JP2003167772A - データ分散保管システム及びデータ分散保管方法、サービス並びにデータ分散保管プログラム - Google Patents

データ分散保管システム及びデータ分散保管方法、サービス並びにデータ分散保管プログラム

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JP2003167772A
JP2003167772A JP2001364899A JP2001364899A JP2003167772A JP 2003167772 A JP2003167772 A JP 2003167772A JP 2001364899 A JP2001364899 A JP 2001364899A JP 2001364899 A JP2001364899 A JP 2001364899A JP 2003167772 A JP2003167772 A JP 2003167772A
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Tomoaki Tamura
知章 田村
Masaru Iwagaki
賢 岩垣
Hideaki Haraga
秀昭 原賀
Akira Yoshino
吉野  彰
Tomomi Yoshizawa
友海 吉沢
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーが提供したデータを安全かつ効率的に
保管することができるデータ保管システム及びデータ保
管方法並びにデータ保管サービスの提供。 【解決手段】保管依頼者の端末と保管場所提供者の端末
とセンターサーバーとが通信ネットワークを介して接続
され、センターサーバーには、画像データを受信する手
段2aと、保管場所提供者の端末の記録領域情報を取得
し記憶する記録領域情報記憶手段2cと、記録領域情報
を参照して1以上の端末を選択する端末選択手段2e
と、画像データに暗号化処理等の加工を施す画像データ
加工手段2fと、加工した画像データを選択した端末に
送信する送信手段2gとを少なくとも有し、画像データ
が、画像データの提供者とは異なるユーザーの端末内に
分散して保管されることにより、画像データの破損等の
リスクを分散することができ、安全かつ効率的に画像デ
ータを保管することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客から預かった
データを安全かつ確実に保管することが可能なデータ分
散保管システム及びデータ分散保管方法、サービス並び
にデータ分散保管プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラを用いて写真撮影
を楽しむユーザーが増えている。デジタルカメラでは、
フィルムを購入して装填する必要がないため、枚数を気
にすることなく自由に写真を撮ることができるが、デジ
タルカメラ内に記憶できる写真の枚数は限られているた
め、撮影した写真の画像データはユーザー自らがコンピ
ュータ端末のハードディスク等に保管する必要がある。
しかし、コンピュータ端末の記憶容量はユーザーによっ
て様々であり、空き容量の少ないユーザーにとってはサ
イズの大きい画像データを多数保管することは困難であ
る。
【0003】一方、インターネットの普及に伴い、デジ
タル画像データを用いたフォトサービスが種々行われる
ようになってきている。その一つとして、デジタル画像
データをインターネットを利用してサービス提供者のシ
ステムに送信し、web画面上でプリントの注文を受け
付けるネットワークフォトサービスがある。このフォト
サービスでは、画像データをフォトサービス店舗に持ち
込むことなくプリント入手することが可能であり、ま
た、所定の保管料を支払うことによってプリントを依頼
した画像データを一定の期間、保管してもらうこともで
きる。
【0004】また、画像データを用いた他のサービスと
して、インターネットを利用してユーザーが撮影した写
真をweb画面上で第三者に公開するフォトギャラリー
がある。このフォトギャラリーでは、サービス提供者は
ユーザーから送信された画像データを一定期間保管し、
閲覧可能とすると共に、閲覧する第三者からの要求に応
じて画像データを配信したり、画像データをプリントし
て提供するといったサービスを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインターネットを利用したフォトサービスシス
テムでは、ユーザーから提供された画像データをセンタ
ーサーバーに一元的に保管して管理することになるが、
センターサーバーに全ての画像データを集めた場合、デ
ータのバックアップ、データ破損の補償などのリスクを
センターサーバーが負う必要があり、また、バックアッ
プのためのサーバーを別途設けると、画像データの保管
にコストがかかってしまう。
【0006】特に、近年のデジタルカメラの高解像度
化、通信ネットワークの高速化により、ユーザーが提供
する画像データのサイズは大きくなってきており、それ
に伴ってセンターサーバーの記憶手段も大容量化が求め
られている。しかも、写真の画像データは一般に長期間
にわたって保存することが求められるものであり、画像
データの保管を行うことはサービス提供者にとって大き
な負担となる。
【0007】そこで、画像データの保管を希望するユー
ザーに対して、保管する画像データのサイズや保管期間
に応じて一定の料金を課金することになるが、サービス
利用者にとっては、順次増加していく画像データに対し
て課金されていくと金額はかなり大きなものとなり、今
度はサービス利用者にとって大きな負担となる。する
と、ユーザーはサービスの利用そのものを控えてしま
い、本来のプリントサービス自体の利用促進も図れなく
なってしまう。
【0008】一方、近年のパーソナルコンピュータの性
能向上に伴い、各々のユーザーが所有する端末に内蔵又
は外付けされるハードディスクの容量は格段に増加して
おり、また、DVDのような大容量の記録媒体が普及し
てきているため、ユーザーによっては使用する予定のな
い記録領域を大量に保有している場合もある。
【0009】このように、画像データを提供するユーザ
ーとしては、画像データを安全かつ安価に保管してくれ
るサービスが必要であり、一方、サービス提供者として
はデータの破損等のリスクを分散することが可能なシス
テムが望まれている。この要求は画像データに限らず、
実験データや計算データ等の他のデータの保管において
も同様である。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、ユーザーが提供したデ
ータを安全かつ効率的に保管することができ、また、デ
ータの保管を行うサービス提供者にとっては、リスクを
分散することが可能なデータ分散保管システム及びデー
タ分散保管方法、サービス並びにデータ分散保管プログ
ラムを提供することにある。
【0011】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデータ分散保管システムは、複数のユーザ
ーの端末と、ユーザーが提供するデータを管理するサー
バーとが通信ネットワークを介して相互に接続されてな
るデータ分散保管システムにおいて、前記サーバーに、
一のユーザー端末から送信される前記データを受信する
手段と、前記データを加工する手段と、1以上の他のユ
ーザー端末に前記加工したデータを送信する手段とを備
え、前記データが、該データを提供するユーザーとは異
なるユーザーの端末内に分散して保管されるものであ
る。
【0012】また、本発明のデータ分散保管システム
は、複数のユーザーの端末と、ユーザーが提供するデー
タを管理するサーバーとが通信ネットワークを介して相
互に接続されてなるデータ分散保管システムにおいて、
前記サーバーに、一のユーザー端末から送信される前記
データを受信する手段と、他のユーザー端末の記憶手段
の記録領域情報を取得し、記憶する手段と、前記記録領
域情報を参照して、前記データを保管する1以上の端末
を選択する手段と、前記データを加工する手段と、前記
加工したデータを前記選択した端末に送信する手段とを
少なくとも有し、前記データが、該データを提供するユ
ーザーとは異なる選択されたユーザーの端末内に分散し
て保管されるものである。
【0013】また、本発明のデータ分散保管システム
は、複数のユーザーの端末と、ユーザーが提供するデー
タを管理するサーバーとが通信ネットワークを介して相
互に接続されてなるデータ分散保管システムにおいて、
前記サーバーに、一のユーザー端末から送信される前記
データを受信する手段と、受信した前記データを記憶す
る手段と、他のユーザー端末の記憶手段の記録領域情報
を取得し、記憶する手段と、前記記録領域情報を参照し
て、前記データを保管する1以上の端末を選択する手段
と、前記データを加工する手段と、前記加工したデータ
を前記選択した端末に送信する手段とを少なくとも有
し、前記データが、前記サーバーと、前記データを提供
するユーザーとは異なる選択されたユーザーの端末内と
に分散して保管されるものである。
【0014】本発明においては、前記記録領域情報が、
前記記憶手段の全記録領域、未使用の記録領域及び前記
データが保管される記録領域の容量情報を含むことが好
ましい。
【0015】また、本発明においては、前記端末を選択
する手段では、前記未使用の記録領域又は前記データが
保管される記録領域の容量、又は、前記全記録領域に対
する前記未使用の記録領域又は前記データが保管される
記録領域の比率を基準として、前記端末の選択を行うこ
とが好ましい。
【0016】また、本発明においては、前記記録領域情
報が、前記ユーザー端末に予めインストールされ、該ユ
ーザー端末上で動作するプログラムにより生成、提供さ
れる構成とすることができる。
【0017】また、本発明においては、前記データを加
工する手段が、前記データを暗号化する手段、前記デー
タを分割する手段、又は、前記データの形式を変換する
手段のいずれか一を含むことが好ましい。
【0018】また、本発明においては、前記サーバー
に、更に、前記他のユーザー端末に保管された加工デー
タを元のデータに復元する手段を備える構成とすること
もできる。
【0019】本発明のデータ分散保管方法は、複数のユ
ーザーの端末と、ユーザーが提供するデータを管理する
サーバーとが通信ネットワークを介して相互に接続され
てなるシステムにおけるデータ分散保管方法であって、
前記サーバーにおいて、一のユーザー端末から送信され
る前記データを受信するステップと、前記データを加工
するステップと、1以上の他のユーザー端末に前記加工
したデータを送信するステップとを備え、前記他のユー
ザー端末において、前記加工したデータを記憶手段に保
管するステップを有するものである。
【0020】また、本発明のデータ分散保管方法は、複
数のユーザーの端末と、ユーザーが提供するデータを管
理するサーバーとが通信ネットワークを介して相互に接
続されてなるシステムにおけるデータ分散保管方法であ
って、前記サーバーにおいて、一のユーザー端末から送
信される前記データを受信するステップと、他のユーザ
ー端末の記憶手段の記録領域情報を取得し、記憶するス
テップと、前記記録領域情報を参照して、前記データを
保管する1以上の端末を選択するステップと、前記デー
タを加工するステップと、前記加工したデータを前記選
択した端末に送信するステップとを少なくとも有し、選
択された前記ユーザー端末において、前記加工したデー
タを記憶手段に保管するステップを有するものである。
【0021】また、本発明のデータ分散保管サービス
は、上記データ分散保管方法を用いたサービスであっ
て、前記データが画像データからなり、前記サーバーに
おいて、前記ユーザー端末の前記記憶手段における、前
記画像データの記録領域の容量又は前記全記録領域に対
する前記画像データの記録領域の占有率に応じて、該端
末を保有するユーザーに対して、該ユーザーの画像デー
タからプリントを作成する際のプリント料金の割引率を
設定するものである。
【0022】また、本発明のプログラムは、サーバー
に、通信ネットワークを介して接続される一のユーザー
端末から送信されるデータを受信する処理と、他のユー
ザー端末の記憶手段の記録領域情報を取得し、記憶する
処理と、前記記録領域情報を参照して、前記データを保
管する1以上の端末を選択する処理と、前記データを加
工する処理と、前記加工したデータを前記選択した端末
に送信する処理とを実行させるものである。
【0023】このように、本発明は、ユーザーから提供
されたデータを、サーバーと共に又はサーバーに代えて
1以上の他のユーザーの端末に保管することにより、デ
ータの破損等のリスクを分散することができ、また、ユ
ーザーから提供されたデータは暗号化処理、分割処理、
ファイル変換処理等の加工が施され、データの保管場所
を提供するユーザーには閲覧できない状態で保管される
ため、データの秘匿性を保つことができる。そして、デ
ータの保管場所を提供するユーザーに対して、プリント
作成料金の割引等の特典を与えることにより、データの
保管を希望するユーザー、データの保管場所を提供する
ユーザー、システム運営者の相互の利便を図ることがで
き、データ分散保管システムの利用促進が達成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係るデータ分散保管シス
テムは、その好ましい一実施の形態において、画像デー
タを提供するユーザー(保管依頼者)の端末と、画像デ
ータの保管場所を提供するユーザー(保管場所提供者)
の端末と、画像データを管理するセンターサーバーとが
通信ネットワークを介して相互に接続され、センターサ
ーバーには、保管依頼者の端末から送信される画像デー
タを受信する手段と、保管場所提供者の端末に内蔵又は
接続されるHDD等の記憶部の使用状況情報を取得し、
記憶する記録領域情報記憶手段と、記録領域情報を参照
して、例えば、空き領域の多い1以上の端末を選択する
端末手段と、画像データに暗号化処理、分割処理、ファ
イル変換処理等の加工を施す画像データ加工手段と、加
工した画像データを選択した端末に送信する送信手段
と、保管依頼者からの求めに応じて、選択された端末か
ら加工した画像データを受信し、元の画像データに復元
する画像データ復元手段とを少なくとも有し、画像デー
タが、センターサーバーと共に、又はセンターサーバー
に代えて、画像データの提供者とは異なるユーザーの端
末内に分散して保管されることにより、画像データの破
損等のリスクを分散することができ、安全かつ効率的に
画像データを保管することができる。また、保管場所を
提供するユーザーに対して、そのユーザーが画像データ
を保管する場合のデータ保管料を割り引いたり、プリン
トを作成する場合のプリント料金を割り引く等の特典を
与えることによって、画像データの提供者、画像データ
の保管者、システム運営者の相互の利便を図ることがで
きる。
【0025】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0026】[実施例1]まず、本発明の第1の実施例
に係る画像データの分散保管システム及び分散保管方
法、サービス並びに分散保管プログラムについて、図1
乃至図7を参照して説明する。図1は、第1の実施例に
係る画像データ分散保管システムの構成を模式的に示す
図であり、図2は、画像データ分散保管システムを構成
するセンターサーバーの機能を示すブロック図である。
また、図3及び図5は、分散保管方法の手順を構成者毎
に示す図であり、図4及び図6は、そのフローチャート
図である。また、図7は、端末のハードディスクドライ
ブの記録領域の構成例を示す図である。
【0027】図1に示すように、本実施例の画像データ
保管システムは、画像データの保管を希望する保管依頼
者3のコンピュータ端末3aと、該画像データの保管場
所を提供する保管場所提供者4のコンピュータ端末4a
と、提供された画像データを保管すると共に、保管場所
提供者4の端末4aの中から保管に適した端末を選択
し、該端末に暗号化等の処理を施したバックアップデー
タを送信するセンターサーバー2とがインターネット等
の通信ネットワーク6を介して相互に接続されている。
また、通信ネットワーク6を介して画像データからプリ
ントの作成依頼を行う場合には、ミニラボ等のフォトサ
ービス店舗7が接続されている構成としても良い。
【0028】なお、図1では、説明を容易にするために
システム登録者5として保管依頼者3と保管場所提供者
4とに分けて記載しているが、この分類は便宜上のもの
であり、システム登録者5はいずれも画像データの保管
依頼又は画像データの保管場所提供を行うことができ
る。また、通信ネットワーク6の接続は、専用線、公衆
回線のような有線で接続される形態としていても良い
し、通信衛星等を通じて無線で接続される形態としてい
ても良く、それらを複合した形態でも良い。
【0029】また、センターサーバー2は、図2に示す
ように、通信ネットワーク6を介して保管依頼者3から
送信される画像データや保管場所提供者4から送信され
るバックアップデータを受信する受信手段2aと、画像
データを記憶、保管する画像データ記憶手段2bと、保
管場所提供者4の端末4aの記録領域の使用状況(以
下、記録領域情報を称す。)を記憶する記録領域情報記
憶手段2cと、保管依頼者3や保管場所提供者4等のシ
ステム登録者5を特定する情報を記憶する登録者情報記
憶手段2dと、保管場所提供者4の端末4aの中から、
画像データの保管に適した端末4aを選択する端末選択
手段2eと、画像データに暗号化、圧縮等の処理を行
い、保管場所提供者4に送信するバックアップデータを
作成する画像データ加工手段2fと、保管場所提供者4
に対してバックアップデータを送信し、また、保管依頼
者3に復元した画像データを送信する送信手段2gと、
保管場所提供者4から受信したバックアップデータを復
元して元の画像データに変換する画像データ復元手段2
jとを主な構成要素としている。なお、画像データの保
管場所を提供するユーザーに対して所定の特典(サービ
ス)を行う場合には、保管する画像データのサイズ等を
参照して該保管場所提供者4に対するサービスを設定す
るサービス設定手段2hを備える構成としても良い。
【0030】上記構成の画像データ分散保管システム1
を用いて、保管依頼者3が画像データを送信してから画
像データが分散保管される手順について、図3及び図4
を参照して説明する。
【0031】まず、ステップS101(図3のa)にお
いて、本実施例の画像データ分散保管システム1を利用
する者は、所定の手続きに従ってセンターサーバー2に
対して登録を行う。この登録は必ずしも必要ではない
が、保管依頼者3が提供した画像データが他のユーザー
の端末内に保管されることから登録により安全性を確保
することが好ましい。
【0032】また、本システムの運営にあたって、シス
テム登録者5が保有する端末のハードディスクや外部記
憶手段の記録領域の使用状況を調査することになるが、
その方法としては、端末の記録領域が共有可能な状態に
設定され、センターサーバー2が端末に対してフルアク
セス可能な状態で接続される形態や、端末側に予め記録
領域情報を取得するための調査用アプリケーションプロ
グラムをインストールし、該プログラムを実行して取得
した調査データをセンターサーバー2に送信する形態等
が可能である。また、本実施例では、データの改竄や漏
洩等を防止するために、画像データの送受信はセンター
サーバー2を介して行われることが好ましいが、センタ
ーサーバー2を介さず、ピア・ツー・ピアでデータの交
換を行う形態を部分的に取り入れることも可能である。
【0033】例えば、アプリケーションプログラムを用
いる方法の場合は、センターサーバー2はシステム登録
者5に対して、登録の際にアプリケーションプログラム
を提供し、システム登録者5は自らの端末にアプリケー
ションプログラムをインストールする。そして、このプ
ログラム実行すると、該プログラムは端末内のハードデ
ィスクや端末に接続されているHDD、MO、CD−
R、DVD等の外部記憶装置の記録領域を調査し、他の
アプリケーションで使用する領域、すでに使用している
データ記録領域、使用可能なデータ記録領域等の記録領
域情報を取得し、調査データを作成する。
【0034】なお、センターサーバー2と端末3a、4
aとは、常時接続されている形態、所定の時間間隔毎に
接続される形態、ユーザーが任意に接続する形態のいず
れでも良いが、以下の説明にあたっては、端末3a、4
aとセンターサーバー2とは常時接続されているものと
し、また、空き容量を調査するアプリケーションプログ
ラムが端末内にインストールされており、センターサー
バー2からの要求に応じて端末は調査データを送信する
ものとする。
【0035】このような環境を前提として、ステップS
102(図3のb)において、画像データの保管依頼者
3は通信ネットワーク6を介してセンターサーバー2に
アクセスし、公知の手法によりID、パスワードを用い
て認証を行った後、保管を希望する画像データをセンタ
ーサーバー2に送信する。
【0036】送信される画像データの形式、サイズ、数
量等は特に限定されず、センターサーバー2側で読み取
り可能な形態であればよいが、センターサーバー2側で
画像データの保管、管理が容易となるように、予め定め
た形式(例えば、JPEG、BMP、JIF等)に変換
し、予め定めた形式の名称(例えば、保管依頼者3を識
別可能な記号を付加した名称等)を付与することもでき
る。この画像データの形式変換や名称付与はセンターサ
ーバー2側で行ってもよい。
【0037】次に、ステップS103(図3のc)にお
いて、画像データを受信したセンターサーバー2は、画
像データを画像データ記憶手段2bに記憶する。ここ
で、従来の画像データ保管システムでは、画像データを
センターサーバー2に保管するのみであるが、本実施例
では、画像データの破損等のリスクを分散するために画
像データを他のシステム登録者5の端末にもバックアッ
プとして記憶することを特徴としている。
【0038】具体的には、ステップS104(図3の
d)において、該画像データの保管場所を提供する他の
システム登録者5(保管場所提供者4)の端末4aに対
して、該端末内の記憶部(ハードディスクドライブ、外
部記憶装置等)の記録領域の使用状況(記録領域情報)
の調査を依頼する。調査の依頼を受けた端末4aでは、
例えば、予めインストールした調査用プログラムを実行
して端末4a内の記憶部の全記録領域、使用領域、空き
領域等の記録領域情報を取得し、調査データを作成して
センターサーバー2に送信する(図3のe)。この調査
データには、端末4aの記録領域情報の他に、端末を特
定する情報(例えば、端末の名称、端末を保有するユー
ザーのID等)等の情報を含むことが好ましい。なお、
調査用プログラムの実行に代えて、センターサーバー2
が端末4aにアクセスする方法の場合には、端末4a側
で記憶部を共有できる状態に設定し、センターサーバー
2が記録領域情報を直接取得することになる。
【0039】この端末4a内のHDDの記録領域8は、
例えば、図7に示すように、アプリケーションプログラ
ム等を実行するための使用不可領域8aと使用可能な領
域8bとに分類され、使用可能領域8bは、更に自分の
画像データ等を記録している領域8cと、本実施例の特
徴である他人の画像データを記録する領域8dと、空き
領域8eとからなり、他人の画像データの記録領域8d
は、ここでは保存依頼者Aの画像データ(5GB)と依
頼者Bの画像データ(7GB)と依頼者Cの画像データ
(8GB)とで構成されている。
【0040】そして、ステップS105で、保管依頼者
3を除く全てのシステム登録者5(保管場所提供者4)
に対して調査を行ったか否かを判断し、全ての調査が終
了したら、ステップS106(図3のf)において、端
末選択手段2eにより、その中から画像データの保管に
適した端末を選択する。選択の方法としては、他人の画
像データの記録領域8dの容量、空き領域8eの容量、
全領域8に対する空き領域8eの割合、空き領域8eに
対する画像データが占める割合等を参照し、保管場所提
供者4の端末4aの動作に支障が出ないように選択を行
う。
【0041】なお、保管場所提供者4の選択にあたっ
て、調査段階では空き領域8eが多くても、その後に大
量の領域を使用(大容量のデータを保存したり、他のプ
ログラムをインストールする等)する場合には他人の画
像データを大量に保存することは好ましくない。そこ
で、予めシステム登録者5が他人に使用を認める記録領
域8dの最大値をセンターサーバー2に申告しておき、
センターサーバー2側ではその値を超えないように選択
する構成とすることもできる。具体的な指標としては、
本願発明者の知見によれば、自分の画像データの記録領
域8c×4が、自分のHDDの全領域8の半分以上であ
ることが望ましい。また、自分の画像データの容量は、
大容量リムーバブルメディアで1回でバックアップでき
る容量(例えば、DVD−RAM、5GB)以下である
ことが望ましい。
【0042】また、選択する保管場所提供者4の端末4
aは、1カ所に限らず、複数箇所選択しても良い。この
選択数は、少なすぎるとリスクの分散が不十分となり、
多すぎると記録領域を無駄に消費することになるため、
3カ所程度以上とすることが好ましい。また、バックア
ップする画像データの容量、保管依頼者3自身が定める
重要度に応じて選択数を変えたり、また、画像データが
大きい場合には複数箇所に分割して保管することもでき
る。
【0043】次に、ステップS107(図3のg)にお
いて、センターサーバー2は画像データ加工手段2fに
よりバックアップデータを作成し、保管場所提供者4に
送信する(図3のh)。ここで、作成するバックアップ
データは保管依頼者3から送信された画像データそのも
のであっても良いが、第三者の端末に保管することを考
慮すると、保管場所提供者4が勝手に画像データを見る
ことができないように所定の処理、例えば、暗号化処理
やデータを分割する分割処理、システム固有のファイル
形式に変換する処理等を施すこともできる。
【0044】また、本システムにおいては、保管場所提
供者4に対して保管を依頼する画像データの閲覧や削除
を制約したり、許可することもできる。この制約、許可
は、例えば、システム登録にセンターサーバー2が設定
することができ、また、以下に示す(1)〜(6)に示
すランク付けを行い、暗号化あるいはデータハンドリン
グの制限は、このランクに応じて適用することができ
る。
【0045】(1)暗号化等の処理を施さず、制限を設
けないランク:すなわち、保管場所提供者4に画像デー
タそのものを送り、保管場所提供者4は画像データの閲
覧や削除を自由に行うことができる形態、(2)画像の
サムネールのみ表示可能で、高画素画像(画像データ)
のプリントはフォトサービス店舗のみに許可されるラン
ク:すなわち、保管場所提供者4には暗号化等の処理を
施した画像データとサムネールデータの双方を送信し、
サムネールは閲覧することができ、画像データのプリン
トを希望する場合は、センターサーバー2に対して所定
のフォトサービス店舗7に画像データを送信するように
依頼し、フォトサービス店舗7からプリントを受け取る
ことが許可される形態、(3)画像のサムネールのみ表
示可能だが、高画素画像のプリントやハンドリングは許
可されないランク:すなわち、保管場所提供者4には暗
号化等の処理を施した画像データとサムネールデータの
双方を送信し、サムネールは閲覧することができるが、
画像データのプリントや削除等が禁止される形態、
(4)特定のグループ(たとえば家族間や、企業間)で
画像のサムネールのみ表示可能で、高画素画像のプリン
トはフォトサービス店舗のみに許可されるランク:すな
わち、保管場所提供者4には暗号化等の処理を施した画
像データとサムネールデータの双方を送信し、サムネー
ルは予め登録したグループ内でのみ利用することが許さ
れ、画像データのプリントを希望する場合は、センター
サーバー2に対して所定のフォトサービス店舗7に画像
データを送信するように依頼し、フォトサービス店舗7
からプリントを受け取ることが許可される形態、(5)
特定のグループ(たとえば家族間や、企業内)で画像の
サムネールのみ表示可能で、高画素画像のプリントやデ
ータのハンドリングは許可されないランク:すなわち、
保管場所提供者4には暗号化等の処理を施した画像デー
タとサムネールデータの双方を送信し、サムネールは予
め登録したグループ内でのみ利用することが許され、画
像データのプリントや使用、削除等が禁止される形態、
(6)一切の表示は可能で、プリントやデータのハンド
リングは許可されないランク:すなわち、保管場所提供
者4に画像データそのものを送り、保管場所提供者4は
画像データの閲覧は許されるが、使用や削除は許されな
い形態。
【0046】この場合、個人的データは通常(6)にな
ると考えられるが、(2)〜(5)のようなセキュリテ
ィを設定することにより、他人の画像の一部を、縮小画
像においてでもローカルに閲覧できることになり、ネッ
トワークを介さないため安定したアクセスが可能とな
る。このときに、システム登録時にセンターサーバー2
に自分の写真の好みを登録し、他社にサムネール閲覧を
許した画像のうち、自分の好みの画像を、他人の画像デ
ータの記録領域8dに集めてもらうというサービスが可
能となる。そこで、気に入った画像のプリント注文を受
け付けることにより、プリントを売り上げることが可能
となる。家族間、あるいは企業内で(5)のセキュリテ
ィを行えば、画像保存の安全性と、サムネールによる画
像閲覧の利便性、さらに高画質プリントの提供と、シス
テム登録者5にとってメリットあるサービスを提供でき
る。
【0047】なお、保管場所提供者4にとっては、自分
の端末4aの記録領域8に他人の画像データをセンター
サーバー2のミラーサーバーとして保管することにな
り、かつ、保管場所提供者4自身は画像データを閲覧し
たり削除することが制限される場合もあることから、保
管場所提供者4に対して何らかのインセンティブを与え
ることが好ましい。例えば、ステップS108(図3の
j)において、サービス設定手段2hにより、保管して
いるバックアップデータの容量や全記録領域8に対する
バックアップデータの占める割合等を参照して、保管場
所提供者4が画像データの保管を依頼する場合のデータ
保管料を割り引いたり、保管場所提供者4が画像データ
からプリントを作成する場合のプリント作成料金を割り
引く等のサービスを行うことができる。具体的には、他
人のデータの記録領域8dが多いほど、又は全記録領域
8に対する他人のデータ記録領域8dの割合が大きいほ
ど、割引率が大きくなるようにサービス内容を設定す
る。そして、ステップS109(図3のk)において、
センターサーバー2が設定したサービスの情報を保管場
所提供者4に送信して設定内容を通知する。
【0048】また、インセンティブとして、センターサ
ーバー2が、(1)ハードディスクのメンテナンスソフ
トウェアの提供、(2)ディスクの状態をチェックして
ディスクの寿命を想定し、余命が少なくなった時にシス
テム登録者5に警告を発するサービスの提供、を行うこ
とが望ましい。
【0049】そして、ハードディスクの交換という事態
になった場合は、本システムを運営するサービス提供者
が、(1)代換ハードディスクの即時発送(販売)、
(2)画像データ以外の、システム登録者5自身が保有
するファイルをもこの保管システム1により預かり、ハ
ードディスク交換後にすみやかに元の状態を復元するサ
ービス、を提供することが望ましい。
【0050】このようにして、保管希望者3が送信した
画像データはセンターサーバー2に記憶、保管されると
共に、端末の記録領域情報等を参照して選択された保管
場所提供者4の端末4aにも保管されるため、万一セン
ターサーバー2に保管している画像データが破損する等
の不具合が生じた場合であっても、バックアップデータ
を用いて復元することができるため、保管に伴うリスク
を分散して安全かつ効率的に保管を行うことができる。
【0051】上記方法で分散保管された画像データ及び
バックアップデータは、所定の期間(例えば、センター
サーバー2がデータ保管料の支払いを求める場合は支払
が行われている期間等)保管されるが、保管依頼者3
は、画像データを自らバックアップする場合や画像デー
タが不要になった場合等は、その画像データの読み出し
や削除を求めることができる。その場合の手順につい
て、図5及び図6を参照して説明する。
【0052】まず、ステップS201(図5のa)にお
いて、画像データの保管依頼者3は、保管している画像
データの中から任意の画像データを選択してセンターサ
ーバー2に該画像データの読み出しや削除等の依頼を行
う(ここでは、読み出しの依頼を行う場合について記載
する)。
【0053】依頼を受けたセンターサーバー2では、公
知の方法によりID、パスワードを用いて保管依頼者3
の認証を行った後、ステップS202(図5のb)にお
いて、読み出しを希望する画像データをセンターサーバ
ー2内の画像データ記憶手段2bから抽出する。その
際、ステップS203において、画像データ記憶手段2
bが正常に機能し、所望の画像データが抽出可能な場合
は抽出し、該画像データが破損等により抽出ができない
場合には、ステップS204(図5のc)において、登
録者情報記憶手段2dに記憶されているシステム登録者
5から該画像データを保管している保管場所提供者4を
抽出し、その保管場所提供者4に対して該当するバック
アップデータの送信を依頼する(ステップS205、図
5のd参照)。
【0054】依頼を受けた保管場所提供者4は、ステッ
プS206(図5のe)において、端末4aのHDDや
外部記録装置の記録領域8dから画像データに対応する
バックアップデータを読み出し、センターサーバー2に
送信する。その場合において、上記バックアップデータ
の抽出作業を保管場所提供者4が行っても良いが、保管
場所提供者4の端末4aがセンターサーバー2によって
フルアクセス可能な状態に設定されている場合には、セ
ンターサーバー2が端末4aに直接アクセスしてバック
アップデータを抽出する構成としても良い。
【0055】そして、バックアップデータを受信したセ
ンターサーバー2では、ステップS207(図5のf)
において、保管のために暗号化処理、分割処理、ファイ
ル変換処理等を施したバックアップデータに復号化処
理、合成処理、ファイル変換処理等を施して元の画像デ
ータに復元した後、ステップS208(図5のg)にお
いて、保管依頼者3の端末3aに送信する。なお、この
復元作業は画像データの秘匿性を確保するために、セン
ターサーバー2のみが行うことが好ましい。
【0056】また、保管依頼者3が画像データの削除を
希望する場合には、ステップS202において、センタ
ーサーバー2の画像データ記憶手段2b内の画像データ
を削除すると共に、ステップS204において、登録者
情報記憶手段2dからバックアップデータを保管してい
る保管場所提供者4を全て抽出し、該保管場所提供者4
の端末4aにアクセスして、画像データの消去を行う。
この場合、保管場所提供者4の端末4aにおいてバック
アップデータが勝手に削除されるのを防止するために、
他人の画像データの記録領域8dは保管場所提供者4が
アクセスできないようにロックされている場合もあり、
その場合は、センターサーバー2は端末4aに対してロ
ックの解除方法(例えば、パスワード)を送信し、バッ
クアップデータの削除を保管場所提供者4側で行わせる
構成とすることもできる。
【0057】なお、保管依頼者3が、読み出した画像デ
ータを用いて通信ネットワーク6に接続されているフォ
トサービス店舗7にプリントを依頼することもでき、保
管依頼者3が直接、又は、センターサーバー2からフォ
トサービス店舗7に画像データを送信し、フォトサービ
ス店舗7はプリントを作成した後、郵送等の方法により
保管依頼者3にプリントを提供する。
【0058】この場合において、本発明において作成さ
れるカラープリントは、旧来のカラー印画紙に画像露光
して現像処理する銀塩型ハロゲン化銀感光材料を用いた
ものでも良いが、カラーインクジェットプリンターによ
ってインクジェットプリンター用光沢紙にプリントした
ものや、カラーインクリボンとサーマルヘッドを用いて
紙上に熱溶融転写または熱昇華転写したものの方が、現
像処理液を用いる煩雑さが無く、省スペースでカラープ
リントを得ることができるので好ましい。
【0059】特に、特開2000-37888号、特開2000-62151
号公報に示されるラインヘッドを有するカラーインクジ
ェットプリンターをもちいてカラープリントを作成する
ことによって、高速で高画質なカラープリントを得るこ
とができるので、好ましい。
【0060】また、特開2000-6382号公報に示されるよ
うな任意の位相でインクドットの制御ができる機構、特
開2000-6388号公報に示されるようなノズル過熱防止機
構、特開2000-255054号公報に示されるような位相をず
らした駆動パルスでインクジェットヘッド駆動する機
構、特開2000-218836号公報に示されるような同系色の
濃淡インクの吐出を制御する機構を組み込んだカラーイ
ンクジェットプリンターは、高画質で色再現性が高いの
で好ましい。
【0061】さらには、特開平9-156212号公報に示され
るような複数のインク受容層を有していて定着処理する
画像形成方法や、特開2000-318307号公報に示されるよ
うな定着剤を有したり、特開2001-138621号公報に示さ
れるような多孔質インク吸収層を有するインクジェット
記録用紙が適用されることが好ましい。
【0062】このように、本実施例の画像データの分散
保管システム及び分散保管方法、サービス並びに分散保
管プログラムによれば、保管依頼者3が送信した画像デ
ータは、センターサーバー2に保管されると共に、記録
領域8に余裕のある保管場所提供者4の端末4aの記録
領域8dにも暗号化等の処理が施されてバックアップさ
れるため、画像データが破損した場合でもバックアップ
データから画像データを復元することができ、画像デー
タを損失するリスクを低減することができる。また、保
管場所提供者4にとっては、空き領域8cの一部を他人
の画像データの記録領域8dとして提供することによっ
て、データ保管料金の割引やプリント作成料金の割引と
いったサービスを受けることができるため、保管依頼者
3と保管場所提供者4及びシステム運営業者の相互の利
便を図ることができ、ビジネスとして活用することが可
能となる。
【0063】また、ユーザーが端末を買い換える場合、
システム運営業者に登録することにより、自分の画像デ
ータを取り寄せることができるため、端末をすぐに復旧
することができる。これにより、ユーザー自身が古い端
末から新しい端末にデータを移し替えると言った作業が
不要になるという効果もある。
【0064】なお、上記実施例において、保管場所提供
者4の端末4aの状態は、他のアプリケーションプログ
ラムのインストール、ユーザー自身のデータの保存、削
除等により変化するため、画像データを長期間保管する
場合には、センターサーバー2は定期的に端末4aの状
態を監視し、画像データの保管場所として適さなくなっ
た場合(例えば、空き領域8cが少なくなった場合等)
には、その端末4aからバックアップデータを削除し、
他の端末に保管する等の処置を施すことが好ましい。
【0065】[実施例2]次に、本発明の第2の実施例
に係る画像データの分散保管システム及び分散保管方
法、サービス並びに分散保管プログラムについて、図8
乃至図12を参照して説明する。図8は、第2の実施例
に係る分散保管システムのセンターサーバーの機能を示
すブロック図であり、図9乃至図12は、分散保管方法
の手順を示す図である。なお、本実施例は、センターサ
ーバーでは画像データの保管を行わずに、保管場所提供
者の端末内のみを用いて画像データの保管を行う場合に
ついて記載するものであり、他の部分の構成に関しては
前記した第1の実施例と同様である。
【0066】本実施例の画像データ分散保管システム1
は、画像データの保管を希望する保管依頼者3のコンピ
ュータ端末3aと、該画像データの保管場所を提供する
保管場所提供者4のコンピュータ端末4aと、保管場所
提供者4の端末4aの中から保管に適した端末を選択
し、該端末に暗号化等の処理を施した画像データを送信
するセンターサーバー2とがインターネット等の通信ネ
ットワーク6を介して相互に接続されている。
【0067】また、センターサーバー2は、図8に示す
ように、通信ネットワーク6を介して保管依頼者3から
送信される画像データや保管場所提供者4から送信され
る保管データを受信する受信手段2aと、画像データを
提供した保管依頼者3と画像データを保管する保管場所
提供者4との対応データを記憶する対応データ記憶手段
2kと、保管場所提供者4の端末4aの空き容量等の記
録領域情報を記憶する記録領域情報記憶手段2cと、保
管依頼者3や保管場所提供者4等のシステム登録者5を
特定するデータを記憶する登録者情報記憶手段2dと、
保管場所提供者4の端末4aの中から、画像データの保
管に適した端末を選択する端末選択手段2eと、画像デ
ータに暗号化、分割等の処理を行い保管場所提供者に送
信する保管データを作成する画像データ加工手段2f
と、保管場所提供者4に対して保管データを送信し、ま
た保管依頼者3に復元した画像データを送信する送信手
段2gと、保管場所提供者4から受信した保管データを
復元して元の画像データに変換する画像データ復元手段
2jとを主な構成要素としている。
【0068】すなわち、上記構成の画像データ分散保管
システム1では、センターサーバー2内には元の画像デ
ータを保管せずに、画像データを提供した保管依頼者3
と画像データを保管する保管場所提供者4との対応デー
タのみを対応データ記憶手段2kに記憶するため、セン
ターサーバー2に大きな記憶容量を持つ必要がなく、セ
ンターサーバー2を仲介サーバーとして機能させること
ができる。これにより、画像データの保管料金やシステ
ムの登録料金等を安価に設定することができる。以下、
保管依頼者3が画像データを送信してから画像データが
分散保管される手順について、図9及び図10を参照し
て説明する。
【0069】まず、前記した第1の実施例と同様に、ス
テップS301(図9のa)において、画像データ分散
保管システム1を利用する者は、所定の手続きに従って
センターサーバー2に対して登録を行う。次に、ステッ
プS302(図9のb)において、画像データの保管依
頼者3は通信ネットワーク6を介してセンターサーバー
2にアクセスし、公知の手法によりID、パスワードを
用いて認証を行った後、保管を希望する画像データをセ
ンターサーバー2に送信する。
【0070】ここで、前記した第1の実施例では、セン
ターサーバー2に画像データを記憶したが、本実施例で
は、ステップS303(図9のc)において、該画像デ
ータの保管場所を提供する保管場所提供者4の端末4a
に対して、該端末内の記憶部(ハードディスクドライ
ブ、外部記憶装置)の記録領域の使用状況(記録領域情
報)の調査を依頼する。調査の依頼を受けた端末では、
例えば、予めインストールした調査用プログラムを実行
し、端末内の記憶部の記録領域情報を取得し、調査デー
タを作成してセンターサーバー2に送信する(図9の
d)。なお、システム登録者5が保有する端末のハード
ディスクや外部記憶手段の記録領域を調査する方法とし
ては、センターサーバー2が端末に対して直接アクセス
する方法でもよい。
【0071】そして、ステップS304で、保管依頼者
3を除く全てのシステム登録者5(保管場所提供者4)
に対して調査を行ったか否かを判断し、全ての調査が終
了したら、ステップS305(図9のe)において、端
末選択手段2eにより、その中から画像データの保管に
適した端末を選択する。なお、選択する保管場所提供者
4は、第1の実施例では3カ所程度以上としたが、本実
施例ではセンターサーバー2に画像データを記憶せず
に、保管場所提供者4の端末4aのみに記憶することに
なり、この端末4aはユーザー自身が自由に使用する端
末であり、記録領域の状態が変化するものであるため、
安全性を確保するためには第1の実施例よりも多くの場
所に保管することが望ましい。
【0072】その後、第1の実施例と同様に、暗号化処
理や分割処理、システム固有のファイル形式に変換する
処理等を施して保管データ(本実施例では、センターサ
ーバー2のバックアップではないため、保管データと称
す。)を作成し、選択した保管場所提供者4の端末4a
に分散して保管する。また、必要に応じて保管場所提供
者4に対して所定のサービスを設定する。
【0073】また、保管依頼者3は、画像データを自ら
バックアップする場合や画像データが不要になった場合
等は、その画像データの読み出しや削除を求めることが
できる。その場合の手順について、図11及び図12を
参照して説明する。
【0074】まず、ステップS401(図11のa)に
おいて、画像データの保管依頼者3は、保管している画
像データの中から任意の画像データを選択してセンター
サーバー2に該画像データの読み出しや削除等の依頼を
行う。
【0075】依頼を受けたセンターサーバー2では、公
知の方法によりID、パスワードを用いて保管依頼者3
の認証を行った後、ステップS402(図11のb)に
おいて、対応データ記憶手段2kを参照してシステム登
録者5の中から該画像データを保管している保管場所提
供者4を抽出し、その保管場所提供者4に対して該当す
る保管データの送信を依頼する(ステップS403、図
11のc参照)。
【0076】依頼を受けた保管場所提供者4は、ステッ
プS404(図11のd)において、端末4aのHDD
や外部記録装置の記録領域8dから画像データに対応す
る保管データを読み出し、センターサーバー2に送信す
る。上記保管データの抽出作業は保管場所提供者4が行
っても良く、センターサーバー2が端末4aに直接アク
セスして保管データを抽出しても良い。
【0077】そして、保管データを受信したセンターサ
ーバー2では、ステップS405(図11のe)におい
て、保管のために暗号化処理、分割処理、ファイル変換
処理等を施した保管データに復号化処理、合成処理、フ
ァイル変換処理等を施して元の画像データに復元した
後、ステップS406(図11のf)において、保管依
頼者3の端末3aに送信する。なお、この復元作業は画
像データの秘匿性を確保するために、センターサーバー
2のみが行うことが好ましい。
【0078】このように、本実施例のデータ分散保管シ
ステム、分散保管方法、分散保管サービスによれば、保
管依頼者3が送信した画像データは、複数の記録領域に
空きのある保管場所提供者4の端末4aの記録領域8d
に暗号化等の処理が施されて保管されるため、画像デー
タを安全かつ効率的に保管することができる。また、本
実施例では、センターサーバー2内に画像データを保管
しないためにセンターサーバー2の構成を簡略化するこ
とができ、データ保管料やシステムの登録料を安価に設
定することができる。
【0079】なお、上記各実施例では、画像データを分
散保管する場合について記載したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、任意のデータ、プログラ
ムを保管する場合に適用することができるのは明らかで
ある。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ分
散保管システム及びデータ分散保管方法、サービス並び
にデータ分散保管プログラムによれば、下記記載の効果
を奏する。
【0081】本発明の第1の効果は、ユーザーが保管を
希望するデータを安全かつ効率的に保管することがで
き、データの破損等のリスクを分散することができると
いうことである。
【0082】その理由は、提供されたデータはセンター
サーバーに保管されると共に、又はセンターサーバーに
代えて、センターサーバーが選択した他のシステム登録
者の端末にバックアップされるからである。
【0083】また、本発明の第2の効果は、保管依頼者
が提供した画像データは、秘匿性を保った状態で第三者
の端末に保管することができるということである。
【0084】その理由は、画像データはセンターサーバ
ーによって暗号化処理、分割処理、ファイル変換処理等
が施されて、保管場所提供者は勝手に画像データを見る
ことができない状態に加工されるからである。
【0085】また、本発明の第3の効果は、保管場所提
供者の端末の動作が阻害されることなく、他人のデータ
を保管することができるということである。
【0086】その理由は、保管場所提供者を選択するに
あたって、無作為に選択するのではなく、空き容量等の
記録領域情報を参照して選択が行われるため、他人の画
像データを記録しても、それにより端末の動作が阻害さ
れることがないからである。
【0087】そして、データ分散保管システムの運営業
者やデータの保管を依頼するユーザーにとっては、リス
クが分散されて保管の安全性が確保され、保管場所を提
供するユーザーにとっては、保管場所を提供する見返り
としてデータ保管料金の割引やプリント作成料金の割引
等のサービスを受けることができ、全ての構成員にメリ
ットが生まれるため、本システムをビジネスとして活用
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像データ分散保
管システムの構成を模式的に示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る画像データ分散保
管システムのセンターサーバー構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る画像データ分散保
管方法の保管手順を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る画像データ分散保
管方法の保管手順を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る画像データ分散保
管方法の読み出し手順を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る画像データ分散保
管方法の読み出し手順を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係るユーザー端末のハ
ードディスクドライブの構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る画像データ分散保
管システムのセンターサーバーの構成を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る画像データ分散保
管方法の保管手順を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係る画像データ分散
保管方法の保管手順を示すフローチャート図である。
【図11】本発明の第2の実施例に係る画像データ分散
保管方法の読み出し手順を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係る画像データ分散
保管方法の読み出し手順を示すフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 画像データ分散保管システム 2 センターサーバー 2a 受信手段 2b 画像データ記憶手段 2c 記録領域情報記憶手段 2d 登録者情報記憶手段 2e 端末選択手段 2f 画像データ加工手段 2g 送信手段 2h サービス設定手段 2i 調査プログラム記憶手段 2j 画像データ復元手段 2k 対応データ記憶手段 3 保管依頼者 3a 端末 4 保管場所提供者 4a 端末 5 システム登録者 6 通信ネットワーク 7 フォトサービス店舗 8 HDDの記録領域 8a 使用不可領域 8b 使用可能領域 8c 自分の画像データの記録領域 8d 他人の画像データの記録領域 8e 空き領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原賀 秀昭 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 吉野 彰 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 吉沢 友海 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 5B018 GA04 HA04 MA12 RA11 5B082 AA13 CA02 DE07 GA01 GA02

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のユーザーの端末と、ユーザーが提供
    するデータを管理するサーバーとが通信ネットワークを
    介して相互に接続されてなるデータ分散保管システムに
    おいて、 前記サーバーに、一のユーザー端末から送信される前記
    データを受信する手段と、前記データを加工する手段
    と、1以上の他のユーザー端末に前記加工したデータを
    送信する手段とを備え、前記データが、該データを提供
    するユーザーとは異なるユーザーの端末内に分散して保
    管されることを特徴とするデータ分散保管システム。
  2. 【請求項2】複数のユーザーの端末と、ユーザーが提供
    するデータを管理するサーバーとが通信ネットワークを
    介して相互に接続されてなるデータ分散保管システムに
    おいて、 前記サーバーに、一のユーザー端末から送信される前記
    データを受信する手段と、他のユーザー端末の記憶手段
    の記録領域情報を取得し、記憶する手段と、前記記録領
    域情報を参照して、前記データを保管する1以上の端末
    を選択する手段と、前記データを加工する手段と、前記
    加工したデータを前記選択した端末に送信する手段とを
    少なくとも有し、前記データが、該データを提供するユ
    ーザーとは異なる選択されたユーザーの端末内に分散し
    て保管されることを特徴とするデータ分散保管システ
    ム。
  3. 【請求項3】複数のユーザーの端末と、ユーザーが提供
    するデータを管理するサーバーとが通信ネットワークを
    介して相互に接続されてなるデータ分散保管システムに
    おいて、 前記サーバーに、一のユーザー端末から送信される前記
    データを受信する手段と、受信した前記データを記憶す
    る手段と、他のユーザー端末の記憶手段の記録領域情報
    を取得し、記憶する手段と、前記記録領域情報を参照し
    て、前記データを保管する1以上の端末を選択する手段
    と、前記データを加工する手段と、前記加工したデータ
    を前記選択した端末に送信する手段とを少なくとも有
    し、前記データが、前記サーバーと、前記データを提供
    するユーザーとは異なる選択されたユーザーの端末内と
    に分散して保管されることを特徴とするデータ分散保管
    システム。
  4. 【請求項4】前記記録領域情報が、前記記憶手段の全記
    録領域、未使用の記録領域及び前記データが保管される
    記録領域の容量情報を含むことを特徴とする請求項2又
    は3に記載のデータ分散保管システム。
  5. 【請求項5】前記端末を選択する手段では、前記未使用
    の記録領域又は前記データが保管される記録領域の容
    量、又は、前記全記録領域に対する前記未使用の記録領
    域又は前記データが保管される記録領域の比率を基準と
    して、前記端末の選択を行うことを特徴とする請求項4
    記載のデータ分散保管システム。
  6. 【請求項6】前記記録領域情報が、前記ユーザー端末に
    予めインストールされ、該ユーザー端末上で動作するプ
    ログラムにより生成、提供されることを特徴とする請求
    項5又は6に記載のデータ分散保管システム。
  7. 【請求項7】前記データを加工する手段が、前記データ
    を暗号化する手段、前記データを分割する手段、又は、
    前記データの形式を変換する手段のいずれか一を含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のデ
    ータ分散保管システム。
  8. 【請求項8】前記サーバーに、更に、前記他のユーザー
    端末に保管された加工データを元のデータに復元する手
    段を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    一に記載のデータ分散保管システム。
  9. 【請求項9】複数のユーザーの端末と、ユーザーが提供
    するデータを管理するサーバーとが通信ネットワークを
    介して相互に接続されてなるシステムにおけるデータ分
    散保管方法であって、 前記サーバーにおいて、一のユーザー端末から送信され
    る前記データを受信するステップと、前記データを加工
    するステップと、1以上の他のユーザー端末に前記加工
    したデータを送信するステップとを備え、 前記他のユーザー端末において、前記加工したデータを
    記憶手段に保管するステップを有することを特徴とする
    データ分散保管方法。
  10. 【請求項10】複数のユーザーの端末と、ユーザーが提
    供するデータを管理するサーバーとが通信ネットワーク
    を介して相互に接続されてなるシステムにおけるデータ
    分散保管方法であって、 前記サーバーにおいて、一のユーザー端末から送信され
    る前記データを受信するステップと、他のユーザー端末
    の記憶手段の記録領域情報を取得し、記憶するステップ
    と、前記記録領域情報を参照して、前記データを保管す
    る1以上の端末を選択するステップと、前記データを加
    工するステップと、前記加工したデータを前記選択した
    端末に送信するステップとを少なくとも有し、 選択された前記ユーザー端末において、前記加工したデ
    ータを記憶手段に保管するステップを有することを特徴
    とするデータ分散保管方法。
  11. 【請求項11】前記サーバーにおいて、前記一のユーザ
    ー端末から送信される前記データを記憶するステップを
    備え、 前記データを、前記サーバーと、前記1以上の他のユー
    ザー端末とに分散して保管することを特徴とする請求項
    9又は10に記載のデータ分散保管方法。
  12. 【請求項12】前記記録領域情報が、前記記憶手段の全
    記録領域、未使用の記録領域及び前記データが保管され
    る記録領域の容量情報を含むことを特徴とする請求項1
    0又は11に記載のデータ分散保管方法。
  13. 【請求項13】前記端末の選択ステップにおいて、前記
    未使用の記録領域又は前記データが保管される記録領域
    の容量、又は、前記全記録領域に対する前記未使用の記
    録領域又は前記データが保管される記録領域の比率を基
    準として、前記端末の選択を行うことを特徴とする請求
    項12記載のデータ分散保管方法。
  14. 【請求項14】前記記録領域情報を、前記ユーザー端末
    に予めインストールされ、該ユーザー端末上で動作する
    プログラムにより生成されるデータから取得することを
    特徴とする請求項12又は13に記載のデータ分散保管
    方法。
  15. 【請求項15】前記データの加工ステップにおいて、前
    記データを暗号化する処理、前記データを分割する処
    理、又は、前記データの形式を変換する処理のいずれか
    一の処理を行うことを特徴とする請求項9乃至14のい
    ずれか一に記載のデータ分散保管方法。
  16. 【請求項16】前記サーバーにおいて、更に、前記他の
    ユーザー端末から送信される前記加工データを受信する
    ステップと、前記加工データを元のデータに復元するス
    テップと、復元した前記データを前記一のユーザーに送
    信するステップを有することを特徴とする請求項9乃至
    15のいずれか一に記載のデータ分散保管方法。
  17. 【請求項17】前記サーバーにおいて、前記一のユーザ
    ーの求めに応じ、前記サーバーに保管された前記デー
    タ、又は、前記他のユーザー端末に保管された前記加工
    データを削除するステップを備えることを特徴とする請
    求項9乃至16のいずれか一に記載のデータ分散保管方
    法。
  18. 【請求項18】請求項9乃至17のいずれか一に記載の
    データ分散保管方法を用いたサービスであって、 前記データが画像データからなり、前記サーバーにおい
    て、前記ユーザー端末の前記記憶手段における、前記画
    像データの記録領域の容量又は前記全記録領域に対する
    前記画像データの記録領域の占有率に応じて、該端末を
    保有するユーザーに対して、該ユーザーの画像データか
    らプリントを作成する際のプリント料金の割引率を設定
    することを特徴とするデータ分散保管サービス。
  19. 【請求項19】サーバーに、通信ネットワークを介して
    接続される一のユーザー端末から送信されるデータを受
    信する処理と、他のユーザー端末の記憶手段の記録領域
    情報を取得し、記憶する処理と、前記記録領域情報を参
    照して、前記データを保管する1以上の端末を選択する
    処理と、前記データを加工する処理と、前記加工したデ
    ータを前記選択した端末に送信する処理とを実行させる
    ためのプログラム。
  20. 【請求項20】端末に、該端末が制御する記憶手段の記
    録領域情報を取得する処理と、前記記録領域情報を通信
    ネットワークを介して接続されるサーバーに送信する処
    理とを実行させるためのプログラム。
  21. 【請求項21】前記記録領域情報が、前記記憶手段の全
    記録領域、未使用の記録領域及び前記データが保管され
    る記録領域の容量情報を含むことを特徴とする請求項1
    9又は20に記載のプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008022464A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、記憶システムおよびプログラム
WO2008066021A1 (fr) 2006-11-30 2008-06-05 Fujifilm Corporation Serveur, système, procédé et programme de partage d'images
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JP2010152503A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 電子ファイル管理システム、情報処理装置、管理装置及びプログラム

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