JP2003161401A - 加圧流動床ボイラの蒸気配管ブロー方法 - Google Patents

加圧流動床ボイラの蒸気配管ブロー方法

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JP2003161401A
JP2003161401A JP2001361472A JP2001361472A JP2003161401A JP 2003161401 A JP2003161401 A JP 2003161401A JP 2001361472 A JP2001361472 A JP 2001361472A JP 2001361472 A JP2001361472 A JP 2001361472A JP 2003161401 A JP2003161401 A JP 2003161401A
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JP
Japan
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fluidized bed
air
blowing
steam
pressure vessel
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JP2001361472A
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Yasuhiro Nakatani
康博 中谷
Yasuisa Yamamoto
恭功 山本
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、工程上の制約を受け難く、かつブ
ローイング保持時間を十分に長くとることができる加圧
流動床ボイラの配管ブローイング方法を実現する。 【解決手段】 流動床燃焼炉4が格納された圧力容器2
を空気圧縮機19に連通された空気配管21に接続し、
前記圧力容器2を蒸気配管3に接続してブローイングを
する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、加圧流動床ボイラ
の蒸気配管ブロー方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、加圧流動床ボイラは、空気供給手
段から供給される空気を流動化及び燃焼用空気として燃
料を流動させながら燃焼する流動床燃焼炉と、流動床燃
焼炉を格納する圧力容器と、流動床燃焼炉に燃料を投入
する燃料ノズルと、流動床燃焼炉内に配設された伝熱管
を有するボイラと、ボイラで発生する蒸気により駆動さ
れる蒸気タービンと、流動床燃焼炉から排出される燃焼
ガスで駆動されるガスタービンとを備えたものが知られ
ている。 【0003】このように構成される加圧流動床ボイラ
は、流動床燃焼炉の底部から吹き込まれる空気で流動媒
体を流動化させて流動床を形成し、流動床に投入された
燃料を加圧状態(例えば、1MPa〜2MPa)で燃焼
するものである。 【0004】このような加圧流動床ボイラにおいて、ボ
イラ配管例えば過熱伝熱管や再熱管に空気または蒸気を
高速で流すことにより、配管内の異物を除去するブロー
イングアウトがプラントの試運転時に実施される。 【0005】一般に実施されるブローイングアウトの方
法には次の二つがある。その第一の方法は、加圧流動床
ボイラを運転して発生させた蒸気を、ボイラ配管に高速
で流す方法である。このとき、蒸気タービンの入口の手
前で配管を分岐して蒸気を大気に開放する。第二の方法
は、計装機器の駆動用の高圧空気圧縮機から空気溜め
(リザーバータンク)に溜められた高圧空気を、ボイラ
配管に流す方法である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第一の
方法でブローイングアウトを実施するには、加圧流動床
ボイラが正常に運転できることが前提条件となるため、
試運転工程上の制約を受ける。特に、燃焼空気圧縮機を
ガスタービンで駆動する場合は、ガスタービンが運転で
きる状態になっていなければいけない。第二の方法で
は、計装用高圧空気の空気溜の容積が比較的小さいた
め、ブローイング時間を十分に長くとることが出来ない
という問題がある。 【0007】本発明の課題は、工程上の制約を受け難
く、かつブローイング保持時間を十分に長くとることが
できる加圧流動床ボイラの配管ブローイング方法を実現
することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】加圧流動床ボイラは、流
動床燃焼炉を圧力容器で覆って構成され、圧力容器は比
較的大きな容積を有することに着目してなされたもので
ある。つまり、同圧力容器は十分な耐圧(例えば約1M
Pa〜2MPa)を有することから、ブローイングアウ
ト用の高圧空気溜めに適用できる。しかも、蒸気配管の
ブローイングを行う段階で、圧力容器は既に完成してい
る。そこで、本発明は、流動床燃焼炉が格納された圧力
容器を空気圧縮機に連通された空気配管に接続し、前記
圧力容器を蒸気配管に接続してブローイングをすること
を特徴とするものである。 【0009】このようにすることで、流動床ボイラ或い
はガスタービンなどを運転させずとも、圧力容器と空気
圧縮機が完成していれば、ボイラ配管のブローイングを
行うことができる。このため、実施工程上の制約を受け
ない。また、流動床燃焼炉が格納された圧力容器の容積
が十分に大きいので、ブローイング保持時間を十分に長
くとることができる。さらに、仮設の空気溜めなどを設
ける必要がないため、ブローイング費用を低減すること
ができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明を適用可能な加圧流
動床ボイラの一実施形態の系統図を示している。 【0011】図1に示すように、加圧流動床ボイラは、
燃焼空気圧縮機1から供給される空気を流動化及び燃焼
用空気として燃料を流動させながら燃焼する流動床燃焼
炉4と、流動床燃焼炉4を格納した圧力容器2と、流動
床燃焼炉4内に配設された過熱伝熱管3と、過熱伝熱管
3で発生する蒸気により駆動される蒸気タービン発電機
5と、流動床燃焼炉4から排出される燃焼ガスで駆動さ
れるガスタービン発電機6とを備えている。 【0012】このように構成される加圧流動床ボイラの
動作を次に説明する。起動時に、燃焼空気圧縮機1で圧
縮された空気を、空気予熱器(図示せず)で予熱した
後、流動床燃焼炉4に炉底部から供給し、流動媒体を流
動化して流動床7を形成する。そして、流動床7を起動
燃焼器8で規定温度以上に昇温した後、微粉炭を燃料供
給ノズル(図示せず)から流動床燃焼炉4に供給する。
微粉炭は空気で流動されながら燃焼し燃焼ガスを発生す
る。燃焼ガスは流動床燃焼炉4の上部に設けられた煙道
8から排出され、脱塵装置9で除塵された後、ガスター
ビン10に導入される。ガスタービン10は燃焼空気圧
縮機1を回転させるとともに、ガスタービン発電機6を
駆動して電力を出力する。ガスタービン10で仕事をし
た燃焼ガスは、廃熱回収設備11の給水に熱を回収され
て低温排ガスとなり、煙突12から大気に放出される。
一方、廃熱回収設備11で昇温された給水は、流動層燃
焼炉4の炉側壁の周囲に配設された水壁13で、流動床
燃焼炉4からの放散熱によって更に昇温され、蒸気発生
用の蒸気伝熱管14に通流される。蒸気伝熱管14内の
高温な水は、燃料の燃焼熱で加熱されて蒸気となり、そ
して、汽水分離器15で蒸気中の包含水分を分離除去さ
れ、蒸気のみが過熱伝熱管3に循環供給される。過熱伝
熱管3を通気した蒸気は燃料の燃焼熱で更に過熱され過
熱蒸気となって蒸気タービン16に導入され、蒸気ター
ビン発電機5を駆動して電力を発生させる。蒸気タービ
ン16で仕事をした低温低圧の蒸気は復水器(図示せ
ず)で熱が回収されて復水となる。この復水は復水ポン
プ(図示せず)で廃熱回収設備11に給水され、ガスタ
ービン10から排出される燃焼ガスで予熱され、蒸気伝
熱管14に再び導入される。 【0013】ここで、本発明の加圧流動床ボイラの蒸気
配管ブロー方法について詳細に説明する。本発明の蒸気
配管ブロー方法は、空気圧縮機19と圧力容器2を高圧
空気遮断弁22a、22bを介して接続する高圧空気供
給管21と、圧力容器2と過熱伝熱管3を空気遮断弁2
4a、24bを介して接続する空気連絡管23と、空気
連絡管から分岐して再熱器17に再熱器連絡遮断弁31
a、32bを介して接続する再熱器連絡管33と、蒸気
タービン16の入口の手前で分岐したブローイングアウ
ト排出管18とを備えて実現される。 【0014】まず、ブローイングアウトを実施する前
に、圧力容器2内を所定圧力まで加圧するため、ブロー
イングアウト排出管18に備えられたブローイングアウ
ト弁26を閉止し、また、ガスタービン入口弁27も閉
止する。ガスタービン入口弁27の締め切りが不十分で
所定圧力まで加圧する時間がかかる場合は仮設閉止を実
施する。一方、燃焼空気圧縮機1の出口には逆止弁28
が設置されており、圧力容器2を加圧する時は閉止す
る。なお、逆止め弁28の締め切り性が不十分で所定圧
力まで加圧する時間がかかる場合には、強制的に閉止で
きる型式の弁を設置する。 【0015】このように、関連する全ての弁を閉止した
後、空気圧縮機19から高圧空気を、空気中の分子を分
離するミスト分離器29と空気溜め20を経て、圧力容
器2に送り込み、圧力容器2内の空気を収縮させて所定
の圧力まで加圧する。そして、圧力容器2と過熱伝熱管
3系統を連結している空気連絡管23に備えられた空気
遮断弁24a、24bを、また、蒸気タービン16の入
口の手前で分岐したブローイングアウト排出管18に備
えられたブローイングアウト弁26をそれぞれ開弁し
て、過熱伝熱管3内に高速に高圧空気を流してブローす
る。そして、高圧空気は、消音器30を経て消音されな
がら大気に放出される。また、ブローイングアウト実施
時に、再熱器連絡遮断弁31a、32bを開弁すること
で、再熱伝熱管39内もブローできる。なお、ブローイ
ングアウトを実施した後、取り外しピース32をはず
し、圧力容器2側と過熱伝熱管3側に備えられた空気遮
断弁24a、24bをそれぞれ閉止して、装置運転中に
過熱伝熱管3内の過熱蒸気が圧力容器2へ漏洩しないよ
うにする。 【0016】なお、本実施形態では、計装機器の駆動用
の空気圧縮機7を用いたが、これに代えて仮設の空気圧
縮機を用いてもよい。 【0017】 【発明の効果】以上述べたとおり、本発明によれば、工
程上の制約を受け難く、かつブローイング保持時間を十
分に長くとることができる加圧流動床ボイラの配管ブロ
ーイング方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用した加圧流動床ボイラの一実施形
態の系統図を示している。 【符号の説明】 2 圧力容器 3 過熱伝熱管 19 空気圧縮機 21 高圧空気供給管 22a 高圧空気遮断弁 23 空気連絡管 24a 空気遮断弁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項 1】 流動床燃焼炉が格納された圧力容器を
    空気圧縮機に連通された空気配管に接続し、前記圧力容
    器を蒸気配管に接続してブローイングをすることを特徴
    とする加圧流動床ボイラの蒸気配管ブロー方法。
JP2001361472A 2001-11-27 2001-11-27 加圧流動床ボイラの蒸気配管ブロー方法 Pending JP2003161401A (ja)

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