JP2003157148A - 携帯型情報機器 - Google Patents
携帯型情報機器Info
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- JP2003157148A JP2003157148A JP2001354721A JP2001354721A JP2003157148A JP 2003157148 A JP2003157148 A JP 2003157148A JP 2001354721 A JP2001354721 A JP 2001354721A JP 2001354721 A JP2001354721 A JP 2001354721A JP 2003157148 A JP2003157148 A JP 2003157148A
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- liquid crystal
- substrate
- panel
- touch panel
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- Liquid Crystal (AREA)
- Position Input By Displaying (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 実装されているタッチパネル型表示装置のよ
り一層の薄型・軽量化を図って、機器全体の薄型・軽量
化を行い、その利便性を向上させることができる携帯型
情報機器を提供する。 【解決手段】 本発明の携帯型情報機器のタッチパネル
型表示装置は、画像接触入力を行うタッチパネルを構成
するフレキシブルシート11と、スペーサ12と、液晶
パネルの上部基板とタッチパネルの下部基板の機能を有
する一体化ガラス基板13と、液晶パネルの下部基板と
なる下部パネル基板15と、一体化ガラス基板13と下
部パネル基板15との間に封入された液晶14と、EL
バックライト16と、液晶パネルに電圧を印可するIC
回路17と、ドライバ回路18と、IC回路17及びド
ライバ回路18を実装するフレキシブル基板19と、を
備えている。
り一層の薄型・軽量化を図って、機器全体の薄型・軽量
化を行い、その利便性を向上させることができる携帯型
情報機器を提供する。 【解決手段】 本発明の携帯型情報機器のタッチパネル
型表示装置は、画像接触入力を行うタッチパネルを構成
するフレキシブルシート11と、スペーサ12と、液晶
パネルの上部基板とタッチパネルの下部基板の機能を有
する一体化ガラス基板13と、液晶パネルの下部基板と
なる下部パネル基板15と、一体化ガラス基板13と下
部パネル基板15との間に封入された液晶14と、EL
バックライト16と、液晶パネルに電圧を印可するIC
回路17と、ドライバ回路18と、IC回路17及びド
ライバ回路18を実装するフレキシブル基板19と、を
備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型の通信機器な
どの携帯型情報機器に関し、特に、タッチパネル型表示
装置を備えた携帯型情報機器に関するものである。
どの携帯型情報機器に関し、特に、タッチパネル型表示
装置を備えた携帯型情報機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の一種に、液晶パネルの表
面(画像表示面)に、タッチパネルが設けられ、且つ、
該液晶パネルの背面(画像表示面と反対の面)にバック
ライトが設けられているものが知られている。
面(画像表示面)に、タッチパネルが設けられ、且つ、
該液晶パネルの背面(画像表示面と反対の面)にバック
ライトが設けられているものが知られている。
【0003】図3は、従来の一般的な携帯型情報機器に
設けられているタッチパネル型表示装置の断面を示す図
である。
設けられているタッチパネル型表示装置の断面を示す図
である。
【0004】図3において、このタッチパネル型表示装
置は、画面上に表示された文字、図形及び画像等(以
下、単に「画像」という)を指で直接触れることによっ
て入力を行うタッチパネル31と、画像を画面上に表示
する光を制御する偏光板32と、電圧の印可に応じて液
晶素子によって画像を表示する液晶パネル(LCD;L
iquid Crystal Display)33と、
液晶パネル33のバックライトであるEL(Elect
ro Luminescence)バックライト34
と、液晶パネル33に表示させる画像に応じて、液晶パ
ネル33に電圧を印可するIC(Integrated
Circuit)回路35と、IC回路35を実装す
る基板36と、基板36と液晶パネル33を接続する接
続ケーブル37と、を備えている。
置は、画面上に表示された文字、図形及び画像等(以
下、単に「画像」という)を指で直接触れることによっ
て入力を行うタッチパネル31と、画像を画面上に表示
する光を制御する偏光板32と、電圧の印可に応じて液
晶素子によって画像を表示する液晶パネル(LCD;L
iquid Crystal Display)33と、
液晶パネル33のバックライトであるEL(Elect
ro Luminescence)バックライト34
と、液晶パネル33に表示させる画像に応じて、液晶パ
ネル33に電圧を印可するIC(Integrated
Circuit)回路35と、IC回路35を実装す
る基板36と、基板36と液晶パネル33を接続する接
続ケーブル37と、を備えている。
【0005】図4は、図3で示したタッチパネル31の
詳細を示す図である。タッチパネルとしては、静電式、
光学式、抵抗式などがあるが、抵抗式のタッチパネルが
最も多く使用されている。図4において、タッチパネル
31は、抵抗式のタッチパネルであり、その構造は、ガ
ラスなどを素材にした透明なパネル基板31aと、透明
なフレキシブルシート31bとが、スペーサ31cによ
り所定の間隔を隔てて対向して配置され、その対向面側
の表面にITOなどの透明電極層31dが形成されてい
る。
詳細を示す図である。タッチパネルとしては、静電式、
光学式、抵抗式などがあるが、抵抗式のタッチパネルが
最も多く使用されている。図4において、タッチパネル
31は、抵抗式のタッチパネルであり、その構造は、ガ
ラスなどを素材にした透明なパネル基板31aと、透明
なフレキシブルシート31bとが、スペーサ31cによ
り所定の間隔を隔てて対向して配置され、その対向面側
の表面にITOなどの透明電極層31dが形成されてい
る。
【0006】このように、タッチパネル31は、主に、
パネル基板31aとフレキシブルシート31bとで構成
されているが、液晶パネル33の画像表示面上に重ねて
使用する場合には、通常、該液晶パネル33側に位置す
るパネル基板31aの多くはガラスで構成され、一方の
フレキシブルシート31bは、押さえられた時に、該パ
ネル基板31a側にしなやかに押し付けられる必要があ
ることから、多くは百数十ミクロンの厚さのポリカーボ
ネートやPETなどのプラスチックフィルムが使用され
ている。なお、フレキシブルシート31bは、オペレー
タの指やペン先で繰り返し押下されるので、その表面に
耐久性を付与するためのハードコート層が塗布されるこ
とが多い。
パネル基板31aとフレキシブルシート31bとで構成
されているが、液晶パネル33の画像表示面上に重ねて
使用する場合には、通常、該液晶パネル33側に位置す
るパネル基板31aの多くはガラスで構成され、一方の
フレキシブルシート31bは、押さえられた時に、該パ
ネル基板31a側にしなやかに押し付けられる必要があ
ることから、多くは百数十ミクロンの厚さのポリカーボ
ネートやPETなどのプラスチックフィルムが使用され
ている。なお、フレキシブルシート31bは、オペレー
タの指やペン先で繰り返し押下されるので、その表面に
耐久性を付与するためのハードコート層が塗布されるこ
とが多い。
【0007】図5は、図3で示した液晶パネル33の詳
細を示す図である。液晶パネル33は、偏光板、透明電
極膜、配向膜、位相差板、ブラックマスク、オーバーコ
ート層、カラーフィルター層などが、必要に応じて選択
的に積層配置され、且つ、スペーサにより所定の間隔を
隔てて対向配置された一対の透明なパネル基板(上部パ
ネル基板33a及び下部パネル基板33b)の間に、個
体から液体への移行に中間相を経る特殊な分子構造を持
つ物質、つまり、液体であるにも拘わらず、固体結晶に
みられる光学効果を持つ相を経る性質を持つ有機材料か
らなる液晶(Liquid Crystal)33cを
封入して構成されている。
細を示す図である。液晶パネル33は、偏光板、透明電
極膜、配向膜、位相差板、ブラックマスク、オーバーコ
ート層、カラーフィルター層などが、必要に応じて選択
的に積層配置され、且つ、スペーサにより所定の間隔を
隔てて対向配置された一対の透明なパネル基板(上部パ
ネル基板33a及び下部パネル基板33b)の間に、個
体から液体への移行に中間相を経る特殊な分子構造を持
つ物質、つまり、液体であるにも拘わらず、固体結晶に
みられる光学効果を持つ相を経る性質を持つ有機材料か
らなる液晶(Liquid Crystal)33cを
封入して構成されている。
【0008】この液晶パネルとしては、TN(Twis
ted Nematic)型LCD、STN(Supe
r Twisted Nematic)型LCD、D−S
TN型LCD、TFT(Thin Film Trans
istor)型LCD、などが知られている。
ted Nematic)型LCD、STN(Supe
r Twisted Nematic)型LCD、D−S
TN型LCD、TFT(Thin Film Trans
istor)型LCD、などが知られている。
【0009】また、液晶パネル33のバックライトとし
ては、フラットで薄型、高輝度で低消費電力、均
一な輝度分布・温度分布、発光分布とカラーフィルタ
の分光特性とのマッチング、などの条件を備えているこ
とが望ましく、反射板方式、導光体方式、EL(Ele
ctro luminecence)方式、などのバッ
クライトが知られている。
ては、フラットで薄型、高輝度で低消費電力、均
一な輝度分布・温度分布、発光分布とカラーフィルタ
の分光特性とのマッチング、などの条件を備えているこ
とが望ましく、反射板方式、導光体方式、EL(Ele
ctro luminecence)方式、などのバッ
クライトが知られている。
【0010】図3に示した、EL方式のバックライト
(ELバックライト)34は、物質(通常は固体)に電
界を印加することによって生じる加熱効果によるものだ
けではない発光(エレクトロルミネッセンス)の原理に
基づいて構成されたエレクトロルミネッセンスパネル
(ELパネル)を用いた面状光源で、透明な表面電極
と、裏面電極とからなる金属板電極の間に適当な蛍光物
質をおき、該電極間に交流を印加して該蛍光物質を発光
させるように構成されている。
(ELバックライト)34は、物質(通常は固体)に電
界を印加することによって生じる加熱効果によるものだ
けではない発光(エレクトロルミネッセンス)の原理に
基づいて構成されたエレクトロルミネッセンスパネル
(ELパネル)を用いた面状光源で、透明な表面電極
と、裏面電極とからなる金属板電極の間に適当な蛍光物
質をおき、該電極間に交流を印加して該蛍光物質を発光
させるように構成されている。
【0011】このELパネルは、薄型、軽量、フレキシ
ブル、輝度均斉度のよい大面積の発光面を実用化できる
特徴があり、白色光は、オレンジとブルーグリーンの蛍
光体粒子を混合させることで得られる。なお、現在で
は、薄型タイプのELパネルとして、透明な表面電極に
防湿処理を施した高誘電率バインダを採用することによ
り、吸湿フィルムとパッケージフィルムをなくして、薄
型タイプのELパネルが開発されている。
ブル、輝度均斉度のよい大面積の発光面を実用化できる
特徴があり、白色光は、オレンジとブルーグリーンの蛍
光体粒子を混合させることで得られる。なお、現在で
は、薄型タイプのELパネルとして、透明な表面電極に
防湿処理を施した高誘電率バインダを採用することによ
り、吸湿フィルムとパッケージフィルムをなくして、薄
型タイプのELパネルが開発されている。
【0012】また、近年、有機物を電気励起で発光させ
る自発光型ディスプレイ(有機ELディスプレイ)を、
液晶パネルのバックライトとして用いることが検討され
ている。有機ELは、例えば、強い蛍光を持つ有機超薄
膜の両面に電極を取り付け、該電極に直流電圧を印加す
るように構成される。該電極に直流電圧が印加される
と、陽極からプラス電荷が、陰極からマイナス電荷が注
入され、印加された電場により該電荷が薄膜中を移動す
る。薄膜中を移動した正負の電荷は、ある確率で再結合
し、この再結合に際して放出されたエネルギーは、蛍光
分子の一重項励起状態(分子励起子)の形成に消費され
る。一重項励起子は、その蛍光分子の発光量子効率の割
合だけ外部に光を放出し基底状態へと戻る。このときに
放出される蛍光がEL発光となる。
る自発光型ディスプレイ(有機ELディスプレイ)を、
液晶パネルのバックライトとして用いることが検討され
ている。有機ELは、例えば、強い蛍光を持つ有機超薄
膜の両面に電極を取り付け、該電極に直流電圧を印加す
るように構成される。該電極に直流電圧が印加される
と、陽極からプラス電荷が、陰極からマイナス電荷が注
入され、印加された電場により該電荷が薄膜中を移動す
る。薄膜中を移動した正負の電荷は、ある確率で再結合
し、この再結合に際して放出されたエネルギーは、蛍光
分子の一重項励起状態(分子励起子)の形成に消費され
る。一重項励起子は、その蛍光分子の発光量子効率の割
合だけ外部に光を放出し基底状態へと戻る。このときに
放出される蛍光がEL発光となる。
【0013】上述のような液晶パネル33、タッチパネ
ル31及び、ELバックライト34を備えたタッチパネ
ル型表示装置は、ノート型パソコンやミニノートパソコ
ンなどのディスプレイとして、年々、その薄型・軽量化
が図られてきている。また、近年のモバイル用途として
のミニノートパソコンや携帯電話などの携帯型情報機器
のディスプレイとしてこの種のタッチパネル型表示装置
を使用する場合には、該タッチパネル型表示装置のより
一層の薄型・軽量化を図って、その利便性を向上させる
ことが望ましい。
ル31及び、ELバックライト34を備えたタッチパネ
ル型表示装置は、ノート型パソコンやミニノートパソコ
ンなどのディスプレイとして、年々、その薄型・軽量化
が図られてきている。また、近年のモバイル用途として
のミニノートパソコンや携帯電話などの携帯型情報機器
のディスプレイとしてこの種のタッチパネル型表示装置
を使用する場合には、該タッチパネル型表示装置のより
一層の薄型・軽量化を図って、その利便性を向上させる
ことが望ましい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯型情報機器のタッチパネル型表示装置においては、
液晶パネル33には上下2つのガラス基板、タッチパネ
ル31には1つのガラス基板を有し、また、その他にI
C回路を実装する回路基板36があるため、タッチパネ
ル型表示装置の厚さが、携帯型情報機器の薄型・軽量化
の限界(制限要素)となっている。
携帯型情報機器のタッチパネル型表示装置においては、
液晶パネル33には上下2つのガラス基板、タッチパネ
ル31には1つのガラス基板を有し、また、その他にI
C回路を実装する回路基板36があるため、タッチパネ
ル型表示装置の厚さが、携帯型情報機器の薄型・軽量化
の限界(制限要素)となっている。
【0015】従って、本発明の目的は、実装されている
タッチパネル型表示装置のより一層の薄型・軽量化を図
って、機器全体の薄型・軽量化を行い、その利便性を向
上させることができる携帯型情報機器を提供することで
ある。
タッチパネル型表示装置のより一層の薄型・軽量化を図
って、機器全体の薄型・軽量化を行い、その利便性を向
上させることができる携帯型情報機器を提供することで
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯型情報機器
は、タッチパネル型表示装置を備えた携帯型情報機器で
あって、前記タッチパネル型表示装置は、画面上に表示
された文字、図形及び画像等(以下、単に「画像」とい
う)を指で直接触れることによって入力を行うタッチパ
ネルと、電圧の印可に応じて液晶素子によって画像を表
示する液晶パネルと、前記液晶パネルのバックライトで
あるEL(Electro Luminescenc
e)バックライトと、前記液晶パネルに表示させる前記
画像に応じて、前記液晶パネルに電圧を印可するIC
(Integrated circuit)回路と、前記IC回路を実装す
る回路基板と、を備え、前記タッチパネルの下部基板と
前記液晶パネルの上部基板とを一つの一体化基板とした
ことを特徴とする。
は、タッチパネル型表示装置を備えた携帯型情報機器で
あって、前記タッチパネル型表示装置は、画面上に表示
された文字、図形及び画像等(以下、単に「画像」とい
う)を指で直接触れることによって入力を行うタッチパ
ネルと、電圧の印可に応じて液晶素子によって画像を表
示する液晶パネルと、前記液晶パネルのバックライトで
あるEL(Electro Luminescenc
e)バックライトと、前記液晶パネルに表示させる前記
画像に応じて、前記液晶パネルに電圧を印可するIC
(Integrated circuit)回路と、前記IC回路を実装す
る回路基板と、を備え、前記タッチパネルの下部基板と
前記液晶パネルの上部基板とを一つの一体化基板とした
ことを特徴とする。
【0017】ここで、前記一体化基板の上部に偏向板を
備えることができる。また、前記一体化基板と前記液晶
パネルの前記下部基板は、ガラス基板であるとよい。さ
らに、前記回路基板は、フレキシブル基板であるとよ
い。
備えることができる。また、前記一体化基板と前記液晶
パネルの前記下部基板は、ガラス基板であるとよい。さ
らに、前記回路基板は、フレキシブル基板であるとよ
い。
【0018】タッチパネルの下部基板と前記液晶パネル
の上部基板とを共通化して一つの一体化基板にしたこと
により、基板部材の数を減らし、タッチパネル型表示装
置及び携帯型情報機器の薄型・軽量化を図ることができ
る。
の上部基板とを共通化して一つの一体化基板にしたこと
により、基板部材の数を減らし、タッチパネル型表示装
置及び携帯型情報機器の薄型・軽量化を図ることができ
る。
【0019】また、IC回路が実装される回路基板をフ
レキシブル基板にすることにより、より一層の薄型・軽
量化を図ることができ、利便性を向上させることができ
る。
レキシブル基板にすることにより、より一層の薄型・軽
量化を図ることができ、利便性を向上させることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の携
帯型情報機器の実施の形態を説明する。
帯型情報機器の実施の形態を説明する。
【0021】図1は、本発明の一般的な携帯型情報機器
に設けられているタッチパネル型表示装置の断面を示す
図である。
に設けられているタッチパネル型表示装置の断面を示す
図である。
【0022】図1において、このタッチパネル型表示装
置は、画面上に表示された文字、図形及び画像等(以
下、単に「画像」という)を指で直接触れることによっ
て入力を行うタッチパネルを構成する透明なフレキシブ
ルシート11と、同じくタッチパネルを構成するスペー
サ12と、電圧の印可に応じて液晶素子によって画像を
表示する液晶パネル(LCD;Liquid Crys
tal Display)の上部基板とタッチパネルの
下部基板の機能を有する一体化ガラス基板13と、液晶
パネルの下部基板となる下部パネル基板15と、一体化
ガラス基板13と下部パネル基板15との間に封入され
た液晶(Liquid Crystal)14と、バッ
クライトであるEL(Electro Lumines
cence)バックライト16と、液晶パネル(一体化
ガラス基板13、液晶14、下部パネル基板15)に表
示させる画像に応じて、画像を生成するために液晶パネ
ルに電圧を印可するIC(Integrated Ci
rcuit)回路17と、タッチパネル型表示装置を制
御するドライバ回路18と、IC回路17及びドライバ
回路18を実装するフレキシブル基板19と、を備えて
いる。
置は、画面上に表示された文字、図形及び画像等(以
下、単に「画像」という)を指で直接触れることによっ
て入力を行うタッチパネルを構成する透明なフレキシブ
ルシート11と、同じくタッチパネルを構成するスペー
サ12と、電圧の印可に応じて液晶素子によって画像を
表示する液晶パネル(LCD;Liquid Crys
tal Display)の上部基板とタッチパネルの
下部基板の機能を有する一体化ガラス基板13と、液晶
パネルの下部基板となる下部パネル基板15と、一体化
ガラス基板13と下部パネル基板15との間に封入され
た液晶(Liquid Crystal)14と、バッ
クライトであるEL(Electro Lumines
cence)バックライト16と、液晶パネル(一体化
ガラス基板13、液晶14、下部パネル基板15)に表
示させる画像に応じて、画像を生成するために液晶パネ
ルに電圧を印可するIC(Integrated Ci
rcuit)回路17と、タッチパネル型表示装置を制
御するドライバ回路18と、IC回路17及びドライバ
回路18を実装するフレキシブル基板19と、を備えて
いる。
【0023】ここで、フレキシブルシート11と一体化
ガラス基板13の対向面側の表面には、ITOなどの透
明電極層11a、13aが形成されている。即ち、フレ
キシブルシート11と、スペーサ12と、一体化ガラス
基板13とで抵抗式のタッチパネルを構成する。
ガラス基板13の対向面側の表面には、ITOなどの透
明電極層11a、13aが形成されている。即ち、フレ
キシブルシート11と、スペーサ12と、一体化ガラス
基板13とで抵抗式のタッチパネルを構成する。
【0024】このように、タッチパネルは、主に、一体
化ガラス基板13、スペーサ12及びフレキシブルシー
ト11とで構成されている。フレキシブルシート11
は、押さえられた時に、該一体化ガラス基板13側にし
なやかに押し付けられる必要があることから、多くは百
数十ミクロンの厚さのポリカーボネートやPETなどの
プラスチックフィルムが使用されている。なお、フレキ
シブルシート11は、オペレータの指やペン先で繰り返
し押下されるので、その表面に耐久性を付与するための
ハードコート層が塗布されることが望ましい。
化ガラス基板13、スペーサ12及びフレキシブルシー
ト11とで構成されている。フレキシブルシート11
は、押さえられた時に、該一体化ガラス基板13側にし
なやかに押し付けられる必要があることから、多くは百
数十ミクロンの厚さのポリカーボネートやPETなどの
プラスチックフィルムが使用されている。なお、フレキ
シブルシート11は、オペレータの指やペン先で繰り返
し押下されるので、その表面に耐久性を付与するための
ハードコート層が塗布されることが望ましい。
【0025】また、一体化ガラス基板13、液晶14及
び下部パネル基板15によって液晶パネルが形成され
る。即ち、一体化ガラス基板13及び下部パネル基板1
5は、スペーサ(図示せず)により所定の間隔を隔てて
対向配置された一対の透明なパネル基板として構成さ
れ、偏光板、透明電極膜、配向膜、位相差板、ブラック
マスク、オーバーコート層、カラーフィルター層など
が、必要に応じて選択的に積層配置されている。
び下部パネル基板15によって液晶パネルが形成され
る。即ち、一体化ガラス基板13及び下部パネル基板1
5は、スペーサ(図示せず)により所定の間隔を隔てて
対向配置された一対の透明なパネル基板として構成さ
れ、偏光板、透明電極膜、配向膜、位相差板、ブラック
マスク、オーバーコート層、カラーフィルター層など
が、必要に応じて選択的に積層配置されている。
【0026】一体化ガラス基板13及び下部パネル基板
15の間には、個体から液体への移行に中間相を経る特
殊な分子構造を持つ物質、つまり、液体であるにも拘わ
らず、固体結晶にみられる光学効果を持つ相を経る性質
を持つ有機材料からなる液晶(Liquid Crys
tal)14が封入されている。
15の間には、個体から液体への移行に中間相を経る特
殊な分子構造を持つ物質、つまり、液体であるにも拘わ
らず、固体結晶にみられる光学効果を持つ相を経る性質
を持つ有機材料からなる液晶(Liquid Crys
tal)14が封入されている。
【0027】また、液晶パネルのバックライトとして
は、ELバックライト16の他、反射板方式や導光体方
式などのバックライトを用いることができる。
は、ELバックライト16の他、反射板方式や導光体方
式などのバックライトを用いることができる。
【0028】ここで、図1に示した、EL方式のバック
ライト(ELバックライト)16は、物質(通常は固
体)に電界を印加することによって生じる加熱効果によ
るものだけではない発光(エレクトロルミネッセンス)
の原理に基づいて構成されたエレクトロルミネッセンス
パネル(ELパネル)を用いた面状光源で、透明な表面
電極と、裏面電極とからなる金属板電極の間に適当な蛍
光物質をおき、該電極間に交流を印加して該蛍光物質を
発光させるように構成されている。
ライト(ELバックライト)16は、物質(通常は固
体)に電界を印加することによって生じる加熱効果によ
るものだけではない発光(エレクトロルミネッセンス)
の原理に基づいて構成されたエレクトロルミネッセンス
パネル(ELパネル)を用いた面状光源で、透明な表面
電極と、裏面電極とからなる金属板電極の間に適当な蛍
光物質をおき、該電極間に交流を印加して該蛍光物質を
発光させるように構成されている。
【0029】このELパネルは、薄型、軽量、フレキシ
ブル、輝度均斉度のよい大面積の発光面を実用化できる
特徴があり、白色光は、オレンジとブルーグリーンの蛍
光体粒子を混合させることで得られる。なお、現在で
は、薄型タイプのELパネルとして、透明な表面電極に
防湿処理を施した高誘電率バインダを採用することによ
り、吸湿フィルムとパッケージフィルムをなくして、薄
型タイプのELパネルが開発されている。
ブル、輝度均斉度のよい大面積の発光面を実用化できる
特徴があり、白色光は、オレンジとブルーグリーンの蛍
光体粒子を混合させることで得られる。なお、現在で
は、薄型タイプのELパネルとして、透明な表面電極に
防湿処理を施した高誘電率バインダを採用することによ
り、吸湿フィルムとパッケージフィルムをなくして、薄
型タイプのELパネルが開発されている。
【0030】図2は、フレキシブル基板19を示す図で
ある。図2に示すように、IC回路17及びドライバ回
路18が、フレキシブル基板19に実装されている。こ
こで、IC回路17やドライバ回路18に接続される入
出力線を平行に配置することにより、IC回路17やド
ライバ回路18をフレキシブル基板19の片面に実装す
ることができる。
ある。図2に示すように、IC回路17及びドライバ回
路18が、フレキシブル基板19に実装されている。こ
こで、IC回路17やドライバ回路18に接続される入
出力線を平行に配置することにより、IC回路17やド
ライバ回路18をフレキシブル基板19の片面に実装す
ることができる。
【0031】このように、IC回路17及びドライバ回
路18をフレキシブル基板19の片面に実装することに
よって、携帯型情報機器をより薄型で軽量にすることが
できる。
路18をフレキシブル基板19の片面に実装することに
よって、携帯型情報機器をより薄型で軽量にすることが
できる。
【0032】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の携帯型情報機
器によれば、実装されるタッチパネル型表示装置のタッ
チパネルの下部基板と液晶パネルの上部基板とを共通化
して一つの一体化ガラス基板にしたことにより、基板部
材の数を減らし、タッチパネル型表示装置及び携帯型情
報機器の薄型・軽量化を図ることができる。
器によれば、実装されるタッチパネル型表示装置のタッ
チパネルの下部基板と液晶パネルの上部基板とを共通化
して一つの一体化ガラス基板にしたことにより、基板部
材の数を減らし、タッチパネル型表示装置及び携帯型情
報機器の薄型・軽量化を図ることができる。
【0033】また、IC回路やドライバ回路が実装され
る回路基板をフレキシブル基板にし、配線を平行に配置
することにより、より一層の薄型・軽量化を図ることが
でき、利便性を向上させることができる。
る回路基板をフレキシブル基板にし、配線を平行に配置
することにより、より一層の薄型・軽量化を図ることが
でき、利便性を向上させることができる。
【図1】 本発明の携帯型情報機器のタッチパネル型表
示装置を示す図である。
示装置を示す図である。
【図2】 本発明の携帯型情報機器のフレキシブル基板
を示す図である。
を示す図である。
【図3】 従来のタッチパネル型表示装置を示す図であ
る。
る。
【図4】 従来のタッチパネル型表示装置のタッチパネ
ルを示す図である。
ルを示す図である。
【図5】 従来のタッチパネル型表示装置の液晶パネル
を示す図である。
を示す図である。
11、31b フレキシブルシート
12、31c スペーサ
13 一体化ガラス基板
14、33c 液晶
15、33b 下部パネル基板
16、34 ELバックライト
17、35 IC回路
18 ドライバ回路
19 フレキシブル基板
31a パネル基板
31 タッチパネル
32 偏光板
33 液晶パネル
33a 上部パネル基板
36 基板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H089 HA18 QA11 TA07 TA18 UA09
2H091 FA44Z GA01 GA02 GA11
LA11 MA10
2H092 GA50 GA59 GA62 PA01 PA03
PA06 PA13 RA10
5B087 AA06 CC02 CC12 CC20 CC24
5G435 AA17 AA18 BB12 BB15 EE23
EE26 EE47 LL07
Claims (4)
- 【請求項1】 タッチパネル型表示装置を備えた携帯型
情報機器であって、 前記タッチパネル型表示装置は、 画面上に表示された文字、図形及び画像等(以下、単に
「画像」という)を指で直接触れることによって入力を
行うタッチパネルと、 電圧の印可に応じて液晶素子によって画像を表示する液
晶パネルと、 前記液晶パネルのバックライトであるEL(Elect
ro Luminescence)バックライトと、 前記液晶パネルに表示させる前記画像に応じて、前記液
晶パネルに電圧を印可するIC(Integrated circuit)
回路と、 前記IC回路を実装する回路基板と、 を備え、 前記タッチパネルの下部基板と前記液晶パネルの上部基
板とを一つの一体化基板としたことを特徴とする携帯型
情報機器。 - 【請求項2】 前記一体化基板の上部に偏向板を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の携帯型情報機器。 - 【請求項3】 前記一体化基板と前記液晶パネルの前記
下部基板は、ガラス基板であることを特徴とする請求項
1又は2記載の携帯型情報機器。 - 【請求項4】 前記回路基板は、フレキシブル基板であ
ることを特徴とする請求項1乃至3記載の携帯型情報機
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354721A JP2003157148A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 携帯型情報機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354721A JP2003157148A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 携帯型情報機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003157148A true JP2003157148A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19166528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001354721A Withdrawn JP2003157148A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 携帯型情報機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003157148A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9280182B2 (en) | 2013-03-04 | 2016-03-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Chip on film package and display device including the same |
-
2001
- 2001-11-20 JP JP2001354721A patent/JP2003157148A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9280182B2 (en) | 2013-03-04 | 2016-03-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Chip on film package and display device including the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |