JP2003159732A - 射出装置 - Google Patents

射出装置

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JP2003159732A
JP2003159732A JP2002267219A JP2002267219A JP2003159732A JP 2003159732 A JP2003159732 A JP 2003159732A JP 2002267219 A JP2002267219 A JP 2002267219A JP 2002267219 A JP2002267219 A JP 2002267219A JP 2003159732 A JP2003159732 A JP 2003159732A
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injection
attached
rotor
sliding member
rotary sliding
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JP2002267219A
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Inventor
Okito Nishio
興人 西尾
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】射出装置を小型化することができ、駆動部の回
転速度を検出することができるようにする。 【解決手段】射出枠と、該射出枠に取り付けられたシリ
ンダ部材と、該シリンダ部材内において回転自在に、か
つ、進退自在に配設された射出部材と、該射出部材に取
り付けられた回転摺動部材68と、前記射出枠に取り付
けられたステータ、及び該ステータの径方向内方におい
て、回転自在に支持されたロータ26と、該ロータ26
の回転速度を検出するための回転速度検出部とを有す
る。そして、該回転速度検出部は、前記ロータ26の回
転に伴って回転させられる中空の筒状体29に取り付け
られた被検出要素、及び該被検出要素と対向させて配設
された検出要素を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、射出装置
の加熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、かつ、進
退自在に配設され、駆動部を駆動することによって前記
スクリューを回転させたり、進退させたりすることがで
きるようになっている。そして、計量工程において、ス
クリューを回転させると、ホッパから加熱シリンダ内に
供給された樹脂が、加熱され、溶融させられて前進させ
られ、それに伴ってスクリューが後退させられ、該スク
リューの前端に取り付けられたスクリューヘッドの前方
に蓄えられる。また、射出工程において、スクリューを
前進させると、前記スクリューヘッドの前方に蓄えられ
た樹脂が、射出ノズルから射出され、金型装置のキャビ
ティ空間に充填(てん)される。
【0003】図2は従来の射出装置の概念図である。
【0004】図において、11は加熱シリンダであり、
該加熱シリンダ11内に、スクリュー12が回転自在
に、かつ、進退(図において左右方向に移動)自在に配
設される。また、前記加熱シリンダ11の前端(図にお
いて左端)に図示されない射出ノズルが取り付けられ、
該射出ノズルにノズル口が形成される。
【0005】前記加熱シリンダ11の後端(図において
右端)は、前方射出サポート61に取り付けられ、該前
方射出サポート61と所定の距離を置いて後方射出サポ
ート62が配設される。前記前方射出サポート61は、
箱状の本体61a及びカバー61bから成る。そして、
前記前方射出サポート61と後方射出サポート62との
間にロッド63が架設され、該ロッド63によって前記
前方射出サポート61と後方射出サポート62との間に
所定の距離が保持される。また、前方射出サポート6
1、後方射出サポート62及びロッド63によって射出
枠が構成される。
【0006】そして、前記スクリュー12の後端には、
カプラ59を介して円形の形状を有する連結体64が一
体的に取り付けられ、該連結体64に筒状の支持体65
がボルトbt1によって取り付けられる。なお、前記連
結体64及び支持体65によって、スクリュー12と一
体に回転する回転摺(しゅう)動部材68が構成され
る。前記支持体65の後端の外周面に雄スプライン92
が形成される。
【0007】前記回転摺動部材68に回転を伝達するた
めに、前記回転摺動部材68を包囲して筒状の回転部材
78が配設され、該回転部材78の内周面に、軸方向に
おいてスクリュー12のストローク分の長さを有する雌
スプライン93が形成される。前記回転部材78は、前
記前方射出サポート61に対してベアリングb1、b2
によって回転自在に支持される。
【0008】そして、電動の計量用モータ70が配設さ
れ、該計量用モータ70は、計量工程において駆動され
て回転摺動部材68を回転させ、射出工程において、逆
方向に発生させられるトルクによって前記回転摺動部材
68の回転を停止させる。前記計量用モータ70は、図
示されないステータ、該ステータの径方向における内方
に配設された図示されないロータ、出力軸74、及び該
出力軸74に取り付けられ、計量用モータ70の回転速
度を検出するエンコーダ70aを備える。
【0009】そして、前記計量用モータ70と前記回転
摺動部材68との間に、出力ギヤ75、カウンタドライ
ブギヤ76、カウンタドリブンギヤ77及び前記回転部
材78が配設され、前記出力軸74に出力ギヤ75が取
り付けられ、出力ギヤ75とカウンタドライブギヤ76
とが噛(し)合させられ、カウンタドライブギヤ76と
カウンタドリブンギヤ77とが噛合させられ、カウンタ
ドリブンギヤ77が回転部材78にボルトbt3によっ
て取り付けられる。
【0010】前記出力ギヤ75、カウンタドライブギヤ
76、カウンタドリブンギヤ77及び回転部材78は、
前記計量用モータ70が駆動されて発生させられた回転
を回転摺動部材68に伝達する。そのために、該回転摺
動部材68は、前記回転部材78に対して回転不能に、
かつ、軸方向に移動自在に配設され、前記連結体64の
外周面と回転部材78の内周面とが摺動自在に接触させ
られる。すなわち、回転部材78の内周面に形成された
雌スプライン93と前記雄スプライン92とが摺動自在
にスプライン係合させられる。
【0011】したがって、前記計量用モータ70を駆動
することによって出力軸74を回転させると、該出力軸
74の回転が出力ギヤ75、カウンタドライブギヤ7
6、カウンタドリブンギヤ77、回転部材78を介して
前記回転摺動部材68に伝達され、該回転摺動部材68
が正方向、又は必要に応じて逆方向に回転させられ、ス
クリュー12が回転させられる。さらに、前記計量用モ
ータ70の駆動を停止させ、拘束力を発生させて出力軸
74を停止させると、回転摺動部材68の回転が停止さ
せられ、スクリュー12の回転も停止させられる。
【0012】また、前記前方射出サポート61より後方
(図において右方)に、ボールナット82、及び該ボー
ルナット82と螺(ら)合させられ、ボールナット82
に対して回転自在に、かつ、軸方向に移動自在に配設さ
れたボールねじ軸81を備えたボールねじ83が配設さ
れる。前記ボールねじ軸81は、前端から後端にかけて
順次形成された小径のシャフト部84、大径のねじ部8
5、及び射出用モータ90と連結される図示されない連
結部等から成る。なお、前記シャフト部84とねじ部8
5との段部に環状フランジ部材89が外嵌(かん)され
る。
【0013】そして、電動の射出用モータ90が、後方
射出サポート62にロードセル96を介して固定され、
射出工程において駆動され、それに伴って、発生させら
れた回転はねじ部85に伝達される。そして、前記ボー
ルねじ83は、前記射出用モータ90によって発生させ
られた回転による回転運動を回転に伴う直進運動、すな
わち、回転直進運動に変換し、該回転直進運動を前記回
転摺動部材68に伝達する。
【0014】そのために、前記ボールねじ軸81は、前
端において、ベアリングb7、b8によって回転摺動部
材68に対して回転自在に、かつ、軸方向に移動不能に
支持される。すなわち、前記回転摺動部材68は、前記
ボールねじ83に対して回転自在に、かつ、軸方向に移
動不能に配設される。また、前記シャフト部84の前端
部に図示されない雄ねじが形成され、該雄ねじと螺合さ
せてベアリングナット80が配設される。該ベアリング
ナット80は、支持体65の内周面に形成された突起6
5aと共にベアリングb7を位置決めする。
【0015】そして、前記ボールナット82はロードセ
ル96を介して後方射出サポート62に固定される。
【0016】したがって、前記射出用モータ90を正方
向又は逆方向に駆動することによって発生させられた回
転が、前記連結部を介してボールねじ軸81に伝達さ
れ、該ボールねじ軸81は、ねじ部85とボールナット
82とが螺合させられるので、回転しながら進退させら
れる。
【0017】そして、射出工程等においては、前記計量
用モータ70の駆動が停止させられ、拘束力が発生させ
られて回転摺動部材68の回転が停止させられ、この状
態で前記射出用モータ90が駆動されると、回転摺動部
材68を回転させることなく軸方向に移動させることが
できる。その結果、回転摺動部材68に一体的に取り付
けられたスクリュー12に直進運動を伝達し、スクリュ
ー12を前進(図において左方に移動)させることがで
きる。
【0018】次に、前記構成の射出装置の動作について
説明する。
【0019】まず、計量工程時に、前記計量用モータ7
0を駆動すると、出力軸74に発生させられた回転は、
出力ギヤ75、カウンタドライブギヤ76、カウンタド
リブンギヤ77、回転部材78等の伝動系及び回転摺動
部材68を介してスクリュー12に伝達され、該スクリ
ュー12を正方向に回転させる。
【0020】これに伴って、前記加熱シリンダ11に配
設された図示されないホッパから落下した図示されない
樹脂が前記スクリュー12に形成された図示されない溝
内を前進させられ、スクリュー12が後退(図において
右方に移動)させられ、樹脂がスクリューヘッドの前方
に蓄えられる。このとき、スクリュー12に発生させら
れる後退力に伴って、回転摺動部材68は回転部材78
に対して相対的に移動させられ、後退させられる。そし
て、回転摺動部材68の後退に伴って、ボールねじ軸8
1も回転しながら後退させられる。
【0021】また、射出工程時に、前記射出用モータ9
0が駆動されると、ロータに発生させられた回転は、連
結部を介してボールねじ軸81に伝達され、ボールねじ
83によって回転運動が回転直進運動に変換され、ボー
ルねじ軸81が回転しながら前進させられる。このと
き、前記回転摺動部材68の回転が計量用モータ70に
よって停止させられると、回転摺動部材68に一体的に
取り付けられたスクリュー12は回転しない状態で前進
させられる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出装置においては、計量用モータ70によって発
生させられた回転を回転摺動部材68に伝達するため
に、伝動系及び回転部材78が必要になるので、ギヤ等
の噛合による騒音が発生したり、射出装置が大型化した
り、部品点数が多くなってトルク損失が発生したりする
とともに、コストが高くなってしまう。
【0023】そこで、計量用モータに中空の出力軸を配
設し、該出力軸とスクリュー12とを連結し、計量用モ
ータを駆動することによって発生させられた回転を直接
スクリュー12に伝達することが考えられる。
【0024】ところが、この場合、射出装置を小型化す
ることができるが、中空の出力軸にエンコーダを取り付
けることができず、計量用モータの回転速度を検出する
ことができない。
【0025】本発明は、前記従来の射出装置の問題点を
解決して、小型化することができ、駆動部の回転速度を
検出することができる射出装置を提供することを目的と
する。
【0026】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出装置においては、射出枠と、該射出枠に取り付けられ
たシリンダ部材と、該シリンダ部材内において回転自在
に、かつ、進退自在に配設された射出部材と、該射出部
材に取り付けられた回転摺動部材と、前記射出枠に取り
付けられたステータ、及び該ステータの径方向内方にお
いて、回転自在に支持されたロータと、該ロータの回転
速度を検出するための回転速度検出部とを有する。
【0027】そして、該回転速度検出部は、前記ロータ
の回転に伴って回転させられる中空の筒状体に取り付け
られた被検出要素、及び該被検出要素と対向させて配設
された検出要素を備える。
【0028】本発明の他の射出装置においては、さら
に、前記被検出要素の検出面に凹凸が形成される。
【0029】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記被検出要素に磁化された検出面が形成され
る。
【0030】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記被検出要素は前記検出要素に対して非接触に
配設される。
【0031】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記筒状体は、前記回転摺動部材の径方向外方に
おいて相対的に移動自在に配設される請求項1に記載の
射出装置。
【0032】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記ロータは、前記筒状体、及び該筒状体に取り
付けられた磁石を備える。
【0033】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記回転速度検出部はロータの磁極位置を検出す
るために配設される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0035】図1は本発明の実施の形態における射出装
置の概念図、図3は本発明の実施の形態における回転速
度検出部の概念図、図4は本発明の実施の形態における
歯車の要部を示す斜視図、図5は本発明の実施の形態に
おける出力センサのセンサ出力を示す図である。
【0036】図において、11はシリンダ部材としての
加熱シリンダ、12は該加熱シリンダ11内において回
転自在に、かつ、進退(図1及び3において左右方向に
移動)自在に配設された射出部材としてのスクリューで
あり、前記加熱シリンダ11の前端(図1及び3におい
て左端)に図示されない射出ノズルが取り付けられ、該
射出ノズルにノズル口が形成される。
【0037】前記スクリュー12は、スクリュー本体、
及び該スクリュー本体の前端に取り付けられた図示され
ないスクリューヘッドを備え、スクリュー本体の外周面
に図示されないフライトが螺旋状に形成され、該フライ
トによって螺旋状の溝が形成される。
【0038】前記加熱シリンダ11の後端(図1及び3
において右端)は、前支持体としての前方射出サポート
21に取り付けられ、該前方射出サポート21と所定の
距離を置いて後支持体としての後方射出サポート62が
配設される。そして、前記前方射出サポート21と後方
射出サポート62との間にロッド63が架設され、該ロ
ッド63によって前記前方射出サポート21と後方射出
サポート62との間に所定の距離が保持される。また、
前方射出サポート21、後方射出サポート62及びロッ
ド63によって射出枠が構成される。
【0039】そして、前記スクリュー12の後端には、
カプラ59を介して円形の形状を有する連結体64が一
体的に取り付けられ、該連結体64に筒状の支持体65
がボルトbt1によって取り付けられる。なお、前記連
結体64及び支持体65によって、スクリュー12と一
体に回転する回転摺動部材68が構成される。前記支持
体65は軸方向においてスクリュー12のストローク分
の長さを有し、外周面に雄スプライン67が形成され
る。
【0040】前記回転摺動部材68に回転を伝達するた
めに、前記前方射出サポート21の後端に隣接させて、
前方射出サポート21と一体に、かつ、前記回転摺動部
材68を包囲して、第1の駆動部及び拘束部としての電
動の計量用モータ22が配設され、該計量用モータ22
は、計量工程において第1の駆動状態に、射出工程にお
いて第2の駆動状態に置かれ、第1の駆動状態において
前記回転摺動部材68を回転させ、第2の駆動状態にお
いて拘束力を発生させ、前記回転摺動部材68に伝達さ
れる回転を拘束する。
【0041】前記計量用モータ22は、前方射出サポー
ト21に固定されたスリーブ23、該スリーブ23の後
端に取り付けられた後環状体24、前記スリーブ23を
介して前方射出サポート21に取り付けられたステータ
25、及び該ステータ25の径方向における内方に配設
された筒状のロータ26を備え、該ロータ26の後端に
ボルトbt2によってスプラインナット27が取り付け
られる。前記ステータ25は、スリーブ23に取り付け
られたコア25a、及び該コア25aに巻装されたコイ
ル25bを備える。また、前記ロータ26は、回転摺動
部材68と同一軸線上に配設され、かつ、回転摺動部材
68の径方向外方において相対的に移動自在に包囲して
配設された中空の筒状体29、及び該筒状体29の外周
面における前記ステータ25と対応する箇所に取り付け
られた偏平な磁石としての永久磁石28を備え、筒状体
29は、計量用モータ22の出力軸として機能し、前記
前方射出サポート21に対してベアリングb1によっ
て、後環状体24に対してベアリングb2によって回転
自在に支持される。
【0042】この場合、前記スリーブ23及び後環状体
24によって、前記前方射出サポート21と一体に形成
されたケースが構成される。したがって、前方射出サポ
ート21及び計量用モータ22を一体化することができ
るので、射出装置を小型化することができる。
【0043】前記スプラインナット27は、回転摺動部
材68の軸方向における相対的な移動を許容しながら、
前記計量用モータ22の第1の駆動状態において発生さ
せられた回転を回転摺動部材68に伝達し、前記計量用
モータ22の第2の駆動状態において発生させられた拘
束力を回転摺動部材68に伝達し、回転摺動部材68が
回転するのを拘束する。そのために、該回転摺動部材6
8は、前記スプラインナット27に対して回転不能に、
かつ、ロータ26に対して軸方向に移動自在に配設さ
れ、前記連結体64の外周面と筒状体29の内周面とが
摺動自在に接触させられる。すなわち、前記筒状体29
の前端部(図1及び3において左端部)において、筒状
体29の内周面と連結体64の外周面とが密封装置とし
てのシール30を介して摺動自在に接触させられる。ま
た、前記筒状体29の後端において、スプラインナット
27の内周面に形成された雌スプラインと前記雄スプラ
イン67とが摺動自在にスプライン係合させられる。な
お、前記雌スプライン及び雄スプライン67によって回
転伝達部が構成される。
【0044】したがって、前記計量用モータ22を第1
の駆動状態において駆動することによってロータ26を
回転させると、回転がスプラインナット27を介して前
記回転摺動部材68に伝達され、該回転摺動部材68が
正方向、又は必要に応じて逆方向に回転させられ、スク
リュー12が回転させられる。さらに、前記計量用モー
タ22を第2の駆動状態に置き、拘束力を発生させ、ロ
ータ26を停止させると、回転摺動部材68に伝達され
る回転が拘束され、スクリュー12の回転も拘束され
る。
【0045】そして、前記筒状体29の後端にスプライ
ンナット27を介して、計量用モータ22の回転速度を
非接触式に検出するための被検出要素としての歯車88
が、前記後環状体24の円周方向における所定の箇所
に、前記歯車88と対向させて検出要素としての出力セ
ンサ100が取り付けられる。なお、前記歯車88及び
出力センサ100によって回転速度検出部が構成され
る。
【0046】前記歯車88は、金属から成り、検出面
に、例えば、図4に示されるように所定のピッチで形成
された複数、本実施の形態においては256個の歯10
1が形成されていて、各歯101のうちの所定の歯10
1の一部に切欠102が形成される。すなわち、前記歯
車88の検出面に歯101及び切欠102から成る凹凸
が形成される。そして、前記出力センサ100は磁石に
よって構成され、ロータ26が回転するのに伴って歯車
88が回転させられると、歯車88の凹凸の形状に伴っ
て、歯車88の表面と出力センサ100との間の距離が
変化し、出力センサ100によって発生させられる磁力
線に電磁誘導による歪(ゆが)みが生じる。そこで、出
力センサ100は、磁力線に生じる歪みを電気信号に変
換し、図5に示されるようなA相、B相及びZ相の各セ
ンサ出力から成る検出信号を発生させ、該検出信号を制
御部98に送る。なお、前記A相及びB相のセンサ出力
は各歯101によって、Z相のセンサ出力は切欠102
によって形成される。前記A相及びB相のセンサ出力
は、所定ピッチでハイレベルとローレベルとが交互に繰
り返されるパターンから成り、Z相のセンサ出力は、所
定のタイミングで、二つのピッチ分のハイレベルが続く
パターンから成る。
【0047】前記制御部98は、前記出力センサ100
からの検出信号を受けると、各センサ出力のエッジを読
み取り、該エッジに基づいて計量用モータ22の回転速
度を検出するとともに、前記永久磁石28の絶対位置を
表すロータ26の磁極位置を検出する。
【0048】なお、本実施の形態においては、被検出要
素として、環状の歯車88を使用し、該歯車88をスプ
ラインナット27に取り付けるようになっているが、被
検出要素として前記歯車88に代えてエッチングによっ
て表面に凹凸が形成された金属製のテープを使用し、該
テープをスプラインナット27の外周面に貼(ちょう)
着することもできる。この場合も、テープの表面の凹凸
の形状に伴って、出力センサ100によって発生させら
れる磁力線に電磁誘導による歪みが生じる。そこで、磁
力線に生じる歪みを電気信号に変換し、A相、B相及び
Z相の各センサ出力から成る検出信号を発生させること
ができる。
【0049】さらに、被検出要素として前記スプライン
ナット27の外周面に磁化されたコーティング層を形成
し、スプラインナット27の回転に伴って変化する磁力
線を出力センサ100によって読み取ることもできる。
【0050】また、後環状体24の円周方向における所
定の箇所に、検出要素として、レーザ発光器及び受光素
子を配設するとともに、前記スプラインナット27に、
被検出要素として、反射部材及びスリットを配設するこ
とによって回転速度検出部を構成することもできる。こ
の場合、レーザ発光器から放射されたレーザが、反射部
材によって反射させられ、スリットを通過する際に回析
干渉のパターンを発生させる。そこで、前記受光素子に
よって前記回析干渉のパターンを読み取り、検出信号を
発生させることができる。
【0051】したがって、検出要素である出力センサ1
00によって計量用モータ22の回転速度を非接触式に
検出できるので、出力センサ100に不具合が生じ出力
センサ100を交換する場合でも、出力センサ100を
交換するだけでよく、また、計量用モータ22及び射出
装置の再立ち上げも容易に行うことができる。さらに、
ギヤ等によるバックラッシュの発生がないので、被駆動
部であるスクリュー12の回転速度を精度よく検出する
ことができ、樹脂を安定して溶融させることができる。
また、被検出要素はボールねじ83の径の大きさに制約
されることなく、任意の径で、かつ、任意の位置に配設
することもできる。
【0052】ところで、前記前方射出サポート21より
後方に、第2の変換要素としてのボールナット82、及
び該ボールナット82と螺合させられ、ボールナット8
2に対して回転自在に、かつ、軸方向に移動自在に配設
された第1の変換要素としてのボールねじ軸81を備え
た運動方向変換部としてのボールねじ83が配設され
る。前記ボールねじ軸81は、前端から後端にかけて順
次形成された小径のシャフト部84、大径のねじ部8
5、及び第2の駆動部としての射出用モータ90との図
示されない連結部から成る。なお、前記シャフト部84
とねじ部85との段部に環状フランジ部材89が外嵌さ
れる。
【0053】ところで、前記射出用モータ90を駆動す
ることによって発生させられた回転はボールねじ軸81
に伝達されるが、前記ボールねじ83は、ボールねじ軸
81に伝達された回転による回転運動を回転直進運動に
変換し、ボールねじ軸81を回転させ、かつ、進退させ
る。
【0054】そのために、前記ボールねじ軸81は、前
端において、ベアリングb7、b8によって回転摺動部
材68に対して回転自在に、かつ、軸方向に移動不能に
支持される。すなわち、前記回転摺動部材68は、前記
ボールねじ83に対して回転自在に、かつ、軸方向に移
動不能に配設される。また、前記シャフト部84の前端
部に図示されない雄ねじが形成され、該雄ねじと螺合さ
せてベアリングナット80が配設される。該ベアリング
ナット80は、支持体65の内周面に形成された突起6
5aと共にベアリングb7を位置決めする。
【0055】そして、前記ボールナット82はロードセ
ル96を介して後方射出サポート62に固定される。前
記ロードセル96は、加熱シリンダ11内の溶融させら
れた樹脂の圧力を検出する圧力検出装置を構成する。
【0056】したがって、前記射出用モータ90を正方
向及び逆方向に駆動することによって発生させられた回
転が、前記連結部を介してボールねじ軸81に伝達さ
れ、該ボールねじ軸81は回転させられながら進退させ
られる。
【0057】なお、前記ボールねじ軸81の運動成分
は、ボールねじ軸81を進退させる直進運動成分、及び
ボールねじ軸81を回転させる回転運動成分から成り、
前記直進運動成分及び回転運動成分は、ベアリングb
7、b8を介して回転摺動部材68に伝達される。
【0058】そして、回転摺動部材68を回転させるこ
となく進退させる射出工程等においては、前記計量用モ
ータ22を第2の駆動状態、すなわち、回転拘束状態に
置き、前記射出用モータ90を駆動状態に置くことによ
って、回転摺動部材68に伝達される回転を拘束し、回
転摺動部材68を回転させることなく軸方向に移動させ
ることができる。その結果、回転摺動部材68に一体的
に取り付けられたスクリュー12に直進運動を伝達し、
スクリュー12を前進(図1及び3において左方に移
動)させることができる。
【0059】次に、前記構成の射出装置の動作について
説明する。
【0060】まず、計量工程時に、制御部98の図示さ
れない計量処理手段は、計量処理を行い、前記計量用モ
ータ22を第1の駆動状態に置いて駆動する。このと
き、ロータ26に発生させられた回転は、スプラインナ
ット27及び回転摺動部材68を介してスクリュー12
に伝達され、該スクリュー12を正方向に回転させる。
この場合、前記出力センサ100によって発生させられ
た検出信号が制御部98に送られ、該制御部98は、前
記検出信号に基づいて計量用モータ22の回転速度を検
出し、フィードバック制御を行う。
【0061】これに伴って、前記加熱シリンダ11に配
設された図示されないホッパから落下した図示されない
樹脂が前記溝内を前進させられ、スクリュー12が後退
(図1及び3において右方に移動)させられ、樹脂がス
クリューヘッドの前方に蓄えられる。このとき、スクリ
ュー12に発生させられる後退力に伴って、回転摺動部
材68は筒状体29に対して相対的に移動させられ、後
退させられる。また、回転摺動部材68の後退に伴っ
て、ボールねじ軸81も回転しながら後退させられる。
なお、前記計量処理手段は、スクリュー12が後退させ
られる間、前記射出用モータ90を駆動し、スクリュー
12に背圧を加える。
【0062】また、射出工程時に、前記制御部98の図
示されない射出処理手段は、射出処理を行い、前記射出
用モータ90を駆動する。このとき、ロータ26に発生
させられた回転は、前記連結部を介してボールねじ軸8
1に伝達され、ボールねじ83によって回転運動が回転
直進運動に変換される。その結果、ボールねじ軸81が
回転しながら前進させられる。また、前記射出処理手段
は、前記計量用モータ22を第2の駆動状態(回転拘束
状態)に置いて駆動し、ロータ26の回転速度を制御し
て0〔rpm〕にすることによって拘束力を発生させ
る。そして、該拘束力が前記スプラインナット27を介
して回転摺動部材68に伝達され、ボールねじ軸81を
介して回転摺動部材68に伝達された回転が拘束され
る。その結果、回転摺動部材68に一体的に取り付けら
れたスクリュー12は回転しない状態で前進させられ
る。
【0063】この場合、ロードセル96によって加熱シ
リンダ11内の樹脂の圧力が検出され、検出信号が制御
部98に送られ、該制御部98において充填・保圧の切
換制御が行われる。また、前述されたように、出力セン
サ100によって発生させられた検出信号に基づいて前
記制御部98によりフィードバック制御が行われる。
【0064】このようにして、前記スクリュー12が前
進させられると、スクリューヘッドの前方に蓄えられた
樹脂は、射出ノズルから射出され、図示されない金型装
置のキャビティ空間に充填される。このとき、スクリュ
ーヘッドの前方に蓄えられた樹脂が逆流しないように、
スクリューヘッドの周囲に図示されない逆流防止装置が
配設される。
【0065】このように、筒状体29の後端にスプライ
ンナット27を介して歯車88が、該歯車88と対向さ
せて出力センサ100が配設されるので、計量用モータ
22に中空のロータ26が使用されても、計量用モータ
22の回転速度を検出することができる。したがって、
計量を円滑に行うことができる。
【0066】また、ロータ26に永久磁石28を使用す
ることができるので、コイルを配設する必要がなくな
る。したがって、射出装置を小型化することができる。
【0067】そして、ロータ26は永久磁石28を備え
るので、コイルを配設する必要がなく、筒状体29の径
をその分大きくすることができる。したがって、ボール
ねじ軸81の径を大きくすることができるので、定格容
量の大きいボールねじ83を組み込むことができ、高負
荷の成形を行うことができる。その結果、射出装置を小
型化することができるだけでなく、高負荷の成形条件で
運転することができる。
【0068】また、計量用モータ22と射出用モータ9
0との配置を変更し、射出用モータ90を前方射出サポ
ート21に取り付けることができる。そして、第1の変
換要素としてのボールねじ軸81又は第2の変換要素と
してのボールねじナット82の外周に雄スプラインを形
成し、該雄スプラインとロータ26の側面に取り付けた
回転伝達部としてのスプラインナット27の雌スプライ
ンとによってロータ26の回転をボールねじ軸81に伝
達することによって、スクリュー12を進退させる。こ
の場合においても、ロータ26を構成する筒状体29の
外周面に永久磁石28を備え、射出用モータ90を駆動
することによって発生させられた回転を、直接、運動方
向変換手段としてのボールねじ83に伝達することがで
きるので、射出用モータの回転を伝達するための出力ギ
ヤ、カウンタドライブギヤ、カウンタドリブンギヤ等の
伝動系が不要になり、ギヤ等の噛合による騒音が発生す
るのを防止することができる。したがって、部品点数を
少なくすることができ、トルク損失が発生するのを防止
することができ、射出装置のコストを低くすることがで
きる。また、第1の駆動部を配設するために必要なスペ
ースを小さくすることができるので、射出装置を小型化
することができる。
【0069】さらに、計量用モータ22と射出用モータ
90の配置を変更し、射出用モータ90を前方射出サポ
ート21に取り付けた場合においても、第2の実施の形
態と同様に、歯車、出力センサ等によって射出用モータ
90の回転速度を検出することができる。
【0070】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出装置においては、射出枠と、該射出枠に取り
付けられたシリンダ部材と、該シリンダ部材内において
回転自在に、かつ、進退自在に配設された射出部材と、
該射出部材に取り付けられた回転摺動部材と、前記射出
枠に取り付けられたステータ、及び該ステータの径方向
内方において、回転自在に支持されたロータと、該ロー
タの回転速度を検出するための回転速度検出部とを有す
る。
【0072】そして、該回転速度検出部は、前記ロータ
の回転に伴って回転させられる中空の筒状体に取り付け
られた被検出要素、及び該被検出要素と対向させて配設
された検出要素を備える。
【0073】この場合、前記ロータの回転に伴って回転
させられる中空の筒状体に被検出要素が、該被検出要素
と対向させて検出要素が配設されるので、中空のロータ
が使用されても、回転速度を検出することができる。し
たがって、計量を円滑に行うことができる。
【0074】本発明の更に射出装置においては、さら
に、前記ロータは、前記筒状体、及び該筒状体に取り付
けられた磁石を備える。
【0075】この場合、ロータに磁石を使用することが
でき、コイルを配設する必要がないので、射出装置を小
型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における射出装置の概念図
である。
【図2】従来の射出装置の概念図である。
【図3】本発明の実施の形態における回転速度検出部の
概念図である。
【図4】本発明の実施の形態における歯車の要部を示す
斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態における出力センサのセン
サ出力を示す図である。
【符号の説明】
11 加熱シリンダ 12 スクリュー 21 前方射出サポート 26 ロータ 28 永久磁石 29 筒状体 62 後方射出サポート 63 ロッド 68 回転摺動部材 88 歯車 100 出力センサ 101 歯 102 切欠

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)射出枠と、(b)該射出枠に取り
    付けられたシリンダ部材と、(c)該シリンダ部材内に
    おいて回転自在に、かつ、進退自在に配設された射出部
    材と、(d)該射出部材に取り付けられた回転摺動部材
    と、(e)前記射出枠に取り付けられたステータ、及び
    該ステータの径方向内方において、回転自在に支持され
    たロータと、(f)該ロータの回転速度を検出するため
    の回転速度検出部とを有するとともに、(g)該回転速
    度検出部は、前記ロータの回転に伴って回転させられる
    中空の筒状体に取り付けられた被検出要素、及び該被検
    出要素と対向させて配設された検出要素を備えることを
    特徴とする射出装置。
  2. 【請求項2】 前記被検出要素の検出面に凹凸が形成さ
    れる請求項1に記載の射出装置。
  3. 【請求項3】 前記被検出要素に磁化された検出面が形
    成される請求項1に記載の射出装置。
  4. 【請求項4】 前記被検出要素は前記検出要素に対して
    非接触に配設される請求項1に記載の射出装置。
  5. 【請求項5】 前記筒状体は、前記回転摺動部材の径方
    向外方において相対的に移動自在に配設される請求項1
    に記載の射出装置。
  6. 【請求項6】 前記ロータは、前記筒状体、及び該筒状
    体に取り付けられた磁石を備える請求項1に記載の射出
    装置。
  7. 【請求項7】 前記回転速度検出部はロータの磁極位置
    を検出するために配設される請求項1に記載の射出装
    置。
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