JP2003164234A - 猫用爪研ぎ器 - Google Patents

猫用爪研ぎ器

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JP2003164234A
JP2003164234A JP2001365015A JP2001365015A JP2003164234A JP 2003164234 A JP2003164234 A JP 2003164234A JP 2001365015 A JP2001365015 A JP 2001365015A JP 2001365015 A JP2001365015 A JP 2001365015A JP 2003164234 A JP2003164234 A JP 2003164234A
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sharpener
nail sharpener
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JP2001365015A
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Masao Mori
雅夫 森
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KYUSHU KOOKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段ボールのフルート端面を爪研ぎ面として使
用するように構成された猫用爪研ぎ器において、爪研ぎ
の際にこれを不用意に移動させないようにした上で、そ
のコンパクト化を図る。 【解決手段】 複数枚の段ボール片22が互いに貼り合
わされてなる板状ブロック12を2枚備えた構成とす
る。そして、これら各板状ブロック12の外周面12b
に貼着された外装用紙材14を、外周面12bの短尺側
面12b1に対応する位置の中央部14aにおいて互い
に連続するように一体的に形成する。これにより外装用
紙材14の連続部分Bをヒンジとして両板状ブロック1
2が回動し得る構成とする。そして、未使用時は、両板
状ブロック12を折畳み状態にしてその全長を短くする
一方、使用時には、両板状ブロック12を伸長状態にし
て、猫用爪研ぎ器10の全長を、猫がこれに乗って爪研
ぎをするのに十分な長さにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、段ボールのフル
ート端面を爪研ぎ面として使用するように構成された猫
用爪研ぎ器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】猫用爪研ぎ器は、住居内において猫が勝
手に爪研ぎをして柱や家具等に傷をつけてしまわないよ
うにするため、猫に積極的に爪研ぎをさせるように構成
された専用器具であって、従来より種々のタイプのもの
が知られている。その1つとして、段ボールのフルート
端面を爪研ぎ面として使用するように構成された猫用爪
研ぎ器が知られている。
【0003】このタイプの猫用爪研ぎ器としては、図6
に示すように、短冊状に形成された複数枚の段ボール片
102を、そのフルート端面102aを略面一に揃える
ようにして互いに貼り合わせることにより板状ブロック
104を形成し、この板状ブロック104の外周面10
4bを囲むようにして該外周面104bに外装用シート
材106を貼着することにより構成されたものが知られ
ている。そして、猫がこの猫用爪研ぎ器100で爪研ぎ
を行う際には、床等に設置された猫用爪研ぎ器100に
乗った状態で、板状ブロック104の上面104a(す
なわち各段ボール片102のフルート端面102a)に
爪をかけて引っ掻くようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような猫用爪研ぎ
器100において猫に爪研ぎを違和感なく行わせるため
には、爪研ぎの際に猫用爪研ぎ器100が不用意に移動
してしまわないようにすることが肝要である。このた
め、この猫用爪研ぎ器100においては、これに乗った
猫の体重を利用して移動防止を図るようになっている。
【0005】しかしながら、これを実現するためには猫
用爪研ぎ器100をかなりの長尺(50cm程度)に形
成する必要があり、このため猫用爪研ぎ器100の取扱
いが不便なものとなってしまう、という問題がある。
【0006】すなわち、例えば、この猫用爪研ぎ器10
0を販売する際には、ある程度の奥行き寸法がある陳列
棚が必要となるので、コンビニエンスストア等では陳列
する場所を確保することが容易でない、という問題があ
る。また、この猫用爪研ぎ器100を購入したユーザ
も、未使用の猫用爪研ぎ器100を収納するスペースを
確保することが容易でない、という問題もある。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、段ボールのフルート端面を爪研ぎ面
として使用するように構成された猫用爪研ぎ器におい
て、爪研ぎの際にこれを不用意に移動させないようにし
た上で、そのコンパクト化を図ることができる猫用爪研
ぎ器を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、所定の折畳
み構造を採用することにより、上記目的達成を図るよう
にしたものである。
【0009】すなわち、本願発明に係る猫用爪研ぎ器
は、段ボールのフルート端面を爪研ぎ面として使用する
ように構成された猫用爪研ぎ器であって、短冊状に形成
された複数枚の段ボール片が該段ボール片のフルート端
面を略面一に揃えるようにして互いに貼り合わされてな
る板状ブロックと、この板状ブロックの外周面を囲むよ
うにして該外周面に貼着された外装用シート材と、を備
えてなる猫用爪研ぎ器において、上記板状ブロックを2
枚備えてなり、これら各板状ブロックの外周面に貼着さ
れた外装用シート材が、該外周面の一側面において互い
に連続するように一体的に形成されている、ことを特徴
とするものである。
【0010】上記各「板状ブロック」は、短冊状に形成
された複数枚の段ボール片がそのフルート端面を略面一
に揃えるようにして互いに貼り合わされてなるものであ
れば、その具体的構成は特に限定されるものではなく、
両板状ブロックが互いに同一の形状を有していてもよい
し異なる形状を有していてもよい。また、これら各「板
状ブロック」は、これを構成する複数枚の段ボール片に
おけるいずれか一方のフルート端面のみが略面一に揃っ
たものであってもよいし、両方のフルート端面が略面一
に揃ったものであってもよい。
【0011】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る猫用爪研ぎ器は、短冊状に形成された複数枚の段ボ
ール片がそのフルート端面を略面一に揃えるようにして
互いに貼り合わされてなる板状ブロックを2枚備えてお
り、これら各板状ブロックの外周面に貼着された外装用
シート材が該外周面の一側面において互いに連続するよ
うに一体的に形成されているので、外装用シート材の連
続部分をヒンジとして両板状ブロックを回動させること
により、両板状ブロックが積み重ねられた折畳み状態
と、略面一で開いた伸長状態とを採り得るようにするこ
とができる。
【0012】したがって、猫用爪研ぎ器を実際に使用す
るまでは、両板状ブロックを折畳み状態にしておくこと
により、猫用爪研ぎ器の全長を短くしてコンパクトにす
ることができる。このため、コンビニエンスストア等に
おいて猫用爪研ぎ器の陳列場所の確保すること、あるい
はユーザの住居において未使用の猫用爪研ぎ器の収納ス
ペースを確保することが容易に可能となる。
【0013】一方、猫用爪研ぎ器を使用する際には、両
板状ブロックを伸長状態にすることにより、猫用爪研ぎ
器の全長を、猫がこれに乗って爪研ぎをするのに十分な
長さにすることができる。
【0014】このように本願発明によれば、段ボールの
フルート端面を爪研ぎ面として使用するように構成され
た猫用爪研ぎ器において、爪研ぎの際にこれを不用意に
移動させないようにした上で、そのコンパクト化を図る
ことができる。
【0015】なお、従来の猫用爪研ぎ器の全長を半分に
したものを2つ連結して使用することも可能であるが、
このようにした場合には、2つの猫用爪研ぎ器を接着等
により固定する作業をする必要がある。しかもその際、
2つの猫用爪研ぎ器の位置合わせに注意を払う必要があ
り、また爪研ぎの際に作用する引張荷重に耐えるように
固定する必要もあるので、その固定作業がかなり面倒な
ものとなる。その点、本願発明に係る猫用爪研ぎ器は、
ヒンジ構造で一体的に構成されているので、折畳み状態
にある2枚の板状ブロックを回動させて伸長状態にする
だけで、すぐに使用に供することができる。
【0016】上記「外装用シート材」の材質は特に限定
されるものではないが、これを紙材で構成すれば、猫用
爪研ぎ器をすべて紙材で構成することができるので、使
用済みの猫用爪研ぎ器のリサイクルを図ることが容易に
可能となる。
【0017】上記各「板状ブロック」は、これを構成す
る各段ボール片の面沿い方向に長尺となるように形成す
ることが、段ボール片の使用枚数を減らして板状ブロッ
クの製造簡素化を図る上で好ましい。この場合におい
て、外装用シート材の連続部分が位置する各板状ブロッ
クの一側面を、各板状ブロックの短尺側面で構成するよ
うにすれば、猫用爪研ぎ器を不必要に広幅に形成するこ
となく、両板状ブロックを伸長状態にしたときに猫用爪
研ぎ器を十分長尺にすることができる。
【0018】上記構成において、外装用シート材の上記
一側面に位置する部分の表面に両面接着テープを設けて
おくようにすれば、両板状ブロックを伸長状態にしたと
きに、互いに向き合う外装用シート材の表面を両面接着
テープで接着することができる。そしてこれにより、猫
が激しく爪研ぎを行った場合においても、両板状ブロッ
クが「く」の字形に浮き上がってしまうおそれを無くす
ことができる。
【0019】上記各「板状ブロック」の具体的構成が特
に限定されないことは上述したとおりであるが、表裏交
互に所定間隔をおいてハーフカットが施されるとともに
表裏両面に接着剤が塗布された1枚の段ボールシート
を、表裏交互に折り畳むことにより板状ブロックを形成
するようにすれば、各板状ブロックの組立てを容易に行
うことができ、また該板状ブロックを構成する複数枚の
段ボール片のフルート端面を略面一に揃えることが容易
に可能となる。ここで「ハーフカット」とは、段ボール
シートの両面を構成する2枚のライナのうち一方は残す
ようにして切断することを意味するものである。
【0020】また、上記「各段ボール片」を、段高の異
なる2種類のフルートを貼り合わせてなるダブルフルー
ト段ボールで構成すれば、次のような作用効果を得るこ
とができる。
【0021】すなわち、爪研ぎのためにはフルートの段
高を低くして爪研ぎ面の目を細かくすることが好ましい
が、このようなフルートを有する段ボール(例えば、段
高が約2.5〜2.8mmのBフルート段ボール)から
なる段ボール片で構成された板状ブロックは、十分な強
度を確保することができない。一方、段高の高いフルー
トを有する段ボール(例えば、段高が約4.6〜4.8
mmのAフルート段ボール)からなる段ボール片で構成
された板状ブロックを採用すれば、十分な強度を確保す
ることが可能であるが、爪研ぎにより早期にボロボロに
なってしまう。そこで、段高の異なる2種類のフルート
を貼り合わせてなるダブルフルート段ボール(例えば、
AフルートとBフルートとを貼り合わせてなるABフル
ート段ボール)からなる段ボール片で構成された板状ブ
ロックを採用すれば、十分な強度を確保した上で、その
フルート端面を爪研ぎに適したものとすることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態につい
て説明する。
【0023】図1は、本願発明の一実施形態に係る猫用
爪研ぎ器を折畳み状態で示す斜視図であり、図2は、そ
の平面図である。また、図3は、猫用爪研ぎ器を伸長状
態で示す斜視図である。
【0024】これらの図に示すように、本実施形態に係
る猫用爪研ぎ器10は、段ボールのフルート端面を爪研
ぎ面として使用するように構成されており、2枚の板状
ブロック12と、外装用紙材14と、2枚のエンドカバ
ー用紙材16と、両面テープ18とからなっている。
【0025】2枚の板状ブロック12は、同一サイズの
偏平直方体形状に形成されており、約250mmの長
さ、約130mmの幅、約30mmの高さを有してい
る。これら各板状ブロック12は、同一サイズで短冊状
に形成された複数枚(22枚)の段ボール片22を、そ
の両側のフルート端面22aを面一に揃えるようにして
互いに貼り合わせることにより構成されている。
【0026】その際、各板状ブロック12は、各段ボー
ル片22の面沿い方向に長尺となるように形成されてい
る。また、各段ボール片22は、段高の大きいAフルー
トと段高の小さいBフルートとが貼り合わせてなるダブ
ルフルート段ボール(ABフルート段ボール)で構成さ
れている。
【0027】各板状ブロック12は、図4(a)に示す
ように、表裏交互に所定間隔(約30mm間隔)をおい
てハーフカットが施されるとともに表裏両面C1a、C
1bに接着剤Aが塗布された1枚の段ボールシートC1
を、同図(b)に示すように、表裏交互に折り畳んで互
いに貼り合わせることにより形成されている。
【0028】外装用紙材14は、各板状ブロック12の
外周面12bを、その一方の短尺側面12b1(一側
面)からその両側の長尺側面12b2を経て他方の短尺
側面12b3の両側縁部まで囲むようにして該外周面1
2bに貼着されている。この外装用紙材14は、段ボー
ルシートの表面に化粧紙が積層されてなり、各板状ブロ
ック12の短尺側面12b1において互いに連続するよ
うに一体的に形成されている。
【0029】すなわち、この外装用紙材14は、化粧紙
が積層された段ボールシートを、図5(a)に示すよう
な帯状の段ボールシートC2に裁断し、これを破線に沿
って折り曲げることにより、同図(b)に示すような立
体形状に形成されるようになっている。この段ボールシ
ートC2は、Bフルート段ボールよりもさらに段高の小
さいEフルート段ボール(段高が約1.5〜1.8mm
のEフルートを有する段ボール)で構成されている。ま
た、この段ボールシートC2は、板状ブロック12の高
さの2倍の上下幅(約60mm)を有しており、その幅
方向中心線に沿って長手方向の両端部から所定長のスリ
ットC2aが形成されている。
【0030】この段ボールシートC2において、破線で
示す部分には押罫が形成されており、これにより折曲げ
を容易に行い得るようになっている。一方、この段ボー
ルシートC2において、2点鎖線で示す部分(両スリッ
トC2aの間に位置する直線部分)Bには、外装用紙材
14として組み立てたときに内面側になる面にハーフカ
ットが施されており、これにより後述するヒンジ機能を
容易に果たし得るようになっている。
【0031】外装用紙材14は、スリットC2aが形成
されていない中央部14aの上半部14a1および下半
部14a2が各板状ブロック12の短尺側面12b1に
対応しており、この中央部14aの左右両側に位置する
上下2段の各部分14bが、各板状ブロック12の長尺
側面12b2に対応しており、外装用紙材14の左右両
端縁部に位置する上下2段の各部分14cが、各板状ブ
ロック12の短尺側面12b3の両側縁部に対応してい
る。
【0032】各エンドカバー用紙材16は、外装用紙材
14と同様、化粧紙が積層された段ボールシートからな
り、コ字状に折り曲げられた状態で、各板状ブロック1
2の短尺側面12b3および上下各面12aの端縁部に
貼着されている。なお、各エンドカバー用紙材16にお
ける各板状ブロック12の上下各面12aの端縁部に位
置する端面は、波形形状に形成されており、これにより
装飾性を高めるようになっている。
【0033】両面テープ18は、外装用紙材14の中央
部14aにおける上半部14a1(または下半部14a
2)に設けられている。その際、この両面テープ18
は、その接着層18aの片面が上半部14a1に貼着さ
れており、接着層18aのもう一方の片面は剥離紙18
bで覆われた状態となっている。
【0034】次に、本実施形態の作用効果について説明
する。
【0035】本実施形態に係る猫用爪研ぎ器10は、短
冊状に形成された複数枚の段ボール片22がそのフルー
ト端面22aを略面一に揃えるようにして互いに貼り合
わされてなる板状ブロック12を2枚備えており、これ
ら各板状ブロック12の外周面12bに貼着された外装
用紙材14が、外周面12bの短尺側面12b1におい
て互いに連続するように一体的に形成されているので、
外装用紙材14の連続部分(中央部14aの上半部14
a1と下半部14a2との境界線部分)Bをヒンジとし
て両板状ブロック12を回動させることにより、両板状
ブロック12が積み重ねられた折畳み状態(図1および
2に示す状態)と、略面一で開いた伸長状態(図3に示
す状態)とを採り得るようにすることができる。
【0036】したがって、猫用爪研ぎ器10を実際に使
用するまでは、両板状ブロック12を折畳み状態にして
おくことにより、猫用爪研ぎ器12の全長を短くして
(具体的には約250mmの長さにして)これをコンパ
クトにすることができる。このため、コンビニエンスス
トア等において猫用爪研ぎ器10の陳列場所の確保する
こと、あるいはユーザの住居において未使用の猫用爪研
ぎ器10の収納スペースを確保することが容易に可能と
なる。
【0037】一方、猫用爪研ぎ器10を使用する際に
は、両面テープ18の剥離紙18bを剥がした後、両板
状ブロック12を回動させて伸長状態にし、外装用紙材
14の中央部14aにおける上半部14a1と下半部1
4a2とを両面テープ18の接着層18aを介して接着
する。そして、この猫用爪研ぎ器10を床等の適当な位
置に配置すれば、猫はこの猫用爪研ぎ器10に乗った状
態で、略面一で直列に配置された板状ブロック12の上
面12a(すなわち各段ボール片22のフルート端面2
2a)で爪研ぎを行う。このとき、猫用爪研ぎ器10の
全長は、2枚の板状ブロック12を直列配置した長さ
(具体的には約500mmの長さ)となるので、猫がこ
れに乗って爪研ぎをするのに十分な長さを確保すること
ができる。したがって、爪研ぎの際に猫用爪研ぎ器10
が不用意に移動してしまうのを未然に防止することがで
きる。なお、猫用爪研ぎ器10を上下反転させれば、両
板状ブロック12の上面12aのみならず、その下面1
2aについてもこれを爪研ぎ面として使用することがで
きる。
【0038】このように本実施形態によれば、爪研ぎの
際に猫用爪研ぎ器10を不用意に移動させないようにし
た上で、そのコンパクト化を図ることができる。
【0039】しかも、本実施形態に係る猫用爪研ぎ器1
0は、ヒンジ構造で一体的に構成されているので、折畳
み状態にある2枚の板状ブロック12を回動させて伸長
状態するだけで、すぐに使用に供することができる。
【0040】また、本実施形態においては、猫用爪研ぎ
器10を構成するすべての部材が、紙材で構成されてい
るので、使用済みの猫用爪研ぎ器10のリサイクルを図
ることが容易に可能となる。
【0041】本実施形態に係る猫用爪研ぎ器10は、各
板状ブロック12が、これを構成する各段ボール片22
の面沿い方向に長尺となるように形成されているので、
段ボール片22の使用枚数を減らして各板状ブロック1
2の製造簡素化を図ることができる。しかも、外装用紙
材14の連続部分Bが位置する各板状ブロック12の一
側面が、各板状ブロック12の短尺側面12b1で構成
されているので、猫用爪研ぎ器10を不必要に広幅に形
成することなく、両板状ブロック12を伸長状態にした
ときに猫用爪研ぎ器10を十分長尺にすることができ
る。
【0042】さらに本実施形態においては、外装用紙材
14における中央部14aの上半部14a1(または下
半部14a2)に設けられた両面接着テープ18で両板
状ブロック12を接着することにより、これらを伸長状
態の姿勢に保持することができるので、猫が激しく爪研
ぎを行った場合においても、両板状ブロック12が
「く」の字形に浮き上がってしまうおそれを無くすこと
ができる。
【0043】また本実施形態においては、各板状ブロッ
ク12が、表裏交互に所定間隔をおいてハーフカットが
施されるとともに表裏両面C1a、C1bに接着剤Aが
塗布された1枚の段ボールシートC1を表裏交互に折り
畳むことにより形成されているので、各板状ブロック1
2の組立てを容易に行うことができ、また、これを構成
する複数枚の段ボール片22のフルート端面22aを精
度よく面一に揃えることができる。
【0044】しかも本実施形態においては、各段ボール
片22がAフルートとBフルートとが貼り合わせてなる
ダブルフルート段ボールで構成されているので、十分な
強度を確保した上で、そのフルート端面22aを爪研ぎ
に適したものとすることができる。
【0045】ところで、未使用の猫用爪研ぎ器10を流
通させる際には、両板状ブロック12を折畳み状態に維
持しておくようにするため、猫用爪研ぎ器10にゴムバ
ンドを巻きつけたり、紙シールを両エンドカバー用紙材
16に跨るようにして貼付したり、あるいは猫用爪研ぎ
器10をラップフィルム等で覆うようにしておくことが
好ましい。
【0046】なお本実施形態においては、2枚の板状ブ
ロック12が、平面視において矩形形状に形成されてい
るものとして説明したが、これ以外の形状(例えば、台
形、六角形、三角形等)に形成することも可能である。
【0047】また本実施形態においては、両板状ブロッ
ク12の両面が爪研ぎ面として使用できるように構成さ
れているが、片面のみが使用できるように構成されたも
のとすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る猫用爪研ぎ器を折
畳み状態で示す斜視図
【図2】上記猫用爪研ぎ器を折畳み状態で示す平面図
【図3】上記猫用爪研ぎ器を伸長状態で示す斜視図
【図4】上記猫用爪研ぎ器を構成する各板状ブロックの
製造方法を説明するための図
【図5】上記猫用爪研ぎ器を構成する外装用紙材の製造
方法を説明するための図
【図6】従来例を示す、図3と同様の図
【符号の説明】
10 猫用爪研ぎ器 12 板状ブロック 12a 上面 12b 外周面 12b1 一方の短尺側面(一側面) 12b2 長尺側面 12b3 他方の短尺側面 14 外装用紙材 14a 中央部 14a1 上半部 14a2 下半部 14b 左右両側の上下2段の各部分 14c 左右両端縁部の上下2段の各部分 16 エンドカバー用紙材 18 両面テープ 18a 接着層 18b 剥離紙 22 段ボール片 22a フルート端面 A 接着剤 B 連続部分 C1 段ボールシート C1a 表面 C1b 裏面 C2 段ボールシート C2a スリット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボールのフルート端面を爪研ぎ面とし
    て使用するように構成された猫用爪研ぎ器であって、 短冊状に形成された複数枚の段ボール片が該段ボール片
    のフルート端面を略面一に揃えるようにして互いに貼り
    合わされてなる板状ブロックと、この板状ブロックの外
    周面を囲むようにして該外周面に貼着された外装用シー
    ト材と、を備えてなる猫用爪研ぎ器において、 上記板状ブロックを2枚備えてなり、これら各板状ブロ
    ックの外周面に貼着された外装用シート材が、該外周面
    の一側面において互いに連続するように一体的に形成さ
    れている、ことを特徴とする猫用爪研ぎ器。
  2. 【請求項2】 上記外装用シート材が、紙材で構成され
    ている、ことを特徴とする請求項1記載の猫用爪研ぎ
    器。
  3. 【請求項3】 上記各板状ブロックが、該板状ブロック
    を構成する各段ボール片の面沿い方向に長尺となるよう
    に形成されており、 上記一側面が、上記各板状ブロックの短尺側面で構成さ
    れている、ことを特徴とする請求項1または2記載の猫
    用爪研ぎ器。
  4. 【請求項4】 上記外装用シート材における上記一側面
    に位置する部分の表面に両面接着テープが設けられてい
    る、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の猫用
    爪研ぎ器。
  5. 【請求項5】 上記各板状ブロックが、表裏交互に所定
    間隔をおいてハーフカットが施されるとともに表裏両面
    に接着剤が塗布された1枚の段ボールシートを、表裏交
    互に折り畳むことにより形成されている、ことを特徴と
    する請求項1〜4いずれか記載の猫用爪研ぎ器。
  6. 【請求項6】 上記各段ボール片が、段高の異なる2種
    類のフルートを貼り合わせてなるダブルフルート段ボー
    ルで構成されている、ことを特徴とする請求項1〜5い
    ずれか記載の猫用爪研ぎ器。
JP2001365015A 2001-11-29 2001-11-29 猫用爪研ぎ器 Pending JP2003164234A (ja)

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