JP2003164302A - 靴 - Google Patents

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JP2003164302A
JP2003164302A JP2001366665A JP2001366665A JP2003164302A JP 2003164302 A JP2003164302 A JP 2003164302A JP 2001366665 A JP2001366665 A JP 2001366665A JP 2001366665 A JP2001366665 A JP 2001366665A JP 2003164302 A JP2003164302 A JP 2003164302A
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JP
Japan
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ventilation
shoe
recess
ribs
sole
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Pending
Application number
JP2001366665A
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English (en)
Inventor
Hiroto Kofuchi
寛人 小渕
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Secaicho Union Corp
Original Assignee
Union Royal Co Ltd
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基本的な靴の機能を保持した上で、靴内部の換
気効率の向上。 【解決手段】本底11の足裏部位に設けられた凹部3
を、多数の連通孔8を備えた中底12で塞いでなる通気
空間6に、当該空間の土踏まず部位32に連通する多数
の通気路7を備えると共に、土踏まず部位32における
凹部底31に通気空間6内外を連通する換気孔54を設
けて構成され、通気路7は、凹部底31における略土踏
まず部位を除く部位から凹部3の深さと略同高に立設さ
れた多数のリブ4により形成され、前記リブ4を平面視
ちどり状に立設してなる換気構造Bを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、靴に関し、詳しく
は、発汗による足蒸れを軽減する換気構造を備えた靴に
関する。
【0002】
【従来技術】靴の使用時における発汗による足蒸れを軽
減する換気構造については、現在各種の構造が開発され
実施されているが、いずれのものも充分、且つ効率よく
換気できるものであるとはいえず、足蒸れの軽減につい
て未だ満足できるものではなかった。例えば、靴底に靴
内部と連通する多数の連通孔を設けて換気する構造を備
えた靴があるが、靴底の剛性の確保や水の浸入防止等、
基本的な靴の機能の保持の関係上、孔径が限られていて
いることから、充分、且つ効率よい換気がされるもので
はないと思われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、基本
的な靴の機能を保持した上で、靴内部の換気効率の向上
を課題とし、この課題を解決できる換気構造を備えた靴
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するために下記の技術的手段を採用する。その技術
的手段は、図1及び図2に示すように、靴内部を換気す
る換気構造を備えた靴において、換気構造Bは、弾性を
有する素材からなる本底11の足裏部位に設けられた凹
部3を、弾性を有する素材からなり多数の連通孔8を備
えた中底12で塞いでなる通気空間6に、当該空間の土
踏まず部位32に連通する多数の通気路7を備えると共
に、土踏まず部位32における凹部底31に通気空間6
内外を連通する換気孔54を設けて構成され、通気路7
は、凹部底31における略土踏まず部位を除く部位から
凹部3の深さと略同高に立設された多数のリブ4により
形成され、前記リブ4は、靴底1の屈曲時にリブ4に作
用する曲げ応力を分散して集中させない態様で立設され
ている靴Aとするものである。(請求項1)
【0005】
【発明の実施の形態】この技術的手段によれば、歩行中
において靴底1が屈曲したり靴底1に荷重がかかって変
形、復帰を繰り返すことにより、通気空間7にはポンプ
作用が働き、歩行中において、靴内部A1の蒸れた空気
を中底12の連通孔8から吸い込み、その空気は通気路
8を介して換気孔54へと送り込まれると共に、換気孔
54から靴外部へ排気される。そして、多数のリブ4の
立設により、靴底1には耐荷重性が備わるので、歩行中
の中底12の沈み込みが防止される。さらに、リブ4が
曲げ応力を分散して集中させない態様で立設されている
ので、リブ4の疲労破壊が抑制される。
【0006】ここでいう靴底1の屈曲時にリブ4に作用
する曲げ応力を分散して集中させない態様は、例えば、
図1に示すように、多数のリブ4を平面視ちどり状を呈
するように立設した態様が挙げられる。(請求項2)例
えば、仮にリブが靴の長手方向に立設されている場合に
は、歩行時に靴底が屈曲すると、その曲げ応力がリブに
対して直角に作用し、リブの特定の部位(屈曲部位)に
のみ集中して当該部位に疲労破壊を発生させてしまう要
因となる。しかしながら、本発明の態様により立設され
たリブ4によれば、平面視ちどり状、すなわち、図2に
示すように、リブ4を靴Aの長手方向に対して平面視斜
めにすると共に、隣接するリブ4同士を逆向き方向に
し、且つ前後にずらして配されているため、靴底1の屈
曲による曲げ応力の方向がリブ4に対して傾いて作用す
ると共に、リブ4の長手方向に沿って分散することにな
るので、リブ4の疲労破壊を抑制することができる。
【0007】通常ヒールを有する靴においては、土踏ま
ず部位にシャンクを設けて当該部位の沈み込みを抑制し
ているが、中底12の土踏まず部位32にシャンク作用
を有する突起14を凹部3に嵌入してその先端面141
が凹部底31に接するように一体に設けて(請求項
3)、この突起14をシャンクに代えてもよい。この手
段によれば、突起14が土踏まず部位32を支持するの
で、歩行中の当該部位の沈み込みが防止される。仮に、
本底よりも中底が硬い素材である場合において、土踏ま
ず部位を支持して沈み込みを抑制するという点でこの手
段は極めて有効である。尚、本発明における中底とは、
靴底を構成する一部材であり、本底の上面に例えば接着
剤によって固着され、靴の内側に位置するものを意味
し、さらに内側に配される中敷は含まない。又、弾性を
有する素材とは、通常靴底に用いられる素材であり、例
えば、EVA,ポリウレタン,発泡ゴム等が挙げられ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の最適な実施例を図1乃至図2
に基づいて説明する。本実施例の靴Aは、EVA材から
なる本底11と、EVA材よりも硬質なゴム材からなる
中底12と、例えば通気性を有する素材でなる中敷き1
3(仮想線で示す)を積層してなる靴底1を甲皮2(仮
想線で示す)に釣り込んで固着してなる周知形態のもの
であり、さらに、靴底1には換気構造Bが構成されてお
り、この換気構造Bが靴内部A1の蒸れた空気を換気す
ることで、常に快適な履き心地を保持できるようにした
ものである。又、中底12の裏面にはシャンク作用を有
する2本の突起14が一体形成されており、ともに、先
端141が後記する凹部底31に接触した状態で後記す
る凹部3に嵌入してある。
【0009】以下、換気構造Bを説明すると、図示する
ように、本底11と中底12の間で構成されている。詳
述すると、本底11には足裏部位に対応する上面に通気
空間6を構成する前記した凹部3が設けられており、こ
の凹部底31における土踏まず部位32を除く部位に多
数のリブ4が平面視ちどり状に一体に立設され、さら
に、土踏まず部位32には換気部5が設けられている。
リブ4は、凹部3と略同じ高さとし、この靴Aの長手方
向に対して平面視斜めにすると共に、隣接するリブ4同
士を逆向き方向にし、且つ前後にずらして隣接するリブ
4相互間に間隔を設けて配したちどり状であり、ここで
設けられたリブ4相互間の間隔が通気路7となる。
【0010】換気部5は、凹部3の土踏まず部位32に
開孔した貫通孔51に、通気キャップ52を嵌合し、さ
らに、通気キャップ52の上から防水及び通気機能を有
するテープ53を被せて貼着して構成される。尚、前記
換気部5については、逆止弁作用が備えられた構造の通
気キャップを使用することにより、本実施例で例示する
前記テープ53を用いることなく構成することができ
る。貫通孔51は、凹部底31とその直下の本底11の
裏側に形成した凹段部33,34に貫通形成されてい
る。通気キャップ52は、上下に鍔状部52A、52B
を備え、該鍔状部で前記段部33,34を挟持して貫通
孔51に嵌合されている。又、鍔状部32A,52Bの
周縁には、略半円状の切欠き53が形成されており、こ
の切欠き53と貫通孔51の内周縁の間に、小径の換気
孔54が多数構成され、この換気孔54を介して通気空
間6と靴底1の外側が連通される。
【0011】このようにした本底11における凹部3を
塞ぐように中底12が本底11の上面に接着剤により固
着されており、これにより、本底11と中底12の間に
前記した通気空間6及び通気路7が形成される。さら
に、中底12には多数の連通孔8が開孔されており、こ
の連通孔8により通気空間6と靴内部A1が連通され
る。
【0012】本実施例の換気構造Bは以上のように構成
されているので、歩行中において靴底が屈曲したり靴底
に荷重がかかって、通気路7が変形、復帰を繰り返すこ
とにより、通気空間6にはポンプ作用が働き、歩行中に
おいて、靴内部A1の蒸れた空気を連通孔8から通気空
間6と通気路7を介して換気孔54から靴外部に排気す
ることができる。そして、多数のリブ4が靴底1の耐荷
重性を向上させ、しかも、そのリブ4は、曲げ応力を分
散して集中させないので、リブ4自身の疲労破壊を抑制
することができる。又、リブ4及び通気空間6によって
クッション性が備えられ歩行中の衝撃を緩衝し、使用者
の足、膝、腰等に対する負担を軽減することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の靴は以上説明したとおり、下記
の優れた効果を有する。請求項1及び請求項2の発明に
よれば、靴内部の蒸れた空気を歩行中のポンプ作用によ
り、極めて効率よく換気することができる上に、換気構
造におけるリブに対する歩行中の靴底の曲げ応力を分散
することができ、しかも、耐久性や耐荷重性及びクッシ
ョン性も極めて良好なものであるので、長期間に亘る使
用でも快適な履き心地が持続すると共に、長時間の歩行
でも疲れにくい極めて使用性に優れた靴を提供すること
ができる。そして、請求項3の発明によれば、突起が靴
底における土踏まず部位を支持するので、歩行中の当該
部位の沈み込みを防止することができ、仮に、本底より
も中底が硬い素材である場合において、土踏まず部位を
支持して沈み込みを抑制するという点でこの手段は極め
て有効である。しかも、通常ヒールを有する靴に必要な
シャンクが不要であるので、靴の軽量化や製造コストの
削減にも極めて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる靴の平面図であり、一部切欠し
て示す。
【図2】図1の(2)−(2)線断面図である。
【符号の説明】
A:靴 B:換気構造 1:靴底 2:甲皮 3:凹部 4:リブ 6:通気空間 7:通気路 8:連通孔 11:本底 12:中底 14:突起 31:凹部底 32:土踏まず部位 54:換気孔 141:先端面 A1:靴内部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】靴内部を換気する換気構造を備えた靴にお
    いて、換気構造は、弾性を有する素材からなる本底の足
    裏部位に設けられた凹部を、弾性を有する素材からなり
    多数の連通孔を備えた中底で塞いでなる通気空間に、当
    該空間の土踏まず部位に連通する多数の通気路を備える
    と共に、土踏まず部位における凹部底に通気空間内外を
    連通する換気孔を設けて構成され、通気路を、凹部底に
    おける略土踏まず部位を除く部位から凹部の深さと略同
    高とする多数のリブを一体に立設することにより形成
    し、リブを、靴底の屈曲時にリブに作用する曲げ応力を
    分散して集中させない態様で立設していることを特徴と
    する靴。
  2. 【請求項2】多数のリブが平面視ちどり状を呈するよう
    に立設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    靴。
  3. 【請求項3】中底の土踏まず部位にシャンク作用を有す
    る突起が凹部に嵌入して、その先端面が凹部底に接する
    ように一体に設けられていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の靴。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110162A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Midori Anzen Co Ltd 靴内蔵用シャンクおよび靴
JP2009082648A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Julia Shoes:Kk 靴底と同靴底を備えた靴及び靴の製造方法
JP2013022182A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Hongkong Madam:Kk ブーツ

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