復号化手段 709 参照画面保持手段 710 符号化ストリーム生成手段 801 被復号化ストリーム分離手段 802 復号化方式切替手段 803 画面間復号化手段 804 画面内復号化手段 805 参照画面保持手段 806 画面表示選択手段 807 画面表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 MA05 NN00 PP12 SS26 TA00 TA18 TA61 TB04 TC00 TC25 UA02 UA05 5C082 AA01 BA41 BB44 CA72 CB01 DA26 MM04 5J064 BA09 BA13 BB01 BC02 BC16 BC26 BC29 BD04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションソフトウェアを実行す
    るソフトウェア実行手段と、 前記ソフトウェアの実行結果を描画する実行結果描画手
    段と、 前記実行結果描画手段により描画された実行結果画面を
    保持する実行結果保持手段と、 前記実行結果画面のうち表示画面領域のスクロールを制
    御する画面スクロール制御手段と、 前記画面スクロール制御手段からの制御信号に基づき、
    被符号化領域を抽出する被符号化領域抽出手段と、 画面内符号化か画面間符号化かを切り替えて被符号化領
    域を出力する符号化方式切替手段と、 被符号化領域を画面内符号化する画面内符号化手段と、 前記画面スクロール制御手段からの制御信号に基づき、
    画面スクロールの方向及び変位から動きベクトルを生成
    する動きベクトル生成手段と、 前記動きベクトルを用いて、被符号化領域を画面間符号
    化する画面間符号化手段と、 前記画面内符号化手段および画面間符号化手段からの符
    号化ストリームを結合して符号化ストリームとして出力
    する符号化ストリーム生成手段と、を備えた、ことを特
    徴とするコンピュータ画面符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンピュータ画面符号
    化装置において、 前記画面スクロールの変位量及び方向を決定し、該変位
    量及び方向に関する制御信号を前記画面スクロール制御
    手段へ出力するユーザー入力手段、を備えた、 ことを特徴とするコンピュータ画面符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のコンピュータ画面符号
    化装置において、 前記実行結果保持手段に保持された実行結果画面から水
    平方向及び垂直方向に必要な被符号化領域を判定し、水
    平方向及び垂直方向の符号化量と符号化順序とを決定
    し、画面スクロール量を決定して前記画面スクロール制
    御手段に出力する水平・垂直符号化順序計算手段を備え
    た、 ことを特徴とするコンピュータ画面符号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコンピュータ画面符号
    化装置において、 前記実行結果保持手段に保持された実行結果画面から水
    平方向と垂直方向との解像度を比較して符号化優先度を
    決定し、優先度情報を前記水平・垂直符号化順序計算手
    段に出力する水平・垂直符号化優先度判定手段を備え
    た、 ことを特徴とするコンピュータ画面符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のコンピュータ画面符号
    化装置において、 前記画面スクロール制御手段からの画面スクロール変位
    を所定数のスクロール単位に分割してスクロール単位で
    の被符号化領域を抽出して、順次、前記画面間符号化手
    段に出力するスクロール単位抽出手段を備えた、 ことを特徴とするコンピュータ画面符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のコンピュータ画面符号
    化装置において、 前記スクロール単位抽出手段において分割するスクロー
    ル単位の解像度が、前記画面間符号化手段における符号
    化最小単位ブロックの解像度の整数倍である、 ことを特徴とするコンピュータ画面符号化装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のコンピュータ画面符号
    化装置において、 前記実行結果描画手段からの描画情報に基づき、描画開
    始位置をもとに符号化開始位置を決定し、前記画面スク
    ロール制御手段に符号化開始位置に関する情報を出力す
    る余白部検出手段を備えた、 ことを特徴とするコンピュータ画面符号化装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のコンピュータ画面符号
    化装置において、 前記余白部検出手段は、前記決定した符号化開始位置に
    基づいて、前記画面スクロール制御手段におけるスクロ
    ール変位及び方向を補正する、 ことを特徴とするコンピュータ画面符号化装置。
  9. 【請求項9】 入力した符号化ストリームから、被復号
    化ストリームを抽出し分離する、被復号化ストリーム分
    離手段と、 前記被復号化ストリームから復号化方式を判定し、復号
    化方式を切り替える復号化方式切替手段と、 前記被復号化ストリームを画面内復号化する画面内復号
    化手段と、 前記被復号化ストリームを画面間復号化する画面間復号
    化手段と、 画面間復号化用のストリームから動きベクトルを抽出す
    る動きベクトル抽出手段と、 前記動きベクトル抽出手段から入力された動きベクトル
    に応じて、画面間復号化されたデータを記録する位置を
    制御する画面記録位置制御手段と、 前記画面記録位置制御手段からの制御信号に基づき、画
    面内復号化結果あるいは画面間復号化結果を記録する画
    面保持手段と、 復号される画面のうち表示画面のスクロールの変位及び
    方向を決定する画面スクロール制御手段と、 前記画面スクロール制御手段からの制御信号に基づき、
    前記画面保持手段から表示領域を抽出する表示領域抽出
    手段と、 抽出された表示領域を表示する画面表示手段と、を備え
    た、 ことを特徴とするコンピュータ画面復号化装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のコンピュータ画面復
    号化装置において、 ユーザーからの指示を入力するユーザー入力手段を備
    え、 前記画面スクロール制御手段は、前記ユーザー入力手段
    からのユーザー入力値に基づいて画面スクロールの変位
    及び方向を決定する、 ことを特徴とするコンピュータ画面復号化装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のコンピュータ画面復
    号化装置において、 前記画面スクロール制御手段より、画面スクロールの変
    位、方向を取得し、復号化に必要な領域を判定して復号
    化に必要なストリーム上の位置を決定し、前記被符号化
    ストリーム分離手段を制御する、復号化位置決定手段を
    備えた、 ことを特徴とするコンピュータ画面復号化装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のコンピュータ画面
    復号化装置において、 前記復号化位置決定手段は、復号化に必要な領域を符号
    化時のスクロール単位で判定する、ことを特徴とするコ
    ンピュータ画面復号化装置。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載のコンピュータ画面復
    号化装置において、 前記画面スクロール制御手段からの画面スクロールの変
    位及び方向に関する情報に基づき、 前記画面保持手段に保持する画面領域を決定する画面記
    録域決定手段と、 保持しない領域に対応するストリームデータを前記被復
    号化ストリーム分離手段より取得して保持するストリー
    ム保持手段と、を備えた、 ことを特徴とするコンピュータ画面復号化装置。
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