JP2003167895A - 情報検索システム、サーバおよび車載端末 - Google Patents

情報検索システム、サーバおよび車載端末

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JP2003167895A
JP2003167895A JP2001366918A JP2001366918A JP2003167895A JP 2003167895 A JP2003167895 A JP 2003167895A JP 2001366918 A JP2001366918 A JP 2001366918A JP 2001366918 A JP2001366918 A JP 2001366918A JP 2003167895 A JP2003167895 A JP 2003167895A
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JP2001366918A
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Masahiko Tateishi
雅彦 立石
Ichiro Akahori
一郎 赤堀
Nobuo Hataoka
信夫 畑岡
Yasunari Obuchi
康成 大淵
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Hitachi Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Denso Corp
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバと車載端末とからなる情報検索システ
ムにおいて、音声対話による情報検索を可能としつつ、
ユーザの要求に対する応答性を高める。 【解決手段】 本実施例の情報検索システムにおいて
は、経路情報が車載端末101に設定されると、その経
路情報は、送受信部102を介して、検索要求としてサ
ーバ200に事前に送信される。すると、サーバ200
は、その検索要求に基づき、レストランデータベース2
05、観光データベース206などを検索し、その結果
を音声対話プログラムに変換して、車載端末101に送
信する。そして、車載端末101は、受信した音声対話
プログラムを蓄積しておき、「情報検索」という音声コ
マンドが入力されると、蓄積した音声対話プログラムを
実行することにより、その音声コマンドに対する応答を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信によりサー
バと車載端末間を結び、情報提供を行う情報検索システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話などの無線通信手段を用
いて、センターと車載端末間で通信を行い、情報検索を
行うセンター型情報検索サービスが利用可能になってい
る。その一例として、センターに人間のオペレータが配
置され、自動車を運転するユーザと音声による対話をし
ながら、経路探索、設定等のサービスを提供するサービ
スがある。また、音声認識機能を用い、ユーザが発話す
る音声コマンドを自動実行してセンターが保持する株価
やニュース等の情報を提供するというサービスもある。
【0003】自動車内で使用するという状況を考慮する
と、安全性の観点から、音声インタフェースを介して情
報検索することができるのが望ましい。また、サービス
を低コストで提供するためには、オペレータを置く代わ
りに音声認識、合成技術を活用した自動化システムが望
ましい。
【0004】一方、近年のインターネット普及に伴い、
様々な情報をコンピュータなどの端末から、各種の検索
サイトを利用した検索が可能となっている。インターネ
ット検索サイトはCGI( Common Gateway Interface )
と呼ぶ技術を用いて検索結果をユーザに返す。その動作
について、軽井沢のレストランを検索する場合を例に取
って説明する。 ”Step1:ユーザが、キーワード「軽井沢」、「レスト
ラン」を入力し、検索コマンドを実行する。
【0005】Step2:検索サイトはデータベースから、
キーワード「軽井沢」、「レストラン」を含むホームペ
ージのURLを検索し、その結果をHTML( Hyper Text Mark
up Language )文書に変換する。 Step3:前記HTML文書をユーザの端末に送信する。
【0006】Step4:ユーザの端末がHTML文書を表示す
る。”上記サービスを可能とする基本的な技術は次の2
つである。なお、CGIは(1)で使用されるが、その
詳細については説明を省略する。 (1)ユーザ指定のキーワードで検索した情報からHTML
文書を動的に生成する。
【0007】(2)ユーザの端末にHTML文書を解釈実行
するインタプリタが組み込まれている。このようにし
て、インターネット端末のユーザはインターネット上の
様々な情報を検索することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、センター型
情報検索サービスでは、ユーザが情報検索を開始して所
望の情報を得るまでに音声対話が使用される。対話例を
以下に示す。 ”オペレータ: 「はい、こちら○○サービスです。」 ユーザ : 「軽井沢で食事をしたいんですけど」 オペレータ: 「今は、旦念亭というカフェが人気です」 ユーザ : 「どんな店ですか」 …… ユーザ : 「クレジットカードは使えますか」 オペレータ: 「使えます」 ユーザ : 「じゃ、そこお願いします」 オペレータ: 「軽井沢、旦念亭にご案内します」” ここで3つの課題が生じていた。
【0009】(1)すべての処理(音声認識、検索、音声
合成)がセンター側で行われるため、センター側の処理
負荷が大きい。 (2)通常対話開始から終了まで数十秒から1分以上の時
間がかかる。このため、ユーザの負担する通信料が増え
る。また、その間センター側の回線が占有されるため、
多くのユーザが同時にセンターにアクセスした場合、セ
ンターに接続できなくなる可能性がある。
【0010】(3)車載端末とセンター間の通信状況が悪
い場合、聞き返しなどにより対話時間が増える。特にセ
ンター側が音声認識を使用している場合、誤認識が増え
るためシステムの使い勝手が大幅に悪化する。上記課題
(1)は、情報検索に関するすべての処理がセンターで行
われていることに起因する。従って検索処理を車載端末
で代行できればサーバの負荷が減少する。この考えに基
づく方法としては特開平10-134083号公報に開
示された知的情報検索サービスがある。この方法では、
対話形式で情報を絞り込み、ユーザの所望する情報を特
定する処理において、端末側で対話処理を代行する仕組
みを設ける。なお、この知的情報検索サービスではパソ
コンを端末とし、キーボードで対話する。
【0011】具体的には、所定の情報記述言語に従った
論理構造を有し、対話形式による質問に対する回答入力
の受付と、回答に応じた結論の表示を行うための知的検
索プログラムを組み込んだ検索プログラム包括文書を事
前に複数個作成し、センター側に蓄積しておく。この検
索プログラム包括文書は検索内容ごとに事前に用意す
る。検索内容としては「1.宴会場探し」「2.デート
コース案内」「3.ショッピング案内」が例示されてい
る。
【0012】ここでユーザが「1」を選択すると、対応
する検索プログラム包括文書がユーザの端末に送信され
る。端末は当該文書を解釈実行する機能を有しており、
以後の対話は端末側で代行される。これにより課題(1)
が解決できる。しかしながら課題(3)に示した通信状況
が悪い場合の対処は困難である。なぜなら、上記検索プ
ログラム包括文書は、ユーザの検索要求があった時点で
端末側に送信されるが、その時点の通信状態は必ずしも
良好とは限らないためである。特に山間部を走行中は数
分以上通信できないといったことも起こりうる。そのた
めユーザが情報を欲しいと思った時点で必ずしも情報検
索ができないという可能性があった。
【0013】本発明は、こうしたことを背景としてなさ
れたものであり、サーバと車載端末とからなる情報検索
システムにおいて、音声対話による情報検索を可能とし
つつ、ユーザの要求に対する応答性を高めることを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明(請求項1記載)の情報検索シ
ステムにおいては、サーバーが、検索手段、プログラム
生成手段および送信手段を備え、車載端末が、事前検索
要求手段、蓄積手段およびプログラム実行手段を備えて
いる。
【0015】情報検索すべき旨の音声コマンドが車載端
末に入力される前に(つまり、事前に)、事前検索要求
手段が、予め検索要求をサーバに送信する。すると、サ
ーバの検索手段は、その検索要求に基づき、データベー
スを検索する。そして、プログラム生成手段が、検索手
段による検索結果に基づいて、音声対話プログラムを生
成し、送信手段が、音声対話プログラムを車載端末に送
信する。
【0016】車載端末においては、送信手段から送信さ
れた音声対話プログラムが蓄積手段に蓄積される。そし
て、音声コマンドが当該車載端末に入力されると、プロ
グラム実行手段は、蓄積手段内の音声対話プログラムに
基づいて音声対話処理を実行することにより、その音声
コマンドに応答する。
【0017】即ち、請求項1記載の情報提供システムに
おいては、車載端末のユーザによる検索が予測される情
報の検索要求を、車載端末がユーザの要求に先立って行
う。そして、サーバは、車載端末からの検索要求に対す
る検索結果を、音声対話プログラムという形式で車載端
末に返す。車載端末は、音声対話プログラムを蓄積し、
ユーザの要求(音声コマンド)のあった時点で音声対話
プログラムを解釈実行することにより、ユーザの要求に
対応する情報を提供する。音声対話プログラムは、音声
対話記述言語で記述された検索プログラム包括文書であ
り、これを実行することで音声対話が行われる。
【0018】つまり、請求項1記載の情報提供システム
によれば、ユーザが要求を出す前に、既に検索結果が車
載端末に保存されているので、その中にユーザの要求す
る情報があれば、車載端末とセンターの間の通信状態に
左右されず、即時に検索結果を返すことができ、ユーザ
の要求に対する応答性が高くなる。これは、例えば車両
がトンネル内や山間部など、携帯電話などの通信手段が
使用できない場所を走行中の時に有用である。また、音
声対話処理は、車載端末で行われるため、センター側の
負担を低減することができる。
【0019】次に請求項2に記載の情報検索システムに
おいては、事前検索要求手段が、車載端末に設定された
経路情報(当該車載端末が搭載された車両の経路探索に
関わる情報)を、検索要求としてサーバに送信する。即
ち、請求項2に記載の情報検索システムでは、車載端末
に設定された経路情報を事前にサーバに送信すること
で、ユーザが所定の経路を走行中に必要とする情報を事
前に推定することが容易となる。
【0020】送信する経路情報としては、例えば、現在
地、目的地、経由地点、経由道路、各地点の通過時刻な
どが挙げられる。たとえば、昼食時に軽井沢を通過する
なら、昼食を軽井沢で取ることが予測されるので、軽井
沢の飲食店を事前に検索するといったことが可能にな
る。また、この際、たとえば夜にしか営業しない店など
は検索対象から外すことが可能となる。
【0021】次に請求項3に記載の情報検索システムに
おいては、サーバに設けられた検索キー生成手段が、検
索要求から、ユーザの検索する可能性の高い情報を推定
して検索キーを生成する。そして検索手段が、検索キー
生成手段により得られた検索キーを用いてデータベース
を検索する。
【0022】即ち、請求項3に記載の情報検索システム
では、車載端末から送られた経路情報に基づいて、デー
タベース検索に用いるキーワードを生成する。例えば、
昼食を軽井沢で食事をとることが予測される場合に、
「軽井沢」、「レストラン」、「ランチ」と言うキ−ワ
ードを生成する、という態様が考えられる。
【0023】一般にインターネットの検索では、キーワ
ードにより検索を行うため、このようなキーワード生成
機能を設けることで、インターネットなどのデータベー
ス検索が可能となる。次に請求項4に記載の情報検索シ
ステムにおいては、音声対話プログラムが、VoiceXML言
語を用いて記述されたものである。VoiceXML言語は、音
声対話記述言語として標準となりつつあるから、情報検
索システムの標準化、汎用化を図る上で好ましい。
【0024】次に請求項5に記載の情報検索システムに
おいては、入力された音声コマンドが、蓄積手段に蓄積
済みの音声対話プログラムにより提供可能な情報以外の
情報を要求するものである場合、実時間検索要求手段
が、音声コマンドの内容を検索要求としてサーバに送信
する。すると、サーバでは、その検索要求に対応する音
声対話プログラムを生成し、車載端末に向けて送信す
る。そして、プログラム実行手段は、実時間検索要求手
段から検索要求が送信されると、その検索要求に対する
返答としてサーバより送信された音声対話プログラムに
基づいて、音声対話処理を実行する。
【0025】即ち、請求項5に記載の情報検索システム
によれば、事前の検索結果以外の情報を検索する音声コ
マンドが入力された場合であっても、検索結果を返答す
ることができる。次に請求項6に記載の情報検索システ
ムにおいては、サーバに設けられた通信状態判定手段
が、当該サーバと車載端末との間の通信状態を判定す
る。そして、送信手段は、通信状態判定手段による判定
結果に基づき、車載端末との通信状態が良好である時
に、音声対話プログラムを該車載端末に送信する。
【0026】即ち請求項6に記載の情報検索システムに
よれば、サーバが車載端末との通信状態を調べ、通信状
態が良好な時点で音声対話プログラムを車載端末に送信
する。これにより、通信エラーの発生を防ぐことがで
き、通信リトライに伴う通信時間の増加を防ぐことがで
きる。
【0027】次に請求項7に記載の情報検索システムに
おいて、送信手段は、送信すべき音声対話プログラムが
複数ある場合、次の様にして順次送信する。即ち、複数
ある音声対話プログラムのうち、通信状態判定手段によ
り判定された通信状態の良好な車載端末に送信すべき音
声対話プログラムであって、当該サーバへの到着が早い
検索要求に対応するものから順に送信する。
【0028】即ち、請求項7の情報検索システムでは、
サーバとの間で通信状態が良好な車両端末に対して優先
的に音声対話プログラムを送信するため、通信エラーの
発生が抑制され、全体として通信時間も短縮できるとい
う利点が得られる。また、サーバーへ早くなされた検索
要求に対応する音声対話プログラムを優先的に送信する
ため、情報を要求する可能性の高いユーザ、例えば運転
を開始してから時間がある程度経過しているユーザに、
検索結果を優先的に返すことが可能となる。
【0029】次に請求項8に記載の情報検索システムに
おいて、サーバに設けられた送信優先度割り当て手段
は、送信すべき各音声対話プログラムに対し、送信順序
を決めるための送信優先度を割り当てる。そして、送信
手段は、送信すべき音声対話プログラムが複数ある場
合、そのうち、割り当てられた送信優先度が高い音声対
話プログラムから順に送信する。
【0030】即ち、請求項8に記載の情報検索システム
によれば、サーバが複数の検索要求を受けたとき、音声
対話プログラムを送信する優先度(送信優先度)を設
け、その送信優先度にしたがって送信を行うことから、
重要度の高いものほど早く、というように、適切なタイ
ミングで、検索結果を車載端末に送ることが可能とな
る。
【0031】送信優先度を何に応じて設定するかについ
ては、例えば請求項9に記載の態様が考えられる。請求
項9に記載の情報検索システムにおいては、車載端末に
設けられた優先度情報付加手段が、検索要求に優先度情
報を付加する。そして、送信優先度割り当て手段は、送
信すべき各音声対話プログラムに対して、優先度情報に
基づいて送信優先度を割り当てる。
【0032】即ち、請求項9に記載の情報検索システム
によれば、サーバに対して送信される検索要求に車載端
末が優先度情報を付与することから、送信優先度の付け
方に関する判断の一部を車載端末に行わせることがで
き、サーバ側の負担を減らす効果をもたらす。
【0033】例えば、本発明(請求項9)を請求項5の
発明に適用した場合には、事前検索要求手段から送信さ
れる検索要求に対応する音声対話プログラムよりも、実
時間検索要求手段から送信される検索要求に対応する音
声対話プログラムが優先的に送信手段から送信されるよ
うに、優先度情報を設定することが考えられる。その様
に優先度情報付加手段を構成すれば、音声コマンドが、
蓄積手段内の音声対話プログラムにより提供可能な情報
以外の情報を要求するものであっても、速やかに検索結
果を返すことができる。
【0034】次に請求項10に記載の情報検索システム
においては、サーバに設けられた通信状態判定手段が、
当該サーバと車載端末との間の通信状態を判定する。そ
して、送信手段は、送信すべき音声対話プログラムであ
って送信優先度が同じものが複数ある場合には、次の様
にして順次送信する。即ち、複数ある音声対話プログラ
ムのうち、通信状態判定手段により判定された通信状態
の良好な車載端末に送信すべき音声対話プログラムであ
って、当該サーバへの到着が早い検索要求に対応するも
のから順に送信する。
【0035】即ち、請求項10の情報検索システムで
は、送信優先度が同じ音声対話プログラムが複数ある場
合に、サーバとの間で通信状態が良好な車両端末に対し
て優先的に音声対話プログラムを送信するため、通信エ
ラーの発生が抑制され、全体として通信時間も短縮でき
るという利点が得られる。また、サーバーへ早くなされ
た検索要求に対応する音声対話プログラムを優先的に送
信するため、情報を要求する可能性の高いユーザ、例え
ば運転を開始してから時間がある程度経過しているユー
ザに、検索結果を優先的に返すことが可能となる。
【0036】次に請求項11に記載の情報検索システム
においては、サーバに設けられた検索優先度割り当て手
段が、車載端末からの検索要求に対し、検索順序を決め
るための優先度(これを「検索優先度」というものとす
る)を割り当てる。そして、検索手段は、処理すべき検
索要求が複数ある場合、そのうち、前記割り当てられた
検索優先度が高い検索要求に対応する検索処理から順に
行う。従って、請求項11に記載の情報検索システムに
よれば、重要度の高いものほど早く、というように、適
切なタイミングで検索処理を行うことが可能となる。
【0037】検索優先度を何に応じて設定するかについ
ては、例えば請求項12に記載の態様が考えられる。請
求項12に記載の情報検索システムにおいては、車載端
末に設けられた優先度情報付加手段が、検索要求に優先
度情報を付加する。そして、検索優先度割り当て手段
は、車載端末から受信した検索要求に対して、優先度情
報に基づいて検索優先度を割り当てる。
【0038】即ち、請求項12に記載の情報検索システ
ムによれば、サーバに対して送信される検索要求に車載
端末が優先度情報を付与することから、検索優先度の付
け方に関する判断の一部を車載端末に行わせることがで
き、サーバ側の負担を減らす効果をもたらす。
【0039】請求項13に記載のサーバは、情報を提供
するサーバを有するセンターと、このサーバからの情報
を受信する車載端末とからなる情報検索システムを構成
するためのサーバである。このサーバにおいては、検索
手段が、車載端末からの検索要求に基づき、データベー
スを検索し、この検索手段による検索結果に基づいて、
プログラム生成手段が音声対話プログラムを生成する。
そして、生成された音声対話プログラムを、送信手段が
車載端末に送信する。従って、請求項13のサーバによ
れば、請求項1の情報検索システムを構成することがで
きる。
【0040】請求項14に記載の車載端末は、情報を提
供するサーバを有するセンターと、サーバからの情報を
受信する車載端末とからなる情報検索システムを構成す
るための車載端末である。この車載端末においては、事
前検索要求手段が、情報検索すべき旨の音声コマンドが
車載端末に入力される前に、予め検索要求をサーバに送
信する。その結果、サーバから音声対話プログラムが送
信されると、これを蓄積手段が蓄積する。音声コマンド
が当該車載端末に入力されると、プログラム実行手段
は、蓄積手段内の音声対話プログラムに基づいて音声対
話処理を実行することにより、その音声コマンドに応答
する。従って、請求項14の車載端末によれば、請求項
1に記載の情報検索システムを構成することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面と
共に説明する。本実施例の情報検索システムは、図1に
示す様に、車載端末101、センターに設置されたサー
バ200から構成される。
【0042】車載端末101は、送受信部102、音声
対話プログラム蓄積部103、音声対話プログラム解釈
実行部104、音声認識部105、音声合成部106、
経路探索部107,マイク108、スピーカ109の
他、経路誘導機能を提供するための図示せぬGPS受信
機、経路入力部、および電子化された地図を表示するた
めのディスプレイから構成される。
【0043】サーバ200は、送受信部201、検索ス
ケジューラ202、情報検索推定部203、ユーザプロ
ファイル204、検索サービスが提供するデータを蓄積
するデータベース(レストランデータベース205,観
光データベース206など)、情報検索部207、音声
対話プログラム生成部208、送信スケジューラ20
9、通信状態判定部210から構成される。
【0044】車載端末101およびサーバ200は、通
常状態においては、公衆網301を介し、送受信部10
2,201により通信可能となっている。次に各部の動
作を例に基づき順に説明する。一例として、”東京”に
住むユーザが”午前8時”に、”志賀高原”にあるホテ
ルに向けたドライブに出発する場合を想定する。即
ち、”現在時刻=08:00、現在地=東京都内、目的
地=志賀高原”である。
【0045】ユーザが自動車に乗り込み、車載端末10
1に図示せぬリモコン等の手段で、ホテルを目的地とし
て設定する。経路探索部107が経路探索を完了し、車
両の現在地、目的地、経由地、経由道路などの経路情報
が車載端末101に設定されると、この経路情報を送受
信部102を介し、検索要求としてサーバ200に送信
する。なお、本実施例においては、経路情報が、”事前
検索要求手段から送信される検索要求”に相当する。
【0046】サーバ200の送受信部201は、受信し
た経路情報を検索スケジューラ202に送る。検索スケ
ジューラ202は、その内部に、図2に示す検索要求待
ち行列601を持ち、受け取った経路情報を後述するア
ルゴリズムに従い検索要求として蓄積する。そして、検
索スケジューラ202は、後述するアルゴリズムに従
い、検索要求待ち行列601から検索要求を取り出し、
情報検索部207に送る。
【0047】情報検索部207は、レストランデータベ
ース205、観光データベース206などを検索し、そ
の検索結果を、音声対話プログラム生成部208に送
る。なお、情報検索部207の動作詳細については後述
する。音声対話プログラム生成部208は、検索結果
を、音声対話プログラムに変換して送信スケジューラ2
09に送る。検索結果がどのように音声対話プログラム
に変換されるかは例を用いて後述する。
【0048】送信スケジューラ209は、その内部に、
図3に示す音声対話プログラム待ち行列1001を持
ち、受け取った音声対話プログラムを後述するアルゴリ
ズムに従って蓄積する。そして、送信スケジューラ20
9は、後述するアルゴリズムに従い、音声対話プログラ
ム待ち行列1001から音声対話プログラムを取り出
し、送受信部201を介して車載端末101へ送信す
る。
【0049】車載端末101は、送受信部102により
受信した音声対話プログラムを音声対話プログラム蓄積
部103に保存する。以上の手続きにより、車載端末1
01はユーザの情報検索に必要な初期化を完了する。次
に、検索スケジューラ202が検索要求待ち行列601
に経路情報を蓄積する手順、及び検索要求待ち行列60
1から検索要求を取り出す手順を説明する。
【0050】検索スケジューラ202に渡される情報
は、経路情報または実時間検索要求である。実時間検索
要求は、音声対話プログラム蓄積部103に保存されて
いない情報をユーザが問い合わせたとき、サーバ200
に送信されるものである。即ち、車載端末101に入力
された音声コマンドが音声対話プログラム蓄積部103
に保存されている音声対話プログラムにより提供可能な
情報以外の情報を要求するものである場合にサーバ20
0に送信される検索要求が、実時間検索要求である。実
時間検索情報は、例えば、「長野市の天気」といった検
索項目を示す文字列である。実時間検索要求が生成され
る具体的な場合については、後述する。
【0051】さて、検索スケジューラ202は、受け取
った検索要求が経路情報であれば、検索要求待ち行列6
01における優先度1の列の末尾に、実時間検索要求で
あれば、優先度2の列の末尾に追加して蓄積する。な
お、この優先度は、請求項の「検索優先度」に対応する
ものであり、その値の高い列の検索要求ほど先に処理し
なければならないことを示す。
【0052】一方、検索スケジューラ202は、検索要
求待ち行列601の優先度の高い列から順に先頭の要素
を検索し、最初に見つかった情報を検索要求として取り
出し、情報検索部207に送る。検索要求待ち行列60
1が空の場合は、「検索要求なし」というステータス
を、”検索要求”とする。
【0053】情報検索部207の動作を次に説明す
る。”検索要求”が「検索要求なし」であれば何もしな
い。一方、”検索要求”が実時間検索要求、たとえば
「長野市の天気」であれば、長野市の天気を検索して検
索結果とする。さもなければ検索要求は経路情報であ
る。この場合、情報検索部207は、検索情報推定部2
03に経路情報を送る。
【0054】検索情報推定部203は、以下に述べる手
順で、経路情報を検索キーに変換して情報検索部207
に返す。情報検索部207は、検索キーに基づいてデー
タベースを検索し、検索結果を得る。検索情報推定部2
03の動作を次に説明する。
【0055】検索情報推定部203は、経路情報とし
て、例えば以下の情報を受け取る。 ”現在時刻08:00 現在地 東京都内 目的地 志賀高原 経由道路 上信越自動車道(高坂IC→碓氷軽井沢IC)” 検索情報推定部203は、これらの情報、および交通情
報から、ユーザの運転スケジュールを、例えば次のよう
に推定する。 ”名称 場所 到着予定時刻 備考 現在地 東京都内 経由地 軽井沢 12:00 昼食ポイント 目的地 志賀高原 15:00 到着がやや早い” このユーザが検索する可能性があるのは、経路上の土地
の天気やレストラン、設備などであると推定できる。ま
た到着時間帯から考えて、昼食は軽井沢で取ると推定で
きる。そこで、検索情報推定部203は、その様な推定
を行い、「軽井沢、志賀高原の天気予報」、「軽井沢で
昼食のとれるレストラン」という検索キーを生成する。
【0056】また、志賀高原への到着時刻がやや早いこ
とから、途中でどこかに寄る可能性があると推定でき
る。そこで、ユーザプロファイル204を検索する。ユ
ーザプロファイル204には、ユーザの年齢や過去目的
地などの履歴が格納されている。過去目的地に温泉が多
数登録されていたとすると、多少遠回りになっても温泉
に立ち寄る可能性が高いと推定される。そこで、検索情
報推定部203は、「軽井沢と志賀高原の経路周辺に存
在する温泉」という検索キーを生成する。
【0057】以上の様に、検索情報推定部203は、検
索キーとして、次の3つK1,K2,K3を生成する。 ”K1 軽井沢、志賀高原の天気予報 K2 軽井沢で昼食のとれるレストラン K3 軽井沢と志賀高原の経路周辺に存在する温泉” 情報検索部207は、これらの検索キーに基づいてデー
タベースを検索し、K1,K2,K3に対応する検索結果
を得る。その内容を図4に表形式で示す。表R1,R
2,R3が、それぞれK1,K2,K3の検索結果に対応
する。
【0058】次に音声対話プログラム生成部208の動
作について説明する。音声対話プログラム生成部は、検
索結果を、音声対話プログラムに変換する。その変換に
は、前述のCGI技術を用いる。以下に、VoiceXML言語
で記述された音声対話プログラムの例を示す。VoiceXML
は、音声対話プログラムの記述言語として代表的なもの
である。なお、VoiceXMLにより実現される動作の詳細に
ついては説明を省略し、必要に応じて《M1》などの記
号を付した箇所について説明する。
【0059】ユーザが「情報検索」というコマンドを発
話し、情報検索を開始すると、最初に、”main.vxml”
というスクリプトが実行される。”main.vxml”に従う
処理は、対話開始時に毎回起動されるものであり、検索
可能な項目をユーザに提示し、ユーザに選択させる役目
をする。”main.vxml”の例を以下に示す。 『<form> <field name="search_item"> <prompt> <enumerate/>が検索できます </prompt> <option dtmf="1" value="weather"> 天気予報 </option> 《M1》 <option dtmf="2" value="restaurant"> レストラン </option> <option dtmf="3" value="onsen"> 温泉 </option> <filled> <if cond="search_item=='weather'"> <goto next="weather_info.vxml" /> 《M2》 <else if cond="search_item=='restaurant'"> <goto next="restaurant_info.vxml" /> 《M3》 <else/> <goto next="onsen_info.vxml" /> 《M4》 </if> </filled> </field> </form>』 このスクリプトにより、ユーザの望む検索対象を決定す
る対話を扱うことができる。例えば、次の如くである。 ”車載端末: 「天気予報、レストラン、温泉が検索できます」 ユーザ: 「天気予報」 ” 《M1》では、検索可能な天気予報、レストラン、温泉
の3候補を記述する。《M2》、《M3》、《M4》は
それぞれ天気予報、レストラン、温泉が選択されたとき
に、VoiceXMLスクリプトのweather_info.vxml、restaur
ant_info.vxml、onsen_info.vxmlを実行することを示
す。weather_info.vxml、restaurant_info.vxml、onsen
_info.vxmlはぞれぞれ図4に示したR1,R2,R3の
検索結果に対応して動的に生成するスクリプトであり、
以下のように記述される。
【0060】検索結果R1は、例えば、以下の”weathe
r_info.vxml”に変換される。 『<form> <field name="place_name"> <prompt> <enumerate/>どちらの天気を知りたいですか </prompt> <option dtmf="1" value="karuizawa"> 軽井沢 </option> 《W1》 <option dtmf="2" value="shigakougen"> 志賀高原 </option> <filled> <if cond="place_name=='karuizawa'"> <prompt>軽井沢は晴れです</prompt> 《W2》 <else/> <prompt>志賀高原は曇りです</prompt> 《W3》 </if> </filled> </field> </form>』 このスクリプトにより、次に示す様に、軽井沢、志賀高
原の天気問い合わせ対話を扱うことができる。 ”車載端末: 「軽井沢、志賀高原どちらの天気を知りたいですか。」 ユーザ: 「軽井沢」 車載端末: 「軽井沢は晴れです」” 《W1》では、ユーザが天気を検索したいと想定される
軽井沢、志賀高原の候補を記述している。また、《W
2》では軽井沢の天気「晴れ」、《W3》では志賀高原
の天気「曇り」を埋め込んだ回答を記述している。
【0061】この様に、図4の表R1に示された軽井沢
および志賀高原の天気の検索結果が、スクリプトに回答
として埋め込まれているため、ユーザが軽井沢の天気を
知りたいと思った時点に、車載端末101はセンターに
天気を問い合わせることなく、回答することができる。
換言すれば車載端末101で閉じた処理ができるため、
センターとの通信状態に影響しない対話が実現できる。
【0062】なお、スクリプト”weather_info.vxml”
では軽井沢、志賀高原の天気しか問い合わせることがで
きないが、スクリプトを変更すれば他の場所の天気も問
い合わせ可能になる。たとえばユーザが「長野市」と発
話したときに長野市の天気を回答するといったこともで
きる。
【0063】ただし、志賀高原、軽井沢の天気しか事前
に検索されていないため、長野市の天気情報について
は、送受信部102を用いてセンター(サーバ200)
に問い合わせることで回答する。このように事前検索結
果に含まれない情報をユーザが検索しようとした場合
は、その時点でセンターに通信手段を用いて問い合わせ
ればよい。これは実時間検索要求として送受信部102
を通してサーバ200に送信される。すると、サーバ2
00から検索結果が音声対話プログラムとして返され
る。この場合は送受信部102が受け取った音声対話プ
ログラムを、直ちに、音声対話プログラム解釈実行部1
04に送り、音声対話プログラム解釈実行部104は直
ちにそれを実行する。ただし、通信状況が悪い場合は、
回答に時間がかかったり、回答できない場合がある。
【0064】ところで送受信部102は、経路情報、お
よび実時間検索要求をサーバ200に送信するが、送信
に先立ち経路情報、および実時間検索要求にそれぞれ優
先度情報を付与する。その動作を図5に示す。送受信部
102は、図5(a)に示すように、優先度付加モジュ
ール1021、送受信モジュール1022から構成され
る。優先度付加モジュール1021は経路情報、および
実時間検索要求を受け取ると、図5(b)に示す様に、
各情報(経路情報、実時間検索要求)にそれぞれ優先度
情報を付与して、送受信モジュール1022に送る。そ
して、送受信モジュール1022は、優先度情報を付与
された経路情報、および実時間検索要求をサーバに送信
する。ここで、優先度情報は値の大きいものほど、サー
バ200において優先的に処理されることを示す。この
例では、実時間検索要求の方が経路情報より優先度が高
い。
【0065】このように本実施例では、車載端末101
が検索要求の優先度を判定し、優先度情報を検索要求に
付与してサーバ200に送信することが特徴的である。
なお、検索結果R2及びR3も、R1と同様に、VoiceX
MLスクリプトに変換される。例えば検索結果R2は、以
下のスクリプト”restaurant_info.vxml”に変換され
る。 『<form> <block>軽井沢のレストランをご案内します</block> <field name="restaurant_name"> <prompt> <enumerate/>どのレストランにしますか </prompt> <option dtmf="1" value="buresugasse">ブレスガッセ</option>《R1 》 <option dtmf="2" value="tannentei"> 旦念亭 </option> <option dtmf="3" value="rome"> ローマ </option> <filled> <if cond="restaurant_name=='buresugasse'"> <goto next="r_buresugasse.vxml" /> 《R2》 <else if cond="restaurant_name=='tannentei'"> <goto next="r_tannentei.vxml" /> 《R3》 <else/> <goto next="r_rome.vxml" /> 《R4》 </if> </filled> </field> </form>』 このスクリプトにより、次の様に、軽井沢のレストラン
問い合わせ対話を扱うことができる。 ”対話例: 車載端末: 「軽井沢のレストランをご案内します」 「ブレスガッセ、旦念亭、ローマどのレストランにしますか。」 ユーザ : 「ブレスガッセ」” 《R1》では、検索可能な”ブレスガッセ”、”旦念
亭”、”ローマ”の候補を記述する。《R2》、《R3》、
《R4》はそれぞれ”ブレスガッセ”、”旦念亭”、”ロ
ーマ”が選択されたときに、VoiceXMLスクリプトのr_bu
resugasse.vxml、r_tannentei.vxml、r_rome.vxmlを実
行することを示す。これらのスクリプトもスクリプト”
restaurant_info.vxml”の生成と同時に生成される。
【0066】”r_buresugasse.vxml”は、例えば以下の
ようになる。 『<form> <block>ブレスガッセでよろしいですか。質問があればどうぞ</block>《R1_1 》 <field name=="answer"> <prompt>ここでよろしいですか</prompt> 《R1_2》 <grammar> 《R1_3》 (はい) [yes] | (いいえ) [no] | (どんな店ですか) [feature] | (予算はいくらですか) [expense] | (クレジットカードは使えますか) [credit_card] </grammar> </field> <filled> <if cond="answer=='yes'> 《R1_4》 <prompt>こちらに目的地を設定します</prompt> <assign name="application.destination" expr="'buresugasse'" /> <else if cond="answer=='no'"> 《R1_5》 <prompt>別の店を選んでください</prompt> <goto next="restaurant_info.vxml" /> <else if cond="answer=='feature'"> 《R1_6》 <prompt>手作りハム、ソーセージが人気です</prompt> <clear namelist="answer" /> <else if cond="answer=='expense'"> 《R1_7》 <prompt>1000円です</prompt> <clear namelist="answer" /> <else/> 《R1_8》 <prompt>申し訳ありません。使えません</prompt> <clear namelist="answer" /> </if> </filled> </form>』 このスクリプトにより、”ブレスガッセ”の問い合わせ
対話を扱うことができる。例えば次の如くである。 ”車載端末: 「ブレスガッセでよろしいですか。質問があればどうぞ」 「ここでよろしいですか」 ユーザ : 「どんな店ですか」 車載端末: 「手作りハム、ソーセージが人気です」 車載端末: 「ここでよろしいですか」 ユーザ : 「クレジットカードは使えますか」 車載端末: 「申し訳ありません。使えません」 車載端末: 「ここでよろしいですか」 ユーザ : 「はい」 車載端末: 「こちらに目的地を設定します」 ” 《R1_1》《R1_2》でユーザに入力を促す。《R1_3》
で入力可能な語句を列挙する。ここでは「はい」「いい
え」「どんな店ですか」「予算はいくらですか」「クレ
ジットカードは使えますか」が入力できる。それぞれが
入力されたときの処理はそれぞれ《R1_4》−《R1_8》
に定義されている。《R1_4》では目的地を”ブレスガ
ッセ”に設定する処理に飛ぶ。《R1_5》では再度レス
トランを選ぶ処理に飛ぶ。《R1_6》では店の特徴を説
明し、再び自分自身(r_buresugasse.vxml)を実行す
る。《R1_7》では店の予算を説明し、再び自分自身(r
_buresugasse.vxml)を実行する。《R1_8》ではクレジ
ットカード使用可否を説明し、再び自分自身(r_buresu
gasse.vxml)を実行する。なお、”旦念亭”、”ロー
マ”の詳細情報を検索するスクリプトr_tannentei.vxm
l、r_rome.vxmlも同様に作成することができる。
【0067】図4に示す表R3は、以下のスクリプト”
onsen_info.vxml”に変換される。 『<form> <block>軽井沢、志賀高原付近の温泉にご案内します</block> <field name="onsen_name"> <prompt> <enumerate/>どの温泉にしますか </prompt> <option dtmf="1" value="manza"> 万座温泉 </option> 《O1》 <option dtmf="2" value="hoshino"> 星野温泉 </option> <option dtmf="3" value="shiotsubo"> 塩壺温泉 </option> <filled> <if cond="onsen_name=='buresugasse'"> <goto next="o_manza.vxml" /> 《O2》 <else if cond="onsen_name=='tannentei'"> <goto next="o_hoshino.vxml" /> 《O3》 <else/> <goto next="o_shiotubo.vxml" /> 《O4》 </if> </filled> </field> </form>』 このスクリプトにより、次の様な、温泉問い合わせ対話
を扱うことができる。 ”車載端末: 「軽井沢、志賀高原付近の温泉にご案内します」 「万座温泉、星野温泉、塩壺温泉どの温泉にしますか」 ユーザ : 「万座温泉」” 《O1》では、検索可能な万座温泉、星野温泉、塩壺温泉
の候補を記述する。《O2》、《O3》、《O4》は、それぞ
れ”万座温泉”、星野温泉、塩壺温泉が選択されたとき
に、VoiceXMLスクリプトのo_manza.vxml、o_hoshino.vx
ml、o_shiotubu.vxmlを実行することを示す。これらの
スクリプトも、”restaurant_info.vxml”の生成と同時
に生成される。
【0068】o_manza.vxmlは、例えば、以下のようにな
る。 『<form> <block>万座温泉でよろしいですか。質問があればどうぞ</block> 《O1_1》 <field name=="answer"> <prompt>ここでよろしいですか</prompt> 《O1_2》 <grammar> 《O1_3》 (はい) [yes] | (いいえ) [no] | (露天風呂はありますか) [open_air_bath] | (料金はいくらですか) [fare] </grammar> </field> <filled> <if cond="answer=='yes'> 《O1_4》 <prompt>こちらに目的地を設定します</prompt> <assign name="application.destination" expr="'manza'" /> <else if cond="answer=='no'"> 《O1_5》 <prompt>別の温泉を選んでください</prompt> <goto next="onsen_info.vxml" /> <else if cond="answer=='open_air_bath'"> 《O1_6》 <prompt>露天風呂があります</prompt> <clear namelist="answer" /> <else/> 《O1_7》 <prompt>料金は500円です</prompt> <clear namelist="answer" /> </if> </filled> </form>』 以上に示したスクリプト”o_manza.vxml”により、例え
ば、以下の様に、”万座温泉”の問い合わせ対話を扱う
ことができる。 ”車載端末: 「万座温泉でよろしいですか。質問があればどうぞ」 「ここでよろしいですか」 ユーザ : 「露天風呂はありますか」 車載端末: 「ここでよろしいですか」 ユーザ : 「料金はいくらですか」 車載端末: 「料金は500円です」 車載端末: 「ここでよろしいですか」 ユーザ : 「はい」 車載端末: 「こちらに目的地を設定します」 (その後、目的地設定を行う処理に飛ぶ)” 《O1_1》、《O1_2》では、ユーザに入力を促している。
また《O1_3》では、入力可能な語句を列挙している。こ
こでは「はい」「いいえ」「露天風呂はありますか」
「料金はいくらですか」が入力できる。それぞれが入力
されたときの処理は、それぞれ《O1_4》〜《O1_7》に定
義されている。
【0069】《O1_4》では、目的地を”万座温泉”に設
定する処理に飛ぶ。《O1_5》では、再度温泉を選ぶ処理
に飛ぶ。《O1_6》では、露天風呂の有無を説明し、再び
自分自身(r_buresugasse.vxml)を実行する。また《O1
_7》では、料金を説明し、再び自分自身(r_buresugass
e.vxml)を実行する。なお、星野温泉、塩壺温泉の詳細
情報を検索するスクリプトo_hoshino.vxml、o_shiotsub
o.vxmlも同様に作成することができる。
【0070】経路情報が検索要求としてサーバ200に
送信された場合、その結果として、音声対話プログラム
生成部208は、以上に説明したものを含め、10個の
VoiceXMLスクリプトを生成する。 (1)"main.vxml":天気予報、軽井沢レストラン、温泉の
情報検索機能を呼び出すスクリプト。 (2)"weather_info.vxml":天気予報検索スクリプト。 (3)"restaurant_info.vxml":軽井沢レストラン候補検
索スクリプト。 (4)"r_buresugasse.vxml":軽井沢レストラン(”ブレ
スガッセ”)の詳細情報検索スクリプト。 (5)"r_tannentei.vxml":軽井沢レストラン(”旦念
亭”)の詳細情報検索スクリプト。 (6)"r_rome.vxml":軽井沢レストラン(”ローマ”)の
詳細情報検索スクリプト。 (7)"onsen_info.vxml":温泉候補検索スクリプト。 (8)"o_manza.vxml":温泉(”万座温泉”)の詳細情報
検索スクリプト。 (9)"o_hoshino.vxml":温泉(”星野温泉”)の詳細情
報検索スクリプト。 (10) "o_shiotsubo.vxml":温泉(”塩壺温泉”)の詳
細情報検索スクリプト。
【0071】音声対話プログラム生成部208は、上記
10個のVoiceXMLスクリプトをまとめて音声対話プログ
ラムとし、送信スケジューラ209に送る。送信スケジ
ューラ209が、音声対話プログラム待ち行列1001
に音声対話プログラムを蓄積する手順、音声対話プログ
ラム待ち行列1001から音声対話プログラムを取り出
す手順を説明する。
【0072】送信スケジューラ209は、受け取った音
声対話プログラムが経路情報に対する結果であれば、音
声対話プログラム待ち行列1001における優先度1の
列の末尾に追加し、一方、実時間検索要求に対する結果
であれば、優先度2の列の末尾に追加して蓄積する。な
お、受け取った音声対話プログラムが経路情報に対する
結果であるか、実時間検索要求に対する結果であるか
は、経路情報や実時間検索要求に付された優先度情報に
基づいて判断される。また、この優先度は、請求項の
「送信優先度」に相当するものであり、その値の高い列
の音声対話プログラムほど先に送信しなければならない
ことを示す。
【0073】また、送信スケジューラ209は、音声対
話プログラム待ち行列1001の優先度の高い列から順
に先頭の要素を検索し、最初に見つかったものを音声対
話プログラムとして取り出し、送受信部201に送る。
音声対話プログラム待ち行列1001が空の時は、「音
声対話プログラムなし」というステータスを音声対話プ
ログラムとする。
【0074】次にユーザが音声コマンドの入力により、
情報検索を行うときの動作を説明する。例えばユーザが
「情報検索」と発話すると、この発話がマイク108に
より入力音声信号に変換され、音声認識部105に入力
される。音声認識部105は、入力音声信号を入力文字
列「情報検索」に変換して、音声対話プログラム解釈実
行部104に送る。音声対話プログラム解釈実行部10
4は、入力文字列「情報検索」を受け取ると、音声対話
プログラム蓄積部103から音声対話プログラムを(mai
n.vxml)を読み出し、解釈実行を開始する。
【0075】main.vxmlは、「情報検索」に引き続いて
入力された音声の入力文字列が、「天気予報」「レスト
ラン」「温泉」いずれであるかにより、それぞれweathe
r_info.vxml, restaurant_info.vxml, onsen_info.vxml
を音声対話プログラム蓄積部103から読み出して実行
する。なお、車載端末101がユーザに回答を返す場合
は、回答文を出力文字列として音声合成部106に送
り、合成音声としてスピーカ109から出力する。
【0076】以下、2つの例を示す。 ”(例1:天気予報検索) ユーザ: 「情報検索」 (音声対話プログラム解釈実行部104はmain_info.vx
mlを解釈実行し、検索可能な項目をユーザに案内する) 車載端末: 「天気予報、レストラン、温泉が検索できます」 ユーザ: 「天気予報」 (音声対話プログラム解釈実行部104は「天気予報」
に対応するスクリプトweather_info.vxmlを音声対話プ
ログラム蓄積部103から読み出して実行する。以後の
対話はweather_info.vxmlの記述に従って進行する。) 車載端末: 「軽井沢、志賀高原どちらの天気を知りたいですか。」 ユーザ: 「軽井沢」 車載端末: 「軽井沢は晴れです」 (対話完了)” ”(例2:レストラン検索) ユーザ: 「情報検索」 (音声対話プログラム解釈実行部104はmain_info.vxmlを解釈実行し、検索可 能な項目をユーザに案内する) 車載端末: 「天気予報、レストラン、温泉が検索できます」 ユーザ: 「レストラン」 (音声対話プログラム解釈実行部104は「レストラ
ン」に対応するスクリプトrestaurant_info.vxmlを音声
対話プログラム蓄積部103から読み出して実行する。
以後の対話はrestaurant_info.vxmlの記述に従って進行
する。) 車載端末: 「軽井沢のレストランをご案内します」 「ブレスガッセ、旦念亭、ローマどのレストランにしますか。」 ユーザ: 「ブレスガッセ」” (”ブレスガッセ”が選択されると、restaurant_info.
vxml は”ブレスガッセ”の詳細情報検索を行うr_bures
ugasse.vxmlを音声対話プログラム蓄積部103から読
み出して実行する。以後の対話はr_buresugasse.vxmlの
記述に従って進行する。) 車載端末: 「”ブレスガッセ”でよろしいですか。質問があればどうぞ」 「ここでよろしいですか」 ユーザ : 「どんな店ですか」 車載端末: 「手作りハム、ソーセージが人気です」 車載端末: 「ここでよろしいですか」 ユーザ : 「クレジットカードは使えますか」 車載端末: 「申し訳ありません。使えません」 車載端末: 「ここでよろしいですか」 ユーザ : 「はい」 車載端末: 「こちらに目的地を設定します」 (対話を完了し、目的地設定を行う処理に飛ぶ)” 以上の例を用いて説明したように、ユーザとの音声対話
は、音声対話プログラム解釈実行部104が音声対話プ
ログラム蓄積部103に蓄積された音声対話プログラム
を適宜選択して読み込み、解釈実行することで処理され
る。
【0077】蓄積済みの音声対話プログラムで対応可能
な情報以外の情報を要求するする音声コマンドが入力さ
れない限り、これら一連の処理は、車載端末101内で
行われ、センターのサーバ200への通信は発生しな
い。これにより通信状況によらない、安定な情報検索が
可能となる。
【0078】以上で述べた手続きをフローチャートによ
り説明する。図6は、ユーザが経路設定または経路変更
を行い、当該経路に関する検索情報を音声対話プログラ
ムとして受信して蓄積するまでの車載端末101側の手
順を示す。S301でユーザが経路又は変更した経路を
設定する。S302で車載端末101が経路情報をサー
バ200に送信する。そして、S303でサーバ200
が、音声対話プログラムを受信する。S304で、音声
対話プログラムを、音声対話プログラム蓄積部103に
蓄積して終了する。
【0079】図7は、サーバ200のメイン処理を示
す。S401で検索要求が受信されているか否か調べ
る。検索要求があれば(S401でY)、検索要求を検
索スケジューラ202が持つ検索要求待ち行列601に
登録する。さもなければ(S401でN)、S403に
移行する。
【0080】次にS403では、検索要求を検索要求待
ち行列601から取り出す。もし検索要求がなければ
(S403でY)、最初に戻る。さもなければ、S40
5で検索要求を実行する(即ち、検索要求に対応した検
索を行う)。そして、S406で、検索結果を音声対話
プログラムに変換する。そしてS407で音声対話プロ
グラムを、送信スケジューラ209の音声対話プログラ
ム待ち行列1001に登録し、S408で、音声対話プ
ログラムを送信して最初に戻る。
【0081】図8は、S402において、検索要求待ち
行列601に経路情報または実時間検索要求が登録され
る手順を示す。受信された検索要求が経路情報であれば
(S501でY)、当該経路情報を検索要求待ち行列6
01の優先度1の列の末尾に追加する(S502)。一
方、実時間検索要求なら(S501でN)、優先度2の
列の末尾に追加する(S503)。
【0082】図9は、S403において、検索要求待ち
行列601から検索要求を取り出す手順を示す。まずS
701で、変数pに2を設定する。この図において、変
数pは検索優先度を表す。S702では、優先度pの列が
空であるか調べる。空でなければ(S702でN)、S
706に飛び、その先頭の検索要求を返す。空であれば
(S702でY)、S703で、pの値を1減らす。そ
して、S704で、pの値が最小の優先度1以上かどう
かを判断する。
【0083】ここで、pの値が1より小さければ(S7
04でN)、S705に飛び、「検索要求無し」をステ
ータスとして返す。さもなければ(S704でY)、S
702に飛ぶ。つまり、検索優先度が高い検索要求に対
応する検索処理から順に行われ、また、検索優先度が同
じ検索要求が複数ある場合は、サーバ200への到着が
早い検索要求に対応する検索処理から順に行われること
になる。
【0084】図10は、情報検索部207による処理
(S405)を示す。S801で、検索要求なしである
と判定すると(Y)、何もしないで戻る。一方、検索要
求があると判定されると(S801でN)、S802に
移行する。S802で、検索要求が、実時間検索要求で
あると判定されると(Y)、S803で、実時間検索要
求により指定された情報を検索して、S808に移行す
る。さもなければ(S802でN)、検索要求は経路情
報であるから、S804で、より詳細な経路に関する情
報と、到着時刻とを推定する。S805では、ユーザプ
ロファイルを読み込み、これらの情報をもとに、S80
6で、検索キーを生成する。そしてS807で、検索キ
ーから情報検索を行う。S808では、検索結果を返
す。この検索結果は音声対話プログラム生成部208に
送られる。
【0085】図11は、S407で、音声対話プログラ
ムが送信スケジューラ、具体的には、音声対話プログラ
ム待ち行列1001に登録される手順を示す。変換され
た音声対話プログラムがなければ(S901でY)、直
ちに戻る。一方、変換された音声対話プログラムがあれ
ば(S901でN)、S902に移行する。S902で
は、音声対話プログラムが、実時間検索要求に対応して
生成されたものかどうかを判断する。
【0086】ここで、音声対話プログラムが、実時間検
索要求に対応して行われた検索の結果に基づき生成され
たものである場合は(S902でY)、当該音声対話プ
ログラムを、音声対話プログラム待ち行列1001のう
ち、優先度2の列の末尾に登録する(S903)。一
方、音声対話プログラムが、経路情報に対応して行われ
た検索の結果に基づき生成されたものである場合は(S
902でN)、当該音声対話プログラムを、音声対話プ
ログラム待ち行列1001のうち、優先度1の列の末尾
に登録する(S904)。
【0087】図12は、送信スケジューラ209の処理
を示す。S1101で、変数pに2を設定する。この図
において、変数pは送信優先度を表す。S1102で
は、優先度pの列が空であるか調べる。空でなければ
(S1102でN)、S1105に飛び、優先度pの列
に登録された音声対話プログラムを先頭から順に走査
し、通信状態が良好で車載端末に送信可能なものを見つ
ける。そして、S1106で送信可能な音声対話プログ
ラムが見つかったか否かを判定し、見つかった場合は
(Y)、S1107で音声対話プログラムを車載端末1
01に送信する。
【0088】一方、送信可能な音声対話プログラムが見
つからなければ(S1106でN)、S1103で、変
数pの値を1減らす。そして、S1104で変数pの値が
最小の優先度1以上かどうかを判断し、大きければ
(N)、S1102に戻る。一方、変数pの値が最小の
優先度1より小さければ(N)、何もしないで戻る。
【0089】つまり、通信状態が良好な車載端末101
に送信すべき音声対話プログラムのうち、送信優先度が
高い音声対話プログラムから順に送信される。また、送
信優先度が同じ音声対話プログラムが複数ある場合は、
通信状態が良好な車載端末101に送信すべき音声対話
プログラムのうち、サーバ200への到着が早い検索要
求に対応するものから順に送信されることになる。
【0090】図13は、音声対話プログラム解釈実行部
104における音声対話プログラム実行の手順を示す。
S1201では、ユーザが「情報検索」という音声コマ
ンドを発話するのを待つ。これは音声対話による情報検
索を起動する音声コマンドである。「情報検索」という
音声コマンドが入力されると、S1202で音声対話プ
ログラム蓄積部103から”main.vxml”を読み出し、
これに従う処理を起動する。以後は、”main.vxml”あ
るいは”main.vxml”を起点に順次呼び出されるVoiceXM
Lスクリプトが音声対話を制御する。
【0091】S1203では、ユーザの質問を待つ。S
1204では、ユーザからの質問の内容が、既に検索さ
れており、音声対話プログラム蓄積部103に蓄積され
たVoiceXMLスクリプトで処理可能かどうかを判断する。
可能であれば(S1204でY)、S1205で、音声
対話プログラム蓄積部103に蓄積されたVoiceXMLスク
リプトに基づいて、ユーザに回答する。さもなければ
(S1204でN)、S1207で、質問内容を実時間
検索要求に変換し、サーバ200に送信する。
【0092】そして、S1208で音声対話プログラム
をサーバから受信すると、S1209では、その受信し
た音声対話プログラムを直ちに実行してユーザに回答を
返す。S1206は対話が完了したか否かを判定し、完
了していなければ(N)、S1203に戻る。一方、完
了していれば(S1206でY)、音声対話プログラム
解釈実行部104のメインルーチン(図示しない)に戻
る。
【0093】以上の様に、本実施例の情報検索システム
においては、経路情報が車載端末101に設定される
と、その経路情報は、送受信部102を介して、検索要
求としてサーバ200に事前に送信される。すると、サ
ーバ200は、その検索要求に基づき、レストランデー
タベース205、観光データベース206などを検索
し、その結果を音声対話プログラムに変換して、車載端
末101に送信する。そして、車載端末101は、受信
した音声対話プログラムを蓄積しておき、「情報検索」
という音声コマンドが入力されると、蓄積した音声対話
プログラムを実行することにより、その音声コマンドに
対する応答を行う。
【0094】即ち、本実施例の情報検索システムにおい
ては、車載端末101のユーザによる検索が予測される
情報の検索要求を、車載端末101がユーザの要求に先
立って行う。そして、サーバ200は、車載端末101
からの検索要求に対する検索結果を、音声対話プログラ
ムという形式で車載端末101に返し、車載端末101
は、音声対話プログラムを蓄積し、ユーザの要求(音声
コマンド)のあった時点で音声対話プログラムを解釈実
行することにより、ユーザの要求に対応する情報を提供
する。つまり、ユーザが要求を出す前に、既に検索結果
が車載端末101に保存されているので、その中にユー
ザの要求する情報があれば、車載端末101とセンター
の間の通信状態に依存せず即時に検索結果を返すことが
できる。これは、例えば車両がトンネル内や山間部な
ど、携帯電話などの通信手段が使用できない場所を走行
している時にユーザによる検索要求があった場合に有用
である。また、音声対話処理は、車載端末101で行わ
れるため、センター側の負担を低減することができる。
【0095】また、本実施例の情報検索システムにおい
ては、車載端末101に設定された経路情報を、事前に
検索要求としてサーバ200に送信することから、ユー
ザが所定の経路を走行中に必要とする情報を事前に推定
することが容易となる。また、サーバ200では、事前
に送信された検索要求から、ユーザの検索する可能性の
高い情報を推定して検索キーを生成し、この検索キーを
用いてデータベースを検索する。従って、インターネッ
トに接続されている多くのデータベースの検索も可能と
なる。
【0096】また、音声対話プログラムは、VoiceXML言
語を用いて記述されたものであるから、本情報システム
の標準化、汎用化する上で好ましい。また、本実施例の
情報検索システムにおいては、入力された音声コマンド
が、蓄積済みの音声対話プログラムにより提供可能な情
報以外の情報を要求するものである場合には、車載端末
101は、音声コマンドの内容を検索要求(実時間検索
要求)としてサーバ200に送信する。すると、サーバ
200では、実時間検索要求に対応する音声対話プログ
ラムを生成し、車載端末101に向けて送信する。そし
て、車載端末101は、その検索要求に対する返答とし
てサーバ200より送信された音声対話プログラムに基
づいて、音声対話処理を実行する。従って、事前の検索
結果以外の情報を検索する音声コマンドが入力された場
合であっても、検索結果を返答することができる。
【0097】また、本実施例の情報検索システムにおい
ては、サーバ200が、車載端末との間の通信状態を判
定する。そして、その判定結果に基づき、車載端末10
1との通信状態が良好である時に、音声対話プログラム
を車載端末101に送信する。従って、通信エラーの発
生を防ぐことができ、通信リトライに伴う通信時間の増
加を防ぐことができる。
【0098】また、送信すべき音声対話プログラムが複
数ある場合は、その複数ある音声対話プログラムのう
ち、通信状態の良好な車載端末101に送信すべき音声
対話プログラムであって、サーバ200への到着が早い
検索要求に対応するものから順に送信する。従って、サ
ーバ200との間で通信状態が良好な車両端末に対して
優先的に音声対話プログラムを送信するため、通信エラ
ーの発生が抑制され、全体として通信時間も短縮できる
という利点が得られる。また、サーバ200へ早くなさ
れた検索要求に対応する音声対話プログラムを優先的に
送信するため、情報を要求する可能性の高いユーザ、例
えば運転を開始してから時間がある程度経過しているユ
ーザに対して、検索結果を優先して返すことが可能とな
る。
【0099】また、本実施例の情報検索システムにおい
て、サーバ200は、送信すべき各音声対話プログラム
に対し、送信順序を決めるための送信優先度を割り当て
る。そして、送信すべき音声対話プログラムが複数ある
場合、そのうち、割り当てられた優先度が高い音声対話
プログラムから順に送信する。従って、サーバ200が
検索結果を車載端末101に送る効率を高めることがで
きる。
【0100】また、本実施例の情報検索システムにおい
て、車載端末101は、検索要求に優先度情報を付加
し、サーバ200は、検索要求に付加された優先度情報
に基づき、各音声対話プログラムに対して優先度を割り
当てる。従って、優先度判断の少なくとも一部を車載端
末101に行わせることができ、サーバ200側の負担
を減らす効果をもたらす。
【0101】例えば、検索要求としての経路情報に対応
して生成される音声対話プログラムよりも、実時間検索
要求に対応して生成される音声対話プログラムの方が、
迅速に送信されることが望まれる。そこで、本実施例で
は、実時間検索要求に対応して生成される音声対話プロ
グラムが優先的に送信されるように、優先度情報が設定
される。その結果、音声コマンドが、音声対話プログラ
ム蓄積部103に蓄積済みの音声対話プログラムにより
提供可能な情報以外の情報を要求するものであっても、
速やかに検索結果を返すことができる。
【0102】また、本実施例の情報検索システムにおい
ては、送信すべき音声対話プログラムであって優先度が
同じものが複数ある場合には、それら複数の音声対話プ
ログラムのうち、通信状態の良好な車載端末101に音
声対話プログラムであって、当該サーバ200への到着
が早い検索要求に対応するものから順に送信する。従っ
て、通信エラーの発生が抑制され、全体として通信時間
も短縮できるという利点が得られる。また、サーバ20
0へ早くなされた検索要求に対応する音声対話プログラ
ムを優先的に送信するため、情報を要求する可能性の高
いユーザ、例えば運転を開始してから時間がある程度経
過しているユーザに対して、検索結果を優先して返すこ
とが可能となる。
【0103】また、本実施例の情報検索システムにおい
ては、サーバ200が、車載端末からの検索要求に対し
て検索優先度を割り当てる。そして、処理すべき検索要
求が複数ある場合、そのうち、検索優先度が高い検索要
求に対応する検索処理から順に行う。従って、重要度の
高いものほど早く、というように、適切なタイミングで
検索処理を行うことが可能となる。
【0104】また、本実施例の情報検索システムにおい
ては、車載端末101において検索要求に付加された優
先度情報に基づいて検索優先度を割り当てる。従って、
検索優先度の付け方に関する判断の一部を車載端末10
1に行わせることができ、サーバ200の負担を減らす
効果をもたらす。
【0105】なお、請求項と本実施例との対応関係につ
いては、次の通りである。まず、情報検索部207によ
り、請求項の「検索手段」が構成される。また、レスト
ランデータベース205や観光データベース206が、
請求項の「データベース」に相当する。また、音声対話
プログラム生成部208が、請求項の「プログラム生成
手段」に相当し、送受信部201により、請求項の「送
信手段」が構成される。また、S804〜S806の処
理が、請求項の「検索キー生成手段」に相当する。ま
た、通信状態判定部210が、請求項の「通信状態判定
手段」に相当する。また、S502およびS503の処
理が、請求項の「検索優先度割り当て手段」に相当し、
S903およびS904の処理が、請求項の「送信優先
度割り当て手段」に相当する。
【0106】また、S302の処理が、請求項の「事前
検索要求手段」に相当し、音声対話プログラム蓄積部1
03が、請求項の「蓄積手段」に相当する。そして、音
声対話プログラム解釈実行部104が、請求項の「プロ
グラム実行手段」に相当する。また、S1207の処理
が、請求項の「実時間検索要求手段」に相当する。ま
た、優先度付加モジュール1021が、請求項の「優先
度情報付加手段」に相当する。
【0107】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様をとることができる。例えば、上記実施例で
は、サーバ200に事前に送信する情報として、経路情
報を例にとって説明したが、これに限られるものではな
く、例えば、ユーザがどの様なジャンルの情報を検索し
たか等を示す検索履歴情報などを検索要求として事前に
送信するようにしてもよい。
【0108】また、本実施例では、サーバ200に設け
られたデータベースの範囲で検索するものとして説明し
たが、これに限られるものではなく、サーバ200外部
のもの、例えば、インターネットに接続されたデータベ
ースを検索することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の情報検索システムの構成を示す図
である。
【図2】 検索要求待ち行列を示す図である。
【図3】 音声対話プログラム待ち行列を示す図であ
る。
【図4】 検索結果を示す図である。
【図5】 (a)は車載端末の送受信部を示す図であ
る。(b)は、経路情報、実時間検索要求にそれぞれ優
先度情報が付与される様子を示す図である。
【図6】 車載端末において、経路設定等の後、検索情
報が音声対話プログラムとして受信され、蓄積されるま
での流れを示すフローチャートである。
【図7】 サーバのメイン処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】 検索要求待ち行列に、経路情報または実時間
検索要求が登録される手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】 検索要求待ち行列から検索要求を取り出す手
順を示すフローチャートである。
【図10】 情報検索部が行う処理を示すフローチャー
トである。
【図11】 音声対話プログラムが音声対話プログラム
待ち行列に登録される手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】 送信スケジューラが行う処理を示すフロー
チャートである。
【図13】 音声対話プログラム解釈実行部が行う処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…車載端末 102…送受信部 103…音声対話プログラム蓄積部 104…音声対話プログラム解釈実行部 105…音声認識部 106…音声合成部 107…経路探索部 108…マイク 109…スピーカ 200…サーバ 201…送受信部 202…検索スケジューラ 203…情報検索推定部 205…レストランデータベース 206…観光データベース 207…情報検索部 208…音声対話プログラム生成部 209…送信スケジューラ 210…通信状態判定部 601…検索要求待ち行列 1001…音声対話プログラム待ち行列 1021…優先度付加モジュール 1022…送受信モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/16 G06F 3/16 340W 13/00 540 13/00 540E H04Q 7/20 H04Q 7/04 Z (72)発明者 赤堀 一郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 畑岡 信夫 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 大淵 康成 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 Fターム(参考) 5B075 KK02 KK07 PP07 PP24 PR08 UU16 UU40 5K067 AA34 BB04 DD51 EE02 EE16 FF02 FF25 HH23 KK15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を提供するサーバを有するセンター
    と、該サーバからの情報を受信する車載端末とからなる
    情報検索システムにおいて、 前記サーバーは、 車載端末からの検索要求に基づき、データベースを検索
    する検索手段と、 該検索手段による検索結果に基づいて、音声対話プログ
    ラムを生成するプログラム生成手段と、 前記音声対話プログラムを車載端末に送信する送信手段
    と、 を有し、 前記車載端末は、 情報検索を要求する音声コマンドが当該車載端末に入力
    される前に、予め、検索要求を前記サーバに送信する事
    前検索要求手段と、 前記送信手段から送信された音声対話プログラムを蓄積
    する蓄積手段と、 前記音声コマンドが当該車載端末に入力されると、前記
    蓄積手段の音声対話プログラムに基づいて音声対話処理
    を実行することにより、該音声コマンドに応答するプロ
    グラム実行手段と、 を有することを特徴とする情報検索システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報検索システムにおい
    て、 前記事前検索要求手段は、前記車載端末に設定された経
    路情報を、前記検索要求として前記サーバに送信するこ
    とを特徴とする情報検索システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の情報検索システムにおい
    て、 前記サーバは、ユーザの検索する可能性の高い情報を前
    記検索要求に基づき推定して、検索キーを生成する検索
    キー生成手段を備え、 前記検索手段は、前記検索キー生成手段により得られた
    検索キーを用いて、前記データベースを検索することを
    特徴とする情報検索システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れか1項に記載の情報検
    索システムにおいて、 前記音声対話プログラムは、VoiceXML言語を用いて記述
    されたものであることを特徴とする情報検索システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の何れか1項に記載の情報検
    索システムにおいて、 前記車載端末は、当該車載端末に入力された前記音声コ
    マンドが、前記蓄積手段内の音声対話プログラムにより
    提供可能な情報以外の情報を要求するものである場合、
    該音声コマンドの内容を検索要求として前記サーバに送
    信する実時間検索要求手段を備え、 前記プログラム実行手段は、前記実時間検索要求手段か
    ら検索要求が送信されると、該検索要求に対する返答と
    して前記サーバから送信された音声対話プログラムに基
    づいて、音声対話処理を実行することを特徴とする情報
    検索システム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れか1項に記載の情報検
    索システムにおいて、 前記サーバは、当該サーバと車載端末との間の通信状態
    を判定する通信状態判定手段を備え、 前記送信手段は、前記通信状態判定手段による判定結果
    に基づき、車載端末との通信状態が良好である時に、前
    記音声対話プログラムを該車載端末に送信することを特
    徴とする情報検索システム。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の情報検索システムにおい
    て、 前記送信手段は、送信すべき音声対話プログラムが複数
    ある場合、そのうち、前記通信状態判定手段により判定
    された通信状態の良好な車載端末に送信すべき音声対話
    プログラムであって、当該サーバへの到着が早い検索要
    求に対応するものから順に送信することを特徴とする情
    報検索システム。
  8. 【請求項8】請求項1〜5の何れか1項に記載の情報検
    索システムにおいて、 前記サーバは、送信すべき各音声対話プログラムに対
    し、送信順序を決めるための送信優先度を割り当てる送
    信優先度割り当て手段を備え、 前記送信手段は、送信すべき音声対話プログラムが複数
    ある場合、そのうち、前記割り当てられた送信優先度が
    高い音声対話プログラムから順に送信することを特徴と
    する情報検索システム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の情報検索システムにおい
    て、 前記車載端末は、前記サーバに向けて送信される検索要
    求に優先度情報を付加する優先度情報付加手段を備え、 前記送信優先度割り当て手段は、送信すべき各音声対話
    プログラムに対し、前記優先度情報に基づいて前記送信
    優先度を割り当てることを特徴とする情報検索システ
    ム。
  10. 【請求項10】請求項8又は9に記載の情報検索システ
    ムにおいて、 前記サーバは、当該サーバと車載端末との間の通信状態
    を判定する通信状態判定手段を備え、 前記送信手段は、送信すべき音声対話プログラムであっ
    て送信優先度が同じものが複数ある場合、そのうち、前
    記通信状態判定手段により判定された通信状態の良好な
    車載端末に送信すべき音声対話プログラムであって、当
    該サーバへの到着が早い検索要求に対応するものから順
    に送信することを特徴とする情報検索システム。
  11. 【請求項11】請求項1〜10の何れか1項に記載の情
    報検索システムにおいて、 前記サーバは、前記車載端末からの検索要求に対し、検
    索順序を決めるための検索優先度を割り当てる検索優先
    度割り当て手段を備え、 前記検索手段は、処理すべき検索要求が複数ある場合、
    そのうち、前記割り当てられた検索優先度が高い検索要
    求に対応する検索処理から順に行うことを特徴とする情
    報検索システム。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の情報検索システムに
    おいて、 前記車載端末は、前記サーバに向けて送信される検索要
    求に優先度情報を付加する優先度情報付加手段を備え、 前記検索優先度割り当て手段は、前記車載端末からの検
    索要求に対し、前記優先度情報に基づいて前記検索優先
    度を割り当てることを特徴とする情報検索システム。
  13. 【請求項13】情報を提供するサーバを有するセンター
    と、該サーバからの情報を受信する車載端末とからなる
    情報検索システム、を構成するためのサーバであって、 車載端末からの検索要求に基づき、データベースを検索
    する検索手段と、 該検索手段による検索結果に基づいて、音声対話プログ
    ラムを生成するプログラム生成手段と、 前記音声対話プログラムを車載端末に送信する送信手段
    と、 を有することを特徴とするサーバ。
  14. 【請求項14】情報を提供するサーバを有するセンター
    と、該サーバからの情報を受信する車載端末とからなる
    情報検索システム、を構成するための車載端末であっ
    て、 情報検索を要求する音声コマンドが当該車載端末に入力
    される前に、予め、検索要求をサーバに送信する事前検
    索要求手段と、 前記サーバから送信された音声対話プログラムを蓄積す
    る蓄積手段と、 前記音声コマンドが当該車載端末に入力されると、前記
    蓄積手段の音声対話プログラムに基づいて音声対話処理
    を実行することにより、該音声コマンドに応答するプロ
    グラム実行手段と、 を有することを特徴とする車載端末。
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