JP2003158661A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JP2003158661A
JP2003158661A JP2001357794A JP2001357794A JP2003158661A JP 2003158661 A JP2003158661 A JP 2003158661A JP 2001357794 A JP2001357794 A JP 2001357794A JP 2001357794 A JP2001357794 A JP 2001357794A JP 2003158661 A JP2003158661 A JP 2003158661A
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video
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Hiroshi Nakamura
拓 中村
Susumu Takahashi
将 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビデオカメラにおいて、フレーム数を確保し画
質劣化を抑えた状態でのズーム動作やフェード動作を可
能とする。 【解決手段】ビデオストリームからビットレートを求め
るビットレート制御部からの量子化係数情報を、ズーム
制御部やフェード制御部に入力し、これに基づき、ズー
ム時におけるカメラ部のレンズの移動速度やフェード時
におけるレンズの絞り速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラの画
質改善技術に関する。
【0002】
【従来の技術】映像情報の圧縮技術の進展に伴い、MP
EG(Moving Pictures Expert Group)に代表される情
報圧縮技術が各方面で利用されている。映像情報圧縮の
特徴として、フレーム間の相関性を利用したフレーム間
予測符号化技術がある。該フレーム間予測符号化技術で
は、符号化する画素と近似した部分を時間的に隣接する
フレームから予測し、誤差のみ送信することで情報量を
低減する。一般の映像は前後のフレーム間では大きな動
きがなく、近似した部分が多いため、本技術は有効性が
極めて高い。一方、画面をズームするときには各フレー
ム毎に全画面が拡大/縮小されるため、フレーム間の相
関性が低く、画質劣化の原因にもなる。また、画面の明
暗を徐々に変化させるフェードも、ズーム同様に前後の
フレームの相関が低いため動き探索が難しく、画質を劣
化させる。ズーム時やフェード時の画質改善の従来技術
としては、例えば、特開平8−65565号公報や特開
平9−214965号公報に記載されたものがある。特
開平8−65565号公報には、ディジタル映像信号を
符号化するとき、撮像の開始・終了、ズーム、フェード
等の操作内容に応じて符号化特性を変化させる技術が記
載され、特開平9−214965号公報には、ズーム時
に、画面中央を詳細に符号化し、端部を粗く符号化し
て、符号化精度に偏りを持たせる技術が記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平8−655
65号公報記載の技術は、画質とズームとの関係におい
ては単に、ズーム制御部側からの制御信号により符号化
特性を変化させて画質をズーム操作に対応したものとす
る技術であり、ズーム動作の中で時間的に画質を変化さ
せるものではない。また、特開平9−214965号公
報記載の技術も、画質とズームとの関係においては単
に、ズーム時、画面部位で符号化に精粗を設けるとする
技術であり、やはり、ズーム動作中において時間的に画
質を変化させる技術ではない。従って、これら従来技術
においては、ズーム中、低ビットレート伝送での画質劣
化が著しい。特に、ズームイン/ズームアウトを繰り返
すような場面では、常に画質劣化が発生することにな
り、エンコーダの能力も十分に発揮できない。フェード
機能に関しても同様である。例えば、ズーム機能を持っ
たカメラを内蔵した携帯端末から映像を送信するような
場合は、無線路を用いた通信路では極めて低いビットレ
ートしか利用できないため、ズーム中は十分な画質を得
られない。また、低ビットレートの回線を用いてカメラ
を遠隔操作している場合等においても、ズーム時、ズー
ム中の画像が崩れ、対象物または対象部を認識できなく
なるため、ズームを終了したときには該対象物または対
象部が映っていないということも起こり得る。ズーム中
の画面を詳細に符号化すると、映像は鮮明になるが、短
時間あたりのフレーム数が減ってしまうため、対象物ま
たは対象部を見失うおそれがある。本発明の課題点は、
上記従来技術の状況に鑑み、ビデオカメラにおいて、フ
レーム数を確保し画質劣化を抑えた状態でズーム動作が
できるようにすること、である。本発明の目的は、かか
る課題点を解決できる技術の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題点を解決するた
めに、本発明では、ビデオカメラにおいて、ズーム制御
やフェード制御を、画質情報に基づいて行う構成とす
る。具体的には、ズーム制御部やフェード制御部を設
け、ビデオストリームからビットレートを求めるビット
レート制御部からの量子化係数情報を、該ズーム制御部
や該フェード制御部に入力し、これに基づき、ズーム時
におけるカメラ部のレンズの移動速度やフェード時にお
ける絞りの変化速度を制御する構成とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき、図
面を用いて説明する。図1、図2は本発明のビデオカメ
ラの第1の実施例を示す図である。図1は、ビデオカメ
ラの構成例図、図2は図1の構成におけるズーム動作の
説明図である。図1において、10はレンズ移動により
ズーム可能なカメラ部、20はエンコーダ、21は、カ
メラ部10が出力する映像信号を、符号化単位のマクロ
ブロック毎に受け取り、直前に符号化フレームから最も
近いマクロブロックを選択し、動きベクトルを出力する
動き探索部、22は、該動き探索部21が出力する動き
ベクトルの大きさと、該動きベクトルが指すマクロブロ
ックと符号化するマクロブロックとの誤差に基づき符号
化モードを決め、フレーム内符号化であるイントラ符号
化とフレーム間予測符号化であるインター符号化のいず
れかを選択する符号化モード判定部、23は、カメラ部
1からの映像信号と動き探索部21からの動きベクトル
信号とを切換えるスイッチ、24は、マクロブロックを
直交変換によって空間領域から周波数領域へ変換(離散
コサイン変換)するとともに、量子化により画質変換
し、周波数データを出力するDCT(Discrete Cosine
Transform)部(以下、DCT部という)、25は、D
CT部24から出力される周波数データを可変長符号化
(VLC(Variable Length Coding))して、ビデオス
トリームを出力するVLC部、27は、該VLC部25
から出力されるビデオストリームからビットレートを計
算し、設定したビットレートを維持するように量子化係
数を変更すなわち画質を変更するビットレート制御部、
31は、ズーム時、上記カメラ部10のレンズの移動速
度を制御するズーム制御部である。ビットレート制御部
27は、ズーム動作中においても、ビット割り当て動作
を行う。ズーム制御部31は、ビットレート制御部27
がDCT部24に対し出力する量子化係数に応じてカメ
ラ部10の、ズーム時におけるレンズ移動速度を制御す
る。量子化係数が大きい場合すなわち画質が悪いとき
は、レンズの移動速度を落してズーム速度を低くし、量
子化係数が小さい場合すなわち画質が良いときは、レン
ズの移動速度を上げてズーム速度を高める。ズーム制御
部31のズーム制御の動作例を図2に示す。
【0006】図2において、(a)はレンズの移動速度
を示し、横軸に時間、縦軸にズーム開始時からのレンズ
の移動距離をとってある。また、(b)はビットレート
制御部27が出力する量子化係数の時間的変化を示す。
ズーム開始直後の期間Aでは量子化係数は小さいため、
比較的速い速度でレンズを移動させる。本図2の動作例
では、該期間Aでレンズの移動速度を最大にする。この
とき、動き探索部21は、隣接するフレームから近似し
たマクロブロックを探索できず、符号化モード判定部2
2は大半のマクロブロックでイントラ符号化の方を選択
する。イントラ符号化はインター符号化に比べ、符号化
に要するビット量が多い。このため、ビットレート制御
部27は、図2(b)に示すように量子化係数を大きく
し、粗く量子化してビット量を削減する。量子化係数が
大きくなると、量子化誤差が大きくなり、画面が劣化す
る。予め設定してある基準値qよりも量子化係数が大き
くなると、ズーム制御部31はレンズの移動速度を下
げ、ズーム速度を落す。ズーム速度が低下すると画面の
相関性が上がるため、インター符号化が選択される確率
が高まり、符号化に要するビット量が減少して徐々に量
子化係数は小さくなる(期間B)。期間Cでは期間Aと
同様に量子化係数が基準値qになるまでレンズ速度を上
げ、期間Dではレンズ速度を下げてビデオストリーム5
0のビット量を抑制する。フェードに関しても、上記ズ
ームの場合と同様である。カメラ部の絞りを制御するフ
ェード制御部を設け、該フェード制御部をビットレート
制御部からの量子化情報によって駆動する。この場合、
フェード速度が高い場合には、前後のフレームの相関性
が低くなるためイントラ符号化が増え、画質が劣化す
る。設定した基準値qよりも量子化係数が大きくなると
きにはカメラ部の絞りの変化速度を下げて、徐々に明る
さが変化するようにして画面の相関性を増大させる。
【0007】上記第1の実施例によれば、ズーム制御部
31により、ビットレート制御部27が出力する量子化
係数に基づきズーム制御を行うため、予め設定した量子
化係数の基準値qに応じた画質を保持した状態でのズー
ムやフェードが可能となる。このため、伝送路が狭く低
いビットレートでエンコードする必要のある場合にも、
量子化ノイズによる画質劣化を抑えられ、例えば、携帯
端末等にも本発明を適用できるようになる。
【0008】図3は本発明のビデオカメラの第2の実施
例を示す図である。本第2の実施例は、ズーム制御部
が、符号化モード判定部からのピクチャ情報に基づきズ
ーム制御を行う場合の構成例である。図3において、3
2はズーム制御部、22は符号化モード判定部である。
ズーム制御部32は、符号化モード判定部22からピク
チャ情報を受け取り、ズーム速度を変更するように制御
する。すなわち、全てイントラ符号化が行われるIピク
チャ(全画面を定期的にかつ強制的にイントラ符号化す
るビデオフレーム)ではズーム速度を上げ、イントラ符
号化とインター符号化が混在するPピクチャ(過去の映
像から相関部分を探し、インター符号化を行うビデオフ
レーム)やBピクチャ(過去の映像と未来の映像との両
方から相関部分を探し、インター符号化を行うビデオフ
レーム)ではズーム速度を下げる。カメラ部10、動き
探索部21、スイッチ23、DCT部24、VLC部2
5、ビットレート制御部27等の構成及び作用は、上記
図1の第1の実施例の場合と同様である。上記第1の実
施例の場合にも述べたように、ズーム速度を上げると動
き探索部21は前後のフレームの中に近似したマクロブ
ロックを見つけられないが、全マクロブロックをイント
ラ符号化するIピクチャにおいては、ズームによる影響
はないため、ズーム速度を上げてズーム開始から終了ま
での時間を短縮することができる。また、ズーム制御部
32は、ピクチャ情報に加え、符号化モード判定部22
から、1フレーム内でイントラ符号化が選択された回数
を受け取り、その回数に応じてズーム速度を変更するよ
うにしてもよい。PピクチャやBピクチャにおいてイン
トラ符号化が多く選択されるのは、動き探索に失敗して
いることが原因であり、ズーム速度を下げることで画質
劣化が避けることができる。フェードに関しても、上記
ズームの場合と同様である。カメラ部の絞りを制御する
フェード制御部を設け、該フェード制御部を符号化モー
ド判定部からのピクチャ情報によって駆動する。例え
ば、Iピクチャ時に絞りを大きく変化させ、フェードに
要する時間を短縮するようにする。
【0009】本第2の実施例によれば、画質を維持した
状態で、ズーム動作またはフェード動作を行える。ま
た、ズーム速度やフェード速度を高速化することがで
き、ズーム時間やフェード時間を短縮できる。
【0010】また、以下、本発明の第3の実施例につき
説明する。本第3の実施例のビデオカメラは、構成ブロ
ック図としては、図1に示すものと同じであるため図示
は省略する。本第3の実施例は、上記第1の実施例の場
合と同様、ビットレート制御部27からの量子化係数信
号に応じてカメラ部10の、ズーム時におけるレンズ移
動速度を制御する方式である。ズーム制御部31は、ズ
ーム開始時におけるフレームのマクロブロックの量子化
係数の総和を取り、ズーム速度を決定する。ズーム速度
決定後、ズーム中においては、ズーム開始時に決定した
ズーム速度に従いズームを行う。量子化係数の総和が大
きいほど画面が複雑であることを示し、ズーム速度を下
げてインター符号化を行うマクロブロックを増やして、
符号化に要するビット発生量を減らし画質を改善する。
また、ズーム速度は、1フレーム内でイントラ符号化が
選択された回数から決定されるようにしてもよい。ズー
ム開始時にイントラ符号化が選択されるのは動き探索に
失敗しているためであり、動きが激しい映像である可能
性が高い。このため、ズーム速度を下げて極力イントラ
符号化が選択されないようにする。フェードに関して
も、上記ズームの場合と同様である。カメラ部の絞りを
制御するフェード制御部を設け、該フェード制御部をビ
ットレート制御部からの量子化情報によって駆動する。
この場合において、フェードの開始時にイントラ符号化
が多いフレームのときは絞りの変化速度を落して画質を
保持するようにする。
【0011】本第3の実施例によれば、一定速度のズー
ム動作またはフェード動作となるため、ズームやフェー
ドがスムーズな動作で行われる。また、ズーム開始時ま
たはフェード開始時の映像に依存してズーム速度やフェ
ード速度を決定することで、スムーズかつ画質劣化が起
こりにくいビデオストリームが生成できる。このため、
撮影画面による画質劣化のばらつきを減らすことができ
る。
【0012】次に、本発明の第4の実施例につき説明す
る。本第4の実施例のビデオカメラも、構成ブロック図
としては、図1に示すものと同じであるため図示を省略
する。本第4の実施例も、上記第1の実施例の場合と同
様、ビットレート制御部27からの量子化係数信号に応
じてカメラ部10の、ズーム時におけるレンズ移動速度
を制御する方式である。ズーム制御部31は、ズーム開
始時に、ビデオカメラの使用者が指定したレンズの移動
距離の大部分を、該ビデオカメラの最大のズーム速度で
ズームし、残りの移動距離の部分については、上記第1
の実施例と同様のズーム制御によりズーム速度を制御す
る。
【0013】本第4の実施例によれば、ズーム開始時か
らある時間にわたり最大のズーム速度でズームするた
め、ズーム開始からズーム終了までの時間を短縮するこ
とができる。また、ズーム後半での微調整を、ビット量
を確保した状態で行うため、画質を向上させることがで
きる。
【0014】図4〜図6は本発明のビデオカメラの第5
の実施例の説明図である。図4は第5の実施例としての
ビデオカメラの構成例図、図4及び図5は本実施例のビ
デオカメラで撮影したフレームの説明図である。本第5
の実施例は、映像信号の拡大または縮小を、スケーリン
グ部における信号処理によって行うようにした場合の構
成例である。図4において、40は映像信号の拡大また
は縮小を行うスケーリング部、60は、圧縮率を下げた
高画質のエンコードを行う第2のエンコーダ、70は該
第2のエンコーダ60からビデオストリームを受け取っ
て、記録媒体やメモリに保存するビデオストリーム保存
部である。その他の部分の構成及び作用は、図3に示す
第2の実施例の場合と同様である。第2のエンコーダ6
0は、カメラ部10から映像信号を受け取り、エンコー
ダ20(以下、第1のエンコーダ20という)に比べて
圧縮率を下げ、高画質のエンコードを行い、ビデオスト
リーム51を出力する。該第2のエンコーダ60は、該
第1のエンコーダ20と同様の構成を有している。ビデ
オストリーム保存部70は、第2のエンコーダ60が出
力するビデオストリーム51を記録する。スケーリング
部40は、通常撮影時はカメラ部10からの映像信号の
一部分を選択して出力する。
【0015】図5及び図6はズーム操作時のスケーリン
グ部40の動作の説明図である。図5はズーム開始時に
撮影したフレーム例を示す図、図6はズーム中に撮影し
たフレーム例を示す図である。図5中の範囲100は、
第2のエンコーダ60がエンコードする範囲を示し、範
囲200は第1のエンコーダ20がエンコードする範囲
を示す。図5の範囲100から図6の範囲101までズ
ームすると、ズームが速いため、動き探索部21は近似
するマクロブロックを発見できずにイントラ符号化を行
う。第2のエンコーダ60では、圧縮率を下げた状態で
高画質のエンコードを行っているため、イントラ符号化
の多用による画質劣化は生じない。しかし、第1のエン
コーダ20はイントラ符号化の多用による影響を受けて
画質が劣化する。このため、スケーリング部40は、符
号化モード判定部22が1フレーム内に選択するイント
ラ符号化を行うマクロブロック数から判断して、範囲2
01よりも広い範囲300を、該範囲201と同じ大き
さにまで縮小する。範囲300を縮小して得た画像は、
範囲200の画像とほぼ同じとなるため、動き探索部2
1は近似したマクロブロックを発見でき、この結果、イ
ンター符号化が行われ、ビデオストリーム50のズーム
における画質劣化が抑えられる。このように、本実施例
構成においては、ズーム時に、イントラ符号化の多用に
よる画質の劣化を防ぐために、入力画像を縮小してから
エンコードすることでインター符号化が多くなるように
する。
【0016】上記第5の実施例によれば、ズーム時にカ
メラ部の映像信号を拡大または縮小することで、急激な
ズーム動作による画面変化が避けられ、ビデオストリー
ムの画質劣化を抑えられる。例えば、監視カメラシステ
ムに本実施例を応用した場合には、通常時は、第1のエ
ンコーダ20が出力する低ビットレートのビデオストリ
ームをネットワーク越しに観察し、不審者等の異常対象
を発見したときは、ズームして概況を確認するととも
に、改めて第2のエンコーダ60が出力する高画質のビ
デオストリームで綿密に解析を行うということも可能と
なる。
【0017】上記各実施例においては、ズーム制御部3
1、32やスケーリング部40を、エンコーダ20やカ
メラ部10に対し、別個に設ける構成として説明した
が、本発明はこれに限定されず、該ズーム制御部31、
32や該スケーリング部40を、エンコーダ20または
カメラ部10の内部に取りこんで設ける構成であっても
よい。また、上記各実施例では、エンコーダ20を、動
き探索部21、符号化モード判定部22、スイッチ2
3、DCT部24、VLC部25、ビットレート制御部
27を含んで成る構成としたが、本発明はこれにも限定
されず、例えば、これら要素のうちの一部はエンコーダ
20内には含まない構成であってもよい。また、VLC
部から出力されるビデオストリームは、国際標準MPE
Gに準じたエンコードが行われたものであってもよい。
さらに、本発明は、ズーム制御部とフェード制御部のい
ずれか一方または両方を備えた構成を範囲として含む。
【0018】なお、特許請求の範囲に記載の発明に関連
した発明で、上記実施例に記載した発明としては、
(1)フェード制御部を、符号化モード判定部から符号
化方法を示すピクチャ情報を受け取り、該ピクチャがフ
レーム内符号化に対応するときはカメラ部の絞りの変化
速度を早め、フレーム間予測符号化に対応するときは該
変化速度を遅くする構成としたビデオカメラ、(2)フ
ェード制御部を、符号化モード判定部から、1フレーム
内でフレーム内符号化が選択された回数情報を受け取
り、カメラ部の絞りの変化速度を調整する構成としたビ
デオカメラ、(3)フェード制御部を、フェード開始時
にカメラ部の絞り変化速度を決定し、該決定した速度で
フェードする構成とするビデオカメラ、及び、(4)V
LC部から出力されるビデオストリームを、国際標準M
PEGに準じたエンコードが行われたものとする構成の
ビデオカメラ、等がある。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ビデオカメラにおい
て、フレーム数を確保し画質劣化を抑えた状態でズーム
動作やフェード動作を行うことができる。ピクチャ情報
に基づいたズーム制御やフェード制御を行える。これら
動作の動作時間も短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】図1の構成におけるズーム制御の説明図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図4】本発明の第5の実施例を示す図である。
【図5】図4のビデオカメラによるズーム開始時の撮影
フレーム例を示す図である。
【図6】図4のビデオカメラによるズーム中の撮影フレ
ーム例を示す図である。
【符号の説明】
10…カメラ部、 20…エンコーダ、 21…動き探
索部、 22…符号化モード判定部、 23…スイッ
チ、 24…DCT部、 25…VLC部、 26…ビ
ットレート制御部、 30…ズーム制御部、 40…ス
ケーリング部、50、51…ビデオストリーム、 60
…第2のエンコーダ、 70…ビデオストリーム保存
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 将 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 2H044 DA02 DB02 DC06 DE06 2H080 BB23 BB27 BB32 CC02 5C022 AA00 AB28 AB36 AB44 AB66 AC69 CA00 5C059 KK01 LB05 MA05 MA23 MC11 MC38 ME01 NN01 SS11 TA00 TA18 TA46 TB07 TC06 TC12 TD16 UA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズーム可能なカメラ部を有するビデオカメ
    ラにおいて、 カメラ部からの映像信号のマクロブロックを離散コサイ
    ン変換し、量子化して周波数データを出力する第1の手
    段と、 該周波数データを符号化して得られるビデオストリーム
    からビットレートを求め、量子化係数及びビットレート
    を制御する第2の手段と、 ズーム時にカメラ部のレンズの移動速度を変えズーム制
    御を行う第3の手段と、 を備え、 上記第3の手段が、上記第2の手段からの上記量子化係
    数の情報に基づき、上記レンズの移動速度を制御するこ
    とを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】ズーム可能なカメラ部を有するビデオカメ
    ラにおいて、 カメラ部の出力する映像信号を、符号化単位のマクロブ
    ロック毎に受け取り、所定のマクロブロックを選択し動
    きベクトルを出力する動き探索部と、 該動きベクトルの大きさと、該動きベクトルが指すマク
    ロブロックと符号化するマクロブロックとの誤差に基づ
    き、フレーム内符号化とフレーム間予測符号化のいずれ
    かを選択する符号化モード判定部と、 上記マクロブロックを離散コサイン変換し、量子化して
    周波数データを出力するDCT部と、 該周波数データを可変長符号化しビデオストリームを出
    力するVLC部と、 該ビデオストリームからビットレートを求め、量子化係
    数及びビットレートを制御するビットレート制御部と、 ズーム時にカメラ部のレンズの移動速度を制御するズー
    ム制御部と、 を備え、 上記ズーム制御部が、上記ビットレート制御部が出力す
    る量子化係数の大きさの情報に基づき上記レンズの移動
    速度を制御することを特徴とするビデオカメラ。
  3. 【請求項3】上記ズーム制御部は、上記符号化モード判
    定部から符号化方法を示すピクチャ情報を受け取り、該
    ピクチャが強制的なフレーム内符号化に対応するときは
    ズーム速度を早め、フレーム間予測符号化に対応すると
    きは上記レンズの移動速度を遅くする構成である請求項
    2に記載のビデオカメラ。
  4. 【請求項4】上記ズーム制御部は、上記符号化モード判
    定部から1フレーム内でフレーム内符号化が選択された
    回数情報を受け取り、該回数に応じて上記レンズ移動速
    度を調整する構成である請求項2に記載のビデオカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】上記ズーム制御部は、ズーム開始時に上記
    レンズ移動速度を決定し、該決定した速度でズームする
    構成である請求項2、3または4に記載のビデオカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】上記ズーム制御部は、ズーム動作開始直後
    の最初の期間に、カメラ部が有する最大のレンズ移動速
    度でズームする構成である請求項2、3または4に記載
    のビデオカメラ。
  7. 【請求項7】映像を拡大または縮小可能なビデオカメラ
    において、 カメラ部の出力する映像信号を符号化単位のマクロブロ
    ック毎に受け取り動きベクトルを出力する動き探索部
    と、該動きベクトルに基づきフレーム内符号化とフレー
    ム間予測符号化のいずれかを選択する符号化モード判定
    部と、上記マクロブロックを離散コサイン変換し量子化
    して周波数データを出力するDCT部と、該周波数デー
    タを可変長符号化しビデオストリームを出力するVLC
    部と、該ビデオストリームからビットレートを求め量子
    化係数及びビットレートを制御するビットレート制御部
    と、を備えて成る第1のエンコーダと、 該第1のエンコーダに比べて、圧縮率を下げ、高画質の
    エンコードを行い、ビデオストリームを出力する第2の
    エンコーダと、 該第2のエンコーダからビデオストリームを受け取り、
    記録媒体に保存する手段と、 カメラ部から映像信号を受け取り、映像の拡大もしくは
    縮小を行うスケーリング部と、 を備え、 上記スケーリング部は、上記符号化モード判定部から1
    フレーム内でフレーム内符号化が選択された回数情報を
    受け取り、該回数に応じて映像サイズを調整し、上記第
    1のエンコーダは、該スケーリング部から映像信号を受
    け取り、エンコードを行ってビットレートを出力するこ
    とを特徴とするビデオカメラ。
  8. 【請求項8】フェード機能を有するビデオカメラにおい
    て、 カメラ部の出力する映像信号を符号化単位のマクロブロ
    ック毎に受け取り、動きベクトルを出力する動き探索部
    と、 該動きベクトルに基づき、フレーム内符号化とフレーム
    間予測符号化のいずれかを選択する符号化モード判定部
    と、 上記マクロブロックを離散コサイン変換し量子化して周
    波数データを出力するDCT部と、 該周波数データを可変長符号化しビデオストリームを出
    力するVLC部と、 該ビデオストリームからビットレートを求め、量子化係
    数及びビットレートを制御するビットレート制御部と、 カメラ部の絞りを調節してフェードインまたはフェード
    アウトの制御を行うフェード制御部と、 を備え、 上記フェード制御部が、上記ビットレート制御部が出力
    する量子化係数の大きさの情報に基づき、絞りの変化速
    度を制御することを特徴とするビデオカメラ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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