JP2003165100A - らせん構造体およびその製造方法ならびに機能材料およびその製造方法ならびに磁気感応素子およびその製造方法ならびに一次元伝導体およびその製造方法ならびに電子装置およびその製造方法 - Google Patents

らせん構造体およびその製造方法ならびに機能材料およびその製造方法ならびに磁気感応素子およびその製造方法ならびに一次元伝導体およびその製造方法ならびに電子装置およびその製造方法

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JP2003165100A
JP2003165100A JP2001366758A JP2001366758A JP2003165100A JP 2003165100 A JP2003165100 A JP 2003165100A JP 2001366758 A JP2001366758 A JP 2001366758A JP 2001366758 A JP2001366758 A JP 2001366758A JP 2003165100 A JP2003165100 A JP 2003165100A
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spiral
manufacturing
helix
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Ryuichi Ugajin
隆一 宇賀神
Hiroki Watabe
祐己 渡部
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い応答性で磁場に感応する一次元伝導体を
得ることができるらせん構造体、これを用いた機能材
料、磁気感応素子、一次元伝導体および電子装置を実現
する。 【解決手段】 らせんをなす構造を、らせん軸と交差す
る面における二次元伝導性を有する二次元要素により形
成してらせん構造体を構成する。このらせん構造体は好
適には炭素骨格、特にグラファイトの炭素原子による六
員環構造により形成する。このらせん構造体を用いて磁
気感応素子を構成する。磁場はらせん構造体のらせんに
沿った伝導により検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、らせん構造体お
よびその製造方法ならびに機能材料およびその製造方法
ならびに磁気感応素子およびその製造方法ならびに一次
元伝導体およびその製造方法ならびに電子装置およびそ
の製造方法に関し、特に、新規な原理に基づく高機能材
料およびその応用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコンに代表される半導体は、電子デ
バイスに欠かせない材料として、現代文明を支えてい
る。半導体素子の設計は、まず、バルクの半導体物性が
あり、その物性を壊さない領域においてデバイスを動作
させることから応用が始まった。しかし昨今では、FE
Tのゲート長はナノメートルのオーダーに接近してきて
おり、バルクの半導体物性には顔を見せなかった効果、
すなわちいわゆるメソスコピック(mesoscopic)効果が
注目を浴びてから既に15年程度が過ぎている。このメ
ソスコピック効果は、従来のデバイス動作を悪化させる
ものではあったが、その一方で、このような小さな領域
で発現する現象を積極的に利用した新しい原理に基づく
デバイスが活発に研究されてきた。これが、メソスコピ
ック・エレクトロニクスからナノ・エレクトロニクスへ
の道である((1)Transport Phenomenain Mesoscopic Sy
stems,edited by H.Fukuyama and T.Ando(Springer,Ber
lin Heidelberg,1992) 。
【0003】一方、分子エレクトロニクスと呼ばれる領
域がある((2)Molecular Electronics:Science and Tec
hnology,edited by A.Aviram and M.Ratner(New York A
cad.Sci.,New York,1998)。これは、半導体の延長線上
ではなく、分子を機能素子の要素と考えて発展してきた
領域である。小さな単分子を重合してバルクの導電性ポ
リマーを合成する技術は実用レベルにあり、各方面から
の商品化が検討されている。バルクではなく、ナノメー
トルレベルの分子を素子として考える研究が、上述の半
導体からのナノ・エレクトロニクスと接点を持ち始めて
いるのがこの数年であり、21世紀のナノ・テクノロジ
ーを支える候補として盛んに研究されている。
【0004】このようなナノ分子として、有機分子の多
様性に期待がかけられているが、現実的にも扱いやす
く、研究が進んでいるものとして、フラーレン、ナノチ
ューブといった炭素骨格の構造を持つナノ材料がある。
このようなナノ材料は、それ自身として機能性を発揮す
るであろうことが期待されているほか、有機的な分子修
飾により、豊富な機能を発揮するであろうと考えられて
いる。
【0005】このナノ材料のうちナノチューブは、半導
体量子細線のように一次元伝導体であり、電子移動度が
大きいことから、電子材料として期待されている((3)
R.Saito,F.Fujita,G.Dresselhaus,and M.S.Dresselhau
s,Appl.Phys.Lett.60,2204(1992) (4)M.Fujita,R.Sait
o,G.Dresselhaus,and M.S.Dresselhaus,Phys.Rev.B 45,
13834(1992) (5)R.Tamura and M.Tsukada,Phys.Rev.B 4
9,7697(1994))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ナノチ
ューブは、その一次元の性質から、磁場に対する応答性
は乏しく、磁気センサー等への応用が難しいと考えられ
てきた。
【0007】従って、この発明が解決しようとする課題
は、高い応答性で磁場に感応することができる一次元伝
導体を実現することが可能ならせん構造体、このらせん
構造体を用いた機能材料、このらせん構造体を用いた磁
気感応素子、このらせん構造体を用いた一次元伝導体お
よびこのらせん構造体を用いた電子装置ならびにそれら
の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の第1の発明は、らせんをなす構造が、ら
せん軸と交差する面における二次元伝導性を有する二次
元要素からなることを特徴とするらせん構造体である。
【0009】この発明の第2の発明は、らせんをなす構
造が、らせん軸と交差する面における二次元伝導性を有
する二次元要素からなるらせん構造体の製造方法であっ
て、グラファイト基板の表層を部分的に除去してこの除
去部に炭素原子のダングリングボンドを露出させ、この
ダングリングボンドを起点として炭素を成長させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0010】この発明の第3の発明は、らせんをなす構
造が、らせん軸と交差する面における二次元伝導性を有
する二次元要素からなるらせん構造体を少なくとも一部
に含むことを特徴とする機能材料である。
【0011】この発明の第4の発明は、らせんをなす構
造が、らせん軸と交差する面における二次元伝導性を有
する二次元要素からなるらせん構造体を少なくとも一部
に含む機能材料の製造方法であって、らせん構造体を形
成するに際し、グラファイト基板の表層を部分的に除去
してこの除去部に炭素原子のダングリングボンドを露出
させ、このダングリングボンドを起点として炭素を成長
させるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】この発明の第5の発明は、らせんをなす構
造が、らせん軸と交差する面における二次元伝導性を有
する二次元要素からなるらせん構造体を用いたことを特
徴とする磁気感応素子である。
【0013】この発明の第6の発明は、らせんをなす構
造が、らせん軸と交差する面における二次元伝導性を有
する二次元要素からなるらせん構造体を用いた磁気感応
素子の製造方法であって、らせん構造体を形成するに際
し、グラファイト基板の表層を部分的に除去してこの除
去部に炭素原子のダングリングボンドを露出させ、この
ダングリングボンドを起点として炭素を成長させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0014】この発明の第7の発明は、らせんをなす構
造が、らせん軸と交差する面における二次元伝導性を有
する二次元要素からなるらせん構造体からなることを特
徴とする一次元伝導体である。
【0015】この発明の第8の発明は、らせんをなす構
造が、らせん軸と交差する面における二次元伝導性を有
する二次元要素からなるらせん構造体を用いた一次元伝
導体の製造方法であって、らせん構造体を形成するに際
し、グラファイト基板の表層を部分的に除去してこの除
去部に炭素原子のダングリングボンドを露出させ、この
ダングリングボンドを起点として炭素を成長させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0016】この発明の第9の発明は、らせんをなす構
造が、らせん軸と交差する面における二次元伝導性を有
する二次元要素からなるらせん構造体を用いたことを特
徴とする電子装置である。
【0017】この発明の第10の発明は、らせんをなす
構造が、らせん軸と交差する面における二次元伝導性を
有する二次元要素からなるらせん構造体を用いた電子装
置の製造方法であって、らせん構造体を形成するに際
し、グラファイト基板の表層を部分的に除去してこの除
去部に炭素原子のダングリングボンドを露出させ、この
ダングリングボンドを起点として炭素を成長させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0018】この発明において、らせん構造体は、最も
好適には、炭素骨格を有するものであり、具体的には、
らせん構造体を構成する二次元要素は例えばグラファイ
トの炭素原子による六員環構造により形成される。らせ
ん構造体は、それを構成する二次元要素におけるサイト
の結合性が同じであれば、炭素骨格を有するものでなく
てもよい。すなわち、らせん構造体を構成する二次元要
素は、例えば、任意の原子が六角格子状に配置したも
の、分子が六角格子状に配置したもの、量子ドットが六
角格子状に配置したものなどであってもよい。また、ら
せん構造体は、単一のらせんからなるもののほか、互い
に分離した、典型的には電気的に互いに絶縁された状態
にある複数のらせんからなるものであってもよい。例え
ば、互いに分離した、典型的には電気的に互いに絶縁さ
れた状態にある二本のらせんからなるもの、すなわち二
重らせんからなるものであってもよい。この二重らせん
からなるらせん構造体は、その二本のらせんのそれぞれ
に互いに独立に電気的コンタクトを形成することによ
り、キャパシタとして機能させることができる。
【0019】磁気感応素子においては、らせん構造体の
らせんに沿った伝導により磁場を検出し、あるいは、ら
せん構造体の金属−絶縁体転移により磁場を検出する。
一次元伝導体においては、らせん構造体を構成する二次
元要素を貫く磁場により、らせん構造体のらせんに沿っ
た伝導性が変調され、あるいは、らせん構造体の金属−
絶縁体転移が制御される。
【0020】上述のように構成されたこの発明によれ
ば、らせんをなす構造が、らせん軸と交差する面におけ
る二次元伝導性を有する二次元要素からなるらせん構造
体は、そのらせん軸方向(伝導方向)の磁場成分に対
し、そのらせんに沿った伝導性が敏感に応答する。ある
いは、磁場により、らせん構造体における金属−絶縁体
転移を誘起することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて説明する。この一実施形態においては、グラファイ
ト構造の基礎であるハニカム(honeycomb)格子を基礎と
した、らせん構造体について説明する。
【0022】グラファイトの電子状態と伝導 グラファイトは炭素のsp2 混成軌道により、平面上に
六角格子をなしてできており(図1)、π電子系によっ
て面内の電子伝導が可能である。この面内電子状態はギ
ャップレスの半導体であり、その伝導は金属伝導とは異
なるが、有限温度においては十分な伝導度が得られる。
【0023】グラファイトは、図1に示す炭素原子から
なる二次元面が層をなすことで構成されている。グラフ
ァイト面同士の結合はファン・デル・ワールス力による
分子結合であって、面間結合は弱く、はがれやすい。そ
して、層間の電子伝導性は乏しい。
【0024】磁場下の有限グラファイト層 図2に24個の炭素原子からなるグラファイトのネット
ワークを模式的に描いた。図中の数字は、各炭素原子に
付けた番号である。この図2に示すグラファイトは、互
いに結合した二つの六角形により一辺が形成されて、大
きな六角形が形成されているので、L=2の構造と呼ぶ
ことにする。今、j番目のサイトに電子を生成する演算
子を
【数1】 と書くことにする。この構造に閉じ込められた電子(ス
ピンは省く)のハミルトニアンを
【数2】 で定義する。図2中、線分で結んであるサイト間では電
子のホッピングが可能であり、トランスファーti,j
0であるが、それ以外ではti,j =0となっている。
【0025】さて、この構造を貫く磁場を想定する。こ
の磁場を上記電子系に導入するためには、次のようにし
てti,j に位相因子を持たせることが必要になる。ま
ず、図2に示す構造における24個の炭素原子の位置を
【数3】 と書くことにする。磁場を記述するベクトルポテンシャ
ルとして
【数4】 を採用することができ(ただし、aは定数)、
【数5】 により、位相を持ったトランスファーが得られる。ただ
し、hはプランク定数である。(2)式でB=1の時、
単位の六角形を貫く磁束が単位磁束(h/e)となるよ
うなaの値を採用する。つまり、六角形の一辺をlとし
た時に、六角形の面積が3・31/2 2 /2となること
から、
【数6】 を採用すればよいことが分かる。磁場強度に比例するB
の関数として、
【数7】 のエネルギー固有値を数値的に求めた。その結果を図3
に示す。図3より、電子状態は、磁場によって著しく変
調されていることが分かる。
【0026】炭素骨格らせん構造体とその磁場下の電子
状態 図2に示すL=2構造の層を複数(Q個)接合すること
により、炭素骨格のらせん構造体を形成する。3層用い
てらせん構造体を形成する例を図4に示す。図4に示す
ように、この例においては、各層の一部(第1層では線
分1−19、7−37の部分、第2層では線分7−3
7、13−55の部分、第3層では線分15−55、1
−19の部分)を切り、その部分で層間が連結するよう
に接続することで、炭素シート(カーボンシート)を用
いたらせん構造体が構成される。
【0027】図5に、2層の連結によって構成された炭
素骨格らせん構造体(L,Q)=(2,2)の電子状態
を示す。図6に、4層の連結によって構成された炭素骨
格らせん構造体(L,Q)=(2,4)の電子状態を示
す。図7に、8層の連結によって構成された炭素骨格ら
せん構造体(L,Q)=(2,8)の電子状態を示す。
図8に、16層の連結によって構成された炭素骨格らせ
ん構造体(L,Q)=(2,16)の電子状態を示す。
図5〜図8より、全体の形状は図3と類似しているが、
Qの増加に伴って、層間の伝導を保証する連続的なエネ
ルギー準位が形成されてくるのが分かる。純粋な炭素の
場合には、ハーフフィルドの電子密度であるから、縦軸
のエネルギーのゼロがフェルミ・エネルギーである。
【0028】一般的にフェルミ・エネルギー上での状態
が存在すれば金属伝導が期待され、逆に状態が存在しな
ければ絶縁的として振る舞うであろうことが予想され
る。さて、例えば図8より、B<0.15程度の領域で
は絶縁体であり、0.15<B<0.85程度の領域で
は金属、そして0.85<B<1程度の領域では絶縁体
として振る舞うことを読み取ることができる。従って、
Bの変化によって、らせん構造体における金属−絶縁体
転移を制御することができることが分かる。
【0029】らせん構造体を実際にグラファイトの炭素
骨格で構成する場合、各層間にはπ電子が存在している
ので、層間の距離はほぼ決まっている。これを加味して
モデルを構成すると、図9に示すように、一辺が3個の
六角形によるハニカム格子からなる環状構造(L=3)
を要素としてらせんを構成することができる。(L,
Q)=(3,1)構造における磁場下の電子状態を図1
0に示す。また、(L,Q)=(3,8)構造における
磁場下の電子状態を図11に示す。
【0030】また、上述の炭素骨格らせん構造体を、二
重になるように構成することもできる。すなわち、例え
ば、図12に示すように、一辺が4個の六角形によるハ
ニカム格子からなる環状構造(L=4)を要素として、
二重らせんを構成することができる。このような二重ら
せん構造では、らせん対間の電子伝導は難しい。従っ
て、二重らせんにそれぞれ独立に電気的コンタクトを形
成することによって、ナノ・オーダーのキャパシタとし
て機能するように設計することができる。(L,Q)=
(4,1)構造における磁場下の電子状態を図13に示
す。また、(L,Q)=(4,8)構造における磁場下
の電子状態を図14に示す。一辺が5個の六角形による
ハニカム格子からなる環状構造(L=5)を図15に示
す。(L,Q)=(5,1)構造における磁場下の電子
状態を図16に示す。また、(L,Q)=(5,8)構
造における磁場下の電子状態を図17に示す。
【0031】上で議論してきた電子状態はサイトの結合
性にのみ依存しているのであって、論じてきた物性を発
現させるために、らせん構造体が炭素により構成されて
いなければならない必要はない。従って、例えば、Ga
As量子ドットを六角格子状に配置し、この六角格子状
に配置されたGaAs量子ドットにより構成されたらせ
ん構造を障壁層としてのAlGaAsで埋め込むことに
よって、らせん構造体を実現することもできる。
【0032】らせん構造体は実用上は炭素骨格で実現す
ることが望ましく、その方法としては、例えば、ナノチ
ューブによるらせん構造の合成に使用されている方法
(例えば、(6)S.Motojima and Q.Chen,J.Appl.Phys.85,
3919(1999) (7)V.Ivanov et al.Chem.Phys.Lett.223,32
9(1994) (8)M.Zhang,Y.Nakayama,and L.Pan,Jpn.J.App
l.Phys.39,L1242(2000))と同様な方法を用いることが
できる。
【0033】具体的には、この炭素骨格らせん構造体は
例えば次のようにして形成する。まず、図18に示すよ
うに、グラファイト基板1を用意する。次に、図19に
示すように、例えば走査型トンネル顕微鏡(STM)に
おいて探針(プローブ)2をグラファイト基板1の表層
の炭素シート3に接触させた状態で両者を相対的に移動
させることにより、図20に示すように、炭素シート3
の一部に傷4を導入することができる。そこで、このよ
うな手法により、図21に示すように、炭素シート3の
一部を破断する。次に、図22に示すように、この破断
部5が部分的に覆われるように例えばAu膜からなるマ
スク6を真空蒸着などにより形成する。このマスク6で
覆われていない部分の破断部5の端面には、炭素原子の
ダングリングボンド(図示せず)が露出している。この
ようにダングリングボンドが露出した部分は化学的な活
性が高く、反応性が高い。
【0034】そこで、このグラファイト基板1をCVD
装置に導入し、所定の触媒を添加しつつ、炭素原料を用
いてCVD成長を行う(上記文献(6)(7)(8))と、図23
に示すように、マスク6で覆われていない部分の破断部
5の端面に露出した炭素のダングリングボンドを起点と
して炭素が成長する。このようにして炭素を十分に成長
させた後、不要部分を処理することにより、目的とする
炭素骨格らせん構造体が得られる。
【0035】所定形状のらせん構造体を得るためには、
例えば、図24に示すように、グラファイト基板1上に
あらかじめ、らせん構造体を含む大きさの筒状空間を囲
むパターン、例えばレジストパターン7をリソグラフィ
ーにより形成しておき、この筒状空間の内部のみで上記
の炭素成長が行われるようにすることができる。
【0036】以上、この発明の一実施形態につき具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、らせん構造体において、らせんをなす構造が、らせ
ん軸と交差する面における二次元伝導性を有する二次元
要素からなることにより、高い応答性で磁場に感応する
ことができる一次元伝導体を実現することができる。そ
して、このらせん構造体を用いることにより、高性能の
磁気感応素子や電子装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グラファイトのハニカム格子を示す略線図であ
る。
【図2】24個の炭素原子からなるネットワークを示す
略線図である。
【図3】図2に示す炭素骨格らせん構造体のエネルギー
準位の磁場依存性を計算した結果を示す略線図である。
【図4】この発明の一実施形態による炭素骨格らせん構
造体を説明するための略線図である。
【図5】(L,Q)=(2,2)の炭素骨格らせん構造
体のエネルギー準位の磁場依存性を計算した結果を示す
略線図である。
【図6】(L,Q)=(2,4)の炭素骨格らせん構造
体のエネルギー準位の磁場依存性を計算した結果を示す
略線図である。
【図7】(L,Q)=(2,8)の炭素骨格らせん構造
体のエネルギー準位の磁場依存性を計算した結果を示す
略線図である。
【図8】(L,Q)=(2,16)の炭素骨格らせん構
造体のエネルギー準位の磁場依存性を計算した結果を示
す略線図である。
【図9】L=3のハニカム格子からなる環状構造を示す
略線図である。
【図10】(L,Q)=(3,1)の炭素骨格らせん構
造体のエネルギー準位の磁場依存性を計算した結果を示
す略線図である。
【図11】(L,Q)=(3,8)の炭素骨格らせん構
造体のエネルギー準位の磁場依存性を計算した結果を示
す略線図である。
【図12】L=4のハニカム格子からなる環状構造を示
す略線図である。
【図13】(L,Q)=(4,1)の炭素骨格らせん構
造体のエネルギー準位の磁場依存性を計算した結果を示
す略線図である。
【図14】(L,Q)=(4,8)の炭素骨格らせん構
造体のエネルギー準位の磁場依存性を計算した結果を示
す略線図である。
【図15】L=5のハニカム格子からなる環状構造を示
す略線図である。
【図16】(L,Q)=(5,1)の炭素骨格らせん構
造体のエネルギー準位の磁場依存性を計算した結果を示
す略線図である。
【図17】(L,Q)=(5,8)の炭素骨格らせん構
造体のエネルギー準位の磁場依存性を計算した結果を示
す略線図である。
【図18】この発明の一実施形態による炭素骨格らせん
構造体の製造方法を説明するための略線図である。
【図19】この発明の一実施形態による炭素骨格らせん
構造体の製造方法を説明するための略線図である。
【図20】この発明の一実施形態による炭素骨格らせん
構造体の製造方法を説明するための略線図である。
【図21】この発明の一実施形態による炭素骨格らせん
構造体の製造方法を説明するための略線図である。
【図22】この発明の一実施形態による炭素骨格らせん
構造体の製造方法を説明するための略線図である。
【図23】この発明の一実施形態による炭素骨格らせん
構造体の製造方法を説明するための略線図である。
【図24】この発明の一実施形態による炭素骨格らせん
構造体の製造方法を説明するための略線図である。
【符号の説明】
1・・・グラファイト基板、2・・・探針、3・・・炭
素シート、5・・・破断部、6・・・マスク、7・・・
レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 らせん構造体およびその製造方法ならびに機能材料およびその製造方法ならびに磁気感応素子お よびその製造方法ならびに一次元伝導体およびその製造方法ならびに電子装置およびその製造方 法

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 らせんをなす構造が、らせん軸と交差す
    る面における二次元伝導性を有する二次元要素からなる
    ことを特徴とするらせん構造体。
  2. 【請求項2】 炭素骨格を有することを特徴とする請求
    項1記載のらせん構造体。
  3. 【請求項3】 上記二次元要素は原子が六角格子状に配
    置したものであることを特徴とする請求項1記載のらせ
    ん構造体。
  4. 【請求項4】 上記二次元要素はグラファイトの炭素原
    子による六員環構造により形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のらせん構造体。
  5. 【請求項5】 上記二次元要素は分子が六角格子状に配
    置したものであることを特徴とする請求項1記載のらせ
    ん構造体。
  6. 【請求項6】 上記二次元要素は量子ドットが六角格子
    状に配置したものであることを特徴とする請求項1記載
    のらせん構造体。
  7. 【請求項7】 互いに分離した複数のらせんからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のらせん構造体。
  8. 【請求項8】 互いに分離した二本のらせんからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のらせん構造体。
  9. 【請求項9】 上記二本のらせんにそれぞれ電気的コン
    タクトが形成されていることを特徴とする請求項8記載
    のらせん構造体。
  10. 【請求項10】 らせんをなす構造が、らせん軸と交差
    する面における二次元伝導性を有する二次元要素からな
    るらせん構造体の製造方法であって、グラファイト基板
    の表層を部分的に除去してこの除去部に炭素原子のダン
    グリングボンドを露出させ、このダングリングボンドを
    起点として炭素を成長させるようにしたことを特徴とす
    るらせん構造体の製造方法。
  11. 【請求項11】 らせんをなす構造が、らせん軸と交差
    する面における二次元伝導性を有する二次元要素からな
    るらせん構造体を少なくとも一部に含むことを特徴とす
    る機能材料。
  12. 【請求項12】 上記らせん構造体は炭素骨格を有する
    ことを特徴とする請求項11記載の機能材料。
  13. 【請求項13】 上記二次元要素は原子が六角格子状に
    配置したものであることを特徴とする請求項11記載の
    機能材料。
  14. 【請求項14】 上記二次元要素はグラファイトの炭素
    原子による六員環構造により形成されていることを特徴
    とする請求項11記載の機能材料。
  15. 【請求項15】 上記二次元要素は分子が六角格子状に
    配置したものであることを特徴とする請求項11記載の
    機能材料。
  16. 【請求項16】 上記二次元要素は量子ドットが六角格
    子状に配置したものであることを特徴とする請求項11
    記載の機能材料。
  17. 【請求項17】 上記らせん構造体は互いに分離した複
    数のらせんからなることを特徴とする請求項11記載の
    機能材料。
  18. 【請求項18】 上記らせん構造体は互いに分離した二
    本のらせんからなることを特徴とする請求項11記載の
    機能材料。
  19. 【請求項19】 上記二本のらせんにそれぞれ電気的コ
    ンタクトが形成されていることを特徴とする請求項18
    記載の機能材料。
  20. 【請求項20】 らせんをなす構造が、らせん軸と交差
    する面における二次元伝導性を有する二次元要素からな
    るらせん構造体を少なくとも一部に含む機能材料の製造
    方法であって、上記らせん構造体を形成するに際し、グ
    ラファイト基板の表層を部分的に除去してこの除去部に
    炭素原子のダングリングボンドを露出させ、このダング
    リングボンドを起点として炭素を成長させるようにした
    ことを特徴とする機能材料の製造方法。
  21. 【請求項21】 らせんをなす構造が、らせん軸と交差
    する面における二次元伝導性を有する二次元要素からな
    るらせん構造体を用いたことを特徴とする磁気感応素
    子。
  22. 【請求項22】 上記らせん構造体は炭素骨格を有する
    ことを特徴とする請求項21記載の磁気感応素子。
  23. 【請求項23】 上記二次元要素は原子が六角格子状に
    配置したものであることを特徴とする請求項21記載の
    磁気感応素子。
  24. 【請求項24】 上記二次元要素はグラファイトの炭素
    原子による六員環構造により形成されていることを特徴
    とする請求項21記載の磁気感応素子。
  25. 【請求項25】 上記二次元要素は分子が六角格子状に
    配置したものであることを特徴とする請求項21記載の
    磁気感応素子。
  26. 【請求項26】 上記二次元要素は量子ドットが六角格
    子状に配置したものであることを特徴とする請求項21
    記載の磁気感応素子。
  27. 【請求項27】 上記らせん構造体は互いに分離した複
    数のらせんからなることを特徴とする請求項21記載の
    磁気感応素子。
  28. 【請求項28】 上記らせん構造体は互いに分離した二
    本のらせんからなることを特徴とする請求項21記載の
    磁気感応素子。
  29. 【請求項29】 上記二本のらせんにそれぞれ電気的コ
    ンタクトが形成されていることを特徴とする請求項28
    記載の磁気感応素子。
  30. 【請求項30】 上記らせん構造体のらせんに沿った伝
    導により磁場を検出するようにしたことを特徴とする請
    求項21記載の磁気感応素子。
  31. 【請求項31】 上記らせん構造体の金属−絶縁体転移
    により磁場を検出するようにしたことを特徴とする請求
    項21記載の磁気感応素子。
  32. 【請求項32】 らせんをなす構造が、らせん軸と交差
    する面における二次元伝導性を有する二次元要素からな
    るらせん構造体を用いた磁気感応素子の製造方法であっ
    て、 上記らせん構造体を形成するに際し、グラファイト基板
    の表層を部分的に除去してこの除去部に炭素原子のダン
    グリングボンドを露出させ、このダングリングボンドを
    起点として炭素を成長させるようにしたことを特徴とす
    る磁気感応素子の製造方法。
  33. 【請求項33】 らせんをなす構造が、らせん軸と交差
    する面における二次元伝導性を有する二次元要素からな
    るらせん構造体からなることを特徴とする一次元伝導
    体。
  34. 【請求項34】 上記らせん構造体は炭素骨格を有する
    ことを特徴とする請求項33記載の一次元伝導体。
  35. 【請求項35】 上記二次元要素は原子が六角格子状に
    配置したものであることを特徴とする請求項33記載の
    一次元伝導体。
  36. 【請求項36】 上記二次元要素はグラファイトの炭素
    原子による六員環構造により形成されていることを特徴
    とする請求項33記載の一次元伝導体。
  37. 【請求項37】 上記二次元要素は分子が六角格子状に
    配置したものであることを特徴とする請求項33記載の
    一次元伝導体。
  38. 【請求項38】 上記二次元要素は量子ドットが六角格
    子状に配置したものであることを特徴とする請求項33
    記載の一次元伝導体。
  39. 【請求項39】 上記らせん構造体は互いに分離した複
    数のらせんからなることを特徴とする請求項33記載の
    一次元伝導体。
  40. 【請求項40】 上記らせん構造体は互いに分離した二
    本のらせんからなることを特徴とする請求項33記載の
    一次元伝導体。
  41. 【請求項41】 上記二本のらせんにそれぞれ電気的コ
    ンタクトが形成されていることを特徴とする請求項40
    記載の一次元伝導体。
  42. 【請求項42】 上記二次元要素を貫く磁場により、上
    記らせん構造体のらせんに沿った伝導性を変調するよう
    にしたことを特徴とする請求項33記載の一次元伝導
    体。
  43. 【請求項43】 上記二次元要素を貫く磁場により、上
    記らせん構造体の金属−絶縁体転移を制御するようにし
    たことを特徴とする請求項33記載の一次元伝導体。
  44. 【請求項44】 らせんをなす構造が、らせん軸と交差
    する面における二次元伝導性を有する二次元要素からな
    るらせん構造体を用いた一次元伝導体の製造方法であっ
    て、 上記らせん構造体を形成するに際し、グラファイト基板
    の表層を部分的に除去してこの除去部に炭素原子のダン
    グリングボンドを露出させ、このダングリングボンドを
    起点として炭素を成長させるようにしたことを特徴とす
    る一次元伝導体の製造方法。
  45. 【請求項45】 らせんをなす構造が、らせん軸と交差
    する面における二次元伝導性を有する二次元要素からな
    るらせん構造体を用いたことを特徴とする電子装置。
  46. 【請求項46】 上記らせん構造体は炭素骨格を有する
    ことを特徴とする請求項45記載の電子装置。
  47. 【請求項47】 上記二次元要素は原子が六角格子状に
    配置したものであることを特徴とする請求項45記載の
    電子装置。
  48. 【請求項48】 上記二次元要素はグラファイトの炭素
    原子による六員環構造により形成されていることを特徴
    とする請求項45記載の電子装置。
  49. 【請求項49】 上記二次元要素は分子が六角格子状に
    配置したものであることを特徴とする請求項45記載の
    電子装置。
  50. 【請求項50】 上記二次元要素は量子ドットが六角格
    子状に配置したものであることを特徴とする請求項45
    記載の電子装置。
  51. 【請求項51】 上記らせん構造体は互いに分離した複
    数のらせんからなることを特徴とする請求項45記載の
    電子装置。
  52. 【請求項52】 上記らせん構造体は互いに分離した二
    本のらせんからなることを特徴とする請求項45記載の
    電子装置。
  53. 【請求項53】 上記二本のらせんにそれぞれ電気的コ
    ンタクトが形成されていることを特徴とする請求項52
    記載の電子装置。
  54. 【請求項54】 上記二次元要素を貫く磁場により、上
    記らせん構造体のらせんに沿った伝導性を変調するよう
    にしたことを特徴とする請求項45記載の電子装置。
  55. 【請求項55】 上記二次元要素を貫く磁場により、上
    記らせん構造体の金属−絶縁体転移を制御するようにし
    たことを特徴とする請求項45記載の電子装置。
  56. 【請求項56】 らせんをなす構造が、らせん軸と交差
    する面における二次元伝導性を有する二次元要素からな
    るらせん構造体を用いた電子装置の製造方法であって、 上記らせん構造体を形成するに際し、グラファイト基板
    の表層を部分的に除去してこの除去部に炭素原子のダン
    グリングボンドを露出させ、このダングリングボンドを
    起点として炭素を成長させるようにしたことを特徴とす
    る電子装置の製造方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08151205A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Hitachi Ltd 捻じりの入ったトーラス状もしくは螺旋状カーボン原子集合体およびその製造方法
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MEI ZHANG, ET.AL.: "Synthesis of Carbon Tubule Nanocoils in High Yield Using Iron-Coated Indium Tin Oxide as Catalyst", JPN.J.APPL.PHYS., vol. 39, JPNX007031578, 1 December 2000 (2000-12-01), pages 1242 - 1244, ISSN: 0000864184 *
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