JP2003165043A - レンズの自動中肉補正加工方法及び自動中肉補正加工装置 - Google Patents

レンズの自動中肉補正加工方法及び自動中肉補正加工装置

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JP2003165043A JP2001362274A JP2001362274A JP2003165043A JP 2003165043 A JP2003165043 A JP 2003165043A JP 2001362274 A JP2001362274 A JP 2001362274A JP 2001362274 A JP2001362274 A JP 2001362274A JP 2003165043 A JP2003165043 A JP 2003165043A
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克 前田
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、CG加工後のレンズの抜き取りに
よる演算の狂いやそれを回避するためのライン停止によ
るサイクルタイムの損失を無くすことができるレンズの
自動中肉補正加工方法を提供する。 【解決手段】 CG加工部1aによるCG加工工程を終
えたレンズ4a、4bの中肉測定を行う工程と、精研削
加工部1bによる精研削加工工程を終えたレンズ4a、
4bの中肉測定を行う工程と、測定した各中肉測定値を
用いた演算を行い、演算結果を用いて前記CG加工及び
精研削加工のワーク軸の送りの調節を行う工程とを含む
レンズ4a、4bの自動中肉補正加工方法であって、前
記CG加工工程及び前記精研削加工工程に供給されるレ
ンズ4a、4bを判別する工程と、前記中肉測定を行う
工程にて測定した各中肉測定値を、前記判別する工程に
て判別したレンズ4a、4bそれぞれに対応付けてデー
タ記憶・演算部8に個別に記憶する工程とを付加したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ素材の供給
からカーブジェネレータ加工(以下、CG加工と略す)
及び精研削加工、その後の研磨加工等を自動で行うレン
ズ加工ライン、あるいは精研削加工を行う自動加工機に
適用されるレンズの自動中肉補正加工方法及び自動中肉
補正加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、以下のような加工方法
及びそれを用いた装置が開示されている。 (1)CG加工ワーク軸送り補正
【0003】図6は特開平2000−176811号公
報に開示された従来の加工手順を示すフローチャートで
ある。この加工手順はレンズ素材供給(S100)から
CG加工(S101)工程、精研削加工(S102)工
程を自動で行い、精研削加工(S102)工程後にそれ
ぞれ中肉計測(S103)工程を行い、中肉計測値を用
いた演算(S104)によってCG加工及び精研削加工
のワーク軸の送りを調節する。
【0004】この場合の補正の方法は、前記精研削加工
(S102)工程を終えたレンズの目標中肉値及び中肉
測定値の差を演算して、CG加工のワーク軸の送りを補
正するものである。 (2)精研削加工速度演算
【0005】図7は特開平2000−176811号公
報に開示された従来の加工手順の別の例を示すフローチ
ャートである。
【0006】この加工手順は、レンズ素材供給(S11
0)工程からCG加工(S111)工程を終えたレンズ
の中肉計測(S112)工程の測定値と、その前に前段
の精研削加工をしたときの加工速度とから加工時間を演
算し、演算した加工時間で前記レンズの精研削加工(S
114)を行う工程と、この精研削加工(S114)を
完了したレンズの中肉計測(S115)の測定値と、前
段の精研削加工前後の中肉差とから取り代計算(S11
3)を行って、導いた取り代と前記演算した加工時間と
から加工速度演算(S116)を行い、その加工速度を
次回に精研削加工するレンズの加工時間を演算するとき
の加工速度とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、CG加工後の中肉測定値と、精研削加工後の中肉測
定値とを用いてCG加工のワーク送りを補正する、或い
は、CG加工後の中肉測定値を用いて精研削加工の加工
速度を演算する。このようにCG加工後と精研削加工後
の中肉測定値は対になって使用される必要がある。
【0008】この場合、中肉の測定及びそれを用いた演
算は自動で行われるが、CG加工後のレンズの面精度や
形状等を一定間隔又はランダムに別置きの測定器や顕微
鏡等で検証したい場合があり、このときはCG加工後に
レンズをラインから抜き取る必要がある。
【0009】しかし、CG加工後にレンズをラインから
抜き取ると、次のレンズがCG加工及び精研削加工工程
を通過した後に抜き取ったレンズを戻して当該レンズに
対して後続工程である精研削加工工程を再開した場合、
上記演算に狂いが生じる場合が多い。
【0010】また、このような事態を回避するために、
レンズを抜き取っている間はラインを停止して次のレン
ズが供給されないようにする対策もあるが、この場合に
はサイクルタイムの大幅な損失となる。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、CG加工工程及び精研削加工工程において、レ
ンズの判別を行い、演算に必要なデータをレンズ毎に個
別に記憶し使用することで、各工程へのレンズの搬送順
序に関係なく正確な演算を行えるようにし、CG加工後
のレンズの抜き取りによる演算の狂いやそれを回避する
ためのライン停止によるサイクルタイムの損失を無くす
ことができるレンズの自動中肉補正加工方法及び自動中
肉補正加工装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
カーブジェネレータ加工工程を終えたレンズの中肉測定
を行う工程と、精研削加工工程を終えたレンズの中肉測
定を行う工程と、測定した各中肉測定値を用いた演算を
行い、演算結果を用いて前記カーブジェネレータ加工及
び精研削加工のワーク軸の送りの調節を行う工程とを含
むレンズの自動中肉補正加工方法であって、前記カーブ
ジェネレータ加工工程及び前記精研削加工工程に供給さ
れるレンズを個別に判別する工程と、前記中肉測定を行
う工程にて測定した各中肉測定値を、前記判別する工程
にて判別したレンズそれぞれに対応付けて個別に記憶す
る工程とを付加したことを特徴とするものである。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載のレ
ンズの自動中肉補正加工方法において、前記カーブジェ
ネレータ加工工程におけるワーク軸の送りに関するレン
ズの目標中肉を強制的に厚めに設定した場合の強制補正
値を、前記判別する工程で判別したレンズそれぞれに対
応付けて個別に記憶する工程を更に有することを特徴と
するものである。
【0014】請求項1、2記載の発明によれば、加工ラ
インの各工程において供給されたレンズを個別に判別
し、中肉測定を行う各工程にて測定した各中肉測定値
を、判別したレンズそれぞれに対応付けて個別に記憶す
る工程を付加しているので、個々のレンズに対応付けた
中肉測定値のデータを用いて必要な演算を行うとがで
き、各工程間で個々のレンズの加工順が入れ替わった場
合においても円滑かつ正確な演算を行い、間違いのない
演算結果を用いて前記カーブジェネレータ加工及び精研
削加工のワーク軸の送りの調節を実行できる。従って、
加工ラインを停止することなく自由にレンズの抜き取り
を行うことができる。また、カーブジェネレータ加工工
程におけるワーク軸の送りに関するレンズの目標中肉を
強制的に厚めに設定した場合の強制補正値をも加味して
カーブジェネレータ加工を行うことができる。
【0015】請求項3記載の発明は、加工ライン上に配
置した加工対象であるレンズの搬送を行うレンズ搬送部
と、加工ラインに各々臨ませて配置した前記レンズに対
するカーブジェネレータ加工を行うカーブジェネレータ
加工部、カーブジェネレータ加工を終えたレンズの中肉
測定を行うカーブジェネレータ計測部、カーブジェネレ
ータ加工を終えたレンズに対する精研削加工を行う精研
削加工部及び精研削加工を終えたレンズの中肉測定を行
う精研削計測部を有し、前記カーブジェネレータ計測部
及び精研削計測部にて測定した各中肉測定値を用いた演
算を行い、演算結果を用いて前記カーブジェネレータ加
工及び精研削加工のワーク軸の送りの調節を行う自動中
肉補正加工装置であって、前記レンズ搬送部に組み込ま
れたレンズ判別用のデータを格納する格納部と、前記格
納部より前記レンズ判別用データを読み取る読取部と、
前記カーブジェネレータ計測部、精研削計測部にて測定
した各中肉測定値を、前記読取部にて読み取ったレンズ
判別用のデータそれぞれに対応付けて個別に記憶すると
ともに前記各中肉測定値を用いた演算を実行するデータ
記憶・演算部とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載のレ
ンズの自動中肉補正加工装置において、前記データ記憶
・演算部は、データ伝送を行うネットワークを介して前
記カーブジェネレータ計測部、精研削計測部、読取部と
接続されているコンピュータ装置に組み込まれているこ
とを特徴とするものである。
【0017】請求項3、4記載の発明によれば、加工ラ
イン上において、レンズ搬送部に組み込まれた格納部に
格納しているレンズ判別用のデータを読取部により読み
取り、カーブジェネレータ計測部、精研削計測部にて測
定した各中肉測定値を、前記読取部にて読み取ったレン
ズ判別用のデータそれぞれに対応付けて個別にデータ記
憶・演算部に記憶するものであるから、データ記憶・演
算部にて個々のレンズに対応付けた中肉測定値のデータ
を用いて必要な演算を行うとができ、個々のレンズの加
工順が入れ替わった場合においても円滑かつ正確な演算
を行い、加工ラインを停止することなく間違いのない演
算結果を用いて前記カーブジェネレータ加工及び精研削
加工のワーク軸の送りの調節を実行できるレンズの自動
中肉補正加工装置を提供できる。また、前記データ記憶
・演算部を、データ伝送を行うネットワークを介して前
記カーブジェネレータ計測部、精研削計測部、読取部と
接続されているコンピュータ装置に組み込まれている構
成としているので、前記レンズの加工現場とは離れた場
所においても、この自動中肉補正加工装置で加工する個
々のレンズの中肉測定値や演算結果を確認できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0019】(実施の形態1) (構成)図1に示すレンズの自動中肉補正加工装置にお
いて、格納部であるIDキャリア6aを搭載したレンズ
搬送部としてのレンズ搬送パレット5a、IDキャリア
6bを搭載したレンズ搬送部としてのレンズ搬送パレッ
ト5bが、各々加工ラインを構成するコンベア9によっ
てCG供給位置11a−CG排出位置11bの順に、更
に、抜き取りエリア10を経て精研削供給位置12a−
精研削排出位置12bの順に搬送される。
【0020】即ち、レンズ4aは、レンズ搬送パレット
5aにより、またレンズ4bはレンズ搬送パレット5b
により、CG供給位置11a、CG排出位置11b、精
研削供給位置12a、精研削排出位置12bの位置に搬
送され、各位置にてCG供給ハンド3aによりCG加工
部1a、CG計測部2aに対する供給、排出が行われ、
精研削供給ハンド3bにより精研削加工部1b、精研削
計測部2bに対する供給、排出が行われる。
【0021】前記レンズ搬送パレット5a、5bは、2
0個あり、それぞれに異なるレンズ4a又は4bが載せ
られる。CG供給位置11a付近には、到着したレンズ
搬送パレット5a内のIDキャリア6a及びレンズ搬送
パレット5b内のIDキャリア6bのデータを読み取る
ことができる位置に読取部であるIDリーダ7aが、同
様に精研削供給位置12a付近に読取部であるIDリー
ダ7bが取り付けられている。
【0022】更に、IDリーダ7a、IDリーダ7bで
読み取ったIDデータ及びCG計測部2a、精研削計測
部2bで計測したCG中肉測定データ、精研削中肉測定
データ、その他加工に必要な条件データを記憶し、演算
する機能を持つデータ記憶・演算装置8が装置に組み込
まれている。
【0023】(作用)図1において、IDキャリア6
a、6bには、レンズ搬送パレット5a、5b毎に1か
ら20までのうち、それぞれ‘1’、‘3’が記憶され
ている。まず、ID番号‘1’がIDキャリア6aに記
憶されたレンズ搬送パレット5aがレンズ4aを載せて
コンベア9によりCG供給位置11aに到達し、コンベ
ア9は停止する。
【0024】次に、CG供給ハンド3aによりレンズ4
aがCG加工部1aに供給され、同時にIDキャリア6
aのID番号‘1、をIDリーダ7aが読み込み、図2
に示すように、データ記憶・演算装置8に現在CG加工
工程中のID番号として記憶する。
【0025】CG加工部1aによるレンズ4aのCG加
工後、CG計測部2aにてレンズ4aの中肉計測を行
い、CG中肉測定データa1をデータ記憶・演算装置8
のID番号‘1’に割り当てられた領域に記憶する。同
時にCG加工部1aにおける試し加工においてレンズ4
aを不良にしないため、目標中肉を強制的に厚めに設定
した場合の中肉上積み量b1もデータ記憶・演算装置8
のID番号‘1’に割り当てられた領域に記憶する。
【0026】次に、前記レンズ4aをCG排出位置11
bより排出し、ID番号‘1’が記憶されたレンズ搬送
パレット5aに載せて抜き取りエリア10に到達したと
ころでレンズ搬送パレット5aごと抜き取る。
【0027】次に、ID番号‘3’のレンズ搬送パレッ
ト5bがCG供給位置11aに供給されると、レンズ4
aのCG加工の場合と同様に、ID番号‘3’をIDリ
ーダ7aが読み込み、また、CG計測部2aにて計測し
た中肉測定データa3及び中肉上積み量b3を、データ
記憶・演算装置8のID番号‘3’に割り当てられた領
域に記憶する。他のID番号に関しても同様である。図
2は各レンズ4a、4b等のID番号と各々に対応する
格納データの関係を示すものである。
【0028】続いて、ID番号‘3’のレンズ搬送パレ
ット5bがCG排出位置11bを経て抜き取りエリア1
0を通過し、精研削供給位置12aに到達すると、精研
削供給ハンド3bによりレンズ4bが精研削加工部1b
に供給され、同時にIDキャリア6bのID番号‘3’
をIDリーダ7bが読み込み、データ記憶・演算装置8
に現在精研削加工工程中のID番号として記憶する。
【0029】更に、レンズ4bの精研削加工後、精研削
計測部2bにて精研削中肉計測を行い、精研削中肉測定
データc3をデータ記憶・演算装置8のID番号‘3’
に割り当てられた領域に記憶する。
【0030】この精研削中肉測定データc3とID番号
‘3’に割り当てられた領域に記憶されたCG中肉測定
データa3を用いて、データ記憶・演算装置8により従
来技術でも記した精研削加工速度演算及びCG加工ワー
ク軸送り補正を行う。
【0031】中肉上積み量b3がゼロでない場合は、C
G中肉測定データa3、精研削中肉測定データc3より
中肉上積み量b3を差し引いて演算を行う。
【0032】その後、抜き取りエリア10にて抜き取っ
た前記レンズ搬送パレット5aを抜き取りエリア10に
戻し、精研削供給位置12aに到達したとき精研削供給
ハンド3bによりレンズ4aが精研削加工部1bに供給
され、同時にIDキャリア6aのID番号‘1,をID
リーダ7bが読み込み、データ記憶・演算装置8に現在
精研削加工工程中のID番号として記憶する。
【0033】そして、精研削加工部1bによるレンズ4
aの精研削加工、精研削計測部2bによる精研削中肉計
測を行い、CG中肉測定データa1、精研削中肉測定デ
ータc1及び中肉上積み量b1を用いてレンズ4aに関
する記述した場合と同様の演算を行う。
【0034】(効果)本実施の形態1では、ID番号
‘1’のレンズ4aと、ID番号‘3’のレンズ4bに
ついてそれぞれのデータ記憶領域を持たせることで、C
G工程と精研削工程においてレンズ4a、4bの到達順
序が異なってもID番号に対応するデータにて演算を行
うことができ、演算結果に矛盾を生じることがない。
【0035】(実施の形態2) (構成)図3を参照して本発明の実施の形態2について
説明する。本実施の形態2においては、基本的構成は実
施の形態1の場合と同様であるが、CG排出位置11b
にIDキャリア6a、6bに対するデータ書込機能を有
するIDライタ7cを設けたことが特徴である。この他
の構成は実施の形態1と同様である。
【0036】(作用)本実施の形態2において、図3に
示すように、実施の形態1と同様の動作でレンズ4aが
CG加工部1aに供給され、CG加工後、CG計測部2
aにてCG中肉計測を行う。その後レンズ4aをCG排
出位置11bより排出する際、CG計測部2aにて計測
したCG中肉測定データa1及び前記中肉上積み量b1
をIDライタ7cによりIDキャリア6aへ書き込む。
そして、レンズ搬送パレット5aがレンズ4aを載せて
抜き取りエリア10に到達したところで、レンズ搬送パ
レット5aごと抜き取る。
【0037】次に、後続のレンズ4bがCG加工部1a
に供給され、CG加工後、CG計測部2aにてCG中肉
計測が行なわれる。更に、前記レンズ4aの場合と同様
にCG中肉測定データa2及び中肉上積み量b2をID
ライタ7cによりIDキャリア6bへ書き込む。
【0038】次に、実施の形態1と同様の動作でレンズ
4bが精研削加工部1bに供給され、同時にIDキャリ
ア6bに記憶されているCG中肉測定データa2及び中
肉上積み量b2をIDリーダ7bが読み込み、データ記
憶・演算装置8に記憶する。更に精研削加工部1bによ
る精研削加工後、精研削計測部2bにて精研削中肉計測
を行い、精研削中肉測定データc2をデータ記憶・演算
装置8に記憶する。
【0039】この精研削中肉測定データc2とデータ記
憶・演算装置8に格納中のCG中肉測定データa2及び
中肉上積み量b2を用いて、データ記憶・演算装置8に
よりレンズ4bに関する実施の形態1と同様な演算を行
う。
【0040】その後、抜き取りエリア10にて抜き取っ
たレンズ搬送パレット5aを抜き取りエリア10に戻
し、実施の形態1と同様の動作でレンズ4aが精研削加
工部1bに供給され、同時にIDキャリア6aに記憶さ
れているCG中肉測定データa1及び中肉上積み量b1
をIDリーダ7bが読み込み、データ記憶・演算装置8
に記憶する。精研削加工後、精研削計測1bによる精研
削中肉計測を行い、精研削中肉測定データc1を求め
て、この精研削中肉測定データc2と、CG中肉測定デ
ータa1及び中肉上積み量b1を用いて、データ記憶・
演算装置8によりレンズ4aに関する実施の形態1と同
様な演算を行う。
【0041】(効果)本実施の形態2では、レンズ固有
のデータをレンズ供給パレット5a、5bのIDキャリ
ア6a、6bに記憶することができ、データ記憶・演算
装置8内の記憶データを誤って上書きする等して演算に
矛盾が生じる恐れがなく、より信頼性の高い演算を行う
ことができる。
【0042】(実施の形態3) (構成)図4を参照して本発明の実施の形態3について
説明する。本実施の形態2においては、基本的構成は実
施の形態1の場合と同様であるが、レンズ搬送パレット
5a、5bには、それぞれIDキャリア6a、6bの代
わりにバーコード6a1、6b1が貼り付けられてお
り、バーコードリーダ7a1がCG供給位置11aに配
置され、バーコードリーダ7b1が精研削供給位置12
aに配置され、更に、実施の形態1における装置内に組
み込まれたデータ記憶・演算装置8の代わりに、この装
置を遠隔管理するデータ記憶・演算装置8を組み込んだ
コンピュータ装置8Aがネットワーク(通信回線)Nで
接続されていることが特徴である。この他の構成は実施
の形態1と同様である。
【0043】(作用)本実施の形態3において、バーコ
ード6a1、6b1にはレンズ搬送パレット5a、5b
には1から20までのうち、それぞれ‘1’及び‘3’
を表すバーコードが付されている。
【0044】実施の形態1と同様の手順でレンズ搬送パ
レット5a上のレンズ4aがCG加工部1aに供給さ
れ、同時にバーコード6a1のデータ‘1’をバーコー
ドリーダ7a1が読み込み、データ記憶・演算装置8に
現在CG加工工程中のデータ番号として認識する。CG
加工部1aによるCG加工後、CG計測部2aにてCG
中肉計測を行い、CG中肉測定データa1をデータ記憶
・演算装置8のデータ番号‘1’に割り当てられた領域
に記憶する。
【0045】また、実施の形態1の場合と同様な中肉上
積み量b1をデータ記憶・演算装置8のデータ番号
‘1’に割り当てられた領域に記憶する。
【0046】次に、レンズ4aをCG排出位置11bよ
り排出し、バーコード‘1’のレンズ搬送パレット5a
に載せて抜き取りエリア10に到達したところでレンズ
搬送パレット5aごと抜き取る。
【0047】次に、バーコード‘3’のレンズ搬送パレ
ット5bがCG供給位置11aに供給され、上述した場
合と同様に、バーコード‘3’をバーコードリーダ7a
1が読み込み、CG中肉測定データa3及び中肉上積み
量b3をコンピュータ装置8Aに組み込んだデータ記憶
・演算装置8のデータ番号‘3’に割り当てられた領域
に記憶する。後続して処理される他のバーコードについ
ても同様である。図5に各バーコードのデータ番号とそ
れに対応する格納データの関係を示す。
【0048】続いて、バーコード‘3’のレンズ搬送パ
レット5bが抜き取りエリア10を通過し、精研削供給
位置12aに到達すると、精研削供給ハンド3bにより
レンズ4bが精研削加工部1bに供給され、同時にバー
コード6b1のデータ‘3’をバーコードリーダ7bが
読み込み、データ記憶・演算装置8に現在精研削加工工
程中のデータ番号として記憶する。
【0049】精研削加工後、精研削計測部2bにて精研
削中肉計測を行い、精研削中肉測定データc3をデータ
記憶・演算装置8のデータ番号‘3’に割り当てられた
領域に記憶する。
【0050】この精研削中肉測定データc3とデータ番
号‘3’に割り当てられた領域に記憶されたCG中肉測
定データa3、中肉上積み量データb3を用いて、デー
タ記憶・演算装置8により実施の形態1と同様の演算を
行う。
【0051】その後、抜き取りエリア10にて抜き取っ
たレンズ搬送パレット5aを抜き取りエリア10に戻
し、レンズ搬送パレット5aが精研削供給位置12aに
到達すると、精研削供給ハンド3bによりレンズ4aが
精研削加工部1bに供給され、同時にバーコード6a1
のデータ‘1,をバーコードリーダ7b1が読み込み、
データ記憶・演算装置8に現在精研削加工工程中のデー
タ番号として記憶する。さらに、精研削加工、中肉計測
を行い、CG中肉測定データa1、中肉上積み量b1、
精研削中肉測定データc1を用いて前記と同様の演算を
行う。
【0052】(効果)本実施の形態3では、既述した実
施の形態1の場合と同様の効果に加え、データをコンピ
ュータ装置8Aに組み込んだデータ記憶・演算装置8が
ネットワークNを介して認識するので、個々のレンズ4
a,4b等の中肉測定値や加工状況を自動中肉補正加工
装置から離れた場所に配置したコンピュータ装置8Aに
おいて確認することができるという効果を奏する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各工程間で個々のレンズの加工順が入れ替わった場合に
おいても円滑かつ正確な演算を行い、間違いのない演算
結果を用いてカーブジェネレータ加工及び精研削加工の
ワーク軸の送りの調節を実行でき、また、レンズの目標
中肉を強制的に厚めに設定した場合の強制補正値をも加
味してカーブジェネレータ加工を行うことができるレン
ズの自動中肉補正加工方法を提供することができる。
【0054】また、本発明によれば、データ記憶・演算
部にて個々のレンズに対応付けた中肉測定値のデータを
用いて必要な演算を行うとができ、個々のレンズの加工
順が入れ替わった場合においても円滑かつ正確な演算を
行い、加工ラインを停止することなく間違いのない演算
結果を用いて前記カーブジェネレータ加工及び精研削加
工のワーク軸の送りの調節を実行でき、更に、レンズの
加工現場とは離れた場所においても、この装置で加工す
る個々のレンズの中肉測定値や演算結果を確認できるる
レンズの自動中肉補正加工装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る自動中肉補正加工
装置の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るバーコードのデー
タ番号とそれに対応する格納データの関係を示す表であ
る。
【図3】本発明の実施の形態2に係る自動中肉補正加工
装置の概略構成図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る自動中肉補正加工
装置の概略構成図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係るバーコードのデー
タ番号とそれに対応する格納データの関係を示す表であ
る。
【図6】従来の中肉補正演算を含む加工手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】従来の精研削工程の加工速度演算を含む加工手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a CG加工部 1b 精研削加工部 2a CG計測部 2b 精研削計測部 3a CG供給ハンド 3b 精研削供給ハンド 4a レンズ 4b レンズ 5a レンズ搬送パレット 5b レンズ搬送パレット 6a IDキャリア 6a1 バーコード 6b IDキャリア 6b1 バーコード 7a IDリーダ 7a1 バーコードリーダ 7b IDリーダ 7b1 バーコードリーダ 7c IDライタ 8 データ記憶・演算装置 8A コンピュータ装置 9 コンベア 10 抜き取りエリア 11a CG供給位置 11b CG排出位置 12a 精研削供給位置 12b 精研削排出位置 N ネットワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーブジェネレータ加工工程を終えたレ
    ンズの中肉測定を行う工程と、精研削加工工程を終えた
    レンズの中肉測定を行う工程と、測定した各中肉測定値
    を用いた演算を行い、演算結果を用いて前記カーブジェ
    ネレータ加工及び精研削加工のワーク軸の送りの調節を
    行う工程とを含むレンズの自動中肉補正加工方法であっ
    て、 前記カーブジェネレータ加工工程及び前記精研削加工工
    程に供給されるレンズを個別に判別する工程と、 前記中肉測定を行う工程にて測定した各中肉測定値を、
    前記判別する工程にて判別したレンズそれぞれに対応付
    けて個別に記憶する工程と、 を付加したことを特徴とするレンズの自動中肉補正加工
    方法。
  2. 【請求項2】 前記カーブジェネレータ加工工程におけ
    るワーク軸の送りに関するレンズの目標中肉を強制的に
    厚めに設定した場合の強制補正値を、前記判別する工程
    で判別したレンズそれぞれに対応付けて個別に記憶する
    工程を更に有することを特徴とする請求項1記載のレン
    ズの自動中肉補正加工方法。
  3. 【請求項3】 加工ライン上に配置した加工対象である
    レンズの搬送を行うレンズ搬送部と、 加工ラインに各々臨ませて配置した前記レンズに対する
    カーブジェネレータ加工を行うカーブジェネレータ加工
    部、カーブジェネレータ加工を終えたレンズの中肉測定
    を行うカーブジェネレータ計測部、カーブジェネレータ
    加工を終えたレンズに対する精研削加工を行う精研削加
    工部及び精研削加工を終えたレンズの中肉測定を行う精
    研削計測部を有し、 前記カーブジェネレータ計測部及び精研削計測部にて測
    定した各中肉測定値を用いた演算を行い、演算結果を用
    いて前記カーブジェネレータ加工及び精研削加工のワー
    ク軸の送りの調節を行う自動中肉補正加工装置であっ
    て、 前記レンズ搬送部に組み込まれたレンズ判別用のデータ
    を格納する格納部と、 前記格納部より前記レンズ判別用データを読み取る読取
    部と、 前記カーブジェネレータ計測部、精研削計測部にて測定
    した各中肉測定値を、前記読取部にて読み取ったレンズ
    判別用のデータそれぞれに対応付けて個別に記憶すると
    ともに前記各中肉測定値を用いた演算を実行するデータ
    記憶・演算部と、 を備えたことを特徴とするレンズの自動中肉補正加工装
    置。
  4. 【請求項4】 前記データ記憶・演算部は、データ伝送
    を行うネットワークを介して前記カーブジェネレータ計
    測部、精研削計測部、読取部と接続されているコンピュ
    ータ装置に組み込まれていることを特徴とする請求項3
    記載のレンズの自動中肉補正加工装置。
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