JP2003167571A - データ表示装置及び表示制御方法 - Google Patents

データ表示装置及び表示制御方法

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JP2003167571A
JP2003167571A JP2001367864A JP2001367864A JP2003167571A JP 2003167571 A JP2003167571 A JP 2003167571A JP 2001367864 A JP2001367864 A JP 2001367864A JP 2001367864 A JP2001367864 A JP 2001367864A JP 2003167571 A JP2003167571 A JP 2003167571A
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JP2001367864A
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Tetsumasa Ishida
哲正 石田
Kenji Tomizawa
健二 冨澤
Nobuyuki Kihara
信之 木原
Shoichi Awai
昌一 粟井
Ichiro Sakamoto
一郎 坂元
Itsupei Tanbata
一平 反畑
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検索結果等を一覧表示したときに、検索結果
を見やすくする。 【解決手段】 モニタ3に、HDD6に保存されたデー
タの一覧を帯状に区画して背景画像上に表示し、一覧表
示されたそれぞれのデータに応じて背景画像の透過率を
変えることで、一覧を見易くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶手段に記憶さ
れたデータを検索したときに、検索結果を見やすく表示
することができるデータ表示装置及びこの装置の表示制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータは、装置本体
に、大容量のハードディスクを内蔵しており、ユーザ
は、複数のオーディオデータ等のデータをハードディス
クに保存しておくことができる。ユーザは、ハードディ
スクに保存してあるオーディオデータを再生するときに
は、検索キーワードを入力し、モニタに検索キーワード
と関連度の高い順にデータが一覧表示され、この中から
所望のデータを見つけ出し、これを実行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハード
ディスクに多くのオーディオデータ等のデータが保存さ
れているとき、モニタにも多くのデータが一覧表示さ
れ、非常に見にくいものとなる。
【0004】本発明の目的は、検索結果等を一覧表示し
たときに、検索結果を見やすくし、操作性の向上を図る
ことができるデータ表示装置及びこの装置の表示制御方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ表示
装置は、上述した課題を解決すべく、複数のデータが保
存された記憶手段と、記憶手段に保存されたデータの一
覧を帯状に区画して背景画像上に表示する表示手段と、
一覧表示されたそれぞれのデータに応じて背景画像の透
過率を制御する透過率制御手段とを備える。
【0006】また、本発明に係る表示制御方法は、記憶
手段に保存されたデータの一覧を帯状に背景画像上に表
示するとき、この一覧表示されたそれぞれのデータに応
じて背景画像の透過率を制御する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された情報処
理装置について図面を参照して説明する。図1に示すよ
うに、本発明が適用された情報処理装置1は、パーソナ
ルコンピュータとほぼ同様な機能を有するものであっ
て、装置本体2と、この装置本体2に接続されるCRT
(Casord Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Displa
y)等のモニタ3と、装置本体2に接続されるスピーカ
10,10と、装置本体2に対して操作信号を入力する
キーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティッ
ク等の入力装置4と、装置本体2を遠隔操作するための
遠隔操作装置5とを備える。
【0008】装置本体2は、内部に、オペレーティング
システム、閲覧ソフトウェア、電子メールプログラム、
通信プロトコル、各種アプリケーションプログラム、オ
ーディオデータ、映画データ等コンテンツデータが保存
されるハードディスクドライブ(以下、HDDとい
う。)6が設けられている。また、装置本体2には、装
置本体2に対して着脱可能な外部記憶装置のドライブと
して、光磁気ディスクを記録媒体に用いるディスクカー
トリッジ11のディスクカートリッジドライブ7と、半
導体メモリを記録媒体に用いるICカード12のICカ
ードドライブ8と、CD、DVD等の光ディスク13の
光ディスクドライブ9が設けられている。更に、この装
置本体2は、電気通信回線14を介してインターネット
等のネットワーク15に接続されていると共に、テレビ
ジョン放送やラジオ放送を受信するための受信機が内蔵
され、この受信機がアンテナ16に接続されている。ま
た、装置本体2の前面側の上面には、装置本体2の基本
的操作を行うための複数の押し釦からなる操作部17が
設けられている。
【0009】このような装置本体2を備える情報処理装
置1は、例えば、CD、DVD等の光ディスク13を光
ディスクドライブ9に装着し、記録されたオーディオデ
ータ等のコンテンツデータを読み出すことによって、又
は、ディスクカートリッジ11をディスクカートリッジ
ドライブ7に装着し、記録されたオーディオデータを読
み出すことによって、更には、ICカード12をICカ
ードドライブ8に装着し、記録されたオーディオデータ
等のコンテンツデータを読み出すことによって、これら
外部記憶装置から読み出したコンテンツデータをHDD
6に保存することができる。また、HDD6には、EM
D(Electronic Music Distribution)等音楽配信サー
ビスを利用して電気通信回線14を介してダウンロード
したオーディオデータ等のコンテンツデータを保存する
ことができる。更には、HDD6には、テレビジョン放
送やラジオ放送の番組も保存することができる。そし
て、情報処理装置1は、HDD6に保存された様々なコ
ンテンツデータを、スピーカ10,10より聞くことが
でき、また、モニタ3で見ることができる。
【0010】また、この情報処理装置1では、HDD6
に保存された種々のコンテンツデータを外部記憶装置で
あるディスクカートリッジ11、ICカード12又は光
ディスク13に複写することができ、これによって、ユ
ーザは、自らが所有する携帯型の再生装置を用いてコン
テンツデータを再生することができる。
【0011】更に、情報処理装置1は、HDD6に多く
のコンテンツデータを保存することができることから、
容易に所望のコンテンツデータを検索することができる
ようになっている。この情報処理装置1には、マイク1
8が接続され、音声でコンテンツデータを検索すること
ができるようにもなっている。
【0012】更には、この情報処理装置1は、電気通信
回線14を介してインターネット等のネットワーク15
に接続することによって、様々なウェブページを閲覧す
ることができ、また、電子メールを送信し又は受信する
ことができるようになっている。
【0013】次に、以上のような情報処理装置1の回路
構成について、図2を参照して説明すると、この情報処
理装置1は、様々な情報処理を行うコンピュータ部21
と、コンピュータ部21を制御するシステム制御部22
とから構成されている。
【0014】先ず、コンピュータ部21について説明す
ると、CPU(central processingunit)23は、コン
ピュータ部21の全体の制御を行う。メモリ24は、例
えばRAM(random access memory)により構成されて
おり、例えばハードディスクに保存されたデータがロー
ドされCPU23により実行される。メモリ24のアク
セス制御とモニタ3の表示制御を行う制御部となるGM
CH(Graphic memory control hub)25は、モニタ用
キャッシュや画像表示用コントローラを内蔵しモニタ3
の画像表示制御を行うと共に、メモリ24へのアクセス
制御を行う。また、GMCH25は、CPU23とIC
H26等他の回路とのインターフェースとなる。モニタ
ドライバ9は、映像信号を所定の信号形式に変換し、モ
ニタ3に出力する。
【0015】データの入出力制御を行う入出力制御部と
なるICH(I/O controller hub)26は、IDE(In
tegrated Drive Electronics)インターフェース27
と、USB(Universal serial bus)インターフェース2
8とを有する。IDEインターフェース27は、HDD
6や光ディスクドライブ9とのインターフェースであ
り、また、USBインターフェース28は、USB接続
された機器とのインターフェースであり、例えばマイク
18が接続される。シリアルインターフェース29は、
シリアル通信を制御し、キーボード等の入力装置4が接
続されると共に、システムマイコン43が接続され、こ
れらからの入力をICH26に出力する。
【0016】PCI(Peripheral Component Interconn
ect)バス30は、ICH26の他に、TVチューナ3
1、モデム32等が接続される。TVチューナ31は、
TVアンテナ16aに接続されており、TVアンテナ1
6aからRF信号が入力されこれを復調し、PCIバス
30へ出力する。例えば、TV信号は、PCIバス30
を介してHDD6に記録される。また、TVチューナ3
1は、ビデオ/オーディオ/ビデオ入力部42からの入
力とTVアンテナ16aからの入力とを切り換え、選択
的に、PCIバス30に出力する。モデム32は、電話
回線を通して外部の通信機器と通信を行うためのディジ
タル/アナログ変換、アナログ/ディジタル変換等の信
号変換や回線制御を行う。ネットワークインターフェー
ス33は、イーサネット(登録商標)を介した通信を可
能とする。サウンドインターフェース34は、入力され
るオーディオ信号を切り換えて各部に出力する。FMチ
ューナ35は、FMアンテナ16bからのFM放送信号
を受信して復調し、これをサウンドインターフェース3
4に出力する。
【0017】ディスクカートリッジドライブ7は、光磁
気ディスクや光ディスクを記録媒体とするディスクカー
トリッジが装着され、システムマイコン43によって制
御される。このディスクカートリッジドライブ7のデー
タの入出力は、USBインターフェース36を介して行
われる。なお、この入出力は、シリアル入出力バスであ
るICインターフェースを用いて行うようにしてもよ
い。ICカードドライブ8は、半導体メモリを記録媒体
とするICカードが装着され、データの入出力及び制御
は、USBインターフェース36を介して行われる。I
EEE1394インターフェース37は、IEEE13
94フォーマットによる通信を制御し、PCIバス30
とのインターフェースとなる。
【0018】オーディオデータの入力切り換えを行うD
IR(Digital audio interface receiver)38は、外
部出力されるオーディオ信号を切り換える。例えば、デ
ィスクカートリッジドライブ7やサウンドインターフェ
ース34から出力されるオーディオ信号を切り換えてオ
ーディオDSPに出力する。オーディオデータのデータ
処理を行うデータ処理部となるオーディオDSP(digi
tal signal processor)39は、DIR38から入力さ
れるオーディオ信号に対してイコライジング等の所定の
信号処理を施してディジタルアンプ40やオーディオ出
力部41に出力する。ディジタルアンプ40は、スピー
カ10で放音されるレベルにオーディオ信号を増幅す
る。オーディオ出力部41は、外部装置へオーディオ信
号を出力するために信号レベル整える等の処理を行う。
【0019】システム制御部22を構成するシステムマ
イコン43は、シリアルインターフェース29に接続さ
れ、操作部17、遠隔操作装置5等からの入力をシリア
ルインターフェース29を介してCPU23等へ出力す
る。電源部44は、システムマイコン43の他、各回路
に電源を供給する。また、電源部44は、システムマイ
コン43の制御によりコンピュータ部21への電源供給
のON/OFFが制御される。
【0020】次に、以上のような情報処理装置1のHD
D6に、光ディスクドライブ9に装着された光ディスク
13に記録されたオーディオデータを複写する場合を図
面を参照して説明する。
【0021】先ず、情報処理装置1は、ユーザが操作部
17、遠隔操作装置5、入力装置4等を操作することに
よって、CPU23の制御により光ディスクドライブ9
からオーディオデータをHDD6に複写するためのアプ
リケーションプログラムを、メモリ24にロードする。
そして、情報処理装置1には、光ディスクドライブ9
に、ユーザによって所定の光ディスク13が装着され
る。
【0022】すると、図3に示すように、ステップS1
において、情報処理装置1は、光ディスクドライブ9を
駆動し、ここに装着されている光ディスク13のTOC
(table of contents)等をサーチし、光ディスク13
に記録されているデータ目録を抽出する。また、ステッ
プS3において、CPU23は、HDD6に保存されて
いるオーディオデータをサーチする。そして、GMCH
25は、ステップS3において、CPU23の制御によ
りサーチ結果を、モニタ3に一覧表示する。すなわち、
モニタ3には、光ディスク13に記録されているオーデ
ィオデータとHDD6に保存されているオーディオデー
タとが一覧表示される。
【0023】ここで、光ディスク13とHDD6に記録
されているオーディオデータの一覧表示画面について図
4を参照して説明すると、この一覧表示画面50は、画
面の一方の側に、光ディスクの記録内容が表示される光
ディスク用表示部51が設けられ、この光ディスク用表
示部51に隣り合ってハードディスクの記録内容が表示
されるハードディスク用表示部52が設けられている。
また、一覧表示画面50には、選択したオーディオデー
タを全て複写するのに要する複写時間が表示される複写
時間表示部57と、選択したオーディオデータを複写し
ているときの進捗状況を示す略棒状の第1の指標部58
とが設けられている。更に、一覧表示画面50には、光
ディスク用表示部51に表示されたオーディオデータを
スクロールするためのスクロール釦62とハードディス
ク用表示部52に表示されたオーディオデータをスクロ
ールするためのスクロール釦63とが設けられている。
【0024】光ディスク用表示部51には、複写するオ
ーディオデータの選択/非選択を表示する選択状態表示
部53と、光ディスク13に記録されているオーディオ
データの記録順序を示す順番表示部54と、曲名を表示
する曲名表示部55と、光ディスク13に記録されてい
る各オーディオデータの再生時間を表示する再生時間表
示部56とが設けられている。選択状態表示部53、順
番表示部54及び再生時間表示部56は、光ディスク1
3に記録されているオーディオデータ毎に一列となるよ
うに、すなわち帯状に区画されて表示される。また、光
ディスク用表示部51では、順番表示部54のナンバが
「1」のものが中央部となるように表示され、その下側
に、順に、順番表示部54のナンバが「2」、「3」、
「4」・・・と表示され、その上側に、順に、順番表示
部54のナンバが最後のもの(図4では「9」)から
「8」、「7」・・・と表示される。すなわち、光ディ
スク用表示部51には、ナンバ順にソートされ、先頭ナ
ンバ「1」と最終ナンバ「9」とを繋げリング状にした
データ列の一部を、先頭ナンバ「1」のデータが中央部
となるように表示されている。したがって、光ディスク
用表示部51には、中央部の順番表示部54のナンバが
「1」のオーディオデータから下側に、ナンバ順にオー
ディオデータが表示され、また、中央部の順番表示部5
4のナンバが「1」のオーディオデータから上側に、最
終ナンバから遡るようにオーディオデータが表示され
る。なお、表示されていないデータを選択するときに
は、スクロール釦62を操作部17、遠隔操作装置5、
入力装置4等で操作することによって、光ディスク用表
示部51に表示することができ、該データの選択状態表
示部53を切り換えることで、該データを「選択」又は
「非選択」に切り換えることができる。
【0025】選択状態表示部53は、オーディオデータ
が選択されているかどうかを示すものであり、操作部1
7、遠隔操作装置5、入力装置4等によって切り換えら
れる。例えば、データ選択時には、「●」となり、デー
タ非選択時には、「○」となる。
【0026】また、ハードディスク用表示部52には、
HDD6に保存されている曲名を表示する曲名表示部5
9と、各オーディオデータのデータサイズを表示するサ
イズ表示部60とが設けられている。
【0027】情報処理装置1は、光ディスク13とHD
D6との記録内容を検索した結果、各表示部51,52
の上述した所定のオーディオデータを、モニタ3に表示
し、ユーザが光ディスク13及びHDD6に保存されて
いるオーディオデータを視認することができるようにす
る。
【0028】ステップS4において、情報処理装置1
は、ユーザの操作に応じて、光ディスク13中のオーデ
ィオデータの中からHDD6に複写するオーディオデー
タを選択する。すなわち、CPU23は、ユーザがマウ
ス等で選択状態表示部53をクリックすることによっ
て、これを検出し、選択「●」、非選択「○」を切り換
える。
【0029】そして、情報処理装置1は、ステップS5
において、ユーザによって操作部17、遠隔操作装置
5、入力装置4等が操作されると、CPU23の制御に
より複写を開始する。情報処理装置1は、選択状態表示
部53が選択「●」のオーディオデータを、順番表示部
54のナンバ順に光ディスク13に記録されているオー
ディオデータを読み出し、これをHDD6に複写する。
勿論、記録順序は、順番表示部54のナンバ順ではな
く、ユーザが指定した順序であってもよい。
【0030】ここで、複写動作中の一覧表示画面50に
ついて、図5を参照して説明すると、複写するデータ全
体の進捗状況を示す第1の指標部58は、進捗状況に応
じて、図中左側から右側に向かって色が順に変化する。
また、この第1の指標部58には、現在複写中の曲名
と、複写が完了したオーディオデータの合計データサイ
ズと、複写速度とが表示される。
【0031】また、情報処理装置1は、ユーザが複写中
のデータがどれであるか直ちに注目できるように、複写
中のオーディオデータを常に光ディスク用表示部51の
中央部に表示する。図5に示す例では、順番表示部54
のナンバが「2」のものが複写中であるから、このオー
ディオデータが光ディスク用表示部51の中央部に表示
されている。
【0032】また、情報処理装置1は、複写中のオーデ
ィオデータのブロック64、すなわち中央部のオーディ
オデータのブロックを、各オーディオデータの複写の進
捗状況を示す第2の指標部61とする。すなわち、図5
に示す例では、順番表示部54のナンバが「1」のオー
ディオデータは、既に複写が完了していることから、順
番表示部54のナンバが「1」の第2の指標部61は、
全て色が変わり、複写が完了していることを示してい
る。また、順番表示部54のナンバが「2」のオーディ
オデータは、現在複写中のオーディオデータであり、進
捗状況に応じて途中まで色が変わっている。なお、複写
が完了したオーディオデータ(図5では「1」のオーデ
ィオデータ)は、光ディスク用表示部51からハードデ
ィスク用表示部52に表示が移行されユーザが当該オー
ディオデータの複写が完了したことを視認することがで
きるようになっている。
【0033】そして、情報処理装置1は、複写が全て完
了すると、ステップS7において、例えばモニタ3に複
写が完了したことをユーザに知らせる画面を表示する。
【0034】以上のような例によれば、ユーザは、全体
の進捗状況と、各オーディオデータ毎の進捗状況とを視
認することができ、複写中、現在どのオーディオデータ
まで複写が完了しているか、現在どのオーディオデータ
を複写しているか、複写前のオーディオデータがどれだ
け残っているかを直ちに視認することができる。また、
パーソナルコンピュータが複写動作中に動作不能になっ
てしまったとき等にも、ユーザは、どのオーディオデー
タまで複写が完了しているかを直ちに視認することもで
きる。
【0035】以上の例では、光ディスク13のオーディ
オデータをHDD6に複写する場合を説明したが、これ
に限定されるものではなく、以下の場合にも適用するこ
とができる。 1.ディスクカートリッジ11からHDD6に複写する
とき 2.ICカード12からHDD6に複写するとき 3.HDD6からディスクカートリッジ11に複写する
とき 4.HDD6からICカード12に複写するとき 5.HDD6から光ディスク13に複写するとき 6.ディスクカートリッジ11からICカード12に複
写するとき 7.ディスクカートリッジ11から光ディスク13に複
写するとき 8.ICカード12からディスクカートリッジ11に複
写するとき 9.ICカード12から光ディスク13に複写するとき 10.EMDでHDD6、ディスクカートリッジ11、
ICカード12、光ディスク13に複写するとき
【0036】ところで、以上のような情報処理装置1
は、上述のように、例えばICカード12に記録されて
いるオーディオデータをHDD6に複写することもでき
る。このとき、情報処理装置1は、一覧表示されたオー
ディオデータの中で一のオーディオデータが選択されて
おり、このオーディオデータが複写のため選択状態表示
部が「選択」になっているときに、これを「非選択」に
切り換えると、残りのオーディオデータも「非選択」に
切り換え、また、このオーディオデータが複写のため選
択状態表示部が「非選択」になっているときに、これを
「選択」に切り換えると、残りのオーディオデータも
「選択」に切り換えることで、ユーザの選択操作回数を
減らし、選択操作の簡素化を図っている。
【0037】具体的に、図6を参照して説明すると、こ
の情報処理装置1は、メモリ24に、ICカードドライ
ブ8に装着されたICカード12の各オーディオデータ
が、HDD6に複写するオーディオデータとして選択さ
れているかどうか、すなわち選択状態表示部53の状態
を保持する選択状態保持部71を構築しており、CPU
23が、操作部17、遠隔操作装置5、入力装置4等か
ら入力された選択変更入力に応じて、選択状態保持部7
1に保持されているオーディオデータの変更を行うよう
になっている。また、情報処理装置1は、操作部17、
遠隔操作装置5、入力装置4等より選択位置の変更入力
があると、CPU23が選択状態保持部71に記憶保持
されているオーディオデータの変更を行うようになって
いる。
【0038】ここで、HDD6にICカード12のオー
ディオデータを複写するときのICカード12に記録さ
れているオーディオデータの一覧表示画面について、図
7(A)を参照して説明すると、この一覧表示画面72
には、ICカード12に保存されている複写するオーデ
ィオデータの選択/非選択を表示する選択状態表示部7
3と、ICカード12に保存されているオーディオデー
タの曲名を表示する曲名表示部74と、オーディオデー
タのアーティスト名を表示するアーティスト名表示部7
5と、オーディオデータの再生時間を表示する再生時間
表示部76とが設けられている。また、一覧表示画面7
2には、複写するデータを選択するための指定釦77と
複写するデータを全選択するための全指定釦78と、複
写を開始する複写開始釦79と、一覧表示をスクロール
するためのスクロール釦80とが設けられている。この
ような一覧表示画面72は、初期画面において、中央部
のデータ (図7(A)の例では曲名「AAAAA」の
データ)のブロック81を、他のデータと色を変え、ユ
ーザが注目しやすくなるようにし、これを選択状態とし
ている。
【0039】また、選択状態表示部73の切り換えは、
切り換えるデータを選択状態にした後、指定釦77と全
指定釦78を操作部17、遠隔操作装置5、入力装置4
等でクリックすることによって行うことができる。指定
釦77をクリックしたときには、選択状態のデータを、
「選択(●)」又は「非選択(○)」に切り換えること
ができる。また、全選択釦78をクリックしたときに
は、選択状態のデータを、「選択(●)」又は「非選択
(○)」に切り換えると共に、残りのデータを、選択状
態のデータに合わせて「選択(●)」又は「非選択
(○)」に切り換えることができる。
【0040】更に、図7(A)及び図8に示すように、
スクロール釦80で表示データをスクロールしたときに
は、常に一覧中、中央部になるデータが選択状態となる
ようになっている。また、一覧中、中央部以外のデータ
のブロック81を操作部17、遠隔操作装置5、入力装
置4等で選択したときには、この選択したデータが中央
部に位置するようになっている。図8に示す例では、ス
クロール釦80によって曲名「DDDDD」のデータが
中央部となるように一覧をスクロールし、又は曲名「D
DDDD」のデータを選択することによって、曲名「D
DDDD」のデータが一覧の中央部に位置している。
【0041】次に、複写するデータを選択する際の動作
を図9を参照して説明すると、先ず、情報処理装置1
は、ユーザが操作部17、遠隔操作装置5、入力装置4
等を操作することによって、CPU23の制御によりI
Cカードドライブ8に装着されたICカード12からH
DD6にオーディオデータを複写するためのアプリケー
ションプログラムを、メモリ24にロードする。そし
て、CPU23は、ステップS11において、ICカー
ド12に保存されているオーディオデータをサーチし、
GMCH25は、CPU23の制御により、モニタ3
に、図7(A)に示す一覧表示画面72を表示する。こ
のとき、GMCH25は、CPU23の制御により、中
央部のデータのブロック81、すなわち図中曲名が「A
AAAA」のブロック81を、他のデータのブロック8
1と色を変え、選択状態にして表示する。また、メモリ
24の選択状態保持部71は、各データの選択状態表示
部73の状態を記憶保持する。例えば、選択状態表示部
73は、初期状態として、全てのデータを「選択
(●)」とし、これを保持する。勿論、初期状態は、こ
れに限定されるものではなく、例えば、全てを「非選択
(○)」としてもよく、また、図7(A)のように中央
部のデータのみを、「非選択(○)」とし、残りを全て
「選択(●)」とし、更に、これとは逆に、中央部のデ
ータのみを、「選択(●)」とし、残りを全て「非選択
(○)」としてもよい。
【0042】ステップS12において、CPU23は、
一覧中央の選択状態のデータ(図7(A)中曲名「AA
AAA」のデータ)に対して、操作部17、遠隔操作装
置5、入力装置4等から選択状態表示部73の変更入力
が有るか、すなわち全指定釦78がクリックされたかど
うかを判断する。そして、変更入力が有ったときには、
ステップS13に進み、変更入力が無かったときには、
ステップS17に進む。
【0043】ステップS13において、CPU23は、
選択状態保持部71を参照して、一覧中央の選択状態の
データのブロック81が「選択(●)」であるかどうか
を判断する。そして、「選択(●)」であるであるとき
には、ステップS14に進み、「選択(●)」でないと
きには、ステップS15に進む。
【0044】ステップS14において、CPU23は、
現在一覧中央の選択状態のデータのブロック81が「選
択(●)」であると判断し、選択変更入力が有ったこと
に応じて、「選択(●)」を「非選択(○)」に変更す
る。
【0045】ステップS15において、CPU23は、
現在一覧中央の選択状態のデータのブロック81が「非
選択(○)」であると判断し、選択変更入力が有ったこ
とに応じて、「非選択(○)」を「選択(●)」に変更
する。
【0046】ステップS16において、CPU23は、
選択状態表示部73の内容を変更し、現在一覧中央の選
択状態のデータのブロック81の変更後に状態に合わせ
て、残りのデータのブロック81の選択状態表示部73
の状態を切り換える。すなわち、CPU23は、図7
(B)に示すように、現在一覧中央の選択状態のデータ
のブロック81を「非選択(○)」から「選択(●)」
に変更したとき、残りのデータのブロック81を全て
「選択(●)」にする。また、CPU23は、図7
(C)に示すように、現在一覧中央の選択状態のデータ
のブロック81を「選択(●)」から「非選択(○)」
に変更したとき、残りのデータのブロック81を全て
「非選択(○)」にする。
【0047】また、ステップS12で変更入力が無かっ
たとき、CPU23は、ステップS17において、操作
部17、遠隔操作装置5、入力装置4等から一覧中央の
データのブロック81から他の位置のデータのブロック
81に選択状態を変更する指示が入力されたかどうか、
すなわちスクロール釦80がクリックされたか、又は、
一覧中央のデータ以外の位置のデータが選択されたかど
うかを判断する。そして、変更指示があったときには、
ステップS18に進み、変更指示が無かったときには、
処理を終了する。
【0048】ステップS18において、CPU23は、
選択状態表示部73の内容を変更し、選択されたデータ
が一覧中央に位置するようにする。すなわち、スクロー
ル釦80がクリックされたときには、常に一覧中、中央
部になるデータのブロック81が選択状態となるように
する。また、一覧中央のデータ以外の位置のデータのブ
ロック81が選択されたときには、この選択したデータ
が中央部に位置し、選択状態となるようにする。
【0049】このように、複写するデータがICカード
12に保存されてるデータの殆ど全てであるときには、
選択状態表示部73が「非選択(○)」のデータのブロ
ック81を選択し、全指定釦78をクリックすることに
よって、全てを「選択(●)」に切り換え、ここから複
写しないデータのブロック81を選択して指定釦77を
クリックすることによって、個別的に「非選択(○)」
にする。また、複写するデータがICカード12に保存
されているデータの中の僅かなデータであるときには、
選択状態表示部73が「選択(●)」のデータのブロッ
ク81を選択し、全指定釦78をクリックすることによ
って、全てを「非選択(○)」に切り換え、ここから複
写するデータのブロック81を、選択して指定釦77を
クリックすることによって、個別的に「選択(●)」に
する。この後、複写開始釦79をクリックすることによ
って、ICカード12に保存されているデータは、HD
D6に複写される。このような方法によれば、個別的に
複写するデータを選択する場合よりも、選択操作回数を
減らすことができ、複写するデータの選択操作を簡素化
することができる。また、この情報処理装置1は、常に
ユーザが注目するデータを、ユーザが最も見やすい一覧
の中央部に表示することで、視認性を良くすることがで
きる。
【0050】また、モニタ3に全てのデータが表示され
ていないときであっても、表示されていない部分のデー
タの「選択(●)」から「非選択(○)」への切換や
「非選択(○)」から「選択(●)」への切り換えを行
うことができ、ユーザの画面をスクロールする操作を省
くことができ、操作性の向上を図ることができる。
【0051】以上の例では、ICカード12のオーディ
オデータをHDD6に複写する場合を説明したが、これ
に限定されるものではなく、以下の場合にも適用するこ
とができる。 1.光ディスク13からHDD6に複写するとき 2.ディスクカートリッジ11からHDD6に複写する
とき 3.HDD6からディスクカートリッジ11に複写する
とき 4.HDD6からICカード12に複写するとき 5.HDD6から光ディスク13に複写するとき 6.ディスクカートリッジ11からICカード12に複
写するとき 7.ディスクカートリッジ11から光ディスク13に複
写するとき 8.ICカード12からディスクカートリッジ11に複
写するとき 9.ICカード12から光ディスク13に複写するとき 10.EMDでHDD6、ディスクカートリッジ11、
ICカード12、光ディスク13に複写するとき
【0052】以上のように、情報処理装置1のHDD6
には、光ディスク13に記録されたデータ、EMDでダ
ウンロードしたデータ、ICカード12のデータ等種々
の媒体のデータを保存することができる。このHDD6
は、例えば40ギガバイト程度の大容量ハードディスク
で構成されており、5000曲程度のオーディオデータ
を保存することができる。
【0053】HDD6にディスクカートリッジ11、I
Cカード12及び光ディスク13に記録されているオー
ディオデータをHDD6に保存するときには、図10に
示すように、HDD6に保存されるオーディオデータ毎
に、このオーディオデータが収録されているアルバム名
と、オーディオデータの曲名と、オーディオデータのア
ーティスト名と、オーディオデータのHDD6への記録
日時とが関連付けられる。各オーディオデータに関連付
けられたアルバム名、曲名、アーティスト名及び記録日
時は、HDD6内に保存されているオーディオデータを
検索するときの検索キーワードとなる。
【0054】次に、オーディオデータがHDD6に保存
される手順について図11を参照して説明すると、オー
ディオ/ビデオ入力部42、ディスクカートリッジドラ
イブ7、ICカードドライブ8又は光ディスクドライブ
13より入力されたオーディオデータは、サウンドイン
ターフェース34を介してHDD6に保存される。この
とき、オーディオデータは、サウンドインターフェース
34に設けられた又はソフトウェアにより構成されたリ
ッピング部91により、HDD6への保存形式にデータ
変換され、また、アルバム名、曲名、アーティスト名及
び記録日時が関連付けられた後、HDD6に保存され
る。具体的に、オーディオデータは、ATRAC3(Ad
aptive Transform Acoustic Coding 3:商標)形式で、
圧縮された後、HDD6に保存される。
【0055】なお、この圧縮形式は、これに限定される
ものではなく、例えば、MPEG−2AAC(Motion P
icture Expert Group 2 Advanced Audio Coding:商
標)、MP3(MPEG-1 Audio Layer3:商標)、Twi
nVQ(Transform-Domain Weighted Interleave Vecto
r Quantization:商標)、MS Audio(WMA:W
indows Media Audio:商標)、Ogg Vorbis
(商標)等の方式で行うようにしてもよい。
【0056】また、この圧縮されたオーディオデータを
保存するとき関連付けられるアルバム名、曲名及びアー
ティスト名は、操作部17、遠隔操作装置5、入力装置
4等により入力される。なお、アルバム名、曲名及びア
ーティスト名は、操作部17、遠隔操作装置5、入力装
置4等で入力する他、ネットワーク15を介して、外部
のデータベースにアクセスして取得するようにしてもよ
く、また、HDD6に構築されているデータベースを参
照して取得するようにしてもよい。また、記録日時は、
装置本体2が内蔵する時計を参照し、オーディオデータ
の保存時の日時とされる。
【0057】HDD6に保存されたオーディオデータを
再生するときには、再生するオーディオデータがユーザ
により選択されると、CPU23は、選択されたオーデ
ィオデータをHDD6より読み出され、再生処理され
る。この再生処理は、サウンドインターフェース34オ
ーディオDSP39、ディジタルアンプ40等で構成さ
れた再生部92で行われる。再生部92は、圧縮されて
いるオーディオデータを伸長した後、イコライジング等
の所定の信号処理を施した後、スピーカ10より出力す
る。
【0058】情報処理装置1では、このようにHDD6
に保存された多くのオーディオデータの中からユーザが
所望のオーディオデータを見つけ出すことができるよう
に、検索用のソフトウェアがHDD6に保存されてい
る。この情報処理装置1を機能的に説明すると、図11
に示すように、この情報処理装置1は、ソフトウェアに
より構成されるソート部93と検索部94とを有する。
【0059】ソート部93には、操作部17、遠隔操作
装置5、入力装置4等からソート条件が入力される。具
体的に、ソート部93は、アルバム名、曲名又はアーテ
ィスト名のどれでソートするかソート条件が入力された
とき、HDD6に保存されているデータを、各データの
アルバム名、曲名又はアーティスト名を参照して、アル
ファベット順、50音順等の条件に従ってソートする。
また、ソート部93は、ソート条件として記録日時が選
択されたとき、HDD6に保存されているデータを、各
データの記録日時を参照して、オーディオデータの記録
の新しい順又は古い順にソートする。そして、ソート部
93は、図13(B)に示すように、ソートされたデー
タ一覧をモニタ3に表示する。ソートされたデータは、
先頭と最後のデータを繋げリング状に配列される。
【0060】検索部94には、操作部17、遠隔操作装
置5、入力装置4等から検索キーワードが文字データと
して入力される。また、検索部94には、マイク18よ
り入力された音声データに対して音声認識処理を施した
検索キーワードが入力される。検索部94は、入力され
た検索キーワードとHDD6に保存されている各オーデ
ィオデータのアルバム名、曲名又はアーティスト名を比
較して検索を行い、検索結果を、モニタ3に表示する。
操作部17、遠隔操作装置5、入力装置4等から検索キ
ーワードとして文字データが入力されたとき、検索部9
4は、図13(C)に示すように、アルバム名、曲名又
はアーティスト名の文字列の先頭からマッチングを行
い、検索結果をモニタ3に表示する。また、マイク18
より音声で検索キーワードが入力されたとき、検索部9
4は、アルバム名、曲名又はアーティスト名の文字列と
認識結果とを比較し、検索結果をモニタ3に表示する。
【0061】このとき、検索部94は、検索キーワード
と一致する又は最も近いオーディオデータを、一覧中央
にし、他のオーディオデータと色を変え選択状態にして
モニタ3に表示する。検索キーワードと一致する又は最
も近いオーディオデータを一覧中央に表示するのは、こ
の位置が最もユーザにとって見やすい位置だからであ
り、選択状態とするのは、このデータが次の操作で再生
される可能性が最も高いデータだからである。また、検
索部94は、ソート部93でソートされた略リング状の
データ列を回転させ、検索キーワードと一致する又は最
も近いオーディオデータが一覧中央に位置するように
し、その近傍のデータをモニタ3に表示する。したがっ
て、一覧中央のデータの下側には、ソート部93によっ
てソートされたデータの後続が順方向に並んで表示さ
れ、一覧中央のデータの上側には、ソート部93によっ
てソートされたデータの先行のデータが逆方向に並んで
表示される。なお、検索結果一覧に表示されるデータの
数は、特に図に示した数に限定されるものではない。
【0062】次に、図12を参照して、オーディオデー
タの検索動作について説明すると、先ず、情報処理装置
1は、検索用のプログラムが起動されると、図13
(A)に示すような一覧表示画面101をモニタ3に表
示する。この一覧表示画面101は、HDD6に保存さ
れているオーディオデータの一覧を表示するものであ
り、各オーディオデータ毎に、このオーディオデータが
収録されたアルバム名と、オーディオデータの曲名と、
オーディオデータを演奏しているアーティスト名と、H
DD6に保存した記録日時とが表示される。そして、一
覧表示画面101には、オーディオデータが不規則に並
んで一覧表示されている。
【0063】ステップS21において、ソート部93に
は、操作部17、遠隔操作装置5、入力装置4等からソ
ート条件が入力される。そして、ステップS22におい
て、ソート部93は、入力されたソート条件に応じて、
オーディオデータをソートし、モニタ3に表示する。図
13(B)の例では、ソート条件として、アーティスト
名が入力され、この入力に応じて、ソート部93は、ア
ーティスト名を参照して例えばアルファベット順にソー
トする。ソートされたデータは、先頭と最後のデータを
繋げリング状に配列される。すなわち、図13(B)の
例では、先頭のアーティスト名「Ann」の曲名「AA
AAA」とアーティスト名「Tom」の曲名「YYYY
Y」とが繋がるようにされる。
【0064】ステップS23において、検索部94に
は、操作部17、遠隔操作装置5、入力装置4等から検
索キーワードが文字データとして入力される。また、検
索部94には、マイク18より入力された音声データに
対して音声認識処理を施した検索キーワードが入力され
る。ステップS24において、検索部94は、入力され
た検索キーワードとHDD6に保存されている各オーデ
ィオデータのアルバム名、曲名又はアーティスト名を比
較して検索を行い、検索結果を、モニタ3に表示する。
例えば、図13(C)は、検索キーワードを曲名「QQ
QQQQ」として検索を行った検索結果を示す画面であ
り、検索キーワードと一致した曲名「QQQQQQ」が
一覧中央に、他の色を変えた選択状態となって表示され
る。また、一覧中央の下側には、アーティスト名でソー
トされた一覧中央のデータの後続データが順方向に並ん
で表示され(下に向かってJohn、Tomの順)、一
覧中央の上側には、アーティスト名でソートされた一覧
中央のデータの先行するデータが逆方向に並んで表示さ
れる(上に向かってJohn、Bobの順)。
【0065】以上のような例では、アーティスト名でソ
ートした後曲名のキーワードで検索を行うようにするこ
とから、図13(C)の画面では、目的とするオーディ
オデータを検索することができると共に、そのオーディ
オデータのアーティストの曲を見ることができる。
【0066】なお、検索方法としては、以上のように異
なるフィールドでソートと検索を行う他に、同じフィー
ルドでソートと検索を行うようにしてもよい。例えば、
曲名をアルファベット順、50音順でソートした後、曲
名の検索キーワードに基づいて検索を行ったときには、
一覧中央の検索キーワードと一致する又は最も近いオー
ディオデータの上下方向には、検索キーワードに近いデ
ータが表示されることから、仮に一覧中央のデータが所
望のデータと違う場合であってもその近くを見ることで
所望のデータを見つけ出すことができる。更に、以上の
例では、ソートを行った後検索を行うようにしたが、こ
れとは逆に、検索キーワードで検索を行った後、検索結
果一覧を所定のソート条件でソートするようにしてもよ
い。また、以上の例では、HDD6を検索する場合を説
明したが、このソートと検索は、ディスクカートリッジ
11、ICカード12、光ディスク13、更に、ネット
ワークを介して接続されたサーバに蓄積されたデータの
検索に用いるようにしてもよい。
【0067】ところで、上述した一覧表示画面50,7
1,101等は、背景画像に重畳するように表示され
る。また、以上のような検索結果により検索されたオー
ディオデータを再生するとき、モニタ3には、背景画像
として、再生中のオーディオデータのスペクトルを表示
する。例えば、再生される全てのオーディオデータは、
サウンドインターフェース34を介して出力されるよう
になっており、サウンドインターフェース34は、再生
中のオーディオデータを、高速フーリエ変換等の処理を
し、周波数分析し、得られるスペクトルに応じた背景画
像を生成し、これをモニタ3に表示することができるよ
うにする。
【0068】そして、背景画像上に表示される一覧表示
画面50,71,101等では、表示されたデータを見
やすくするために、一覧表示された各データのブロック
で、背景画像の透過率を変えて表示するようにしてい
る。
【0069】すなわち、図14に示すように、情報処理
装置1は、ソフトウェア等で実現される第1のミキサ1
11と第2のミキサ112とが設けられている。検索結
果一覧を表示する一覧表示画面101を例に取り説明す
ると、第1のミキサ111には、記憶手段であるHDD
6等に保存されている透過率テーブルより読み出した各
ブロックの背景画像の透過率データと背景画像データが
入力される。ここで、透過率データは、図15に示すよ
うに、検索キーワードと一致する又は最も近いオーディ
オデータが表示される一覧中央のブロック102aの背
景画像110の透過率が0%となっており、中央部のブ
ロック102aの隣接する上下のブロックは、両端に向
かうに従って背景画像110の透過率が高くなるように
設定されている。そして、第1のミキサ111は、透過
率に従った背景画像データを第2のミキサ112に出力
する。
【0070】第2のミキサ112には、この透過率に従
った背景画像データと各ブロック102に表示されるア
ルバム名、曲名、アーティスト名、記録時間等の文字デ
ータが入力される。そして、第2のミキサ112は、文
字データと透過率に従った背景画像データとを重畳し、
これをモニタ3に出力する。
【0071】図15を用いて、モニタ3に表示される画
面を説明すると、検索キーワードと一致する又は最も近
いオーディオデータが表示される一覧中央のブロック1
02aは、透過率が0%となっており、背景画像が写ら
ないようになっており、ユーザが最も注目しやすく表示
されている。中央部のブロック102aの隣接する上下
のブロック102b,102bは、透過率が最も背景画
像110を透過しない透過率となっており、背景画像1
10が薄く表示され、文字データが鮮明に表示され、一
覧中央のブロック102aに次いでユーザが注目するよ
うになっている。ブロック102b,102bの上下に
隣接する次のブロック102c,102cは、透過率が
その次に背景画像110を透過しない透過率となってお
り、ブロック102b,102bに次ぐ明るさとなって
おり、ブロック102b,102bに次いでユーザが注
目するようになっている。ブロック102c,102c
の上下に隣接する次のブロック102d,102dは、
透過率がその次に背景画像110を透過しない透過率、
すなわち最も高い透過率となっており、最も暗くなって
おり、ユーザが最も注目しにくくなっている。すなわ
ち、一覧中央のブロック102aの除くブロックは、両
端に向かうに従って背景画像110の透過率が高くなる
ように設定され、両端に向かうほど文字データが見にく
くなるようになっている。
【0072】以上のような表示方法によれば、一覧中央
のブロック102aの背景画像110の透過率を0%と
し、その両側のブロック102b〜102dの背景画像
110の透過率を順に上げるようにして背景画像110
を表示することで、すなわち両端に向かうにつれて暗く
なるようにすることで、ユーザが先ず一覧中央のブロッ
ク102aに注目するようになり、また、これに次いで
ユーザが透過率の低い順、すなわち中央から外側に向か
って注目するようになり、視認性を向上させることがで
きる。
【0073】なお、この背景画像110の透過率の制御
は、上述した一覧表示画面50,71,101に適用し
てもよい。また、中央部のブロック102aの背景画像
110の透過率は、一覧表示画面50,71,101の
ように、ユーザが画面中で最も注目しやすくなるもので
あれば、特に0%に限定されるものではない。また、ブ
ロック単位で透過率を変化させる他に、中央部のブロッ
ク102aの両側から徐々に背景画像110の透過率を
上げるようにしてもよい。
【0074】ブロック102b〜102dの背景画像1
10の透過率を両端に向かって上げる制御は、以上のよ
うにHDD6に設けた透過率テーブルに応じて行うよう
にする他、この情報処理装置1がパーソナルコンピュー
タと同様の機能を有するものであるから、インストール
されているソフトウェアに応じて様々な一覧画面表示が
されることもあり、従って、中央部のブロックからの距
離に応じて透過率を算出し、この算出結果に応じて上述
のような背景画像110の透過率を変化させた一覧表示
画面を表示するようにしてもよい。
【0075】なお、以上説明した情報処理装置1の機能
は、ハードウェアによって実現することも可能である。
また、ソフトウェアによって実現するときには、これら
の機能を有するソフトウェアが記録されたディスクカー
トリッジ11、ICカード12、光ディスク13を、デ
ィスクカートリッジドライブ7、ICカードドライブ
8、光ディスクドライブ9に装着し、HDD6にインス
トールすればよい。また、ネットワーク15を介してこ
のソフトウェアをダウンロードすることによってHDD
6にインストールしてもよい。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、一覧表示されたそれぞ
れのデータに応じて背景画像の透過率を制御することか
ら、モニタに多くのデータが一覧表示されときにも、見
易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された情報処理装置の外観斜視図
である。
【図2】上記情報処理装置のブロック図である。
【図3】光ディスクのデータをハードディスクに複写す
るときの動作を説明するフローチャートである。
【図4】複写動作開始前の一覧表示画面を説明する図で
ある。
【図5】複写動作中の一覧表示画面を説明する図であ
る。
【図6】複写するデータを選択することができる情報処
理装置の機能を説明する図である。
【図7】(A)〜(C)は、複写するデータを選択する
ための一覧表示画面を説明する図である。
【図8】複写するデータを変更したときの一覧表示画面
を説明する図である。
【図9】複写するデータを選択する際の動作を説明する
フローチャートである。
【図10】ハードディスクに保存されるデータフォーマ
ットを説明する図である。
【図11】ハードディスクに記録したデータを検索する
ことができる情報処理装置の機能を説明するブロック図
である。
【図12】データの検索手順を説明するフローチャート
である。
【図13】(A)〜(C)は、検索画面の変遷を説明す
る図である。
【図14】一覧表示画面のブロック毎に透過率を変える
情報処理装置の機能を説明するブロック図である。
【図15】ブロック毎に透過率を変えた一覧表示画面を
説明する図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置、50 一覧表示画面、51 光ディ
スク用表示部、52 ハードディスク用表示部、53
選択状態表示部、54 順番表示部、55 曲名表示
部、56 再生時間表示部、57 複写時間表示部、5
8 第1の指標部、59 曲名表示部、60 サイズ表
示部、61 第2の指標部、62,63 スクロール
釦、72 一覧表示画面、73 選択状態表示部、74
曲名表示部、75 アーティスト名表示部、76 再
生時間表示部、77 指定釦、78 全指定釦、79
複写開始釦、80 スクロール釦、81 ブロック、1
01 一覧表示画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木原 信之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 粟井 昌一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 坂元 一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 反畑 一平 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND14 NK02 PQ02 PQ22 PQ46 PQ74 UU37 5C082 AA01 BA02 BA12 BA27 BB42 BB53 CA52 CA56 CB06 DA42 DA73 DA86 DA89 MM09 MM10 5E501 AA02 AA20 AC18 AC33 BA03 CA03 CA04 CB02 CB09 CB10 CB15 EA05 EA13 EA21 EB05 FA03 FB12 FB28 FB29 FB32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータが保存された記憶手段と、 上記記憶手段に保存されたデータの一覧を帯状に区画し
    て背景画像上に表示する表示手段と、 上記一覧表示されたそれぞれのデータに応じて背景画像
    の透過率を制御する透過率制御手段とを備えるデータ表
    示装置。
  2. 【請求項2】 上記透過率制御手段は、一覧表示された
    データの中で中央部のデータの背景画像の透過率を0と
    する請求項1記載のデータ表示装置。
  3. 【請求項3】 上記表示手段は、検索キーワードと最も
    関連度の高いデータを中央部に表示するように検索結果
    一覧を表示する請求項2記載のデータ表示装置。
  4. 【請求項4】 上記透過率制御手段は、最も関連度の高
    いデータから離れるにつれて背景画像の透過率を高くす
    る請求項3記載のデータ表示装置。
  5. 【請求項5】 記憶手段に保存されたデータの一覧を帯
    状に背景画像上に表示するとき、この一覧表示されたそ
    れぞれのデータに応じて背景画像の透過率を制御する表
    示制御方法。
  6. 【請求項6】 上記一覧表示されたデータの中で中央部
    のデータの背景画像の透過率を0とする請求項5記載の
    表示制御方法。
  7. 【請求項7】 検索キーワードと最も関連度の高いデー
    タを中央部に表示する請求項6記載の表示制御方法。
  8. 【請求項8】 最も関連度の高いデータから離れるにつ
    れて透過率を高くする請求項7記載の表示制御方法。
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