JP2003162918A - 化粧パネル - Google Patents

化粧パネル

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JP2003162918A
JP2003162918A JP2001360245A JP2001360245A JP2003162918A JP 2003162918 A JP2003162918 A JP 2003162918A JP 2001360245 A JP2001360245 A JP 2001360245A JP 2001360245 A JP2001360245 A JP 2001360245A JP 2003162918 A JP2003162918 A JP 2003162918A
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JP2001360245A
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Yoshio Izumi
慶男 泉
Hideo Tejima
秀雄 手島
Osamu Tanimoto
修 谷本
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Showa Alumi Viewtech Co Ltd
Original Assignee
Showa Alumi Viewtech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明器具の光透過用化粧カバー等に使用され
る化粧パネルについて、製造コストを安くする。光透過
用化粧カバーに使用した場合に、光線の透過量を適度に
調節して、間接照明としての雰囲気を出す。かつ外観が
優れ、景観上の優位性をもつ。建物の柱廻りの化粧パネ
ルや、間仕切用化粧パネルなどに使用した場合にも、パ
ンチング孔に子供などが誤って手の指を入れて、怪我を
するといったおそれがなく、安全性を確保する。 【解決手段】 照明器具10の光透過用化粧カバー13
等に使用される化粧パネル1は、これの主材である金属
板2に、片側に突出した多数の切起し突起4と切欠き孔
5とが設けられている。左右一対の切起し突起5,5お
よびこれらの中間の帯状連結部6が、全体として帯状連
結部6を頂点とする断面略U形に成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば蛍光灯器具
の光透過用化粧カバー、建物の柱廻りに使用される化粧
パネル、間仕切用化粧パネル、および天井用化粧パネル
などに使用される金属製の化粧パネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の化粧パネルとしては、金
属製パンチング板よりなるものが知られているが、パン
チング板は、アルミニウム板等の金属板に丸孔または角
孔が、パンチング加工によりあけられることによって、
つくられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
化粧パネルには、つぎのような問題があった。すなわ
ち、まず第1に、例えば従来の蛍光灯器具等の照明器具
の光透過用化粧カバーでは、金属製パンチング板の多数
の丸孔や角孔が大きいと、光線の透過量が多く、間接照
明としての雰囲気が出ないばかりか、照明器具内部の蛍
光灯の直管などがパンチング板の多数の丸孔や角孔から
直接見えてしまい、従って外観が悪く、景観を損なうと
いう問題があった。
【0004】つぎに第2に、例えば従来の建物の柱廻り
に使用される化粧パネルでは、パンチング孔を比較的小
さいものとする必要があった。というのは、建物の柱廻
りの化粧パネルを構成する金属製パンチング板の丸孔や
角孔に、幼児や子供などが誤って手の指を入れて、怪我
をするおそれがあるし、また、金属製パンチング板の多
数の丸孔や角孔の径が大きいと、これらの孔から、内部
の柱が見えてしまい、従って外観が悪く、景観を損なっ
た。このため、パンチング孔を例えば直径6mm以下の
大きさに加工する必要があり、これでは、加工コストが
高くつくという問題があった。また従来、建物の天井に
使用される化粧パネルの場合にも、同様に、化粧パネル
を構成する金属製パンチング板の多数の丸孔や角孔か
ら、天井の内部が見えてしまい、従って外観が悪く、景
観を損なうという問題があった。
【0005】さらに第3に、従来の建物の間仕切に使用
される化粧パネルでも、やはりパンチング孔が大きい
と、これらの孔に子供などが誤って手の指を入れて、怪
我をするおそれがあるし、またパンチング孔の径が大き
いと、これらの孔から間仕切の内部が見えてしまい、従
って外観が悪く、景観を損なうという問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記の従来技術の問題を
解決し、化粧パネルの主材である金属板に大きなパンチ
ング孔をあけることができて、加工コストひいては化粧
パネルの製造コストが安くつき、しかも、照明器具の光
透過用化粧カバーに使用した場合にも、光線の透過量を
適度に調節することができて、間接照明としての雰囲気
を充分に出すことができ、かつ照明器具内部の蛍光灯の
直管などが外部より見えることなく、従って外観が優れ
ていて、景観上の優位性をもつことができ、さらに、建
物の柱廻りの化粧パネルや、間仕切用化粧パネルなどに
使用した場合にも、パンチング孔に子供などが誤って手
の指を入れて、怪我をするといったおそれがなく、従っ
て非常に安全性が高いうえに、パンチング孔から内部が
見えることがなく、景観上の優位性をもつことができ
る、化粧パネルを提供しようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1による化粧パネルは、化粧パネ
ルの主材である金属板に、片側に突出した多数の切起し
突起と、各突起の切越し跡に形成された切欠き孔とが設
けられ、切欠き孔が、左右一対ずつかつ中間に帯状連結
部を介して配置され、これらの切欠き孔内に形成された
左右一対の切起し突起およびこれらの中間の帯状連結部
が、全体として帯状連結部を頂点とする断面略U形に成
形されていることを特徴としている。
【0008】また、上記請求項1記載の化粧パネルにお
いて、化粧パネルの主材である金属板の切欠き孔が、左
右一対ずつかつ中間に帯状連結部を介して配置され、帯
状連結部の上下両端部が、金属板主部より下方内向きお
よび上方内向きに傾斜したものとなされ、帯状連結部お
よびこれの左右両側の切起し突起が、金属板主部の略厚
み分だけ内部に入り込むように形成されていることが、
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。
【0010】図1〜図8は、本発明による化粧パネルを
蛍光灯器具の光透過用化粧カバーに適用した第1実施形
態を示すものである。
【0011】まず、図1〜図4を参照すると、蛍光灯器
具(10)は、2本の蛍光ランプ(12)を有する器具本体(11)
に、本発明による化粧パネル(1)製の横断面略U形の光
透過用化粧カバー(13)が被せられ、カバー(13)の前後両
端部は、端板(14)(14)によりそれぞれ塞がれている。
【0012】上記光透過用化粧カバー(13)は、蛍光ラン
プ(12)の下側に所定間隔をおいて対向する底壁部(13a)
と、底壁部(13a)の左右両側縁部よりそれぞれ斜め上方
に伸びる傾斜壁部(13b)(13b)と、左右傾斜壁部(13b)(13
b)のそれぞれ上端部より上方に伸びる垂直壁部(13c)(13
c)と、左右垂直壁部(13c)(13c)のそれぞれ上端部に連な
る横断面略コ形および略逆コ形の取付壁部(13d)(13d)と
によって構成されている。
【0013】そして、蛍光灯器具(10)の光透過用化粧カ
バー(13)を構成する本発明の化粧パネル(1)のうち、底
壁部(13a)および左右傾斜壁部(13b)(13b)に、主材であ
るアルミニウム板等の金属板(2)に、内側に突出するよ
うに切り起こされかつあたかも蝶の羽根形を有する多数
の切起し突起(リブ)(4)と、各突起(4)の切越し跡に形
成された切欠き孔(5)とが設けられ、左右垂直壁部(13c)
(13c)および取付壁部(13d)(13d)には、このような切起
し突起(リブ)や切欠き孔が設けられておらず、金属板
(2)そのものによりつくられている。上記蛍光灯器具(1
0)の器具本体(11)は、建物の天井(S)に取り付けられる
とともに、カバー(13)の取付壁部(13d)(13d)は、L形ブ
ラケット(15)(15)を介して建物の天井(S)にそれぞれ取
り付けられている(図4参照)。
【0014】つぎに、図5〜図8に詳しく示すように、
この第1実施形態では、蛍光灯器具(10)の光透過用化粧
カバー(13)を構成する化粧パネル(1)の底壁部(13a)およ
び左右傾斜壁部(13b)(13b)の各切欠き孔(5)が、各壁部
(13a)(13b)の正面よりみて略半円形を有していて、互い
に反対向きの左右一対の切欠き孔(5)(5)同士が、中間に
帯状連結部(6)を介して正面よりみて断続円を形成する
ように配置されるとともに、これらの切欠き孔(5)(5)内
に形成された左右一対の蝶の羽根形の切起し突起(4)(4)
およびこれらの中間の帯状連結部(6)とが、全体として
帯状連結部(6)を頂点としかつ相対的に狭い幅を有する
断面略U形に成形されている。
【0015】そして、各帯状連結部(6)の上下両端部(6
a)(6a)が、下方内向きおよび上方内向きにそれぞれ傾斜
せしめられていて、一対の切起し突起(4)(4)とこれらの
中間の帯状連結部(6)とが、化粧パネル(1)の略厚み分だ
け内部に入り込んだ状態に設けられている。なお、図1
〜図3と図5に示すように、これらの切起し突起(リ
ブ)(4)および切欠き孔(5)は、各壁部(13a)(13b)の正面
よりみて千鳥状配置に形成されている。
【0016】上記蛍光灯器具(10)の光透過用化粧カバー
(13)を構成する化粧パネル(1)の素材としては、例えば
アルミニウム板、亜鉛メッキ鋼板、フッ素系樹脂フィル
ムラミネート鋼板、塗装鋼板などが挙げられ、例えば1
〜2mmの厚みを有している。
【0017】蛍光灯器具(10)のカバー(13)の大きさは、
蛍光灯器具(10)の大きさによっても異なるが、例えば長
さ1〜1.5m、高さ150〜200mm、および幅2
00〜300mmを有するものである。
【0018】蛍光灯器具(10)のカバー(13)を構成する化
粧パネル(1)の略半円形の切欠き孔(5)と内側に突出した
多数の切起し突起(リブ)(4)とは、いわゆるパンチン
グ・リブ出し加工により同時に設けることができる。す
なわち、化粧パネル(1)に、パンチング加工により例え
ば直径15mmの2つの略半円形の切込みを入れるよう
にしてかつその上下2箇所に幅2〜4mmの非切断連結
部(6)を残して断続円を形成するとともに、同時にリブ
出し加工により、内側に突出した正面よりみて略半円形
の左右一対ずつの切起し突起(リブ)(4)(4)を設けると
ともに、左右両切起し突起(4)(4)の切越し跡に、左右一
対ずつの切欠き孔(5)(5)が形成され、さらに左右両切起
し突起(4)(4)とこれらの中間の帯状連結部(6)とが、帯
状連結部(6)を頂点とする断面略U形に曲げ加工され、
左右両切起し突起(4)(4)は、それぞれ4〜6mmの高さ
を有している。
【0019】上記蛍光灯器具(10)の光透過用化粧カバー
(13)を構成する本発明の化粧パネル(1)によれば、化粧
パネル(1)の底壁部(13a)および左右両傾斜壁部(13b)(13
b)には、内側に突出した多数の切起し突起(リブ)(4)
が存在しているため、蛍光ランプ(12)からの光を乱反射
させることができて、蛍光ランプ(12)の光が人の目に直
接入ることなく、グレア(眩しさ)をカットすることが
でき、目へのトラブルを防止することができるととも
に、例えばムード(雰囲気)照明としての機能を充分に
発揮することができる。また、このような化粧パネル
(1)よりなるカバー(13)を備えた蛍光灯器具(10)では、
蛍光灯器具(10)内が外部より見えず、デザイン性に優れ
ているものである。
【0020】また、蛍光灯器具(10)のカバー(13)を構成
する化粧パネル(1)に形成された多数の切欠き孔(5)に、
内側に突出した切起し突起(リブ)(4)が存在している
ため、人の手の指が切欠き孔(5)内に入るようなことが
なく、例えば蛍光灯器具(10)のカバー(13)の取付けの際
に、作業者の手の指が切欠き孔(5)内に入らないので、
蛍光灯器具(10)のカバー(13)は、非常に安全性が高いも
のである。
【0021】またとくに、この第1実施形態によれば、
蛍光灯器具(10)のカバー(13)を構成する化粧パネル(1)
の底壁部(13a)および左右両傾斜壁部(13b)(13b)の各一
対の切起し突起(4)(4)とこれらの中間の帯状連結部(6)
とが、化粧パネル(1)の略厚み分だけ内部に入り込んで
いるから、蛍光灯器具(10)のカバー(13)の取付けの際
に、作業者の手の指が、カバー(13)の各切欠き孔(5)か
ら内部の切起し突起(4)(4)に触れにくく、安全性が高い
ものである。
【0022】そして、化粧パネル(1)には、一対の蝶の
羽根形の切起し突起(4)(4)とこれらの中間の帯状連結部
(6)とが、帯状連結部(6)の上下両端部(6a)(6a)を介して
切欠き孔(5)(5)の内部に形成されているから、蛍光灯器
具(10)のカバー(13)は非常に斬新であり、デザイン性に
優れている。さらに、蛍光灯器具(10)のカバー(13)を構
成する化粧パネル(1)には、化粧パネル(1)に形成された
多数の切欠き孔(5)に、内側に突出した切起し突起(リ
ブ)(4)が存在しているため、例えば直径15mmに相
当する大きな切欠き孔(5)をあけても差し支えなく、化
粧パネル(1)の加工コスト、ひいては化粧パネル(1)の製
造コストが安くつくものである。
【0023】図9〜図11は、本発明による化粧パネル
を、建物の柱廻りの化粧パネルに適用した第2実施形態
を示すものである。
【0024】まず、図9を参照すると、柱廻りの化粧パ
ネル(21)は、横断面四角形の柱(20)の全周にわたって配
置されており、これは正面壁部(21a)と、背面壁部(21b)
と、左右両側壁部(21c)(21d)とによって構成されてい
る。
【0025】そして、この柱廻りの化粧パネル(21)を構
成する本発明の化粧パネル(1)の全体に、主材であるア
ルミニウム板等の金属板(2)に、内側に突出するように
切り起こされかつあたかも蝶の羽根形を有する多数の切
起し突起(リブ)(4)と、各突起(4)の切越し跡に形成さ
れた切欠き孔(5)とが設けられており、その詳細は、上
記第1実施形態の図5〜図8に示すものと全く同様であ
る。また柱廻りの化粧パネル(21)のこれらの切起し突起
(リブ)(4)および切欠き孔(5)は、正面よりみて千鳥状
配置に形成されている。
【0026】上記柱廻りの化粧パネル(21)の各壁部(21
a)〜(21d)の下端部は、図10に示すように、それぞれ
L形ブラケット(24)(24)を介して建物の床(F)に取り付
けられている。
【0027】また、柱廻りの化粧パネル(21)の両端部(2
2)(23)は、図11に示すように、同化粧パネル(21)の右
側壁部(21d)においてそれぞれ横断面L形に折り曲げら
れているとともに、柱(20)表面と平行な帯板状接続部(2
2a)(23a)が互いに重ね合わせられて、所要数のビス(26)
によって柱(20)に固定されている。そして、これら横断
面L形のパネル端部(22)(23)同士の間に形成された凹溝
(27)に、シール材(28)が化粧パネル(21)の全高さにわた
って充填されている。
【0028】柱廻りの化粧パネル(21)を構成する化粧パ
ネル(1)の素材は、上記第1実施形態の場合と同様であ
り、また例えば1〜2mmの厚みを有している。
【0029】柱廻りの化粧パネル(21)の各壁部(21a)〜
(21d)の大きさは、建物の柱(20)の大きさによっても異
なるが、例えば高さ2〜3m、および幅500〜100
0mmを有するものであり、柱(20)の表面と化粧パネル
(21)の各壁部(21a)〜(21d)との間に、例えば15〜20
mm程度の幅の間隙(29)が設けられているのが、好まし
い。なお、横断面L形のパネル端部(22)(23)同士の間に
形成された凹溝(27)の幅も、例えば15〜20mm程度
であるのが、好ましい。
【0030】上記本発明の化粧パネル(1)により構成さ
れた柱廻りの化粧パネル(21)によれば、化粧パネル(21)
の各壁部(21a)〜(21d)に形成された多数の切欠き孔(5)
には、内側に突出した切起し突起(リブ)(4)が存在し
ているため、子供などの人の手の指が切欠き孔(5)内に
入るようなことがなく、化粧パネル(21)は非常に安全性
が高いものである。
【0031】またとくに、第2実施形態によれば、化粧
パネル(21)の各一対の切起し突起(4)(4)とこれらの中間
の帯状連結部(6)とが、化粧パネル(21)の略厚み分だけ
内部に入り込んでいるから、各切欠き孔(5)から子供な
どの人の手の指が内部の切起し突起(4)(4)に触れにく
く、さらに安全性が高いものである。
【0032】また、化粧パネル(21)には、一対の蝶の羽
根形の切起し突起(4)(4)とこれらの中間の帯状連結部
(6)とが、帯状連結部(6)の上下両端部(6a)(6a)を介して
切欠き孔(5)(5)の内部に形成されているから、化粧パネ
ル(21)は非常に斬新であり、そのうえ、化粧パネル(21)
に形成された多数の切欠き孔(5)には、内側に突出した
切起し突起(リブ)(4)が存在しているため、化粧パネ
ル(21)の内側の支柱(20)の表面が外部より見えず、化粧
パネル(21)としての景観上の優位性をもつという利点が
ある。
【0033】また、化粧パネル(21)の各壁部(21a)〜(21
d)に形成された多数の切欠き孔(5)に、内側に突出した
切起し突起(リブ)(4)が存在しているため、化粧パネ
ル(21)には、例えば直径15mmに相当する大きな切欠
き孔(5)をあけても差し支えなく、化粧パネル(21)の加
工コスト、ひいては化粧パネル(21)の製造コストが安く
つくものである。
【0034】さらに、化粧パネル(21)の各壁部(21a)〜
(21d)に形成された互いに対向する左右一対の切起し突
起(4)(4)とこれらの中間の帯状連結部(6)とが、帯状連
結部(6)を頂点とする断面略U形に折り曲げ成形されて
おり、従って化粧パネル(21)の切欠き孔(5)から化粧パ
ネル(21)内に飛び込んでくる騒音の音波が、これら折り
曲げられた切起し突起(4)(4)の表面(曲面)に当たって
分散せしめられるので、吸音効果がすぐれているもので
ある。なお、柱(20)の表面と化粧パネル(21)との間に
は、例えば15〜20mm程度の幅の間隙(29)が設けら
れていて、これが吸音用中空部の役割を果たし、切起し
突起(4)(4)の表面(曲面)に当たって分散せしめられた
騒音の音波が、この間隙(29)内で打ち消されるため、吸
音効率がより一層高いものとなるという利点がある。
【0035】図12〜図15は、本発明による化粧パネ
ル(1)を、間仕切(30)の正面板(31)および背面板(32)に
適用した第3実施形態を示すものである。
【0036】まず、図12と図13を参照すると、間仕
切(30)は、本発明による化粧パネル(1)によって構成さ
れかつ相互に所定間隔をおいて対向する正面板(31)およ
び背面板(32)と、チャンネル形(横断面略コ形)のアル
ミニウム押出形材製の枠(33)とよりなるものである。
【0037】間仕切(30)の正面板(31)および背面板(32)
を構成する本発明による化粧パネル(1)は、上記第1実
施形態の場合とほゞ同様である。
【0038】図14と図15に詳しく示すように、化粧
パネル(1)は、主材であるアルミニウム板等の金属板(2)
に、内側に突出するように切り起こされかつあたかも蝶
の羽根形を有する多数の切起し突起(リブ)(4)と、各
突起(4)の切越し跡に形成された切欠き孔(5)とが設けら
れている。また、間仕切(30)の正面板(31)および背面板
(32)は、これらの切起し突起(リブ)(4)を内側にして
対向しており、正面板(31)および背面板(32)同士の間に
は、吸音用空隙部(37)が形成されている(図13参
照)。
【0039】間仕切(30)の正面板(31)および背面板(32)
を構成する化粧パネル(1)の各切欠き孔(5)は、正面より
みて略半円形を有していて、互いに反対向きの左右一対
の切欠き孔(5)(5)同士が、中間に帯状連結部(6)を介し
て正面よりみて断続円を形成するように配置されるとと
もに、これらの切欠き孔(5)(5)内に形成された左右一対
の蝶の羽根形の切起し突起(4)(4)およびこれらの中間の
帯状連結部(6)とが、全体として帯状連結部(6)を頂点と
する断面略U形に成形されている。とくにこの第3実施
形態では、これら三者による略U形の断面形状が、比較
的緩い円弧形となるように形成されているとともに、化
粧パネル(1)の左右切欠き孔(5)(5)同士の間の帯状連結
部(6)の上下両端部(6a)(6a)が、化粧パネル主部(3a)に
対していわゆる面一となされている。
【0040】間仕切(30)の枠(33)を構成する4つの枠部
材(33a)(33b)(33c)(33d)は、前後壁部(34)(34)とこれら
の外側縁部を連結する連結壁部(35)とによってそれぞれ
チャンネル形(横断面略コ形)を有し、これらの枠部材
(33a)(33b)(33c)(33d)の前後壁部(34)(34)に、正面板(3
1)および背面板(32)の周側縁部がそれぞれビス止めせら
れている。各枠部材(33a)(33b)(33c)(33d)の連結壁部(3
5)に、2つの横断面欠円形のビス結合用凸条(36)(36)が
相互に平行状にかつ長手方向設けられている。そして、
隣り合う枠部材の接続端部がそれぞれいわゆる45°カ
ットされて、互いに突き合わせられ、かつこれらの枠部
材の接続端部同士が、連結壁部(35)側からねじ込まれた
ビスにより堅く結合されて、間仕切(30)の枠(33)が形成
されている(図12と図13参照)。
【0041】一方、間仕切(30)を立設するための支柱(4
0)は、アルミニウム押出形材製の円柱よりなり、その左
右両側に凹溝(41)(41)が長手方向に全長にわたって設け
られている。この支柱(40)の下端部には、台座(42)が設
けられていて、この台座(42)が床(F)にクギやビス(図
示略)で止められることにより、支柱(40)が立上がり状
に固定され、また支柱(40)の上端部には、円形蓋(43)が
被せ止められる。
【0042】そして、図12に示すように、支柱(40)の
左右凹溝(41)(41)には、支柱(40)を介して隣り合う間仕
切(30)の左側枠部材(33c)と右側枠部材(33d)がそれぞれ
嵌め入れられるとともに、各間仕切(30)の上下枠部材(3
3a)(33b)のそれぞれ左右両端部にL形ブラケット(44)(4
4)が取り付けられ、これらのL形ブラケット(44)(44)
が、凹溝(41)(41)内において支柱(40)にビス止めせられ
ることにより、間仕切(30)が支柱(40)にしっかりと取り
付けられるものである。
【0043】上記間仕切(30)の全体の大きさは、設置す
る場所によっても異なるが、例えば幅500〜1200
mm、高さ1200〜1800mm、および厚み20〜
50mmを有するものであり、また間仕切(30)と床(F)
との間の隙間は、例えば30〜50mmとするのが、好
ましい。間仕切(30)の正面板(31)および背面板(32)を構
成する化粧パネル(1)は、例えば1〜2mmの厚みを有
しており、化粧パネル(1)の略半円形の切欠き孔(5)およ
び切起し突起(リブ)(4)の大きさなどは、上記第1実
施形態の場合と同様である。また、化粧パネル(1)は、
いわゆるパンチング・リブ出し加工によりつくられるも
のである。
【0044】この第3実施形態の間仕切(30)によれば、
間仕切(30)の正面板(31)および背面板(32)を構成する本
発明の化粧パネル(1)に形成された多数の切欠き孔(5)
に、内側に突出した切起し突起(リブ)(4)が存在して
いるため、例えば子供などの人の手の指が切欠き孔(5)
内に入るようなことがなく、間仕切(30)は非常に安全性
が高いものである。
【0045】また、間仕切(30)の正面板(31)および背面
板(32)を構成する本発明の化粧パネル(1)には、一対の
蝶の羽根形の切起し突起(4)(4)とこれらの中間の帯状連
結部(6)とが、帯状連結部(6)の上下両端部(6a)(6a)を介
して切欠き孔(5)(5)の内部に形成されているから、間仕
切(30)は非常に斬新であり、そのうえ、間仕切(30)に形
成された多数の切欠き孔(5)には、内側に突出した切起
し突起(リブ)(4)が存在しているため、間仕切(30)の
内側が外部より見えず、間仕切(30)としての景観上の優
位性をもつという利点がある。
【0046】また、間仕切(30)の正面板(31)および背面
板(32)を構成する化粧パネル(1)に形成された多数の切
欠き孔(5)に、内側に突出した切起し突起(リブ)(4)が
存在しているため、化粧パネル(1)には、例えば直径1
5mmに相当する大きな切欠き孔(5)をあけても差し支
えなく、化粧パネル(1)の加工コスト、ひいては間仕切
(30)の製造コストが安くつくものである。
【0047】さらに、間仕切(30)の正面板(31)および背
面板(32)を構成する化粧パネル(1)に形成された互いに
対向する左右一対の切起し突起(4)(4)とこれらの中間の
帯状連結部(6)とが、帯状連結部(6)を頂点とする断面略
U形に折り曲げ成形されており、従って間仕切(30)の正
面板(31)および背面板(32)を構成する化粧パネル(1)の
切欠き孔(5)から間仕切(30)内に飛び込んでくる騒音の
音波が、上記の折り曲げられた切起し突起(4)(4)の表面
(曲面)に当たって分散せしめられるので、吸音効果が
すぐれている。しかも、間仕切(30)の正面板(31)および
背面板(32)同士の間には、例えば15〜20mm程度の
幅の空隙部(37)が設けられているため、これが吸音用中
空部の役割を果たし、切起し突起(4)(4)の表面(曲面)
に当たって分散せしめられた騒音の音波が、この空隙部
(37)内で打ち消されるため、吸音効率がより一層高いも
のとなるという利点がある。
【0048】なお、上記第2実施形態および第3実施形
態におけるその他の点は、上記第1実施形態の場合と同
様であるので、図面において同一のものには同一の符号
を付した。
【0049】また、図示は省略したが、本発明の化粧パ
ネル(1)は、その他、建物の天井用化粧パネルなどにも
同様に使用することができる。その場合、天井用化粧パ
ネルに形成された多数の切欠き孔(5)には、内側に突出
した切起し突起(リブ)(4)が存在しているため、天井
の内側が外部より見えず、天井としての景観上の優位性
をもつという利点がある。
【0050】
【発明の効果】本発明による化粧パネルは、上述のよう
に、化粧パネルの主材である金属板に、片側に突出した
多数の切起し突起と、各突起の切越し跡に形成された切
欠き孔とが設けられ、切欠き孔が、左右一対ずつかつ中
間に帯状連結部を介して配置され、これらの切欠き孔内
に形成された左右一対の切起し突起およびこれらの中間
の帯状連結部が、全体として帯状連結部を頂点とする断
面略U形に成形されているもので、本発明の化粧パネル
によれば、化粧パネルの主材である金属板に大きなパン
チング孔をあけることができて、加工コストひいては化
粧パネルの製造コストが安くつく。しかも、本発明によ
る化粧パネルを例えば照明器具の光透過用化粧カバーに
使用した場合には、光線の透過量を適度に調節すること
ができて、間接照明としての雰囲気を充分に出すことが
でき、かつ照明器具内部の蛍光灯の直管などが外部より
見えることなく、従って外観が優れていて、景観上の優
位性をもつことができる。また本発明による化粧パネル
を、例えば建物の柱廻りの化粧パネルや、間仕切用化粧
パネルなどに使用した場合にも、パンチング孔に子供な
どが誤って手の指を入れて、怪我をするといったおそれ
がなく、従って非常に安全性が高いうえに、パンチング
孔から内部が見えることがなく、景観上の優位性をもつ
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の蛍光灯器具の光透過用
化粧カバーを構成する化粧パネル、および端板を示す部
分斜視図である。
【図2】同蛍光灯器具の概略側面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】同蛍光灯器具の断面図で、建物の天井に取り付
けられた状態を示している。
【図5】図1の蛍光灯器具の光透過用化粧カバーを構成
する化粧パネルの底壁部分の要部拡大正面図である。
【図6】図5の化粧パネル底壁部分の部分拡大底面図で
ある。
【図7】図6の化粧パネル底壁部分の部分拡大縦断面図
である。
【図8】同化粧パネル底壁部分の部分拡大横断面図であ
る。
【図9】本発明の第2実施形態を示す建物の柱被覆用化
粧パネルの取付状態を示す部分拡大斜視図である。
【図10】図9AーA線に沿う拡大断面図である。
【図11】図9BーB線に沿う拡大断面図である。
【図12】本発明の第3実施形態を示す間仕切およびそ
の取付用支柱を示す概略斜視図である。
【図13】図12の間仕切の部分拡大水平断面図であ
る。
【図14】図13の要部拡大断面図である。
【図15】図12の間仕切の正面板を構成する化粧パネ
ルの要部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 化粧パネル 2 金属板 4 切起し突起(リブ) 5 切欠き孔 6 帯状連結部 6a 帯状連結部の端部 10 蛍光灯器具 13 光透過用化粧カバー 21 柱廻りの化粧パネル 20 柱 30 間仕切 31 正面板 32 背面板 33 枠部材 40 支柱 41 間仕切枠部嵌入れ用凹溝
フロントページの続き (72)発明者 谷本 修 大阪府堺市築港新町3丁6番2 昭和アル ミビューテック株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA36 AA57 AA61 AB03 AB04 AB17 AB23 BA12 BB22 BB24 BC15 GB02 GB06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧パネルの主材である金属板に、片側
    に突出した多数の切起し突起と、各突起の切越し跡に形
    成された切欠き孔とが設けられ、切欠き孔が、左右一対
    ずつかつ中間に帯状連結部を介して配置され、これらの
    切欠き孔内に形成された左右一対の切起し突起およびこ
    れらの中間の帯状連結部が、全体として帯状連結部を頂
    点とする断面略U形に成形されていることを特徴とす
    る、化粧パネル。
  2. 【請求項2】 化粧パネルの主材である金属板の切欠き
    孔が、左右一対ずつかつ中間に帯状連結部を介して配置
    され、帯状連結部の上下両端部が、金属板主部より下方
    内向きおよび上方内向きに傾斜したものとなされ、帯状
    連結部およびこれの左右両側の切起し突起が、金属板主
    部の略厚み分だけ内部に入り込むように形成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の化粧パネル。
JP2001360245A 2001-11-27 2001-11-27 化粧パネル Withdrawn JP2003162918A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106589A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 照明機能付き外壁構造
JP6243579B1 (ja) * 2016-12-02 2017-12-06 株式会社カネカ 平面光源及び照明装置

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