JP2003157752A - 伝動機構を備えたハイブリッド型電力用遮断器 - Google Patents

伝動機構を備えたハイブリッド型電力用遮断器

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JP2003157752A JP2002325041A JP2002325041A JP2003157752A JP 2003157752 A JP2003157752 A JP 2003157752A JP 2002325041 A JP2002325041 A JP 2002325041A JP 2002325041 A JP2002325041 A JP 2002325041A JP 2003157752 A JP2003157752 A JP 2003157752A
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    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝動機構をハイブリッド型電力用遮断器の
内部に簡単に組立て可能にする。 【解決手段】 ハイブリッド型電力用遮断器は直列に接
続された少なくとも2個の消弧室を備え、この消弧室は
消弧室の手前に接続配置された伝動機構29を介して共
通の駆動装置によって操作可能である。伝動機構29は
少なくとも2個の伝動部品によって嵌込み連結可能に形
成され、第1の伝動部品は少なくとも1つの第1の消弧
室に固定連結され、第2の伝動部品は少なくとも1つの
第2の消弧室に固定連結され、伝動機構29は少なくと
も2つの消弧室の運動を技術的に適切に互いに調和させ
かつ消弧室の運動の時間的な順序や切換え速度に関して
最適化することを可能にする手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前提部
分に記載した、伝動機構を有するハイブリッド型電力用
遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】高電圧回路網で使用可能なハイブリッド
型電力用遮断器が知られている(例えば特許文献1参
照)。このハイブリッド型電力用遮断器は直列に接続さ
れた2つの消弧室を備えている。第1の消弧室には消弧
媒体および絶縁媒体としてのSF 6 ガスが充填され、第
2の消弧室は真空断続室として形成されている。第2の
消弧室は外側をSF6 ガスによって取り囲まれている。
両消弧室の主接触子は簡単なレバー機構を介して共通の
駆動装置によって同時に操作される。両消弧室は耐焼損
性の主接触子を設けた電力電流路と、この電力電流路に
対して平行な定格電流路を備えている。この場合、定格
電流路は中断個所を1つだけ備えている。遮断時に、常
に最初に定格電流路が中断される。そして、遮断すべき
電流が方向を電力電流路に変えられる。そして、電力電
流路はそれがはっきりと遮断されるまで電流を案内し続
ける。
【0003】このような簡単なレバー機構は、ハイブリ
ッド型電力用遮断器の場合に必要な運動経過に適合させ
にくい。更に、支承個所が機械的に非常に大きな負荷を
受ける。これにより、支承個所の構造は複雑でコストが
高くなり、それに伴いハイブリッド型電力用遮断器が高
価になる。この構造の支承個所を用いないと、しばしば
必要なメンテナンスのための時間によって、ハイブリッ
ド型電力用遮断器の運転可能性が制限されるので不利で
ある。更に、ハイブリッド型電力用遮断器の内部にレバ
ー装置を取付けるための作業は、この範囲へのアクセス
が制限されているため、比較的に面倒である。
【0004】
【特許文献1】欧州特許第0847586号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ハイ
ブリッド型電力用遮断器の内部に簡単に組立て可能であ
る伝動機構を備えたハイブリッド型電力用遮断器を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ハイブリッド型電力用遮
断器は直列に接続され、共通の駆動装置によって操作さ
れる少なくとも2個の消弧室を備えている。この消弧室
の手前に共通の伝動機構消弧室が接続配置されている。
この伝動機構は嵌込み連結可能に形成された少なくとも
2個の伝動部品を備えている。第1の伝動部品は少なく
とも1つの第1の消弧室に固定連結され、第2の伝動部
品は少なくとも1つの第2の消弧室に固定連結されてい
る。伝動機構は少なくとも2つの消弧室の運動を技術的
に適切に互いに調和させかつ消弧室の運動の時間的な順
序や切換え速度に関して最適化することを可能にする手
段を備えている。伝動機構が閉路位置においても遮断位
置においてもセルフロッキング作用するように形成され
ていると、特に有利であることが判った。なぜなら、そ
れによって付加的なロック装置または爪が不要であるか
らである。更に、両端位置において駆動装置が特別な保
持力を加える必要がないので、簡単で低コストの駆動装
置を使用することができる。伝動機構は比較的に簡単に
取付け可能である。それによって、メンテナンスの際の
組立て作業のために必要な時間が低減されるという利点
がある。この簡単な組立ては比較的に時間がかからない
ので、ハイブリッド型電力用遮断器の運転可能性が増大
する。
【0007】両消弧室の縦軸線は、ハイブリッド型電力
用遮断器の好ましい実施の形態の場合、一平面内にあ
り、互いに角度αをなして傾斜している。この場合、角
度αは90°よりも小さく形成され、好ましくは68〜
80°である。消弧室のこの配置構造は、軸方向におい
て比較的に短く、それによって必要スペースが狭くて済
むハイブリッド型電力用遮断器の製作を可能にする。
【0008】本発明の他の実施形は従属請求項に記載さ
れている。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明と、本発明の他の実
施形と、本発明によって得られる効果を、実施の形態を
示す図に基づいて詳しく説明する。
【0010】図1は、ハイブリッド型電力用遮断器の接
続(閉路)状態における、簡略化して示した伝動機構2
9の第1の実施の形態の概略的な断面図である。このハ
イブリッド型電力用遮断器は直列に接続配置された図示
していない2つの消弧室を備えている。この消弧室はこ
こでは例えば互いに角度をなして取付けられている。一
方の消弧室、例えば絶縁ガスを充填した消弧室は、第1
の縦軸線1に沿って延び、この第1の縦軸線に対して同
心的に配置されている。他方の消弧室、例えば真空断続
室(真空切換室)は、第2の縦軸線2に沿って延び、こ
の第2の縦軸線に対して同心的に配置されている。両縦
軸線は角度αをなして交叉している。この角度αは好ま
しくは68〜80°の範囲内にある。両縦軸線は一般的
に一平面内にあるがしかし、互いに平行に配置された2
つの平面内に設けてもよいし、また構造的に適切な角度
をなして交叉する2つの平面内に設けてもよい。
【0011】ハイブリッド型電力用遮断器は、一部が電
気的に絶縁性である材料からなる駆動ロッド3を介し
て、一般的に大地電位に設けられた図示していない駆動
装置によって駆動される。駆動ロッド3はピン4によっ
て、接触子ロッド5に連結されている。この接触子ロッ
ドは第1の縦軸線1の方向に移動可能であり、管状に形
成されている。接触子ロッド5は、絶縁ガスを充填した
消弧室の構造に応じてその接触子を操作する。この消弧
室はここでは、既に述べたように図示していない。接触
子ロッド5は第1の縦軸線1に対して同心的に配置さ
れ、固定されたケーシング6内で図示していない案内部
材の中を軸方向に滑動可能に案内されている。接触子ロ
ッド5はスリット7を有する。このスリットは図面の面
に対して平行に延びている。このスリット7内でローラ
8が接触子ロッド5に連結されたピン9に回転可能に支
承されている。この場合、回転線10は第1の縦軸線1
に対して垂直に延び、通常はこの第1の縦軸線と交叉し
ている。
【0012】ローラ8はスリット7から上方に突出し、
回転可能に支承されたスリット案内ディスク12の平ら
な表面11を上方に押している。図示した接続位置で
は、この表面11は第1の縦軸線1に対して平行に延び
ている。スリット案内ディスク12はピン13に支持さ
れている。ピン13はケーシング6に固定連結された案
内ケーシング14に保持されている。案内ケーシング1
4は軸方向のスリット15を備えている。このスリット
内で、スリット案内ディスク12は第1の縦軸線1に対
して半径方向に動くことができる。スリット案内ディス
ク12の回転軸線16は、ローラ8の回転軸線10に対
して平行に延びている。すべり軸受として形成された、
ローラ8およびスリット案内ディスク12の軸受個所
は、図示していない絶縁部材を備えている。この絶縁部
材は、運転中この軸受個所を通って迷走電流(漏れ電
流)が流れ、この軸受個所の損傷を防止する。案内ケー
シング14は駆動側で、概略的に示した絶縁ケーシング
17に接続されている。ケーシング6は駆動側で概略的
に示した絶縁ケーシング18に接続されている。この絶
縁ケーシング17,18はハイブリッド型電力用遮断器
の作動部品を支持している。ハイブリッド型電力用遮断
器の作動部品を取り囲むケーシングは、同時にハイブリ
ッド型電力用遮断器のガス室の外側を閉鎖する。このケ
ーシングは図示していない。
【0013】スリット案内ディスク12には他のピン1
9が回転可能に支承されている。二重レバー20の一端
がこのピンに枢着されている。二重レバーの他端はピン
21に回転可能に連結されている。このピン21は図示
していない真空断続室の可動接触子を操作する接触子ロ
ッド22に保持されている。接触子ロッド22は第2の
縦軸線2に対して同心的に延びている。ケーシング6に
はフランジ23が固定連結されている。このフランジは
図示していない真空断続室を支持し、接触子ロッド22
を案内する。フランジ23には当接部材24が動かぬよ
うに挿入されている。この当接部材は接触子ロッド22
を同心的に取り囲んでいる。接触子ロッド22はカラー
25を備えている。このカラーには皿ばねセット26が
支持されている。皿ばねセット26は円筒状に形成され
た、接触子ロッド22の段差部27によって中央側で案
内されている。皿ばねセット26はカラー25と反対側
で、当接部材24の第1の肩部24aに支持されてい
る。皿ばねセット26はここでは接続位置で予圧縮さ
れ、それによって接続された真空断続室の接触子は常に
必要な接触力で互いに押し合っている。
【0014】第1の矢印28は、図示していない駆動装
置による駆動ロッド3の移動方向およびこの駆動ロッド
を介しての接触子ロッド5の移動方向、ここでは右側へ
の移動方向を示している。接触子ロッドは絶縁ガスを充
填した消弧室の接続運動を生じる。伝動機構は接触子ロ
ッド5のこの軸方向運動を、接触子ロッド22の運動に
変換する。この接触子ロッド22の運動方向は第2の矢
印30で示してあり、ここでは第2の縦軸線2に沿った
斜め上の方向である。伝動機構29では次の部品が協働
する。すなわち、ローラ8を支承した接触子ロッド5
と、スリット案内ディスク12と、ピン13,19と、
二重レバー20と、ピン21と、接触子ロッド22が協
働する。伝動機構29は駆動ロッド3によって操作され
る。伝動機構29は両消弧室の運動を互いに結合し、運
動経過を互いに調和させる。伝動機構29は、接続位置
でセルフロッキング作用をするように、すなわちハイブ
リッド型電力用遮断器が振動時にも付加的なロックをせ
ずにおよび駆動装置によって力を加えずにこの位置に保
持されるように設計されている。
【0015】図2は、ハイブリッド型電力用遮断器が遮
断されている状態での、伝動機構29の第1の実施の形
態の概略的な断面を示している。矢印31は遮断運動の
方向、ここでは左方向を示している。図示していない駆
動装置がこの方向に駆動ロッド3を移動させ、この駆動
ロッドを介して接触子ロッド5を移動させている。この
接触子ロッドは絶縁ガスを充填した消弧室の遮断運動を
生じる。伝動機構29は接触子ロッド5のこの軸方向運
動を、接触子ロッド22の運動に変換する。この接触子
ロッド22の運動方向は第2の矢印32によって示す方
向、ここでは第2の縦軸線2の沿った斜め下の方向であ
る。接触子ロッド22のカラー25が当接部材24の肩
部24bに当たるときに、遮断運動が終了する。そのと
き、皿ばねセット26はほとんど減張している。
【0016】遮断運動の開始時に、ローラ8はスリット
案内ディスク12の平らな表面11に沿って移動する。
この場合、予圧縮された皿ばねセット26はスリット案
内ディスク12をローラ8に押し付ける。平らな表面1
1には、曲率半径Rを有する湾曲した面33が接線方向
に接続している。この曲率半径Rがロール8の半径より
も少しだけ大きいので、ローラは、この範囲に達すると
きに、挟まって動かなくなることがない。ローラ8が湾
曲した面33に達するや否や、ローラは駆動装置の力に
よってこの湾曲した面33に押し付けられ、スリット案
内ディスク12は回転軸線16を中心として時計回りに
回転し始める。この回転運動は皿ばねセット26に蓄え
られたエネルギーによって補助される。スリット案内デ
ィスク12の回転運動は真空断続室の設定されたストロ
ークに合わせられている。真空断続室が段位置に達する
直前に、スリット案内ディスク12の湾曲した面33は
ローラ8に対して接線方向に延びる平らな面34に移行
する。遮断位置に達すると、ローラ8はスリット案内デ
ィスク12とそれに連結された他の要素によって真空断
続室をその開放位置に保持する。伝動機構29は、遮断
位置でもセルフロッキング作用をするように、すなわち
ハイブリッド型電力遮断器が振動時にも付加的なロック
をせずにおよび駆動装置によって力を加えずにこの位置
に保持されるように設計されている。
【0017】スリット案内ディスク12の外側形状によ
って、真空断続室の運動経過が絶縁ガスを充填した消弧
室に最適に合わせられる。更に、このスリット案内ディ
スク12によって、真空断続室の運動の時間的経過が、
絶縁ガスを充填した消弧室の運動に関連して制御される
と、例えば運動経過の時間的な変更が、ローラ8を第1
の縦軸線1の方向にずらすことによって非常に簡単に可
能である。
【0018】図3は、ハイブリッド型電力用遮断器が接
続されている状態における、伝動機構29の第2の実施
の形態の断面を示している。絶縁ガスを充填した消弧室
は第1の縦軸線1に沿って延び、この第1の縦軸線に対
して同心的に配置されている。他方の消弧室、例えば真
空断続室は、第2の縦軸線2に沿って延び、この第2の
縦軸線に対して同心的に配置されている。ここで、両縦
軸線は角度αをなして交叉している。両縦軸線は一般的
に一平面内にあるがしかし、互いに平行に配置された2
つの平面内に設けてもよいし、また構造的に適切な角度
をなして交叉する2つの平面内に設けてもよい。絶縁ガ
スを充填した消弧室は接触子ロッド5によって操作され
る。この消弧室の残りの作動部品のうち、金属製の案内
管35だけが示してある。この案内管は上側に、軸方向
に延びるスリット36を備え、消弧室に固定連結されて
いる。この案内管35内には、接触子ロッド5のカラー
37が滑動案内されている。
【0019】このカラー37の駆動側には、円筒状に形
成されたスリット付き案内部材38が取付けられてい
る。このスリット付き案内部材はスリット36の範囲に
同様に、軸方向に延びるスリット39を上側に備えてい
る。スリット付き案内部材38は前面と後面に、一致す
るように形成された案内スリット40を備えている。両
案内スリット40に沿って、円筒状に形成されたピン4
1が案内される。このピンは両案内スリット40の間の
中央に、真空室を操作する接触子ロッド22を支持して
いる。接触子ロッド22がスリット36,39の範囲に
おいて偏平に形成されているので、このスリット36,
39は比較的に狭く形成可能である。それによって、案
内管35とスリット付き案内部材38の耐荷重能力はわ
ずかしか低下しない。ピン41の軸線は図面の面に対し
て垂直であり、ピン41は断続時に破線で示した作用線
42に沿って移動する。この作用線は同時に案内スリッ
ト40の中心である。破線で示した作用線42は先ず最
初に、第1の縦軸線1に対して平行に延び、破線で示し
た作用線42の区間42aは角度βをなして第1の縦軸
線1の方に傾斜し、そして第1の縦軸線1に対して平行
に延びる区間42bに再び移行している。角度βが大き
く形成されていればいるほど、真空断続室の遮断速度と
接続速度が速くなる。破線で示した作用線42の平行区
間から傾斜区間42aへの移行部を軸方向にずらすと、
両消弧室の断続時点を互いに調和せることができる。
【0020】両案内スリット40は駆動側が開放してい
る。従って、伝動機構29の組立て時に、ピン41をこ
の側からスリット付き案内部材38の両案内スリット4
0に挿入することができる。更に、ピン41の挿入を容
易にするために、案内スリット40の駆動側を幾分漏斗
状に拡げることができる。ピン41を挿入した後で、駆
動側から駆動ロッド3が挿入される。スリット付き案内
部材38寄りの駆動ロッドの端部には、ピン4とそのホ
ルダー43が回転可能に支承されている。このホルダー
43はスリット付き案内部材38によってセンタリング
され、スリット付き案内部材38に螺合されたキャップ
ナット44によってこのスリット付き案内部材に摩擦連
結的に押し付けられて位置保持されている。キャップナ
ット44は駆動側から締付けて保持される。これによ
り、伝動機構29の組立てはきわめて簡単に可能であ
る。伝動機構29の内部では、面倒な組立て作業や調整
作業が不要である。これは迅速な組立てを可能にすると
いう利点がある。
【0021】伝動機構29のこの第2の実施の形態は同
様に、接続位置においても遮断位置においてもセルフロ
ッキング作用を有する。面倒である付加的なロックまた
は駆動装置によって加えられる付加的な保持力は不要で
ある。これはハイブリッド型電力用遮断器のコストが低
下するという利点がある。
【0022】図4は、ハイブリッド型電力用遮断器が遮
断されている状態における、伝動機構29の第2の実施
の形態の断面を示している。矢印31は遮断運動の方
向、ここでは左方向を示している。図示していない駆動
装置はこの遮断運動方向に駆動ロッド3を動かし、この
駆動ロッドを介して接触子ロッド5を動かす。この接触
子ロッドは絶縁ガスを充填した消弧室の遮断運動を生じ
る。伝動機構29は接触子ロッド5のこの軸方向運動
を、第2の矢印32によって示す方向の接触子ロッド2
2の運動に変換する。この第2の矢印によって示す方向
は第2の縦軸線2の沿った斜め下の方向である。遮断運
動の開始時に、ピン41は破線で示した作用線42に沿
って右側に移動する。破線で示した作用線が先ず最初に
第1の縦軸線1に対して平行に延びているので、予圧縮
された皿ばねセット26の押圧力は差し当たり矢印32
の方向への接触子ロッド22の移動を生じない。ピン4
1が傾斜した区間42aに達するや否や、遮断方向への
真空開閉室の運動が開始される。接触子ロッド22のカ
ラー25が当接部材24の肩部24bに当たるときに、
真空開閉室の遮断運動が終了し、そして皿ばねセット2
6はほとんど減張する。そのとき、ピン41は破線で示
した作用線42の区間42bに達する。真空開閉室は接
触子ロッド22によって遮断位置に保持される。
【0023】伝動機構29が簡単に組立て可能であるこ
とにより、メンテナンスの際の組立て作業に要する時間
が短縮され、組立てが大幅に簡単化され、そしてハイブ
リッド型電力用遮断器の運転可能性が増大するという利
点がある。伝動機構29の図示した両実施の形態は接続
位置においても遮断位置においてもセルフロッキング作
用を有する。従って、コストのかかる付加的なロック装
置または駆動装置によって加えられる付加的な保持力が
不要である。これはハイブリッド型電力用遮断器の価格
を低減するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッド型電力用遮断器が接続状態にある
ときの、簡略化して概略的に示した伝動機構の第1の実
施の形態の断面図である。
【図2】伝動機構の第1の実施の形態の遮断状態を示す
図である。
【図3】ハイブリッド型電力用遮断器が接続状態にある
ときの、簡略化して概略的に示した伝動機構の第2の実
施の形態の断面図である。
【図4】伝動機構の第2の実施の形態の遮断状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 第1の縦軸線 2 第2の縦軸線 3 駆動ロッド 4 ピン 5 接触子ロッド 6 ケーシング 7 スリット 8 ローラ 9 ピン 10 回転軸線 11 表面 12 スリット案内ディスク 13 ピン 14 案内ケーシング 15 スリット 16 回転軸線 17,18 絶縁ケーシング 19 ピン 20 二重レバー 21 ピン 22 駆動ロッド 23 フランジ 24 当接部材 24a,24b 肩部 25 カラー 26 皿ばねセット 27 段差部 28 矢印 29 伝動機構 30,31,32 矢印 33 湾曲面 34 平らな面 35 案内管 36 スリット 37 カラー 38 スリット付き案内部材 39 スリット 40 案内スリット 41 ピン 42 破線で示した作用線 42a,42b 区間 43 ホルダー 44 キャップナット α 角度 β 角度 R 曲率半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン・グロープ スイス国、バーデン、マイアーホフストラ ーセ、8 (72)発明者 ペア・スカルビィ スウェーデン国、スケフデ、アルストレー マースガタン、7 (72)発明者 マティアス・ルントボルク スウェーデン国、ルトフィカ、トレ・クロ カルス・ガタ、10 Fターム(参考) 5G026 LB01 LB02 5G028 AA07 EB11 EB12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された少なくとも2個の消弧
    室を備え、この消弧室が消弧室の手前に接続配置された
    伝動機構(29)を介して共通の駆動装置によって操作
    可能であり、それぞれ縦軸線(1,2)に沿って延びて
    いる、ハイブリッド型電力用遮断器において、伝動機構
    (29)が少なくとも2個の伝動部品によって嵌込み連
    結可能に形成され、第1の伝動部品が少なくとも1つの
    第1の消弧室に固定連結され、第2の伝動部品が少なく
    とも1つの第2の消弧室に固定連結されていることと、
    伝動機構(29)が少なくとも2つの消弧室の運動を技
    術的に適切に互いに調和させかつ消弧室の運動の時間的
    な順序や切換え速度に関して最適化することを可能にす
    る手段を備えていることを特徴とするハイブリッド型電
    力用遮断器。
  2. 【請求項2】 伝動機構(29)が閉路位置においても
    遮断位置においてもセルフロッキング作用するように形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のハイブリ
    ッド型電力用遮断器。
  3. 【請求項3】 両縦軸線(1,2)が一平面内に設けら
    れ、角度αをなして交叉していることと、角度αが90
    °よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項
    1または2記載のハイブリッド型電力用遮断器。
  4. 【請求項4】 伝動機構(29)が回転可能に支承され
    たスリット案内ディスク(12)と、このスリット案内
    ディスクに係合するローラ(8)とを備え、ローラ
    (8)が少なくとも1つの第1の消弧室に固定連結さ
    れ、スリット案内ディスク(12)が少なくとも1つの
    第2の消弧室に固定されていることと、スリット案内デ
    ィスク(12)の回転軸線(16)と、ローラ(8)の
    回転軸線(10)が互いに平行に延びていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のハイブリッ
    ド型電力用遮断器。
  5. 【請求項5】 伝動機構(29)が少なくとも1つの案
    内スリット(40)を有するスリット案内部材(38)
    と、少なくとも1つの案内スリット(40)に係合する
    ピン(41)とを備え、スリット案内部材(38)が少
    なくとも1つの第1の消弧室に固定連結され、ピン(4
    1)が少なくとも1つの第2の消弧室に固定連結されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記
    載のハイブリッド型電力用遮断器。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの案内スリット(40)
    に係合するピン(41)の滑り落ちを防止する少なくと
    も1個の保持要素が設けられていることを特徴とする請
    求項5記載のハイブリッド型電力用遮断器。
  7. 【請求項7】 保持要素がキャップナット(44)とし
    て形成さていることを特徴とする請求項6記載のハイブ
    リッド型電力用遮断器。
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