JP2003155987A - 冷媒回路の除霜装置及び冷媒回路用ロータリコンプレッサ - Google Patents

冷媒回路の除霜装置及び冷媒回路用ロータリコンプレッサ

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JP2003155987A
JP2003155987A JP2001353548A JP2001353548A JP2003155987A JP 2003155987 A JP2003155987 A JP 2003155987A JP 2001353548 A JP2001353548 A JP 2001353548A JP 2001353548 A JP2001353548 A JP 2001353548A JP 2003155987 A JP2003155987 A JP 2003155987A
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rotary compression
compression element
refrigerant
evaporator
rotary
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Haruhisa Yamazaki
晴久 山崎
Masaya Tadano
昌也 只野
Kenzo Matsumoto
兼三 松本
Kazuya Sato
里  和哉
Masaru Matsuura
大 松浦
Takayasu Saito
隆泰 斎藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所謂内部中間圧型二段圧縮式のロータリコン
プレッサを用いた冷媒回路において、蒸発器の除霜時に
生じるベーン飛びの発生を防止する。 【解決手段】 第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガ
スを密閉容器内に吐出し、更にこの吐出された中間圧の
冷媒ガスを第2の回転圧縮要素で圧縮するロータリコン
プレッサ10と、ガスクーラ154と、膨張弁156
と、蒸発器157とを備える。蒸発器の除霜時に、第2
の回転圧縮要素から吐出された冷媒ガスを膨張弁にて減
圧せずに蒸発器に流入させ、更に、第1の回転圧縮要素
から吐出された冷媒ガスを蒸発器に流入させると共に、
ロータリコンプレッサの電動要素を所定の回転数にて運
転し、且つ、当該回転数におけるベーンの慣性力が、バ
ネ部材の付勢力よりも小さくなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂内部中間圧型
の二段圧縮式ロータリコンプレッサを使用した冷媒回路
の除霜装置及び冷媒回路用ロータリコンプレッサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種冷媒回路、特に、内部中間
圧型の二段圧縮式ロータリコンプレッサを用いた冷媒回
路では、ロータリコンプレッサの第1の回転圧縮要素の
吸込ポートから冷媒ガスがシリンダの低圧室側に吸入さ
れ、ローラとベーンの動作により圧縮されて中間圧とな
りシリンダの高圧室側より吐出ポート、吐出消音室を経
て密閉容器内に吐出される。そして、この密閉容器内の
中間圧の冷媒ガスは第2の回転圧縮要素の吸込ポートか
らシリンダの低圧室側に吸入され、ローラとベーンの動
作により2段目の圧縮が行なわれて高温高圧の冷媒ガス
となり、高圧室側より吐出ポート、吐出消音室を経て冷
媒回路を構成するガスクーラなどの放熱器に流入し、放
熱して加熱作用を発揮した後、膨張弁(減圧装置)で絞
られて蒸発器に入り、そこで吸熱して蒸発した後、第1
の回転圧縮要素に吸入されるサイクルを繰り返す。
【0003】また、係るロータリコンプレッサに、高低
圧差の大きい冷媒、例えば炭酸ガスの一例としての二酸
化炭素(CO2)を冷媒として用いた場合、吐出冷媒圧
力は高圧となる第2の回転圧縮要素で12MPaGに達
し、一方、低段側となる第1の回転圧縮要素で8MPa
Gとなり、これが密閉容器内の中間圧となる。尚、第1
の回転圧縮要素の吸込圧力は4MPaG程である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような内部中間圧
型の二段圧縮式ロータリコンプレッサを用いた冷媒回路
において、蒸発器には着霜が成長するため、除霜を行わ
なければならないが、この蒸発器の除霜のために第2の
回転圧縮要素から吐出された高温冷媒ガスを減圧装置で
減圧せずに蒸発器に供給(蒸発器に直接供給する場合
と、膨張弁(減圧装置)を通過させるがそこで減圧せず
(膨張弁全開)に通過させるのみで供給する場合とを含
む)すると、第1の回転圧縮要素の吸込圧力が上昇し、
これにより、第1の回転圧縮要素の吐出圧力(中間圧)
が高くなる。
【0005】この冷媒は第2の回転圧縮要素に吸い込ま
れて吐出されるが、膨張弁では減圧されないので、第2
の回転圧縮要素の吐出圧力が第1の回転圧縮要素の吸込
圧力と同様となってしまうために第2の回転圧縮要素の
吐出(高圧)と吸込(中間圧)で圧力の逆転現象が発生
してしまう。
【0006】そこで、このような第2の回転圧縮要素か
ら吐出された冷媒ガスの他に第1の回転圧縮要素から吐
出された冷媒ガス(中間圧)も減圧せずに蒸発器に流入
させれば、係る第2の回転圧縮要素における吐出と吸込
の圧力差が無くなるため、係る圧力逆転は防止できる。
【0007】ここで、前記ベーンにはバネ部材による付
勢力と第2の回転圧縮要素の吐出圧力が背圧として加え
られ、ロータリコンプレッサの運転当初には主にバネ部
材の付勢力で、運転開始後は背圧により前記ローラに押
し付けられるものであるが、前述の如く蒸発器の除霜時
に第1及び第2の回転圧縮要素から吐出された冷媒ガス
を蒸発器に流入させるようにすると、ローラにベーンを
押し付ける背圧が無くなるため、バネ部材による付勢力
だけとなってローラからベーンが離れる所謂ベーン飛び
が発生し、耐久性が低下する問題が生じる。
【0008】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、所謂内部中間圧型二段圧
縮式のロータリコンプレッサを用いた冷媒回路におい
て、蒸発器の除霜時に生じるベーン飛びの発生を防止す
ること、並びに、係るベーン飛びを防止できるロータリ
コンプレッサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
除霜装置は、密閉容器内に電動要素と、この電動要素に
て駆動される第1及び第2の回転圧縮要素を備え、第1
の回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを密閉容器内に吐
出し、更にこの吐出された中間圧の冷媒ガスを第2の回
転圧縮要素で圧縮するロータリコンプレッサと、このロ
ータリコンプレッサの第2の回転圧縮要素から吐出され
た冷媒が流入するガスクーラと、このガスクーラの出口
側に接続された減圧装置と、この減圧装置の出口側に接
続された蒸発器とを備え、この蒸発器から出た冷媒を第
1の回転圧縮要素にて圧縮する冷媒回路において、ロー
タリコンプレッサは、第2の回転圧縮要素を構成するた
めのシリンダ及び前記電動要素の回転軸に形成された偏
心部に嵌合されてシリンダ内で偏心回転するローラと、
このローラに当接してシリンダ内を低圧室側と高圧室側
に区画するベーンと、このベーンを常時ローラ側に付勢
するためのバネ部材と、ベーンに第2の回転圧縮要素の
吐出圧力を背圧として加えるための背圧室とを備え、蒸
発器の除霜時に、第2の回転圧縮要素から吐出された冷
媒ガスを減圧装置にて減圧せずに当該蒸発器に流入さ
せ、更に、第1の回転圧縮要素から吐出された冷媒ガス
を蒸発器に流入させると共に、ロータリコンプレッサの
電動要素を所定の回転数にて運転し、且つ、当該回転数
におけるベーンの慣性力が、バネ部材の付勢力よりも小
さくなるようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明の除霜装置は、密閉容器内
に電動要素と、この電動要素にて駆動される第1及び第
2の回転圧縮要素を備え、第1の回転圧縮要素で圧縮さ
れた冷媒ガスを密閉容器内に吐出し、更にこの吐出され
た中間圧の冷媒ガスを第2の回転圧縮要素で圧縮するロ
ータリコンプレッサと、このロータリコンプレッサの第
2の回転圧縮要素から吐出された冷媒が流入するガスク
ーラと、このガスクーラの出口側に接続された減圧装置
と、この減圧装置の出口側に接続された蒸発器とを備
え、この蒸発器から出た冷媒を第1の回転圧縮要素にて
圧縮する冷媒回路において、ロータリコンプレッサは、
第2の回転圧縮要素を構成するためのシリンダ及び電動
要素の回転軸に形成された偏心部に嵌合されてシリンダ
内で偏心回転するローラと、このローラに当接してシリ
ンダ内を低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、この
ベーンを常時ローラ側に付勢するためのバネ部材と、ベ
ーンに第2の回転圧縮要素の吐出圧力を背圧として加え
るための背圧室とを備え、蒸発器の除霜時に、第2の回
転圧縮要素から吐出された冷媒ガスを減圧装置にて減圧
せずに当該蒸発器に流入させ、更に、第1の回転圧縮要
素から吐出された冷媒ガスを蒸発器に流入させると共
に、ベーンの慣性力がバネ部材の付勢力よりも小さくな
る回転数でロータリコンプレッサの電動要素を運転する
ことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明のロータリコンプレッサ
は、密閉容器内に電動要素と、この電動要素にて駆動さ
れる第1及び第2の回転圧縮要素を備え、第1の回転圧
縮要素で圧縮された冷媒ガスを密閉容器内に吐出し、更
にこの吐出された中間圧の冷媒ガスを第2の回転圧縮要
素で圧縮すると共に、第2の回転圧縮要素から吐出され
た冷媒が流入するガスクーラと、このガスクーラの出口
側に接続された減圧装置と、この減圧装置の出口側に接
続された蒸発器とを備えて当該蒸発器の除霜時に電動要
素を所定の回転数で運転し、且つ、第1及び2の回転圧
縮要素から吐出された冷媒ガスを減圧せずに蒸発器に流
入させる冷媒回路に使用されるものであって、第2の回
転圧縮要素を構成するためのシリンダ及び電動要素の回
転軸に形成された偏心部に嵌合されてシリンダ内で偏心
回転するローラと、このローラに当接してシリンダ内を
低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、このベーンを
常時ローラ側に付勢するためのバネ部材と、ベーンに第
2の回転圧縮要素の吐出圧力を背圧として加えるための
背圧室とを備え、蒸発器の除霜時の電動要素の回転数に
おけるベーンの慣性力が、バネ部材の付勢力よりも小さ
くなることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明の冷媒回路の除霜装置又は
冷媒回路用ロータリコンプレッサは、上記各発明におい
て各回転圧縮要素は、CO2ガスを冷媒として圧縮する
ことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明の冷媒回路の除霜装置又は
冷媒回路用ロータリコンプレッサは、上記各発明におい
てガスクーラからの放熱により温水を生成することを特
徴とする。
【0014】本発明によれば、蒸発器の除霜時にロータ
リコンプレッサの第2の回転圧縮要素から吐出された冷
媒ガスと第1の回転圧縮要素から吐出された冷媒ガスを
減圧せずに蒸発器に流入させるようにしているので、蒸
発器の除霜時にロータリコンプレッサの第2の回転圧縮
要素の吐出と吸込の圧力逆転が発生する不都合を未然に
防止することができるようになる。
【0015】特に、蒸発器の除霜時の電動要素の回転数
におけるベーンの慣性力が、バネ部材の付勢力よりも小
さくなるので、蒸発器の除霜時に第2の回転圧縮要素に
おいてベーン飛びが発生する不都合も回避される。これ
により、ロータリコンプレッサの耐久性を損なうこと無
く、蒸発器の除霜を行うことが可能となるものである。
【0016】そして、本発明は請求項4の如くCO2
スを冷媒として使用する場合おいて特に顕著な効果を奏
する。また、請求項5の如くガスクーラにて温水を生成
するものの場合には、冷媒によりガスクーラの温水の熱
を蒸発器に搬送することが可能となり、蒸発器の除霜を
より一層迅速に行えるようになる効果も奏する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明に使用するロータリコン
プレッサの実施例として、第1及び第2の回転圧縮要素
32、34を備えた内部中間圧型多段(2段)圧縮式の
ロータリコンプレッサ10の縦断面図、図2はロータリ
コンプレッサ10の正面図、図3ロータリコンプレッサ
10の側面図、図4はロータリコンプレッサ10のもう
一つの縦断面図、図5はロータリコンプレッサ10の更
にもう一つの縦断面図、図6はロータリコンプレッサ1
0の電動要素14部分の平断面図、図7はロータリコン
プレッサ10の回転圧縮機構部18の拡大断面図をそれ
ぞれ示している。
【0018】各図において、10は二酸化炭素(C
2)を冷媒として使用する内部中間圧型多段圧縮式の
ロータリコンプレッサで、このロータリコンプレッサ1
0は鋼板からなる円筒状の密閉容器12と、この密閉容
器12の内部空間の上側に配置収納された電動要素14
及びこの電動要素14の下側に配置され、電動要素14
の回転軸16により駆動される第1の回転圧縮要素32
(1段目)及び第2の回転圧縮要素34(2段目)から
なる回転圧縮機構部18にて構成されている。実施例の
ロータリコンプレッサ10の高さ寸法は220mm(外
径120mm)、電動要素14の高さ寸法は約80mm
(外径110mm)、回転圧縮機構部18の高さ寸法は
約70mm(外径110mm)で、電動要素14と回転
圧縮機構部18との間隔は約5mmとなっている。ま
た、第2の回転圧縮要素34の排除容積は第1の回転圧
縮要素32の排除容積よりも小さく設定されている。
【0019】密閉容器12は実施例では厚さ4.5mm
の鋼板より構成され、底部をオイル溜とし、電動要素1
4と回転圧縮機構部18を収納する容器本体12Aと、
この容器本体12Aの上部開口を閉塞する略椀状のエン
ドキャップ(蓋体)12Bとで構成され、且つ、このエ
ンドキャップ12Bの上面中心には円形の取付孔12D
が形成されており、この取付孔12Dには電動要素14
に電力を供給するためのターミナル(配線を省略)20
が取り付けられている。
【0020】この場合、ターミナル20の周囲のエンド
キャップ12Bには、座押成形によって所定曲率の段差
部12Cが環状に形成されている。また、ターミナル2
0は電気的端子139が貫通して取り付けられた円形の
ガラス部20Aと、このガラス部20Aの周囲に形成さ
れ、斜め外下方に鍔状に張り出した金属製の取付部20
Bとから構成されている。取付部20Bの厚さ寸法は
2.4±0.5mmとされている。そして、ターミナル
20は、そのガラス部20Aを下側から取付孔12Dに
挿入して上側に臨ませ、取付部20Bを取付孔12Dの
周縁に当接させた状態でエンドキャップ12Bの取付孔
12D周縁に取付部20Bを溶接することで、エンドキ
ャップ12Bに固定されている。
【0021】電動要素14は、密閉容器12の上部空間
の内周面に沿って環状に取り付けられたステータ22
と、このステータ22の内側に若干の間隙を設けて挿入
配置されたロータ24とからなる。このロータ24は中
心を通り鉛直方向に延びる回転軸16に固定されてい
る。
【0022】ステータ22は、ドーナッツ状の電磁鋼板
を積層した積層体26と、この積層体26の歯部に直巻
き(集中巻き)方式により巻装されたステータコイル2
8を有している(図6)。また、ロータ24もステータ
22と同様に電磁鋼板の積層体30で形成され、この積
層体30内に永久磁石MGを挿入して構成されている。
【0023】前記第1の回転圧縮要素32と第2の回転
圧縮要素34との間には中間仕切板36が挟持されてい
る。即ち、第1の回転圧縮要素32と第2の回転圧縮要
素34は、中間仕切板36と、この中間仕切板36の上
下に配置されたシリンダ38、シリンダ40と、この上
下シリンダ38、40内を180度の位相差を有して回
転軸16に設けた上下偏心部42、44に嵌合されて偏
心回転する上下ローラ46、48と、この上下ローラ4
6、48に当接して上下シリンダ38、40内をそれぞ
れ低圧室側と高圧室側に区画する後述する上下ベーン5
0(下側のベーンは図示せず)と、上シリンダ38の上
側の開口面及び下シリンダ40の下側の開口面を閉塞し
て回転軸16の軸受けを兼用する支持部材としての上部
支持部材54及び下部支持部材56にて構成される。
【0024】上部支持部材54および下部支持部材56
には、吸込ポート161、162にて上下シリンダ3
8、40の内部とそれぞれ連通する吸込通路58、60
と、凹陥した吐出消音室62、64が形成されると共
に、これら両吐出消音室62、64の開口部はそれぞれ
カバーにより閉塞される。即ち、吐出消音室62はカバ
ーとしての上部カバー66、吐出消音室64はカバーと
しての下部カバー68にて閉塞される。
【0025】この場合、上部支持部材54の中央には軸
受け54Aが起立形成されており、この軸受け54A内
面には筒状のブッシュ122が装着されている。また、
下部支持部材56の中央には軸受け56Aが貫通形成さ
れており、この軸受け56A内面にも筒状のブッシュ1
23が装着されている。これらブッシュ122、123
は後述する如き摺動性の良い材料にて構成されており、
回転軸16はこれらブッシュ122、123を介して上
部支持部材54の軸受け54Aと下部支持部材56の軸
受け56Aに保持される。
【0026】この場合、下部カバー68はドーナッツ状
の円形鋼板から構成されており、周辺部の4カ所を主ボ
ルト129・・・によって下から下部支持部材56に固
定され、吐出ポート41にて第1の回転圧縮要素32の
下シリンダ40内部と連通する吐出消音室64の下面開
口部を閉塞する。この主ボルト129・・・の先端は上
部支持部材54に螺合する。下部カバー68の内周縁は
下部支持部材56の軸受け56A内面より内方に突出し
ており、これによって、ブッシュ123の下端面は下部
カバー68によって保持され、脱落が防止されている
(図9)。図10は下部支持部材56の下面を示してお
り、128は吐出消音室64内において吐出ポート41
を開閉する第1の回転圧縮要素32の吐出弁である。
【0027】ここで、下部支持部材56は鉄系の焼結材
料(鋳物でも可)により構成されており、下部カバー6
8を取り付ける側の面(下面)は、平面度0.1mm以
下に加工された後、スチーム処理が加えられている。こ
のスチーム処理によって下部カバー68を取り付ける側
の面は酸化鉄となるため、焼結材料内部の孔が塞がれて
シール性が向上する。これにより、下部カバー68と下
部支持部材56間にガスケットを介設する必要が無くな
る。
【0028】尚、吐出消音室64と密閉容器12内にお
ける上部カバー66の電動要素14側は、上下シリンダ
38、40や中間仕切板36を貫通する孔である連通路
63にて連通されている(図4)。この場合、連通路6
3の上端には中間吐出管121が立設されており、この
中間吐出管121は上方の電動要素14のステータ22
に巻装された相隣接するステータコイル28、28間の
隙間に指向している(図6)。
【0029】また、上部カバー66は吐出ポート39に
て第2の回転圧縮要素34の上シリンダ38内部と連通
する吐出消音室62の上面開口部を閉塞し、密閉容器1
2内を吐出消音室62と電動要素14側とに仕切る。こ
の上部カバー66は図11に示す如く厚さ2mm以上1
0mm以下(実施例では最も望ましい6mmとされてい
る)であって、前記上部支持部材54の軸受け54Aが
貫通する孔が形成された略ドーナッツ状の円形鋼板から
構成されており、上部支持部材54との間にビード付き
のガスケット124を挟み込んだ状態で、当該ガスケッ
ト124を介して周辺部が4本の主ボルト78・・・に
より、上から上部支持部材54に固定されている。この
主ボルト78・・・の先端は下部支持部材56に螺合す
る。
【0030】上部カバー66を係る厚さ寸法とすること
で、密閉容器12内よりも高圧となる吐出消音室62の
圧力に十分に耐えながら、小型化を達成し、電動要素1
4との絶縁距離を確保することもできるようになる。更
に、この上部カバー66の内周縁と軸受け54Aの外面
間にはOリング126が設けられている(図12)。係
るOリング126により軸受け54A側のシールを行う
ことで、上部カバー66の内周縁で十分にシールを行
い、ガスリークを防ぐことができるようになり、吐出消
音室62の容積拡大が図れると共に、Cリングにより上
部カバー66の内周縁側を軸受け54Aに固定する必要
も無くなる。ここで、図11において127は吐出消音
室62内において吐出ポート39を開閉する第2の回転
圧縮要素34の吐出弁である。
【0031】次に、上シリンダ38の下側の開口面及び
下シリンダ40の上側の開口面を閉塞する中間仕切板3
6内には、上シリンダ38内の吸込側に対応する位置
に、図13、図14に示す如く外周面から内周面に至
り、外周面と内周面とを連通して給油路を構成する貫通
孔131が穿設されており、この貫通路131の外周面
側の封止材132を圧入して外周面側の開口を封止して
いる。また、この貫通孔131の中途部には上側に延在
する連通孔133が穿設されている。
【0032】一方、上シリンダ38の吸込ポート161
(吸込側)には中間仕切板36の連通孔133に連通す
る連通孔134が穿設されている。また、回転軸16内
には図7に示す如く軸中心に鉛直方向のオイル孔80
と、このオイル孔80に連通する横方向の給油孔82、
84(上下偏心部42、44にも形成されている)が形
成されており、中間仕切板36の貫通孔131の内周面
側の開口は、これらの給油孔82、84を介してオイル
孔80に連通している。
【0033】後述する如く密閉容器12内は中間圧とな
るため、2段目で高圧となる上シリンダ38内にはオイ
ルの供給が困難となるが、中間仕切板36を係る構成と
したことにより、密閉容器12内底部のオイル溜めから
汲み上げられてオイル孔80を上昇し、給油孔82、8
4から出たオイルは、中間仕切板36の貫通孔131に
入り、連通孔133、134から上シリンダ38の吸込
側(吸込ポート161)に供給されるようになる。
【0034】図16中Lは上シリンダ38の吸入側の圧
力変動を示し、図中P1は中間仕切板36の内周面の圧
力を示す。この図にL1で示す如く上シリンダ38の吸
込側の圧力(吸入圧力)は、吸入過程においては吸入圧
損により中間仕切板36の内周面側の圧力よりも低下す
る。この期間に中間仕切板36の貫通孔131、連通孔
133から上シリンダ38の連通孔134を介して上シ
リンダ38内に給油が成されることになる。
【0035】上述の如く上下シリンダ38、40、中間
仕切板36、上下支持部材54、56及び上下カバー6
6、68はそれぞれ4本の主ボルト78・・・と主ボル
ト129・・・にて上下から締結されるが、更に、上下
シリンダ38、40、中間仕切板36、上下支持部材5
4、56は、これら主ボルト78、129の外側に位置
する補助ボルト136、136により締結される(図
4)。この補助ボルト136は上部支持部材54側から
挿入され、先端は下支持部材56に螺合している。
【0036】また、この補助ボルト136は前述したベ
ーン50の後述する案内溝70の近傍に位置している。
このように補助ボルト136、136を追加して回転圧
縮機構部18を一体化することで、内部が極めて高圧と
なることに対するシール性の確保が成されると共に、ベ
ーン50の案内溝70の近傍を締め付けるので、後述す
る如くベーン50に加える高圧の背圧(背圧室201内
の圧力)のリークも防止できるようになる。
【0037】一方、上シリンダ38内には前述したベー
ン50を収納する案内溝70と、この案内溝70の外側
に位置してバネ部材としてのスプリング76を収納する
収納部70Aが形成されており、この収納部70Aは案
内溝70側と密閉容器12(容器本体12A)側に開口
している(図8)。前記スプリング76はベーン50の
外側端部に当接し、常時ベーン50をローラ46側に付
勢する。そして、このスプリング76の密閉容器12側
の収納部70A内には金属製のプラグ137が設けら
れ、スプリング76の抜け止めの役目を果たす。
【0038】この場合、プラグ137の外寸は収納部7
0Aの内寸よりも小さく設定され、プラグ137は収納
部70A内に隙間嵌めにより挿入される。また、プラグ
137の周面には当該プラグ137と収納部70Aの内
面間をシールするためのOリング138が取り付けられ
ている。そして、上シリンダ38の外端、即ち、収納部
70Aの外端と密閉容器12の容器本体12A間の間隔
は、Oリング138からプラグ137の密閉容器12側
の端部までの距離よりも小さく設定されている。そし
て、ベーン50の案内溝70に連通する背圧室201に
は第2の回転圧縮要素34の吐出圧力である高圧が背圧
として加えられる。従って、プラグ137のスプリング
76側は高圧、密閉容器12側は中間圧となる。
【0039】係る寸法関係としたことにより、プラグ1
37を収納部70A内に圧入固定する場合の如く、上シ
リンダ38が変形して上部支持部材54との間のシール
性が低下し、性能悪化を来す不都合を未然に回避するこ
とができるようになる。また、係る隙間嵌めであって
も、上シリンダ38と密閉容器12間の間隔をOリング
138からプラグ137の密閉容器12側の端部までの
距離よりも小さく設定しているので、スプリング76側
の高圧(ベーン50の背圧)によってプラグ137が収
納部70Aから押し出される方向に移動しても、密閉容
器12に当接して移動が阻止された時点で依然Oリング
138は収納部70A内に位置してシールするので、プ
ラグ138の機能には何ら問題は生じない。
【0040】ところで、回転軸16と一体に180度の
位相差を持って形成される上下偏心部42、44の相互
間を連結する連結部90は、その断面形状を回転軸16
の円形断面より断面積を大きくして剛性を持たせるため
に非円形状の例えばラグビーボール状とされている(図
17)。即ち、回転軸16に設けた上下偏心部42、4
4を連結する連結部90の断面形状は上下偏心部42、
44の偏心方向に直交する方向でその肉厚を大きくして
いる(図中ハッチングの部分)。
【0041】これにより、回転軸16に一体に設けられ
た上下偏心部42、44を連結する連結部90の断面積
が大きくし、断面2次モーメントを増加させて強度(剛
性)を増し、耐久性と信頼性を向上させている。特に使
用圧力の高い冷媒を2段圧縮する場合、高低圧の圧力差
が大きいために回転軸16にかかる荷重も大きくなる
が、連結部90の断面積を大きくしてその強度(剛性)
を増し、回転軸16が弾性変形してしまうのを防止して
いる。
【0042】この場合、上側の偏心部42の中心をO1
とし、下側の偏心部44の中心をO2とすると、偏心部
42の偏心方向側の連結部90の面の円弧の中心はO
1、偏心部44の偏心方向側の連結部90の面の円弧の
中心はO2としている。これにより、回転軸16を切削
加工機にチャックして上下偏心部42、44と連結部9
0を切削加工する際、偏心部42を加工した後、半径の
みを変更して連結部90の一面を加工し、チャック位置
を変更して連結部90の他面を加工し、半径のみを変更
して偏心部44を加工すると云う作業が可能となる。こ
れにより、回転軸16をチャックし直す回数が減少して
生産性が著しく改善されるようになる。
【0043】そして、この場合冷媒としては地球環境に
やさしく、可燃性および毒性等を考慮して自然冷媒であ
る炭酸ガスの一例としての前記二酸化炭素(CO2)を
使用し、潤滑油としてのオイルは、例えば鉱物油(ミネ
ラルオイル)、アルキルベンゼン油、エーテル油、エス
テル油等既存のオイルが使用される。
【0044】密閉容器12の容器本体12Aの側面に
は、上部支持部材54と下部支持部材56の吸込通路5
8、60、吐出消音室62及び上部カバー66の上側
(電動要素14の下端に略対応する位置)に対応する位
置に、スリーブ141、142、143及び144がそ
れぞれ溶接固定されている。スリーブ141と142は
上下に隣接すると共に、スリーブ143はスリーブ14
1の略対角線上にある。また、スリーブ144はスリー
ブ141と略90度ずれた位置にある。
【0045】そして、スリーブ141内には上シリンダ
38に冷媒ガスを導入するための冷媒導入管92の一端
が挿入接続され、この冷媒導入管92の一端は上シリン
ダ38の吸込通路58に連通される。この冷媒導入管9
2は密閉容器12の上側を通過してスリーブ144に至
り、他端はスリーブ144内に挿入接続されて密閉容器
12内に連通する。
【0046】また、スリーブ142内には下シリンダ4
0に冷媒ガスを導入するための冷媒導入管94の一端が
挿入接続され、この冷媒導入管94の一端は下シリンダ
40の吸込通路60に連通される。この冷媒導入管94
の他端はアキュムレータ146の下端に接続されてい
る。また、スリーブ143内には冷媒吐出管96が挿入
接続され、この冷媒吐出管96の一端は吐出消音室62
に連通される。
【0047】上記アキュムレータ146は吸込冷媒の気
液分離を行うタンクであり、密閉容器12の容器本体1
2Aの上部側面に溶接固定された密閉容器側のブラケッ
ト147にアキュムレータ側のブラケット148を介し
て取り付けられている。このブラケット148はブラケ
ット147から上方に延在し、アキュムレータ146の
上下方向の略中央部を保持しており、その状態でアキュ
ムレータ146は密閉容器12の側方に沿うかたちで配
置される。冷媒導入管92はスリーブ141から出た
後、実施例では右方に屈曲した後、上昇しており、アキ
ュムレータ146の下端はこの冷媒導入管92に近接す
るかたちとなる。そこで、アキュムレータ146の下端
から降下する冷媒導入管94は、スリーブ141から見
て冷媒導入管92の屈曲方向とは反対の左側を迂回して
スリーブ142に至るように引き回されている(図
3)。
【0048】即ち、上部支持部材38と下部支持部材4
0の吸込通路58、60にそれぞれ連通する冷媒導入管
92、94は密閉容器12から見て水平方向で反対の方
向に屈曲されたかたちとされており、これにより、アキ
ュムレータ146の上下寸法を拡大して容積を増やして
も、各冷媒導入管92、94が相互に干渉しないように
配慮されている。
【0049】また、スリーブ141、143、144の
外面周囲には配管接続用のカプラが係合可能な鍔部15
1が形成されており、スリーブ142の内面には配管接
続用のネジ溝152が形成されている。これにより、ス
リーブ141、143、144にはロータリコンプレッ
サ10の製造工程における完成検査で気密試験を行う場
合に試験用配管のカプラを鍔部151に容易に接続でき
るようになると共に、スリーブ142にはネジ溝152
を使用して試験用配管を容易にネジ止めできるようにな
る。特に、上下で隣接するスリーブ141と142は、
一方のスリーブ141に鍔部151が、他方のスリーブ
142にネジ溝152が形成されていることで、狭い空
間で試験用配管を各スリーブ141、142に接続可能
となる。
【0050】図18は本発明を適用した実施例の給湯装
置153の冷媒回路を示しており、上述したロータリコ
ンプレッサ10は図18に示す給湯装置153の冷媒回
路の一部を構成する。即ち、ロータリコンプレッサ10
の冷媒吐出管96は水を加熱して温水を生成するための
ガスクーラ154の入口に接続される。このガスクーラ
154が給湯装置153の図示しない貯湯タンクに設け
られる。ガスクーラ154を出た配管は減圧装置として
の膨張弁156を経て蒸発器157の入口に至り、蒸発
器157の出口は冷媒導入管94に接続される。また、
冷媒導入管92の中途部からは図2、図3では図示して
いないが除霜回路を構成するデフロスト管158が分岐
し、流路制御装置としての電磁弁159を介してガスク
ーラ154の入口に至る冷媒吐出管96に接続されてい
る。尚、図18ではアキュムレータ146は省略されて
いる。
【0051】以上の構成で次に動作を説明する。尚、図
18において202はマイクロコンピュータから構成さ
れる制御装置である。制御装置202はロータリコンプ
レッサ10の電動要素14の回転数制御を行うと共に、
電磁弁159や膨張弁156の制御も行う。そして、加
熱運転では制御装置202は電磁弁159は閉じている
ものとする。制御装置202によりターミナル20およ
び図示されない配線を介して電動要素14のステータコ
イル28に通電されると、電動要素14が起動してロー
タ24が回転する。この回転により回転軸16と一体に
設けた上下偏心部42、44に嵌合された上下ローラ4
6、48が上下シリンダ38、40内を偏心回転する。
【0052】これにより、冷媒導入管94および下部支
持部材56に形成された吸込通路60を経由して吸込ポ
ート162から下シリンダ40の低圧室側に吸入された
低圧(一段目吸入圧LP:4MPaG)の冷媒ガスは、
ローラ48とベーンの動作により圧縮されて中間圧(M
P1:8MPaG)となり下シリンダ40の高圧室側よ
り吐出ポート41、下部支持部材56に形成された吐出
消音室64から連通路63を経て中間吐出管121から
密閉容器12内に吐出される。
【0053】このとき、中間吐出管121は上方の電動
要素14のステータ22に巻装された相隣接するステー
タコイル28、28間の隙間に指向しているので、未だ
比較的温度の低い冷媒ガスを電動要素14方向に積極的
に供給できるようになり、電動要素14の温度上昇が抑
制されるようになる。また、これによって、密閉容器1
2内は中間圧(MP1)となる。
【0054】そして、密閉容器12内の中間圧の冷媒ガ
スは、スリーブ144から出て(中間吐出圧は前記MP
1)冷媒導入管92及び上部支持部材54に形成された
吸込通路58を経由して吸込ポート161から上シリン
ダ38の低圧室側に吸入される(2段目吸入圧MP
2)。吸入された中間圧の冷媒ガスは、ローラ46とベ
ーン50の動作により2段目の圧縮が行なわれて高温高
圧の冷媒ガスとなり(2段目吐出圧HP:12MPa
G)、高圧室側から吐出ポート39を通り上部支持部材
54に形成された吐出消音室62、冷媒吐出管96を経
由してガスクーラ154内に流入する。このときの冷媒
温度は略+100℃まで上昇しており、係る高温高圧の
冷媒ガスはガスクーラ154から放熱し、貯湯タンク内
の水を加熱して約+90℃の温水を生成する。
【0055】一方、ガスクーラ154において冷媒自体
は冷却され、ガスクーラ154を出る。そして、膨張弁
156で減圧された後、蒸発器157に流入して蒸発し
(このときに周囲から吸熱する)、アキュムレータ14
6(図18では示していない)を経て冷媒導入管94か
ら第1の回転圧縮要素32内に吸い込まれるサイクルを
繰り返す。
【0056】特に、低外気温の環境ではこのような加熱
運転で蒸発器157には着霜が成長する。その場合、前
記制御装置202は電磁弁159を開放し、膨張弁15
6は全開状態として蒸発器157の除霜運転を実行す
る。これにより、密閉容器12内の中間圧の冷媒(第2
の回転圧縮要素34から吐出された少量の高圧冷媒を含
む)は、デフロスト管158を通ってガスクーラ154
に至る。この冷媒の温度は+50〜+60℃程であり、
ガスクーラ154では放熱せず、当初は逆に冷媒が熱を
吸収するかたちとなる。そして、ガスクーラ154から
出た冷媒は膨張弁156を通過し、蒸発器157に至る
ようになる。即ち、蒸発器157には略中間圧の比較的
温度の高い冷媒が減圧されずに実質的に直接供給される
かたちとなり、これによって、蒸発器157は加熱さ
れ、除霜される。その際、ガスクーラ154からは温水
の熱が冷媒によって蒸発器157に搬送されるかたちと
なる。
【0057】第2の回転圧縮要素34から吐出された高
圧冷媒を減圧せずに蒸発器157に供給して除霜した場
合には、膨張弁156が全開のために第1の回転圧縮要
素32の吸込圧力が上昇し、これにより、第1の回転圧
縮要素32の吐出圧力(中間圧)が高くなる。この冷媒
は第2の回転圧縮要素34を通って吐出されるが、膨張
弁156が全開のために第2の回転圧縮要素34の吐出
圧力が第1の回転圧縮要素32の吸込圧力と同様となっ
てしまうために第2の回転圧縮要素34の吐出(高圧)
と吸込(中間圧)で圧力の逆転現象が発生してしまう。
しかしながら、上述の如く第1の回転圧縮要素32から
吐出された中間圧の冷媒ガスを密閉容器12から取り出
して蒸発器157の除霜を行うようにしているので、係
る高圧と中間圧の逆転現象を防止することができるよう
になる。
【0058】ここで、第2の回転圧縮要素34のベーン
50の慣性力Fviは、次式で表現される。 Fvi[θ]=−mv・d2×[θ]/dt2 ・・・・ 上記mvはベーン50の質量である。従って、ベーン5
0の慣性力Fviはベーン50の質量と電動要素14の
回転数fで決定され、その最大値は図21に示す如く回
転数fが上昇する程大きくなる。また、スプリング76
の付勢力(バネ力)Fvsの最大値は電動要素14の回
転数fに関係無く図21に示すように略一定である。
【0059】そして、図21に示すように例えば電動要
素14の回転数f1まではベーン50の慣性力Fviが
スプリング76の付勢力Fvsより小さく、f1で逆転
するものとすると、制御装置202は蒸発器157の除
霜運転中、ロータリコンプレッサ10の電動要素14の
回転数fを上記f1若しくはそれ以下の回転数で運転す
る。
【0060】ここで、蒸発器157の除霜中は、前述の
如く第2の回転圧縮要素34から吐出された冷媒ガスを
膨張弁156で減圧せずに蒸発器157に流入させ、更
に、第1の回転圧縮要素32から密閉容器12内に吐出
された冷媒ガスも蒸発器157に流入させるようにして
いるので、第2の回転圧縮要素34の吐出と吸込の圧力
差が無くなる。そのため、ベーン50には背圧室201
から背圧が加わらなくなり、ベーン50をローラ46に
押し付ける力はスプリング76の付勢力Fvsのみとな
る。
【0061】従って、ベーン50の慣性力Fviがこの
スプリング76の付勢力Fvsを上回ると、ベーン50
がローラ46から離れてしまう所謂ベーン飛びが発生す
るようになるが、上述の如く制御装置202は蒸発器1
57の除霜中、電動要素14の回転数をf1若しくはそ
れ以下とするので、ベーン50の慣性力Fviがスプリ
ング76の付勢力Fvsを上回ることが無くなり、ベー
ン飛びによる耐久性の低下が回避される。
【0062】尚、上記実施例では蒸発器157の除霜
時、制御装置202がロータリコンプレッサ10の電動
要素14の回転数を制御してベーン飛びを回避したが、
それに限らず、除霜時における電動要素14の回転数が
所定値(例えば、実施例の給湯装置153では100H
z程となる。)に予め設定されている場合には、ロータ
リコンプレッサ10のベーン50の素材や形状を設計す
るときに、当該質量mvから生じる慣性力が上記除霜時
における回転数(100Hz)においてスプリング76
の付勢力より大きくならないようにしてもよい。また、
逆にスプリング76を採用する際に、その付勢力が上記
回転数におけるベーン50の慣性力を上回るように選択
してもよい。
【0063】ここで、図19は本発明を適用した給湯装
置153の他の冷媒回路を示している。この図において
図18と同一符号は同一若しくは同等の作用を奏するも
のとする。この場合は図18の冷媒回路に加えて冷媒吐
出管96と膨張弁156及び蒸発器157の間の配管と
を連通するもう一つのデフロスト管158Aが設けら
れ、このデフロスト管158Aにはもう一つの電磁弁1
59Aが介設されたかたちとされている。尚、この場合
もこの図では示さない制御装置202によりロータリコ
ンプレッサ10、膨張弁156及び電磁弁159、15
9Aは制御される。
【0064】係る構成で加熱運転では双方の電磁弁15
9、159Aを閉じているので動作は前述と同様であ
る。一方、蒸発器157の除霜時には電磁弁159と1
59Aの双方を開放する。すると、密閉容器12内の中
間圧の冷媒と第2の回転圧縮要素34から吐出された少
量の高圧冷媒はデフロスト管158と158Aを経て膨
張弁156の下流側に流れ、減圧されること無く直接蒸
発器157に流入することになる。係る構成によっても
第2の回転圧縮要素34における圧力逆転は回避され
る。
【0065】また、図20は給湯装置153の更にもう
一つの冷媒回路を示している。この場合も図18と同一
符号は同一若しくは同等の作用を奏するものとし、やは
りこの図では示さない制御装置202によりロータリコ
ンプレッサ10、膨張弁156及び電磁弁159は制御
される。この場合、図18におけるデフロスト管158
はガスクーラ154の入口には接続されず、膨張弁15
6及び蒸発器157の間の配管に接続されている。係る
構成によれば、電磁弁159を開いた場合、図19同様
密閉容器12内の中間圧の冷媒は膨張弁156の下流側
に流れ、減圧されずに直接蒸発器157に流入すること
になる。これにより、除霜時に生じる第2の回転圧縮要
素34の圧力逆転が生じなくなるのに加え、図19に比
べれば電磁弁の数を減らすことができるメリットがあ
る。
【0066】ここで、実施例ではロータリコンプレッサ
10を給湯装置153の冷媒回路に用いたが、請求項1
乃至請求項4ではこれに限らず、室内の暖房用などに用
いても本発明は有効である。
【0067】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、蒸発
器の除霜時にロータリコンプレッサの第2の回転圧縮要
素から吐出された冷媒ガスと第1の回転圧縮要素から吐
出された冷媒ガスを減圧せずに蒸発器に流入させるよう
にしているので、蒸発器の除霜時にロータリコンプレッ
サの第2の回転圧縮要素の吐出と吸込の圧力逆転が発生
する不都合を未然に防止することができるようになる。
【0068】特に、蒸発器の除霜時の電動要素の回転数
におけるベーンの慣性力が、バネ部材の付勢力よりも小
さくなるので、蒸発器の除霜時に第2の回転圧縮要素に
おいてベーン飛びが発生する不都合も回避される。これ
により、ロータリコンプレッサの耐久性を損なうこと無
く、蒸発器の除霜を行うことが可能となるものである。
【0069】そして、本発明は請求項4の如くCO2
スを冷媒として使用する場合おいて特に顕著な効果を奏
する。また、請求項5の如くガスクーラにて温水を生成
するものの場合には、冷媒によりガスクーラの温水の熱
を蒸発器に搬送することが可能となり、蒸発器の除霜を
より一層迅速に行えるようになる効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用する実施例のロータリコンプレッ
サの縦断面図である。
【図2】図1のロータリコンプレッサの正面図である。
【図3】図1のロータリコンプレッサの側面図である。
【図4】図1のロータリコンプレッサのもう一つの縦断
面図である。
【図5】図1のロータリコンプレッサの更にもう一つの
縦断面図である。
【図6】図1のロータリコンプレッサの電動要素部分の
平断面図である。
【図7】図1のロータリコンプレッサの回転圧縮機構部
の拡大断面図である。
【図8】図1のロータリコンプレッサの第2の回転圧縮
要素のベーン部分の拡大断面図である。
【図9】図1のロータリコンプレッサの下部支持部材及
び下部カバーの断面図である。
【図10】図1のロータリコンプレッサの下部支持部材
の下面図である。
【図11】図1のロータリコンプレッサの上部支持部材
及び上部カバーの上面図である。
【図12】図1のロータリコンプレッサの上部支持部材
及び上カバーの断面図である。
【図13】図1のロータリコンプレッサの中間仕切板の
上面図である。
【図14】図13A−A線断面図である。
【図15】図1のロータリコンプレッサの上シリンダの
上面図である。
【図16】図1のロータリコンプレッサの上シリンダの
吸入側の圧力変動を示す図である。
【図17】図1のロータリコンプレッサの回転軸の連結
部の形状を説明するための断面図である。
【図18】本発明を適用した給湯装置の冷媒回路図であ
る。
【図19】本発明を適用した他の実施例の給湯装置の冷
媒回路図である。
【図20】本発明を適用したもう一つの他の実施例の給
湯装置の冷媒回路図である。
【図21】図1のロータリコンプレッサの電動要素の回
転数に対するベーンの慣性力の最大値とスプリングの付
勢力の最大値を示す図である。
【符号の説明】
10 ロータリコンプレッサ 12 密閉容器 14 電動要素 16 回転軸 18 回転圧縮機構部 20 ターミナル 32 第1の回転圧縮要素 34 第2の回転圧縮要素 36 中間仕切板 38、40 シリンダ 39、41 吐出ポート 42 偏心部 44 偏心部 46 ローラ 48 ローラ 50 ベーン 54 上部支持部材 56 下部支持部材 62 吐出消音室 64 吐出消音室 66 上部カバー 68 下部カバー 70 案内溝 70A 収納部 76 スプリング(バネ部材) 92、94 冷媒導入管 96 冷媒吐出管 153 給湯装置 154 ガスクーラ 156 膨張弁 157 蒸発器 158、158A デフロスト管 159、159A 電磁弁 201 背圧室 202 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 兼三 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 里 和哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松浦 大 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 斎藤 隆泰 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3H029 AA01 AA04 AA11 AA12 AA13 AB03 AB05 AB08 BB11 BB13 BB42 BB49 CC46

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に電動要素と、該電動要素に
    て駆動される第1及び第2の回転圧縮要素を備え、前記
    第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記密閉容
    器内に吐出し、更にこの吐出された中間圧の冷媒ガスを
    前記第2の回転圧縮要素で圧縮するロータリコンプレッ
    サと、該ロータリコンプレッサの前記第2の回転圧縮要
    素から吐出された冷媒が流入するガスクーラと、該ガス
    クーラの出口側に接続された減圧装置と、該減圧装置の
    出口側に接続された蒸発器とを備え、該蒸発器から出た
    冷媒を前記第1の回転圧縮要素にて圧縮する冷媒回路に
    おいて、 前記ロータリコンプレッサは、前記第2の回転圧縮要素
    を構成するためのシリンダ及び前記電動要素の回転軸に
    形成された偏心部に嵌合されて前記シリンダ内で偏心回
    転するローラと、該ローラに当接して前記シリンダ内を
    低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、該ベーンを常
    時前記ローラ側に付勢するためのバネ部材と、前記ベー
    ンに前記第2の回転圧縮要素の吐出圧力を背圧として加
    えるための背圧室とを備え、 前記蒸発器の除霜時に、前記第2の回転圧縮要素から吐
    出された冷媒ガスを前記減圧装置にて減圧せずに当該蒸
    発器に流入させ、更に、前記第1の回転圧縮要素から吐
    出された冷媒ガスを前記蒸発器に流入させると共に、前
    記ロータリコンプレッサの電動要素を所定の回転数にて
    運転し、且つ、当該回転数における前記ベーンの慣性力
    が、前記バネ部材の付勢力よりも小さくなるようにした
    ことを特徴とする冷媒回路の除霜装置。
  2. 【請求項2】 密閉容器内に電動要素と、該電動要素に
    て駆動される第1及び第2の回転圧縮要素を備え、前記
    第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記密閉容
    器内に吐出し、更にこの吐出された中間圧の冷媒ガスを
    前記第2の回転圧縮要素で圧縮するロータリコンプレッ
    サと、該ロータリコンプレッサの前記第2の回転圧縮要
    素から吐出された冷媒が流入するガスクーラと、該ガス
    クーラの出口側に接続された減圧装置と、該減圧装置の
    出口側に接続された蒸発器とを備え、該蒸発器から出た
    冷媒を前記第1の回転圧縮要素にて圧縮する冷媒回路に
    おいて、 前記ロータリコンプレッサは、前記第2の回転圧縮要素
    を構成するためのシリンダ及び前記電動要素の回転軸に
    形成された偏心部に嵌合されて前記シリンダ内で偏心回
    転するローラと、該ローラに当接して前記シリンダ内を
    低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、該ベーンを常
    時前記ローラ側に付勢するためのバネ部材と、前記ベー
    ンに前記第2の回転圧縮要素の吐出圧力を背圧として加
    えるための背圧室とを備え、 前記蒸発器の除霜時に、前記第2の回転圧縮要素から吐
    出された冷媒ガスを前記減圧装置にて減圧せずに当該蒸
    発器に流入させ、更に、前記第1の回転圧縮要素から吐
    出された冷媒ガスを前記蒸発器に流入させると共に、前
    記ベーンの慣性力が前記バネ部材の付勢力よりも小さく
    なる回転数で前記ロータリコンプレッサの電動要素を運
    転することを特徴とする冷媒回路の除霜装置。
  3. 【請求項3】 密閉容器内に電動要素と、該電動要素に
    て駆動される第1及び第2の回転圧縮要素を備え、前記
    第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記密閉容
    器内に吐出し、更にこの吐出された中間圧の冷媒ガスを
    前記第2の回転圧縮要素で圧縮すると共に、前記第2の
    回転圧縮要素から吐出された冷媒が流入するガスクーラ
    と、該ガスクーラの出口側に接続された減圧装置と、該
    減圧装置の出口側に接続された蒸発器とを備えて当該蒸
    発器の除霜時に前記電動要素を所定の回転数で運転し、
    且つ、前記第1及び2の回転圧縮要素から吐出された冷
    媒ガスを減圧せずに前記蒸発器に流入させる冷媒回路に
    使用されるロータリコンプレッサおいて、 前記第2の回転圧縮要素を構成するためのシリンダ及び
    前記電動要素の回転軸に形成された偏心部に嵌合されて
    前記シリンダ内で偏心回転するローラと、 該ローラに当接して前記シリンダ内を低圧室側と高圧室
    側に区画するベーンと、 該ベーンを常時前記ローラ側に付勢するためのバネ部材
    と、 前記ベーンに前記第2の回転圧縮要素の吐出圧力を背圧
    として加えるための背圧室とを備え、 前記蒸発器の除霜時の前記電動要素の回転数における前
    記ベーンの慣性力が、前記バネ部材の付勢力よりも小さ
    くなることを特徴とする冷媒回路用ロータリコンプレッ
    サ。
  4. 【請求項4】 前記各回転圧縮要素は、CO2ガスを冷
    媒として圧縮することを特徴とする請求項1、請求項2
    又は請求項3の冷媒回路の除霜装置又は冷媒回路用ロー
    タリコンプレッサ。
  5. 【請求項5】 前記ガスクーラからの放熱により温水を
    生成することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3又は請求項4の冷媒回路の除霜装置又はロータリコン
    プレッサ。
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