JP2003165478A - タンデムトレーラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は大人用と子供用、２台の自転車に
接続機を装着する事によって、安全かつ簡単に二人乗り
用自転車（タンデム車）、または一台の自転車と接続機
を装着する事によってトレーラーとして使用できる装置
に関するものである。 【解決手段】 アルミニュウム材で作られた（６）前ア
ームと（７）後アームの間に（１１）角度調整付ジョイ
ントを入れ接続し、（２）角度調整用ネジと（３）ジョ
イント止めネジで固定する。次に接続する自転車にそれ
ぞれあらかじめ装着された可動ジョイントピン４箇所に
（１）ブラケットを装着し、（９）脱落防止ピンを挿し
込み、（１３）ゴム輪をとめてロックする。そして前後
自転車のタイヤ径の差を補正する為、（４）止めピンと
（２）角度調整用ネジによって（７）後アームを地面に
対して平行になるように調整し、使用する。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明に属する技術分野】この発明は大人用の自転車と
子供用の車輪の大きさが異なった、２台の自転車をつな
げて簡単にタンデム車にすることが出来、しかも付属品
を装着する事によって、荷物をたくさん運べるトレーラ
ーにもすることが出来る装置に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来からあるタンデム車は前の運転者に
かなり上級の運転技術が必要だった。またタンデム自転
車自体、大きくて邪魔な上、小さい子供は後ろに乗るこ
とも出来ないし、走るところも限られている為、普通の
自転車の他にもう一台タンデム車をと思っても、使用頻
度や目的、日本の住宅事情や道路事情を考えると、あま
りにも現実的ではなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
こうした使用者の強い要望にこたえる為に、どのような
サイズの自転車にも安全で使いやすく、日本の諸事情に
対応した、エコロジカルな物として発明されたのであ
る。 【０００４】 【課題を解決する為の手段】今、その構成を説明すると （イ） アルミニュウムで作られた、コの字型の（６）
前アームと（７）後アームを設ける。 （ロ） （６）前アームと（７）後アームの間に（１
１）角度調整付ジョイントを設け、 （ハ） （７）前アームと（１１）角度調整付ジョイン
トを（２）角度調整用ネジと（４）止めピンによって固
定する。また（１１）角度調整付ジョイントと（７）後
アームを（３）ジョイント止めネジによって接続する。
またこの部分は左右に可動する為に、ベアリングが内蔵
されている。 （ニ） （６）前アームと（７）後アーム、それぞれの
先端に（１）ブラケットを設ける。 （ホ） （１）ブラケットに（１０）フックと（９）脱
落防止ピン用の穴を設ける。 （ヘ） （７）後アーム上面に（５）ネジ穴を設け、
（８）補助輪収納箱を固定する。 （ト） （１２）可動ジョイントピンを、使用する前自
転車の後輪軸、後自転車の前輪軸、補助輪軸の左右に装
着する。 （チ） 使用する前自転車の後輪軸に装着された（１
２）可動ジョイントピン部分に（６）前アームの（１）
ブラケットを、また後自転車の前輪に装着された（１
２）可能ジョイントピン部分にそれぞれ装着する。 以上のように装着する。 【０００５】 【発明の実施の形態】次に本発明の形態を述べると、 【図５】のように、このタンデムトレーラーを、前の自
転車の後輪軸、後の自転車の前輪軸にあらかじめに取り
付けられた（１２）可動ジョイントピンに装着し、 【図２】のように（９）脱落防止ピンを挿しこみ、その
上（１３）ゴム輪を（１０）フックにかけ、さらにタン
デムトレーラーの後アームが地面に対して平行になるよ
うに角度調整器のピンを適当な位置で合わせて挿しこ
み、（ピン穴にはそれぞれ２，４，６，８、１０、１
２、１４、の番号が打刻されており、前の自転車と後の
自転車の車輪の大きさの差。例えば前が２６インチ、後
が２０インチであれば６番。前が２６インチで後が１８
インチであれば１２番といったように。）ネジを締め、
固定して使用する。また、トレーラーとして使用すると
きは 【図４】のように、前側はそのままの状態で、後側の
（１）ブラケットに（１４）補助輪を装着し、前者同様
（７）後アームを地面に平行になるように調整して使用
する。 【０００６】 【発明の効果】したがって、今までのタンデム車のよう
に難しい運転技術は必要でないし、現在使用している自
転車を利用するので、スペースもとりません。また角度
調整器のおかげで、前後の自転車を選ばず装着出来るだ
けでなく、このシステムのおかげで、前後の自転車がス
ピードに合わせて自然に同じ角度で傾く為、恐怖感もな
く、一人で乗っている時のようなフィーリングで違和感
がまったくありません。したがってこれから補助輪をは
ずして乗る練習をする子供の練習機にもなります。必要
に応じて取り外しが出来るので、行きは子供と別々に走
り、発明品はトレーラーとして走り、帰りは子供が疲れ
ているので発明品を装着してタンデムとして走ることが
出来ます。こうする事によって子供は自分のペースでこ
げば良いし、かってに何処かに行ったり、離れてしまう
事がないので安全に帰る事が出来ます。また走っていて
も距離が近いので、話しながら走り、親子のコミュニケ
ーションをとることも出来ます。またタンデムとして使
用しなくなっても 【図４】のように大型荷物収納箱を付けかえる事によっ
てたくさんの荷物を運ぶことが出来、買い物、釣りなど
その用途は多くなり、ますます利用価値が出ます。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の斜視図 【図２】本発明、（１）ブラケット部分の拡大図 【図３】本発明の側面図 【図４】本発明をトレーラーとして使用した場合の使用
側面図 【図５】本発明をタンデムとして使用した場合の使用側
面図 【符号の説明】 １はブラケット ２は角度調整用ネジ ３はジョイント止めネジ ４は止めピン ５はネジ穴 ６は前アーム ７は後アーム ８は補助輪収納箱 ９は脱落防止ピン １０はフック １１は角度調整付ジョイント １２は可動ジョイントピン １３はゴム輪 １４は補助輪 １５は大型荷物収納箱

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】（イ） アルミニュウムで作られた、コの
   字型の（６）前アームと（７）後アームを設ける。 （ロ） （６）前アームと（７）後アームの間に（１
   １）角度調整器付ジョイントを設け、（７）前アームと
   （１１）角度調整付ジョイントを（２）角度調整用ネジ
   と（４）止めピンによって固定する。また（１１）角度
   調整付ジョイントと（７）後アームを（３）ジョイント
   止めネジによって接続する。またこの部分は左右に可動
   する為に、ベアリングが内蔵されている。 （ハ） （６）前アームと（７）後アーム、それぞれの
   先端に（１）ブラケットを設ける。 （ニ） （１）ブラケットに（１０）フックと（９）脱
   落防止ピン用の穴を設ける。 （ホ） （７）後アーム上面に（５）ネジ穴を設け、
   （８）補助輪収納箱を固定する。 （ヘ） （１２）可動ジョイントピンを、使用する前自
   転車の後輪軸、後自転車の前輪軸、補助輪軸の左右に装
   着する。 （ト） 使用する前自転車の後輪軸に装着された（１
   ２）可動ジョイントピン部分に（６）前アームの（１）
   ブラケットを、また後自転車の前輪に装着された（１
   ２）可能ジョイントピン部分にそれぞれ装着する。