JP2003167077A - 記録媒体、およびその記録装置、読み出し装置 - Google Patents

記録媒体、およびその記録装置、読み出し装置

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JP2003167077A
JP2003167077A JP2001364312A JP2001364312A JP2003167077A JP 2003167077 A JP2003167077 A JP 2003167077A JP 2001364312 A JP2001364312 A JP 2001364312A JP 2001364312 A JP2001364312 A JP 2001364312A JP 2003167077 A JP2003167077 A JP 2003167077A
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time
recording
clock circuit
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Kinya Oosa
欣也 大佐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り外し可能な記録媒体に記録されたデータ
の時刻情報と、記録媒体を取り付けた記録装置、あるい
は読み出し装置の時刻の同期関係を維持することを目的
とする。 【解決手段】 取り外し可能な記録媒体27は、その中
にRTC28を持っている。記録媒体27をディジタル
スチルカメラ21に取り付けた際、システムコントロー
ラ23は、ディジタルスチルカメラ21のもつRTC2
4から読み出した現在時刻と、記録媒体27上のRTC
28から読み出した現在時刻を比較し、ずれがある場合
には、RTC28の時刻をRTC24に設定する。これ
によって、ディジタルスチルカメラ21のもつRTC2
4の時刻が正しくない場合にも、それを補正し、以後、
ディジタルスチルカメラ21が記録媒体27に記録する
データの時刻情報と記録媒体27上のRTC28の時刻
の同期関係が保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時刻情報を伴った
データを記録するための着脱可能な記録媒体とその記録
装置、読み出し装置において、一貫性のある時刻情報を
記録、参照するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像・音声等のデータを記録する場合に
おいて、その撮影時刻、録音時刻や編集時刻など、記録
データに付随する時刻情報は重要であるため、通常、デ
ータファイルに対するタイムスタンプやヘッダ情報など
の形で、データと時刻情報は対になって記録媒体に記録
される。例えば、ディジタルスチルカメラにおいては、
撮影した画像データは着脱可能な記録媒体にファイルと
して格納され、そのファイルのタイムスタンプは撮影時
刻に設定される。また、画像ファイル中のヘッダ情報と
しても、撮影時刻が埋め込まれる。
【0003】この時刻情報としては、記録装置のもつ計
時手段によって計時された時刻が使用されるが、ユーザ
が時刻の初期設定を行わなかったり、正しくない時刻に
設定した場合や、バッテリ駆動の記録装置でバッテリ残
量が低下して、正しく計時できなくなった場合、あるい
は他の要因で時計が狂った場合などは、正しい時刻情報
の記録ができなくなってしまう。また、記録装置単体で
は正常に計時が行われている場合でも、記録装置で記録
したデータを別の読み出し装置で読み出そうとした場
合、記録装置側と読み出し装置側の時刻にずれがあるこ
とは珍しくなく、記録装置から読み出したファイルと読
み出し装置に存在するファイルの時間的な順序関係が崩
れるなど、時刻情報の一貫性を損なう場合がある。
【0004】そこで、前者の正しくない計時の問題に対
応するために、「特開平9−186953号公報」で
は、記録装置が計時機能を持つホストコンピュータと通
信することで、ホストコンピュータから時刻情報を得
て、その情報に合わせて、記録装置で記録したデータの
時刻情報や記録装置の計時情報の修正を行っている。ま
た、「特開2000−125164号公報」では、バッ
テリの問題で撮像装置の計時が一時停止し、その後復帰
した際に、撮影された最新のデータの日時情報を読み出
して、撮像装置の計時情報を現在日時に近い値に設定し
ている。
【0005】後者の記録装置と読み出し装置の時刻の不
一致の問題に対しては、「特開2000−181812
号公報」では、データのやりとりを行う一方の装置とも
う一方の装置の間で現在時刻を通信し、相手側の時刻情
報に合わせて自装置の時計を修正し、さらに記録された
データの時刻情報を修正している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術にあげた3つ
の先行技術には、次にあげるようにいくつかの問題点が
ある。「特開平9−186953号公報」においては、
記録装置単体の時計の修正のために、ホストコンピュー
タとして接続して通信する必要があり、ホストコンピュ
ータと接続することが容易でないような状況では使用で
きず不便である。「特開2000−125164号公
報」では、バッテリー復帰時に設定される時刻情報は、
現在日時に近い値ではあるが、正確な現在日時ではあり
えず、正確な値にするためには、結局、時刻の再設定が
必要である。また、「特開2000−181812号公
報」では、2つの装置の間で現在時刻を通信するため
に、両装置をわざわざ接続する必要がある。
【0007】本発明は、上記のような先行技術の問題点
を解決するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
の課題を解決するために、着脱可能な記録媒体の内部に
時計回路と時計回路用のバッテリを内蔵し、記録媒体が
記録装置から取り外されたときも時計回路は計時を続け
るようにする。図1は、本発明の着脱可能な記録媒体の
構成の例であり、記録媒体11は、データを記録するた
めの不揮発性メモリ12と、データの読み書きを制御
し、外部の装置とのインタフェースを行うインタフェー
ス回路13をもつ。さらに、この例では、記録媒体11
は、時計回路であるRTC(Real Time Cl
ock)14と、記録媒体に電源供給がなくても計時を
続けるためのRTC用のバッテリ15を内蔵する。
【0009】記録装置の側では、この着脱可能な記録媒
体が取り付けられたときに、記録装置の管理する時刻情
報と、記録媒体内部の時計回路の時刻情報が同期するよ
うな制御を行い、記録媒体にデータを記録する記録する
場合には、そのデータの時刻情報と記録媒体内部の時計
回路の時刻情報の同期が取れるようにする。その結果、
この着脱可能な記録媒体に記録された時刻情報は、常に
記録媒体内部の時計回路の時計で測った時間に基づくこ
とになる。記録媒体内部の時計回路は時計回路用のバッ
テリのおかげで、記録装置から取り外された場合にも働
きつづけるため、記録媒体だけあれば、記録装置がなく
ても、記録媒体上の時刻情報がどの時計に基づく値であ
るかが分かることになる。
【0010】このような着脱可能な記録媒体と、記録装
置を使用すれば、上記、先行技術の課題は次の様に解決
できる。
【0011】「特開平9−186953号公報」の記録
装置の時計の修正のためにホストコンピュータと接続し
て通信することが必要な問題については、本発明の着脱
可能な記録媒体の時計回路が一度正しく初期化されてい
れば、そのバッテリがもつ限りは計時を続けているた
め、ホストコンピュータとの接続の代わりに、記録装置
に取り付けた、本発明の記録媒体の時計回路の時刻情報
を読み出して記録装置の計時情報の修正に使用すること
が可能であり、ホストコンピュータとの接続は不要にな
る。
【0012】「特開2000−125164号公報」の
記録装置の計時が一時正しくできなってから復帰した際
の時刻設定が正確でない問題については、本発明の着脱
可能な記録媒体の時計回路が記録回路の時計が正しく働
いていない間も、正しく計時しつづけているため、記録
回路側の時計機能が復帰した時点で、記録媒体側の時計
回路の時刻を読み出して、記録回路側の時計機能の設定
値とすることで正確な時刻の設定ができる。
【0013】「特開2000−181812号公報」に
おいて、2つの装置の間で時刻情報を交換するために接
続・通信が必要な問題に関しては、本発明の着脱可能な
記録媒体を使用すれば、記録媒体自体を一方の装置から
取り外して他方の装置に取り付けることで容易にデータ
の移動を行うことができ、さらに、記録媒体自体がそこ
に記録された時刻情報のもとになっている時計の現在時
刻を保持しているため、2つの装置を直接接続して通信
を行わなくても、記録媒体の取り付けられた装置が、記
録媒体の時計回路の時刻を読み出すだけで、「特開20
00−181812号公報」と同様に記録された時刻情
報の補正が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1、図2
を用いて本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0015】図1は、本発明の着脱可能な記録媒体の構
成例を示しており、記録媒体11は、データを記録する
ための不揮発性メモリ12とデータの読み書きの制御、
外部装置とのインタフェースを行うインタフェース回路
13を持つ。さらに、本発明の記録媒体は、時刻を測る
時計回路としてRTC(Real Time Cloc
k)14、および記録媒体11に電源供給が無いときに
も時計が働き続けられるようにするためのRTC用のバ
ッテリ15を持つ。記録媒体11は着脱可能であり、記
録装置側ではコネクタ16を介して記録媒体11とイン
タフェースを行う。RTC14の時刻情報は、インタフ
ェース回路13を介して、特別なアドレスに対するデー
タ読み出しの結果として、あるいは、特殊な時刻情報読
み出しコマンドの実行結果として、外部に接続された装
置から読み出せるものとする。また、RTC14の時刻
の設定は、インタフェース回路13を介して、特別なア
ドレスに対するデータ書き込みとして、あるいは、特殊
な時刻情報設定コマンドとして実行されるものとする。
ここで、特殊なアドレスに対するデータの読み出し、書
き込みとは、例えば、記録媒体として、Compact
FlashカードのようなATAインタフェースベー
スの記録媒体を使用した場合には、データ領域として使
用しないセクタに対するReadやWriteコマンド
の発行を意味し、特殊なコマンドの実行とは、同じく、
ATAインタフェースベースの記録媒体の例で言うと、
標準のATAコマンドには存在しないコマンドを定義し
て、時刻情報の読み出しコマンドや時刻情報の設定コマ
ンドとして使用することを意味する。
【0016】図2は、本発明の記録媒体を使用し、記録
装置としてディジタルスチルカメラを使用した場合の構
成例を説明する図である。ディジタルスチルカメラ21
は、画像の撮影を行い、それを記録媒体にデータとして
記録するための形式で出力する撮像回路22をもってお
り、カメラ21全体の動作はシステムコントローラ23
によって制御されているものとする。カメラがデータを
記録する際に、撮影時刻等の時刻情報が必要であるた
め、ディジタルスチルカメラ21は、時刻を測るための
RTC24を持っており、RTCにはバッテリ25から
電源が供給されている。本発明の記録媒体27は、内部
に時刻を測るための時計回路RTC28を持っており、
カメラとはカードI/F26を通じて接続される。
【0017】この図2の例において、記録媒体27をデ
ィジタルスチルカメラ21に取り付けた際、あるいはデ
ィジタルスチルカメラ21のシステム電源をオンにした
際、システムコントローラ23は記録媒体27上のRT
C28の現在時刻情報を読み出し、ディジタルスチルカ
メラ21側のRTC24の現在時刻情報と比較する。2
つの現在時刻情報の差がある一定の値(例えば、数秒程
度)より小さい場合、両者の差は計時のわずかな誤差に
よってもたらされたものとみなし、記録媒体27側のR
TC28の現在時刻の値をディジタルスチルカメラ21
側のRTC24に設定し、両者の時刻を同期させる。こ
の同期操作は、逆にディジタルスチルカメラ21側のR
TC24の現在時刻の値を記録媒体27のRTC28に
設定することによって行ってもよいが、その場合、記録
媒体27のデータに付随して記録されている時刻情報
(撮影日時など)をRTC28の値の修正量に応じて修
正するか、あるいは、前回の撮影時には時刻は正しく合
っていたが、その後に誤差が生じたと考えて、データに
付随する時刻情報は変更しないか、の2つの対応があり
うる。
【0018】記録媒体27をディジタルスチルカメラ2
1に取り付けたり、カメラのシステム電源をオンにした
際に読み出したRTC28の現在時刻情報とRTC24
の現在時刻情報の差がある一定の値よりも大きい場合、
記録媒体27側のRTC28の値が一度は初期設定され
ており、RTCのバッテリが切れていない限りは、記録
媒体側の現在時刻が正しく、ディジタルスチルカメラ2
1側で何らかの要因により時刻情報が狂ったとみなし
て、記録媒体27側のRTC28の現在時刻の値をディ
ジタルスチルカメラ21側のRTC24に設定する。こ
の時刻設定は、自動で行うこともできるが、ユーザに対
して時刻の修正を予告する表示を提示し、実際に時刻設
定を行うかどうかユーザに選択させてもよい。記録媒体
27側のRTC28が一度は初期設定されたかどうかの
判定については、記録媒体27のRTC28が出荷時に
既に正しい時刻に設定してある場合は、判定不要であ
る。出荷時に正しい時刻の設定を行わない場合は、初期
設定がなされていないことを示すために、ありえないよ
うな時刻(非常に遠い過去、あるいは未来など)を設定
するか、初期設定がなされていないことを示すフラグ情
報をRTC28に持たせて、システムコントローラ23
が現在時刻を読み込んだときに、それが初期設定済みの
値であるかどうかを判定する。この判定により、記録媒
体27側のRTC28の初期設定が行われていないと判
定された場合は、ディジタルスチル21側のRTC24
の現在時刻の値を読み出して、記録媒体27側のRTC
28に設定することにより初期設定を行う。また、RT
C28のバッテリ切れに関しては、バッテリが切れた際
に、ありえないような時刻、あるいはバッテリ切れを示
すフラグが時刻情報の一部として読み出されるようにR
TC回路を構成するか、あるいは、システムコントロー
ラ23側で、RTC28に対し、一定の時間をおいて2
度の読み出しを行い時刻が進んでいないことで判定でき
る。
【0019】以上で説明した制御によって、記録媒体2
7側のRTC28が初期設定済みで動作している限り、
ディジタルスチルカメラ21側で、ユーザが時刻の初期
設定を行わなかったり、正しくない時刻に設定した場合
や、バッテリ駆動の記録装置でバッテリ残量が低下し
て、正しく計時できなくなった場合、あるいは他の要因
で時刻計時が狂った場合などでも、記録媒体27側のR
TC28の時刻の値が、ディジタルスチルカメラ21側
のRTC24に再設定されるため、記録媒体27に記録
されるデータに付随する撮影時刻などの時刻情報の一貫
性が保たれる。
【0020】なお、図1の説明において、記録媒体11
のデータの記録は不揮発性メモリ12に対して行うとし
たが、この部分はデータの記録ができさえすれば、磁気
ディスク、光磁気ディスクや、バックアップされた揮発
性メモリなどいずれでもよい。また、図2の説明では、
記録装置の例として、ディジタルスチルカメラ21をあ
げたが、着脱可能な記録媒体を使用して、時刻情報の付
随したデータを記録するような記録装置であれば、図2
の説明と同様の制御を行うことで、本発明を実施でき
る。
【0021】[第2の実施の形態]図3を用いて、本発
明の第2の実施の形態について説明する。
【0022】図3において使用する着脱可能な記録媒体
36は、第1の実施の形態の図1で説明したものと全く
同様であり、その内部に時刻を計時するRTC37を持
つ。携帯情報機器31は、システムコントローラ32を
もち、RTC33によって機器の時刻情報を得て管理し
ている。バッテリ34は、RTC33に対して電源を供
給している。カードインタフェース35は、記録媒体3
6を取り付けて携帯情報機器31で利用するためのイン
タフェースである。コンピュータ38は、CPU39と
メモリ40を持ち、2次記憶装置として磁気記憶装置4
3をもつ。コンピュータ38も時刻情報を得るためのR
TC42を持っている。カードインタフェース41は、
記録媒体36を取り付けてコンピュータ38で利用する
ためのインタフェースである。
【0023】ここで、携帯情報機器31で着脱可能な記
録媒体36に記録したデータをコンピュータ38で読み
出して利用する場合を考える。
【0024】記録媒体36を携帯情報機器31に取り付
けてデータの記録に使用する間、携帯情報機器31は、
第1の実施の形態で説明した記録装置側の制御を行い、
携帯情報機器31のもつRTC33の時刻情報と、記録
媒体36のもつRTC37の時刻情報の同期が保たれる
ようにする。記録媒体36に記録されるデータに付随す
る時刻情報(記録時刻、データ更新時刻など)は、携帯
情報機器31のRTC33、または、記録媒体36のR
TC37の時刻をもとに記録されるが、RTC33とR
TC37の時刻情報は同期が保たれているため、どちら
を使用しても同等の時刻情報が記録される。
【0025】このようにして携帯情報機器31で記録媒
体36に記録されたデータをコンピュータ38で読み出
して利用するため、記録媒体36を携帯情報機器31か
ら取り外し、コンピュータ38のカードインタフェース
41に取り付ける。このとき、携帯情報機器31のもつ
RTC33の時刻とコンピュータ38のもつRTC42
の時刻の同期は必ずしも取れているとは限らない。
【0026】コンピュータ38に記録媒体36が取り付
けられると、コンピュータ38は記録媒体36上のRT
C37の現在時刻と、コンピュータ38のもつRTC4
2の現在時刻の読み出しを行い、両者の値を比較する。
ここで両者の時刻の差がある一定の値より小さい場合
は、記録媒体36の時計とコンピュータ38の時計は一
致しているものとみなし、コンピュータ38は、特に何
も行わずに記録媒体36上のデータへのアクセスを行
う。あるいは、より高い精度での同期を取るために、コ
ンピュータ38のもつRTC42を、記録媒体36上の
RTC37から読み出した現在時刻に設定する。
【0027】RTC37の現在時刻とRTC42の現在
時刻の差がある一定の値よりも大きい場合は、記録媒体
36の時計とコンピュータ38の時計の間にずれがあ
り、これはすなわち、携帯情報機器31とコンピュータ
38の間で時計のずれがあることを意味する。この場
合、記録媒体36上のデータとそれに付随する時刻情報
をコンピュータ38がそのまま読み出して利用すると、
コンピュータ38内の磁気記憶装置43に以前から存在
するデータの時刻情報や、コンピュータ38において今
後作成されるデータの時刻情報との間で、時刻の一貫性
が保たれなくなってしまうため、次に述べる2つの対応
のいずれかをとることによって、その一貫性を保つこと
ができる。
【0028】一つは、コンピュータ38側の時計を記録
媒体36側に合わせて修正する対応方法で、コンピュー
タ38は、記録媒体36のRTC37から読み出した時
刻を、コンピュータ38のもつRTC42に設定する。
これによって、コンピュータ38によって今後作成され
るデータの時刻情報は、記録媒体36上のデータの時刻
情報と同期がとれることになる。コンピュータ38の磁
気記録装置43上に以前から存在するデータの時刻情報
に関しては、ユーザの選択によって、修正せずにそのま
まにしておくか、RTC37とRTC42の誤差分だけ
修正して、RTC37の時刻に同期させるか、どちらか
の対応をとる。
【0029】もう一つは、記録媒体36側のデータを読
み出す際に、それに付随する時刻情報を、コンピュータ
38と記録媒体36の時計の誤差に応じて、補正しなが
ら使用する対応方法で、コンピュータ38は、記録媒体
36のRTC37から読み出した時刻と、コンピュータ
42のもつRTC42から読み出した時刻の誤差を記憶
しておき、以後、記録媒体36上のデータにアクセスす
る際、そのデータに付随する時刻情報に関しては、記憶
しておいたRTC時刻の誤差分だけの補正を行って読み
出し、あるいは書き込みを行う。
【0030】上記、2つの対応方法のどちらをとるかに
ついては、あらかじめどちらかの方法に決めておくか、
記録媒体36をコンピュータ38にとりつけた際に、ユ
ーザに対してどちらの方法をとるか選択させることがで
きる。
【0031】なお、これら2つの対応方法の他に、記録
媒体36側の時計をコンピュータ38の時計に合わせて
修正してしまう第3の対応方法もありうる。この場合、
コンピュータ38は、自身のRTC42の値を記録媒体
36上のRTC37に設定した上で、記録媒体36上の
データに付随する時刻情報を、RTC42の値とRTC
37の値の誤差分だけ修正し、時刻情報がコンピュータ
38上の時計に同期するようにする。このようにして使
用された記録媒体36を携帯情報機器31に戻して取り
付けると、記録媒体36の時計と携帯情報機器31の間
で時計にずれを生じるが、これに対しては、第1の実施
形態で説明した方法により、記録媒体36のRTC37
の時刻情報が、携帯情報機器31のRTC33に設定さ
れて使用される。
【0032】
【発明の効果】本発明の実施により、取り外し可能な記
録媒体に記録されたデータに付随する時刻情報の基にな
っている時計が、記録媒体上で動作しつづけるため、記
録媒体を取り付けた記録装置の計時が正しくできなくな
った場合でも、記録媒体上の時計を読み出すことでホス
トコンピュータなど他の装置の助けを借りることなく、
記録装置の時刻を正しく設定できる。また、記録媒体を
記録装置から読み出し装置に移して使用する場合におい
て、記録装置と読み出し装置の時計にずれがある場合に
も、記録媒体自体がそこに記録された時刻情報の基にな
る時計を持っているため、記録装置と読み出し装置の間
で通信を行わなくても、読み出し装置側だけで記録媒体
の時計を読み出して時計のずれの修正を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着脱可能な記録媒体の構成例を示す。
【図2】本発明の着脱可能な記録媒体をディジタルスチ
ルカメラに取り付けて使用する場合の構成例を示す。
【図3】本発明の着脱可能な記録媒体を、携帯情報機器
とコンピュータのデータの交換に使用する場合の構成例
を示す。
【符号の説明】
11 本発明の着脱可能な記録媒体 12 不揮発性メモリ 13 インタフェース回路 14 RTC(Real Time Clock)回路 15 RTC用バッテリ 16 記録装置側コネクタ 21 ディジタルスチルカメラ(画像データ記録装置) 22 撮像回路 23 システムコントローラ 24 カメラ側RTC(Real Time Cloc
k)回路 25 RTC回路24に電源を供給するバッテリ 26 記録媒体取り付け用カードインタフェース回路 27 本発明の着脱可能な記録媒体 28 記録媒体側RTC(Real Time Clo
ck)回路 31 携帯情報機器 32 システムコントローラ 33 携帯情報機器側RTC(Real Time C
lock)回路 34 RTC回路33に電源を供給するバッテリ 35 記録媒体取り付け用カードインタフェース回路 36 本発明の着脱可能な記録媒体 37 記録媒体側RTC(Real Time Clo
ck)回路 38 コンピュータ 39 CPU 40 メモリ 41 記録媒体取り付け用カードインタフェース回路 42 コンピュータ側RTC(Real Time C
lock)回路 43 磁気記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 G06K 19/00 N // G06F 1/14 G06F 1/04 351A Fターム(参考) 2F002 AA05 AD06 AD07 AD08 AE02 AE03 BB02 BB03 DA00 GA08 GA09 5B035 BB09 BC00 CA29 5C022 AA13 AC42 AC69 AC73 5C052 AA03 AA17 CC03 DD02 EE08 GA02 GA06 GA09 GC06 GD02 GD05 GD10 GE06 GE08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱可能な記録媒体で、時刻をカウント
    する時計回路と、時計回路に電源を供給するバッテリ
    と、時計回路の現在時刻の読み出し機能、および設定機
    能を備えたインタフェース回路をもつことを特徴とする
    記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1の記録媒体で、記録の手段とし
    て、不揮発性メモリを使用することを特徴とする記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 請求項1の記録媒体で、記録の手段とし
    て、磁気ディスクを使用することを特徴とする記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1の記録媒体で、記録の手段とし
    て、光磁気ディスクを使用することを特徴とする記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 請求項1の記録媒体で、記録の手段とし
    て、バッテリでバックアップされた揮発性メモリを使用
    することを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1の記録媒体で、インタフェース
    回路経由で時刻の読み出しが行われた際に、時計回路の
    設定が一度も行われていなければ、それを示す値を返す
    ことを特徴とする記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1の記録媒体で、インタフェース
    回路経由で時刻の読み出しが行われた際に、時計回路に
    電源を供給するバッテリが消耗していれば、バッテリが
    消耗して正常な計時ができないことを示す値を返すこと
    を特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1の記録媒体を取り付け可能な記
    録装置で、記録媒体上の時計回路の時刻の読み出し、お
    よび設定ができることを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の記録装置で、記録媒体上の時
    計回路の時刻を読み出し、読み出した時刻を記録装置の
    もつ時計回路に設定できることを特徴とする記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項1の記録媒体を取り付け可能な
    読み出し装置で、記録媒体上の時計回路の時刻の読み出
    しができることを特徴とする読み出し装置。
  11. 【請求項11】 請求項10の読み出し装置で、記録媒
    体上の時計回路の時刻を読み出し、読み出した時刻を読
    み出し装置のもつ時計回路に設定できることを特徴とす
    る読み出し装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の読み出し装置で、記録媒
    体上の時計回路の時刻を読み出し、読み出した時刻と読
    み出し装置のもつ時計回路の時刻の差分を計算して、そ
    の差分値分だけ、読み出し装置内に既に存在していたデ
    ータの時刻情報を修正できることを特徴とする読み出し
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項10の読み出し装置で、記録媒
    体上の時計回路の時刻を読み出し、読み出した時刻と読
    み出し装置のもつ時計回路の時刻の差分を計算して、以
    後、記録媒体上のデータに付随して記録された時刻情報
    にアクセスした際は、その時刻の差分値分だけ補正して
    使用することを特徴とする読み出し装置。
  14. 【請求項14】 請求項1の記録媒体を取り付け可能な
    読み出し装置で、記録媒体上の時計回路の時刻の読み出
    し、および設定ができ、読み出し装置のもつ時計回路を
    読み出して得られた時刻を、記録媒体上の時計回路に設
    定できることを特徴とする読み出し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007221506A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Sanyo Electric Co Ltd 画像管理装置及び画像管理方法
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