JP2003163915A - 付加情報配信システム - Google Patents

付加情報配信システム

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JP2003163915A
JP2003163915A JP2001361557A JP2001361557A JP2003163915A JP 2003163915 A JP2003163915 A JP 2003163915A JP 2001361557 A JP2001361557 A JP 2001361557A JP 2001361557 A JP2001361557 A JP 2001361557A JP 2003163915 A JP2003163915 A JP 2003163915A
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Application number
JP2001361557A
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English (en)
Inventor
Osamu Yoshimi
治 吉見
Akihito Hatakeyama
秋仁 畠山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Information Transfer Between Computers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送するコンテンツデータ(PG)の再生中
に放送しきれない付加情報(IP)を配信する付加情報
配信方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 コンテンツデータ(PG:CM)、コン
テンツデータ(PG)を示す付加情報識別子(ID
c)、および付加情報源アドレス(ADs)を含む放送
データ(DA)が放送され、放送データ(DA)が受信
されてコンテンツデータ(PG)が表示され、受信局
(RS)の要求時に表示中のコンテンツデータ(PG)
に対応する付加情報識別子(IDc)と請求元アドレス
(ADr)を含む付加情報要求信号(SR)が付加情報
源アドレス(ADs)宛に送付され、付加情報請求信号
(SR)が受信されて付加情報識別子(IDc)と請求
元アドレス(ADr)が抽出され、付加情報識別子(I
Dc)が示す付加情報(IP)を請求元アドレス(AD
r)宛に配信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広範囲な人々にあ
る事柄を紹介し、それらの人々からの要求に応じて、紹
介した事柄に関する付加情報を提供する情報配信システ
ムに関し、さらに詳述すれば、双方向デジタルテレビ放
送を用いて、メインの画面表示にて紹介中の事柄に関す
る、さらなる詳細な関連情報に対する視聴者の要求に応
じて、当該紹介期間中にサブのデータ放送で提供しきれ
ない詳細情報を手軽かつ迅速に提供する付加情報配信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人々に特定の事柄について広
く知らしめるために、不特定多数の人に知らしめる対象
を紹介して人々の興味を惹き、興味を持った人々にさら
に詳細な情報を、適切なタイミングおよび方法で提供す
る付加情報配信システムの実現が要望される。このよう
な付加情報配信システムは、教育、観光案内、および商
品販売促進等の様々な分野に適用できる。従来の付加情
報配信システムの一例として、販売促進を図る商品など
詳細な情報を必要とする人に提供する商品情報配信シス
テムについて説明する。従来の商品情報配信システム
は、以下に述べる3つの手法に大別される。
【0003】第1の手法としては、個別的なカタログの
送付、直接問い合わせ、およびHP(ホームページ)上
でのプレゼンテーション等が挙げられる。これらの方法
は、知りたい情報を知りたいだけ取得できるという点か
ら顧客に有用であるばかりでなく、顧客の興味を引き寄
せる機会を得られるという観点において強力な情報配信
手法である。
【0004】第2の手法としては、下り方向のみの片方
向送信である従来のテレビ/ラジオ放送を利用した、コ
マーシャル放送による商品紹介がある。この方法では、
不特定多数の視聴者の内で、その商品の詳細な情報の入
手を希望する程の関心を持つ人が、販売店に出向いてカ
タログ等を入手するか、あるいは電話等の通信手段を利
用してカタログを送付してもらうものである。それゆ
え、情報配信が販売に結びつく確立が高く、効果的な情
報配信手法である。
【0005】第3の手法としては、近年実用化された双
方向送信のデジタルテレビにおいて、上り方向送信を経
て伝えられる視聴者の要求に基づいて、放送されるコマ
ーシャルで紹介された商品の詳細な情報を視聴者に提供
するシステムが提案されている。このようなシステム
は、デジタルテレビが画面を構成する映像および音声の
送信と同時に多くのデータを送信できることを利用して
いる。つまり、放送局では、コマーシャル放送で紹介す
る商品に関する商品情報を放送データとして準備してお
き、映像および音声で構成されたコマーシャル放送と提
供情報と同時に放送する。
【0006】視聴者が、放送されたコマーシャルで紹介
されている商品情報の入手を欲する場合には、デジタル
テレビに設けられた上り回線を利用して商品情報の提供
を要求すると、コマーシャル放送と同時に放送されてい
る商品情報がテレビ上にさらに表示される。結果、コマ
ーシャル放送で宣伝する商品の詳しい情報を提供するこ
とができる。
【0007】この第3の手法は、コマーシャル放送によ
って不特定多数の視聴者に商品紹介し、コマーシャルを
見た視聴者のなかで特に興味を持った人の要求に応え
て、より詳細な情報を提供できるという点では、第2の
手法と同じある。しかし、第3の手法は、即時性におい
て第2の手法より優れた情報配信手法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の第1、第2、お
よび第3の手法は、それぞれ上述した優位点を有する一
方、以下に述べる問題も有する。第1の手法は、顧客、
あるいは顧客候補からのアクセスがあって初めて目的効
果を奏するものである。それゆえに、いかに多くの人々
からコンタクトを得ることができるかという点に普請す
るものである。つまり、人々の興味を惹くために、まず
広範囲な人々に紹介する有効な方策を、第1の手法を採
る以前に講じる必要がある。
【0009】第2の手法は、第1の手法と同様に、顧
客、あるいは顧客候補からのアクセスを前提とするの
で、まず広範囲な人々に紹介しておく必要がある。この
点は、テレビ/ラジオ放送の特性によって有効に対策さ
れている。しかしながら、下り方向のみの片方向送信で
ある従来のテレビ/ラジオにおいては、放送されるコマ
ーシャルで紹介された商品の詳細な付加情報を入手する
ためには、視聴者はわざわざ販売店に出向いてカタログ
等を入手するか、あるいは電話等の通信手段を利用して
カタログを送付してもらう必要がある。そのために、付
加情報を欲してから入手するまでに労力、時間、および
費用を要する。
【0010】付加情報入手までの即時性が劣るので、必
要な情報を入手する頃には、視聴者は別の情報源から入
手できる情報で代用したり、既に興味を失っていたりす
ることが多い。このような場合は、カタログの送付元の
観点においては、カタログ送付に要する経費の回収が困
難になり、視聴者の観点からは、情報入手に要する投資
効率を悪い。つまり、視聴者が気軽に付加情報入手でき
ないことが多い。
【0011】第3の手法は、双方向デジタルテレビ放送
を利用したシステムにおいても、単位時間に送信できる
情報容量に限りがあるとともに、さらにコマーシャルの
放送時間自体が短いという制約がある。それゆえに、第
3の手法は、顧客、あるいは顧客候補に対する広範囲な
紹介に関しては第2の手法と同様に第1の手法よりはる
かにに優れ、即時性に関しては第1の手法および第2の
手法よりはるかにに優れる。しかしながら、単位時間当
たりの送信情報量およびコマーシャル放送時間の制約を
超えて詳しい付加情報の提供者若しくは視聴者の要求に
応えることは非常に困難である。よって、提供付加情報
の量および質において、第1の手法および第2の手法に
はるかに劣る。
【0012】なお、上述の従来の商品情報配信システム
に関する問題点は、教育や観光案内等の分野に適応され
た情報配信システムにおいても同様に問題である。つま
り、教育や観光案内の分野に関しても、第1の手法にお
いては、別途事前に広範囲な人々に紹介しておく必要が
ある。そして、第2の手法においては、人々がせっかく
興味を持っても、手軽かつ迅速に情報を入手出来なれ
ば、紹介効果が著しく損なわれる。
【0013】そこで、本願の目的は個別的な宣伝手法を
行使するために視聴者とコンタクトを取りたいと要望す
る提供者側と、興味を持った情報をできるだけ気軽に取
得したいという視聴者を結びつける方法を提供するもの
である。より具体的に言うと、第1の手法より広範囲な
人々に紹介し、第2の手法より即時性に富み、そして、
質量共に第3の手法より詳細な情報を提供できる、双方
向デジタルテレビ放送を利用した商品情報配信システム
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、双方向デジタル放送において、放送するコンテ
ンツデータの放送中に、受信局からの配信要求に応じ
て、付加情報を配信する付加情報配信方法であって、コ
ンテンツデータ、コンテンツデータに対応づけられると
ともにコンテンツデータの表示中に放送できるより多量
の付加情報を示す付加情報識別子、および付加情報の提
供元を示す付加情報源アドレスを含む放送データを生成
する放送データ生成ステップと、放送データを放送する
放送ステップと、放送データを受信して、コンテンツデ
ータ、付加情報識別子、および付加情報源アドレスを復
調する受信復調ステップと、復調されたコンテンツデー
タを表示する表示ステップと、受信局の要求時に表示中
のコンテンツデータに対応づけられた付加情報識別子
と、付加情報の配信先を示す請求元アドレスを含む付加
情報要求信号を生成して、付加情報源アドレス宛に送付
する付加情報請求ステップと、付加情報請求信号を受信
して、付加情報識別子と請求元アドレスを抽出する付加
情報請求受付ステップと、抽出した付加情報識別子が示
す付加情報を請求元アドレス宛に配信する付加情報配信
ステップとを備え、コンテンツデータの再生中に放送し
きれない付加情報を配信することを特徴とする。
【0015】上述のように、第1の発明においては、コ
ンテンツに付加情報を多重して配信するのではないの
で、量的および質的にコンテンツ放送中に配信できない
内容の付加情報を提供できる。
【0016】第2の発明は、放送するコンテンツデータ
に対応づけられたコンテンツデータの表示中に放送でき
るより多量の付加情報を示す付加情報識別子および付加
情報の提供元を示す付加情報源アドレスを含む放送デー
タを放送する双方向デジタル放送方法であって、コンテ
ンツデータ、コンテンツデータに対応づけられるととも
にコンテンツデータの表示中に放送できるより多量の付
加情報を示す付加情報識別子、および付加情報の提供元
を示す付加情報源アドレスを含む放送データを生成する
放送データ生成ステップと、放送データを放送する放送
ステップとを備える。
【0017】上述のように、第2の発明においては、コ
ンテンツに付加情報を多重して配信するのではないの
で、量的および質的にコンテンツ放送中に配信できない
内容の付加情報を提供するための、放送方法を実現でき
る。
【0018】第3の発明は、放送するコンテンツデータ
に対応づけられるとともにコンテンツデータの表示中に
放送できるより多量の付加情報を示す付加情報識別子お
よび付加情報の提供元を示す付加情報源アドレスを含む
放送データを放送する双方向デジタル放送で用いられる
放送受信機であって、放送局から送信される放送データ
を受信して、コンテンツデータ、付加情報識別子、およ
び付加情報源アドレスを復調する受信復調器と、復調コ
ンテンツデータを表示する表示器と、表示中のコンテン
ツデータに対応づけられた付加情報識別子と、付加情報
識別子に対応づけられて付加情報の配信先を示す請求元
アドレスを含む付加情報要求信号を生成して、付加情報
源アドレス宛に送付する付加情報請求器とを備え、提供
元から付加情報源アドレス宛にコンテンツデータの再生
中に受信しきれない多量の付加情報と付加情報を示す付
加情報識別子とを含む配信情報とが送信されることを特
徴とする。
【0019】上述のように、第3の発明においては、コ
ンテンツに付加情報を多重して配信するのではないの
で、量的および質的にコンテンツ放送中に配信できない
内容の付加情報を提供するための、受信機を提供でき
る。
【0020】第4の発明は、第3の発明において、請求
元アドレスに対応して、提供元から配信される配信情報
を受信する付加情報受信器をさらに備え、付加情報請求
器は、コンテンツデータの表示中に、外部から入力され
る付加情報請求信号を受け付ける付加情報請求受付器
と、付加情報請求信号の受付時に表示中のコンテンツデ
ータに対応づけられた付加情報識別子と付加情報識別子
に対応づけられた付加情報源アドレスとを取得する請求
情報取得器とを含む。
【0021】第5の発明は、第4の発明において、付加
情報受信器で受信した配信情報を蓄積する配信情報蓄積
器と、配信情報蓄積器の蓄積および読み出しを管理する
蓄積管理器とをさらに備え、表示器は、受信復調器によ
って復調されたデータに基づいて、所定のメッセージを
出力するメッセージ器を含み、蓄積管理器は配信情報が
受信されたときには、配信情報に含まれる付加情報およ
び付加情報識別子を配信情報蓄積器に蓄積させるととも
に、付加情報識別子を受信復調器に供給して、メッセー
ジ器に配信情報の受信、あるいは蓄積のいずれかを報知
するメッセージを出力させることを特徴とする。
【0022】第6の発明は、第5の発明において、付加
情報受信器で受信したメッセージは、文字、あるいはア
イコンのいずれかで表現されることを特徴とする。
【0023】第7の発明は、第5の発明において、配信
情報には、請求元アドレスがさらに含まれ、付加情報受
信器は、受信した配信情報に含まれるカタログ識別子と
請求元アドレスのそれぞれが、付帯情報要求信号に含ま
れるカタログ識別子と請求元アドレスと同一であるか否
かを判断する受信配信情報確認器を備え、受信配信器が
同一であると判断する場合には、蓄積管理器は配信情報
蓄積器に配信情報を蓄積させることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】まず本発明にかかる情報配信シス
テムの基本的概念について説明する。本発明において
は、双方向デジタルテレビ放送において、紹介するコン
テンツを表す音映像データとして送信するとともに、当
該コンテンツに関して別途提供可能な詳細情報を示す識
別子をデータ送信する。そして、視聴者は送信された音
映像データを受信してコンテンツを(放送)再生中に、
デジタルテレビに設けられた上り回線を経由して当該コ
ンテンツに関する付加情報を要求すると、当該コンテン
ツの再生中にはデータ送信では提供仕切れない質および
量の付加情報が別途提供される。このような情報配信シ
ステムは、教育、観光案内、および販売促進に代表され
る紹介目的に適用できるが、販売促進のために適用され
た商品情報配信システムを代表例として以下に説明す
る。
【0025】(システム全体の説明)まず、図1を参照
して、本発明の実施の形態にかかる商品情報配信システ
ムについて説明する。商品情報配信システムIDSは、
大別して広告データ源IS、放送局BS、および受信局
RSの3つの要素から構成されて双方向デジタルテレビ
放送上に展開される。
【0026】広告データ源ISは、放送コンテンツデー
タを蓄積するデータベース蓄積器である。具体的には、
広告主がデジタルテレビ放送でコマーシャル放送として
放送されることを望む広告データDAを格納している。
なお、広告データDAは、コマーシャル放送のコンテン
ツデータCMと、そのコマーシャル放送で紹介する商品
の付加情報である商品情報IP(「カタログ」と総称す
る)を指定するパラメータであるカタログ識別子ID
c、および商品情報IPの請求先を示す請求先アドレス
ADsがセットとして生成されている。商品情報IP
は、好ましくは、複数の項目ごとの詳細情報である商品
サブ情報IPsと、同商品サブ情報IPsを項目ごとに
分類して示す商品情報インデックスIPiとから階層的
に形成される。
【0027】放送局BSは、広告データ源ISから供給
される広告データDAを格納する付加情報蓄積器IAS
と、放送番組データPGを格納する番組データ格納器I
PSとを含む。放送局BSは、放送番組ごとに番組デー
タ格納器IPsから読み出した放送番組データPGに、
同放送番組中に放送される広告データDA(コンテンツ
データCM、カタログ識別子IDc、請求先アドレスA
Ds)を読み出して、それらを多重化してトランスポー
トストリームTSを生成して受信局RSに対して送信す
る。つまり、広告データ源ISから供給される広告デー
タDAを所定の時刻に受信局RSに送信して、コマーシ
ャル放送を実施する。
【0028】放送番組データPGおよびコンテンツデー
タCMはそれぞれ、番組放送およびコマーシャル放送の
コンテンツとして、またカタログ識別子IDcおよび請
求先アドレスADsはデータとして送信される。なお、
必要に応じて、放送内容が放送番組データPGとコンテ
ンツデータCMとの間で相互に切り替わることを示すコ
ンテンツ切替表示信号をトランスポートストリームTS
に付与してもよい。なお、放送番組データPGとコンテ
ンツデータCMの切り替わりは、カタログ識別子IDc
に基づいて検出することもできる。
【0029】なお、コマーシャル放送において表示され
るコンテンツデータCMの内容は、時刻tの経過ととも
に順次変更される。コンテンツデータCMの内容の変化
とともに、コンテンツデータCMと関連づけられたカタ
ログ識別子IDcも当然変化する。いま、時刻tにおけ
るコンテンツデータCM、およびカタログ識別子IDc
をそれぞれコンテンツデータCM(t)およびカタログ
識別子IDc(t)として表す。
【0030】なお、コンテンツデータCM(t)自体は
時刻tと完全に同期して変化することもあるが、コンテ
ンツデータCM(t)が紹介する内容(商品等)は、時
刻tと完全に同期して変化する必要はない。つまり、コ
ンテンツデータCM(t)が紹介する事項(商品)は、
所定の期間Pt単位で同期して変化する。言い換えれ
ば、コマーシャル放送中で、逐次変化するコンテンツデ
ータCM(t)でもあっても、第1の所定期間Pt1は
視聴者に対象の商品を紹介する。また、同一事項を紹介
するコンテンツデータCM(t)は第2の所定期間Pt
2(Pt2>Pt1)に渡って連続的に放送されたり、
また第3の所定期間Pt3(Pt3≧Pt2>Pt1)
に渡って数回に分散されて放送されることもある。
【0031】カタログ識別子IDc(t)は、好ましく
は、コンテンツデータCM(t)が紹介している同一の
事項(商品)に対して同一のカタログ識別子IDc
(t)が付与される。そのために、コンテンツデータC
M(t)が同一事項を紹介する第1の所定期間PT1、
第2の所定期間Pt2、および第3の所定期間のそれぞ
れにおいては、同一のカタログ識別子IDcが付与され
るのが望ましい。
【0032】また、請求先アドレスADs(t)は、カ
タログ識別子IDc(t)で規定される情報の提供元を
示す。それゆえに、同一のカタログ識別子IDc(t)
および異なるカタログ識別子IDc(t')のそれぞれ
に対して、同一の請求先アドレスADsが設定されるこ
ともあり得る。
【0033】上述のように、コンテンツデータCM
(t)、カタログ識別子IDc(t)、および請求先ア
ドレスADs(t)は、必ずしも時刻tに同期して逐次
変化させる必要はないが、同期させて逐次変化させても
問題ない。よって、本明細書においては、説明の便宜
上、コンテンツデータCM(t)、カタログ識別子ID
c(t)、および請求先アドレスADs(t)は時刻t
の変化とともに、逐次変化するとともに、それぞれは互
いに1対1の関係で対応する場合を例として説明する。
なお、上述の第1の所定期間Pt1、第2の所定期間P
t2、および第3の所定期間Pt3に代表されるように
任意の所定時間単位で変化させる場合も、互いの対応関
係が明確にされていれば問題ないことは言うまでもな
い。
【0034】受信局RSは、具体的にはデジタルテレビ
受像機(以降、「デジタルテレビ受像機DTV」と略称
する)であり、放送局BSから送信されたトランスポー
トストリームTSを受信する。そして、視聴者の指示に
応じて、トランスポートストリームTSから放送番組デ
ータPG、コマーシャル放送のコンテンツデータCM、
カタログ識別子IDc、および請求先アドレスADsを
復元する。なお、復元された放送番組データPGおよび
コンテンツデータCMは、それぞれ番組放送およびコマ
ーシャル放送として再生表示される。
【0035】視聴者は、視聴しているコマーシャル放送
で紹介されている商品に興味を持ち、より詳細な情報を
知りたいと思ったときは、リモコンRC等の入力手段を
用いて、テレビ受像機に対して情報請求信号Sriを出
力する。テレビ受像機は、情報請求信号Sriに応答し
て、コマーシャル放送中のコンテンツデータCMに対応
するカタログ識別子IDcと請求先アドレスADsを取
得する。視聴者が、時刻tに上述のリモコン操作をした
と想定すると、情報請求信号Sri(t)に応答して、
時刻tに放送中のコマーシャルのコンテンツデータCM
(t)に対応するカタログ識別子IDc(t)および請
求先アドレスADs(t)が取得される。
【0036】次に、デジタルテレビ受像機DTVは、取
得したカタログ識別子IDc(t)と請求元アドレスA
Drとからなるカタログ要求信号SRを生成する。そし
て、デジタルテレビ受像機DTVは、生成したカタログ
要求信号SRを上り回線を経由して、取得した請求先ア
ドレスADs(t)宛に送信する。なお、請求元アドレ
スADrは、予めデジタルテレビ受像機DTVに格納さ
れている、視聴者が要求の情報を送付を望む宛先/アド
レス情報である。
【0037】請求元アドレスADrは、任意の場所であ
ってもよいが、好ましくは受信局RSであるデジタルテ
レビ受像機DTV、あるいはデジタルテレビ受像機DT
Vに接続されている付加情報蓄積器IASにアクセスす
るための情報である。本例においては、請求元アドレス
ADrは、インターネットに接続されているデジタルテ
レビ受像機DTVのe−メールアドレスである。
【0038】広告データ源ISは、テレビ受像機から送
信されたカタログ識別子IDc(t)と請求元アドレス
ADrを受信すると、カタログ識別子IDc(t)に対
応する商品情報IP(t)、カタログ識別子IDc
(t)、および請求元アドレスADrからなるカタログ
情報RIを、請求元アドレスADrに送信する。なお、
商品情報IP(t)はコンテンツデータCMを表示中に
放送できないくらい大量、あるいは異質なデータを送信
できる。ここで言う異質なデータとは、デジタル放送の
下り方向の伝送路特性に不適な形態のデータを意味す
る。
【0039】テレビ受像機は、広告データ源ISから送
付されてきたカタログ情報RIを自動的に内部に設けた
蓄積器に蓄積する。そして、テレビ受像機は、画面にカ
タログを受け取った旨の表示(アイコンなど)、または
受け取ったカタログの内容を部分的あるいは全体的に表
示する。
【0040】次に、図2を参照して、上述の商品情報配
信システムIDSを双方向デジタルテレビ放送に適用し
た場合に、受信局RSとして用いられるデジタルテレビ
受像機の構成について詳述する。本例においては、図1
に示した付加情報蓄積器IASは、デジタルテレビ受像
機DTVの内部に収納されている。デジタルテレビ受像
機DTVは、アンテナ1、BSチューナ3、デジタル信
号復調器5、音声信号生成器7、映像信号生成器9、デ
ータ信号復調器11、データ画像生成器13、OSD制
御器15、ミクサ17、カタログ情報処理器19、通信
管理器21、ユーザ連絡先記憶器23、蓄積管理器2
5、蓄積器27、スピーカ29、モニタ31、および制
御器100を含む。
【0041】なお、蓄積管理器25および蓄積器27
は、図1に示した付加情報蓄積器IASを構成する。つ
まり、本例において、付加情報蓄積器IASはデジタル
テレビ受像機DTVの内部に収納される。また、制御器
100は、リモコン200を介して入力される視聴者の
指示に基づいて、デジタルテレビ受像機DTVの上述の
構成要素および全体の動作を制御する。
【0042】放送局BSから送信されたトランスポート
ストリームTSは、アンテナ1で受信された後に、BS
チューナ3によってチャンネルごとに抽出される。デジ
タル信号復調器5は、BSチューナ3から出力されたト
ランスポートストリームTSに含まれる放送番組データ
PGおよびコンテンツデータCMから、それぞれ番組お
よびコマーシャルコンテンツの音声および映像を表すデ
ジタル音声信号Sadおよびデジタル映像信号Svdを
生成する。デジタル信号復調器5は、さらに、トランス
ポートストリームTSからカタログ識別子IDcを表す
デジタルデータSddを生成する。
【0043】音声信号生成器7は、デジタル信号復調器
5から入力されるデジタル音声信号Sadをアナログ音
声信号Saに変換する。蓄積管理器25は、音声信号生
成器7から出力されるアナログ音声信号Saを音声に変
換して、視聴者に供する。
【0044】映像信号生成器9は、デジタル信号復調器
5から入力されるデジタル映像信号Svdをアナログ映
像信号Svに変換する。
【0045】データ信号復調器11は、デジタル信号復
調器5から入力されるデジタルデータSddをデータ信
号Sddmに復調して、データ画像生成器13およびカ
タログ情報処理器19に出力する。データ画像生成器1
3は、データ信号復調器11から出力されたデータ信号
Sddmを、同データを画像として表すアナログデータ
画像信号Sdを生成する。
【0046】OSD制御器15は、デジタルテレビ受像
機DTVのモニタ上に表示させるオンスクリーンメッセ
ージを表すアナログメッセージ信号Smを出力する。な
お、アナログメッセージ信号Smが表すオンスクリーン
メッセージの内容は、好ましくは、デジタルデータSd
dの内容に応じて、OSD制御器15内に予め用意され
いてる。
【0047】ミクサ17は、映像信号生成器9、データ
画像生成器13、およびOSD制御器15からそれぞれ
出力されるアナログ映像信号Sv、アナログデータ画像
信号Sd、およびアナログメッセージ信号Smをミクス
して、表示画像信号Sviを生成する。モニタ31は、
ミクサ17から出力される表示画像信号Sviに基づい
て、アナログ映像信号Sv、アナログデータ画像信号S
d、およびアナログメッセージ信号Smのそれぞれの画
像を1つの画面上に表示して、視聴者に供する。
【0048】カタログ情報処理器19は、制御器100
を介してリモコン200から入力される情報請求信号S
ri(t)に応答して、データ信号復調器11から入力
されるデータ信号Sddmから、カタログ識別子IDc
(t)および請求先アドレスADs(t)を抽出する。
抽出されたカタログ識別子IDc(t)および請求先ア
ドレスADs(t)は、通信管理器21に出力される。
【0049】さらに、カタログ情報処理器19は、デー
タ信号Sddmからに含まれるカタログ識別子IDcに
基づいて、放送番組データPGとコンテンツデータCM
との切り替わりを検出する。なお、トランスポートスト
リームTSに切替表示信号が付与されている場合には、
カタログ識別子IDcではなく切替表示信号に基づい
て、放送番組データPGとコンテンツデータCMとの切
替を検出できることは上述の通りである。また、放送番
組データPGとコンテンツデータCMとの切り替わり検
出は、データ信号復調器11、あるいはカタログ情報処
理器19のいずれか一方で行えば十分であるが、双方で
行ってもよい。
【0050】図3を参照して、カタログ情報処理器19
の構成および動作について説明する。カタログ情報処理
器19は、カタログ識別子抽出器19_2、カタログ識
別子格納器19_4、請求先アドレス抽出器19_6、
請求先アドレス格納器19_8、およびカタログ請求処
理器19_10を有する。カタログ識別子抽出器19_
2および請求先アドレス抽出器19_6は共にデータ信
号復調器11に接続されて、データ信号Sddmが入力
される。
【0051】カタログ識別子抽出器19_2は、データ
信号Sddmからカタログ識別子IDc(t)を抽出す
る。カタログ識別子格納器19_4は、抽出されたカタ
ログ識別子IDc(t)を格納する。
【0052】請求先アドレス抽出器19_6は、データ
信号Sddmから請求先アドレスADs(t)を抽出す
る。請求先アドレス格納器19_8は、抽出された請求
先アドレスADs(t)を格納する。
【0053】カタログ請求処理器19_10は、制御器
100を介してリモコン200から入力される情報請求
信号Sri(t)に応答して、カタログ識別子格納器1
9_4および請求先アドレス格納器19_8から、それ
ぞれカタログ識別子IDc(t)および請求先アドレス
ADs(t)を読み出す。
【0054】図2に示すように、通信管理器21はカタ
ログ情報処理器19に接続されて、読み出されたカタロ
グ識別子ID(t)および請求先アドレスADs(t)
が入力される。さらに、通信管理器21は、カタログ請
求処理器19_10と同様に、情報請求信号Sri
(t)に応答して、ユーザ連絡先記憶器23から請求元
アドレスADrを読み出す。
【0055】通信管理器21は、カタログ識別子IDc
(t)と請求元アドレスADrを含むカタログ要求信号
SRを生成する。さらに、通信管理器21は、デジタル
テレビ受像機DTVに備えられた上り回線Luを介し
て、カタログ要求信号SRを請求先アドレスADs宛に
送信する。
【0056】図1を参照して説明したように、カタログ
要求信号SRに基づいて、広告データ源ISより送信さ
れたカタログ情報RIが、デジタルテレビ受像機DTV
に設けられた下り回線Ldを介して通信管理器21に入
力される。本例においては、デジタルテレビ受像機DT
Vはインターネットに接続されているので、上り回線L
uおよび下り回線Ldは共にインターネット回線であ
る。しかしながら、カタログ要求信号SRおよびカタロ
グ情報RIの交換に供することができれば、インターネ
ット回線以外の適当な通信手段を用いることができる。
【0057】通信管理器21は、広告データ源ISより
送信されてきたカタログ情報RIから、カタログ識別子
IDc(t)と商品情報IP(t)を抽出して、付加情
報蓄積器IASに出力する。
【0058】付加情報蓄積器IASの蓄積管理器25
は、通信管理器21から入力されるカタログ識別子ID
c(t)と商品情報IP(t)を蓄積器27に出力する
とともに、カタログ識別子IDc(t)を上述のデジタ
ル信号復調器5に出力する。デジタル信号復調器5に入
力されたカタログ識別子IDc(t)は、上述のデータ
信号復調器11およびデータ画像生成器13を経て生成
されるアナログデータ画像信号Sdが、ミクサ17でO
SD制御器15から出力されるオンスクリーンメッセー
ジ(Sm)と合成されて、要求した商品情報IP(t)
の到着を画像としモニタ31によって視聴者に知らせ
る。
【0059】なお、必要に応じて、デジタル信号復調器
5および音声信号生成器7を経て、スピーカ29によっ
て要求した商品情報IP(t)の到着を音声として視聴
者に知らせてもよい。
【0060】一方、蓄積器27は、蓄積管理器25から
入力されたカタログ識別子IDc(t)と商品情報IP
(t)を互いに関連づけて格納する。そして、視聴者が
到着した商品情報IP(t)の内容の表示をリモコン2
00を介して指示すると、蓄積管理器25は、蓄積器2
7から要求された商品情報IP(t)とカタログ識別子
IDc(t)を読み出して、デジタル信号復調器5に出
力する。
【0061】付加情報蓄積器IASから入力された商品
情報IP(t)およびカタログ識別子IDc(t)に含
まれる文字データは、デジタル信号復調器5、データ信
号復調器11、およびデータ画像生成器13を経て、ア
ナログデータ画像信号Sdとして抽出されて、モニタ3
1で表示される。同様に、商品情報IP(t)に含まれ
る映像データは、デジタル信号復調器5、および映像信
号生成器9を経て、アナログ映像信号Svとして抽出さ
れて、モニタ31で表示される。
【0062】さらに、商品情報IP(t)に含まれる音
声データは、デジタル信号復調器5、および音声信号生
成器7を経て、アナログ音声信号Saとして抽出され
て、スピーカ29で発声される。なお、本実施形態にお
いては、視聴者に対する表示手段としてスピーカ29お
よびモニタ31が用意されているが、プリンタ等の印刷
手段を設けてもよい。
【0063】図4に示すフローチャートを参照して、上
述の商品情報配信システムIDSの主な動作について説
明する。商品情報配信システムIDSにおいては、ま
ず、ステップ#100の「広告データ生成」サブルーチ
ンにおいて、広告データ源ISによって広告データDA
が生成される。そして、生成された広告データDAは、
受信局RSに提供される。本ステップにおける広告デー
タ源ISの処理を、広告データ源ISの後述の処理と区
別するために、広告データ源処理1と呼ぶ。
【0064】ステップ#200の「放送番組データ生
成」サブルーチンにおいて、放送局BSは放送する番組
のコンテンツデータである放送番組データPGを生成す
る。
【0065】ステップ#300の「トランスポートスト
リーム生成」において、放送局BSは、広告データ源I
Sから提供された広告データDAを、放送する放送番組
データPGに多重してトランスポートストリームTSを
生成する。
【0066】ステップ#400の「トランスポートスト
リーム送信」サブルーチンにおいて、放送局BSは生成
されたトランスポートストリームTSを伝送経路に適し
た形態に変換した後に、受信局RSに向けて送信する。
このように、ステップ#200、#300、および#4
00において、本発明の実施の形態における商品情報配
信システムIDSを機能させるために必要なトランスポ
ートストリームTSが準備される。これらの3つのサブ
ルーチンをまとめて、放送局処理と呼ぶ。
【0067】ステップ#500の「トランスポートスト
リーム受信」サブルーチンにおいて、放送局BSから送
信されたトランスポートストリームTSが商品情報配信
システムIDSで受信された後に、BSチューナ3を介
して抽出される。
【0068】ステップ#600の「トランスポートスト
リーム復調」サブルーチンにおいて、デジタル信号復調
器5は抽出されたトランスポートストリームTSを復調
してデジタル音声信号Sad、デジタル映像信号Sv
d、およびデジタルデータSddを生成する。
【0069】ステップ#700の「番組視聴」サブルー
チンにおいて、デジタル音声信号Sadは音声信号生成
器7によってアナログ音声信号Saに変換される。そし
て、アナログ音声信号Saは、スピーカ29によって音
声として視聴者に提示される。
【0070】一方、デジタル映像信号Svdは映像信号
生成器9によってアナログ映像信号Svに変換される。
そして、デジタルデータSddは、データ信号復調器1
1およびデータ画像生成器13によってアナログデータ
画像信号Sdに変換される。これらの信号は、ミクサ1
7によって、OSD制御器15から出力されるアナログ
メッセージ信号Smとともにミクスされて表示画像信号
Sviが生成される。そして、表示画像信号Sviは、
モニタ31によって画像として視聴者に提示される。
【0071】なお、トランスポートストリームTSには
放送番組データPG中に、広告データDAが混入されて
いるので、視聴者は放送番組(放送番組データPG)を
視聴していると自然にコマーシャル放送(コンテンツデ
ータCM)も視聴することになる。このようにして、デ
ジタルテレビ受像機DTVにおいて、視聴者はコマーシ
ャルで紹介されている商品の商品情報IPを請求できる
準備が整えられる。この意味において、ステップ#50
0、#600、および#700のサブルーチンをまとめ
て、後述の受信局RSにおける処理と識別するために、
受信局処理1と呼ぶ。
【0072】ステップ#800の「カタログ請求」サブ
ルーチンにおいて、視聴者はモニタ31で表示されてい
る番組放送に組み込まれたコマーシャルを視聴時に、同
コマーシャルで紹介されている商品のさらに詳細な商品
情報IPの送付を要求する。つまり、受信局RSは、視
聴中のコマーシャルで紹介されている商品のカタログを
要求するカタログ要求信号SRを、デジタルテレビ受像
機DTVに備えられた上り回線を介して広告データ源I
Sに送信する。本サブルーチンにおける処理を、受信局
処理2と呼ぶ。なお、本ステップにおける受信局処理2
の動作について、後ほど図5および図7を参照して詳細
に説明する。
【0073】ステップ#900の「カタログ請求受付」
サブルーチンにおいて、広告データ源ISは、受信局R
Sから送信されたカタログ要求信号SRを受信するとと
もに、同カタログ要求信号SRに基づいて、視聴者のカ
タログ請求を受け付ける。具体的には、広告データ源I
Sは、カタログ要求信号SRからカタログ識別子IDc
(t)および請求元アドレスADrを抽出する。つま
り、カタログ識別子IDc(t)によって、請求された
商品情報IP(t)が特定でき、さらに請求元アドレス
ADrによって請求された商品情報IP(t)の送付先
が特定できる。
【0074】ステップ#1000の「カタログ送信」サ
ブルーチンにおいて、広告データ源ISは、ステップ#
900で特定された商品情報IP(t)、カタログ識別
子IDc(t)、および請求元アドレスADrを含むカ
タログ情報RIを、請求元アドレスADrで特定される
宛先にカタログ情報RIとして送信する。なお、本例に
おいては、カタログ情報RIは、受信局RSの備えられ
たインターネット回線や電話回線を介して、視聴者に送
付される。
【0075】しかしながら、カタログ情報RIは広告デ
ータDAと同様に放送局BSから受信局RSへ送信して
もよい。この場合、カタログ情報RIを請求元アドレス
ADrをキーとして暗号化して送信すれば、複数の受信
局RSの内で当該請求元アドレスADrを有するものだ
けがカタログ情報RIを取り出すことができる。また、
本実施形態においては、後述するようにカタログ情報R
Iの誤配信に関連する処理を可能にするために、カタロ
グ情報RI中に請求元アドレスADrが含まれている。
よって、誤配信処理が不要であれば、カタログ情報RI
から請求元アドレスADrを除いてもよい。
【0076】ステップ#1100の「カタログ受信」サ
ブルーチンにおいて、受信局RSは、広告データ源IS
から送信されたカタログ情報RIを受信すると、当該カ
タログ情報RIからカタログ識別子IDc(t)、商品
情報IP(t)、および請求元アドレスADrを抽出す
る。そして、抽出された請求元アドレスADrに基づい
て、カタログ情報RIが誤配信ではないかを判断すると
共に、誤配信の場合は然るべく処理を実行する。なお、
誤配信でない場合は、カタログ識別子IDc(t)と商
品情報IP(t)は内部に格納する一方、カタログ識別
子IDc(t)に基づいて、カタログ情報RIの受信を
視聴者に報告する。
【0077】カタログ情報RIの受信報告を受けた視聴
者は、リモコンRCを操作して、受信した商品情報IP
(t)を出力(表示、あるいはプリントアウト)させ
る。本サブルーチンにおける処理を、受信局処理3と呼
ぶ。なお、本ステップにおける受信局処理3の動作につ
いて、後ほど図6および図7を参照して詳細に説明す
る。そして、本実施形態にかかる商品情報配信システム
における1つの広告データDA送信、カタログ要求、お
よびカタログ受信に渡る一連の動作を終了する。
【0078】なお、現実的には、無数の広告データDA
が無数の受信局RSに対して送信されて、逐次行われる
無数のカタログ要求(SR)応答して、無数のカタログ
情報RIを視聴者に送信される。よって、1つカタログ
要求(SR)に関して見れば、上述のステップ#100
乃至#1100のサブルーチンは一連の連続処理である
が、商品情報配信システムIDS全体から見れば、#1
00乃至#1100のサブルーチンのそれぞれは、同時
に行われる平行処理である。
【0079】次に、図5および図7を参照して、受信局
RSの具体例としてのデジタルテレビ受像機DTVの上
述のステップ#800の「カタログ請求」サブルーチン
(受信局処理2)について詳しく説明する。上述の受信
局処理1(ステップ#500乃至#700)において、
モニタ31において放送番組データPGの代わりにコン
テンツデータCMが再生表示される(ステップ#70
0)と、受信局処理2(カタログ請求サブルーチン#8
00)が開始される。
【0080】よって、ステップS802において、現時
刻tにモニタ31においてコンテンツデータCM(t)
が再生表示されているか否かが判断される。この判断
は、上述のように、カタログ識別子IDc、あるいは切
替表示信号に基づいて行われる。再生表示されていない
場合はNoと判断されて、本ステップの判断が繰り返さ
れる。なお、コンテンツデータCM(t)の再生表示の
判定は、上述のようにトランスポートストリームTSに
付与されたコンテンツ切替表示信号、あるいはカタログ
識別子IDcに基づいて検出される。
【0081】図7に画面画像IFaとして例示されてい
るコンテンツデータCM(t)が再生表示されると、本
ステップにおいてYesと判断されて処理は次のステッ
プS804に進む。つまり、この時点で、受信局処理2
(カタログ請求サブルーチン#800)の実質的な処理
が開始される。なお、この時点で視聴者はカタログ請求
をする旨の起動信号である情報請求信号Sri(t)を
デジタルテレビ受像機DTVに送る。ここでは、リモコ
ンRCに設けられた決定キーがそれに対応する。
【0082】ステップS804にて、情報請求信号Sr
i(t)の入力の有無が判断される。つまり、コンテン
ツデータCM(t)を表す画面画像IFaがモニタ31
に表示されている状態で、視聴者がコンテンツデータC
M(t)で紹介されている商品に対する商品情報IP
(t)の提供を求めているか否かがリモコンRCからの
出力である情報請求信号Sri(t)に基づいて判断さ
れる。情報請求信号Sri(t)の入力がない場合に
は、Noと判断されて処理は上述のステップS802に
戻る。
【0083】一方、情報請求信号Sri(t)の入力が
ある場合には、Yesと判断されて、処理は次のステッ
プS806に進む。なお、ステップS802による判断
処理を削除して、本ステップS804からステップ#8
00のサブルーチンを開始するようにしてもよいことは
上述の通りである。
【0084】ステップS806において、図7に画面画
像IFbとして例示されているカタログ請求意志確認メ
ッセージがモニタ31に表示される。具体的には、OS
D制御器15からカタログ請求意志確認メッセージを表
すアナログメッセージ信号Smが出力される。これは、
ステップS804で検出した情報請求信号Sri(t)
が、視聴者の誤操作によるものでないことを確認するた
めである。つまり、カタログ請求をするか否かの判断を
再度確認する表示を示し、視聴者の誤操作による不要動
作の回避を図っている。そして、処理は、次のステップ
S808に進む。
【0085】ステップS808において、カウンタmが
0にセットされる。そして、処理は次のステップS81
0に進む。
【0086】ステップS810において、カウンタmが
インクリメントされる。そして、処理は次のステップS
812に進む。
【0087】ステップS812において、情報請求信号
Sri(t+m)の入力の有無が判断される。これは、
ステップS806における、カタログ要求意志確認メッ
セージにたいる視聴者の応答を確認するものである。入
力無しの場合はNoと判断されて、処理はステップS8
10に戻り、視聴者の応答を待つ。一方、入力あの場合
はYesと判断されて、処理は次のステップS814に
進む。
【0088】ステップS814において、カウンタmが
カウンタ閾値Mth以下であるか否かが判断される。な
お、カウンタ閾値Mthは、上記所定期間Ptより小さ
い値に設定される。つまり、カウンタ閾値Mthは、ス
テップS804における情報請求信号Sri(t)の入
力確認された後に、ステップS812において情報請求
信号Sri(t+m)が入力確認されるまでに時間を要
したために、情報請求信号Sri(t)に対応するカタ
ログ識別子IDc(t)が示す商品情報IP(t)と、
情報請求信号Sri(t+m)に対応するカタログ識別
子IDc(t+m)が示す商品情報IP(t+m)が異
なることを防ぐために設定されている。
【0089】カウンタmがカウンタ閾値Mth以下であ
る場合はYesと判断されて、処理は次のステップS8
16に進む。
【0090】ステップS816において、通信管理器2
1はカタログ情報処理器19からカタログ識別子IDc
(t+m)と請求先アドレスADs(t+m)を読み出
し、ユーザ連絡先記憶器23から請求元アドレスADr
を読み出す。なお、読み出されたカタログ識別子IDc
(t+m)および請求先アドレスADs(t+m)それ
ぞれ時刻tにおけるカタログ識別子IDc(t)と請求
先アドレスADs(t)として、請求元アドレスADr
とともに取得される。そして、処理は次の818に進
む。
【0091】ステップS818において、通信管理器2
1は、取得したカタログ識別子IDc(t)および請求
元アドレスADrを含むカタログ要求信号SR(t)を
生成する。さらに、通信管理器21は、上り回線Luを
介して、請求先アドレスADs(t)宛にカタログ要求
信号SR(t)を送信する。そして、処理は次のステッ
プS820に進む。
【0092】ステップS820において、図7に画面画
像IFcとして例示されているカタログ請求報告メッセ
ージがモニタ31に表示される。そして、ステップ#8
00の「カタログ請求」サブルーチンが終了する。
【0093】一方、上述のステップS814において、
カウンタmがカウンタ閾値Mth以下でないと判断され
た場合は、処理は上述のステップS802に戻る。これ
によって、視聴者の誤操作に起因する所望外のカタログ
の送付という事態を防止している。
【0094】次に、図6および図7を参照して、上述の
ステップ#1100の「カタログ受信」サブルーチン
(受信局処理3)について詳しく説明する。なお、ステ
ップ#1100は、カタログ情報RIの受信をモニタし
て受信次第モニタ31にその旨を表示するカタログ情報
受信表示サブルーチン#1100Aと、視聴者からの表
示指示に基づいて受信表示されたカタログ情報RIをモ
ニタ31に表示するカタログ情報表示サブルーチン#1
100Bを含む。
【0095】この二つのサブルーチン#1100Aおよ
び#1100Bは、1つのカタログ情報RIの受信に対
してはシリアルに実行される。しかし、実際には、上述
のように無数のカタログ情報RIが順次受信されるの
で、それぞれのカタログ情報RIに対してはパラレルに
処理される。そして、上述の広告源処理2(ステップ#
900および#1000)において、カタログ情報RI
が送信された後に、受信局処理3(カタログ受信サブル
ーチン#1100)のカタログ情報受信表示サブルーチ
ン#1100Aが開始される
【0096】よって、ステップS1002において、通
信管理器21が下り回線Ldを介してカタログ情報RI
を受信しているか否かが判断される。受信していない場
合は、Noと判断されて、本ステップにおける判断が繰
り返される。一方、受信している場合は、Yesと判断
されて、処理は次のステップS1004に進む。この時
点で、受信局処理3(カタログ受信サブルーチン#11
00)の実質的な処理が開始される。
【0097】ステップS1004において、通信管理器
21は受信したカタログ情報RIからカタログ識別子I
Dc(r)、商品情報IP(r)、および請求元アドレ
スADr(r)を抽出して、付加情報蓄積器IASに出
力する。そして、処理は次のステップS1005に進
む。
【0098】ステップS1005において、抽出したカ
タログ識別子IDc(r)および請求元アドレスADr
(r)のそれぞれを、上述のステップS816で取得
し、さらにステップS818でカタログ要求信号SR
(t)として送信したカタログ識別子IDc(t)およ
び請求元アドレスADrと同一であるか否かが判断され
る。それぞれが同一の場合は、Yesと判断されて、処
理は次のステップS1006に進む。一方、いずれか一
方でも同一でない場合は、Noと判断されて、処理はス
テップ#1005のエラー処理サブルーチンに進む。
【0099】ステップ#1005においては、広告デー
タ源ISから受信したカタログ情報RIに含まれる商品
情報IP(r)は、要求した商品情報IP(t)ではな
いが、それでも商品情報IP(r)とカタログ識別子I
Dc(r)を付加情報蓄積器IAS格納するか否かを視
聴者に確認するメッセージが出力される。具体的には、
例えば、「受信したカタログ情報RIは要求したものと
異なるようですがご覧になりますか」というメッセージ
が表示される。視聴者により、リモコンRC等で入力さ
れる同メッセージに対する指示がYesの場合は、処理
はステップS1006に進む。一方、Noの場合は、処
理を終了する。
【0100】ステップS1006において、付加情報蓄
積器IASの蓄積管理器25は、カタログ識別子IDc
(t)および商品情報IP(t)を蓄積器27に出力す
るとともに、カタログ識別子IDc(t)をデジタル信
号復調器5に出力する。蓄積器27は、カタログ識別子
IDc(t)および商品情報IP(t)を蓄積する。そ
して、処理は次のステップS1008に進む。なお、本
ステップで蓄積されるカタログ識別子IDc(t)およ
び商品情報IP(t)は厳密に言えば、それぞれ、カタ
ログ識別子IDc(r)および商品情報IP(r)であ
るが、上述のステップS1005およびS1007の判
断の結果、それぞれカタログ識別子IDc(t)および
商品情報IP(t)として蓄積される。
【0101】ステップS1008において、デジタル信
号復調器5は、蓄積管理器25から出力されたカタログ
識別子IDc(t)に基づいて、デジタル映像信号Sv
d(IDc(t))を生成する。そして、OSD制御器
15は、アナログメッセージ信号Sm(IDc(t))
を生成する。そして、処理は次のステップS1010に
進む。
【0102】ステップS1010において、映像信号生
成器9はデジタル信号復調器5から出力されるデジタル
映像信号Svd(IDc(t))とOSD制御器15か
ら出力されるアナログメッセージ信号Sm(IDc
(t))に基づいて、商品情報IP(t)が到着した旨
を知らせるアナログ映像信号Sv(IP(t))を生成
する。そして、処理は次のステップS1012に進む。
【0103】ステップS1012において、図7に画面
画像IFeとして例示されているように、アナログ映像
信号Sv(IP(t))はアイコンIとしてモニタ31
上で表示される。なお、画面画像IFeにおいては、3
つのアイコンIa、Ib、およびIcによって、3つの
商品情報IPの到着報告が表示されている。そして、処
理は次のステップS1014に進む。上述のステップS
1002からS1012によって、カタログ情報受信表
示サブルーチン#110Aが形成される。
【0104】ステップS1014において、情報請求信
号Sri(I)の入力の有無が判断される。つまり、視
聴者がリモコンRCを操作して、モニタ31に表示され
ているアイコンI(Ia、Ib、およびIcのいずれ
か)を選択指示したかが検出される。アイコンIが選択
指示されている場合は、処理は次のステップS1016
に進む。
【0105】ステップS1016において、蓄積器27
から検出されたアイコンIに相当する商品情報IP
(t)の商品情報インデックスIPi(t)が読み出さ
れる。そして、処理は次のステップS1018に進む。
【0106】ステップS1018において、デジタル信
号復調器5および映像信号生成器9を経てデジタル映像
信号Svd(IPi(t))が生成される。同様に、デ
ジタル信号復調器5、データ信号復調器11、およびデ
ータ画像生成器13を経てアナログデータ画像信号Sd
(IPi(t))が生成される。そして、処理は次のス
テップS1020に進む。
【0107】ステップS1020において、デジタル映
像信号Svd(IPi(t))とアナログデータ画像信
号Sd(IPi(t))がミクサ17でミクスされて表
示画像信号Svi(IPi(t))が生成される。そし
て、表示画像信号Svi(IPi(t))が、図7に画
面画像IFfとして例示されているように、商品情報イ
ンデックスIPi(t)の項目がS1、S2、S2、S
4、S5、およびS6としてモニタ31上に表示され
る。そして、処理は次のステップS1022に進む。
【0108】ステップS1022において、情報請求信
号Sri(s)の入力の有無が判断される。つまり、モ
ニタ31に表示されている項目がS1、S2、S2、S
4、S5、およびS6の項目のなかで、視聴者がリモコ
ンRCを操作して選択した項目が検出される。そして、
処理は次のステップS1024に進む。
【0109】ステップS1024において、視聴者の選
択した項目sに対応する商品サブ情報IPs(t)が蓄
積器27から読み出される。そして、処理は次のステッ
プS1026に進む。
【0110】ステップS1026において、デジタル信
号復調器5および映像信号生成器9を経てデジタル映像
信号Svd(IPs(t))が生成される。同様に、デ
ジタル信号復調器5、データ信号復調器11、およびデ
ータ画像生成器13を経てアナログデータ画像信号Sd
(IPs(t))が生成される。そして、処理は次のス
テップS1028に進む。
【0111】ステップS1028において、図7に画面
画像IFgとして例示されているように、アナログデー
タ画像信号Sd(IPs(t))は商品サブ情報IPs
(t)としてモニタ31上で表示される。なお、上述の
ステップS1014、あるいはS1024でNoと判断
されたときは、いずれも、本サブルーチンの処理を終了
する。上述のステップS1014からS1028によっ
て、カタログ情報表示サブルーチン#110Bが形成さ
れる。
【0112】上述のように、視聴者はコマーシャル放送
を視聴している際に、さらに詳細な情報を知りたいと思
ったときに、リモコンに代表される入力手段よりカタロ
グ請求するための起動信号を制御器に送る。制御器10
はデジタルテレビ受像機DTV全体を制御しており、カ
タログ請求起動信号(情報請求信号Sri)に基づい
て、データ信号復調器11に現在受信中のデータ放送信
号(データ信号Sddm)をカタログ情報処理器19へ
出力させる。
【0113】カタログ情報処理器19は、受け取ったデ
ータ放送信号(データ信号Sddm)からカタログ請求
先アドレスADsおよびカタログ識別子IDcを抽出
し、通信管理器21に送る。通信管理器21は受け取っ
たカタログ請求先アドレスADsに対して、ユーザ連絡
先記憶メモリから自分(受信機)のインターネットアド
レスを引き出し、カタログ識別子IDcとともに送信す
る。
【0114】なお、上述の説明においては、各構成要素
が独立して動作しているが、制御器の制御下で互いに連
動して動作するように構成してもかまわない。図1で説
明したようにカタログ識別子IDcと請求元アドレスA
Dr(視聴者がユーザ連絡先記憶器23から引き出した
自機のアドレス)を送られた広告主(広告データ源I
S)はカタログ識別子IDcに対応したカタログ情報
(商品情報IP)を請求元アドレスADrへ送信する。
【0115】送られてきたカタログ情報(商品情報I
P)を受け取った通信管理器21は、そのカタログ情報
(商品情報IP)とカタログ識別子IDc、およびカタ
ログ請求先アドレスADsを蓄積管理器25へ渡す。蓄
積管理器25はそれらの情報を関連づけて蓄積器27へ
記録する。蓄積器27への記録が完了したら、OSD制
御器15によってカタログ情報(商品情報IP)を記録
した旨の表示(画面画像IFd、画面画像IFe)を表
示器で行う。
【0116】つまり、上述のステップS806の時点か
ら所定の時間(Mth)以内にで、視聴者がさらに決定
キーを押すことによって、実際にカタログ請求の動作に
移る。これによって制御器10からデータ信号復調器1
1以後の動作が開始される。また、広告主からカタログ
情報を受信し、カタログ情報を記録した旨の表示は、画
面画像IFcに示すように「カタログ情報を記録しまし
た」という旨の文字表示でも、画面画像IFeにカタロ
グ識別子IDcに基づいて作成されるアイコンIでもよ
い。また、記録時には文字表示を行い、一定時間経過後
はアイコン表示になってもよい。
【0117】視聴者は実際にカタログ情報を見る際に
は、リモコンRCなどからカタログ情報を視聴する旨の
起動信号をデジタルテレビ受像機DTVに送信する。こ
こで、カタログ情報が複数記録されていた場合は、画面
画像IFfに示すカタログ情報一覧や、画面上に表示さ
れているアイコンを選ぶといった選択手段を行使する。
【0118】また、蓄積器27に記録されたカタログ情
報は視聴者の選択および表示指示によってデジタル信号
復調器11に送られ、映像信号および音声信号若しくは
データ放送信号として画面画像IFgに例示するように
復調表示される。
【0119】なお、ここではカタログ情報は映像信号と
音声信号若しくはデータ放送信号が多重化されたデジタ
ルデータで、デジタル信号復調器によって映像信号と音
声信号に復調できるとしている。しかし、広告主との間
の通信のプロトコル形態によって直接デジタル信号復調
器で復調できない場合は、プロトコルの変換を行う変換
器を設けたり、通信されたプロトコルのデータを直接復
調できる復調器を別途有するように構成してもよい。
【0120】なお、本発明における情報配信システムに
放送番組データPGとコンテンツデータCMは同一であ
ってもよく、例えば通信販売番組などのように全体に渡
ってコマーシャル(コンテンツデータCM)が放送さ
れ、同時にコマーシャルで紹介されている商品のカタロ
グ識別子IDcが放送されてもよい。また、教育番組や
観光案番組のように、全編を通じて番組コンテンツが放
送されるのと同様に、番組で紹介している事柄の詳細な
情報を提供するためカタログ識別子IDcが放送される
トランスポートストリームTSにおいても同様に適用で
きることは言うまでもない。
【0121】さらに、受信局RSはインターネットに接
続されたデジタルテレビ受像機DTVを例に説明した
が、受信局RSは必ずしもデジタルテレビ受像機DTV
である必要はなく、情報配信側と双方向で情報の交換で
きる装置であれば何でもよい。また、受信局RSはデジ
タルテレビ受像機DTVであっても、インターネット接
続の有無に関わらず、さらに請求元アドレスADrは視
聴者の所有するファックス機等の受信装置であってもよ
いし、さらに情報を郵便で入手する際の住所であっても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる商品情報配信シス
テムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1に示した商品情報配信システムを双方向デ
ジタルテレビ放送に適応した場合の、受信局として用い
られるデジタルテレビ受像機の構成を模式的に示すブロ
ック図である。
【図3】図2に示したカタログ情報処理器の詳細な構成
を示すブロック図である。
【図4】図1に示した商品情報配信システムの動作を示
すフローチャートである。
【図5】図4に示したカタログ請求サブルーチンにおけ
る動作の詳細を示すフローチャートである。
【図6】図4に示したカタログ受信サブルーチンにおけ
る動作の詳細を示すフローチャートである。
【図7】図4に示したカタログ請求サブルーチンおよび
カタログ受信サブルーチンにおいて、デジタルテレビ受
像機に表示される各種画面画像の説明図である。
【符号の説明】
IDS 商品情報配信システム BS 放送局 IPs 番組データ格納器 IAs 広告データ格納器 IS 広告データ源 RS 受信局 DTV デジタルテレビ受像機 1 アンテナ 3 BSチューナ 5 デジタル信号復調器 7 音声信号生成器 9 映像信号生成器 11 データ信号復調器 13 データ画像生成器 15 OSD制御器 17 ミクサ 19 カタログ情報処理器 21 通信管理器 23 ユーザ連絡先記憶器 29 スピーカ 31 モニタ IPS 番組データ格納器情報蓄積器 25 蓄積管理器 27 蓄積器 RC リモコン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向デジタル放送において、放送する
    コンテンツデータの放送中に、受信局からの配信要求に
    応じて、付加情報を配信する付加情報配信方法であっ
    て、 前記コンテンツデータ、当該コンテンツデータに対応づ
    けられるとともに当該コンテンツデータの表示中に放送
    できるより多量の付加情報を示す付加情報識別子、およ
    び当該付加情報の提供元を示す付加情報源アドレスを含
    む放送データを生成する放送データ生成ステップと、 前記放送データを放送する放送ステップと、 前記放送データを受信して、前記コンテンツデータ、前
    記付加情報識別子、および前記付加情報源アドレスを復
    調する受信復調ステップと、 前記復調されたコンテンツデータを表示する表示ステッ
    プと、 前記受信局の要求時に表示中の前記コンテンツデータに
    対応づけられた前記付加情報識別子と、当該付加情報の
    配信先を示す請求元アドレスを含む付加情報要求信号を
    生成して、前記付加情報源アドレス宛に送付する付加情
    報請求ステップと、 前記付加情報請求信号を受信して、前記付加情報識別子
    と前記請求元アドレスを抽出する付加情報請求受付ステ
    ップと、 前記抽出した付加情報識別子が示す付加情報を前記請求
    元アドレス宛に配信する付加情報配信ステップとを備
    え、当該前記コンテンツデータの再生中に放送しきれな
    い付加情報を配信することを特徴とする付加情報配信方
    法。
  2. 【請求項2】 放送するコンテンツデータに対応づけら
    れた当該コンテンツデータの表示中に放送できるより多
    量の付加情報を示す付加情報識別子および当該付加情報
    の提供元を示す付加情報源アドレスを含む放送データを
    放送する双方向デジタル放送方法であって、 前記コンテンツデータ、当該コンテンツデータに対応づ
    けられるとともに当該コンテンツデータの表示中に放送
    できるより多量の付加情報を示す付加情報識別子、およ
    び当該付加情報の提供元を示す付加情報源アドレスを含
    む放送データを生成する放送データ生成ステップと、 前記放送データを放送する放送ステップとを備える、放
    送方法。
  3. 【請求項3】 放送するコンテンツデータに対応づけら
    れるとともに当該コンテンツデータの表示中に放送でき
    るより多量の付加情報を示す付加情報識別子および当該
    付加情報の提供元を示す付加情報源アドレスを含む放送
    データを放送する双方向デジタル放送で用いられる放送
    受信機であって、 放送局から送信される前記放送データを受信して、前記
    コンテンツデータ、前記付加情報識別子、および前記付
    加情報源アドレスを復調する受信復調手段と、 前記復調コンテンツデータを表示する表示手段と、 表示中のコンテンツデータに対応づけられた前記付加情
    報識別子と、当該付加情報識別子に対応づけられて当該
    付加情報の配信先を示す請求元アドレスを含む付加情報
    要求信号を生成して、前記付加情報源アドレス宛に送付
    する付加情報請求手段とを備え、 前記提供元から前記付加情報源アドレス宛に当該前記コ
    ンテンツデータの再生中に受信しきれない多量の付加情
    報と当該付加情報を示す付加情報識別子とを含む配信情
    報とが送信されることを特徴とする放送受信機。
  4. 【請求項4】 前記請求元アドレスに対応して、前記提
    供元から配信される配信情報を受信する付加情報受信手
    段をさらに備え、 前記付加情報請求手段は、 前記コンテンツデータの表示中に、外部から入力される
    付加情報請求信号を受け付ける付加情報請求受付手段
    と、 前記付加情報請求信号の受付時に表示中のコンテンツデ
    ータに対応づけられた付加情報識別子と当該付加情報識
    別子に対応づけられた付加情報源アドレスとを取得する
    請求情報取得手段とを含む、請求項3に記載の放送受信
    機。
  5. 【請求項5】 前記付加情報受信手段で受信した前記配
    信情報を蓄積する配信情報蓄積手段と、 前記配信情報蓄積手段の蓄積および読み出しを管理する
    蓄積管理手段とをさらに備え、 前記表示手段は、前記受信復調手段によって復調された
    データに基づいて、所定のメッセージを出力するメッセ
    ージ手段を含み、 前記蓄積管理手段は前記配信情報が受信されたときに
    は、当該配信情報に含まれる付加情報および付加情報識
    別子を当該配信情報蓄積手段に蓄積させるとともに、当
    該付加情報識別子を前記受信復調手段に供給して、前記
    メッセージ手段に配信情報の受信、あるいは蓄積のいず
    れかを報知するメッセージを出力させることを特徴とす
    る、請求項4に記載の放送受信機。
  6. 【請求項6】 前記付加情報受信手段で受信した前記メ
    ッセージは、文字、あるいはアイコンのいずれかで表現
    されることを特徴とする、請求項5に記載の放送受信
    機。
  7. 【請求項7】 配信情報には、前記請求元アドレスがさ
    らに含まれ、 前記付加情報受信手段は、受信した前記配信情報に含ま
    れるカタログ識別子と請求元アドレスのそれぞれが、前
    記付帯情報要求信号に含まれるカタログ識別子と請求元
    アドレスと同一であるか否かを判断する受信配信情報確
    認手段を備え、 前記受信配信手段が同一であると判断する場合には、蓄
    積管理手段は前記前記配信情報蓄積手段に前記配信情報
    を蓄積させることを特徴とする請求項5に記載の放送受
    信機。
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